JP6409155B2 - 緩み防止ワッシャー付き捻子 - Google Patents

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Description

この発明は、壁面、天井面、部材等の被固定材に締め込んだり、打ち込んで固定したり 部品を組み立て接合する際に使用する捻子(釘、針含む)において 緩み、脱落を防止する機能を有した緩み防止ワッシャー付き捻子に関する。
従来の壁面、天井面、部材等の被固定材にフック等部品を固定したり 部品を組み立て接合する際 捻子(釘、針含む)を使用して締め込んだり、打ち込んで締結し固定する方法が一般的であるが フック等に吊り下げた物品の重みによる荷重、振動等により容易に捻子に緩みが発生したり 外れて脱落する危険性がある。
このように 固定された捻子の締結力は 被固定材に締結埋設された捻子と被固定材の摩擦力に依存しており 物品の重みによる長期間の荷重負荷や継続的振動を受ける環境下においては 容易に捻子の締結力に緩みが生じる。
特許公開平8−135642 特許文献1の緩防止付捻子は 捻子の締め付け接触面に硬い材質の両端が鋭く尖った楔を一個以上打ちこんで 捻子の接触面に尖った楔を取り付けた捻子で 簡略な構成でありながら緩み防止力に優れた捻子が得られるとしている。被締結部の接触面に超硬質の楔が楽々と突き刺さり 捻子の緩みを防止でき 振動揺れに強く 油濡れ、塗膜溶けにも強い緩み防止捻子となるとしている。
しかし楔と捻子の締め付け接触面が固定され一体となっている為 回転して締め込んで行く時 締結時の抵抗が大きく締め付けに強い力を必要とし 又捻子に負荷が掛かる時楔にも同時に負荷がかる為その影響を受け易い。
発明が解決しようとする課題
そこでこの発明は 被固定材の締結部に対して 容易に軽い力で締め込み固定する事が出来、なお且つ強い締結力を確保し維持できる緩み防止機能を備えた緩み防止ワッシャー付き捻子(釘、針含む)の提供を課題とする。
課題を解決するための手段
以上の課題を解決するための本発明は、被固定材に締め込み固定する緩み防止ワッシャー付き捻子において、捻子本体と、ワッシャーと、を備え、前記捻子本体は、基端部分
が最大径となる軸と、前記軸の側に座面を有している頭と、前記軸の前記基端部分と前記頭の前記座面との間に設けられ、前記軸の前記基端部分よりも小径である首と、を有していることで、前記軸の前記基端部分と前記頭の前記座面とによって前記首の部分に環状の凹部が構成されていて、前記ワッシャーは、前記頭の前記座面に面するように前記凹部に配置され、内径が前記軸の前記基端部分よりも小径であるワッシャー本体と、前記ワッシャー本体と共に前記凹部に配置され、前記ワッシャー本体の内周縁部から前記軸の前記基端部分の側に延びていると共に、前記ワッシャー本体の前記内周縁部から前記軸の前記基端部分の側に向かって外径が縮小しているテーパー状に構成されていて、最大外径となる部分が前記軸の前記基端部分よりも大径である楔と、を有していることを特徴とする緩み防止ワッシャー付き捻子である。
発明の効果
本発明によれば 捻子(釘、針を含む)を被固定材に締め込んだり、打ち込んで固定する場合 捻子単体では締結力は被固定材に埋設された捻子軸と被固定材との摩擦力に依存する為 長時間に渡る荷重負荷、継続的振動等の環境下においては緩みが生じ易い従来の捻子等の固定具に 捻子頭座面の被固定材との締結面に楔機能を有したワッシャーを設置し 捻子を締め込むに従い捻子軸と被固定材との隙間に楔が打ち込まれ強い締結力を実現することが出来る。ワッシャーにより 捻子はスムーズに回転し締め込みが出来ると共に 捻子を締め込む圧力でワッシャー内円部に締結部に向けて設置された楔が捻子軸と被固定材の隙間打ち込まれる為 一回の作業で捻子が緩まない強固な締結、固定が実現できる。
緩み防止ワッシャー付捻子の正面図 (A)ワッシャー無、(B)ワッシャー有 緩み防止ワッシャー(A)上面図、(B)側面図、(C)断面図 緩み防止ワッシャーの斜視図 緩み防止ワッシャー付捻子の斜視図(下方向から緩み防止ワッシャーを取り付けた状態を見た図) 緩み防止ワッシャー付捻子を被固定材に取り付けた断面図 (A)楔打ち込み前、(B)楔打ち込み後 緩み防止ワッシャー付捻子を締結した状態の平面断面図(ワッシャーと被固定材締結部の接触部) 緩み防止ワッシャー付捻子で2材(被固定材と取り付け部材)を締結した状態の断面図
以下本発明の実施形態を 図面を参照に説明する。
図1は 緩み防止ワッシャー付捻子を正面から見た図を示す。(A)は捻子1単体、(B)は捻子1に緩み防止ワッシャー10をセットした図である。(A)は捻子切り始め上の捻子軸最大径部12に対し 捻子頭座面下から捻子切り始め上までの捻子軸径を小径にして円周に凹部を形成し、(B)はこの凹部分にワッシャー10をセットした状態を示す。この捻子軸凹部11とワッシャー10内径はほぼ同一寸法で隙間なく密着してセットされる。
図2は 緩み防止ワッシャー10単体を各方向から見た状態を示す図である。(A)は楔10aを上に向けた状態では真上から見た図である。ワッシャー10の円周の一部は切り離された切断部10bを形成し 捻子頭座面下の捻子軸凹部11に取り付ける際 ワッシャー10内径より大径の捻子軸を通す時広がり通し易い構造になっている。楔10aは5分割されており 楔先はワッシャー10中心に向かいテーパー状に縮小している。(B)はワッシャー10を側面から見た図である。(C)はワッシャー10の断面状態を示す図である。共に 楔10aがワッシャー10との接合部から楔先端に向かいテーパー状に縮小している。これら楔形状は 楔10aが打ち込まれる際隙間に入り易く 以降の楔10a全体の打ち込みを誘導する。
図3は 緩み防止ワッシャー10の斜め上から見た状態を示す。リング状のワッシャー10の円周一部が切り離され切断部10bが形成され 楔10aがワッシャー内径部に下方方向に向けて設置されている。ワッシャー10は締め込む捻子のスムーズな回転を助け楔10aは捻子が締め込まれる圧力で隙間に打ち込まれていく。
図4は ワッシャー10を捻子頭座面下の捻子軸凹部11に設置した状態を下方向から見たところを示している。ワッシャー10内径と捻子頭座面下の捻子軸凹部11径がほぼ同寸法の為密着した状態で取り付けられている。
図5は 緩み防止ワッシャー付捻子を 被固定材14に締め込む時の断面を示している。(A)は楔10aが打ち込まれる直前の状態、(B)は被固定材14に楔10aが打ち込まれ固定された状態を示している。捻子切り始め上の捻子軸最大径部12と捻子軸凹部11の直径差により捻子1が締め込まれるに従い 最大径部12により開けられる穴で捻子頭座面下の捻子軸凹部11と被固定材14の間に隙間13が形成されていき この隙間13に捻子1を締め込む圧力で楔10aが打ち込まれていく。隙間寸法は 外周は捻子軸最大径部12、内周は捻子軸凹部11寸法と同じになり、深さは締め込まれた捻子軸凹部11と同じになる。よって(A)の隙間13深さは 捻子軸最大径部12から楔先端までの高さであり (B)の隙間深さは捻子軸最大径部12からワッシャー10と被固定材の接触面までの高さになる。
図6は 緩み防止ワッシャー付捻子の被固定材14と捻子軸凹部11の隙間13に楔10aが打ち込まれ締結、固定された状態の ワッシャー10と被固定材14の接触面を上から見た平面断面を示している。捻子頭座面下の捻子軸凹部11とワッシャー10内径が密着し 捻子軸凹部11と被固定材14の隙間13に楔10aが打ち込まれた嵌合状態を示している。被固定材14と捻子軸凹部11で形成された同心円状の隙間13に 分割された楔10aが打ち込まれている。楔10aの形状は 捻子軸凹部11と被固定材14で出来た同心円状の隙間13とは異なったR形状で偏心して形成され コーナー四隅角も捻子軸凹部11と被固定材14の隙間13より大きく交錯する寸法、形状に設定されて しっかり嵌め込まれ捻子の戻り、緩みを防止できる。楔10aの全体形状は 台形形状で先端に向かいテーパー状に縮小し打ち込み始めは隙間13にスムーズに入り 打ち込みが進むに従い交錯する部分が圧入されしっかり固定される。凹状態の隙間13に 凸形状の楔10aを打ち込んでいく構造で 楔の偏心形状と4隅の角形状が 最大で隙間の寸法超える為 締め込むに従い打ち込まれる楔10aが隙間13を押し広げ嵌め込まれる為より強力に固定される。
図7は 緩み防止ワッシャー付捻子で 被固定材14と取り付け部材15を重ねて固定した状態を示した断面図である。捻子1は取り付け部材15に開けられた孔を貫通して被固定材に締め込まれ、楔10aが打ち込まれ 同時に捻子頭座面外周部分で取り付け部材15を被固定材14に押圧し被固定材14と取り付け部材15の2材を接合固定する。
1 捻子本体
10 ワッシャー
10a 楔
10b ワッシャー切断部
11 捻子軸凹部
12 捻子軸最大径部
13 隙間(捻子軸凹部と被固定材の)
14 被固定材
15 取り付け部材

Claims (1)

  1. 被固定材締め込み固定する緩み防止ワッシャー付き捻子において
    捻子本体と、ワッシャーと、を備え、
    前記捻子本体は、
    基端部分が最大径となる軸と、
    前記軸の側に座面を有している頭と、
    前記軸の前記基端部分と前記頭の前記座面との間に設けられ、前記軸の前記基端部分よりも小径である首と、を有していることで、
    前記軸の前記基端部分と前記頭の前記座面とによって前記首の部分に環状の凹部が構成されていて、
    前記ワッシャーは、
    前記頭の前記座面に面するように前記凹部に配置され、内径が前記軸の前記基端部分よりも小径であるワッシャー本体と、
    前記ワッシャー本体と共に前記凹部に配置され、前記ワッシャー本体の内周縁部から前記軸の前記基端部分の側に延びていると共に、前記ワッシャー本体の前記内周縁部から前記軸の前記基端部分の側に向かって外径が縮小しているテーパー状に構成されていて、最大外径となる部分が前記軸の前記基端部分よりも大径である楔と、を有していることを特徴とする
    緩み防止ワッシャー付き捻子。
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