JP6404784B2 - 心拍検出方法および心拍検出装置 - Google Patents

心拍検出方法および心拍検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、心電図波形から心拍間隔(R−R間隔)などの生体情報を抽出するための技術に係り、特に心電図波形をリアルタイムに取得しながら心拍を検出するための心拍検出方法および心拍検出装置に関するものである。
心拍数あるいはその変動はECG(Electrocardiogram、心電図)から得られる生体情報であり、スポーツ関連の分野においては運動強度の指標となるとともに、日常生活や安静状態においては自律神経機能の評価などに活用される。ECG波形は、心臓の電気的な活動を観測したものであり、電極を体表面に取り付けて計測する。ECG波形の誘導法、すなわち電極の配置には様々な種類があるが、例えば左右の胸部など、心臓を挟むように電極を配すると振幅の大きい安定した波形が得られる。ECG波形に対し心拍検出などのデータ処理を行う際には、ECG波形は一定の時間間隔でサンプリングされた離散的なデータ列として扱われる。
図5に、一般的なECG波形の例を示す。ECG波形は、連続した心拍の波形からなり、1つの心拍波形は、それぞれ心房や心室の活動を反映したP波、Q波、R波、S波、T波等の成分からなっている。そのうち、心室の収縮(心室筋の脱分極)に伴うものがR波であり、振幅も大きいため、心拍の検出はR波を目安にして行われることが多い。特に、ECG波形のサンプリングデータ列の時間差分を取ることにより、R波からS波への急峻な変化をピーク状に浮き立たせると、心拍を検出しやすくなる。1拍毎の心拍の間隔は、R−R間隔と称され、心拍変動の1次指標として扱われる。
従来の心拍検出方法として、以下のような文献が公知である。特許文献1には、ECG波形の基線の搖動を除去するための構成が開示されている。また、特許文献2には、波形の山と谷との振幅に基づいた閾値でR波を認識する構成が開示されている。
非特許文献1には、ECG波形を時間差分した値の変化をもとにR−R間隔などを求める方法が記載されている。具体的には、(n+1)番目のサンプリング値と(n−1)番目のサンプリング値との差分の絶対値をとり、そのピークを閾値に基づいて検出し、2つのピークの時間幅をR−R間隔としている。
特開2002−78695号公報 特開2003−561号公報
"ECG Implementation on the TMS320C5515 DSP Medical Development Kit (MDK) with the ADS1298 ECG-FE",Texas Instruments Incorporated,<http://www.ti.com/lit/an/sprabj1/sprabj1.pdf>,2011
しかしながら、上記のような心拍検出方法には次のような問題点があった。ECG波形の時間差分をとった際に現れる心拍に由来するピークが、測定時の条件等の影響により、小さくなってしまう場合がある。
図6は、従来の問題点を説明する図であり、ECG波形のサンプリングデータの一部を示す図である。図6の横軸は時間、縦軸は心電位[μV]である。この例では、使用している電極および装具の特性により、心電位のレベルも小さく、かつ体動などによるノイズが重畳しやすくなっている。
図7は、図6のECG波形の時間差分値「(n+1)番目のサンプリング値−(n−1)番目のサンプリング値」を示す図であり、横軸は時間、縦軸は心電位の差分値[μV]である。ECG波形の時間差分をとることで、R波〜S波の急峻な心電位の低下に伴う下向きのピークが、心拍のリズムに沿って出現しているのが見て取れる。また、図7中の◆印11は、非特許文献1の方法に則って、上記の下向きのピークに対する閾値に基づいて検出した心拍時刻とR−R間隔[ms]とを示している。
図6の10で示した個所には、R波が存在しているが、重畳しているノイズの影響でR波→S波の変化が減殺されている。その結果、図7における該当部分(図7中の12の箇所)では、ピーク値が小さくなっていることが分かる。そのため、上述のような、単純にピーク値と閾値との大小比較による検出方法では心拍を検出し損ねてしまう。なお、時間差分の絶対値が閾値を超えた時刻を心拍時刻として検出すると、R波〜S波の電位の低下ではなく、R波の立ち上がりに由来するピークが閾値を超える場合が出現してしまい、R−R間隔を正確に測ることができない。
図8は、図6のECG波形を含む、より長時間のECG波形から非特許文献1の方法で抽出されたR−R間隔を示す図である。この図8によると、本来のR−R間隔を示していると思われる点13に対して、心拍を取りこぼしたと思われる点14が、数多く発生していることが分かる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ECG波形にノイズが重畳したデータからでも、心拍およびその時刻を的確に検出することができる心拍検出方法および心拍検出装置を提供することを目的とする。
本発明の心拍検出方法は、生体の心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分値をサンプリング時刻ごとに算出する時間差分値算出ステップと、直前の心拍時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する第一の時間判定ステップと、前記第一の経過時間が前記第一の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min1を保持する第一の最小値保持ステップと、前記時間差分値が閾値を下回るかどうかを判定する時間差分値判定ステップと、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する第二の時間判定ステップと、前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min2を保持する第二の最小値保持ステップと、前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定した時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する第三の時間判定ステップと、前記第三の経過時間が前記第三の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min3を保持する第三の最小値保持ステップと、前記最小値Min1,Min2,Min3の関係が予め定められた心拍時刻確定条件を満たすとき、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻または前記最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とする心拍時刻決定ステップとを含み、前記第一の時間間隔は、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域を定めたものであり、前記第二の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域を定めるものであり、前記第三の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域の後の一定の時間領域を定めたものであり、前記最小値Min2の前記最小値Min1に対する比率Min2/Min1と、前記最小値Min2の前記最小値Min3に対する比率Min2/Min3とが一定値を上回ることを、前記心拍時刻確定条件とすることを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記第一の時間判定ステップは、直前の心拍時刻から得られるR−R間隔に基づいて前記第一の時間間隔の範囲を設定するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記第一の時間判定ステップは、直前の心拍時刻から、前記時間差分値が次に前記閾値を下回る直前までの時間領域を前記第一の時間間隔の範囲とするステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記時間差分値判定ステップは、直近の複数回の心拍時刻の確定で得られた複数の最小値Min2に基づいて前記閾値を設定するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記時間差分値判定ステップは、直近の複数回の心拍時刻の確定で得られた複数の最小値Min1,Min2,Min3に基づいて前記閾値を設定するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置は、生体の心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分値をサンプリング時刻ごとに算出する時間差分値算出手段と、前記時間差分値が閾値を下回るかどうかを判定する時間差分値判定手段と、直前の心拍時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあるかどうか、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内にあるかどうか、および前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定した時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する時間判定手段と、前記第一の経過時間が前記第一の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min1と、前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min2と、前記第三の経過時間が前記第三の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min3とを保持する最小値保持手段と、前記最小値Min1,Min2,Min3の関係が予め定められた心拍時刻確定条件を満たすとき、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻または前記最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とする心拍時刻決定手段とを備え、前記第一の時間間隔は、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域を定めたものであり、前記第二の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域を定めるものであり、前記第三の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域の後の一定の時間領域を定めたものであり、前記最小値Min2の前記最小値Min1に対する比率Min2/Min1と、前記最小値Min2の前記最小値Min3に対する比率Min2/Min3とが一定値を上回ることを、前記心拍時刻確定条件とすることを特徴とするものである。
本発明によれば、心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分値をサンプリング時刻ごとに算出し、時間差分値が閾値を超えたピークである最小値Min2とその前後の時間領域における時間差分値の最小値Min1,Min3とを保持し、最小値Min1,Min2,Min3の関係が心拍時刻確定条件を満たすとき、時間差分値が閾値を超えた時刻または最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とすることにより、ノイズを含むサンプリングデータ列からでも、心拍およびその時刻を的確に検出することができる。
本発明の実施の形態に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。 心電図波形に本発明の実施の形態に係る心拍検出方法を適用した結果を示す図である。 心電図波形から本発明の実施の形態に係る心拍検出方法で抽出したR−R間隔を示す図である。 心電図波形の例を示す図である。 心電図波形のサンプリングデータの1例を示す図である。 図6の心電図波形の時間差分値を示す図である。 心電図波形から抽出したR−R間隔を示す図である。
[発明の原理]
心拍に由来するECG波形の時間差分のピークが上記のように測定時の条件等の影響により絶対値が小さくなってしまう場合、その小さなピークを捕捉するためには、ピークを捕捉するための閾値の絶対値も小さくしなければならない。一方で閾値の絶対値を小さくすると、心拍とは無関係のノイズまで拾ってしまう場合が出てくるため、ノイズを取り除くことが必要になる。本発明は、心拍の候補としてのピークに対し、ピークの値とその前後の状態とを比較して判定することにより、単峰性のピークを捉え、単峰性のピーク以外のものを排除する。
なお、心拍に由来するECG波形の時間差分の鋭いピークでは、時間差分が閾値を超えた時刻とピーク頂点の時刻との時間差が小さく、また心拍毎に大きく変わるものではないため、時間差分が閾値を超えた時刻とピーク頂点の時刻のどちらを心拍時刻としても実質上支障はない。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。心拍検出装置は、ECG波形のサンプリングデータ列を出力する心電計1と、ECG波形のサンプリングデータ列とサンプリング時刻の情報とを記憶する記憶部2と、ECG波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分値をサンプリング時刻ごとに算出する時間差分値算出部3と、時間差分値が閾値を超えているかどうかを判定する時間差分値判定部4と、想定される次の心拍時刻の手前の第一の時間間隔の範囲と時間差分値のピークを含む第二の時間間隔の範囲と時間差分値のピークの後の第三の時間間隔の範囲を求める時間判定部5と、第一、第二、第三の時間間隔の範囲における時間差分値の最小値Min1,Min2,Min3を保持する最小値保持部6と、最小値Min1,Min2,Min3の関係が心拍時刻確定条件を満たすとき、時間差分値が閾値を超えた時刻または最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とする心拍時刻決定部7とを備えている。
以下、本実施の形態の心拍検出方法を説明する。ここでは、1つの心拍を検出し、その心拍時刻を得るまでの手順を説明する。このような心拍時刻の算出をECG波形データの期間にわたって繰り返すことによって、心拍時刻の時系列データが得られ、この時系列データからR−R間隔なども算出することができる。
本実施の形態では、ECG波形をサンプリングしたデータ列をX(i)とする。i(i=1,2,…)は1サンプリングのデータに付与される番号である。番号iが大きくなる程、サンプリング時刻が後になることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、後述する第一の時間間隔の範囲における時間差分値の最小値をMin1、第二の時間間隔の範囲における時間差分値の最小値をMin2、第三の時間間隔の範囲における時間差分値の最小値をMin3とする。これら最小値Min1,Min2,Min3の初期値は例えば0としておけばよい。
心電計1は、図示しない生体(人体)のECG波形を測定し、ECG波形のサンプリングデータ列X(i)を出力する。このとき、心電計1は、各サンプリングデータにサンプリング時刻の情報を付加して出力する。なお、ECG波形の具体的な測定方法は周知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
記憶部2は、心電計1から出力されたECG波形のサンプリングデータ列X(i)とサンプリング時刻の情報とを記憶する。
まず、時間差分値算出部3は、サンプリングデータX(i)の時間差分値Y(i)を算出するため、サンプリングデータX(i)の1サンプリング後のデータX(i+1)と1サンプリング前のデータX(i−1)とを記憶部2から取得する(図2ステップS1)。そして、時間差分値算出部3は、サンプリングデータX(i)の時間差分値Y(i)を次式のように算出する(図2ステップS2)。
Y(i)=X(i+1)−X(i−1) ・・・(1)
次に、時間差分値判定部4は、時間差分値算出部3が算出した時間差分値Y(i)が、閾値THを超えているかどうかを判定する(ステップS3)。なお、本実施の形態では、R波からS波への急峻な変化による時間差分値Y(i)のピークを検出しようとしているので、このピークは負の値として現れる。したがって、閾値THは負の値である。時間差分値判定部4は、時間差分値Y(i)が閾値TH以上の場合、閾値THを超えていないと判定し、時間差分値Y(i)が閾値THを下回る場合、閾値THを超えていると判定することになる。
ここで、時間差分値判定部4は、後述のように心拍として検出した時間差分値の直近のピーク(Min2)、例えば直近5個のピーク(Min2)の平均値に0.5を乗じた値を、閾値THとして用いる。ピーク(Min2)の平均値に0.5を乗じる理由は、非特許文献1に開示された閾値のように単純にピークを検出することを目的としたものよりも、閾値THの絶対値を小さく設定するためである。
閾値THの絶対値を小さくすることで、絶対値の小さなピークも捕捉することができる。一方で、閾値THの絶対値を下げたことにより、心拍に由来するものではないノイズも拾ってしまう可能性が出てくるが、これらのノイズは後述する判定により排除することができる。なお、例えばECG波形の取り始めの2秒間は心拍検出を行わず、その間のピーク値を基に閾値THの初期値を設定すればよい。
続いて、時間判定部5は、時間差分値Y(i)が閾値THを超えていないと判定された場合(ステップS3においてno)、直前の心拍時刻から処理対象のサンプリングデータX(i)のサンプリング時刻(iで示される時刻)までの経過時間(以下、第一の経過時間)が第一の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する(図2ステップS4)。
第一の時間間隔は、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域を定めるためのパラメータである。時間判定部5は、例えば直前の心拍時刻から得られるR−R間隔よりも150ms短い時間から、この時間に100ms加えた時間までの間を第一の時間間隔の範囲とする。ここでのR−R間隔とは、直前の心拍時刻から更に1つ前の心拍時刻を引いた時間である。直前の心拍時刻から得られたR−R間隔が400msであるとすれば、第一の時間間隔は直前の心拍時刻からの経過時間が250msから350msまでの範囲となる。
あるいは、時間判定部5は、直前の心拍時刻から時間差分値Y(i)が次に閾値THを超える直前までの時間領域を第一の時間間隔の範囲とする。この場合、時間判定部5は、時間差分値Y(i)が閾値THを超えていないと判定された時点で、第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあると判定する。
最小値保持部6は、第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内と判定された場合、すなわち処理対象のサンプリングデータX(i)のサンプリング時刻が、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域にある場合(ステップS4においてyes)、第一の時間間隔の範囲内における時間差分値の最小値Min1を更新する(図2ステップS5)。つまり、最小値保持部6は、処理対象のサンプリングデータX(i)の時間差分値Y(i)と現在の最小値Min1とを比較し、処理対象の時間差分値Y(i)が現在の最小値Min1より小さい場合、時間差分値Y(i)を新たな最小値Min1とする。そして、ステップS1に戻る。なお、ステップS4において第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲外と判定された場合は、最小値Min1を更新することなく、ステップS1に戻る。
一方、時間差分値算出部3は、時間差分値Y(i)が閾値THを超えていると判定された場合(ステップS3においてyes)、次のサンプリングデータX(j)の時間差分値Y(j)を算出するため(jはj≧(i+1)の整数で、初期値はj=i+1)、サンプリングデータX(j)の1サンプリング後のデータX(j+1)と1サンプリング前のデータX(j−1)とを記憶部2から取得する(図2ステップS6)。そして、時間差分値算出部3は、サンプリングデータX(j)の時間差分値Y(j)を次式のように算出する(図2ステップS7)。
Y(j)=X(j+1)−X(j−1) ・・・(2)
時間判定部5は、時間差分値Y(i)が閾値THを超えた時刻から処理対象のサンプリングデータX(j)のサンプリング時刻(jで示される時刻)までの経過時間(以下、第二の経過時間)が第二の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する(図2ステップS8)。第二の時間間隔は、時間差分値のピークを含むと想定される時間領域を定めるためのパラメータである。第二の時間間隔は、時間差分値のピークをカバーするのに十分な時間幅であることが好ましく、例えば50msに予め設定される。
最小値保持部6は、第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内と判定された場合、すなわち処理対象のサンプリングデータX(j)のサンプリング時刻が、時間差分値のピークを含むと想定される時間領域にある場合(ステップS8においてyes)、第二の時間間隔の範囲内における時間差分値の最小値Min2を更新する(図2ステップS9)。つまり、最小値保持部6は、処理対象のサンプリングデータX(j)の時間差分値Y(j)と現在の最小値Min2とを比較し、処理対象の時間差分値Y(j)が現在の最小値Min2より小さい場合、時間差分値Y(j)を新たな最小値Min2とする。そして、ステップS6に戻る。
こうして、第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲外となるまで、j=i+1,i+2,i+3,i+4,・・・・というようにサンプリング時刻が新しい方のサンプリングデータX(j)に処理対象を1つずつ移しながら、ステップS6〜S9の処理を繰り返し実行する。
次に、時間差分値算出部3は、ステップS8において第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定された場合、すなわちサンプリング時刻が、時間差分値のピークを含むと想定される時間領域を超えた場合、次のサンプリングデータX(k)の時間差分値Y(k)を算出するため(kはk≧(j+1)の整数で、初期値はk=j+1)、サンプリングデータX(k)の1サンプリング後のデータX(k+1)と1サンプリング前のデータX(k−1)とを記憶部2から取得する(図2ステップS10)。そして、時間差分値算出部3は、サンプリングデータX(k)の時間差分値Y(k)を次式のように算出する(図2ステップS11)。
Y(k)=X(k+1)−X(k−1) ・・・(3)
時間判定部5は、ステップS8において第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定された時刻から処理対象のサンプリングデータX(k)のサンプリング時刻(kで示される時刻)までの経過時間(以下、第三の経過時間)が第三の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する(図2ステップS12)。第三の時間間隔は、時間差分値のピークの後の一定の時間領域を定めるためのパラメータである。第三の時間間隔は、例えば100msに予め設定される。
最小値保持部6は、第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内と判定された場合、すなわち処理対象のサンプリングデータX(k)のサンプリング時刻が、時間差分値のピークの後の一定の時間領域にある場合(ステップS12においてyes)、第三の時間間隔の範囲内における時間差分値の最小値Min3を更新する(図2ステップS13)。つまり、最小値保持部6は、処理対象のサンプリングデータX(k)の時間差分値Y(k)と現在の最小値Min3とを比較し、処理対象の時間差分値Y(k)が現在の最小値Min3より小さい場合、時間差分値Y(k)を新たな最小値Min3とする。そして、ステップS10に戻る。
こうして、第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲外となるまで、k=j+1,j+2,j+3,j+4,・・・・というようにサンプリング時刻が新しい方のサンプリングデータX(k)に処理対象を1つずつ移しながら、ステップS10〜S13の処理を繰り返し実行する。
次に、心拍時刻決定部7は、ステップS12において第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲外と判定された場合、すなわち処理対象のサンプリングデータX(k)のサンプリング時刻が、時間差分値のピークの後の一定の時間領域を超えた場合、3つの最小値Min1,Min2,Min3の関係が予め定められた心拍時刻確定条件を満たすかどうかを判定する(図2ステップS14)。
ここで、最小値Min2はサンプリングデータの時間差分値の検出したピークの大きさに相当し、最小値Min1はピークの前の一定領域のフロアレベルに相当し、最小値Min3はピークの後の一定領域のフロアレベルに相当している。時間差分値のピークが単峰性の負のピークであれば、最小値Min2は、最小値Min1およびMin3に対して絶対値が大きくなっていなければならない。
そこで、例えば最小値Min2の最小値Min1に対する比率Min2/Min1と、最小値Min2の最小値Min3に対する比率Min2/Min3とが共に一定値を超えるといった心拍時刻確定条件を予め設定しておくことで、時間差分値のピークが単峰性のものであるか、そうでないかを判定することができる。心拍時刻決定部7は、比率Min2/Min1とMin2/Min3が共に一定値を超える場合、心拍時刻確定条件を満たすと判定し、比率Min2/Min1とMin2/Min3のうち少なくとも一方が一定値以下の場合、心拍時刻確定条件を満たしていないと判定する。
心拍時刻決定部7は、3つの最小値Min1,Min2,Min3の関係が心拍時刻確定条件を満たすと判定した場合(ステップS14においてyes)、時間差分値Y(i)が閾値THを超えた時刻または最小値Min2が更新された最新の時刻(時間差分値のピークの時刻)を、心拍時刻として採用する(図2ステップS15)。時間差分値が閾値THを超えた時刻と時間差分値のピークの時刻のうちどちらを心拍時刻として採用するかは、予めプログラムで設定しておけばよい。
ステップS15の終了後、i=k+1としてステップS1に戻る。これにより、次の心拍の検出が開始される。また、ステップS14において3つの最小値Min1,Min2,Min3の関係が心拍時刻確定条件を満たしていないと判定された場合にも、i=k+1としてステップS1に戻るが、この場合には、ステップS3で検出された閾値THを超える時間差分値が、ノイズによるもので、心拍に由来するものではなく、心拍を未だ検出していないことになる。
こうして、ステップS1〜S15の処理を繰り返すことで、心拍時刻の時系列データが得られ、この時系列データからR−R間隔(心拍時刻の間隔)を得ることができる。
図3は、図6のECG波形に本実施の形態の心拍検出方法を適用した結果を示す図であり、ECG波形の時間差分値を示す図である。この例では、閾値や各時間間隔の設定は、上述で挙げた数値例を用い、また心拍時刻確定条件としては、上記の一定値を10/9とした。図3中の◆印21は、本実施の形態で検出した心拍時刻とR−R間隔[ms]とを示している。また、図3中の22は、ノイズの影響でR波→S波の変化が減殺されている箇所を示しており、図7中の12に相当する箇所を示している。
図3によれば、非特許文献1に開示された技術よりも閾値THの絶対値を小さく設定しているため、時間差分値のピークの絶対値が小さい心拍をも捕捉しつつ、その後に心拍時刻確定条件を課しているため、ノイズを排除することができ、適切に心拍を検出できていることが分かる。
図4は、図6のECG波形を含む、より長時間のECG波形から本実施の形態の心拍検出方法で抽出されたR−R間隔を示す図である。この図4によると、本来のR−R間隔を示していると思われる点23に対して、心拍を取りこぼしたと思われる点24の発生数が少なくなっており、図8に比べ、心拍検出の精度が改善していることが分かる。
なお、閾値THや各時間間隔に関しては、上記に挙げた例のほかにも種々の設定の仕方が考えられる。例えば、時間差分値判定部4は、ステップS1〜S15を1回の処理として、時間差分値のピーク値(Min2)とノイズフロア(Min1とMin3のうちどちらか小さい方の値)との中間値を1回の処理毎に求め、直近5回の処理で求めた中間値の平均値を閾値THとしてもよい。
本実施の形態で説明した記憶部2と時間差分値算出部3と時間差分値判定部4と時間判定部5と最小値保持部6と心拍時刻決定部7とは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、生体の心拍を検出する技術に適用することができる。
1…心電計、2…記憶部、3…時間差分値算出部、4…時間差分値判定部、5…時間判定部、6…最小値保持部、7…心拍時刻決定部。

Claims (6)

  1. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分値をサンプリング時刻ごとに算出する時間差分値算出ステップと、
    直前の心拍時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する第一の時間判定ステップと、
    前記第一の経過時間が前記第一の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min1を保持する第一の最小値保持ステップと、
    前記時間差分値が閾値を下回るかどうかを判定する時間差分値判定ステップと、
    前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する第二の時間判定ステップと、
    前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min2を保持する第二の最小値保持ステップと、
    前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定した時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する第三の時間判定ステップと、
    前記第三の経過時間が前記第三の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min3を保持する第三の最小値保持ステップと、
    前記最小値Min1,Min2,Min3の関係が予め定められた心拍時刻確定条件を満たすとき、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻または前記最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とする心拍時刻決定ステップとを含み、
    前記第一の時間間隔は、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域を定めたものであり、前記第二の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域を定めるものであり、前記第三の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域の後の一定の時間領域を定めたものであり、
    前記最小値Min2の前記最小値Min1に対する比率Min2/Min1と、前記最小値Min2の前記最小値Min3に対する比率Min2/Min3とが一定値を上回ることを、前記心拍時刻確定条件とすることを特徴とする心拍検出方法。
  2. 請求項記載の心拍検出方法において、
    前記第一の時間判定ステップは、直前の心拍時刻から得られるR−R間隔に基づいて前記第一の時間間隔の範囲を設定するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  3. 請求項記載の心拍検出方法において、
    前記第一の時間判定ステップは、直前の心拍時刻から、前記時間差分値が次に前記閾値を下回る直前までの時間領域を前記第一の時間間隔の範囲とするステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の心拍検出方法において、
    前記時間差分値判定ステップは、直近の複数回の心拍時刻の確定で得られた複数の最小値Min2に基づいて前記閾値を設定するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の心拍検出方法において、
    前記時間差分値判定ステップは、直近の複数回の心拍時刻の確定で得られた複数の最小値Min1,Min2,Min3に基づいて前記閾値を設定するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  6. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列からサンプリングデータの時間差分値をサンプリング時刻ごとに算出する時間差分値算出手段と、
    前記時間差分値が閾値を下回るかどうかを判定する時間差分値判定手段と、
    直前の心拍時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあるかどうか、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内にあるかどうか、および前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定した時刻から、前記時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する時間判定手段と、
    前記第一の経過時間が前記第一の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min1と、前記第二の経過時間が前記第二の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min2と、前記第三の経過時間が前記第三の時間間隔の範囲内にあるときの前記時間差分値の最小値Min3とを保持する最小値保持手段と、
    前記最小値Min1,Min2,Min3の関係が予め定められた心拍時刻確定条件を満たすとき、前記時間差分値が前記閾値を下回った時刻または前記最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とする心拍時刻決定手段とを備え、
    前記第一の時間間隔は、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域を定めたものであり、前記第二の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域を定めるものであり、前記第三の時間間隔は、前記時間差分値のピークを含むと想定される時間領域の後の一定の時間領域を定めたものであり、
    前記最小値Min2の前記最小値Min1に対する比率Min2/Min1と、前記最小値Min2の前記最小値Min3に対する比率Min2/Min3とが一定値を上回ることを、前記心拍時刻確定条件とすることを特徴とする心拍検出装置。
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