JP6405812B2 - ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 - Google Patents
ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6405812B2 JP6405812B2 JP2014183112A JP2014183112A JP6405812B2 JP 6405812 B2 JP6405812 B2 JP 6405812B2 JP 2014183112 A JP2014183112 A JP 2014183112A JP 2014183112 A JP2014183112 A JP 2014183112A JP 6405812 B2 JP6405812 B2 JP 6405812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- group
- phosphorylcholine
- sugar derivative
- sugar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
(式(1)中、Wは下記式(2)で表される構造を示し、R1は下記式(3)〜(5)で表される構造のうちのいずれか1つを示し、yは0又は1を示し、mは0〜4の整数を示し、sは0又は1を示し、tは0〜16の整数を示す。)
(式(2)中、R2は下記式(6)又は(7)で表される構造を示し、R4は下記式(8)又は(9)で表される構造を示し、R5は下記式(10)又は(11)で表される構造を示し、nは0又は1を示し、rは0又は1を示す。)
上記糖又は糖誘導体と、上記ホスホリルコリン基含有化合物とが付加反応させられる。
(式(12)中、Zはエポキシ基又はシクロカーボネート基を示し、sは0又は1を示し、tは0〜16の整数を示す。)
(式(13)中、Yはカルボキシル基及び1級アミノ基のうち式(12)中のZと反応可能な官能基を示し、R1は下記式(3)〜(5)で表される構造のうちのいずれか1つを示し、yは0又は1を示し、mは0〜4の整数を示す。)
(式(1)中、Wは下記式(2)で表される構造を示し、R1は下記式(3)〜(5)で表される構造のうちのいずれか1つを示し、yは0又は1を示し、mは0〜4の整数を示し、sは0又は1を示し、tは0〜16の整数を示す。)
(式(2)中、R2は下記式(6)又は(7)で表される構造を示し、R4は下記式(8)又は(9)で表される構造を示し、R5は下記式(10)又は(11)で表される構造を示し、nは0又は1を示し、rは0又は1を示す。)
(式(12)中、Zはエポキシ基又はシクロカーボネート基を示し、sは0又は1を示し、tは0〜16の整数を示す。)
(式(13)中、Yはカルボキシル基及び1級アミノ基のうち式(12)中のZと反応可能な官能基を示し、R1は上記式(1)に係る上記式(3)〜(5)で表される構造のうちのいずれか1つを示し、yは0又は1を示し、mは0〜4の整数を示す。)
ナスフラスコに、5−ヘキセノール20.0g、THF250ml及びトリエチルアミン20.21gを加え、0℃に冷却した。その後、ナスフラスコに滴下ロートを装着し、2−クロロ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホラン28.45gを30分かけて滴下した。滴下終了後、室温で30分攪拌した。反応終了後、析出した塩酸塩を濾過して除去して2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホラニル基を有するアルケン含有化合物を得た。
得られたアルケン含有化合物にアセトニトリル300ml、トリメチルアミン44mlを加え、70℃で15時間反応させた。反応終了後再結晶を行い、収量17.0g、収率32%で、淡褐色の5−ヘキセニルホスホリルコリンを得た(式(A))。
5−ヘキセノールの代わりに10−ウンデセン−1−オールを用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、白色の10−ウンデセニルホスホリルコリンを得た(式(B))。
5−ヘキセノールの代わりにエチレングリコールモノアリルエーテルを用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、収量37.2g、収率70%で、白色の2−アリルオキシエチルホスホリルコリンを得た(式(C))。
スクリュー管に、合成例1において合成した5−ヘキセニルホスホリルコリン0.5g、クロロホルム20ml、及びメタクロロ過安息香酸0.9gを加え、室温で24時間反応させた。反応終了後、水で抽出操作を行うことにより5,6−エポキシヘキシルホスホリルコリンを得た(式(D))。
5−ヘキセニルホスホリルコリンの代わりに10−ウンデセニルホスホリルコリンを用いた以外は合成例4と同様の操作を行い、10,11−エポキシウンデシルホスホリルコリンを得た(式(E))。
5−ヘキセニルホスホリルコリンの代わりに2−アリルオキシエチルホスホリルコリンを用いた以外は合成例4と同様の操作を行い、2−(2,3−エポキシプロピル−1−オキシ)エチルホスホリルコリンを得た(式(F))
500mLの四つ口フラスコに、グリセリンカーボネート(1,3−ジオキソラン−2−オン−メタノール)20.0g(169mmol)、トリエチルアミン17.1g(169mmol)及びテトラヒドロフラン250mLを加えて攪拌しながら0℃に冷却した。2−クロロ−2−オキサ−1,3,2−ジオキサホスホラン(シグマ−アルドリッチ社製)24.0g(169mmol)をテトラヒドロフラン50mLに溶解し、得られた溶液をフラスコに滴下ロートを用いて滴下した。滴下終了後、反応混合物を昇温して室温で2時間反応を継続させた。副生成物として析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別し、濾液中に1,3−ジオキソラン−2−オン−4−メチルエチレンサイクリックホスフェイトがあることをNMRにて確認した。得られた濾液及びアセトニトリル300mLを1Lの密栓付き耐圧瓶に移し替え、その耐圧瓶にトリメチルアミン40.0g(676mmol)を加えて密栓し、70℃で20時間反応させた。過剰のトリメチルアミンを留去後、反応液を−20℃で半日放置し結晶を生成させた。生成物を濾過し、アセトニトリル1Lで洗浄し50℃で一晩減圧乾燥させ、式(G)で表される1,3−ジオキソラン−2−オン−4−メチルホスホリルコリンを得た。収量は21.5g(76.1mmol)、収率は45.0%であった。
200mLのフラスコに、1,2,6−ヘキサントリオール(東京化成工業製)26.8g(200mmol)、炭酸ジメチル19.8g(220mmol)及び炭酸カリウム60.8g(440mmol)を加えて80℃で15時間反応させた。反応混合物を酢酸エチル100mLに希釈し、これを水100mLで3回洗浄した。有機層を減圧濃縮し、残渣を減圧乾燥して式(H)で表される4−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジオキソラン−2−オンを得た。収量は25.3g(158mmol)、収率は79%であった。
500mLの四つ口フラスコに、式(H)で表される4−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジオキソラン−2−オン20.0g(125mmol)、トリエチルアミン12.6g(125mmol)及びテトラヒドロフラン250mLを加えて攪拌しながら0℃に冷却した。2−クロロ−2−オキサ−1,3,2−ジオキサホスホラン(シグマ−アルドリッチ社製)17.8g(125mmol)をテトラヒドロフラン50mLに溶解し、得られた溶液をフラスコに滴下ロートを用いて滴下した。滴下終了後、反応混合物を昇温して室温で2時間反応を継続させた。副生成物として析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別し、濾液中に1,3−ジオキソラン−2−オン−4−ブチルエチレンサイクリックホスフェイトがあることをNMRにて確認した。得られた濾液及びアセトニトリル300mLを1Lの密栓付き耐圧瓶に移し替え、その耐圧瓶にトリメチルアミン29.6g(500mmol)を加えて密栓し、70℃で20時間反応させた。過剰のトリメチルアミンを留去後、反応液を−20℃で半日放置し結晶を生成させた。生成物を濾過し、アセトニトリル1Lで洗浄し50℃で一晩減圧乾燥させ、式(I)で表される4−(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)ブチルホスホリルコリンを得た。収量は17.6g(53.8mmol)、収率は43.0%であった。
分子量が200,000のプルラン(PI−20,林原生物化学研究所)10gに18wt%水酸化ナトリウム水溶液125gを添加して、25℃で2時間攪拌した。続いて20wt%モノクロル酢酸水溶液75gを添加して、25℃で18時間攪拌した。その後、20%塩酸を使用して反応溶液をpH1.0に調整し、25℃で2時間攪拌した。反応溶液を90vol%エタノール水溶液5Lに滴下し、吸引ロートを用いて析出物を回収した。90vol%エタノール水溶液3Lを使用して得られた析出物を洗浄して、最後にエタノールで置換した後、減圧乾燥して式(J)で表される化合物を得た。得られた化合物をHCLにより中和し、カルボン酸価値を測定したところ、カルボン酸含量は68.5mg/gであった。
ナスフラスコにセルロース20.0gに、ジメチルスルホキシド(DMSO)180gを加えテトラブチルアンモニウムブロミドを149g(3当量)加え、ブロモエチルアミン57.3g(3当量)を加え、80℃で12時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿することにより、式(K)で表される化合物を得た。
ナスフラスコにヒアルロン酸(FCH−A キッコーマン製)20.0gに、イオン交換水を180gを加えテトラブチルアンモニウムブロミドを49.0g(3当量)加えて60℃で12時間攪拌して、エタノールによる最沈殿を行うことで、DMSOに可溶なヒアルロン酸を得た。このヒアルロン酸15.0gをDMSO135gに溶解し、ブロモエチルアミン14.1g(3当量)を加え、80℃で12時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿することにより、式(L)で表される化合物を得た。
ナスフラスコにヒアルロン酸(FCH−A キッコーマン製)20.0gに、イオン交換水を180gを加え1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)を10.6g(1.1当量)加えて50℃で1時間攪拌し、その後、エチレンジアミンを3.3g(1.1当量)を加えて同温で13時間攪拌した後、エタノールによる最沈殿をすることにより、式(M)で表される化合物を得た。
ナスフラスコにヒアルロン酸(FCH−A キッコーマン製)20.0gに、イオン交換水を180gを加え1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)を10.6g(1.1当量)加えて50℃で1時間攪拌し、その後、Bis(6−アミノヘキシル)アミンを11.9g(1.1当量)を加えて同温で13時間攪拌した後、エタノールによる最沈殿をすることにより、式(N)で表される化合物を得た。
スクリュー管にCMCナトリウム(東京化成工業 n=500)1.0g、イオン交換水9.0g、リン酸139.4mgを入れ80℃で攪拌させた後、合成例4において合成した5,6−エポキシヘキシルホスホリルコリン12.0gを加え、同温度で7時間反応させた。反応終了後、メタノールで再沈殿した後にNMR測定を行ったところ、(*1)に示す帰属が得られたことから式(aa)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、30.95mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は50.0%であった。
(*1)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS)9.6ppm(C12),30.9〜33.8ppm(C11、C13),48.3ppm(C17),60.0〜75.0ppm(C2、C3、C4、C5、C6、C7、C9、C10、C14、C15、C16),98.0ppm(C1),171.0ppm(C8)
スクリュー管にCMCナトリウム(東京化成工業 n=500)1.0g、イオン交換水9.0g、リン酸139.4mgを入れ80℃で攪拌させた後、合成例5において合成した10,11−エポキシウンデシルホスホリルコリンを15.0gを加え、同温度で7時間反応させた。反応終了後、メタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*2)に示す帰属が得られたことから式(bb)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、23.9mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は45.0%であった。
(*2)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6ppm(C12、C13、C14、C15、C16、C17),30.9〜33.8ppm(C11、C18),48.3ppm(C22),60.0〜75.0ppm(C2、C3、C4、C5、C6、C7、C9、C10、C19、C20、C21),96.5ppm(C1),171.0ppm(C8)
スクリュー管にCMCナトリウム(東京化成工業 n=500)1.0g、イオン交換水9.0g、リン酸139.4mgを入れ80℃で攪拌させた後、合成例6において合成した2−(2,3−エポキシプロピル−1−オキシ)エチルホスホリルコリンを12.0g加え、同温度で7時間反応させた。反応終了後、メタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*3)に示す帰属が得られたことから式(cc)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、29.6mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は48.0%であった。
(*3)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 48.3ppm(C16),60.0〜75.0ppm(C2、C3、C4、C5、C6、C7、C9、C10、C11、C12、C13、C14、C15),96.5ppm(C1),171.0ppm(C8)
ヒアルロン酸(FCH−A キッコーマンバイオケミファ社製)1.0g(分子量=50,000〜110,000)をイオン交換水に溶解(固形分濃度5wt%)し、リン酸を236mg加え、60℃に保った。これに合成例4において合成した5,6−エポキシヘキシルホスホリルコリン877mgをイオン交換水に溶解させたものを滴下し、同温度で3時間攪拌した。反応終了後、メタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*4)に示す帰属が得られたことから式(dd)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、21.6mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は47.3%であった。
(*4)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6ppm(C18),30.9〜33.8ppm(C4、C17、C19),48.3ppm(C23),62.1〜77.0ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C10、C11、C12、C13、C15、C16、C20、C21、C22),92.3〜95.6ppm(C1、C9),170.6ppm(C3),172.0ppm(C14)
ヒアルロン酸(FCH−A キッコーマンバイオケミファ社製)1.0g(分子量=50,000〜110,000)をイオン交換水に溶解(固形分濃度5wt%)し、リン酸を236mg加え、60℃に保った。これに合成例5において合成した10,11−エポキシウンデシルホスホリルコリン877mgをイオン交換水に溶解させたものを滴下し、同温度で3時間攪拌した。反応終了後、メタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*5)に示す帰属が得られたことから式(ee)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、20.1mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は47.3%であった。
(*5)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6〜25.1ppm(C18、C19、C20、C21、C22、C23),30.9〜33.8ppm(C4、C17、C24),48.3ppm(C28),62.1〜77.0ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C10、C11C12、C13、C15、C16、C25、C26、C27),92.3〜95.6ppm(C1、C9),170.6ppm(C3),172.0ppm(C14)
合成例10で得られたカルボキシメチルプルランナトリウム塩1gをイオン交換水に溶解(固形分濃度5wt%)させリン酸152mgを添加し、60℃に保った。これに合成例4において合成した5,6−エポキシヘキシルホスホリルコリン4.4gをイオン交換水に溶解させたものを滴下し、同温度で3時間攪拌した。反応終了後、エタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*6)に示す帰属が得られたことから式(ff)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、10.7mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は42.1%であった。
(*6)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6ppm(C24),30.9〜33.8ppm(C23、C25),48.3ppm(C29),62.1〜74.3ppm(C2、C3、C4、C5、C6、C8、C9、C10、C11、C12、C14、C15、C16、C17、C18、C19、C21、C22、C26、C27、C28、),94.6〜96.5ppm(C1、C7、C13),176.0ppm(C20)
カルボキシメチルデキストランナトリウム塩1gをイオン交換水に溶解(固形分濃度5wt%)させリン酸148mgを添加し、60℃に保った。これに合成例4において合成した5,6−エポキシヘキシルホスホリルコリン4.27gをイオン交換水に溶解させたものを滴下し、同温度で3時間攪拌した。反応終了後、エタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*7)に示す帰属が得られたことから式(gg)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、23.1mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は49.3%であった。
(*7)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6ppm(C18),30.9〜33.8ppm(C17、C19),48.3ppm(C23),62.1〜74.5ppm(C2、C3、C4、C5、C6、C8、C9、C10、C11、C12、C13、C15、C16、C20、C21、C22),94.3〜98.4ppm(C1、C7、),171.0ppm(C14)
カルボキシメチルβ―シクロデキストリン1gをイオン交換水に溶解(固形分濃度20wt%)し、60℃に保った。これに合成例4において合成した5,6−エポキシヘキシルホスホリルコリン283mgをイオン交換水に溶解させたものを滴下し、同温度で3時間攪拌した。反応終了後、メタノールで再沈殿することにより、NMR測定を行ったところ、(*8)に示す帰属が得られたことから式(hh)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、11.7mg/gとなり、カルボキシル基に対するPC基の導入率は44.3%であった
(*8)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6ppm(C12),30.9〜33.8ppm(C11、C13),48.3ppm(C17),62.1〜78.7ppm(C2、C3C4、C5、C6、C7、C9、C10、C14、C15、C16),98.3ppm(C1),171.0ppm(C8)
ナスフラスコに合成例11で得られ化合物10.0gにイオン交換水90gを加え、これに合成例7において合成した1,3−ジオキソラン−2−オン−4−メチルホスホリルコリン41.4g(3当量)を加え、60℃で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿した後にNMR測定を行ったところ、(*9)に示す帰属が得られたことから式(ii)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、87.0%であった。
(*9)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 48.1ppm(C15),61.8〜75.0ppm(C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C10、C11、C12、C13、C14),98.2ppm(C1),177.7ppm(C9)
スクリュー管に合成例12において合成したアミノ基含有ヒアルロン酸10.0gに、イオン交換水90gを加え、合成例7において合成した1,3−ジオキソラン−2−オン−4−メチルホスホリルコリン20.1g(3当量)、60℃で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿し後にNMR測定を行ったところ、(*10)に示す帰属が得られたことから式(jj)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、56.3%であった。
(*10)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 30.9ppm(C4),48.2ppm(C17),61.5〜74.7ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C12、C13、C14、C15、C16、C19、C20、C21、C22),95.6〜101.1ppm(C1、C18、),174.3ppm(C23),177.6ppm(C3),183.9ppm(C11)
スクリュー管に合成例13において合成したアミノ基含有ヒアルロン酸10.0gに、イオン交換水90gを加え、合成例7において合成した1,3−ジオキソラン−2−オン−4−メチルホスホリルコリン20.9g(3当量)、60℃で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿し後にNMR測定を行ったところ、(*11)に示す帰属が得られたことから式(kk)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、57.2%であった。
(*11)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 30.9ppm(C4、)、48.2ppm(C23),61.5〜74.7ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C10、C11、C12、C13、C15、C16、C18、C19、C20、C21、C22),95.6〜101.1ppm(C1、C9),177.6ppm(C3),183.9ppm(C14、C17)
スクリュー管に合成例13において合成したアミノ基含有ヒアルロン酸10.0gに、イオン交換水90gを加え、合成例9において合成した4−(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)ブチルホスホリルコリン20.9g(3当量)、60℃で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿し後にNMR測定を行ったところ、(*12)に示す帰属が得られたことから式(mm)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、57.2%であった。
(*12)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 19.6ppm(C21),30.9〜33.8ppm(C4、C20、C22),48.2ppm(C26),61.5〜74.7ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C10、C11、C12、C13、C15、C16、C18、C19、C23、C24、C25),95.6〜101.1ppm(C1、C9),177.6ppm(C3),183.9ppm(C14、C17)
ナスフラスコにキトサン(ダイキトサン 100DVL 大日精化製)10.0gを加え、1.0vol%酢酸水溶液を90g加え、合成例7において合成した1,3−ジオキソラン−2−オン−4−メチルホスホリルコリン52.9g加え60℃で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿した後にNMR測定を行ったところ、(*13)に示す帰属が得られたことから式(nn)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、68.5%であった。
(*13)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 42.9ppm(C2),48.3ppm(C15),60.5〜74.3ppm(C3、C4、C5、C6、C8、C10、C11、C12、C13、C14、C16、C17、C18、C19),95.0〜101.0ppm(C1、C7),183.9ppm(C9)
ナスフラスコに合成例13において合成したアミノ基含有ヒアルロン酸10.0gに、イオン交換水とエタノールの混合溶媒90gを加え、特開2009−242289号公報に記載の方法で合成したホルミルメチルホスホリルコリン5.3g、50mlのメタノールに溶解した2−ピコリンボランを5.0g加え室温で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿した後に、NMR測定を行ったところ、(*14)に示す帰属が得られたことから式(pp)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、49.9%であった。
(*14)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 30.9ppm(C4),43.5ppm〜48.0ppm(C16、C17、C21),60.8〜74.3ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C10、C11、C12、C13、C15、C18、C19、C20),95.3〜101.2ppm(C1、C9),177.7ppm(C3),183.9ppm(C14)
ナスフラスコに合成例14において合成したアミノ基含有ヒアルロン酸10.0gに、イオン交換水とエタノールの混合溶媒90gを加え、特開2009−242289号公報に記載の方法で合成したホルミルメチルホスホリルコリン4.1g、50mlのメタノールに溶解した2−ピコリンボランを3.94g加え室温で7時間反応させた。反応終了後、エタノールで再沈殿した後に、NMR測定を行ったところ、(*15)に示す帰属が得られたことから式(qq)で表される化合物であることを確認した。
得られた化合物をモリブデン青法により、りんの定量を行ったところ、48.2%であった。
(*15)
13C−NMR(D2O、標準物質:TMS) 18.0〜19.6ppm(C16、C17、C18、C19、C22、C23、C24、C25),30.9〜33.8ppm(C4、C15、、),42.9ppm〜48.0ppm(C20、C21、C26、C27、C31),60.8〜74.3ppm(C2、C5、C6、C7、C8、C10、C11、C12、C13、C28、C29、C30),95.3〜101.2ppm(C1、C9),177.7ppm(C3),183.9ppm(C14)
得られたホスホリルコリン基を有する多糖はりんの定量(モリブデン青法)により分析を行い、PC基の導入率はりんの定量(モリブデン青法)により算出した。
反応セルに所定の濃度(≒0.01wt%)に調製したホスホリルコリン基を有する多糖を水溶液5mlを加え、p―1K試薬を1回分添加して攪拌混合後、ブロックヒーター内で120℃で30分反応させる。リファレンスとしてキトサンを含むイオン交換水のみの反応セルにも、p―1Kを加えた後に同様にブロックヒーター内で反応させる。
p―1K ペルオキソニ硫酸カリウム30%
p―2K 硫酸(15.0%),酒石酸アンチモニルカリウム(30%)
p―3K アスコルビン酸
反応セル 硫酸15.0%
実施例1−4で合成したヒアルロン酸PCをイオン交換水に溶解し、そこにN−ヒドロキシスクシンイミドを1.0等量、EDC(1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)を1.0等量、ブチレンジアミンを5.0等量添加して、攪拌後、テフロン(登録商標)シャーレに所定量流し込み、室温で14時間静置することで、架橋体を得た。得られた架橋体を、イオン交換水で一週間精製した後に、凍結乾燥した。凍結乾燥後の架橋体に所定のイオン交換水で含水させ、1週間かけて平衡膨潤させた。
実施例1−5で合成したヒアルロン酸PCを用いて、実施例2−1と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、含水率及び表面接触角を評価した。
実施例1−11で合成したヒアルロン酸PCを用いて、実施例2−1と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、同様の手法で含水率及び表面接触角を評価した。
実施例1−12で合成したヒアルロン酸PCを用いて、実施例2−1と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、同様の手法で含水率及び表面接触角を評価した。
実施例1−13で合成したキトサンPCをイオン交換水に溶解し、そこにグルタルアルデヒドをキトサンのアミノ基に対して、0.5等量添加、静置することでゲル化物を得た。これを、過剰の水及びエタノールで交互に浸漬を数回繰り返すことで、未反応のグルタルアルデヒドを除去し、凍結乾燥した。凍結乾燥後の架橋体に所定のイオン交換水を含水させ、平衡膨潤させた。
比較例1−1で合成したヒアルロンPCを用いて、実施例2−1と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、同様の手法で含水率及び表面接触角を評価した。
比較例1−2で合成したヒアルロンPCを用いて実施例2−1と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、同様の手法で含水率及び表面接触角を評価した。
ヒアルロン酸PCの代わりにヒアルロン酸ナトリウム(FCH−SU キッコーマンバイオケミファ社製)を用い、実施例2−1と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、同様の方法で含水率及び表面接触角を評価した。
キトサン酸PCの代わりにキトサン(DV−100 大日精化社製)を用い、実施例2−5と同様の方法で、ハイドロゲルを作製し、同様のほうほうで含水率及び表面接触角を評価した。
実施例2−1,2−2,2−3,2−4,2−5では、いずれも含水率が95%で、かつ、表面接触角が150°以上である、良好な特性を有するハイドロゲルが得られた。一方、比較例2−1,2−2に係るハイドロゲルでは、いずれも含水率が95%未満で、表面接触角が150°未満である不十分な特性のハイドロゲルが得られた。また、比較例2−3,2−4では、ハイドロゲルとして十分な含水率が得られなかった。
表2に示す組成に従ってそれぞれ配合した水溶液を調整した。実施例2−6では、実施例1−4で得られたヒアルロン酸PCを用いた。実施例2−7では、実施例1−5で得られたヒアルロン酸PCを用いた。実施例2−8では、実施例1−11で得られたヒアルロン酸PCを用いた。実施例2−9では、実施例1−12で得られたヒアルロン酸PCを用いた。実施例2−10では、実施例1−13で得られたキトサンPCを用いた。実施例2−11では、実施例1−11で得られたヒアルロン酸PC、及び実施例1−13で得られたキトサンPCを用いた。実施例2−12では、比較例1−2実施例1−12で得られたヒアルロン酸PC、及び実施例1−13で得られたキトサンPCを用いた。
表2に示す組成に従ってそれぞれ配合した水溶液を調整した。比較例2−5では、比較例1−1で得られたヒアルロン酸PCを用いた。比較例2−6では、比較例1−2で得られたヒアルロン酸PCを用いた。つまり、比較例2−5,2−6では、本発明の範囲外であるホスホリルコリン基含有糖誘導体が用いられる。
表2に示す組成に従ってそれぞれ配合した水溶液を調整した。比較例2−7では、ヒアルロン酸を用いた。比較例2−8では、キトサンを用いた。比較例2−9では、キトサン及びヒアルロン酸を併用した。つまり、比較例2−7,2−8,2−9では、ホスホリルコリン基を含有しない糖が用いられる。
表2に示す組成に従ってそれぞれ配合した水溶液を調整した。比較例2−10,2−11,2−12では、保湿化粧水の保湿機能成分として一般的な化合物を用いた。比較例2−10では、グリセリンを用いた。比較例2−11では、ジプロピレングリコールを用いた。比較例2−12では、1,3ブタンジオールを用いた。
実施例2−6〜2−12、比較例2−5〜2−12で得られた各保湿成分を配合した水溶液について、専門パネラーの前腕内分側部に塗布したときの使用感を以下の判断基準で官能評価した。その結果を表2に示す。
・保湿性
◎:潤い感に優れている、○:潤い感がある、△:どちらともいえない、×:潤い感がない
・しっとり感
◎:非常にしっとりする、○:しっとりする、△:どちらともいえない、×:しっとりしない
・べたつき感
◎:全くべたつかない、○:べたつかない、△:どちらともいえない、×:べたつく
・弾力感
◎:弾力がある、○:やや弾力がある、△:どちらともいえない、×:弾力がない
実施例2−6〜2−12では、いずれも保湿剤として良好な結果が得られた。特に、実施例2−11,2−12では、特に弾力感に優れていた。一方、比較例2−5,2−6では、保湿性及びしっとり感について上記実施例2−5〜2−8に及ばなかった。また、比較例2−7〜2−10では、べたつき感が多く発生し、特に比較例2−10では弾力感が不十分であった。更に比較例2−11,2−12では、保湿性及び弾力感が得られず、しっとり感も不十分であった。
Claims (5)
- 下記一般式(1)で表される構造を有するホスホリルコリン基含有糖誘導体。
(式(1)中、Wは下記式(2)で表される構造を示し、R1は下記式(3)〜(5)で表される構造のうちのいずれか1つを示し、yは0又は1を示し、mは0〜4の整数を示し、sは0又は1を示し、tは0〜16の整数を示す。)
(式(2)中、R2は下記式(6)又は(7)で表される構造を示し、R4は下記式(8)又は(9)で表される構造を示し、R5は下記式(10)又は(11)で表される構造を示し、nは0又は1を示し、rは0又は1を示す。)
- 請求項1に記載のホスホリルコリン基含有糖誘導体であって、
セルロース、ヒアルロン酸、キトサン、プルラン、デキストラン、シクロデキストリンのうちのいずれか1つの誘導体である
ホスホリルコリン基含有糖誘導体。 - 下記一般式(12)で表されるホスホリルコリン基含有化合物と、下記一般式(13)で表される構造を有する糖又は糖誘導体とを用意し、
前記糖又は糖誘導体と、前記ホスホリルコリン基含有化合物とを付加反応させる
ホスホリルコリン基含有糖誘導体の製造方法。
(式(12)中、Zはエポキシ基又はシクロカーボネート基を示し、sは0又は1を示し、tは0〜16の整数を示す。)
(式(13)中、Yはカルボキシル基及び1級アミノ基のうち式(12)中のZと反応可能な官能基を示し、R1は下記式(3)〜(5)で表される構造のうちのいずれか1つを示し、yは0又は1を示し、mは0〜4の整数を示す。)
- 請求項1又は2に記載のホスホリルコリン基含有糖誘導体を、物理的又は化学的に架橋させることにより得られる
ハイドロゲル。 - 請求項1又は2に記載のホスホリルコリン基含有糖誘導体を有効成分として含む
保湿剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014183112A JP6405812B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014183112A JP6405812B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016056268A JP2016056268A (ja) | 2016-04-21 |
JP6405812B2 true JP6405812B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=55757615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014183112A Active JP6405812B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6405812B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019001876A (ja) | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 国立大学法人京都大学 | 微細セルロース繊維、その製造方法、スラリー及び複合体 |
KR102479863B1 (ko) * | 2017-09-11 | 2022-12-20 | 니치유 가부시키가이샤 | 신규 폴리에틸렌글리콜 유도체 및 단백질 흡착 억제제 |
CN112724278B (zh) * | 2020-12-24 | 2023-03-28 | 华熙生物科技股份有限公司 | 一种透明质酸接枝共聚物及其制备方法和用途 |
WO2023033013A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 日油株式会社 | ホスホリルコリン基と水酸基を有するポリジメチルシロキサン含有モノマー |
TW202323337A (zh) * | 2021-08-31 | 2023-06-16 | 日商日油股份有限公司 | 具有磷醯膽鹼基和羥基的含聚二甲基矽氧烷單體 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3551525B2 (ja) * | 1994-02-18 | 2004-08-11 | 宇部興産株式会社 | ホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合物 |
JPH07278174A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-10-24 | Ube Ind Ltd | ホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合物 |
JP2009114073A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-28 | Shiseido Co Ltd | ヒアルロニダーゼ阻害剤 |
JP5853869B2 (ja) * | 2012-06-07 | 2016-02-09 | 日油株式会社 | ホスホリルコリン基含有化合物及びその製造法 |
-
2014
- 2014-09-09 JP JP2014183112A patent/JP6405812B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016056268A (ja) | 2016-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6405812B2 (ja) | ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 | |
KR101766693B1 (ko) | 히알루론산의 산화된 유도체의 제조 방법 및 이의 변형 방법 | |
Liu et al. | Staudinger reactions for selective functionalization of polysaccharides: A review | |
Rinaudo | Main properties and current applications of some polysaccharides as biomaterials | |
KR101710432B1 (ko) | 히알루론산의 산화된 유도체, 이의 제조 방법 및 이의 변형 방법 | |
RU2647859C2 (ru) | Производное гиалуроновой кислоты, способ его получения, способ его модификации и его применение | |
KR100977788B1 (ko) | 포스포릴콜린기 함유 다당류 및 그 제조 방법 | |
US20160251470A1 (en) | Zwitterionic polysaccharide polymers having antifouling, antimicrobial and optical transparency properties | |
JP6372267B2 (ja) | ホスホリルコリン基含有糖誘導体及びその製造方法 | |
KR20080071166A (ko) | 양이온화 히알루론산 | |
CN110023341B (zh) | 使糖胺聚糖交联的方法 | |
Yin et al. | Smart pH-sensitive hydrogel based on the pineapple peel-oxidized hydroxyethyl cellulose and the hericium erinaceus residue carboxymethyl chitosan for use in drug delivery | |
Sarmah et al. | Self-cross-linked starch/chitosan hydrogel as a biocompatible vehicle for controlled release of drug | |
Gürer et al. | Water-based carbodiimide mediated synthesis of polysaccharide-amino acid conjugates: Deprotection, charge and structural analysis | |
CN105295365B (zh) | 一种制备γ‑聚谷氨酸吸水材料的方法 | |
EP2529226A1 (en) | Silylated biomolecules | |
CN112812201A (zh) | 巯基改性透明质酸及其制备方法和用途 | |
Gajewiak et al. | Aminooxy pluronics: synthesis and preparation of glycosaminoglycan adducts | |
Faria-Tischer et al. | Bio-based nanocomposites: Strategies for cellulose functionalization and tissue affinity studies | |
JP5242921B2 (ja) | ホスファチジルエタノールアミン結合多糖類の製造方法 | |
KR101521058B1 (ko) | 생체적합성 조성물 및 이의 제조방법 | |
CN112812200A (zh) | 巯基改性高分子化合物及其制备方法和用途 | |
ITMI20120732A1 (it) | Polisaccaridi reticolati a memoria di forma | |
Farhan et al. | Synthesis and characterization of cellulose grafted maleic anhydride and substituted it with amoxicillin | |
Montheil et al. | Controlled silylation of polysaccharides: Attractive building blocks for biocompatible foams and cell-laden hydrogels |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6405812 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |