JP6408776B2 - 支柱立設用鞘管及び支柱の立設方法 - Google Patents
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Description
上端に支柱挿入口を有する筒状部材によって形成され、その支柱挿入口を施工面に露出させた状態で施工面下に埋め込まれる鞘管本体と、
基端側に取付片を有する板状部材によって形成され、支柱挿入口の開閉を行う蓋体と、
上端に蓋体取付口を有する囲壁状部材によって形成され、鞘管本体の上端近傍の外周部から外方に突出して設けられた蓋体取付基体と、
蓋体取付基体の内側に設けられ、蓋体取付口から蓋体取付基体の内側に挿入された取付片を回動可能な状態で取り付ける蓋体取付機構と、
を備えた支柱立設用鞘管であって、
蓋体取付口を通じた操作のみによって取付片を蓋体取付機構に取り付け又は蓋体取付機構から取り外しすることが可能な構造とされたことを特徴とする支柱立設用鞘管
を提供することによって解決される。
鞘管本体110は、図2に示すように、立設対象の支柱200の下部を挿入するための部分となっている。鞘管本体110の寸法や形状は、支柱200の寸法や種類等によっても異なり、特に限定されない。本実施態様の支柱立設用鞘管100において、鞘管本体110は、外径が89.1mm、内径が82.7mm、高さが420mmの有底円筒状に形成しており、ボラード等の支柱200を立設するものとして好適に使用できるものとなっている。また、鞘管本体110の素材は、必要な強度を有するものであれば、特に限定されないが、通常、強度と耐食性に優れた金属が採用される。本実施態様の支柱立設用鞘管100において、鞘管本体110は、耐食処理(溶融亜鉛メッキ)を施した炭素鋼によって形成している。
蓋体120は、図5に示すように、その基端側に取付片121が設けられている。蓋体120は、鞘管本体110に支柱200が挿入されていないときに、支柱挿入口111を塞ぐだけでなく、図2に示すように、鞘管本体110に支柱200が挿入されているときには、支柱200が鞘管本体110から引き抜かれないように、鞘管本体110と支柱200を連結する機能をも有している。本実施態様の支柱立設用鞘管100において、蓋体120には、固定孔122を設けており、この固定孔122に固定具400を通すことにより、蓋体120に対して支柱200を固定できるようにしている。
蓋体取付基体130は、図5に示すように、鞘管本体110の上端近傍の外周部から外方に突出して設けられている。蓋体取付基体130は、後述する蓋体取付機構140を収容するための部分となっている。蓋体取付基体130は、その外側の充填材320(図1,2を参照。)や土等がその内側(後述する蓋体取付機構140が収容される空間)に入り込まないようにできるものであれば、その寸法や形状を限定されない。本実施態様の支柱立設用鞘管100において、蓋体取付基体130は、縦が約65mm、横が約38mm、高さが約35mmの有底中空直方体状となっている。蓋体取付基体130の素材は、特に限定されないが、通常、強度と耐食性に優れた金属が採用される。本実施態様の支柱立設用鞘管100において、蓋体取付基体130は、鞘管本体110と同じ素材(炭素鋼)によって形成しており、鞘管本体110に溶接している。
蓋体取付機構140は、図4〜6に示すように、蓋体取付口131から蓋体取付基体130の内側に挿入された蓋体120の取付片121を回動可能な状態で取り付けるためのものとなっている。蓋体取付機構140は、蓋体取付口131を通じた操作のみによって取付片121を取り付け又は取り外しすることが可能なものであれば、その具体的な構造は特に限定されない。蓋体取付基体140は、既に述べたように、図7〜9に示すような形態としてもよいが、本実施態様の支柱立設用鞘管100においては、図4〜6に示すように、蓋体取付基体130の内側に突出した状態に設けられる支軸141と、支軸141の外周部に対して回動可能な状態で巻回された弾性部材142とで構成している。支軸141は、蓋体取付基体130の一対の側壁に設けられた支軸挿通孔132に挿通可能なボルトを用いている。支軸141の先端には、ナット143が螺合される。本実施態様の支柱立設用鞘管100においては、2個のナット143を使用しており、緩みにくくしている。一方、弾性部材142は、支軸141の外周部に対して回動可能な状態で巻回された一対の巻回部142aと、巻回部142aの両端部に設けられた弾性的に進退変位可能な一対の係合端部142bと、一対の巻回部142aを連結する連結部142cとで構成している。
[取付手順1] 取付片121を蓋体取付口131から蓋体取付基体130の内側に挿入する(図6)。
[取付手順2] 支軸導入路121dの入口が支軸141の側(下側)を向くように、取付片121の角度を調節する。
[取付手順3] 支軸141の外周部における一対の巻回部142aが巻回された部分の外側に一対の起立部121bを宛がう。
[取付手順4] 取付片121を動かし、それぞれの支軸導入路121dを通じてそれぞれの支軸挿通孔121cまで支軸141を導き入れる。
[取付手順5] 弾性部材142における一対の係合端部142bを内側へ押し込んで弾性的に変位させる。
[取付手順6] 取付片121又は弾性部材142の角度を調節し、弾性部材142における一対の係合端部142bをそれぞれの被係合部121eに重ね合わせる。
[取付手順7] 弾性部材142の一対の係合端部142bの押し込みを解除し、一対の係合端部142bを初期位置に復帰させ、一対の係合端部142bをそれぞれの被係合部121eに係合させる(図4)。
[取外手順1] 弾性部材142における一対の係合端部142bを内側へ押し込んで弾性的に変位させることによって、係合端部142bと被係合部121eとの係合を外し、取付片121と弾性部材142とが独立して回動できる状態(一体的に回動しない状態)とする。
[取外手順2] 支軸導入路121dの入口が下側を向くように、取付片121の角度を調節する。
[取外手順3] 取付片121を上側に持ち上げることで、支軸141を支軸挿通孔121cから支軸導入路121dへ移動させる。
[取外手順4] そのまま取付片121を上側に持ち上げ、支軸導入路121dから支軸141を抜け出させる。
110 鞘管本体
111 支柱挿入口
120 蓋体
121 取付片
121a 基板部
121b 起立部
121c 支軸挿通孔
121d 支軸導入路
121e 被係合部
122 固定孔
130 蓋体取付基体
131 蓋体取付口
132 支軸挿通孔
140 蓋体取付機構
141 支軸(ボルト)
142 弾性部材
142a 巻回部
142b 係合端部
142c 連結部
143 ナット
150 開閉手段
200 支柱
300 切り込み砕石
310 基礎ブロック
311 鞘管収容孔
320 充填材
400 固定具
α 施工面
Claims (2)
- 上端に支柱挿入口を有する筒状部材によって形成され、その支柱挿入口を施工面に露出させた状態で施工面下に埋め込まれる鞘管本体と、
基端側に取付片を有する板状部材によって形成され、支柱挿入口の開閉を行う蓋体と、
上端に蓋体取付口を有する囲壁状部材によって形成され、鞘管本体の上端近傍の外周部から外方に突出して設けられた蓋体取付基体と、
蓋体取付基体の内側に設けられ、蓋体取付口から蓋体取付基体の内側に挿入された取付片を回動可能な状態で取り付ける蓋体取付機構と、
を備えた支柱立設用鞘管であって、
蓋体取付機構が、
蓋体取付基体の内側に突出して設けられた支軸と、
支軸の外周部に対して回動可能な状態で巻回された巻回部、及び、弾性的に進退変位可能な係合端部を有する弾性部材と、
で構成され、
蓋体の取付片に、支軸を挿通するための支軸挿通孔と、支軸を取付片の外縁部から支軸取付孔まで導入するための支軸導入路と、弾性部材における係合端部を係合するための被係合部とが設けられることにより、
蓋体取付口を通じた操作のみによって取付片を蓋体取付機構に取り付け又は蓋体取付機構から取り外しすることが可能な構造とされたことを特徴とする支柱立設用鞘管。
- 請求項1記載の支柱立設用鞘管を用いて施工面に支柱を立設する支柱の立設方法。
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