JP6406818B2 - 光伝送システム及び光伝送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、可変分散補償機能を有する光伝送システム及び光伝送方法に関するものである。
従来より、波長多重伝送方式の光伝送システムが用いられている。送信装置は、所定の中心波長を含む異なる複数の波長の光にデータ信号をそれぞれ重畳した光信号を出力する。
出力された光信号は、光ファイバで構成された伝送路を介して受信装置に伝送される。
一般に、光ファイバは伝搬する光の波長により伝搬速度が異なるという特性を有している。すなわち、波長の短い光は光ファイバ内の伝搬速度が速くなり、波長の長い光は光ファイバ内の伝搬速度が遅くなる。したがって、送信装置から同時に出力された光信号は、その波長に応じて受信装置に到達する時間にずれが生ずる。このように、波長によって伝送路で生じた光信号の遅延差を「波長分散」という。光伝送システムにおいては、波長分散によって信号波形が劣化する。
通信速度が低速な光伝送システムは、波長分散に対する分散耐力が高く、波長分散によって生じる信号波形の劣化の影響は小さい。これに対し、通信速度が高速な光伝送システムは、分散耐性が低く、信号波形の劣化の影響が大きくなる。
近年、通信データの大容量化にともない、光伝送システムの伝送容量の大容量化が求められている。光伝送システムの伝送容量は、光信号の1波長当たりの伝送速度に依存する。
この1波長当たりの伝送速度は、1ギガビット毎秒(Gbps)、10Gbpsから40Gbps、100Gbpsへと高速化している。特に、40Gbps以上の伝送速度では分散耐力が低くなることから、分散補償機能が必須となっている。
分散補償機能には、分散補償ファイバなどを用いて固定量の分散補償量で補償を行うものと、可変分散補償器などを用いて分散補償量を可変しながら補償を行うものがある。伝送速度が40Gbps以上の通信装置では、より精度の高い分散補償が求められるため、一般に可変分散補償機能が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、1波長当たりの伝送速度の高速化にともない、伝送装置の故障や伝送路の異常によって受ける影響も大きくなっている。そのため、完全な回線断となる前に故障や異常を検出して予防保全を実施し、大規模な回線障害の発生を未然に防止する手段が必要とされている。予防保全の手段として、従来より、データ信号のビット誤り率(Bit Error Rate,BER)の値を監視し、伝送性能が劣化してBERの値が大きくなった場合に外部に通知するものが用いられている。
特開2010−278562号公報
可変分散補償機能を有する光伝送システムは、波長分散量に応じて補償量を可変しながら分散補償を行う。そのため、伝送装置の故障や伝送路の異常が発生して波長分散量が増減した場合であっても、データ信号のBERの値は変動しない場合がある。その結果、伝送装置の故障や伝送路の異常を通知せずに動作を継続し、突然の回線断による大規模な回線障害を引き起こすという課題があった。
この発明の光伝送システムは、伝送路で生じた光信号の遅延差を補償する可変分散補償部と、光信号から得たデータ信号の誤り訂正値に応じて可変分散補償部の光信号に対する補償量を設定する分散補償量設定部と、前記補償量を外部に通知する分散補償量通知部とを設けた複数のインタフェース基板であって、波長分離部によって分離された波長ごとのインタフェース基板を具備する光伝送装置と、それぞれの分散補償量通知部から通知された補償量を用いてそれぞれのインタフェース基板の故障を検出する監視制御装置と、を具備するものである。
この発明の光伝送装置は、伝送路で生じた光信号の遅延差を補償する可変分散補償部と、光信号から得たデータ信号の誤り訂正値に応じて可変分散補償部の光信号に対する補償量を設定する分散補償量設定部と、補償量を用いて光伝送装置本体の故障又は伝送路の異常を検出するとともに、故障又は異常の発生を外部に通知する分散補償量監視部と、を具備するものである。
この発明の光伝送装置、光伝送システム及び光伝送方法によれば、伝送装置の故障や伝送路の異常の発生を早期に発見して予防保全を実施することで、大規模な回線障害の発生を抑制することができる。
この発明の実施の形態1の光伝送システムの構成図である。 この発明の実施の形態1の光伝送システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2の光伝送システムの構成図である。 この発明の実施の形態3の光伝送システムの構成図である。
実施の形態1.
図1を参照して、実施の形態1の光伝送システムについて説明する。
図中、201は送信データ生成部である。送信データ生成部201は、送信装置(光伝送装置)2のインタフェース基板21に設けられている。送信データ生成部201は、所定の中心波長を含む異なる複数の波長の光にデータ信号をそれぞれ重畳した光信号を生成するものである。また、送信データ生成部201は、生成した光信号を、光ファイバで構成された伝送路3を介して受信装置(光伝送装置)1の装置内ファイバ12に出力するようになっている。
装置内ファイバ12は、伝送路3を構成する光ファイバの波長分散特性と逆の波長分散特性を有する分散補償ファイバで構成されている。これにより、波長によって伝送路3で生じた光信号の遅延差(以下「波長分散」と記載)を補償することで、この波長分散による信号波形の劣化を補償している。装置内ファイバ12を通過した光信号は、可変分散補償部103に出力される。
可変分散補償部103は、可変分散補償器又は可変分散補償機能を有する大規模集積回路(Large Scale Integration,LSI)で構成されている。装置内ファイバ12を通過した光信号の波長分散は、理想的には0になることが望ましいが、実際にはある程度の分散量が残ることが多い(以下「残留分散」と記載)。可変分散補償部103は、この残留分散を設定された分散補償量で補償することで、残留分散による信号波形の劣化を補償するものである。可変分散補償部103は、残留分散を補償した光信号を受信データ抽出部102に出力するようになっている。
受信データ抽出部102は、光信号からデータ信号を取り出すとともに、光信号から得たデータ信号を誤り訂正部101に出力するようになっている。
誤り訂正部101は、データ信号の誤り訂正処理を実行し、訂正したデータ信号の誤り数の値又はデータ信号のビット誤り率(BER)の値(以下「誤り訂正値」と記載)を分散補償量設定部104に出力するようになっている。
分散補償量設定部104は、誤り訂正値の値がより小さくなるように、可変分散補償部103の分散補償量の値を適切な値に設定するものである。設定された分散補償量(修正補償量)の値は、分散補償量監視部105に出力される。
分散補償量監視部105は、設定された分散補償量(修正補償量)の値を用いて、受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出するとともに、故障及び異常の発生を監視制御装置4に通知するようになっている。
ここで、誤り訂正部101、受信データ抽出部102、可変分散補償部103、分散補償量設定部104及び分散補償量監視部105は、受信装置1のインタフェース基板11に設けられている。
受信装置1と同様の構成を有する予備受信装置(予備光伝送装置)5が、伝送路3に接続自在に設けられている。送信装置2と同様の構成を有する予備送信装置(予備光伝送装置)6が、伝送路3に接続自在に設けられている。
監視制御装置4は、図示しない液晶ディスプレイなどの表示出力部を有しており、分散補償量監視部105からの通知を表示するものである。
また、監視制御装置4は、図示しないタッチパネルなどの操作入力部を有している。これにより、故障した受信装置1から予備受信装置5への切替処理及び故障した送信装置2から予備送信装置6への切替処理の実行可否と、故障した受信装置1及び送信装置2の自動復旧処理の実行可否とを設定するものである。また、自動復旧処理の実行時刻を設定するものである。
このように構成された受信装置1、送信装置2、伝送路3、監視制御装置4、予備受信装置5及び予備送信装置6によって、冗長構成の光伝送システム300が構成されている。
次に、光伝送システム300の動作について説明する。
まず、分散補償量監視部105は、以下に示す3通りの検出方法のうちの少なくとも1つの検出方法を用いて、受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出する。
(第1検出方法)
伝送路3で生じる光信号の波長分散の分散量、及び装置内ファイバ12を通過した後の光信号の残留分散の分散量が予め分かっている場合は、正常と判断する閾値と、故障及び異常が発生したと判断する閾値とを予め設定しておく。分散補償量監視部105は、可変分散補償部103の分散補償量の値を設定された閾値と比較することで、故障及び異常の発生を検出する。
(第2検出方法)
伝送路3で生じる光信号の波長分散の分散量、及び装置内ファイバ12を通過した後の光信号の残留分散の分散量が不明である場合は、分散補償量の変動を用いる。分散補償量監視部105は、可変分散補償部103の分散補償量の変動がなくなるか、または一定の変動以下となった際の分散補償量の値を正常値として保持する。分散補償量の値が正常値から一定範囲以上変動した場合、故障及び異常の発生を検出する。
(第3検出方法)
分散補償量の変動に加えて、データ信号のBERの値の変動、及び光信号の受信レベルの値の変動を用いる。分散補償量監視部105は、BER及び受信レベルの変動について第2検出方法と同様の正常値を保持し、正常値から一定範囲以上変動した場合、故障及び異常の発生を検出する。
図2は、分散補償量監視部105が故障及び異常の発生を検出した場合の光伝送システム300の動作を示すフローチャートである。
分散補償量監視部105は、第1検出方法〜第3検出方法のうちのいずれかを用いて受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出すると、故障及び異常の発生を監視制御装置4に通知する(ステップST1)。
監視制御装置4は、分散補償量監視部105からの通知を表示する(ステップST2)。
次いで、自動復旧処理の実行可否を確認する(ステップST3)。自動復旧処理の実行を拒否する場合(ステップST3でNO)、監視制御装置4は処理を終了する。一方、自動復旧処理の実行を許可する場合(ステップST3でYES)、監視制御装置4は現在時刻が予め設定された自動復旧処理の実行時刻であるか否かを確認する(ステップST4)。
現在時刻が自動復旧処理の実行時刻である場合(ステップST4でYES)、監視制御装置4は切替処理の実行可否を確認する(ステップST5)。一方、現在時刻が自動復旧処理の実行時刻と異なる場合(ステップST4でNO)、監視制御装置4は自動復旧処理の実行時刻になるまで待機する。
このとき、自動復旧処理の実行時刻を通信量(トラフィック)の少ない夜間の時間帯の時刻などに設定しておくことで、復旧処理にともなう回線断の影響を最小限に抑えることができる。
光伝送システム300が予備受信装置5及び予備送信装置6を有する冗長化した構成となっており、かつ切替処理の実行を許可する場合(ステップST5でYES)、監視制御装置4は故障した受信装置1を予備受信装置5に切り替える切替処理、及び故障した送信装置2を予備送信装置6に切り替える切替処理のうちの少なくとも一方を実行する(ステップST6)。
このように、冗長化した構成として切替処理を行うことで、復旧処理にともなう回線断時間を最短にすることができる。
一方、光伝送システム300が冗長化した構成となっていないか、又は切替処理の実行を拒否する場合(ステップST5でNO)、監視制御装置4は切替処理をスキップする。
次いで、監視制御装置4は、受信装置1及び送信装置2の自動復旧処理を実行する(ステップST7)。受信装置1及び送信装置2は、一部機能をリセットするか、一部機能を再設定するか、又は装置全体をリセットすることで、自律的に復旧を試みる。
以上のように、この実施の形態1の受信装置1は、可変分散補償部103の分散補償量の値を用いて受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出するとともに、故障及び異常の発生を監視制御装置4に通知する。また、監視制御装置4は、受信装置1からの通知を表示するとともに、受信装置1を予備受信装置5に切り替える切替処理、送信装置2を予備送信装置6に切り替える切替処理、並びに受信装置1及び送信装置2の自動復旧処理を実行する。
このようにして、伝送装置の故障や伝送路の異常の発生を早期に発見して予防保全を実施することで、大規模な回線障害の発生を抑制することができる。
なお、可変分散補償部103は、適切な分散補償量の値を自律的に推定する機能を有するLSIで構成されたものでも良い。分散補償量監視部105は、分散補償量設定部104が設定した分散補償量の値に代えて、LSIが推定した推定分散補償量の値を用いて受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出するものとしても良い。
また、分散補償量監視部105は、受信装置1の故障、送信装置2の故障又は伝送路3の異常のうちの少なくとも1つを検出する構成としても良い。また、監視制御装置4は、受信装置1を予備受信装置5に切り替える切替処理、送信装置2を予備送信装置6に切り替える切替処理、受信装置1の自動復旧処理、又は送信装置2の自動復旧処理のうちの少なくとも1つを実行する構成としても良い。
また、監視制御装置4の表示出力部の構成は、液晶ディスプレイに限定されるものではない。ブラウン管ディスプレイを備えたものでも良く、スピーカを備えて通知を音声出力するものでも良い。さらに、操作入力部の構成はタッチパネルに限定されるものではなく、タッチキーや操作レバーを備えたものでも良い。
実施の形態2.
図3を参照して、送信装置に監視制御装置を接続した光伝送システムについて説明する。なお、図1に示す実施の形態1の光伝送システム300と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
図中、106は補償用データ通知部である。補償用データ通知部106は、受信装置1のインタフェース基板11に設けられている。また、補償用データ通知部106は、分散補償量設定部104が設定した分散補償量の値を取得して、この取得した値を送信装置2のインタフェース基板21に設けた可変分散補償部202に通知するようになっている。
可変分散補償部202は、送信データ生成部201と伝送路3の間に介在されている。
可変分散補償部202は、実施の形態1の可変分散補償部103と同様の構成を有しており、受信装置1の装置内ファイバ12で補償しきれない残留分散を、補償用データ通知部106から通知された分散補償量で補償するものである。可変分散補償部202に、インタフェース基板21に設けた分散補償量監視部203が接続されている。
分散補償量監視部203は、実施の形態1の分散補償量監視部105と同様の構成を有しており、可変分散補償部202の分散補償量の値を用いて受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出するようになっている。また、分散補償量監視部203に、監視制御装置4が接続されている。
このように構成された光伝送システム301は、以下のように実施の形態1の光伝送システム300と同様に動作する。
すなわち、送信装置2は、第1検出方法〜第3検出方法のうちのいずれかを用いて受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出するとともに、故障及び異常の発生を監視制御装置4に通知する。また、監視制御装置4は、送信装置2からの通知を表示するとともに、受信装置1を予備受信装置5に切り替える切替処理、送信装置2を予備送信装置6に切り替える切替処理、並びに受信装置1及び送信装置2の自動復旧処理を実行する。
このようにして、伝送装置の故障や伝送路の異常の発生を早期に発見して予防保全を実施することで、大規模な回線障害の発生を抑制することができる。
実施の形態3.
図4を参照して、受信装置に複数のインタフェース基盤を設けた光伝送システムについて説明する。なお、図1に示す実施の形態1の光伝送システム300と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
図中、13は波長分離部である。波長分離部13は、送信装置2から伝送路3及び装置内ファイバ12を介して受信した波長多重された光信号を、波長ごとに分離するようになっている。波長分離部13によって分離された光信号は、それぞれの波長に応じて第1インタフェース基板11aに設けた第1可変分散補償部103a、第2インタフェース基板11bに設けた第2可変分散補償部103b、及び第3インタフェース基板11cに設けた第3可変分散補償部103cのうちのいずれかに出力される。
第1インタフェース基板11aには、実施の形態1の受信データ抽出部102と同様の構成を有する第1受信データ抽出部102aが設けられている。同様に、第1誤り訂正部101a及び第1分散補償量設定部104aが設けられている。
第1分散補償量設定部104aによって設定された第1可変分散補償部103aの分散補償量の値を監視制御装置4aに通知するように、第1可変分散補償部103aと監視制御装置4aの間に第1分散補償量通知部107aが介在されている。
第2インタフェース基板11bは、第1インタフェース基板11aと同様の構成を有している。第2可変分散補償部103bの分散補償量の値を監視制御装置4aに通知するように、第2可変分散補償部103bと監視制御装置4aの間に第2分散補償量通知部107bが介在されている。
第3インタフェース基板11cは、第1インタフェース基板11aと同様の構成を有している。第3可変分散補償部103cの分散補償量の値を監視制御装置4aに通知するように、第3可変分散補償部103cと監視制御装置4aの間に第3分散補償量通知部107cが介在されている。
監視制御装置4aは、第1分散補償量通知部107a〜第3分散補償量通知部107cからそれぞれ通知された分散補償量の値を用いて、第1インタフェース基板11a〜第3インタフェース基板11cそれぞれの故障を検出するものである。
監視制御装置4aは、図示しないディスプレイなどの表示出力部を有しており、検出した故障の発生を表示するものである。また、監視制御装置4aは、図示しないタッチパネルなどの操作入力部を有しており、故障の検出に用いる差分許容値の値を設定するものである。
このように構成された光伝送システム302の動作について説明する。
監視制御装置4aは、第1分散補償量通知部107a〜第3分散補償量通知部107cからそれぞれ通知された分散補償量の値の平均値を算出する。次いで、第1分散補償量通知部107a〜第3分散補償量通知部107cからそれぞれ通知された値と算出した平均値との差分値を算出して、この差分値と予め設定された差分許容値とを比較する。
このとき、第1インタフェース基板11a〜第3インタフェース基板11cがいずれも同じ伝送路3を介して光信号を受信しているため、正常な状態においては第1可変分散補償部103a〜第3可変分散補償部103cの分散補償量の値はいずれも同じ値となる。
そこで、監視制御装置4aは、算出した差分値が差分許容値よりも大きくなった場合に、対応する第1インタフェース基板11a〜第3インタフェース基板11cの故障の発生を検出する。
以上のように、この実施の形態3の受信装置1は、第1インタフェース基板11a〜第3インタフェース基板11cを有している。また、監視制御装置4aは、第1分散補償量通知部107a〜第3分散補償量通知部107cからそれぞれ通知された分散補償量の値を用いて、第1インタフェース基板11a〜第3インタフェース基板11cそれぞれの故障を検出して表示するようになっている。
このようにして、伝送装置の各インタフェース基板の故障の発生を早期に発見することで、大規模な回線障害の発生を抑制することができる。
なお、図4には受信装置1が第1インタフェース基板11a〜第3インタフェース基板11cを有する構成を示したが、インタフェース基板の数は3つに限定されない。多重化された光の波長に応じて、任意の数のインタフェース基板を用いて良い。
また、監視制御装置4aは、実施の形態1の分散補償量監視部105と同様に、第1検出方法〜第3検出方法のうちのいずれかを用いて、受信装置1の故障、送信装置2の故障及び伝送路3の異常の発生を検出するものとしても良い。
さらに、実施の形態1と同様に、受信装置1と同様の構成を有する予備受信装置、及び送信装置2と同様の構成を有する予備送装置を設けたものとしても良い。監視制御装置4aは、実施の形態1の監視制御装置4と同様に、送信装置2からの通知を表示するとともに、受信装置1を予備受信装置5に切り替える切替処理、送信装置2を予備送信装置6に切り替える切替処理、並びに受信装置1及び送信装置2の自動復旧処理を実行する。
このようにして、伝送装置の故障、各インタフェース基板の故障及び伝送路の異常の発生を早期に発見して予防保全を実施することで、大規模な回線障害の発生を抑制することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 受信装置(光伝送装置)、2 送信装置(光伝送装置)、3 伝送路、4,4a 監視制御装置、5 予備受信装置(予備光伝送装置)、6 予備送信装置(予備光伝送装置)、11 インタフェース基板、11a 第1インタフェース基板、11b 第2インタフェース基板、11c 第3インタフェース基板、12 装置内ファイバ、13 波長分離部、21 インタフェース基板、101 誤り訂正部、101a 第1誤り訂正部、101b 第2誤り訂正部、101c 第3誤り訂正部、102 受信データ抽出部、102a 第1受信データ抽出部、102b 第2受信データ抽出部、102c 第3受信データ抽出部、103 可変分散補償部、103a 第1可変分散補償部、103b 第2可変分散補償部、103c 第3可変分散補償部、104 分散補償量設定部、104a 第1分散補償量設定部、104b 第2分散補償量設定部、104c 第3分散補償量設定部、105 分散補償量監視部、106 補償用データ通知部、107a 第1分散補償量通知部、107b 第2分散補償量通知部、107c 第3分散補償量通知部、201 送信データ生成部、202 可変分散補償部、203 分散補償量監視部、300,301,302 光伝送システム。

Claims (3)

  1. 伝送路で生じた光信号の遅延差を補償する可変分散補償部と、前記光信号から得たデータ信号の誤り訂正値に応じて前記可変分散補償部の前記光信号に対する補償量を設定する分散補償量設定部と、前記補償量を外部に通知する分散補償量通知部とを設けた複数のインタフェース基板であって、波長分離部によって分離された波長ごとの前記複数のインタフェース基板を具備する光伝送装置と、
    それぞれの前記分散補償量通知部から通知された前記補償量を用いてそれぞれの前記インタフェース基板の故障を検出する監視制御装置と、
    を具備することを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記監視制御装置は、それぞれの前記分散補償量通知部から通知された前記補償量を用いて前記光伝送装置の故障又は前記伝送路の異常を検出するように構成してなることを特徴とする請求項記載の光伝送システム。
  3. 伝送路で生じた光信号の遅延差を補償する補償量を外部に通知する分散補償量通知部を設けた複数のインタフェース基板を具備する光伝送装置において、
    波長分離部が、光信号を波長ごとに分離するステップと、
    それぞれの前記波長に応じて前記複数のインタフェース基板に前記光信号が出力されるステップと、
    分散補償設定部が前記光信号から得たデータ信号の誤り訂正値に応じて前記可変分散補償部の前記光信号に対する補償量を設定するステップと、
    前記分散補償通知部が前記補償量を外部に通知するステップと、
    監視制御装置が、それぞれの前記分散補償量通知部から通知された前記補償量を用いてそれぞれの前記インタフェース基板の故障を検出するステップと、
    を具備することを特徴とする光伝送方法。
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