JP6408270B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、真空容器内の処理室内に配置されたウエハ等の被処理体をプラズマを用いて処理するプラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理装置においては、従来より、半導体ウエハ等の板状の試料の表面に形成された膜が複数積層されている所謂多層膜をエッチング処理する時間を短縮するために、上下に隣り合う膜を同一の処理室内部で且つこれらの膜の各々の処理の間に処理室外にウエハを取り出すことなく処理することが行われてきた。このような処理では、処理室内に置かれた試料載置台の温度を適した温度に調整してウエハを処理することが重要である。このため、プラズマ処理装置の試料台には温度センサが取り付けられ、ウエハを加工する場合、加工に適した温度に調整し、加工精度を高めることが行われてきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、ウエハ加工精度の再現性を向上したプラズマ処理装置を提供するために、ヒータに所定の電力を供給した際の温度センサからの出力の時間変化をもとに温度センサの異常を検知する技術が開示されている。
特許文献1に開示の技術においては更に、ウエハが載置される試料載置台に温度センサを取り付ける開口部が設けられ、この開口部に温度センサが取り付けられた構成が記載されている。温度センサと試料載置台との良好な接触を保つため、温度センサの下部には、圧縮バネが取り付けられており、別途取り付けられた抑え部により圧縮バネを圧縮することにより接触を保持している。温度センサと試料載置台の接触が圧縮バネにより保持されることで、高い温度測定精度が実現する。このように取り付けられた温度センサにより試料載置台の温度を測定して試料載置台の上に置かれたウエハの温度を推定し、試料載置台の上部に埋め込まれたヒータでウエハを加熱し、ウエハを加工に適した温度に調整することによりウエハに高精度な加工を施すことができる。
特開2010−245218号公報
そこで発明者等は、特許文献1に記載の技術を、今後さらに微細化・高集積化される半導体デバイスの加工に適用した場合の課題について検討した。その結果、以下の点について十分に考慮されておらず将来的に問題となる恐れの有ることが分かった。
すなわち、エッチング処理プロセスに用いられるマイクロ波が温度センサを取り付ける開口部まで伝搬し、温度センサを加熱し、温度測定精度を低下させる恐れがある。この場合、測定系は実際の基材よりも高い温度を測定し、誤ったヒータ制御が行われてしまうため、ウエハの加工精度の低下が危惧される。
本発明はこれらの問題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、プラズマ処理中であっても、温度センサがマイクロ波の伝搬により加熱されることなく、高い精度の処理を実現可能なプラズマ処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための一実施形態として、真空容器内部の処理室内に配置された試料台上面に載置された被処理体を当該処理室内にマイクロ波または高周波の電界を供給して生成したプラズマを用いて処理するプラズマ処理装置であって、
前記試料台が配置される絶縁板と、
前記試料台の金属製の基材に形成された穴内部に前記絶縁板に形成された貫通孔を介し
て挿入され当該試料台の温度を検出する温度センサと、
前記貫通穴の外周でこれを囲んで前記絶縁板の内部に配置され前記真空容器と電気的に接続された金属製のリングと、を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置とする。
また、真空容器と、
前記真空容器内の真空処理室と、
前記真空処理室内に導入された処理ガスにマイクロ波または高周波エネルギを供給してプラズマを生成するプラズマ生成用高周波波電源と、
前記真空容器と電気的に接続された金属製のベースと、
前記ベース上に絶縁板を介して配置され、金属製の基材、該基材上に配置された誘電体
膜、該誘電体膜内に配置されたヒータ、前記基材内に配置され内部に冷媒が流れる通路、
および前記ヒータが配置された平面位置に対応して前記基材に形成された穴内部に前記絶
縁板と前記ベースとを貫通する貫通孔を介して挿入され温度センサを含み、被処理体が
載置される試料台と、
前記貫通穴の外周でこれを囲んで前記絶縁板の内部に配置され前記ベースと電気的に接続された金属製のリングと、
前記試料台に高周波電圧を印加する高周波バイアス電源と、
前記温度センサからの出力に応じて前記ヒータへ供給される電力を制御し、前記試料台
の温度を調節して前記被処理体の温度を調節する制御部と、を備えたことを特徴とするプ
ラズマ処理装置とする。
本発明によれば、プラズマ処理中であっても、温度センサがマイクロ波の伝搬により加熱されることなく、高い精度の処理を実現可能なプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明の実施例に係るプラズマ処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。 図1に示すプラズマ処理装置における試料台の構成を拡大して示す縦断面図である。 図2に示す試料台の温度センサを取り付ける開口部及び貫通孔の構成を拡大して示す縦断面図である。 本発明の実施例に係るプラズマ処理装置における温度センサの周囲へのマイクロ波の回り込みの低減効果を示すグラフである。
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。なお、同一符号は同一構成要素を示す。
本発明の実施例に係るプラズマ処理装置について図1乃至3を用いて説明する。図1は、本実施例に係るプラズマ処理装置の構成の概略を模式的に示す縦断面図である。本実施例のプラズマ処理装置は、マイクロ波によるECR(Electron Cyclotron Resonance)を用いてプラズマ(マイクロ波ECRプラズマ)を形成するエッチング処理装置を示している。
プラズマ処理装置100は、大きく分けて、内部に円筒形状のプラズマ処理用の処理室103を有する真空容器101とその上方に配置された電界および磁界の供給手段を備えたプラズマ形成部、および真空容器101の下方に配置され処理室103内からのガスや粒子を排気する真空ポンプを有し処理室103内部を減圧された所定の真空度の圧力に調節する排気部とを備えている。さらに、プラズマ処理装置100はこれを構成する部分各々の動作を検知した結果を受信し当該動作を調節するための指令信号を発信するコントローラ(制御装置)112を含む制御部を有している。
真空容器101の上部は円形の開口部を有しこの開口は円板形状の例えば石英製の誘電体窓114により覆われて、真空容器101の開口を構成する上端部と誘電体窓114の外周縁部との間でシール部材が挟まれて処理室103内と外部の大気圧の雰囲気との間が気密に封止される。誘電体窓114の下側の処理室内にはプラズマ処理に用いられるエッチング用のガスが通流する複数の貫通孔を備えた誘電体製(例えば石英製)の円形のシャワープレート115が配置されている。
シャワープレート115と誘電体窓114との間にはこれらに挟まれた空間によりガスの供給路が形成され、ガス源とこれからのガスの流量、速度を調節する調節器とを備えたガス供給装置(図示省略)が連結されている。シャワープレート115の下面は処理室の天井面を構成し、円筒形の処理室103内でその上下方向の軸同士を一致させて配置された円筒または円板形を有した試料台107の円形の上面と対向して配置されている。
真空容器101下方には排気部が真空容器101下面と連結されて配置され、これを構成するターボ分子ポンプ等の真空排気装置102は、試料台107の下方の処理室103の下部に配置された開口である真空排気口を介して処理室103内部と連通されている。また、図示していないが、真空排気装置102と真空排気口との間には複数枚の板形状を有し真空排気口を横切る方向に延在する軸の周りに回転するフラップを有し、当該フラップの回転によって真空排気口の開口の度合、例えば開口の面積が増減されて当該排気口から流出する処理室103内部からのガスや粒子の流量や速度が増減する。本実施例では、コントローラ112からの指令信号に応じて上記開口の度合の増減とシャワープレート115の複数の貫通孔からの処理用ガスの供給の流量、速度の増減とが調節され、これらのバランスにより処理室103内部の圧力が所望の範囲内に調節される。
真空容器101の上方に配置されたプラズマ形成部は、誘電体窓114の上方でこれと連結されて配置された断面が円形および矩形を有する導波管105を備えている。導波管105の一方の端部である下端部は下方の処理室103または誘電体窓114に対して開放された開口を有し、上端部である他端部にはマイクロ波の電界を発振するマグネトロン104が配置されている。マイクロ波の周波数は特に限定されないが、本実施例では2.45GHzが使用される。
導波管105の断面が矩形である部分は、図上左右方向である水平方向にその軸が延在する管路であり、片方の端部のマグネトロン104で発信されて形成されたマイクロ波の電界は水平方向に伝播して軸に沿ってもう片方の端部に向けて進行する。断面が矩形部でもう片方の端部において中心の軸が上下方向に延びる断面が円形の円筒部と連結され、マイクロ波の電界は円筒部内部を伝播して下方の誘電体窓114あるいは処理室103内部に向けて進行する。
真空容器101の外周部には、処理室103内部に磁界を供給する磁場発生コイル113が処理室103の上方および側方の周囲を囲み配置されている。磁場発生コイル113の磁場強度は、マグネトロン104で発振された2.45GHzの電界に合わせて処理室103内に効率的にプラズマを形成できるように調節されている。
導波管105の円筒部の下端部は、その径が円筒部より大きくされて処理室103の径に合わせられた円筒形の拡大導波管部106の上部に接続されている。円筒部を伝播して拡大導波管部106内に進入した電界はその内部で所定の電界モードで共振された後、当該モードの電界が誘電体窓114及びシャワープレート115を透過して処理室103内部のシャワープレート115および試料台107上部の載置面との間に形成されたプラズマ形成用の空間内に導入される。
処理室103に導入されたマイクロ波の電界は、磁場発生コイル113による磁場との相互作用よって、シャワープレート115を介して処理室103に供給されたエッチング用ガスを励起して処理室103にプラズマを生成させる。処理室103内のシャワープレート115の下方に処理室103を形成するよう間隔をあけて配置された試料台107は、その上面を構成し溶射膜または焼結板によって形成された誘電体材料(図示省略)が試料台107の基材の上部に配置され、この誘電体材料が処理対象の基板であるウエハ(被処理体)116の円形の載置面を構成する。
試料台107の金属製の基材には、マッチング回路117を介して高周波電力を印加してウエハ116の上方にバイアス電位を形成するためバイアス電源108が電気的に接続されている。本実施例では、バイアス電源108から供給される高周波バイアス電力は、数百Hz〜50MHz程度の範囲、より好ましくは400Hz〜40MHzの範囲の周波数を有している。尚、バイアス電源108はアースと電気的に接続されて接地されている。
バイアス電源108が印加される基材は試料台107内部に配置された電極であって、円板または円筒形状を有している。その下面とバイアス電源108との間を電気的に接続して電力が供給される給電経路上にマッチング回路117が試料台107の真空容器101の外側に配置されている。バイアス電源108およびマッチング回路117は、制御装置112と通信手段を解して通信可能に接続され、制御装置112からの指令信号を受信してその動作を指令信号に応じて調節されると共にその動作の状態を検知した結果の信号を制御装置112に送信する。
図1では省略しているが、試料台の基材の上部に配置された上記誘電体材料の皮膜内にはタングステン等の金属の導電体材料から構成された膜状の静電吸着用の電極(図2の符号201)が配置されている。静電吸着用の電極には高周波フィルター回路(図示省略)を介して静電吸着用直流電源110が電気的に接続されて、ウエハ116が誘電体材料の皮膜上に載せられた状態でこの電源からの電力が電極に供給されて誘電体材料の皮膜およびウエハ116内に形成された電荷の分極により生じる静電気力を用いてウエハ116が誘電体材料の皮膜上面に吸着されて試料台107上に保持される。
誘電体材料の皮膜の内部において静電吸着用の電極の下方には、膜状のヒータ(図2の符号202、203、204)が複数個配置されている。これらのヒータはヒータ用直流電源109と接続されている。なお、ヒータ用直流電源109は、この場合、試料台107内に設けられるヒータ電極の個数と同じ数が配置されて各々対応するものに電気的に接続されている。
ヒータはこれに直流電力を供給するヒータ用直流電源109との間の給電用の経路上に、バイアス電源108からの高周波電力がヒータ電極に印加されて発熱量に所期のものからずれてしまう等の悪影響を抑制するためにフィルター118が配置されている。本実施例では、フィルター118は真空容器101または処理室103の外側に配置されており、高周波電力に対するインピーダンスを高くされている。
試料台を構成する金属製の基材の内部であって誘電体材料の皮膜の下方には、内部を後述する温調器(温度調整器)111により所定の範囲の温度にされた熱交換媒体(本実施例では基本的に基材を冷却するので冷媒)が通流する冷媒流路(図2の符号212)が、円板または円筒形の金属製の基材の中心の周りに螺旋状あるいは同心の多重の円弧状に配置されている。冷媒流路はその入口および出口が温調器111と連結された冷媒管と基材の下面で接続されている。
金属製の基材(図2の符号210)の下部には、後述する温度センサ(図2の符号205)が配置される開口部(未貫通の穴、図2の符号213)が複数個配置されている。温度センサは、アナログデジタル変換器119と接続されている。温度センサの数量は、ヒータ電極の数量と同数または多数であることが望ましく、一つのヒータ電極に対し、一つ以上の温度センサがヒータ電極の下部に設置されている。温度センサで検出された温度信号は、アナログデジタル変換器119で、デジタル信号に変換され、制御装置112まで送信される。
このような構成のプラズマ処理装置100において、処理対象のウエハ116は、真空容器101の側壁と連結され内部が処理室103と同じ程度の真空度まで減圧された搬送容器から上記真空容器101の側壁上に配置された開口であるゲート(図示せず)を通してロボットアーム等の搬送手段に載せられて処理室103内に搬送され、試料台107上でこれに受け渡され、誘電体材料の皮膜上に載せられる。開口であるゲートは、搬送容器内部に配置され上下方向に移動するゲートバルブにより開放および気密に閉塞される。
ウエハ116が試料台107に受け渡されるとロボットアームは処理室103から搬送容器内に退出してゲートバルブによりゲートが気密に閉塞される。この後、誘電体材料の皮膜内の静電吸着用の電極に電力が印加されてウエハ116が誘電体材料の皮膜上に静電吸着されて保持されると、処理室103内は処理用のガスが導入されるとともに内部の圧力が処理に適した所定の値に調節され、処理室内に電界および磁界が供給された結果処理ガスが励起されてプラズマが形成される。
試料台107の基材内部の電極、或いは基材に高周波電力がバイアス電源108から供給された結果、ウエハ116上方にプラズマとの間に所定の電位差を有するバイアス電位が形成されてウエハ116上に形成された膜構造のプラズマを用いた処理、本実施例ではエッチング処理が開始される、特に、プラズマ中の荷電粒子がバイアス電位とプラズマの電位との間の電位差に応じてウエハ116の表面に誘引され衝突することで、ウエハ116上に形成された膜構造における処理対象の膜の異方性処理が促進される。
処理時間やプラズマの発光、ウエハ116または試料台の電位等の検出結果から所定の処理が終了したことがコントローラ112を含む制御部により検出されると、バイアス電源108からのバイアス用の高周波電力が停止され、さらにプラズマが消火されて処理が終了する。ウエハ116の静電吸着用直流電源110からの電力が停止または複数の静電吸着用電極への極性を逆にして電荷を中和させる除電の工程が行われた後、図示しないプッシャピン等の持ち上げ用の手段によりウエハ116が試料台107上方に持ち上げられる。
ゲートバルブが開放されてゲートを通してロボットアームがそのアームを伸張させて処理室103内に進入してウエハ116をその先端部のハンド等保持部に受け取った後、アームを収縮させてウエハ116を処理室103外に搬出する。この後、ゲートを開放したままロボットアームは別の処理が終了していない別のウエハ116を処理室103内に搬入することもある。処理室103内でのウエハ116の処理が終了したと制御部が判定すると、別のウエハ116が搬入されるまで、ゲートバルブはゲートを気密に閉塞した状態を維持するように制御部が指令する。
図2に試料台107の詳細構造を示す。図2は、図1に示すプラズマ処理装置における試料台の構成を拡大して示す縦断面図である。試料台107は、真空容器101に電気的に接続された金属製のベース230の上に絶縁板231を介して配置される。ベース230と試料台107は絶縁板231によって電気的に絶縁されている。試料台107は、絶縁カバー220に覆われた金属棒またはケーブルなどで構成された導体221を通して真空容器101の外側に配置されたバイアス電源108と電気的に接続される。
試料台107は、AlまたはTi等金属で構成される基材210とAl等の誘電体で構成された誘電体膜(誘電体材料の皮膜)211で構成される。本実施例においては、基材210の厚さは30mm程度である。基材210の内部には、基材210の冷却のため冷媒が流れる冷媒溝(冷媒流路)212が形成されている。冷媒溝212の入口と出口は真空容器101の外側に配置された温調器111と管(図示せず)に接続され、熱交換媒体が冷媒溝212内部を循環される。
試料台107の基材210上面及び側面にはこれを覆う誘電体材料の皮膜である誘電体膜211が配置される。ウエハ116がその上に載せられて吸着保持される誘電体膜211の上面の下方には複数の静電吸着用電極201が配置されている。さらに、誘電体膜211内の静電吸着用電極201の下方には温度調整用の内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204が配置されている。
静電吸着用電極201は前述した静電吸着用直流電源110と静電吸着用ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されている。静電吸着用電極に静電吸着用直流電源110より所定の電圧が印加されることで、試料台107の上面に配置されたウエハ116が静電気力によって吸着される。
内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204は、円形またはこれと見倣せる程度に近似した形状を有するウエハ116の形状に合わせて円形または略円形の上面を有する誘電体膜211の円形の中央部とこれを囲んでリング状に配置された外周側部とこれらの間の中間部との各々の領域内に配置されている。内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204各々は、個々用のヒータ用直流電源109と電気的に接続されて電力が供給されており、各々と電気的に接続された給電用に内側ヒータケーブル(図示せず)、中間ヒータケーブル(図示せず)、外側ヒータケーブル(図示せず)が金属製の円板形状を有した基材210の下面から下方に引き出されている。
なお、内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204の各々は、各々に電気的に接続されたヒータ用直流電源109から各々コントローラ112により指令された所定の値の電力が供給される。
本実施例では、内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204各々は、各々を構成する何れか一つの抵抗体に電気的に接続されたコネクタを給電口として備え、給電口とは別の抵抗体に接続されたコネクタを送電口として備えている。ヒータの形状は、給電口から送電口まで周方向に折り返して複数の異なる半径位置を占めて中央部、中間部、外周側部の領域を被覆するように配置しても良い。
基材210の下面には、基材210の温度を測定する温度センサ205を取り付けるための開口部(未貫通の穴)213が設けられている。図2では便宜上開口部213を1つだけ記載しているが、開口部213は、前述した内側ヒータ202の中心、中間ヒータ203及び外側ヒータ204のそれぞれの外径と内径の中間径位置にそれぞれ少なくとも1個ずつ、合計で3個以上配置することが望ましい。なお、開口部はそれぞれのヒータ下部であればよく、平面的な位置は近接配置でも離間配置でもよく、位置は問わない。また、開口部はヒータの直下である必要はないが、直下とすることによりヒータと温度センサとの距離を短くできるため、ヒータの温度変化を迅速に検出することができる。また、開口部213の直径は、基材の温度均一性の観点から小さい方が望ましく、本実施例において開口部213の直径は、3〜11mmである。3mm以下では温度センサの実装が困難であり、11mm以上では温度均一性が悪化する。図2では、中間ヒータ203位置の開口部213のみ図示し、内側ヒータ202及び、外側ヒータ204の開口部及び温度センサは図示していない。ベース230及び絶縁板231には、開口部213と同軸となる様に貫通孔232が配置されている。なお、開口部と貫通孔とは同軸である必要はないが、同軸とすることにより貫通孔の開口面積を最小とすることができるため同軸が望ましい。貫通孔232の内部には、絶縁ボス233が配置される。絶縁ボス233は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の絶縁材料で構成される。絶縁ボス233の両端は、同軸シールが出来る様にOリング234が具備される。絶縁ボス233の一方の端(上端)は開口部213の内部でシールされ、絶縁ボス233の反対の端(下端)はベース230の貫通孔232とシールされることで、開口部213内部及び、貫通孔232の内部を真空容器101と隔て大気に保持される。
この開口部213に温度センサ205が取り付けられている。温度センサ205に用いる温度測定素子としては、公知の白金測温抵抗体あるいは熱電対が用いられる。温度測定素子はアナログデジタル変換器119へ信号を送るケーブル209と電気的に接続されている。温度測定素子の周囲は、SUS等で構成される保護管により構成されている。温度センサ205の保護管の先端部は、AlNやシリコーンゴム等で構成される絶縁部材206で覆われている。絶縁部材206によって、温度センサ205は基材210と電気的に絶縁となる。温度センサ205と基材210との良好な接触を保つため、温度センサ205の下部には圧縮バネ207が取り付けられている。圧縮バネ207は抑え部208によって圧縮することで、温度センサ205を押圧し、基材210との接触を保持している。
開口部213の内部には、温度センサ205の周囲に円筒形のノイズフィルタ235が配置されている。ノイズフィルタ235は、フェライト等の磁性材料で構成され抑え(図示せず)により、固定される。
絶縁板231の下面には、貫通孔232と同軸に、リング状の溝236が形成される。溝236の内部に収まる寸法のメタルリング(金属製のリング)237がベース230の上面に溝236の内部に収まり貫通孔232の同軸位置に配置される。メタルリング237は、SUS等の金属で構成される。ベース230と電気的に接続され、メタルリング237とベース230は同じ電位で保持される。なお、貫通孔とリング状の溝とは必ずしも同軸である必要はないが、温度センサとメタルリングとは同軸であることが望ましい。
ベース230の貫通孔232の下方部には、コイルスプリング238が配置され貫通孔232と温度センサ205の隙間を埋める。
このような試料台107において、処理対象のウエハ116は、誘電体膜211の内部の静電吸着用電極201に電力が印加されて誘電体材料の皮膜(誘電体膜)211の上に静電吸着されて保持される。ウエハ116の保持と同時に、または保持前から、温度センサ205は基材温度を検知し、コントローラ112に信号を送り、コントローラ112はウエハ116を所望する温度となる様にヒータ用直流電源109を制御し、内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204それぞれの発熱量を調整する。処理室103内は処理用のガスが導入されるとともに内部の圧力が処理に適した所定の値に調節され、処理室内に電界および磁界が供給された結果処理ガスが励起されてプラズマが形成される。
試料台107の基材内部の電極、或いは基材に高周波電力がバイアス電源108から供給された結果、ウエハ116上方にプラズマとの間に所定の電位差を有するバイアス電位が形成されてウエハ116上の膜構造のプラズマを用いた処理、本実施例ではエッチング処理が開始される。特に、プラズマ中の荷電粒子がバイアス電位とプラズマの電位との間の電位差に応じてウエハ116の表面に誘引され衝突することで、ウエハ116上の膜構造の処理対象の膜の異方性処理が促進される。この時、ウエハ116への荷電粒子の入射によりウエハ116が加熱される。温度センサ205によりウエハ116の加熱が検知され、コントローラ112により、ヒータ用直流電源109を制御し、内側ヒータ202、中間ヒータ203、外側ヒータ204それぞれの発熱量が調整される。
プラズマを用いた処理が行われる間、ガスの励起に使用されなかったマイクロ波が基材210とベース230の間を伝搬する。ほとんどのマイクロ波はメタルリング237で遮蔽され、開口部213及び貫通孔232の内側へ伝搬しない。遮蔽されずメタルリング内に伝搬したマイクロ波は、温度センサ205を伝搬し、ノイズフィルタ235で吸収される。これにより、温度センサ205はプラズマを用いた処理中であっても、マイクロ波による加熱の影響を受けることなく、基材210の温度を精度よく測定することが可能となる。
図3に、開口部213及び貫通孔232、温度センサ205の詳細構造を示す。基材210の開口部213及び、開口部213と同軸で絶縁板231及びベース230に配置された貫通孔232に、温度センサ205が配置されている。
温度センサ205は、内部に温度測定素子240を有する。温度測定素子240としては、公知の白金測温抵抗体あるいは熱電対が用いられ、真空容器外部に配置されたアナログデジタル変換器と接続されている。温度測定素子240の周囲はSUS等の金属で構成された保護管241で覆われている。保護管241の先端及び周囲は絶縁部材206で覆われている。絶縁部材206は先端部のAlN等の絶縁材料で出来た絶縁キャップ242とシリコーンゴム等で出来た絶縁チューブ243を含む。絶縁キャップ242と絶縁チューブ243は重なる部分があり、開口部213内で、保護管241の金属が露出することはない。また、絶縁チューブ243は、少なくとも、基材210の開口部213の下端よりも長い寸法、即ち保護管が基材に直接接触しない長さの絶縁チューブで温度センサ205に具備される。これによりSUS等の金属で構成された保護管241は、金属製の基材210と電気的に絶縁される。
絶縁板231の下面には、貫通孔232と同軸に、リング状の溝236を形成した。溝236の内部に収まる寸法のメタルリング237がベース230の上面に溝236の内部に収まる貫通孔232の同軸位置に配置される。メタルリング237は、SUS等の金属で構成され、ベース230と電気的に接続さる。
本実施例において、最適なメタルリングの内径αは15〜25mmであることが望ましい。15mm未満ではマイクロ波の回り込みが増加し、25mmを超えると周囲に他の部品が存在するため実装が困難となる。またメタルリングの厚さは1mm以上であることが望ましい。1mm未満ではマイクロ波に対する遮断効果が低下すると共に、低コストでの製造が難しくなる。また、絶縁板が最も薄い厚さσは2mm以上が望ましい。2mmより薄いと絶縁材料としての機能が低下する。但し、絶縁板の最も薄い厚さσが大きすぎるとマイクロ波に対する遮断効果が低下する。メタルリングの高さεは、
〔絶縁膜の厚さγ〕−〔絶縁板が最も薄い厚さσ〕
となる。上述したように絶縁板の最も薄い厚さσは2mm以上が望ましいため、絶縁板の厚さγを本実施例で用いた14〜17mmとした場合、メタルリングの高さεは12〜15mm未満が望ましい。
図4は、本実施例に係るプラズマ処理装置における温度センサの周囲へのマイクロ波の回り込みの低減を示すグラフである。図4のグラフ縦軸はプラズマ処理時の温度センサ205周囲の電場強度、グラフ横軸は図3に示すメタルリングの内径αを示す。メタルリングの内径αが15mm未満ではマイクロ波の回り込みが大きくなることが分かる。上述した望ましい内径αの範囲においては、プラズマ発生時であっても、温度センサ205における電場強度の増大がみられず、マイクロ波の回り込みが低減され、精度よく温度を測定することが可能となる。
図2に示すメタルリングを設けた試料台を搭載した、図1に示すプラズマ処理装置を用いて多層構造を有する半導体ウエハのエッチングを行った結果、試料載置台温度を精度よく測定でき、所望の寸法を高精度に加工することができた。
以上本実施例によれば、プラズマ処理中であっても、温度センサがマイクロ波の伝搬により加熱されることなく、高い精度の処理を実現可能なプラズマ処理装置を提供することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
100…プラズマ処理装置、101…真空容器、102…真空排気装置、103…処理室、104…マグネトロン、105…導波管、106…拡大導波管部、107…試料台、108…バイアス電源、109…ヒータ用直流電源、110…静電吸着用直流電源、111…温調器、112…コントローラ、113…磁場発生コイル、114…誘電体窓、115…シャワープレート、116…ウエハ、117…マッチング回路、118…フィルター、119…アナログデジタル変換器、201…静電吸着用電極、202…内側ヒータ、203…中間ヒータ、204…外側ヒータ、205…温度センサ、206…絶縁部材、207…圧縮バネ、208…抑え部、209…ケーブル、210…基材、211…誘電体膜、212…冷媒溝(冷媒流路)、213…開口部、220…絶縁カバー、221…導体、230…ベース、231…絶縁板、232…貫通孔、233…絶縁ボス、234…Oリング、235…ノイズフィルタ、236…溝、237…メタルリング、238…コイルスプリング、240…温度測定素子、241…保護管、242…絶縁キャップ、243…絶縁チューブ。

Claims (7)

  1. 真空容器内部の処理室内に配置された試料台上面に載置された被処理体を当該処理室内
    マイクロ波または高周波の電界を供給して生成したプラズマを用いて処理するプラズマ処理装置であって、
    前記試料台が配置される絶縁板と、
    前記試料台の金属製の基材に形成された穴内部に前記絶縁板に形成された貫通孔を介し
    て挿入され当該試料台の温度を検出する温度センサと、
    前記貫通孔の外周でこれを囲んで前記絶縁板の内部に配置され前記真空容器と電気的に接続された金属製のリングと、を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 真空容器と、
    前記真空容器内の真空処理室と、
    前記真空処理室内に導入された処理ガスにマイクロ波または高周波エネルギを供給してプラズマを生成するプラズマ生成用高周波波電源と、
    前記真空容器と電気的に接続された金属製のベースと、
    前記ベース上に絶縁板を介して配置され、金属製の基材、該基材上に配置された誘電体
    膜、該誘電体膜内に配置されたヒータ、前記基材内に配置され内部に冷媒が流れる通路、
    および前記ヒータが配置された平面位置に対応して前記基材に形成された穴内部に前記絶
    縁板と前記ベースとを貫通する貫通孔を介して挿入され温度センサを含み、被処理体が
    載置される試料台と、
    前記貫通孔の外周でこれを囲んで前記絶縁板の内部に配置され前記ベースと電気的に接続された金属製のリングと、
    前記試料台に高周波電圧を印加する高周波バイアス電源と、
    前記温度センサからの出力に応じて前記ヒータへ供給される電力を制御し、前記試料台
    の温度を調節して前記被処理体の温度を調節する制御部と、を備えたことを特徴とするプ
    ラズマ処理装置。
  3. 請求項1または2に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記プラズマ処理装置は、前記温度センサを前記試料台側へ押圧する圧縮バネを更に有
    することを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項1または2に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記プラズマ処理装置は、前記基材に形成された穴内部において前記温度センサの外周
    を囲んで配置されたノイズフィルタを更に有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 請求項1または2に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記温度センサは、
    温度測定素子と、
    前記温度測定素子が挿入される金属製の保護管と、
    前記保護管の温度測定側の開口端に設けられた絶縁キャップ、及び前記絶縁キャップと
    重なる部分を有し前記保護管が前記基材に直接接触しない長さの絶縁チューブを含む絶縁
    体と、を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記貫通孔および前記穴の内部で前記温度センサの外周を囲んで配置され絶縁材料から構成されたリング状の絶縁ボスと、当該絶縁ボスと前記基材の穴の内壁面との間に配置され当該穴の内部と前記真空容器内部との間をシールするシール部材とを備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 請求項1または2に記載のプラズマ処理装置において、
    前記温度センサと前記金属製のリングとは同軸となるように配置されていることを特徴
    とするプラズマ処理装置。
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