JP6404875B2 - ワイヤ放電加工機 - Google Patents
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Description
本発明は、ワイヤ電極を用いて加工対象物を加工するワイヤ放電加工機に関する。
特許文献1には、加工対象物(被加工物)が設置されるワークテーブル(可動テーブル)がサーボモータにより移動させられているものが開示されている。
ワークテーブルの加工対象物が設置される面(上面)は、平面度及びワークテーブルが移動する方向であるX軸方向とY軸方向に対する平行度が所定値以下となるように加工されている。また、ワークテーブルの上面も含めたワイヤ放電加工機の組立精度も所定値以下となるように組み立てられている。しかし、ワークテーブルの上面に加工対象物が接触することによりワークテーブルの上面が摩耗する。そのため、ワークテーブルの上面の同じ箇所に繰り返し加工対象物を設置すると、ワークテーブルの上面の平面度や平行度が早く劣化する問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ワークテーブルの上面の平面度や平行度の劣化を抑制することができるワイヤ放電加工機を提供することを目的とする。
本発明の態様は、ワイヤ電極と加工対象物とで形成される極間に電圧を印加して放電を発生させることで、前記加工対象物に対して放電加工を施すワイヤ放電加工機であって、前記加工対象物が設置されるワークテーブルと、前記ワークテーブルの上面を複数の領域に分け、前記加工対象物が設置されている前記領域を検出する設置領域検出部と、前記設置領域検出部が検出した前記領域毎に前記加工対象物が設置されている設置時間を計測する設置時間計測部と、前記設置時間計測部が計測した前記設置時間を、前記領域毎に積算したものを積算時間として記憶する積算時間記憶部と、を備える。
この構成によれば、作業者はワークテーブルの上面のうち加工対象物の設置時間の積算時間が短い領域に加工対象物を設置することができるため、ワークテーブルの上面の平面度や平行度(以下、精度とも記載)の劣化を遅らせることができる。
前記ワイヤ放電加工機は、前記領域毎の前記積算時間を表示する表示部を備えてもよい。これにより、作業員はワークテーブルの上面のうち加工対象物が設置されている積算時間が短い領域のワークテーブルに加工対象物を設置することができるため、ワークテーブルの上面の精度の劣化を遅らせることができる。
前記表示部は、前記積算時間をグラフとして表示してもよい。これにより、作業員はワークテーブルに加工対象物が設置される積算時間を直感的に把握することができる。
前記ワイヤ放電加工機は、前記積算時間の平均値に対して第一所定割合より前記積算時間が短い前記領域の分布を表示する表示部を備えてもよい。これにより、作業員はワークテーブルの上面のうち加工対象物を設置している積算時間が短い領域に加工対象物を設置することができるため、ワークテーブルの上面の精度の劣化を遅らせることができる。
前記ワイヤ放電加工機は、前記設置時間の平均値に対して第二所定割合より前記積算時間が長い前記領域に前記加工対象物が設置されたときには、その旨を報知する報知部を備えてもよい。報知部により報知されると、作業員は積算時間が長い領域に加工対象物を設置しようとしていることを認識することができる。よって、作業員はワークテーブルの上面のうち加工対象物を設置している積算時間が長い領域を避けて、加工対象物を設置することができるため、ワークテーブルの上面の精度の劣化を遅らせることができる。
前記ワイヤ放電加工機は、前記積算時間の最大値、又は平均値、又は最小値が所定値以上となったときには、その旨を報知する報知部を備えてもよい。これにより、作業員はワークテーブルの上面を研磨する等のメンテナンスを行うことができ、ワークテーブルの精度の劣化を防ぐことができる。
前記設置時間計測部は、前記ワイヤ放電加工機の状態に応じて前記設置時間を補正してもよい。これにより、ワークテーブルの摩耗の程度に応じた積算時間を求めることができる。
前記ワークテーブルは、加工液が貯留される加工槽内に設けられ、前記ワークテーブルに前記加工対象物が設置される設置作業が行われている状態を設置状態とし、前記加工槽内に加工液が溜められている状態を液溜め状態とし、前記加工対象物が放電加工されている状態を加工状態とし、前記加工槽内の加工液が排出される状態、及び前記ワークテーブルから前記加工対象物が取り外される作業が行われている状態を取り外し状態としたときに、前記設置時間計測部は、前記設置状態、前記液溜め状態、前記加工状態及び前記取り外し状態のそれぞれの状態において、前記設置領域検出部が検出した前記領域毎に前記加工対象物が設置されている時間を計測し、計測した前記時間を前記設置状態、前記液溜め状態、前記加工状態及び前記取り外し状態のそれぞれの状態に応じた補正をした値の和を前記設置時間としてもよい。これにより、ワークテーブルの摩耗の程度に応じた設置時間を求めることができる。
前記設置領域検出部は、前記ワークテーブルの上面を撮像する撮像部を有し、前記撮像部が撮像した画像から前記加工対象物が設置されている前記領域を求めてもよい。これにより、加工対象物が設置されている領域を正確に求めることができる。
前記ワークテーブルは、加工液が貯留される加工槽内に設けられ、前記設置時間計測部は、前記加工槽に前記加工液が貯留される直前に前記加工対象物が設置されている前記領域に、前記加工槽に前記加工液が貯留されているときも前記加工対象物が設置されているとして、前記設置時間を計測してもよい。これにより、加工槽に加工液が貯留され、撮像部によりワークテーブルの上面を撮像することができないときであっても、加工対象物が領域に設置されている設置時間を計測することができる。
前記設置領域検出部は、前記ワークテーブルの上面に作用している荷重を検出する荷重検出部を有し、前記荷重検出部が検出した前記荷重から前記加工対象物が設置されている前記領域を求めてもよい。これにより、加工対象物が設置されている領域を正確に求めることができる。
前記設置領域検出部は、前記ワークテーブルに流れる電流を検出する電流計を有し、前記電流計が検出した前記電流から前記加工対象物が設置されている前記領域を求めてもよい。これにより、加工対象物が設置されている領域を正確に求めることができる。
本発明によれば、ワークテーブルの上面の精度の劣化を抑制することができる。
本発明に係るワイヤ放電加工機10について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
〔第一の実施の形態〕
[ワイヤ放電加工機の全体構成]
図1はワイヤ放電加工機10の機械的な概略構成図である。図2はワイヤ放電加工機10に対してカメラ20を取り付ける位置の例を示す図である。
[ワイヤ放電加工機の全体構成]
図1はワイヤ放電加工機10の機械的な概略構成図である。図2はワイヤ放電加工機10に対してカメラ20を取り付ける位置の例を示す図である。
ワイヤ放電加工機10は、加工液中で、ワイヤ電極12と加工対象物Wとで形成される極間(隙間)に電圧を印加して放電を発生させることで、加工対象物(ワーク、被加工物)Wに対して加工(放電加工)を施す工作機械である。ワイヤ放電加工機10は、加工機本体14、加工液処理装置16、カメラ(撮像部)20、表示装置(表示部)22、報知装置(報知部)24及び制御装置26を備える。
ワイヤ電極12の材質は、例えば、タングステン系、銅合金系、黄銅系等の金属材料である。一方、加工対象物Wの材質は、例えば、鉄系材料又は超硬材料等の金属材料である。
加工機本体14は、加工対象物Wに向けたワイヤ電極12を供給する供給系統28と、加工対象物Wを通過したワイヤ電極12を回収する回収系統30とを備える。
供給系統28は、ワイヤ電極12が巻かれたワイヤボビン32と、ワイヤボビン32に対してトルクを付与するトルクモータ34と、ワイヤ電極12に対して摩擦による制動力を付与するブレーキローラ36と、ブレーキローラ36に対してブレーキトルクを付与するブレーキモータ38と、ブレーキローラ36との間にワイヤ電極12を挟持するピンチローラ40と、加工対象物Wの上方でワイヤ電極12をガイドするワイヤガイド(上ワイヤガイド)42とを備える。供給系統28は、加工機本体14の上方機構部66に設置されている。
回収系統30は、加工対象物Wの下方でワイヤ電極12をガイドするワイヤガイド(下ワイヤガイド)44と、ワイヤ電極12を挟持可能なピンチローラ46及びフィードローラ48と、ピンチローラ46及びフィードローラ48により搬送されたワイヤ電極12を回収するワイヤ回収箱50とを備える。
加工機本体14は、放電加工の際に使用される脱イオン水又は油等の加工液を貯留可能な加工槽52を備え、加工槽52内にワイヤガイド42、44が配置されている。また加工槽52内には加工対象物Wが設置されるワークテーブル54が配置されている。ワークテーブル54は、図示しないサーボモータにより、X軸方向及びX軸に直交するY軸方向に移動可能に設けられている。ワークテーブル54は四角の枠状に形成されている。
加工槽52は、ベース部56上に載置されている。加工対象物Wは、ワイヤガイド42とワイヤガイド44との間に設けられている。ワイヤガイド42、44は、ワイヤ電極12を支持するダイスガイド42a、44aを有する。ワイヤガイド42は図示しないステッピングモータによりXY平面に垂直なZ軸、X軸に平行なU軸、及びY軸に平行なV軸に移動し、ワイヤ電極12をZ軸に対して傾けることが可能となっている。また、ワイヤガイド44は、ワイヤ電極12の向きを変えながらピンチローラ46及びフィードローラ48に案内するガイドローラ44bを備える。
なお、ワイヤガイド42は、スラッジ(加工屑)を含まない清浄な加工液を噴出する。これにより、ワイヤ電極12と加工対象物Wとの隙間(極間)を、放電加工に適した清浄な加工液で満たすことができ、放電加工によって発生したスラッジによって放電加工の精度が低下することを防止することができる。また、ワイヤガイド44も、スラッジを含まない清浄な加工液を噴出してもよい。ワイヤガイド42、44、加工対象物W及びワークテーブル54は、加工槽52内に貯留された加工液に浸漬している。
ここで、この加工対象物Wには、放電加工の開始点となる開始孔又は加工溝(ともに図示略)が形成され、この開始孔又は加工溝にワイヤ電極12が挿通されてワイヤ電極12が結線される。この加工対象物Wの開始孔又は加工溝とワイヤ電極12との隙間が、極間となる。ワイヤ放電加工機10は、ワイヤ電極12が開始孔又は加工溝に挿通されて結線された後で、ワイヤ電極12を加工対象物Wに向けて下方向に送り出しながら、ワークテーブル54(加工対象物W)をXY平面と平行する平面上で移動させることで、加工対象物Wを加工する。ワイヤ電極12の結線とは、ワイヤボビン32に巻かれたワイヤ電極12を、ワイヤガイド42、加工対象物W及びワイヤガイド44に通して、ピンチローラ40及びフィードローラ48で挟持させることを言い、ワイヤ電極12が結線されると、ワイヤ電極12には所定の張力が付与されている。
加工液処理装置16は、加工槽52に発生したスラッジを除去するとともに、電気抵抗率・温度の調整等を行うことで加工液の液質を管理する装置である。この加工液処理装置16によって液質が管理された加工液が再び加工槽52に戻される。
ワークテーブル54の上方にはカメラ20が設けられている。カメラ20はワークテーブル54の上面54a全体を撮像可能に設けられている。カメラ20の取り付け位置は、カメラ20がワークテーブル54の上面54aの全体を撮像可能な位置であれば特に限定しない。例えば図2に示すように、上方機構部66にカメラ20を取り付けてもよい。また、ワイヤガイド42に取り付けてもよい。また、カメラ20の位置を移動可能なロボットアーム64に取り付けてもよい。
表示装置22は、放電加工の状態、ワークテーブル54に加工対象物Wを設置している設置時間等が表示される。報知装置24は、音又は音声により作業者に報知を行うスピーカである。表示装置22及び報知装置24は制御装置26により制御される。
[制御装置の構成]
図3は制御装置26の構成を示す制御ブロック図である。図4は制御装置26により演算されるワークテーブル54に加工対象物Wが設置されている積算時間の例を示す図である。制御装置26は、ワークテーブル54の上面54aに加工対象物Wが設置されている設置時間を演算する。制御装置26は、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像を入力し、表示装置22及び報知装置24に制御信号を出力する。制御装置26は、設置領域検出部26a、設置時間計測部26b、積算時間記憶部26c、表示制御部26d、報知制御部26e及び加工処理部26fを有している。
図3は制御装置26の構成を示す制御ブロック図である。図4は制御装置26により演算されるワークテーブル54に加工対象物Wが設置されている積算時間の例を示す図である。制御装置26は、ワークテーブル54の上面54aに加工対象物Wが設置されている設置時間を演算する。制御装置26は、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像を入力し、表示装置22及び報知装置24に制御信号を出力する。制御装置26は、設置領域検出部26a、設置時間計測部26b、積算時間記憶部26c、表示制御部26d、報知制御部26e及び加工処理部26fを有している。
設置領域検出部26aは、ワークテーブル54の上面54aのうち、加工対象物Wがどの位置に設置されているかを検出する。設置領域検出部26aは、図4に示すようにワークテーブル54の上面54aをN個(複数)の領域58(1)〜58(N)に分割し、領域58(1)〜58(N)毎に加工対象物Wが設置されているかを検出する。なお、図4では符号58(4)〜58(N−2)の記載を省略している。また以下では、領域58(1)〜58(N)を特定せず、領域58と記載する。設置領域検出部26aは、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像から加工対象物Wが設置されている領域58を求める。
設置時間計測部26bは、設置領域検出部26aにより検出された加工対象物Wが設置されている領域58毎に、加工対象物Wが設置されている時間(設置時間)を計測する。
積算時間記憶部26cは、設置時間計測部26bで求めた設置時間を領域58毎に積算し、積算時間として記憶する。
表示制御部26dは表示装置22に制御信号を出力する。表示装置22は、入力した制御信号に従って、領域58毎の積算時間を表示する。表示制御部26dは、積算時間記憶部26cに記憶されている領域58毎の積算時間を読み込む。表示制御部26dは、表示装置22に図4に示すようにワークテーブル54の上面54aの領域58を示す図を表示させる。図の各領域58には、領域58毎の積算時間が数字で表示される。
また表示制御部26dは、表示装置22に、短い積算時間を例えば青色の数字で表示させ、長い積算時間を例えば赤色の数字で表示させ、その他の積算時間を黒色の数字で表示させる。これにより、作業員は、設置時間の積算時間が短い領域58が密集して分布している範囲と設置時間の積算時間が長い領域58が密集して分布している範囲とを直感的に把握することができる。
表示制御部26dは、積算時間の長い又は短いことを次のように判定する。表示制御部26dは、領域58(1)〜領域58(N)までのすべての積算時間を合計した合計時間をNで除したものを平均値として求める。表示制御部26dは、積算時間が平均値に対して第一所定割合(例えば、50%)よりも短いときに、積算時間が短いと判定する。表示制御部26dは、積算時間が平均値に対して第二所定割合(例えば、150%)よりも長いときに、積算時間が長いと判定する。
報知制御部26eは報知装置24に制御信号を出力する。報知装置24は、入力した制御信号に従って、加工対象物Wが設置されている領域58の積算時間が長いときには、その旨を報知する。報知制御部26eは、設置領域検出部26aから加工対象物Wが設置されている領域58の情報を入力する。また報知制御部26eは、積算時間記憶部26cに記憶されている領域58毎の積算時間を読み込む。報知制御部26eは、加工対象物Wが設置されている領域58の積算時間が長いときには、報知装置24にその旨を報知させる。報知制御部26eにおける積算時間が長いことの判定方法は、前述の表示制御部26dの積算時間が長いことの判定方法と同様である。
さらに報知装置24は、入力した制御信号に従って、すべての領域58の積算時間のうちの最大値が所定値以上となったときには、作業員にその旨を報知する。報知制御部26eは、積算時間記憶部26cに記憶されている領域58毎の積算時間を読み込む。報知制御部26eは、読み込んだ領域58毎の積算時間の最大値が所定値以上であるときには報知装置24にその旨を報知させる。この所定値は、ワークテーブル54の上面54aの精度が劣化し、ワークテーブル54の上面54aを研磨する等のメンテナンスが必要であると推定できる時間に設定すればよい。
加工処理部26fは、ワイヤ放電加工機10による放電加工を制御する。ワイヤ放電加工機10は、設置状態、液溜め状態、加工状態、取り外し状態の4つの状態を経て、加工対象物Wの加工を行う。設置状態とは、作業員又はロボット等が加工対象物Wをワークテーブル54に設置し、平行出し、芯出し等の設置作業(段取り作業)を行っている状態を示す。液溜め状態とは、設置終了後、加工槽52に加工液を供給し始めてから、加工液の貯留が完了するまでの状態を示す。加工状態とは、加工液中において加工対象物Wの放電加工が開始されてから加工対象物Wの放電加工が終了するまでの状態を示す。取り外し状態とは、加工槽52から加工液を排出し、作業員又はロボット等によりワークテーブル54から加工対象物Wが取り外されるまでの状態を示す。これらの状態は、加工処理部26fにより管理されている。
[設置時間計測処理について]
図5は設置時間計測部26bにおいて行われる設置時間の計測処理の流れを示すフローチャートである。図6は設置時間に掛ける係数の例を示す表である。設置時間計測部26bは、加工処理部26fからワイヤ放電加工機10の状態(設置状態、液溜め状態、加工状態、取り外し状態)を示す信号を入力し、状態毎に設置時間を計測する。
図5は設置時間計測部26bにおいて行われる設置時間の計測処理の流れを示すフローチャートである。図6は設置時間に掛ける係数の例を示す表である。設置時間計測部26bは、加工処理部26fからワイヤ放電加工機10の状態(設置状態、液溜め状態、加工状態、取り外し状態)を示す信号を入力し、状態毎に設置時間を計測する。
ステップS1では、設置時間計測部26bは、加工処理部26fから設置作業が開始されたことを示す信号が入力されたか否かを判定し、設置作業が開始されたときには次にステップS2の処理を行い、設置作業が開始されていないときにはステップS1の処理を繰り返して待機する。
ステップS2では、設置時間計測部26bは、設置状態における設置時間(図5ではt1と表記)を計測する。設置時間計測部26bは、設置領域検出部26aにおいて検出された加工対象物Wが設置されている領域58の設置時間を計測する。設置時間計測部26bは、設置状態が終了するまで設置時間の計測を継続する。
ステップS3では、設置時間計測部26bは、設置状態が終了するとステップS2で計測した設置時間に係数A1を掛けた値を設置状態における設置時間T1とする。設置状態における係数A1は、図6に示すように「1」に設定される。
ステップS4では、設置時間計測部26bは、液溜め状態における設置時間(図5ではt2と表記)を計測する。設置時間計測部26bは、加工槽52に加工液を供給し始める直前に加工対象物Wが設置されていた領域58に、液溜め状態においても加工対象物Wが設定されているものとして、設置時間を計測する。設置時間計測部26bは、液溜め状態が終了するまで設置時間の計測を継続する。
ステップS5では、設置時間計測部26bは、液溜め状態が終了するとステップS4で計測した設置時間に係数A2を掛けた値を設置状態における設置時間T2とする。設置状態における係数A2は、図6に示すように「1.1」に設定される。
ステップS6では、設置時間計測部26bは、加工状態における設置時間(図5ではt3と表記)を計測する。設置時間計測部26bは、加工槽52に加工液を供給し始める直前に加工対象物Wが設置されていた領域58に、液溜め状態においても加工対象物Wが設定されているものとして、設置時間を計測する。設置時間計測部26bは、加工状態が終了するまで設置時間の計測を継続する。
ステップS7では、設置時間計測部26bは、加工状態が終了するとステップS6で計測した設置時間に係数A3を掛けた値を設置状態における設置時間T3とする。設置状態における係数A3は、図6に示すように「1.5」に設定される。
ステップS8では、設置時間計測部26bは、取り外し状態における設置時間(図5ではt4と表記)を計測する。設置時間計測部26bは、取り外し状態のうち加工槽52の加工液の排出が完了するまでは、加工槽52に加工液を供給し始める直前に加工対象物Wが設置されていた領域58に、液溜め状態においても加工対象物Wが設定されているものとして、設置時間を計測する。設置時間計測部26bは、取り外し状態のうち加工槽52の加工液の排出が完了した後には、設置領域検出部26aにおいて検出された加工対象物Wが設置されている領域58の設置時間を計測する。設置時間計測部26bは、取り外し状態が終了するまで設置時間の計測を継続する。
ステップS9では、設置時間計測部26bは、取り外し状態が終了するとステップS8で計測した設置時間に係数A4を掛けた値を設置状態における設置時間T4とする。設置状態における係数A4は、図6に示すように「1.4」に設定される。
ステップS10では、設置時間計測部26bは、設置状態の設置時間T1、液溜め状態の設置時間T2、加工状態の設置時間T3、取り外し状態の設置時間T4の和を最終的な設置時間(図5ではTと表記)とする。
設置時間計測部26bは、ステップS4の処理をステップS3の処理の後、ステップS6の処理をステップS5の処理の後、ステップS8の処理をステップS7の後に行っているが、ステップS3の処理とステップS4の処理、ステップS5の処理とステップS6の処理、ステップS7の処理とステップS8の処理は同時に行うようにしてもよい。また設置状態の設置時間t1、液溜め状態の設置時間t2、加工状態の設置時間t3、取り外し状態の設置時間t4を一次的に記憶しておき、取り外し状態が終了した後に、各状態に応じた係数を掛けるようにしてもよい。
設置時間計測部26bは、ステップS4、ステップS6、ステップS8では、加工槽52に加工液を供給し始める直前に加工対象物Wが設置されていた領域58に、液溜め状態においても加工対象物Wが設定されているものとして、設置時間を計測している。これは、加工槽52内に加工液が貯留されているときには、ワークテーブル54は加工液に浸漬されているため、カメラ20によりワークテーブル54の上面54aを撮像することができず、設置領域検出部26aは加工対象物Wが設置されている領域58を検出することができないからである。加工槽52に加工液が貯留されているときには、加工対象物Wはワークテーブル54に固定されており、加工対象物Wはワークテーブル54に対して移動しない。そこで、設置時間計測部26bは、加工槽52に加工液を供給し始める直前に加工対象物Wが設置されていた領域58には、液溜め状態においても加工対象物Wが設定されているものとして、設置時間を計測する。
ワイヤ放電加工機10の状態に応じて、設定時間に掛ける係数はワークテーブル54の摩耗の進み具合に応じて設定する。ワイヤ放電加工機10の状態に応じて、ワークテーブル54の摩耗の進み具合が異なる。例えば、ワイヤ放電加工機10の状態が加工状態であるときには、加工対象物Wが放電加工により押圧され、ワークテーブル54は加工対象物Wから力を受ける。そのため、加工状態では設置状態や液溜め状態に比べてワークテーブル54の上面54aの摩耗速度が速い。またワイヤ放電加工機10の状態が取り外し状態であるときには、加工対象物Wの周辺にスラッジがある状態で加工対象物Wをワークテーブル54上で移動させる。そのため、取り外し状態は、設置状態や液溜め状態に比べてワークテーブル54の上面54aの摩耗速度が速い。ワイヤ放電加工機10の状態に応じて設置時間を補正することにより、ワークテーブル54の摩耗の程度に応じた設置時間を求めることができる。
[作用効果]
ワークテーブル54の上面54aは、平面度及びX軸方向とY軸方向に対する平行度が所定値以下となるように加工されている。また、ワークテーブル54の上面54aも含めワイヤ放電加工機10の組立制度も所定値以下となるように組み立てられている。しかし、ワークテーブル54の上面54aに加工対象物Wが接触することによりワークテーブル54の上面54aが摩耗する。ワークテーブル54の上面54aの同じ箇所に繰り返し加工対象物Wを設置すると、その箇所の摩耗が進み、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化が早くなる。ワークテーブル54の上面54aの精度が劣化すると、ワークテーブル54に加工対象物Wを設置する際の平行出し、芯出し等の段取り作業に時間がかかり作業効率が低下する。さらにワークテーブル54の上面54aの精度が劣化したときには、ワークテーブル54の上面54aを研磨して精度を出す作業を行う必要がある。
ワークテーブル54の上面54aは、平面度及びX軸方向とY軸方向に対する平行度が所定値以下となるように加工されている。また、ワークテーブル54の上面54aも含めワイヤ放電加工機10の組立制度も所定値以下となるように組み立てられている。しかし、ワークテーブル54の上面54aに加工対象物Wが接触することによりワークテーブル54の上面54aが摩耗する。ワークテーブル54の上面54aの同じ箇所に繰り返し加工対象物Wを設置すると、その箇所の摩耗が進み、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化が早くなる。ワークテーブル54の上面54aの精度が劣化すると、ワークテーブル54に加工対象物Wを設置する際の平行出し、芯出し等の段取り作業に時間がかかり作業効率が低下する。さらにワークテーブル54の上面54aの精度が劣化したときには、ワークテーブル54の上面54aを研磨して精度を出す作業を行う必要がある。
ワークテーブル54の上面54aに均等に加工対象物Wが接触すれば、ワークテーブル54の上面54aは均等に摩耗するため、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化を遅らせることができる。
そこで第一の実施の形態では、設置領域検出部26aによりワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を検出し、設置時間計測部26bにより領域58毎に加工対象物Wが設置されている設置時間を計測し、積算時間記憶部26cにより領域58毎に設置時間を積算して積算時間を求めるようにする。これにより、作業員はワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている積算時間が長い領域58を避けて、ワークテーブル54に加工対象物Wを設置することができるため、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化を遅らせることができる。
また第一の実施の形態では、表示制御部26dは領域58毎の積算時間を表示装置22に表示するようにする。これにより、作業者はワークテーブル54の上面54aの領域58毎に加工対象物Wが設置されている積算時間を認識することが可能となる。作業員は積算時間が短い領域58に加工対象物Wを設置することができるため、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化を遅らせることができる。
また第一の実施の形態では、表示制御部26dは、すべての領域58の積算時間の平均値に対して第一所定割合よりも積算時間が短い領域58に加工対象物Wを設置するように表示装置22に案内を表示する。これにより、作業員はワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている積算時間が短い領域58に加工対象物Wを設置することができるため、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化を遅らせることができる。
また第一の実施の形態では、報知制御部26eは、すべての領域58の積算時間の平均値に対して第二所定割合よりも積算時間が長い領域58に加工対象物Wが設置されたときには、報知装置24により作業員にその旨を報知するようにする。報知装置24により報知されると、作業員は自分がワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている積算時間が長い領域58に加工対象物Wを設置しようとしていることを認識することができる。よって、作業員はワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている積算時間が長い領域58を避けて、ワークテーブル54に加工対象物Wを設置することができるため、ワークテーブル54の上面54aの精度の劣化を遅らせることができる。
また第一の実施の形態では、報知制御部26eは、すべての領域58の加工対象物Wが設置されている積算時間のうち最大値が所定値以上となったときには、作業員にその旨を報知装置24により報知するようにした。作業員はワークテーブル54の上面54aの精度が劣化していることを認識することが可能となる。これにより、作業員はワークテーブル54の上面54aを研磨する等のメンテナンスを行うことができ、ワークテーブル54の精度の劣化を防ぐことができる。
また第一の実施の形態では、設置時間計測部26bはワイヤ放電加工機10の状態に応じて設置時間を補正する。具体的には、設置時間計測部26bは、ワイヤ放電加工機10の状態が、設置状態、液溜め状態、加工状態及び取り外し状態のそれぞれに応じて設置時間を補正する。これにより、ワークテーブル54の摩耗の程度に応じた設置時間を求めることができる。
また第一の実施の形態では、ワークテーブル54の上面54aを撮像するカメラ20を設け、設置領域検出部26aはカメラ20が撮像した画像から加工対象物Wが設置されている領域58を求める。これにより、加工対象物Wが設置されている領域58を正確に求めることができる。
また第一の実施の形態では、設置時間計測部26bは、加工槽52に加工液を供給し始める直前に加工対象物Wが設置されていた領域58には、加工槽52に加工液が貯留されているときにも加工対象物Wが設置されているものとして設置時間を計測する。これにより、加工槽52に加工液が貯留され、カメラ20によりワークテーブル54の上面54aを撮像することができないときであっても、加工対象物Wが領域58に設置されている設置時間を計測することができる。
〔第二の実施の形態〕
第一の実施の形態では、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像から、ワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。それに対して、第二の実施の形態では、ワークテーブル54の上面54aに作用している荷重を検出する歪ゲージ(荷重検出部)60を設け、歪ゲージ60が検出した荷重からワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。以下、第二の実施の形態について説明するが、第一の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第一の実施の形態では、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像から、ワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。それに対して、第二の実施の形態では、ワークテーブル54の上面54aに作用している荷重を検出する歪ゲージ(荷重検出部)60を設け、歪ゲージ60が検出した荷重からワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。以下、第二の実施の形態について説明するが、第一の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7はワイヤ放電加工機10に対して歪ゲージ60を取り付ける位置の例を示す図である。歪ゲージ60はワークテーブル54の下部に設けられている。歪ゲージ60は、ワークテーブル54の上面54aの領域58毎に、ワークテーブル54の上面54aに荷重が作用しているか否かを検出することができる。ワークテーブル54の上面54aに加工対象物Wが設置されると、加工対象物Wが設置されている領域58に荷重が作用していることを検出する。
設置領域検出部26aは、歪ゲージ60が検出した荷重の情報から、ワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。なお、歪ゲージ60は、加工槽52に加工液が貯留されているときにも、ワークテーブル54の上面54aに作用する荷重を検出することができる。そのため、第一の実施の形態のように、ワイヤ放電加工機10の状態が、液溜め状態、加工状態及び取り外し状態であっても、設置領域検出部26aは加工対象物Wが設置されている領域58を検出することができる。よって、ワイヤ放電加工機10の状態が、液溜め状態、加工状態及び取り外し状態であっても、設置時間計測部26bは、設置領域検出部26aにより検出された加工対象物Wが設置されている領域58の設置時間を計測することができる。
[作用効果]
第二の実施の形態では、ワークテーブル54の上面54aに作用する荷重を検出する歪ゲージ60を設け、制御装置26は歪ゲージ60が検出した荷重から加工対象物Wが設置されている領域58を求める。これにより、ワイヤ放電加工機10の状態が、液溜め状態、加工状態及び取り出し状態であっても、設置領域検出部26aは加工対象物Wが設置されている領域58を検出することができる。よって、加工対象物Wが設置されている領域58を正確に求めることができる。
第二の実施の形態では、ワークテーブル54の上面54aに作用する荷重を検出する歪ゲージ60を設け、制御装置26は歪ゲージ60が検出した荷重から加工対象物Wが設置されている領域58を求める。これにより、ワイヤ放電加工機10の状態が、液溜め状態、加工状態及び取り出し状態であっても、設置領域検出部26aは加工対象物Wが設置されている領域58を検出することができる。よって、加工対象物Wが設置されている領域58を正確に求めることができる。
〔第三の実施の形態〕
第一の実施の形態では、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像から、ワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。それに対して、第三の実施の形態では、ワークテーブル54内を流れる電流を検出する電流計62を設け、電流計62が検出した電流からワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。以下、第三の実施の形態について説明するが、第一の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第一の実施の形態では、カメラ20が撮像したワークテーブル54の上面54aの画像から、ワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。それに対して、第三の実施の形態では、ワークテーブル54内を流れる電流を検出する電流計62を設け、電流計62が検出した電流からワークテーブル54の上面54aのうち加工対象物Wが設置されている領域58を求める。以下、第三の実施の形態について説明するが、第一の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図8はワイヤ放電加工機10に対して電流計62を取り付ける位置の例を示す図である。電流計62はワークテーブル54に複数設けられている。加工対象物Wが放電加工されているときには、ワイヤ電極12から加工対象物Wに流れた電流はワークテーブル54を介してアースに流れる。電流はワークテーブル54をできるだけ最短経路で通過しようとする。そのため、ワークテーブル54のうち、加工対象物Wが設置されている領域58は、加工対象物Wが設置されていない領域58に比べて電流値が高くなる。
設置領域検出部26aは、電流計62が検出した電流値から所定電流値よりも高い電流値を検出した領域58を加工対象物Wが設置されている領域58とする。なお、所定電流値は、放電加工が行われているときにワークテーブル54に流れる電流の高さに応じて設定される。
放電加工が行われていないときには、設置領域検出部26aは加工対象物Wが設置されている領域58を検出することができない。そのため、設置時間計測部26bは加工状態において加工対象物Wが設置されていた領域58に、設置状態、液溜め状態及び取り出し状態においても加工対象物Wが設置されているものとして、設置時間を計測する。
[作用効果]
第三の実施の形態では、ワークテーブル54に流れる電流を検出する電流計62を設け、制御装置26は電流計62が検出した電流から加工対象物Wが設置されている領域58を求める。よって、加工対象物Wが設置されている領域58を正確に求めることができる。
第三の実施の形態では、ワークテーブル54に流れる電流を検出する電流計62を設け、制御装置26は電流計62が検出した電流から加工対象物Wが設置されている領域58を求める。よって、加工対象物Wが設置されている領域58を正確に求めることができる。
〔第四の実施の形態〕
第一の実施の形態では、表示装置22は、積算時間記憶部26cにおいて記憶している領域58毎の積算時間を数字で表示する。それに対して、第四の実施の形態では、表示装置22は、積算時間記憶部26cにおいて記憶している領域58毎の積算時間をグラフで表示する。
第一の実施の形態では、表示装置22は、積算時間記憶部26cにおいて記憶している領域58毎の積算時間を数字で表示する。それに対して、第四の実施の形態では、表示装置22は、積算時間記憶部26cにおいて記憶している領域58毎の積算時間をグラフで表示する。
図9は積算時間をグラフで表示した例を示す図である。表示制御部26dは、図9に示すように、ワークテーブル54の上面54aを斜めから見た状態で、ワークテーブル54の上面54aの領域58毎に対応する位置において、積算時間記憶部26cにおいて記憶している領域58毎の積算時間を立体的なグラフで表示するように、表示装置22に制御信号を出力する。グラフは、積算時間が長くなるほど高くなるように表示される。
また表示制御部26dは、積算時間の範囲毎にグラフの色を変えて表示するように表示装置22に制御信号を出力する。例えば、積算時間が0時間以上200時間未満のグラフは水色、200時間以上400時間未満のグラフは青色、400時間以上600時間未満のグラフは白色、600時間以上800時間未満のグラフは黒色とする。
表示装置22に積算時間をグラフで示すことにより、作業員にワークテーブル54の積算時間が短い領域58に加工対象物Wを設置するように案内する。
[作用効果]
第四の実施の形態では、表示制御部26dは領域58毎の積算時間をグラフにより表示装置22に表示するようにする。これにより、作業員はワークテーブル54に加工対象物Wが設置されている積算時間を直感的に把握することができる。
第四の実施の形態では、表示制御部26dは領域58毎の積算時間をグラフにより表示装置22に表示するようにする。これにより、作業員はワークテーブル54に加工対象物Wが設置されている積算時間を直感的に把握することができる。
〔他の実施の形態〕
以上、本発明を第一の実施の形態〜第四の実施の形態に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は第一の実施の形態〜第四の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
以上、本発明を第一の実施の形態〜第四の実施の形態に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は第一の実施の形態〜第四の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
第一の実施の形態では、報知制御部26eは、領域58の加工対象物Wが設置されている積算時間の最大値が所定値以上となったときには、作業員にその旨を報知するように報知装置24に制御信号を出力する。例えば、この構成を、報知制御部26eは、領域58の加工対象物Wが設置されている積算時間の平均値が所定値以上となったときには、作業員にその旨を報知するように報知装置24に制御信号を出力するようにしてもよい。又は、報知制御部26eは、領域58の加工対象物Wが設置されている積算時間の最小値が所定値以上となったときには、作業員にその旨を報知するように報知装置24に制御信号を出力するようにしてもよい。
第一の実施の形態では、ワークテーブル54を四角の枠状に形成する。この構成を、ワークテーブル54をL字状に形成するようにしてもよい。またワークテーブル54は、枠状のような内部に中空部を有するものに限らず、中空部を有さないものであってもよい。
第二の実施の形態では、歪ゲージ60によりワークテーブル54の上面54aに荷重を検出するようにしたが、歪ゲージ60に代えて圧電素子を用いてもよい。
第四の実施の形態では、表示制御部26dは、図9に示すように、グラフをワークテーブル54の上面54aを斜めから見た状態で立体的に示す。このグラフを、別の角度から見た立体的なグラフとしてもよいし、ワークテーブル54の上面54aから見た状態で色を異ならせるようにして表示するグラフであってもよい。
10…ワイヤ放電加工機 12…ワイヤ電極
20…カメラ(撮像部) 22…表示装置(表示部)
26a…設置領域検出部 26b…設置時間計測部
26c…積算時間記憶部 52…加工槽
54…ワークテーブル 54a…上面
58…領域 60…歪ゲージ(荷重検出部)
62…電流計 W…加工対象物
20…カメラ(撮像部) 22…表示装置(表示部)
26a…設置領域検出部 26b…設置時間計測部
26c…積算時間記憶部 52…加工槽
54…ワークテーブル 54a…上面
58…領域 60…歪ゲージ(荷重検出部)
62…電流計 W…加工対象物
Claims (12)
- ワイヤ電極と加工対象物とで形成される極間に電圧を印加して放電を発生させることで、前記加工対象物に対して放電加工を施すワイヤ放電加工機であって、
前記加工対象物が設置されるワークテーブルと、
前記ワークテーブルの上面を複数の領域に分け、前記加工対象物が設置されている前記領域を検出する設置領域検出部と、
前記設置領域検出部が検出した前記領域毎に前記加工対象物が設置されている設置時間を計測する設置時間計測部と、
前記設置時間計測部が計測した前記設置時間を、前記領域毎に積算したものを積算時間として記憶する積算時間記憶部と、
を備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記領域毎の前記積算時間を表示する表示部を備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項2に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記表示部は、前記積算時間をグラフとして表示することを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記積算時間の平均値に対して第一所定割合より前記積算時間が短い前記領域の分布を表示する表示部を備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記設置時間の平均値に対して第二所定割合より前記積算時間が長い前記領域に前記加工対象物が設置されたときには、その旨を報知する報知部を備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記積算時間の最大値、又は平均値、又は最小値が所定値以上となったときには、その旨を報知する報知部を備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記設置時間計測部は、前記ワイヤ放電加工機の状態に応じて前記設置時間を補正することを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項7に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記ワークテーブルは、加工液が貯留される加工槽内に設けられ、
前記ワークテーブルに前記加工対象物が設置される設置作業が行われている状態を設置状態とし、
前記加工槽内に加工液が溜められている状態を液溜め状態とし、
前記加工対象物が放電加工されている状態を加工状態とし、
前記加工槽内の加工液が排出される状態、及び前記ワークテーブルから前記加工対象物が取り外される作業が行われている状態を取り外し状態としたときに、
前記設置時間計測部は、
前記設置状態、前記液溜め状態、前記加工状態及び前記取り外し状態のそれぞれの状態において、前記設置領域検出部が検出した前記領域毎に前記加工対象物が設置されている時間を計測し、
計測した前記時間を前記設置状態、前記液溜め状態、前記加工状態及び前記取り外し状態のそれぞれの状態に応じた補正をした値の和を前記設置時間とすることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記設置領域検出部は、前記ワークテーブルの上面を撮像する撮像部を有し、前記撮像部が撮像した画像から前記加工対象物が設置されている前記領域を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項9に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記ワークテーブルは、加工液が貯留される加工槽内に設けられ、
前記設置時間計測部は、前記加工槽に前記加工液が貯留される直前に前記加工対象物が設置されている前記領域に、前記加工槽に前記加工液が貯留されているときも前記加工対象物が設置されているとして、前記設置時間を計測することを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記設置領域検出部は、前記ワークテーブルの上面に作用している荷重を検出する荷重検出部を有し、前記荷重検出部が検出した前記荷重から前記加工対象物が設置されている前記領域を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記設置領域検出部は、前記ワークテーブルに流れる電流を検出する電流計を有し、前記電流計が検出した前記電流から前記加工対象物が設置されている前記領域を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機。
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