JP7147866B2 - 心拍検出方法、心拍検出装置およびプログラム - Google Patents

心拍検出方法、心拍検出装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、心電図波形から心拍(R波)を検出するための心拍検出方法、心拍検出装置およびプログラムに関するものである。
ECG(Electrocardiograph,心電図)波形は、連続した心臓の電気的活動を記録したものである。一般的なECG波形は、図9に示すように、左右の心房や心室の電気的活動状況を示すP波,Q波,R波,S波,T波と呼ばれる成分で主に構成される。ECG波形から得られる心拍数などの生体情報は、スポーツにおける運動強度や、日常生活における自律神経の活動状況を示す代表的な指標値として活用されている。
ECG波形から心拍を検出する方法としては、ECG波形の時系列データから、比較的振幅が大きなR波のピークを検出する方法が簡便である。つまり、ECG波形の時系列データに対し、R波の振幅に応じて閾値を設定し、データ値がこの閾値を上回ったことをもってR波を検出し、その周期から瞬時心拍数を算出する(特許文献1)。
また、体動などに起因したECG波形の基線の搖動を低減するために、波形の時系列データを使用する代わりに、波形の時間差分を指標値として用いる方法(特許文献2)や、Q波,R波,S波のピーク幅の個人差が小さいことに着目し、時間差分からピーク前後のクリアランスを考慮した値を新たな指標として使用する方法(特許文献3)が提案されており、より高い精度でのR波の検出が可能である。
平常時や運動時などの生体情報のモニタリングで注目を集めている、ウェアラブルデバイスによるECG波形の計測においては、電極の浮きや体動、そして筋電に起因する電気的なノイズがECG波形に加わることがある。
これに対し、特許文献4に開示された心拍検出方法では、ECG波形に大きなノイズが重畳した場合において、前述したR波検出のための指標値に対し、上限を設け、上限を超えるような指標値の場合には閾値更新を行わないことで、閾値の急激な変動を抑制し、適切にR波を検出する方法が提案されている。
しかしながら、特許文献4に開示された方法では、R波間に同等の振幅を持ったノイズが発生した場合、このノイズをR波と誤検知し、心拍数が実際よりも高い値として誤検出されてしまうという課題があった。
特開2015-156936号公報 特開2017-29628号公報 特開2017-42388号公報 再表2017-150156号公報
本発明は、上記のような課題を解決するために考案されたものであり、体動や筋電に代表される心拍以外の生体情報が頻繁に混入するECG波形からでも高い精度で心拍を検出することができる心拍検出方法、心拍検出装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の心拍検出方法は、生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを含み、前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /2以下の場合に、Y(X)=2(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法において、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /2以下の場合に、Y(X)=2Xとなり、XがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法において、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)Xとなり、XがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)Xとなり、XがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法において、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出方法において、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max 以下の場合に、Y(X)=X+ΔXとなり、X+ΔXがX max より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置は、生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出するように構成された心拍時刻算出部と、この心拍時刻算出部によって算出された心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出するように構成された心拍数算出部と、この心拍数算出部によって算出された心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出するように構成されたスキップ期間算出部とを備え、前記心拍時刻算出部は、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用せず、前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /2以下の場合に、Y(X)=2(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置において、前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /2以下の場合に、Y(X)=2Xとなり、XがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置において、前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)Xとなり、XがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)Xとなり、XがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置において、前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出装置は、前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max 以下の場合に、Y(X)=X+ΔXとなり、X+ΔXがX max より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出プログラムは、生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを、コンピュータに実行させ、前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /2以下の場合に、Y(X)=2(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出プログラムにおいて、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /2以下の場合に、Y(X)=2Xとなり、XがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出プログラムにおいて、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)Xとなり、XがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)Xとなり、XがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出プログラムにおいて、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の心拍検出プログラムにおいて、前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max 以下の場合に、Y(X)=X+ΔXとなり、X+ΔXがX max より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出し、この心拍数に基づいてスキップ期間の長さを算出し、サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出したスキップ期間の長さ以下の場合に、サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないようにすることにより、心拍以外の情報が頻繁に混入する心電図波形からでも高い精度で心拍を検出することができる。
図1は、本発明の実施例に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施例に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の実施例に係る心拍検出装置の心拍時刻算出部の構成例を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施例に係る心拍検出装置の心拍時刻算出部の別の構成例を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施例に係る心拍検出装置の心拍時刻算出部の別の構成例を示すブロック図である。 図6は、従来の心拍検出方法により算出した指標値の時系列データを示す図である。 図7は、従来の心拍検出方法および本発明の実施例に係る心拍検出方法により算出した瞬時心拍数を示す図である。 図8は、本発明の実施例に係る心拍検出装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図9は、代表的な心電図波形を示す図である。
[発明の原理]
本発明の心拍検出方法では、生体のECG波形の時系列データから心拍時刻を算出するが、ECG波形の時系列データから検出した心拍数(R-R間隔)を基に、時系列データから算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しない期間(スキップ期間)を設けることで、その間のノイズの誤検出を防止する。
具体的には、従来の手法では、心拍検出後、検出心拍数の上限に相当するR-R間隔に相当する期間はR波を検出しないのに対し、本発明では、式(1)に示すように、最新のR-R間隔から得られる瞬時心拍数X[bpm]に応じて、可変的にスキップ期間の長さtskipを設定する。
Figure 0007147866000001
ここで、Y(X)[bpm]は瞬時心拍数Xの値に応じた変数である。心拍数の上限値を超える異常値の検出防止を考慮すると、変数Y(X)は瞬時心拍数Xの上限以下(R波と1つ前のR波の時間間隔であるR-R間隔以下)の値をとればよい。R波の(n-1)回の取りこぼし(nは自然数)を考慮すると、変数Y(X)を式(2)のように算出すればよい。
Y(X)=nX ・・・(2)
また、R波の出現間隔のばらつきに起因する瞬時心拍数Xの変動分ΔXを考慮して、変数Y(X)を式(3)のように算出してもよい。
Y(X)=n(X+ΔX) ・・・(3)
式(3)において、nは自然数、ΔXは定数である。ΔXは、例えば、瞬時心拍数Xの時系列データから予め実験的に求めることができる。
また、心拍数Xの生じ得る上限値Xmaxを考慮して、変数Y(X)を式(4)のように算出してもよい。
Figure 0007147866000002
rは0≦r<1をとる定数である。式(4)は、XがXmax/2以下の場合は、Y(X)=2Xとし、XがXmax/2より大きくXmax/(1+r)以下の場合は、Y(X)=(1+r)Xとし、XがXmax/(1+r)より大きい場合は、Y(X)=Xmaxとすることを意味している。また、式(4)の代わりに、式(5)を用いてもよい。
Figure 0007147866000003
式(5)においてnは2以上の整数である。mは(n-1)から1までの各整数であり、例えばn=4の場合にはm=3,2,1となる。式(5)は、XがXmax/(n+1)以下の場合は、Y(X)=(n+1)Xとし、XがXmax/(n+1)より大きくXmax/(n+r)以下の場合は、Y(X)=(n+r)Xとし、XがXmax/(m+1+r)より大きくXmax/(m+r)以下の場合は、Y(X)=(m+r)Xとし、XがXmax/(1+r)より大きい場合は、Y(X)=Xmaxとすることを意味している。この式(5)はR波のn個の取りこぼしを考慮した場合の式であり、式(4)は式(5)においてn=1とした場合に相当する。また、R波の取りこぼしと心拍数Xの変動分ΔXと心拍数Xの上限値Xmaxとを考慮して、変数Y(X)を式(6)のように算出してもよい。
Figure 0007147866000004
式(6)は、X+ΔXがXmax/2以下の場合は、Y(X)=2(X+ΔX)とし、X+ΔXがXmax/2より大きくXmax/(1+r)以下の場合は、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)とし、X+ΔXがXmax/(1+r)より大きい場合は、Y(X)=Xmaxとすることを意味している。なお、式(6)の代わりに、式(7)を用いてもよい。
Figure 0007147866000005
式(7)においてnは2以上の整数である。式(7)は、X+ΔXがXmax/(n+1)以下の場合は、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)とし、X+ΔXがXmax/(n+1)より大きくXmax/(n+r)以下の場合は、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)とし、X+ΔXがXmax/(m+1+r)より大きくXmax/(m+r)以下の場合は、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)とし、X+ΔXがXmax/(1+r)より大きい場合は、Y(X)=Xmaxとすることを意味している。この式(7)はR波のn個の取りこぼしを考慮した場合の式であり、式(6)は式(7)においてn=1とした場合に相当する。
なお、R波の取りこぼしを考慮せず、心拍数Xの変動分ΔXと心拍数Xの上限値Xmaxとを考慮した場合には、以下のような式となる。
Figure 0007147866000006
式(8)は、X+ΔXがXmax以下の場合は、Y(X)=X+ΔXとし、X+ΔXがXmaxより大きい場合は、Y(X)=Xmaxとすることを意味している。
式(2)~式(8)のXは必ずしも瞬時心拍数である必要はなく、例えば、特開2018-011819号公報に開示されているように、瞬時心拍数の時系列データを基に算出した平均心拍数をXとしてもよい。
特開2018-011819号公報によると、平均化処理前のi番目の瞬時心拍数をHR(i)とし、i-1番目までの瞬時心拍数を平均化した値をX(i-1)、所定の平均化係数をqとすれば、i番目までの瞬時心拍数を平均化した平均心拍数X(i)は、式(9)によって求めることができる。
X(i)=q×HR(i)+(1-q)×X(i-1) ・・・(9)
以上のように、本発明では、心拍検出の際に、検出を行わない(心拍時刻として採用しない)スキップ期間tskipを心拍検出の度に可変的に設定することで、スキップ期間tskipで発生する異常ノイズを心拍として誤検出するのを防ぐことができる。
なお、本発明において心拍時刻とは、生体の心臓の拍動が発生したと思われる時刻のことを言う。
[実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る心拍検出装置の構成を示すブロック図、図2は本実施例に係る心拍検出方法を説明するフローチャートである。心拍検出装置は、ECG波形のサンプリングデータ列を出力する心電計1と、ECG波形のサンプリングデータ列とサンプリング時刻の情報とを記憶する記憶部2と、ECG波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する心拍時刻算出部3と、心拍時刻算出部3によって算出された心拍時刻から心拍数Xを心拍時刻毎に算出する心拍数算出部4と、心拍数算出部4によって算出された心拍数Xに基づいて、心拍時刻算出の度にスキップ期間tskipの長さを算出するスキップ期間算出部5とを備えている。
以下、本実施例の心拍検出方法を説明する。ここでは、1つの心拍を検出し、その心拍時刻を得るまでの手順を説明する。このような心拍時刻の算出をECG波形データの期間にわたって繰り返すことによって、心拍時刻の時系列データが得られる。
本実施例では、ECG波形をサンプリングしたデータ列をD(i)とする。i(i=1,2,…)は1サンプリングのデータに付与される番号である。番号iが大きくなる程、サンプリング時刻が後になることは言うまでもない。
心電計1は、図示しない生体(人体)のECG波形を測定し、ECG波形のサンプリングデータ列D(i)を出力する。このとき、心電計1は、各サンプリングデータにサンプリング時刻の情報を付加して出力する。なお、ECG波形の具体的な測定方法は周知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
記憶部2は、心電計1から出力されたECG波形のサンプリングデータ列D(i)とサンプリング時刻の情報とを記憶する。
次に、心拍時刻算出部3は、記憶部2に記憶されたECG波形のサンプリングデータ列D(i)から心拍時刻を算出する(図2ステップS1)。
図3は心拍時刻算出部3の構成例を示すブロック図である。心拍時刻算出部3は、ECG波形のサンプリングデータD(i)とR波を識別するための第1の閾値THとを比較してR波の代表点となるサンプリングデータを検出するR波検出部30と、ECG波形のサンプリングデータD(i)とS波を識別するための第2の閾値TL(TH>TL)とを比較してS波の代表点となるサンプリングデータを検出するS波検出部31と、R波の代表点とこの点の直後に存在するS波の代表点との間で、第3の閾値TM(TH>TM>TL)を跨ぐ2点のサンプリングデータを検出し、この2点のサンプリングデータを結ぶ直線が第3の閾値TMと交わる時刻を心拍時刻として算出する時刻算出部32とから構成される。
S波やR波の電位はECGの誘導法によって異なるので、S波を識別するための閾値TLは、心電計1が採用する誘導法の典型的なS波の電位の60~70%程度の値とするのが適当であり、R波を識別するための閾値THは、心電計1が採用する誘導法の典型的なR波の電位の60~70%程度の値とするのが適当である。また、閾値TMは、閾値TLとTHの中間付近の値とするとよい。
図3のような心拍時刻算出部3の構成は特許文献1に開示されているので、詳細な説明は省略する。
図4は心拍時刻算出部3の別の構成例を示すブロック図である。図4に示す心拍時刻算出部3は、ECG波形のサンプリングデータD(i)の時間差分値をサンプリング時刻毎に算出する時間差分値算出部33と、時間差分値が閾値TH2を下回るかどうかを判定する時間差分値判定部34と、直前の心拍時刻から、時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあるかどうか、時間差分値が閾値TH2を下回った時刻から、時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内にあるかどうか、および第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲を過ぎたと判定した時刻から、時間差分値を求めた最新のサンプリング時刻までの第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内にあるかどうかを判定する時間判定部35と、第一の経過時間が第一の時間間隔の範囲内にあるときの時間差分値の最小値Min1と、第二の経過時間が第二の時間間隔の範囲内にあるときの時間差分値の最小値Min2と、第三の経過時間が第三の時間間隔の範囲内にあるときの時間差分値の最小値Min3とを保持する最小値保持部36と、最小値Min1,Min2,Min3の関係が予め定められた心拍時刻確定条件を満たすとき、時間差分値が閾値TH2を下回った時刻または最小値Min2が得られた時刻を心拍時刻とする時刻決定部37とから構成される。
時間差分値算出部33は、サンプリングデータD(i)の1サンプリング後のデータD(i+1)と1サンプリング前のデータD(i-1)とを記憶部2から取得し、サンプリングデータD(i)の時間差分値DY(i)を次式のように算出する。
DY(i)=D(i+1)-D(i-1) ・・・(10)
時間差分値判定部34は、時間差分値DY(i)が閾値TH2を下回るかどうかを判定する。R波からS波への急峻な変化による時間差分値DY(i)のピークを検出しようとしているので、このピークは負の値として現れる。したがって、閾値TH2は負の値である。第一の時間間隔は、想定される次の心拍時刻の手前の時間領域を定めたものであり、第二の時間間隔は、時間差分値DY(i)のピークを含むと想定される時間領域を定めるものであり、第三の時間間隔は、時間差分値DY(i)のピークを含むと想定される時間領域の後の一定の時間領域を定めたものである。
時間判定部35は、例えば直前の心拍時刻から得られるR-R間隔よりも150ms短い時間から、この時間に100ms加えた時間までの間を第一の時間間隔の範囲とする。ここでのR-R間隔とは、直前の心拍時刻から更に1つ前の心拍時刻を引いた時間である。あるいは、時間判定部35は、直前の心拍時刻から時間差分値DY(i)が次に閾値TH2を超える直前までの時間領域を第一の時間間隔の範囲とする。第二の時間間隔は、時間差分値のピークをカバーするのに十分な時間幅であることが好ましく、例えば50msに予め設定される。第三の時間間隔は、例えば100msに予め設定される。
また、最小値Min2の最小値Min1に対する比率Min2/Min1と、最小値Min2の最小値Min3に対する比率Min2/Min3とが一定値を上回ることを、心拍時刻確定条件とする。
図4のような心拍時刻算出部3の構成は特許文献2に開示されているので、詳細な説明は省略する。
図5は心拍時刻算出部3の別の構成例を示すブロック図である。図5に示す心拍時刻算出部3は、ECG波形のサンプリングデータD(i)の時間差分値DY(i)をサンプリング時刻毎に算出する時間差分値算出部40と、サンプリング点i毎に、そのサンプリング点iの前後の所定の時間領域における時間差分値の最小値を取得する最小値取得部41と、サンプリング点i毎に、そのサンプリング点iの時間差分値DY(i)からそのサンプリング点iの前後の所定の時間領域における時間差分値の最小値を引いた値を指標値として求める指標値算出部42と、サンプリング点i毎の指標値の中から、予め定められている閾値を下回り、かつ指標値の変化の傾向が減少から増加に転じる点の指標値を下向きのピークとして特定し、この特定した下向きのピークの時刻を心拍時刻とする時刻決定部43とから構成される。
サンプリング点iの前後の所定の時間領域とは、例えばサンプリング点iの時刻に対して、-112.5ms~-12.5msの領域と、+12.5ms~+112.5msの領域である。
図5のような心拍時刻算出部3の構成は特許文献3、特許文献4に開示されているので、詳細な説明は省略する。
続いて、心拍時刻算出部3は、ステップS1で算出した時刻が適切なものであるかを判断し、心拍時刻を確定する。具体的には、心拍時刻算出部3は、ステップS1で算出した最新の時刻と直前に算出・確定した心拍時刻との時間差ΔTが、スキップ期間算出部5によって直前に算出されたスキップ期間の長さtskipよりも長いかどうかを判定し(図2ステップS2)、時間差ΔTがスキップ期間の長さtskip以下の場合には(ステップS2においてNO)、ステップS1で算出した時刻を、心拍時刻として採用することなく廃棄する。この場合には、次のサンプリング時刻のサンプリングデータD(i)に処理対象を移して、ステップS1以降の処理が再び行われる。
また、心拍時刻算出部3は、時間差ΔTがスキップ期間の長さtskipよりも長い場合には(ステップS2においてYES)、ステップS1で算出した時刻を心拍時刻として確定する(図2ステップS3)。
次に、心拍数算出部4は、心拍時刻算出部3によって算出・確定された最新の心拍時刻から心拍数X[bpm]を算出する(図2ステップS4)。心拍数算出部4は、心拍時刻算出部3によって算出・確定された最新の心拍時刻から1つ前の心拍時刻を引いた時間であるR-R間隔をRRI[ms]としたとき、式(11)により瞬時心拍数Xを算出する。
X=60000/RRI ・・・(11)
また、心拍数算出部4は、瞬時心拍数の代わりに、式(9)により平均心拍数Xを算出するようにしてもよい。
続いて、スキップ期間算出部5は、心拍数算出部4によって算出された心拍数X(瞬時心拍数または平均心拍数)に基づいて、式(1)と、式(2)~式(8)のいずれかにより、スキップ期間の長さtskipを算出する(図2ステップS5)。なお、ここで算出されたスキップ期間の長さtskipは、次にステップS2の処理が行われる際に使用されるものである。
こうして、ステップS1~S5の処理を繰り返すことで、心拍時刻の時系列データが得られる。
図6に、ECG波形の時系列データから、特許文献3に開示された方法で算出した指標値(図5の指標値算出部42で算出する指標値)の時系列データを示す。ただし、ここではサンプリング点iの前後の所定の時間領域における時間差分値の最小値から、サンプリング点iの時間差分値DY(i)を引いた値を指標値としている。図6のRはR波を示し、NはR波以外のノイズを示している。図6の例では、3番目のR波と5番目のR波との間に2つの大きなノイズ(N)が指標値に現れており、これら2つのノイズが閾値TH3を越えているため、これら2つのノイズの時刻が心拍時刻として誤って算出されてしまうことが分かる。
次に、図6と同じECG波形の時系列データを基に、特許文献4に開示された従来の心拍検出方法および本実施例により算出した瞬時心拍数を図7に示す。図7のX0は従来の心拍検出方法により算出した瞬時心拍数、X1は本実施例により算出した瞬時心拍数である。本実施例では、nを1とし(式(2))、ΔXを15bpm、rを1/3、Xmaxを特許文献3を参考に250bpmとしている。従来の心拍検出方法では、ノイズの時刻も心拍時刻として検出しているため、瞬時心拍数が不規則に変化しているのに対し、本実施例では、瞬時心拍数が安定しており、ノイズによる瞬時心拍数の誤算出が防止できていることが分かる。
以上のように、本実施例では、心拍(R波)以外の情報が頻繁に混入するECG波形からでも高い精度で心拍を検出できることが実証された。
なお、本実施例では、心拍時刻の算出方法として特許文献1~特許文献4に開示された方法を用いたが、本発明は心拍時刻の算出方法の如何を問わず適用が可能である。
本実施例で説明した心拍検出装置の記憶部2と心拍時刻算出部3と心拍数算出部4とスキップ期間算出部5とは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインターフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図8に示す。コンピュータは、CPU100と、記憶装置101と、インターフェース装置(以下、I/Fと略する)102とを備えている。I/F102には、心電計1などが接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明の心拍検出方法を実現させるための心拍検出プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供され、記憶装置101に格納される。CPU100は、記憶装置101に記憶されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、生体の心拍を検出する技術に適用することができる。
1…心電計、2…記憶部、3…心拍時刻算出部、4…心拍数算出部、5…スキップ期間算出部、30…R波検出部、31…S波検出部、32…時刻算出部、33,40…時間差分値算出部、34…時間差分値判定部、35…時間判定部、36…最小値保持部、37,43…時刻決定部、41…最小値取得部、42…指標値算出部。

Claims (15)

  1. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /2以下の場合に、Y(X)=2(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  2. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をXmaxとしたときに、XがXmax/2以下の場合に、Y(X)=2Xとなり、XがXmax/2より大きくXmax/(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)Xとなり、XがXmax/(1+r)より大きい場合に、Y(X)=Xmaxとなる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  3. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をXmaxとしたときに、XがXmax/(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)Xとなり、XがXmax/(n+1)より大きくXmax/(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)Xとなり、XがXmax/(m+1+r)より大きくXmax/(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)Xとなり、XがXmax/(1+r)より大きい場合に、Y(X)=Xmaxとなる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  4. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をXmaxとしたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がXmax/(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)となり、X+ΔXがXmax/(n+1)より大きくXmax/(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがXmax/(m+1+r)より大きくXmax/(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがXmax/(1+r)より大きい場合に、Y(X)=Xmaxとなる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  5. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をXmaxとしたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がXmax以下の場合に、Y(X)=X+ΔXとなり、X+ΔXがXmaxより大きい場合に、Y(X)=Xmaxとなる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出方法。
  6. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出するように構成された心拍時刻算出部と、
    この心拍時刻算出部によって算出された心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出するように構成された心拍数算出部と、
    この心拍数算出部によって算出された心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出するように構成されたスキップ期間算出部とを備え、
    前記心拍時刻算出部は、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用せず、
    前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /2以下の場合に、Y(X)=2(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とする心拍検出装置。
  7. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出するように構成された心拍時刻算出部と、
    この心拍時刻算出部によって算出された心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出するように構成された心拍数算出部と、
    この心拍数算出部によって算出された心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出するように構成されたスキップ期間算出部とを備え、
    前記心拍時刻算出部は、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用せず、
    前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /2以下の場合に、Y(X)=2Xとなり、XがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とする心拍検出装置。
  8. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出するように構成された心拍時刻算出部と、
    この心拍時刻算出部によって算出された心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出するように構成された心拍数算出部と、
    この心拍数算出部によって算出された心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出するように構成されたスキップ期間算出部とを備え、
    前記心拍時刻算出部は、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用せず、
    前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)Xとなり、XがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)Xとなり、XがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とする心拍検出装置。
  9. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出するように構成された心拍時刻算出部と、
    この心拍時刻算出部によって算出された心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出するように構成された心拍数算出部と、
    この心拍数算出部によって算出された心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出するように構成されたスキップ期間算出部とを備え、
    前記心拍時刻算出部は、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用せず、
    前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とする心拍検出装置。
  10. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出するように構成された心拍時刻算出部と、
    この心拍時刻算出部によって算出された心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出するように構成された心拍数算出部と、
    この心拍数算出部によって算出された心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出するように構成されたスキップ期間算出部とを備え、
    前記心拍時刻算出部は、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用せず、
    前記スキップ期間算出部は、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max 以下の場合に、Y(X)=X+ΔXとなり、X+ΔXがX max より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出することを特徴とする心拍検出装置。
  11. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを、コンピュータに実行させ、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /2以下の場合に、Y(X)=2(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出プログラム。
  12. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを、コンピュータに実行させ、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /2以下の場合に、Y(X)=2Xとなり、XがX max /2より大きくX max /(1+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(1+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出プログラム。
  13. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを、コンピュータに実行させ、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、XがX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)Xとなり、XがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)Xとなり、XがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)Xとなり、XがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出プログラム。
  14. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを、コンピュータに実行させ、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max /(n+1)以下の場合に(nは2以上の整数)、Y(X)=(n+1)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(n+1)より大きくX max /(n+r)以下の場合に(rは0以上1未満の定数)、Y(X)=(n+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(m+1+r)より大きくX max /(m+r)以下の場合に(mは(n-1)から1までの各整数)、Y(X)=(m+r)(X+ΔX)となり、X+ΔXがX max /(1+r)より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出プログラム。
  15. 生体の心電図波形のサンプリングデータ列から心拍時刻を算出する第1のステップと、
    この第1のステップで算出した心拍時刻から心拍数を心拍時刻毎に算出する第2のステップと、
    この第2のステップで算出した心拍数に基づいて、前記心拍時刻算出の度にスキップ期間の長さを算出する第3のステップとを、コンピュータに実行させ、
    前記第1のステップは、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻と直前の心拍時刻との時間差が、直前の心拍時刻から算出された前記スキップ期間の長さ以下の場合に、前記サンプリングデータ列から算出した最新の時刻を心拍時刻として採用しないステップを含み、
    前記第3のステップは、前記心拍数をX、この心拍数Xの所定の上限値をX max としたときに、X+ΔX(ΔXは定数)がX max 以下の場合に、Y(X)=X+ΔXとなり、X+ΔXがX max より大きい場合に、Y(X)=X max となる変数Y(X)を算出し、この変数Y(X)の逆数に基づいて前記スキップ期間の長さを算出するステップを含むことを特徴とする心拍検出プログラム。
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