JP6243254B2 - 心拍検出方法および心拍検出装置 - Google Patents

心拍検出方法および心拍検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6243254B2
JP6243254B2 JP2014032747A JP2014032747A JP6243254B2 JP 6243254 B2 JP6243254 B2 JP 6243254B2 JP 2014032747 A JP2014032747 A JP 2014032747A JP 2014032747 A JP2014032747 A JP 2014032747A JP 6243254 B2 JP6243254 B2 JP 6243254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
time
heartbeat
sampling data
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014032747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015156936A (ja
Inventor
松浦 伸昭
伸昭 松浦
弘 小泉
弘 小泉
和彦 高河原
和彦 高河原
龍介 川野
龍介 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014032747A priority Critical patent/JP6243254B2/ja
Publication of JP2015156936A publication Critical patent/JP2015156936A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6243254B2 publication Critical patent/JP6243254B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、心電図波形からR−R間隔などの生体情報を抽出するための、心拍の検出に関するものである。
ECG(Electrocardiogram、心電図)波形は、体表面に電極を置いて、心臓の電気的な活動を観測したものである。ECG波形の誘導法、すなわち電極の配置には、四肢や胸部を用いた様々な種類がある。胸部誘導のうち、V3〜V5誘導は、電極を左胸に配置するものである。また、ECG波形を長時間モニタする場合に用いられるCC5誘導では、電極を左胸と右胸に配置する。これらの誘導は、振幅の大きい安定した波形が得られるという利点がある(非特許文献1、非特許文献2)。
ECG波形から得られるR−R間隔などの生体情報は、自律神経の働きを反映する指標であることが知られている。日常生活の中でのECG波形をとり、検出した心拍から心拍変動のデータをリアルタイムに解析することは、自律神経機能の評価に有用である。
従来の心拍検出方法として、以下のような文献が公知である。特許文献1には、ECG波形の基線の搖動を除去するための構成が開示されている。また特許文献2には、ECG波形の山と谷との振幅に基づいた閾値でR波を認識する構成が開示されている。
特開2002−78695号公報 特開2003−561号公報
"12誘導心電図の捉え方",[online],心臓病看護教育研究会,インターネット<http://www.cardiac.jp/view.php?lang=ja&target=ecg_style.xml> "ホルター心電図の誘導法と特徴",[online],日本光電工業株式会社,インターネット<http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/point/holter/feature.html>
しかしながら、従来の心拍検出方法には次のような問題点があった。日常生活での心拍データを解析あるいは記録するには、ポータブル型端末や無線インターフェースを適用することが望ましいが、それら端末の記憶容量やインターフェースのデータ転送速度などの制約から、ECG波形のサンプリング周波数を低く、例えば100サンプル/秒(サンプリング間隔10msec)程度に、制限せざるを得ない場合がある。
図4(A)、図4(B)は従来の問題点を説明する図であり、図4(A)はECG波形の例を示す図、図4(B)は図4(A)のR波〜S波の部分を拡大した図である。図4(A)、図4(B)の縦軸は電位[V]、横軸は時間[s]である。1つの心拍波形は、それぞれ心房や心室の活動を反映したP波、Q波、R波、S波、T波等の成分からなっている。
図4(B)では、500サンプル/秒で取得したデータ列100と、データ数を間引いて100サンプル/秒にしたデータ列101とを重ねて表示している。サンプリング周波数を低くした場合、図4(B)から読み取れるように、サンプリングのタイミングによっては、ECG波形の極大値や極小値の位置が本来のものとは異なってきてしまう。また、データ解析の対象となるR−R間隔の揺らぎは50msec程度であり、心拍の検出が10msec程度の分解能しかないとなると、解析にも支障をきたすことになる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ECG波形のサンプリング周波数の低いデータからでも心拍およびその時刻を正確に検出することができる心拍検出方法および心拍検出装置を提供することを目的とする。
本発明の心拍検出方法は、生体の心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のR波を識別するための第1の閾値THとを比較してR波の代表点となるサンプリングデータを検出するR波検出ステップと、前記心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のS波を識別するための第2の閾値TL(TH>TL)とを比較してS波の代表点となるサンプリングデータを検出するS波検出ステップと、前記R波の代表点とこの点の後に存在する前記S波の代表点との間で、第3の閾値TM(TH>TM>TL)を跨ぐ2点のサンプリングデータを検出し、この2点のサンプリングデータを結ぶ直線が前記第3の閾値TMと交わる時刻を心拍時刻として算出する心拍時刻算出ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記R波検出ステップは、前記第1の閾値THを上回るサンプリングデータのうち、このデータを含む前後3つのサンプリングデータで増減が反転するデータを、前記R波の代表点とみなし、前記S波検出ステップは、前記第2の閾値TLを下回るサンプリングデータのうち、このデータを含む前後3つのサンプリングデータで増減が反転するデータを、前記S波の代表点とみなすことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記心拍時刻算出ステップは、前記2点のサンプリングデータを結ぶ直線が第3の閾値TMと交わる時刻を算出したときに、この時刻と1回前の心拍時刻とが一定時間以上離れているかどうかを判断し、間隔が一定時間未満の場合には、算出した時刻を心拍時刻として採用しないことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例は、前記R波検出ステップの前に、前記S波検出ステップを実行することを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例は、さらに、前記R波検出ステップおよび前記S波検出ステップの前に、前記心電図波形のサンプリングデータにハイパスフィルタ処理を施すフィルタリングステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法の1構成例において、前記心電図波形のサンプリングデータは、V3ないしV5誘導、あるいはCC5誘導によって得られたものである。
また、本発明の心拍検出装置は、生体の心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のR波を識別するための第1の閾値THとを比較してR波の代表点となるサンプリングデータを検出するR波検出手段と、前記心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のS波を識別するための第2の閾値TL(TH>TL)とを比較してS波の代表点となるサンプリングデータを検出するS波検出手段と、前記R波の代表点とこの点の後に存在する前記S波の代表点との間で、第3の閾値TM(TH>TM>TL)を跨ぐ2点のサンプリングデータを検出し、この2点のサンプリングデータを結ぶ直線が前記第3の閾値TMと交わる時刻を心拍時刻として算出する心拍時刻算出手段とを備えることを特徴とするものである。
R波やS波のピーク付近のように、電位が増加から減少あるいは減少から増加に転じるところでは、サンプリング周波数が低いと、得られるサンプリングデータは実際のECG波形と乖離する。しかし、ピーク間の立ち上がりあるいは立ち下がりのように、急峻に値が単調増加あるいは単調減少するところでは、実際の値もほぼ直線的に変化しているため、低いサンプリング周波数でも乖離は少ない。また、急峻であるため、直線部分のデータを基にして電位がある値をとる時刻を算出した場合、時間に対する分解能を高くとることができる。本発明では、R波とS波の間のECG波形が急峻に変化する部分での、電位がある値(第3の閾値TM)をとる時刻を算出することで、低いサンプリング周波数のサンプリングデータ列からでも、正確に心拍時刻を検出することができ、その心拍時刻の時系列データに基づいて心拍間隔等の有効な生体情報を抽出することができる。
本発明の実施の形態に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る心拍検出装置の別の構成を示すブロック図である。 従来の問題点を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。心拍検出装置は、心電計1と、記憶部2と、S波検出部3と、R波検出部4と、心拍時刻算出部5とを備えている。
以下、本実施の形態の心拍検出方法を説明する。ここでは、1つの心拍を検出し、その心拍時刻を算出するまでの手順を説明する。このような心拍時刻の算出をECG波形データの期間にわたって繰り返すことによって、心拍時刻の時系列データが逐次得られ、この時系列データから心拍変動の指標も逐次算出することができる。
本実施の形態では、ECG波形をサンプリングしたデータ列をX(n)とする。nは1サンプリングのデータに付与される番号である。心電計1から出力される最初のサンプリングデータをX(0)とする。番号nが大きくなる程、サンプリング時刻が後になることは言うまでもない。
また、図4(B)に示すように、S波を識別するための閾値をTL、R波を識別するための閾値をTH、心拍時刻を算出するための閾値をTMとする。S波やR波の電位はECGの誘導法によって異なるので、S波を識別するための閾値TLは、心電計1が採用する誘導法の典型的なS波の電位の60〜70%程度の値とするのが適当であり、R波を識別するための閾値THは、心電計1が採用する誘導法の典型的なR波の電位の60〜70%程度の値とするのが適当である。また、閾値TMは、閾値TLとTHの中間付近の値とするとよい。図2におけるi,j,kは、サンプリングデータX(n)を逐次読み込むためのカウンタ変数であり、iはS波を、jはR波を、kは心拍時刻を検出するのに用いる。
心電計1は、図示しない生体(人体)のECG波形を測定し、ECG波形のサンプリングデータ列X(n)を出力する。このとき、心電計1は、各サンプリングデータにサンプリング時刻の情報を付加して出力する。なお、ECG波形の具体的な測定方法は周知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
記憶部2は、心電計1から出力されたECG波形のサンプリングデータ列X(n)とサンプリング時刻の情報とを記憶する。
S波検出部3は、ECG波形のS波を検出する。初めに、S波検出部3は、サンプリングデータ列X(n)を逐次読み出すための番号(カウンタ変数)iを初期値(ここでは0)にセットする(図2ステップS1)。次に、S波検出部3は、記憶部2からデータX(i)を読み出し、このデータX(i)と閾値TLとを比較する(図2ステップS2)。S波検出部3は、データX(i)が閾値TLに等しいか大きいときは、S波に該当しないと判断し、i=i+1としてステップS2に戻る(図2ステップS3)。こうして、閾値TLより小さいデータX(i)が見つかるまで、ステップS2,S3の処理が繰り返される。
S波検出部3は、ステップS2においてデータX(i)が閾値TLより小さいとき、データX(i)よりも2つ前のデータX(i−2)と1つ前のデータX(i−1)を記憶部2から読み出し、データX(i−2)、X(i−1)、X(i)の連続する3つのデータで増減が反転しているかどうかを調べる(図2ステップS4)。具体的には、例えば(X(i)―X(i−1))×(X(i−1)―X(i−2))≦0であれば、増減が反転しているとみなせる。
S波検出部3は、連続する3つのデータで増減が反転していなければ、ステップS3に戻り、ステップS3からステップS2に戻る。また、S波検出部3は、連続する3つのデータで増減が反転していれば、データX(i−1)をS波の代表点(電位が最も低い点)とし(図2ステップS5)、ステップS6へ進む。
リアルタイムに心拍の検出を行う場合、R波を検出した後にS波を検出する方法では、R波を検出した時点で、まだS波が到来していない可能性がある。したがって、まずS波を検出し、そこから時系列をさかのぼってR波を検出する方法は、データのリアルタイム解析に対してより親和性が高い。
次に、R波検出部4は、上記で検出したS波に対応するR波を検出する。初めに、R波検出部4は、R波を検出するための番号(カウンタ変数)jを0にセットする(図2ステップS6)。続いて、R波検出部4は、記憶部2からデータX(i−1−j)を読み出し、このデータX(i−1−j)と閾値THとを比較する(図2ステップS7)。R波検出部4は、データX(i−1−j)が閾値THに等しいか小さいときは、R波に該当しないと判断し、j=j+1としてステップS7に戻る(図ステップS8)。こうして、閾値THより大きいデータX(i−1−j)が見つかるまで、ステップS7,S8の処理が繰り返される。
R波検出部4は、ステップS7においてデータX(i−1−j)が閾値THより大きいとき、データX(i−1−j)よりも2つ前のデータX(i−1−j−2)と1つ前のデータX(i−1−j−1)を記憶部2から読み出し、データX(i−1−j−2)、X(i−1−j−1)、X(i−1−j)の連続する3つのデータで増減が反転しているかどうかを調べる(図2ステップS9)。具体的には、例えば(X(i−1−j)―X(i−1−j−1))×(X(i−1−j−1)―X(i−1−j−2))≦0であれば、増減が反転しているとみなせる。
R波検出部4は、連続する3つのデータで増減が反転していなければ、ステップS8に戻り、ステップS8からステップS7に戻る。また、R波検出部4は、連続する3つのデータで増減が反転していれば、データX(i−1−j−1)をR波の代表点(電位が最も高い点)とし(図2ステップS10)、ステップS11へ進む。なお、R波とS波の間隔の取り得る範囲等に合わせて、jの最大値を制限してもよい。
次に、心拍時刻算出部5は、生体の心臓が拍動した時刻である心拍時刻を算出する。具体的には、心拍時刻算出部5は、S波とR波の間の、閾値TMのレベルを跨ぐ2点のデータを検出する。初めに、心拍時刻算出部5は、心拍時刻を検出するための番号(カウンタ変数)kを0にセットする(図2ステップS11)。
続いて、心拍時刻算出部5は、連続する2点のデータX(i−1−j−1k−1)、X(i−1−j−1k)を記憶部2から読み出し、データX(i−1−j−1k−1)とX(i−1−j−1k)の間で閾値TMを跨いでいるかどうかを調べる(図2ステップS12)。具体的には、例えば(TM―X(i−1−j−1k))×(X(i−1−j−1k−1)―TM0であれば、閾値TMを跨いでいるとみなせる。心拍時刻算出部5は、データX(i−1−j−1k−1)とX(i−1−j−1k)の間で閾値TMを跨いでいなければ、k=k+1としてステップS12に戻る(図2ステップS13)。こうして、閾値TMを跨ぐ2点のデータX(i−1−j−1k−1)、X(i−1−j−1k)が見つかるまで、ステップS12,S13の処理が繰り返される。
心拍時刻算出部5は、データX(i−1−j−1k−1)とX(i−1−j−1k)の間で閾値TMを跨いでいるとき、データX(i−1−j−1k−1)とX(i−1−j−1k)を結ぶ直線が閾値TMのレベルと交わる時刻を心拍時刻tとして算出する(図2ステップS14)。上記のとおりデータX(i−1−j−1k−1)とX(i−1−j−1k)に対応するサンプリング時刻の情報は、記憶部2に保存されている。心拍時刻算出部5は、データX(i−1−j−1k−1)のサンプリング時刻とX(i−1−j−1k)のサンプリング時刻の情報を記憶部2から読み出し、この2点のサンプリング時刻から線形補間などの方法により心拍時刻tを算出すればよい。以上により、心拍を検出し、心拍時刻tを求めることができる。なお、S波の代表点とR波の代表点の間隔に合わせて、kの最大値を制限してもよい。
ステップS14の終了後、i=i+1としてステップS2に戻る(図2ステップS15)。これにより、次の心拍の検出が開始される。こうして、ステップS2〜S15の処理を繰り返すことで、心拍時刻の時系列データが得られ、この時系列データから心拍変動の指標を得ることができる。
心拍時刻算出部5は、ステップS14で心拍時刻tを算出したときに、この時刻tと1回前の心拍時刻(t−1)とが一定時間以上離れているかどうかを判断し、一定時間以上離れていない場合には、ステップS14で算出した時刻tを心拍時刻として採用しないようにしてもよい。これにより、生体の動きなどに起因するECG波形の乱れを誤って心拍と認識しないようにすることができる。なお、心拍時刻としての採用を中止する場合には、ステップS15に進めばよい。ただし、心拍時刻としての採用を中止してステップS15に進む場合には、ステップS5で求めたS波の代表点とステップS10で求めたS波の代表点とを破棄する必要がある(図2ステップS16,S17)。
なお、図3に示すように、心電計1から出力されるECG波形のサンプリングデータ列にハイパスフィルタ処理を施すFIR(Finite Impulse Response、有限インパルス応答)フィルタ6を設けることにより、ECG波形の基線の搖動を取り除き、心拍検出の信頼性を高めるようにしてもよい。
本実施の形態の心拍検出方法は、大きなR波と深いS波が得られるECGの誘導、例えばV3ないしV5誘導のECG波形へ適用することで、著しい効果が得られる。また、日常生活でのECG波形をとる際に用いられることの多い、CC5ないしは類似の誘導のECG波形に適用することは、特に好適である。
本実施の形態の心拍検出方法に従えば、サンプリング間隔よりも高い分解能で、実際のECG波形との乖離の少ない心拍時刻の時系列データを、リアルタイムで得ることができる。さらに、その時系列データを基に心拍変動の指標を得ることができる。
本実施の形態で説明した記憶部2とS波検出部3とR波検出部4と心拍時刻算出部5とFIRフィルタ6とは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、生体の心拍を検出する技術に適用することができる。
1…心電計、2…記憶部、3…S波検出部、4…R波検出部、5…心拍時刻算出部、6…FIRフィルタ。

Claims (7)

  1. 生体の心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のR波を識別するための第1の閾値THとを比較してR波の代表点となるサンプリングデータを検出するR波検出ステップと、
    前記心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のS波を識別するための第2の閾値TL(TH>TL)とを比較してS波の代表点となるサンプリングデータを検出するS波検出ステップと、
    前記R波の代表点とこの点の後に存在する前記S波の代表点との間で、第3の閾値TM(TH>TM>TL)を跨ぐ2点のサンプリングデータを検出し、この2点のサンプリングデータを結ぶ直線が前記第3の閾値TMと交わる時刻を心拍時刻として算出する心拍時刻算出ステップとを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  2. 請求項1記載の心拍検出方法において、
    前記R波検出ステップは、前記第1の閾値THを上回るサンプリングデータのうち、このデータを含む前後3つのサンプリングデータで増減が反転するデータを、前記R波の代表点とみなし、
    前記S波検出ステップは、前記第2の閾値TLを下回るサンプリングデータのうち、このデータを含む前後3つのサンプリングデータで増減が反転するデータを、前記S波の代表点とみなすことを特徴とする心拍検出方法。
  3. 請求項1または2記載の心拍検出方法において、
    前記心拍時刻算出ステップは、前記2点のサンプリングデータを結ぶ直線が第3の閾値TMと交わる時刻を算出したときに、この時刻と1回前の心拍時刻とが一定時間以上離れているかどうかを判断し、間隔が一定時間未満の場合には、算出した時刻を心拍時刻として採用しないことを特徴とする心拍検出方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の心拍検出方法において、
    前記R波検出ステップの前に、前記S波検出ステップを実行することを特徴とする心拍検出方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の心拍検出方法において、
    さらに、前記R波検出ステップおよび前記S波検出ステップの前に、前記心電図波形のサンプリングデータにハイパスフィルタ処理を施すフィルタリングステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の心拍検出方法において、
    前記心電図波形のサンプリングデータは、V3ないしV5誘導、あるいはCC5誘導によって得られたものであることを特徴とする心拍検出方法。
  7. 生体の心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のR波を識別するための第1の閾値THとを比較してR波の代表点となるサンプリングデータを検出するR波検出手段と、
    前記心電図波形のサンプリングデータと心電図波形のS波を識別するための第2の閾値TL(TH>TL)とを比較してS波の代表点となるサンプリングデータを検出するS波検出手段と、
    前記R波の代表点とこの点の後に存在する前記S波の代表点との間で、第3の閾値TM(TH>TM>TL)を跨ぐ2点のサンプリングデータを検出し、この2点のサンプリングデータを結ぶ直線が前記第3の閾値TMと交わる時刻を心拍時刻として算出する心拍時刻算出手段とを備えることを特徴とする心拍検出装置。
JP2014032747A 2014-02-24 2014-02-24 心拍検出方法および心拍検出装置 Active JP6243254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032747A JP6243254B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 心拍検出方法および心拍検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032747A JP6243254B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 心拍検出方法および心拍検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015156936A JP2015156936A (ja) 2015-09-03
JP6243254B2 true JP6243254B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=54181491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014032747A Active JP6243254B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 心拍検出方法および心拍検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6243254B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108601546B (zh) 2016-02-04 2021-03-26 日本电信电话株式会社 生物信号处理方法和生物信号处理设备
ES2929851T3 (es) 2018-04-10 2022-12-02 Nippon Telegraph & Telephone Método de estimación de intensidad de ejercicio, dispositivo de estimación de intensidad de ejercicio y programa
WO2020090606A1 (ja) 2018-10-30 2020-05-07 日本電信電話株式会社 心拍検出方法、心拍検出装置およびプログラム
JP7143787B2 (ja) 2019-03-07 2022-09-29 日本電信電話株式会社 測定制御装置および測定制御方法
WO2022091199A1 (ja) * 2020-10-27 2022-05-05 日本電信電話株式会社 Rri計測装置、rri計測方法およびrri計測プログラム
IT202100020627A1 (it) * 2021-07-30 2023-01-30 St Microelectronics Srl Dispositivo di monitoraggio dello stato di salute e relativo metodo

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0779799B2 (ja) * 1987-07-22 1995-08-30 日本化薬株式会社 呼吸と心拍の評価装置
JP3040701B2 (ja) * 1995-09-06 2000-05-15 フクダ電子株式会社 心電図情報出力方法及び装置
WO2005089642A1 (ja) * 2004-03-24 2005-09-29 Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. 電極を有する生体情報計測用衣服、生体情報計測システムおよび生体情報計測装置、および装置制御方法
US8103335B2 (en) * 2004-12-22 2012-01-24 Nihon Kohden Corporation Cardiogram waveform correcting and displaying device and a method of correcting and displaying cardiogram waveforms
TWM432391U (en) * 2012-01-04 2012-07-01 Vicon Healthcare Int Inc An improved device for collecting a physiological signal

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015156936A (ja) 2015-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6243254B2 (ja) 心拍検出方法および心拍検出装置
JP6367442B2 (ja) 診断信号の変換に基づいた疾病解析のための方法及びシステム
EP2030565B1 (en) Systems for safe and remote outpatient ECG monitoring
Sivaraks et al. Robust and accurate anomaly detection in ECG artifacts using time series motif discovery
US9314177B2 (en) System and method of detecting abnormal movement of a physical object
Dohare et al. An efficient new method for the detection of QRS in electrocardiogram
Lourenço et al. Real Time Electrocardiogram Segmentation for Finger based ECG Biometrics.
Zhao et al. A robust QRS detection and accurate R-peak identification algorithm for wearable ECG sensors
KR101910982B1 (ko) 개인화된 생체 신호 패턴을 이용한 생체 신호의 동잡음 제거 방법 및 장치
CN101065058A (zh) 使用部分状态空间重构监视生理活动
JP6170256B2 (ja) 心拍検出方法および心拍検出装置
CN105705079A (zh) 用于处理生理信号的设备、方法和系统
Staniczenko et al. Rapidly detecting disorder in rhythmic biological signals: A spectral entropy measure to identify cardiac arrhythmias
KR20130085632A (ko) 적응적 국부 임계화를 이용한 심전도 신호의 r 피크 검출방법
CN111134658A (zh) 一种心电信号中RonT类型心搏的检测方法和装置
JP2017029628A (ja) 心拍検出方法および心拍検出装置
EP3641628B1 (en) System and method for classifying ectopic cardiac beats
JP6315633B2 (ja) 心拍検出方法および心拍検出装置
Mahmud et al. ECGDeepNET: A deep learning approach for classifying ECG beats
KR102551184B1 (ko) 생체신호 처리 방법 및 생체신호 처리 장치
CN114788704A (zh) 心电图信号中qrs波识别方法、装置、设备和存储介质
CN115337018B (zh) 基于整体动态特征的心电信号分类方法及系统
Tun et al. Analysis of heart rate variability based on quantitative approach
KR20180128634A (ko) 휴대용 생체정보 측정 단말기를 이용한 R-peak 검출 방법 및 시스템
Kim et al. Detection of R-peaks in ECG signal by adaptive linear neuron (ADALINE) artificial Neural Network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6243254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150