JP6404097B2 - 押出成形セメント板 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の非耐力の外壁等に使用する中空構造を有した押出成形セメント板に関する。
建築物の非耐力の外壁等に使用される押出成形セメント板は、主としてセメントと珪酸質原料及び繊維質原料を主原料とし、中空構造の板状に押出成形されたオートクレーブ養生したパネルであり、力学的性能、耐久性能、耐火性能、耐震性能に優れ、また、乾式工法のため施工性に優れるなどの特長を有している。
この押出成形セメント板を建築物に使用するためには、建築基準法に定められた耐火認定を取得することが法律上義務付けられている。そして、「外壁非耐力壁1時間耐火構造」の認定を取得する場合は、ISO834「建築構造要素の耐火試験」に定められた標準加熱温度曲線に沿うように押出成形セメント板を加熱し、非加熱面の温度が所定温度(最高温度:180℃+初期温度、平均温度:140℃+初期温度)以下である必要がある。このため、その耐火基準を満たすために、軽量化、中空部への断熱材充填、耐火シートの接着等といった様々な手段が講じられている。
例えば、押出成形セメント板としては、特許文献1に記載されるように、長手方向に延在する複数の平行な中空部を設けたものが多く用いられている。このような押出成形セメント板は、中空部を形成した横断面形状の特性により、軽量化されているとともに、建築物の壁面を構成した場合の曲げ強度を高くできる。また、中空部に不燃断熱遮音材を充填して壁の性能を向上することができる等の利点がある。
一方、特許文献2には、パネル(押出成形セメント板)の厚み方向に多段(二段や三段)をなし、長手方向に沿って並列する複数の中空部が設けられ、その少なくとも一方の表面寄りの中空部に断熱性材料を充填したものが提案されている。また、特許文献2には、中空部を二段形状とすることにより、中空部の輻射熱を低減できることが記載されている。
特開平6‐298580号公報 特開平4‐339947号公報
ところが、中空部を多段形状とした押出成形セメント板の製造は必ずしも容易ではなく、断面の形状によっては引き割れ、亀裂等の不具合が生じ、これらの不具合は耐火性能を低下させる要因となる。
また、各中空部の間に配置される隔壁によって中空部の輻射熱を低減することができるが、その一方で、隔壁を設けることにより重量が増加すること等が懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、引き割れ等の製造時の不具合を解消するとともに、耐火性能の向上を図ることができる押出成形セメント板を提供することを目的とする。
本発明は、帯板状の板体に、その長手方向の両端面に開口する中空部が複数形成された押出成形セメント板であって、各中空部は、前記板体の両側壁部との間を該板体の厚み方向に連結する縦リブ部を介して複数平行に設けられ、各縦リブ部には、前記中空部の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部が前記板体の厚み方向に一段設けられており、前記板体全体の厚みAが80mm以上110mm以下とされ、前記両側壁部の厚みBが15mm以上25mm以下とされ、前記縦リブ部の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、前記中空部の前記板体の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされ、前記板体の厚み方向に沿う前記凸条部の幅Eが5mm以上15mm以下とされ、前記中空部の幅Dと前記凸条部の突出高さFとの比率F/Dは、前記厚みBが15mm以上20mm未満では0.40以上0.45以下、前記厚みBが20mm以上25mm以下では0.20以上0.45以下を満足する構成とされている。
各中空部を隔てる縦リブ部に、中空部の内側に向けて突出する一対の凸条部を設けることで、加熱面から伝わる熱を一対の凸条部で遮ることができ、反対側の側壁面の加熱を抑制することができる。したがって、押出成形セメント板全体の重量を大幅に増加させることなく、断熱効果を向上させることができ、耐火性能の向上を図ることができる。
もっとも、凸条部の突出高さを高くして、各凸条部との間に形成される開口幅の間隔を狭めることで、より断熱効果を向上させることができる。しかし、その一方で高く突出する凸条部は、引き割れ及び変形が生じ易く成形が難しいとともに、その分の重量が増加することにも繋がるため、軽量化の面で不利になる。
そこで、中空部の幅Dと凸条部の突出高さFとの比率F/Dを、両側壁部の厚みBに合わせて0.20以上0.45以下となるように各寸法を最適化することで、引き割れ等の製造上の不具合が解消した中空部を有する押出成形セメント板を形成することができ、耐火性の向上を図ることが可能となる。
なお、板体の厚みAが80mm未満では、中空部の高さが狭くなるため、取付金具を挿入することが難しくなる。また、厚みAが110mmを超えると、1m当たり100kgを超える重量となり、軽量化の面で不利になる。また、側壁部の厚みBが15mm未満では、十分な断熱効果を得ることが難しくなる。また、厚みBが25mmを超える場合は、板体全体の重量を増加させる傾向となり、軽量化の面で不利になる。そして、各中空部の幅Dが35mm未満では、取付金具を設置することが難しくなり、70mmを超えると、押出成形時に縦リブ部の間に設けられる中空部の上面部分が自重で垂れ易くなり、所望の形状を形成することが難しくなる。
また、縦リブ部の厚みCは、側壁部の厚みBに対して±5mm以上異なる厚みとすると、引き割れを生じ易くなるため、板体の成形が難しくなる。さらに、凸条部の幅Eが5mm未満の場合も、引き割れを生じ易くなるため成形が難しくなる。また、凸条部の幅Eが15mmを超える場合は、板体全体の重量を増加させる傾向となるため、軽量化の面で不利になる。
また、側壁部の厚みBが15mm以上20mm未満の下限側範囲では、20mm以上25mm以下の上限側の範囲とした場合と比較して、側壁部の厚みが薄くなることから断熱効果が小さくなる。このため、十分な断熱効果を得るために、厚みBを15mm以上20mm未満とする場合には、比率F/Dの下限を引き上げて0.40以上0.45以下とする。
本発明は、帯板状の板体に、その長手方向の両端面に開口する中空部が複数形成された押出成形セメント板であって、各中空部は、前記板体の両側壁部との間を該板体の厚み方向に連結する縦リブ部を介して複数平行に設けられ、各縦リブ部には、前記中空部の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部が前記板体の厚み方向に二段以上設けられており、前記板体全体の厚みAが90mm以上110mm以下とされ、前記両側壁部の厚みBが15mm以上25mm以下とされ、前記縦リブ部の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、前記中空部の前記板体の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされ、前記板体の厚み方向に沿う前記凸条部の幅Eが5mm以上15mm以下とされ、前記中空部の幅Dと前記凸条部の突出高さFとの比率F/Dは、前記厚みBが15mm以上20mm未満では0.25以上0.30以下、前記厚みBが20mm以上25mm以下では0.20以上0.30以下を満足する構成とされ、各凸条部の間に形成される凹溝部の幅Gが5mm以上とされている。
一対の凸条部を複数段設けることにより、断熱効果を高めることができる。なお、板体全体の厚みAが90mm未満では、各形状を形成することができない。そして、一対の凸条部を二段以上設ける場合には、中空部の幅Dと凸条部の突出高さFとの比率F/Dを、両側壁部の厚みBに合わせて0.20以上0.30以下となるように各寸法を最適化することで、引き割れ等の製造上の不具合を解消するとともに、耐火性の向上を図ることが可能となる。なお、比率F/Dを大きくすると取付金具の設置が困難になるため、上限値を一段設ける場合よりも小さい0.30とする。また、側壁部の厚みBが15mm以上20mm未満の範囲では、20mm以上25mm以下の範囲とした場合と比較して、側壁部の厚みが薄いことから断熱効果が小さくなる。このため、十分な断熱効果を得るために、厚みBを15mm以上20mm未満とする場合には、比率F/Dの下限を引き上げて0.25以上0.30以下とする。
なお、凹溝部の幅Gが5mm未満の厚みでは、引き割れを生じ易くなるため成形が難しくなる。
本発明は、帯板状の板体に、その長手方向の両端面に開口する中空部が複数形成された押出成形セメント板であって、各中空部は、前記板体の両側壁部との間を該板体の厚み方向に連結する縦リブ部を介して複数平行に設けられ、各縦リブ部には、前記中空部の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部が前記板体の厚み方向に二段以上設けられており、前記板体全体の厚みAが90mm以上110mm以下とされ、前記両側壁部の厚みBが15mm以上25mm以下とされ、前記縦リブ部の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、前記中空部の前記板体の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされ、前記板体の厚み方向に沿う前記凸条部の幅Eが5mm以上15mm以下とされ、前記中空部の幅Dと前記凸条部の突出高さFとの比率F/Dが0.20以上0.30以下を満足する構成とされ、各凸条部の間に形成される凹溝部の幅Gが5mm以上15mm以下とされており、対向する前記縦リブ部の前記凹溝部間に断熱板が挿入されている。
板体の厚み方向に並べられる各凸条部の間に形成される凹溝部に断熱板を取り付けることで、隔壁効果により対流を分断でき、輻射伝熱を減少させることができるので、断熱効果をより一層高めることができる。
なお、板体全体の厚みAが90mm未満では、各形状を形成することができない。そして、中空部の幅Dと凸条部の突出高さFとの比率F/Dを、0.20以上0.30以下となるように各寸法を最適化することで、引き割れ等の製造上の不具合を解消するとともに、耐火性の向上を図ることが可能となる。なお、この場合も比率F/Dを大きくすると取付金具の設置が困難になるため、上限値を一段設ける場合よりも小さい0.30とする。そして、これら凸条部の間に設けられる凹溝部の幅Gが5mm未満の厚みでは、成形時に引き割れを生じ易くなる。また、凹溝部の幅Gが15mmを超える場合は、各凸条部の間隔が離れ、断熱板が挿入されることにより、中空部に取付金具を設置することが難しくなる。したがって、幅Gは、5mm以上15mm以下の大きさとすることが望ましい。
本発明によれば、押出成形セメント板の引き割れ等の製造時の不具合を解消するとともに、耐火性能の向上を図ることができる。
本発明に係る押出成形セメント板の第1実施形態を示す横断面図である。 図1の押出成形セメント板の要部断面図である。 本発明に係る押出成形セメント板の第2実施形態を示す要部断面図である。 本発明に係る押出成形セメント板の第3実施形態を示す要部断面図である。 試験体を説明する模式図である。 試験体の要部断面図であり、従来例の試験体を示す。 試験体の要部断面図であり、実施例の試験体を示す。 壁面温度と時間の関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る押出成形セメント板の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の押出成形セメント板の横断面図である。この押出成形セメント板10は、帯板状の板体1に、その長手方向の両端面に開口する中空部2が複数形成されたものである。
板体1の幅方向の両端部の一方には、その外側方に向けて突出する一対の凸条11が長手方向(押出方向)に沿って形成され、幅方向の他方には、隣接する押出成形セメント板10を突き合わせたときに凸条11と係合する溝部12が長手方向に沿って形成されている。
なお、押出成形セメント板10は、建築物の梁などの躯体に取り付けられ、長手方向を鉛直方向とする縦張り工法、又は長さ方向を水平方向とする横張り工法のいずれかにより施工され、建築物の非耐力の外壁などに使用される。
また、本実施形態の押出成形セメント板10は、主としてセメント、珪酸質原料及び繊維質原料を主原料とし、中空を有する板状に押出成形されたオートクレーブ養生したパネルであり、その材料は、特に限定されるものではない。
押出成形セメント板10の各中空部2は、板体1の両側壁部3との間を、その板体1の厚み方向に連結する縦リブ部4を介して複数平行に設けられている。また、各縦リブ部4には、中空部2の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部5が板体1の厚み方向に一段設けられている。これにより、押出成形セメント板10は、加熱面から伝わる熱を一対の凸条部5で遮ることができ、加熱面と反対側の側壁面の加熱を抑制することができる。
そして、図2に示す板体1及び中空部2の各寸法A〜Fは、以下のように設定される。
まず、板体1全体の厚みAが80mm以上110mm以下とされ、板体1を構成する側壁部3の厚みBが15mm以上25mm以下とされる。
板体1全体の厚みAが80mm未満では、中空部の高さが狭くなるため、取付金具を挿入することが難しくなる。。また、厚みDが110mmを超えると、1m当たり100kgを超える重量となり、軽量化の面で不利になる。
そして、側壁部3の厚みBが15mm未満では、十分な断熱効果を得ることが難しくなる。また、厚みBが25mmを超える場合は、板体1全体の重量を増加させる傾向となり、軽量化の面で不利になる。
次に、縦リブ部4の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、中空部2の板体1の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされる。
縦リブ部4の厚みCを側壁部3の厚みBに対して±5mm以上より大きく厚みが異なる形状とすると、押出成形時に引き割れを生じ易くなり、成形が難しくなる。
そして、各中空部2の幅Dが35mm未満では、取付金具を設置することが難しくなり、70mmを超えると、押出成形時に縦リブ部4の間に設けられる中空部2の上面部分が自重で垂れ易くなり、所望の形状を形成することが難しくなる。
また、板体1の厚み方向に沿う縦リブ部4の凸条部5の幅Eは5mm以上15mm以下とされる。そして、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dは、側壁部3の厚みBに合わせて0.20以上0.45以下を満足する構成とされる。
縦リブ部4の厚みCは、側壁部3の厚みBに対して±5mm以上異なる厚みとすると、引き割れを生じ易くなるため、板体の成形が難しくなる。
また、凸条部5の幅Eが5mm未満の場合も、引き割れを生じ易くなるため成形が難しくなる。そして、凸条部5の幅Eが15mmを超える場合は、板体1全体の重量を増加させる傾向となるため、軽量化の面で不利になる。
また、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dが0.20未満であると、凸条部5の突出高さが低くなり、一対の凸条部5との間に形成される開口幅が大きくなるため、板体1の加熱面から伝わる熱を一対の凸条部5によって十分に遮ることができず、必要な断熱効果を得ることが難しくなる。一方、比率F/Dが0.45を超える場合では、高く突出する凸条部5の成形が難しくなるとともに、その分の重量が増加することにもなり、軽量化の面で不利になる。また、側壁部3の厚みBが15mm以上20mm未満の下限側の範囲では、20mm以上25mm以下の上限側の範囲とした場合と比較して、側壁部3の厚みBが薄くなることから断熱効果が小さくなる。このため、側壁部3の厚みBを薄くした場合においても十分な断熱効果を得るために、厚みBを15mm以上20mm未満とする場合には、比率F/Dの下限を引き上げて0.40以上0.45以下としている。
このように、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dを、0.20以上0.45以下となるように各寸法を最適化することで、成形時における引き割れ・亀裂の発生等の製造上の不具合が解消した中空部2を有する押出成形セメント板10を形成することができ、耐火性の向上を図ることが可能となる。したがって、押出成形セメント板10全体の重量を大幅に増加させることなく、断熱効果を向上させることができ、耐火性能の向上を図ることができる。
図3は、本発明の第2実施形態の押出成形セメント板10Aの横断面図である。
第1実施形態の押出成形セメント板10では、一対の凸条部5を一段設けた構成としていたが、例えば図3に示す押出成形セメント板10Aのように、一対の凸条部5を板体1の厚み方向に複数段設けることで、加熱面から伝わる熱を各凸条部5によって遮ることができるので、断熱効果を一層高めることができる。
また、この押出成形セメント板10Aでは、一対の凸条部5が二段設けられており、各凸条部5の間に凹溝部6が形成されている。そして、このように一対の凸条部5を二段以上設ける場合においては、板体1及び中空部2の各寸法A〜Gは、以下のように設定される。
まず、板体1全体の厚みAが90mm以上110mm以下とされ、板体1を構成する側壁部3の厚みBが15mm以上25mm以下とされる。
この第2実施形態の押出成形セメント板10Aにおいては、一対の凸条部5を二段設けていることから、板体全体の厚みAが90mm未満では、各形状を形成することが難しくなる。また、厚みDが110mmを超える場合は、第1実施形態の押出成形セメント板10Aの場合と同様に、1m当たり100kgを超える重量となり、軽量化の面で不利になる。そして、側壁部3の厚みBが15mm未満では、十分な断熱効果を得ることが難しくなる。また、厚みBが25mmを超える場合は、板体1全体の重量を増加させる傾向となり、軽量化の面で不利になる。
次に、縦リブ部4の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、中空部2の板体1の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされる。縦リブ部4の厚みCを側壁部3の厚みBに対して±5mm以上より大きく厚みが異なる形状とすると、押出成形時に引き割れを生じ易くなり、成形が難しくなる。そして、各中空部2の幅Dが35mm未満では、取付金具を設置することが難しくなり、70mmを超えると、押出成形時に縦リブ部4の間に設けられる中空部2の上面部分が自重で垂れ易くなり、所望の形状を形成することが難しくなる。
また、板体1の厚み方向に沿う縦リブ部4の凸条部5の幅Eは5mm以上15mm以下とされる。凸条部5の幅Eが5mm未満の場合も、引き割れを生じ易くなるため成形が難しくなる。そして、凸条部5の幅Eが15mmを超える場合は、板体1全体の重量を増加させる傾向となるため、軽量化の面で不利になる。
そして、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dは、側壁部3の厚みBに合わせて0.20以上0.30以下を満足する構成とされる。
第2実施形態の押出成形セメント板10Aのように、一対の凸条部を二段以上設ける場合には、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dを、両側壁部3の厚みBに合わせて0.20以上0.30以下となるように各寸法を最適化することで、引き割れ等の製造上の不具合を解消するとともに、耐火性の向上を図ることが可能となる。なお、比率F/Dを大きくすると取付金具の設置が困難になるため、上限値は、一対の凸条部を一段設ける場合よりも小さい0.30とする。また、側壁部3の厚みBが15mm以上20mm未満の範囲では、20mm以上25mm以下の範囲とした場合と比較して、側壁部3の厚みが薄いことから断熱効果が小さくなる。このため、十分な断熱効果を得るために、厚みBを15mm以上20mm未満とする場合には、比率F/Dの下限を引き上げて0.25以上0.30以下とする。
なお、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dが0.20未満であると、凸条部5の突出高さが低くなり、一対の凸条部5との間に形成される開口幅が大きくなるため、板体1の加熱面から伝わる熱を一対の凸条部5によって十分に遮ることができず、必要な断熱効果を得ることが難しくなる。一方、比率F/Dが0.30を超える場合では、上述したように取付金具の設置が困難になる他、一対の凸条部5を複数段設けていることから、その分の重量が増加することにもなり、軽量化の面で不利になる。また、側壁部3の厚みBが15mm以上20mm未満の下限側の範囲では、20mm以上25mm以下の上限側の範囲とした場合と比較して、側壁部3の厚みBが薄くなることから断熱効果が小さくなる。このため、側壁部3の厚みBを薄くした場合においても十分な断熱効果を得るために、厚みBを15mm以上20mm未満とする場合には、比率F/Dの下限を引き上げて0.25以上0.30以下とする。
なお、これら凸条部5の間に設けられる凹溝部6の幅Gが5mm未満の厚みでは、成形時に引き割れを生じ易くなるため、幅Gは5mm以上の大きさとすることが望ましい。
また、第2実施形態の押出成形セメント板10Aのように一対の凸条部5を複数段設ける構成に、さらに図4に示す第3実施形態の押出成形セメント板10Bのように、対向する縦リブ部4の凹溝部6間に断熱板7を挿入することもできる。この場合、断熱板7による隔壁効果により対流を分断でき、輻射伝熱を減少させることができるので、断熱効果をより一層高めることができる。
また、第3実施形態の押出成形セメント板10Bの板体1及び中空部2の各寸法A〜Gは、以下のように設定される。
まず、板体1全体の厚みAが90mm以上110mm以下とされ、板体1を構成する側壁部3の厚みBが15mm以上25mm以下とされる。
板体全体の厚みAが90mm未満では、各形状を形成することが難しくなる。また、厚みDが110mmを超える場合は、1m当たり100kgを超える重量となり、軽量化の面で不利になる。そして、側壁部3の厚みBが15mm未満では、十分な断熱効果を得ることが難しくなる。また、厚みBが25mmを超える場合は、板体1全体の重量を増加させる傾向となり、軽量化の面で不利になる。
次に、縦リブ部4の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、中空部2の板体1の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされる。縦リブ部4の厚みCを側壁部3の厚みBに対して±5mm以上より大きく厚みが異なる形状とすると、押出成形時に引き割れを生じ易くなり、成形が難しくなる。そして、各中空部2の幅Dが35mm未満では、取付金具を設置することが難しくなり、70mmを超えると、押出成形時に縦リブ部4の間に設けられる中空部2の上面部分が自重で垂れ易くなり、所望の形状を形成することが難しくなる。
また、板体1の厚み方向に沿う縦リブ部4の凸条部5の幅Eは5mm以上15mm以下とされる。凸条部5の幅Eが5mm未満の場合も、引き割れを生じ易くなるため成形が難しくなる。そして、凸条部5の幅Eが15mmを超える場合は、板体1全体の重量を増加させる傾向となるため、軽量化の面で不利になる。
そして、この第3実施形態の押出成形セメント板10Bにおいては、中空部2の幅Dと凸条部5の突出高さFとの比率F/Dを0.20以上0.30以下となるように各寸法を最適化することで、引き割れ等の製造上の不具合を解消するとともに、耐火性の向上を図ることが可能となる。なお、比率F/Dが0.20未満であると、凸条部5の突出高さが低くなり、一対の凸条部5との間に形成される開口幅が大きくなるため、板体1の加熱面から伝わる熱を一対の凸条部5によって十分に遮ることができず、必要な断熱効果を得ることが難しくなる。一方、比率F/Dが0.30を超える場合では、上述したように取付金具の設置が困難になる他、一対の凸条部5を複数段設けていることから、その分の重量が増加することにもなり、軽量化の面で不利になる。この場合も、比率F/Dを大きくすると取付金具の設置が困難になるため、上限値を一段設ける場合よりも小さい0.30とする。
そして、これら凸条部5の間に設けられる凹溝部6の幅Gは、5mm以上15mm以下の大きさとされる。凹溝部6の幅Gが5mm未満の厚みでは、成形時に引き割れを生じ易くなる。また、凹溝部6の幅Gが15mmを超える場合は、各凸条部5の間隔が離れ、断熱板7が挿入されることにより、中空部2に取付金具を設置することが難しくなる。
このように、第3実施形態の押出成形セメント板10Bの各形状の寸法は、大部分が、第2実施形態の押出成形セメント板10Aと同様の寸法により決定される。
次に、本実施形態の押出成形セメント板について、本発明の効果を確認するために行った押出成形の試験結果、及び耐火性能シミュレーション結果について説明する。
(押出成形の試験)
まず、図5〜図7、表1に示すように、各寸法を変更して作製した試験体の試料1〜9を作製し、成形時の状況や引き割れの有無についての評価を行った。
各試験体の試料1〜9は、普通ポルトランドセメント、シリカ微粉末、パルプ、増粘剤及び水等を所定の配合で練り混ぜ、これによって得られた素地を押出成形機を用いて各形状に成形し、オートクレーブ養生を行うことにより形成したものであり、厚みA100mm×幅440mm〜1185mm×長さ3000mmとされる。
なお、表1に示す試料1は、図6に示すように、中空部22を角筒状の形態としたものであり、凸条部や凹溝部を有していないことから、凸条部及び凹溝部を示す寸法E〜G、中空部の幅Dと凸条部の突出高さFとの比率F/Dは「―」と表記した。また、試料2〜7は、図7(a)に示すように、縦リブ部24に一対の凸条部25を一段形成したものであり、試料8,9は、図7(b)に示すように、縦リブ部24に一対の凸条部25を二段形成したものである。
各試験体の成形時の状況、及び引き割れの有無の評価は、目視で観察することにより行った。これらの結果を表1に示す。
Figure 0006404097
中空部22に少なくとも一対の凸条部25を設け、各寸法の条件を満足する実施例の試料2,6,8は、押出成形時に引き割れや亀裂が生じることがなく、良好に成形することができた。また、従来例の試料1についても、良好に成形することができた。
一方、比較例の試料3,4,7,9については、いずれも押出成形時に引き割れ、亀裂が生じた。また、試料5では成形時に中空部22の底辺(側壁部23)が凹状に垂れ下がり、押出成形後の保形性が劣ることがわかった。
(耐火性能シミュレーション)
次に、図5〜図7、表2に示すように、各寸法を変更して作製した試験体20の試料10〜21の計算モデルを作製し、耐熱性能についての評価を行った。
各試験体20の試料10〜21は、例えば、普通ポルトランドセメント、シリカ微粉末、パルプ、増粘剤及び水等を所定の配合で練り混ぜ、これによって得られた素地を押出成形機を用いて各形状に成形し、オートクレーブ養生を行うことにより形成されるものを想定した。また、各試験体20は、熱伝導率0.42W/(m・K)、比熱1.0kJ/(kg・K)、比重1.84、輻射率0.9の物性値を有するものとした。
なお、表2に示す試料10は、図6に示すように、中空部22を角筒状の形態としたものであり、凸条部や凹溝部を有していないことから、凸条部及び凹溝部を示す寸法E〜G、中空部の幅Dと凸条部の突出高さFとの比率F/Dは「―」と表記した。また、試料11〜15は、図7(a)に示すように、縦リブ部24に一対の凸条部25を一段形成したものであり、試料16〜21は、図7(b),(c)に示すように、縦リブ部24に一対の凸条部25を二段形成したものである。さらに、試料20,21は、凸条部25の間に形成される凹溝部26に断熱板27を挿し込んで、中空部22を上下の空間に隔離したものである。また、断熱板27は、三菱マテリアル建材株式会社製の不燃ボード「ヒシタイカ#70」にアルミニウムコーティング処理を施したものを想定し、熱伝導率0.18W/(m・K)、比熱1.0kJ/(kg・K)、800kg/m、輻射率0.35の物性値を有するものとした。また、シミュレーション領域の空気は、熱伝導率0.0261W/(m・K)、比熱1.005kJ/(kg・K)、密度1.1614kg/m、粘性1.84×10−5kg/(m・s)の物性値に設定した。
シミュレーションは、各試料10〜21の隣接する中空部22との境界面24a(破線で示す。)を断熱境界に設定し、加熱面21fに温度を与えた際の、その加熱面21fの反対側の非加熱面21rの最大温度上昇量を解析した。加熱時間は、60分(3600秒)とした。
これらの結果を表2に示す。また、図8に、一部の試料10,11,12,16,21についての非加熱面21rの温度上昇量の変化を示す。
Figure 0006404097
表2及び図8からわかるように、縦リブ部24に凸条部25を設け、各寸法の条件を満足する実施例の試料11,13,16は、従来例の試料10よりも非加熱面21rの最大温度上昇量を30〜50℃程度低下させることができた。また、実施例の試料14,15,18は、側壁部23の厚みBと縦リブ部24の厚みCとを、従来例の試料1よりも薄く形成しており、全体の軽量化を図ったものであるが、最大温度上昇量を、従来例の試料1と同程度に維持できた。
また、断熱板27を取り付けた試料20,21においては、中空部22等の形状を同じにした試料16,17と比較しても、さらに非加熱面21rの最大温度上昇量を大きく低下させることができ、極めて大きな効果を得ることができた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1 板体
2,22 中空部
3,23 側壁部
4,24 縦リブ部
5,25 凸条部
6,26 凹溝部
7,27 断熱板
10,10A,10B 押出成形セメント板
11 凸条
12 溝部
20 試験体
21 試験体の要部
21f 加熱面
21r 非加熱面
24a 境界面

Claims (3)

  1. 帯板状の板体に、その長手方向の両端面に開口する中空部が複数形成された押出成形セメント板であって、
    各中空部は、前記板体の両側壁部との間を該板体の厚み方向に連結する縦リブ部を介して複数平行に設けられ、
    各縦リブ部には、前記中空部の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部が前記板体の厚み方向に一段設けられており、
    前記板体全体の厚みAが80mm以上110mm以下とされ、
    前記両側壁部の厚みBが15mm以上25mm以下とされ、
    前記縦リブ部の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、
    前記中空部の前記板体の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされ、
    前記板体の厚み方向に沿う前記凸条部の幅Eが5mm以上15mm以下とされ、
    前記中空部の幅Dと前記凸条部の突出高さFとの比率F/Dは、前記厚みBが15mm以上20mm未満では0.40以上0.45以下、前記厚みBが20mm以上25mm以下では0.20以上0.45以下を満足する構成とされている押出成形セメント板。
  2. 帯板状の板体に、その長手方向の両端面に開口する中空部が複数形成された押出成形セメント板であって、
    各中空部は、前記板体の両側壁部との間を該板体の厚み方向に連結する縦リブ部を介して複数平行に設けられ、
    各縦リブ部には、前記中空部の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部が前記板体の厚み方向に二段以上設けられており、
    前記板体全体の厚みAが90mm以上110mm以下とされ、
    前記両側壁部の厚みBが15mm以上25mm以下とされ、
    前記縦リブ部の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、
    前記中空部の前記板体の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされ、
    前記板体の厚み方向に沿う前記凸条部の幅Eが5mm以上15mm以下とされ、
    前記中空部の幅Dと前記凸条部の突出高さFとの比率F/Dは、前記厚みBが15mm以上20mm未満では0.25以上0.30以下、前記厚みBが20mm以上25mm以下では0.20以上0.30以下を満足する構成とされ、
    各凸条部の間に形成される凹溝部の幅Gが5mm以上とされている
    押出成形セメント板。
  3. 帯板状の板体に、その長手方向の両端面に開口する中空部が複数形成された押出成形セメント板であって、
    各中空部は、前記板体の両側壁部との間を該板体の厚み方向に連結する縦リブ部を介して複数平行に設けられ、
    各縦リブ部には、前記中空部の内側に向けて突出し対向配置される一対の凸条部が前記板体の厚み方向に二段以上設けられており、
    前記板体全体の厚みAが90mm以上110mm以下とされ、
    前記両側壁部の厚みBが15mm以上25mm以下とされ、
    前記縦リブ部の厚みCが(B−5)mm以上(B+5)mm以下とされ、
    前記中空部の前記板体の幅方向に沿う幅Dが35mm以上70mm以下とされ、
    前記板体の厚み方向に沿う前記凸条部の幅Eが5mm以上15mm以下とされ、
    前記中空部の幅Dと前記凸条部の突出高さFとの比率F/Dが0.20以上0.30以下を満足する構成とされ、
    各凸条部の間に形成される凹溝部の幅Gが5mm以上15mm以下とされており、
    対向する前記縦リブ部の前記凹溝部間に断熱板が挿入されている
    押出成形セメント板。
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