JP6404641B2 - 渋滞監視情報生成装置、渋滞監視情報生成方法、及び渋滞情報生成システム - Google Patents

渋滞監視情報生成装置、渋滞監視情報生成方法、及び渋滞情報生成システム Download PDF

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Description

本発明は、道路の渋滞監視情報生成装置、渋滞監視情報生成方法、及び渋滞情報生成システムに関する。
従来より、監視カメラ等により撮影された、高速道路、一般道路を走行する車両の映像から車両を検出し、例えば、その検出した車両の速度等を算出することで、渋滞情報を生成することが知られている。
一例として特許文献1には、複数の撮影装置をトンネル内等の道路脇に所定の間隔で設置し、その撮影装置により撮影された映像から、走行車両を検出し、その検出した車両の速度を算出することで、渋滞検出等を行う道路監視システムが記載されている。
ただ、この道路監視システムでは、撮影装置の設置が可能なエリアでは渋滞を検出することはできるが(即ち、渋滞情報を生成することはできるが)、それ以外のエリアでは渋滞情報を生成することができない。
特許公開2007−026301号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、従来のように道路に沿って撮影装置を設置するなどの特別な設備を要せずに、撮影装置付きの車載の携帯端末の機能を用いて、前方車両の走行を監視することで当該道路の渋滞監視情報を取得し、これに基づき当該道路における渋滞情報を容易かつ低コストで取得することである。
本発明は、車両に搭載され、走行路における先行車両の走行及び停止状態を監視して渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置であって、所定時間間隔で先行車両のブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する点灯・消灯情報取得手段と、取得した点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞有無判定手段と、を有し、前記渋滞有無判定手段は、前記ブレーキランプの点灯を、所定の計数期間内において所定回計数したとき渋滞有りと判定し、前記渋滞有無判定手段が渋滞有りと判定したとき、当該判定時における前記車両の位置情報及び車速情報を含む渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置である。
また、本発明は、車両に搭載され、走行路における先行車両の走行及び停止状態を監視して渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置であって、所定時間間隔で先行車両のブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する点灯・消灯情報取得手段と、取得した点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞有無判定手段と、を有し、前記渋滞有無判定手段は、所定の計数期間内において、前記ブレーキランプの点灯回数と、前記ブレーキランプの消灯時における車速が所定速度未満であるときの回数を計数し、合計計数値が所定回数に達したとき渋滞有りと判定し、前記渋滞有無判定手段が渋滞有りと判定したとき、当該判定時における前記車両の位置情報及び車速情報を含む渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置である。
本発明によれば、従来のように道路に沿って撮影装置を設置するなどの特別な設備を要せずに、撮影装置付きの車載の携帯端末の機能を用いて、前方車両の走行を監視することで当該道路の渋滞監視情報を取得し、これに基づき当該道路における渋滞情報を容易かつ低コストで取得することができる。
本発明の渋滞情報生成システムの一実施形態を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置を構成する携帯情報端末の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置を構成する携帯情報端末の画像解析部の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置を構成するナビゲーション装置の機能ブロック図である。 携帯情報端末(画像解析部)の点灯・消灯判定情報記憶部に記憶される点灯・消灯判定情報の一例を示す図である。 渋滞判定部における渋滞又は渋滞解消の判定を示す図である。 携帯情報端末における渋滞又は渋滞解消の判定の処理の手順を示すフロー図である。 ナビゲーション装置における渋滞監視情報の生成及び送信に関する処理の手順を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の渋滞情報生成システムの一実施形態を示す概略構成図である。
渋滞情報生成システムは、図1に示すように、車載の渋滞監視情報生成装置20と、基地局40を介して渋滞監視情報生成装置20と接続されたサーバ50とから成り、概略的には、渋滞監視情報生成装置20で前方車両のブレーキランプ(即ち、前方車両が停止状態にあるか否か)を監視して渋滞監視情報を生成し、サーバ50側では渋滞監視情報生成装置20から送信される渋滞監視情報に基づき走行路における渋滞情報を生成する。
ここで、渋滞監視情報生成装置20は、携帯情報端末200とナビゲーション装置300とから成り、例えば多機能型携帯電話である携帯情報端末200は撮影機能を有する。携帯情報端末200は、車両10内部において、前方を走行する車両のブレーキランプを撮影することができる位置に配置(搭載)され、ナビゲーション装置300は、車両内部の携帯情報端末200と通信可能な位置に設置される。
携帯情報端末200とナビゲーション装置300とは、USBケーブル等の有線、また、Bluetooth(登録商標)等の無線で接続される。
本実施形態において、渋滞監視情報生成装置20は、携帯情報端末200とナビゲーション装置300をBluetooth(登録商標)等の無線で接続することにより構成している。なお、位置情報の取得等に関して、携帯情報端末200が、ナビゲーション装置300と同等の精度を担保することができるのであれば、携帯情報端末200のみで渋滞監視情報生成装置20を構成することもできる。
また、次世代の電気自動車等において、車両自体に撮影機能、通信機能、及び位置情報取得機能を実装することができれば、渋滞監視情報生成装置20を、その車両のみで構成することもできる。
ナビゲーション装置300は、GPS(Global Positioning System)より取得される位置情報を、車両10に実装される自律航法システム(例えば、車速センサ、ジャイロセンサ等)により取得される各種情報で補正する。
ナビゲーション装置300は、自律航法システムにより補正された位置情報、ナビゲーション装置300内部で管理される時刻情報、及び速度センサを用いて計算された速度情報を、携帯情報端末200からの要求に応じて携帯情報端末200に送信する。
携帯情報端末200は、前方を走行する車両のブレーキランプを撮影した画像よりブレーキランプの点灯を検出し、渋滞の有無を所定の条件に基づき判定する。判定の結果、渋滞ありと判定すると、携帯情報端末200は、ナビゲーション装置300より取得した渋滞監視情報(位置情報、時刻情報、及び速度情報を含む)を、基地局40を介してサーバ50に送信する。
また、携帯情報端末200は、サーバ50において生成される渋滞情報を受信することもできる。ユーザは、受信した渋滞情報を確認した上で、適切なルートを選択することができる。
なお、渋滞情報は、サーバ50が各携帯情報端末200から受信した各道路別かつ走行方向別の渋滞発生時における位置情報、時刻情報、及び速度情報を含む渋滞監視情報を各経路(道路)別に集計したものであって、例えば、道路の特定区間情報(走行方向別渋滞区間情報)、当該区間における平均車速などのリアルタイム情報、或いは、指定された道路区間における過去の渋滞発生時刻情報、その時の平均車速など、携帯情報端末200から送信される渋滞監視情報を基に生成可能な任意の情報を含むことができる。また、携帯情報端末200の機能については、図2の機能ブロック図を用いて後述する。
基地局40は、基地局40の通信可能なエリア内に位置する携帯情報端末200から収集される渋滞監視情報を、ブロードバンド回線等の所定の商用通信ネットワークを介して、サーバ50に送信する。
サーバ50は、渋滞情報、事故情報等の交通情報を管理するサーバであり、例えば、交通管制センタ等のデータセンタに設置される。
サーバ50は、特定又は不特定多数の携帯情報端末200から送信される渋滞監視情報を、リアルタイムで集計して渋滞情報を生成し、データベース化して管理する。
また、サーバ50は、携帯情報端末200からの配信要求に応じて、渋滞情報を当該携帯情報端末200に配信する。
図2は、本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置20を構成する携帯情報端末200の機能ブロック図である。
なお、図2に示す、携帯情報端末200の機能ブロック図は、本発明の実施形態に関連する機能のみを示している。
図2において、通信部201は、例えば、第3世代移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、Wi−MAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の通信規格に対応する無線送受信手段である。
なお、通信部201は、ナビゲーション装置300とも通信することから、Bluetooth(登録商標)の通信規格にも対応している。
撮影部202は、前方を走行する車両のブレーキランプを撮影し、画像を生成する電子カメラである。撮影部202は、ズーム機能及びオートフォーカス機能を有する光学系(即ち、レンズ)と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子より構成される。
画像記憶部203は、撮影部202により生成された画像を記憶する。
時刻管理部204は、携帯情報端末200の時刻を管理する。時刻管理部204において管理される時刻は、ネットワークに接続することで自動補正される。
表示制御部205は、撮影部202により撮影され、画像記憶部203に記憶された画像を液晶、EL(エレクトロルミネッセンス)などによる表示手段を備えた表示部206に表示させる。また、表示制御部205は、サーバ50より取得した渋滞情報を表示部206に表示させる。
表示部206は、ここでは携帯情報端末200のユーザインタフェースとなるタッチスクリーンであり、各種画像を表示するモニタ画面としても機能する。
なお、ユーザは、サーバ50より取得した渋滞情報をナビゲーション装置300に送信し、ナビゲーション装置300において地図に重畳して表示させることもできる。
画像取得部207は、時刻管理部204において管理される時刻(即ち、所定の時間間隔)に従って、画像記憶部203に記憶された画像を取得し、画像解析部208に供給する。
画像解析部208は、画像取得部207より供給される画像を解析する。
具体的には、画像解析部208は、先ず、画像より前方を走行する車両(以下、前方車両ともいう)を認識する。画像解析部208は、次に、その前方車両のブレーキランプを認識する。具体的には、その認識したランプの画素位置の色情報(RGB値)を取得する。画像解析部208は、取得した色情報に基づきブレーキランプの点灯又は消灯を判定し、判定情報を出力する。
なお、画像解析部208の機能については、図3の機能ブロック図を用いて後述する。
速度情報取得部209は、ナビゲーション装置300の車速計算部304(図4)により計算された車速(即ち、速度情報)を取得する。
速度判定部210は、速度情報取得部209により取得された速度と、交通管制センタ等により設定された渋滞とみなすべき所定の速度を比較し、比較結果、つまり所定速度未満か否かを記憶制御部211に通知する。
記憶制御部211は、画像解析部208によりブレーキランプが点灯していると判定されると、イベントフラグをセットし、停車イベントをイベント記憶部212に記憶する。記憶制御部211は、イベントフラグがセットされた後に、画像解析部208によりブレーキランプが点灯していると判定された場合、またブレーキランプが点灯していないと判定された場合であっても、速度情報取得部209により取得された速度が速度判定部210により所定の速度未満であると判定された場合においても、同様に停車イベントをイベント記憶部212に記憶する。
記憶制御部211は、ブレーキランプが消灯している場合において、ナビゲーション装置300より送信される速度が速度判定部210により予め定めた所定の速度以上であると判定されると、走行イベントをイベント記憶部212に記憶する。
なお、イベントフラグは、画像解析部208においてブレーキランプが点灯していると最初に判定されるとセットされ、また、渋滞判定部213において渋滞が解消したと判定されるとリセットされる。
イベント記憶部212は、例えば、RAM(Random Access Memory)等で構成され、イベントフラグ、停車イベント、及び走行イベント等を記憶する。
なお、イベント記憶部212に記憶された内容は、渋滞判定部213により渋滞が解消されたものと判定された場合、また携帯情報端末200の電源がオフされた場合等に、記憶制御部211によりリセット(即ち、消去)される。
渋滞判定部213は、イベント記憶部212に記憶された停車イベントの数により渋滞の有無を判定し、イベント記憶部212に記憶された継続した走行イベントの数により渋滞の解消を判定する。
なお、渋滞判定部213における渋滞の詳細な判定方法については、図6を用いて後述する。
携帯情報端末200の渋滞監視情報取得部214は、渋滞判定部213において渋滞が発生したと判定されると、ナビゲーション装置300より位置情報、時刻情報、及び速度情報(即ち、渋滞監視情報)を取得する。
なお、渋滞監視情報取得部214は、ナビゲーション装置300より取得された渋滞監視情報に対して渋滞の程度を付加することもできる。即ち、渋滞監視情報取得部214は、例えば、所定区間における車両の速度情報に応じて、渋滞の程度を複数段階(例えば5段階)に区分し、該当する区分を渋滞監視情報に付加することもできる。
送信制御部215は、渋滞が発生したとき、ナビゲーション装置300に対して、渋滞監視情報、即ち渋滞を表す情報(少なくとも位置情報、時刻情報、及び速度情報)を送信するように要求する。送信制御部215は、渋滞監視情報取得部214により取得された渋滞監視情報を、サーバ50に送信するように制御する。
図3は、本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置20を構成する携帯情報端末200の画像解析部208の機能ブロック図である。
車両認識部208Aは、画像取得部207より供給される画像から、前方車両を認識する。
車両認識部208Aは、例えば、画像取得部207より供給される画像よりエッジを検出し、車両情報記憶部208Bに記憶された車両のエッジ(即ち、車両の形状に関する輪郭情報)とエッジマッチングを実行し、車両を認識する。
なお、車両認識部208Aは、夜間、またトンネル内等、車両のエッジを検出することが困難な場合には、車両の左右に対称に位置するテールランプを用いて車両を認識してもよい。
車両情報記憶部208Bは、車両の認識、またブレーキランプ位置及び領域を特定する上で必要となる情報を記憶している。車両情報記憶部208Bは、例えば、車種毎の車両の形状、寸法(比率)、テールランプ及びブレーキランプの位置、領域等を、車両情報として記憶している。
ブレーキランプ特定部208Cは、画像取得部207より供給される画像において車両が認識されると、ブレーキランプの領域を特定する。
ブレーキランプ特定部208Cは、例えば、車両情報記憶部208Bに予め記憶された車両とブレーキランプの位置関係を示すデータからテンプレート画像を生成し、そのテンプレート画像と車両が認識された画像とをテンプレートマッチングし、算出される類似度からブレーキランプの領域を特定する。
色情報取得部208Dは、ブレーキランプとして特定された領域の画素位置から、色情報を取得する。
なお、本実施形態では、取得する色情報として、RGB値を用いる。
但し、取得する色情報としては必ずしもRGB値に限定されず、HSV(Hue Saturation Value)値等を用いてもよい。
照度推定部208Eは、画像取得部207より供給される画像に対して画像処理を実行し、その処理結果から照度を推定する。
なお、ブレーキランプの点灯又は消灯を判定する精度を向上させるために、携帯情報端末200に実装される照度センサを用いて(具体的には、照度センサから供給される電圧に基づいて)、照度を計測してもよい。
点灯・消灯判定情報記憶部208Fは、ブレーキランプの点灯時又は消灯時における、照度に応じたRGB値を記憶している。
なお、点灯・消灯判定情報記憶部208Fに記憶される、ブレーキランプの点灯又は消灯を判定するための情報は、図5を用いて後述する。
点灯・消灯判定部208Gは、点灯・消灯判定情報記憶部208Fに記憶された点灯・消灯判定情報を参照し、照度推定部208Eにより推定された照度に基づき、点灯時又は消灯時におけるRGB値を抽出する。そして、点灯・消灯判定部208Gは、抽出したRGB値と、色情報取得部208Dにより取得されたRGB値を比較し、ブレーキランプが点灯しているか、消灯しているかを判定する。
図4は、本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置20を構成するナビゲーション装置300の機能ブロック図である。
なお、図4に示すブロック図では、本発明の実施形態に関連する機能のみをブロックとして図示している。
通信部301は、例えばBluetooth(登録商標)の通信規格に対応する無線送受信手段である。なお、通信部301を、第3世代移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、Wi−MAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の通信規格に対応させてもよい。この場合、ナビゲーション装置300内部に記憶する渋滞監視情報を、携帯情報端末200を経由させることなく、直接サーバ50に送信することもできる。
時刻管理部302は、ナビゲーション装置300の時刻を管理する。
時刻管理部302において管理される時刻は、Bluetooth(登録商標)により携帯情報端末200の時刻と自動的に同期が取られる。
位置情報取得部303は、例えば、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等の衛星測位システムにより、車両10の現在位置(緯度、経度等)を位置情報として取得する。
車速計算部304は、車両10の車速を計算する。具体的には、車速計算部304は、例えば、車速パルスの幅(即ち、1パルスで走行する距離)及び車速パルス間の時間等より、車両10の車速を計算する。
なお、車速計算部304により計算された車速は、記憶制御部308により、速度情報として、渋滞監視情報記憶部309に記憶される。
角速度計測部305は、例えばジャイロセンサ等の角速度センサにより、車両10の角速度(即ち、移動方向)を計測する。
加速度計測部306は、加速センサにより、車両10の加速度を計測する。
位置情報補正部307は、車速計算部304により計算された車速、角速度計測部305により計測された角速度、及び加速度計測部306により計測された加速度に基づき、位置情報取得部303により取得された位置情報を補正する。
なお、位置情報補正部307において補正された位置情報は、記憶制御部308により、位置情報として渋滞監視情報記憶部309に記憶される。
記憶制御部308は、携帯情報端末200より停車イベントの発生(即ち、イベントフラグがセットされたこと)を受信すると、位置情報等の渋滞監視情報を渋滞監視情報記憶部309に記憶し、また携帯情報端末200より渋滞解消の通知(即ち、イベントフラグがリセットされたこと)を受信すると渋滞監視情報記憶部309の記憶内容を消去する。
なお、ナビゲーション装置300の記憶容量が充分に確保されている場合、記憶制御部308は、携帯情報端末200から渋滞解消の通知(即ち、イベントフラグがリセットされたこと)を受けても、渋滞監視情報記憶部309の渋滞監視情報を削除することなく、保管することもできる。
渋滞監視情報記憶部309は、既に述べたように位置情報、時刻情報、及び速度情報を渋滞監視情報として記憶する。
送信制御部310は、携帯情報端末200からの送信要求に応じて、渋滞監視情報記憶部309に記憶された渋滞監視情報を、携帯情報端末200に送信する。
図5は、携帯情報端末200(画像解析部208)の点灯・消灯判定情報記憶部208Fに記憶される点灯・消灯判定情報の一例を示す図である。
点灯・消灯判定部208Gは、先ず、色情報取得部208Dによりブレーキランプとして特定された領域の画素位置から取得された色情報(即ち、RGB値)に関して、個別に(即ち、R値、G値、B値毎に)平均値を算出する。
点灯・消灯判定部208Gは、次に、図5に示す点灯・消灯情報を参照し、照度推定部208Eにより推定された照度に基づき、点灯時におけるR値、G値、B値を抽出する。
点灯・消灯判定部208Gは、さらに、抽出された点灯時におけるR値、G値、B値と、算出されたR値、G値、B値の平均値との差分の絶対値を個別に(即ち、R値、G値、B値毎に)計算し、その個別に計算された差分を256で除算する。
そして、そのR値、G値、B値における除算結果の全てが、所定の範囲以内となれば、点灯・消灯判定部208Gは、ブレーキランプが点灯していると判定する。
図6は、渋滞判定部213における渋滞又は渋滞解消の判定方法を示す図である。
図6Aは渋滞判定部213における渋滞の判定を、また図6Bは渋滞判定部213における渋滞解消の判定を示している。
なお、図6Aでは、渋滞判定方法として、2つの方法を示している。
図6A及び図6Bにおいて、図中の「●」、「○」、「△」は、画像解析部208の点灯・消灯判定部208Gで判定されたブレーキランプの点灯又は消灯の状態を示している。即ち、「●」はブレーキランプが点灯状態にある場合、「△」はブレーキランプが消灯状態にある場合であって、かつ車速が所定の速度、例えば10km/h未満である場合、「○」はブレーキランプが消灯状態にある場合であって、かつ車速が10km/h以上である場合を示している。
なお、図6A及び図6Bでは、ブレーキランプの点灯又は消灯の状態を所定時間間隔、ここでは10秒間隔で示しており、右方向に時間を経過させている。
図6Aの渋滞判定1の例は、ブレーキランプが点灯し、その後にブレーキランプが所定の回数継続して点灯する場合に適用する(即ち、ブレーキランプが継続して点灯し、ブレーキランプの点灯回数が所定の回数になる場合に適用する)。
画像取得部207により取得された画像に関して、ブレーキランプの点灯が画像解析部208により確認されると、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグをセットし、さらに停車イベントを記憶する。
なお、イベントフラグがセットされると、渋滞判定部213は、イベント記憶部212に記憶されている停車イベントの数を監視する。
図6Aの渋滞判定1の例では、その後に、画像取得部207により所定の時間間隔(10秒間隔)で取得される画像に関しても、ブレーキランプの点灯が画像解析部208により継続して確認されることから、記憶制御部211は、イベント記憶部212に停車イベントを継続して記憶する。
なお、渋滞判定1では、ブレーキランプの点灯が確認されてから、ブレーキランプの点灯が継続して例えば合計で12回確認されると(即ち、合計計数値が12回になると)渋滞とみなす仕様としている。即ち、図6Aの渋滞判定1に示すように、渋滞判定部213は、イベント記憶部212に記憶される停車イベントの継続した数が12回になると、渋滞と判定する。
図6Aの渋滞判定2の例では、ブレーキランプが点灯し、その後にブレーキランプの点灯及び消灯が繰り返される場合であって、ブレーキランプが消灯状態にあっても車両10が所定の速度、例えば10km/h未満で走行する場合に渋滞と判定する。
画像取得部207により取得された画像に関して、ブレーキランプの点灯が画像解析部208により確認されると、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグをセットし、さらに停車イベントを記憶する。
図6Aの渋滞判定2の例では、イベントフラグがセットされ、渋滞判定部213がイベント記憶部212に記憶されている停車イベントの数を監視している間に、ブレーキランプの消灯が画像解析部208で確認されるが、速度情報取得部209より取得される速度が10km/h未満であることから、記憶制御部211は、停車イベントをイベント記憶部212に継続して記憶する。
なお、渋滞判定2では、ブレーキランプの点灯が確認されてから、ブレーキランプの点灯、又はブレーキランプが点灯していないことを前提に車両10が10km/h未満で走行していることが合計12回確認されると、渋滞とみなす仕様としている。そのため、図6Aの渋滞判定2に示すように、渋滞判定部213は、イベント記憶部212に記憶される停車イベントの数が12回になると、渋滞と判定する。
図6Bの渋滞解消判定の例では、渋滞後に、車両10が車速10km/h以上の速度で走行する場合(即ち、渋滞が解消される場合)を示している。
図6Bの渋滞時では、画像取得部207により取得される画像に関して、ブレーキランプの点灯が画像解析部208により確認されることから、記憶制御部211は、イベント記憶部212に停車イベントを記憶する。
その後に、車両10が車速10km/h以上の速度で走行を開始すると、画像取得部207により取得される画像に関して、ブレーキランプの消灯が画像解析部208により確認され、また速度情報取得部209により取得される車速が速度判定部210により10km/h以上と判定されることから、記憶制御部211は、イベント記憶部212に走行イベントを記憶する。
図6Bの渋滞解消判定の例では、その後に、車両10が車速10km/h以上の速度で走行を継続することから、記憶制御部211により、走行イベントが継続してイベント記憶部212に記憶される。
なお、渋滞解消判定では、車速10km/h以上での走行が最低40秒以上継続したものと判定された場合に、渋滞が解消したものとみなす仕様としている。
そのため、図6Bの渋滞解消判定に示すように、渋滞判定部213は、イベント記憶部212に記憶される走行イベントの数が5回になると、渋滞が解消したものと判定する。
図7は、携帯情報端末200における渋滞又は渋滞解消の判定の処理を示すフロー図である。
以下、図6Aの渋滞判定1、図6Aの渋滞判定2、図6Bの渋滞解消判定の順序に従って説明する。
(図6Aの渋滞判定1)
画像取得部207は、画像記憶部203に取得可能な画像が記憶されているか否かを判定する(S101)。
図6Aの渋滞判定1の例では、画像記憶部203に取得可能な画像が記憶されているから(S101 Yes)、画像取得部207は、画像記憶部203より画像を取得し(S102)、取得した画像を画像解析部208に供給する。
画像解析部208は、車両認識部208Aにより、供給された画像から車両を認識すると(S103 Yes)、ブレーキランプ特定部208Cにより、車両が認識された画像からブレーキランプの領域を特定する(S104)。
なお、ステップS103において、車両が認識できないときは(S103 No)、タイマカウントで10秒間カウントして(S109)、ステップS101からの処理を再度、実行する。
ステップS104でブレーキランプの領域が特定されると、画像解析部208は、特定された領域から、色情報取得部208Dにより色情報を取得する(S105)。画像解析部208は、次に、照度推定部208Eにより照度を推定する(S106)。
点灯・消灯判定部208Gは、照度推定部208Eにより照度が推定されると(S106)、ブレーキランプが点灯しているか否かを判定する(S107)。図6Aの渋滞判定1の例では、ブレーキランプは始め消灯状態にあるため、点灯・消灯判定部208Gは、ブレーキランプは消灯と判定する(S107 「消灯」)。
点灯・消灯判定部208Gがブレーキランプの消灯を判定すると(S107 「消灯」)、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされているか否かを判定する(S108)。但し、この時点では、イベントフラグはセットされていないので(S108 No)、画像取得部207は、時刻管理部204において管理される時刻を参照し、10秒間カウントして(S109)、再度、ステップS101からの処理を繰り返し実行する。
携帯情報端末200は、以上のステップS101からステップS109までの処理を、ステップS107においてブレーキランプが点灯していると判定するまで繰り返し実行する。
そして、最初の画像を取得してから、例えば、3回処理を繰り返した後、4回目の処理で初めてブレーキランプが点灯していると判定されると(S107 「点灯」)、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされているか否かを確認する(S110)。但し、この時点では、イベントフラグはセットされていないことから(S110 No)、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグをセットする(S111)。
送信制御部215は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされると(S111)、イベントフラグの状態(具体的には、イベントフラグがセットされたこと)をナビゲーション装置300に送信する(S112)。即ち、送信制御部215は、停車イベントの発生をナビゲーション装置300に通知する。
また、記憶制御部211は、イベント記憶部212に停車イベントを記憶する(S113)。ステップS113の処理が終了すると、画像取得部207は、時刻管理部204において管理される時刻を参照し、10秒間カウントして(S109)、再度、ステップS101からの処理(5回目の処理)を実行する。
この5回目の処理(図6Aの渋滞判定1の例で、最初の画像を取得してから40秒が経過)では、画像記憶部203に取得可能な画像が記憶されており、またその記憶された画像においてブレーキランプが点灯状態にあることから、携帯情報端末200は、ステップS101からステップS106までの処理を実行し、ステップS107においてブレーキランプの点灯を判定する(S107 「点灯」)。
ステップS107でブレーキランプの点灯が判定されると、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされているか否かを確認する(S110)。
この場合、ステップS111において記憶制御部211によりイベントフラグが前回の処理で既にセットされているため、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされていることを確認する(S110 Yes)。
この確認後、イベント記憶部212に停車イベントを記憶する(S114)。イベント記憶部212は、記憶制御部211により停車イベントが記憶されるごとに、記憶回数をカウントアップし(S115)、記憶回数を保持する。
なお、記憶制御部211は、停車イベントを記憶すると、走行イベントが記憶されている場合は走行イベントをリセットする(即ち、走行イベントを消去する)(S116)。
また、この時点では、停車イベントの記憶回数は2回であることから、渋滞判定部213は、停車イベントの記憶回数が12回未満と判定する(S117 No)。即ち、渋滞判定部213は、まだ渋滞していると判定しない。
ステップS117で停車イベントの記憶回数が12回未満と判定されると、画像取得部207は、時刻管理部204において管理される時刻を参照し、10秒間カウントして(S109)、ステップS101からの処理(6回目の処理)を実行する。
図6Aの渋滞判定1の例では、最初の画像を取得してから50秒〜130秒が経過するまで(即ち、6回目から14回目の処理まで)は、ブレーキランプが継続して点灯状態にあるものの、停車イベントの記憶回数が12回以上とならないことから、携帯情報端末200は、ステップS101からステップS116までの処理を繰り返し実行する。
そして、最初の画像を取得してから140秒後(15回目の処理)において画像取得部207により取得された画像に対して、ステップS101からステップS116までの処理を実行し、ステップS117において、渋滞判定部213により、停車イベントの記憶回数が12回以上(即ち、渋滞)と判定される(S117 Yes)。ここで初めて、送信制御部215はナビゲーション装置300に渋滞監視情報の送信要求をする(S118)。
この要求に基づき、ナビゲーション装置300より渋滞監視情報が送信されると、携帯情報端末200の渋滞監視情報取得部214は、通信部201で受信された渋滞監視情報を取得する(S119)。送信制御部215は、渋滞監視情報取得部214で取得した渋滞監視情報をサーバ50に対して送信する(S120)。
(図6Aの渋滞判定2)
図6Aの渋滞判定2の例における携帯情報端末200の処理は、最初の画像を取得してから40秒が経過するまで(5回目の処理まで)は、図6Aの渋滞判定1における携帯情報端末200の処理と同様の処理となる。
そして、最初の画像を取得してから50秒後(6回目の処理)において画像取得部207により取得された画像に対して、ステップS101からステップS106までの処理を実行し、ステップ107において、点灯・消灯判定部208Gにより、ブレーキランプが消灯状態にあると判定されると(S107 「消灯」)、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされているか否かを判定する(S108)。
この渋滞判定2の処理においては、最初の画像を取得して30秒後(4回目の処理)において画像取得部207により取得された画像に関する処理(具体的には、ステップS111の処理)で、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされる。そこで、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされていると判定する(S108 Yes)。
この判定に基づき、送信制御部215は、ナビゲーション装置300に速度情報の送信要求をする(S121)。
その後に、ナビゲーション装置300より速度情報が送信されると、速度情報取得部209は、通信部201で受信された速度情報を取得する(S122)。
この渋滞判定2の例では、ブレーキランプが消灯状態にあり、かつ車両10が所定の速度未満(10km/h未満)で走行しているため、速度判定部210は、速度情報取得部209により取得された速度が所定の速度未満と判定する(S123 No)。
記憶制御部211は、速度判定部210による判定結果(S123 No)に基づき、イベント記憶部212に停車イベントを記憶する(S114)。
イベント記憶部212は、記憶制御部211により停車イベントが記憶されると、記憶回数をカウントアップし(S115)、記憶回数を保持する。
なお、記憶制御部211は、停車イベントを記憶すると、イベント記憶部212に走行イベントが記憶されている場合は、走行イベントをリセットする(即ち、走行イベントを消去する)(S116)。
また、この時点では、停車イベントの記憶回数は3回であるから、渋滞判定部213は、停車イベントの記憶回数が12回未満と判定する(S117 No)。即ち、渋滞判定部213は、未だ渋滞していないと判定する。
ステップS117で停車イベントの記憶回数が12回未満と判定されると、画像取得部207は、時刻管理部204において管理される時刻を参照し、10秒間カウントして(S109)、再度、ステップS101からの処理(7回目の処理)を実行する。
この渋滞判定2の例では、最初の画像を取得してから60秒〜130秒が経過するまで(即ち7回目から14回目の処理まで)は、停車イベントの記憶回数が12回以上とならないことから、携帯情報端末200は、車両10が10km/h未満で走行することを前提に、ブレーキランプの点灯時にはステップS110からステップS116までの処理を、ブレーキランプの消灯時にはステップS108からステップS116までの処理を実行する。
そして、最初の画像を取得してから140秒後(15回目の処理)において、画像取得部207により取得された画像に対して、ステップS101からステップS116までの処理を実行し、ステップS117において、渋滞判定部213により、停車イベントの記憶回数が12回以上(即ち、渋滞)と判定される(S117 Yes)。ここで、初めて送信制御部215は、ナビゲーション装置300に渋滞監視情報の送信要求をする(S118)。
その後に、ナビゲーション装置300より渋滞監視情報が送信されると、渋滞監視情報取得部214は、通信部201で受信された渋滞監視滞情報を取得する(S119)。
送信制御部215は、渋滞監視情報取得部214で渋滞監視情報が取得されると、渋滞監視情報をサーバ50に対して送信する(S120)。
なお、以上の渋滞判定1及び2の説明では、いずれもイベントフラグのセットが連続して行われる場合を例に採って説明したが、実際には、停車イベントのイベントフラグをセットした、直後に走行イベントが発生する場合がある。つまり、ブレーキランプが消灯し、しかもその時の車速が所定値(時速10km)以上の場合が起こり得る。このような場合は、次に説明する渋滞解消判定がなされるまでは、計数した停車イベントのイベントフラグをそのまま保持して、その間に、再び停車イベントが発生した場合は、そのイベントフラグの数を加算する。その加算値が指定値になったときは、渋滞判定部213は、渋滞と判定する。ここで、イベントフラグを保持している期間、即ち、イベントフラグをセットしている期間は、本発明の所定の計数期間に対応する。
(図6Bの渋滞解消判定)
図6Bの渋滞解消判定の例では、既に渋滞と判定され、その後においてもブレーキランプが点灯した状態が継続することから、携帯情報端末200は、ステップS109におけるタイマカウントアップ、即ち10秒毎にステップS101からステップS120までの処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS107において、点灯・消灯判定部208Gにより、ブレーキランプの消灯が判定されると(S107 「消灯」)、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされているか否かを判定する(S108)。
ここでは、既に渋滞と判定している(即ち、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされている)ことから、記憶制御部211は、イベント記憶部212にイベントフラグがセットされていると判定する(S108 Yes)。
送信制御部215は、この判定に基づきナビゲーション装置300に速度情報の送信要求をする(S121)。
その後に、ナビゲーション装置300より速度情報が送信されると、速度情報取得部209は、通信部201により受信された速度情報を取得する(S122)。
この判定の例では、ブレーキランプが消灯状態にあり、かつ車両10が所定の速度(10km/h)以上で走行することから、速度判定部210は、速度情報取得部209により取得された速度が所定の速度以上と判定する(S123 Yes)。
記憶制御部211は、速度判定部210によるこの判定結果に基づき、イベント記憶部212に走行イベントを記憶する(S124)。
イベント記憶部212は、記憶制御部211により走行イベントが記憶されると、記憶回数をカウントアップし(S125)、記憶回数を保持する。
なお、この時点では、走行イベントの記憶回数は1回(即ち、ステップS124における記憶処理)であることから、渋滞判定部213は、走行イベントの記憶回数が5回未満と判定する(S126 No)。即ち、渋滞判定部213は、渋滞が解消していないと判定する。
ステップS126におけるこの判定に基づき、画像取得部207は、時刻管理部204において管理される時刻を参照し、10秒間カウントして(S109)、再度、ステップS101からの処理(12回目の処理)を実行する。
図6Bの渋滞解消の判定の例では、ブレーキランプが消灯状態にあり、かつ車両10が10km/h以上で走行していると、最初に判定されてから30秒が経過するまで(4回目の処理まで)は、走行イベントの記憶回数が5回以上とならないことから、携帯情報端末200は、ステップS101からステップS125までの処理を繰り返し実行する。
そして、ブレーキランプが消灯状態にあり、かつ車両10が10km/h以上で走行していると、最初に判定されてから40秒後(5回目の処理)において画像取得部207により取得された画像に対して、ステップS103からステップS125までの処理を実行し、ステップS126において、渋滞判定部213により、走行イベントの記憶回数が5回以上(即ち、渋滞解消)と判定されると(S126 Yes)、記憶制御部211は、イベント記憶部212に記憶されているイベントフラグをリセットする(S127)。
送信制御部215は、イベント記憶部212においてイベントフラグがリセットされると(S127)、イベントフラグの状態(具体的には、イベントフラグがリセットされたこと)をナビゲーション装置300に送信する(S129)。即ち、送信制御部215は、渋滞が解消したことをナビゲーション装置300に通知する。
また、記憶制御部211は、イベント記憶部212に記憶されている停車イベント及び走行イベントをリセット(即ち、消去)する(S129)。
図8は、ナビゲーション装置300における渋滞監視情報の生成及び送信に関する処理を示すフロー図である。
通信部201は、携帯情報端末200より停車イベントの発生(即ち、イベントフラグがセットされたこと)を受信すると(S201 Yes)、渋滞監視情報の生成及び送信に関する処理を開始する。
ナビゲーション装置300は、次に、時刻管理部204において管理される時刻情報、また位置情報取得部303により位置情報を取得する。また、同時に、車速計算部304による車速の計算、角速度計測部305による角速度の計測、加速度計測部306による加速度の計測も実行する(S202)。
位置情報補正部307は、車速計算部304により計算された車速、角速度計測部305により計測された角速度、及び加速度計測部306により計測された加速度に基づき、位置情報取得部303により取得された位置情報を補正する(S203)。
記憶制御部211は、位置情報補正部307により補正された位置情報、時刻管理部204より取得された時刻情報、車速計算部304により計算された車速情報を、渋滞監視情報として渋滞監視情報記憶部309に記憶する(S204)。
そして、携帯情報端末200から速度情報の送信要求を受信すると(S205 Yes)、送信制御部215は、携帯情報端末200に速度情報を送信する(S206)。
また、携帯情報端末200から渋滞監視情報の送信要求を受信すると(S207 Yes)、送信制御部215は、携帯情報端末200に渋滞判定時の渋滞監視情報を送信する(S208)。
ナビゲーション装置300は、携帯情報端末200より渋滞解消の通知(即ち、イベントフラグがリセットされたこと)を受信するまで(S209 Yes)、以上のステップS201からステップS207又はS208までの処理を、所定の時間間隔で(即ち、時刻管理部204において管理される時刻を参照し、10秒間カウントして(S211)、繰り返し実行する。
そして、携帯情報端末200より渋滞解消の通知を受信すると(S209 Yes)、記憶制御部211は、渋滞監視情報記憶部309に記憶させた各種情報を消去し(S210)、処理を終了する。
本発明の実施形態に係る渋滞監視情報生成装置によれば、従来のように撮影装置を道路に沿って設置する必要がないため、インフラストラクチャ上の問題を考慮することなく、渋滞監視情報を生成することができる。また、渋滞監視情報生成装置とサーバで渋滞情報生成システムを構成したため、交通管制センタ等において、携帯情報端末において個別に生成した渋滞監視情報を各道路毎に集計処理をするだけの簡易な方法で各道路の渋滞情報を生成することができる。そのため、交通管制センタ等における渋滞情報の生成のための処理負担及び処理時間を大幅に抑制でき、かつ渋滞情報をリアルタイムで提供する即応性を向上させることができる。
また、渋滞監視情報を、撮影機能を備えた携帯情報端末を用いて生成することができるため、従来の渋滞監視情報を取得する場合に比べてコスト上の負担を大幅に低減することができる。
なお、本発明の実施形態について説明したが、以上で説明した先行車両のブレーキランプの点灯・非点灯画像の取得の時間間隔、渋滞を判断する際の停車イベントのカウント数などは、高速道路、一般道路の区別、また一般道路についても、幹線道路とその他の道路、さらに各道路の区間における交差点、踏切、信号の数などに応じて適宜決定する。また、停車イベントのセット対象とする車速の基準値なども、道路管理センタなどのセンタ側で適宜決定する。
これらの各パラメータは、センタ側で決定し予め各情報端末に送信しておくことが前提である。
201・・・通信部、202・・・撮影部、203・・・画像記憶部、204・・・時刻管理部、205・・・表示制御部、206・・・表示部、207・・・画像取得部、208・・・画像解析部、209・・・速度情報取得部、210・・・速度判定部、211・・・記憶制御部、212・・・イベント記憶部、213・・・渋滞判定部、214・・・渋滞監視情報取得部、215・・・送信制御部、301・・・通信部、302・・・時刻管理部、303・・・位置情報取得部、304・・・車速計算部、305・・・角速度計測部、306・・・加速度計測部、307・・・位置情報補正部、308・・・記憶制御部、309・・・渋滞監視情報記憶部、310・・・送信制御部。

Claims (10)

  1. 車両に搭載され、走行路における先行車両の走行及び停止状態を監視して渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置であって、
    所定時間間隔で先行車両のブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する点灯・消灯情報取得手段と、
    取得した点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞有無判定手段と、を有し、
    前記渋滞有無判定手段は、前記ブレーキランプの点灯を、所定の計数期間内において所定回計数したとき渋滞有りと判定し、
    前記渋滞有無判定手段が渋滞有りと判定したとき、当該判定時における前記車両の位置情報及び車速情報を含む渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置。
  2. 車両に搭載され、走行路における先行車両の走行及び停止状態を監視して渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置であって、
    所定時間間隔で先行車両のブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する点灯・消灯情報取得手段と、
    取得した点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞有無判定手段と、を有し、
    前記渋滞有無判定手段は、所定の計数期間内において、前記ブレーキランプの点灯回数と、前記ブレーキランプの消灯時における車速が所定速度未満であるときの回数を計数し、合計計数値が所定回数に達したとき渋滞有りと判定し、
    前記渋滞有無判定手段が渋滞有りと判定したとき、当該判定時における前記車両の位置情報及び車速情報を含む渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置。
  3. 請求項1又は2に記載された渋滞監視情報生成装置において、
    前記点灯・消灯情報取得手段は、前記ブレーキランプを撮影する撮影手段と、撮影したブレーキランプの画像を解析して当該ブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する画像解析手段と、を有し、
    前記渋滞有無判定手段は、前記所定時間間隔で取得される点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞監視情報生成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された渋滞監視情報生成装置において、
    前記所定の計数期間は、前記渋滞有無判定手段が最初に前記ブレーキランプの点灯と判定したときから、渋滞無しと判定するときまでの期間である渋滞監視情報生成装置。
  5. 請求項4に記載された渋滞監視情報生成装置において、
    前記渋滞有無判定手段は、前記ブレーキランプの消灯時における車速が所定速度以上となる回数を連続して所定回計数したとき渋滞無しと判定する渋滞監視情報生成装置。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載された渋滞監視情報生成装置において、
    前記渋滞監視情報をサーバに送信する通信手段を有する渋滞監視情報生成装置。
  7. 請求項6に記載された渋滞監視情報生成装置において、
    前記点灯・消灯情報取得手段、前記渋滞有無判定手段及び前記通信手段を備えた携帯情報端末と、前記携帯情報端末と有線又は無線接続され前記携帯情報端末に補正された位置情報を送信するナビゲーション装置を有する渋滞監視情報生成装置。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載された渋滞監視情報生成装置と、前記渋滞監視情報生成装置から送信される渋滞監視情報に基づき、所定の道路の所定区間ごとの渋滞情報を生成するサーバと、からなる渋滞情報生成システム
  9. 車両に搭載され、走行路における先行車両の走行及び停止状態を監視して渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置における渋滞監視情報生成方法であって、
    点灯・消灯情報取得手段による所定時間間隔で先行車両のブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する点灯・消灯情報取得工程と、
    渋滞有無判定手段による取得した点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞有無判定工程と、を有し、
    前記渋滞有無判定工程は、前記ブレーキランプの点灯を、所定の計数期間内において所定回計数したとき渋滞有りと判定し、
    前記渋滞有無判定工程で渋滞有りと判定したとき、当該判定時における前記車両の位置情報及び車速情報を含む渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成方法
  10. 車両に搭載され、走行路における先行車両の走行及び停止状態を監視して渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成装置における渋滞監視情報生成方法であって、
    点灯・消灯情報取得手段による所定時間間隔で先行車両のブレーキランプの点灯・消灯情報を取得する点灯・消灯情報取得工程と、
    渋滞有無判定手段による取得した点灯・消灯情報に基づき渋滞の有無を判定する渋滞有無判定工程と、を有し、
    前記渋滞有無判定工程は、所定の計数期間内において、前記ブレーキランプの点灯回数と、前記ブレーキランプの消灯時における車速が所定速度未満であるときの回数を計数し、合計計数値が所定回数に達したとき渋滞有りと判定し、
    前記渋滞有無判定工程で渋滞有りと判定したとき、当該判定時における前記車両の位置情報及び車速情報を含む渋滞監視情報を生成する渋滞監視情報生成方法。
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