JP6403256B2 - 塗布具 - Google Patents
塗布具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6403256B2 JP6403256B2 JP2014137001A JP2014137001A JP6403256B2 JP 6403256 B2 JP6403256 B2 JP 6403256B2 JP 2014137001 A JP2014137001 A JP 2014137001A JP 2014137001 A JP2014137001 A JP 2014137001A JP 6403256 B2 JP6403256 B2 JP 6403256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- occlusion body
- cylinder
- ink
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
ノック筒を再度押すと、軸方向係止部材の係合が解除され、筆記芯が後方に移動し、ペン先チップが軸筒内に収容される。
ノック式のマーキングペンでは、軸筒110の先端開口121にシャッター111が設けられている。
即ちマーキングペンは、樹脂や繊維束等のペン先チップを採用しているから、ペン先チップ101の塗布部107はインキで濡れている。そのため塗布部107の乾燥を防ぐ必要がある。そこでノック式のマーキングペンでは、軸筒110の先端開口にシャッター111を設け、塗布部107が軸筒110内にある場合は、シャッター111を閉じて軸筒110を密閉し、塗布部107の乾燥を防いでいる。
特許文献1に開示されたマーキングペンでは、ペン先装着部103の先端に突起があり、当該突起でシャッターを押し、シャッターを回転させてシャッターを開く。
即ち図27の概念図の様に、軸筒110内に内フランジ105を設け、内フランジ105の中央の貫通孔にインキ貯留部材100のペン先装着部103を挿通している。そして内フランジ105とインキ貯留部材100のペン先装着部103との間にオーリング106を設け、軸筒110内の先端側を後端側から隔離している。
そのためペン先チップ101が収容される空間は、先端側がシャッター111によって封鎖され、後端側が内フランジ105とインキ貯留部材100のペン先装着部103によって封鎖された気密空間となっている。
しかしながら、従来技術のマーキングペンは、インキの収容量が少ないという問題がある。マーキングペンは、インキ貯留部材100を有し、当該インキ貯留部材100のインキ溜部102にインキが収容される。ここで従来技術のマーキングペンは、前記した様にインキ貯留部材100のペン先装着部103と軸筒110の内面との間にオーリング106を設け、気密構造を設けている。一方、マーキングペンは、ノック式であるからインキ貯留部材のペン先装着部103は、軸方向に移動する。インキ貯留部材100のペン先装着部103が軸方向に移動する際、インキ貯留部材100のペン先装着部103はオーリング106と接触し続ける必要がある。そこで従来技術のマーキングペンのペン先装着部103は、少なくともインキ貯留部材100の移動量を超える長さを有することが必要である。そのため従来技術のマーキングペンでは、インキ貯留部材100のペン先装着部103の長さを長くせざるを得ず、逆にインキ溜部102の全長は短い。
そのため収容可能なインキの量が少なく、長期に渡る使用ができない。
即ち従来技術のマーキングペンは、ペン先装着部103の先端から空気を導入してインキ溜部内100のインキを空気置換し、塗布する際にインキ溜部100内が負圧化することを防いでいる。従来技術のマーキングペンは、ペン先装着部103の内周面に溝113が設けられており、当該溝113を空気通路としてインキ溜部102内のインキを空気置換している。
そのため従来技術の構造によると、ペン先装着部103の肉厚を少なくとも溝113が形成可能な厚さとせざるを得ず、ペン先装着部103の外径を細くすることができない。
また本発明の塗布具では、ペン先チップの塗布部はペン先装着部から露出する状態で支持部材に装着されており、導出部の長手方向の一部または全部の領域においては、その全周部が支持部材のペン先装着部の内周と密接しているから、ペン先チップがペン先装着部に挿入された状態においては、ペン先装着部の先端から吸蔵体保持部に空気を供給することはできない。
しかしその一方で、本発明の塗布具では、支持部材に吸蔵体保持部につながる開口がある。
またマーキングペンを使用する際には、少なくとも軸筒の先端開口は開いており、少なくとも軸筒の先端開口側から軸筒内に空気は入る。
そのため、支持部材に設けられた開口からインキ吸蔵体に空気が供給され、インキ吸蔵体が負圧になることはない。
本発明の構造によると、ペン先装着部以外の部位からインキを収容する部位に空気を供給することができるから、ペン先装着部に溝を設ける必要が無く、ペン先装着部を細くすることができる。
そのため本発明の構造によると、収容可能なインキの量を多くすることができる。
本実施形態の塗布具1は、ノック式のマーキングペンである。
本実施形態の塗布具1は、図1、図2、図3の様に軸筒2を有し、当該軸筒2内に移動体3が内蔵され、後端のノック筒5を押すことによって軸筒2の先端開口6からペン先チップ7の先端の塗布部55が突出する。また本実施形態の塗布具1では、先端開口6を封鎖するシャッター部材8が設けられており、ペン先チップ7の塗布部55が軸筒2内にある場合は、シャッター部材8が先端開口6を閉じている。
後端筒10は、両端が開口した筒である。後端筒10は、先端側の外径がやや細く作られている。即ち後端筒10には、細径部66が設けられている。
後端筒10の内部には、図5の様に中間フランジ(固定側フランジ)12が設けられている。中間フランジ12は、内フランジであり、中央に開口13がある。
後端筒10の内面であって、中間フランジ12よりも後端側の位置に、直動用ガイド溝65が設けられている。直動用ガイド溝65についても後端筒10の軸線CLと平行に設けられている。
また後端筒10の内面であって、中間フランジ12よりも後端側の位置には、突起74が設けられている。
先端筒11の先端の開口は、先端開口6として機能するものである。先端筒11の内面側であって先端開口6の開口端には段部16が設けられている。
また先端筒11の内部であって先端開口6の近傍(テーパー形状の部位)には、回動用凹部17がある。回動用凹部17は、軸線CLを挟んで対向する2箇所の位置に設けられている。回動用凹部17は、長さの短い溝状であり、当該溝(回動用凹部17)は、先端開口6側が閉塞し、後端側は開放されている。
さらに先端筒11の内部であって先端開口6の近傍には、円弧状のガイド溝19が設けられている。
ノック筒5の一部も軸筒2の中にある。即ちノック筒5の一部の一部と回転子25の一部は、ノック部材配置部93に配置されている。
支持脚部31a,31bは、球面部30の端部に接続されており、球面部30の平面に対して垂直に近い角度で設けられている。正確には、支持脚部31a,31b同士は、自由端同士がやや離れる方向に形成されている。
支持脚部31a,31bは、図6、図7の様に対向する位置に設けられており、支持脚部31a,31b同士の間には空間91がある。
より詳細に説明すると、回転軸32a,32bの断面形状は卵型であり、図7(c)の様に長径Lと短径Wがある。本実施形態では、長径Lを球面部30に対して略平行に配置し、短径Wを球面部30に対して略垂直に配している。
シャッター部材8の中心線cl方向に沿った距離に注目すると、係合突起33と回転軸32aとの間は、中心線cl方向に沿った距離hだけ離れている。両者の中心線cl方向に沿った距離hは、回転軸32aと球面部30との中心線cl方向に沿った距離Hよりも短い。
即ち係合突起33は、回転軸32aに対して塗布具1の中心線cl方向に距離hだけずれた位置に設けられている。
その際、係合突起33は矢印Aの様に、回転軸32aを中心として回転する。
逆に、係合突起33を矢印Aの方向に移動させると、シャッター部材8の球面部30は、矢印Bの様に回転する。
ここで前記した様に、係合突起33と回転軸32aとの間は距離D及び中心線cl方向の距離hは、回転軸32aと球面部30と中心線cl方向の距離Hよりも短いから、係合突起33をわずかに矢印Aの方向に移動させるだけで、球面部30は大きく回動する。
また係合突起33は、回転軸32aに対して塗布具1の中心線cl方向に距離hだけずれた位置に設けられているから、係合突起33を中心線cl方向に対して垂直方向に付勢すると、回転軸32a,32bを中心としてシャッター部材8を回転させるモーメントが発生する。
回動部材21の内周面35には、図10の様に回動用ガイド溝36が設けられている。回動用ガイド溝36は、回動体側係合部であり、回動部材21に回転方向の分力を発生させる部位である。回動用ガイド溝36は、回動部材21の一方の端面38から他端に向かって延びる溝である。
回動用ガイド溝36には、傾斜部68がある。即ち回動用ガイド溝36は、一方の端面38側に開いており、端面38側の近傍は、回動部材21の軸線に対して平行である。そして回動用ガイド溝36の長手方向の中央部分に回動部材21の軸線に対して傾斜した傾斜部68がある。さらにその先の部分は、回動部材21の軸線に対して平行である。傾斜部68は、直線的であってもよく、曲線的であってもよい。
回動部材21の内周面であって他方の端面67の近傍には、図8、図10の様に旋回用凹部37が設けられている。旋回用凹部37は、一方の端面67と回動部材21の内周面の双方に開口している。
支持部材22は、支持枠部46とペン先装着部43とを有する部材である。支持枠部46は、樋の様な形状をしている。即ち支持枠部46は、図11の様に前端支持部45と、樋状部47によって構成されている。
前端支持部45は、深さの浅い筒状である。即ち前端支持部45は、円形の板状部70を有し、その周端に周壁71が設けられたものである。周壁71にはスリット72が設けられている。当該スリット72は成形上の都合により設けられたものである。
支持部材22の樋状部47は、前記した様に樋の様な形状をしており、側面は大きく開口している。即ち支持部材22の側面には大きな開口部90があると言える。
前端支持部45と樋状部47で囲まれた空間が吸蔵体保持部50として機能する。
ペン先装着部43の断面形状は円形であり、従来技術の様な溝は無い。
ペン先装着部43の外周面には、係合突起48が設けられている。係合突起48は、移動体側係合部である。
係合突起48は、直線部61と先端曲部62に分かれている。直線部61はペン先装着部43の表面にあり、塗布具1の軸線と平行にのびる突条である。先端曲部62は、直線部61の先頭部分であり、直線部61に対して交差する方向にのびる突条である。先端曲部62の長さは、前記した回動部材21の回動用ガイド溝36の幅と略等しい。
ペン先装着部43の先端は、二箇所の面取り部69a,69bがある。面取り部69a,69bは、シャッター部材8との干渉を防ぐために設けられたものである。
ペン先チップ7は、内部に軸方向にのびる隙間を有する樹脂によって作られており、軸部54の毛細現象によって軸部54から塗布部55にインキを導くことができる。
ペン先チップ7の塗布部55の形状は、公知のマーキングペンと同様であり、例えば円錐形であったり、先端が峰状に削られた形状をしている。
ペン先チップ7の軸部54は、断面形状が円形であり、その外径は、塗布部55よりも細い。
また軸部54の外径は、前記した支持部材22のペン先装着部43の内径と略等しい。
移動体3は、支持部材22のペン先装着部43にペン先チップ7の軸部(導出部)54が差し込まれ、支持部材22の吸蔵体保持部50にインキ吸蔵体53が設置されたものである。
支持部材22の吸蔵体保持部50は、前端支持部45がインキ吸蔵体53の前端部を覆い、樋状部47がインキ吸蔵体53の周面の約半分を覆う。即ち支持部材22の吸蔵体保持部50は、インキ吸蔵体53の一部を覆うだけであり、インキ吸蔵体53が吸蔵体保持部50に設置された状態においては、インキ吸蔵体53の一部が、直接露出する。
ペン先チップ7の塗布部55は、ペン先装着部43から露出している。
即ち押さえ部材23の一方の面は、可動側フランジ面41として機能する。また押さえ部材23の一方の面は、インキ吸蔵体押さえ42として機能する。
可動側フランジ面41は、中央にやや隆起した円形隆起部39があり、その中央部に円形の凹部44が設けられている。
また円形隆起部39の周囲は、オーリング取り付け部49となっている。
また押さえ部材23の周面は、突条73同士の端部よりも中心側に引き込んだ部位がある。即ち周面が突条73の同士の先端に至る部位と、先端に至らない部位が交互に設けられている。押さえ部材23の外接円の直径は、支持部材22の前端支持部45の直径と等しい。従って、突条73同士の端部よりも中心側に引き込んだ部位の直径は、支持部材22の前端支持部45の直径よりも小さい。
またノック筒5の側面であって開口端の近傍にはガイド溝84が設けられている。
本実施形態では、軸筒2の収納空間内に、シャッター部材8、回動部材21、移動体3、押さえ部材23及び回転子25が内蔵されている。
シャッター部材8は、軸筒2の先端開口6の近傍にある。そしてシャッター部材8の回転軸32a,32bが図2(c)、図3(c)の様に、先端筒11の内部に設けられた回動用凹部17と係合している。
またシャッター部材8の一部が先端開口6の内部に設けられた円弧状のガイド溝19と係合している。そのためシャッター部材8は先端開口6の近傍にあって回転軸32a,32bを中心として回動する。
ここでシャッター部材8が軸筒2に装着された状態においては、シャッター部材8の回転軸32a,32bの延長線(軸線RC)は、軸筒2の軸線CLと直交する。そのためシャッター部材8は、軸筒2の軸線CLと直交する方向を回転軸として回動することとなる。
逆に、係合突起33を横方向に移動させると、シャッター部材8は回転軸32a,32bを中心として回動する。
シャッター部材8の係合突起33が、回動部材21の一部と係合している。より具体的には、シャッター部材8の係合突起33が、図19の様に回動部材21の端面67の旋回用凹部37と係合している。
そしてペン先装着部43に設けられた係合突起48が、回動部材21の内面に設けられた回動用ガイド溝36と係合している。
移動体3は、図示しない突条が軸筒2の図示しない溝と係合している。そのため移動体3は軸方向にのみ自由度を持ち、回転することはできない。
ノック筒5の突起81が軸筒2のスリット15と係合している。そのためノック筒5は軸筒2から抜け去ることはない。
塗布具1は、使用中以外の時は、移動体3が後方に引き込み、塗布部55が軸筒2内に収容される。そしてシャッター部材8の球面部30が、先端開口6を封止している。
シャッター部材8が封止状態の際には、シャッター部材8の中心線clは、塗布具1の中心線(軸線CL)と一致する姿勢となっている。
同様に、バネ(付勢部材)28によって移動体3及び押さえ部材23が中間フランジ12側に付勢され、図2の様に押さえ部材23の可動側フランジ面41に設けられた第2オーリング(シール部材)27を押さえ部材23の可動側フランジ面41と中間フランジ12の間で挟んで圧縮する。そのため、押さえ部材23と中間フランジ12との間の気密が確保される。即ち軸筒2内の主要構成内蔵部92は外部から遮断された気密空間となる。
そのため塗布部55の乾燥が防止される。
本実施形態では、支持部材22の吸蔵体保持部50に大きな開口部90があり、インキ吸蔵体53の一部が剥き出しの状態となるが、インキ吸蔵体53が収容される空間(主要構成内蔵部92)自体が気密構造となるから、インキ吸蔵体53からのインキの蒸発が抑制される。
従ってノック筒5を軸方向に移動させると、これに連れて押さえ部材23が先端開口6側に移動する。
その結果、図3の様に、押さえ部材23の可動側フランジ面41が固定側フランジたる中間フランジ12から離れ、中間フランジ12の開口13が開く。
そのため主要構成内蔵部92の気密が破れ、主要構成内蔵部92内に空気が入り得る状態となる。
そのため移動体3が直線移動し、ペン先装着部43に設けられた係合突起48が回動用ガイド溝36の傾斜部68を通過する際、回動部材21に回転方向の力が生じ、回動部材21が回転する。
そして遂には、図19(c)の様にシャッター部材8の球面部30が、軸筒2の軸線に対して垂直姿勢となり、先端開口6が開かれる。
このとき、図19(c)の様に、塗布部55は、シャッター部材8よりも先端側に至り、先端開口6から突出する。
以下、この作用について説明する。
本実施形態の塗布具1では、回転軸32a,32bの断面形状は、卵型であり、中心から周面に至る長さに長短がある。そして回転軸32a,32bは、軸筒2の先端筒11の内部に設けられた回動用凹部17と係合し、回動用凹部17は先端側が閉塞している。
これに対してシャッター部材8が開放姿勢にあるときは、図20(b)の様に回転軸32a,32bは、長径側が回動用凹部17の閉塞部94と当接し、シャッター部材8は、先端開口6から離れる。
そのため本実施形態の塗布具1では、シャッター部材8が閉鎖姿勢から開放姿勢に回動する際、シャッター部材8がやや後方に移動し、第1オーリング26の磨耗を防止する。
また線や文字を描くことによりインキが消費されるが、塗布部55が先端開口6から突出している状態の際には、主要構成内蔵部92の両端が共に開放されていて、主要構成内蔵部92内に空気が流れ込み得る。
さらに支持部材22のインキ吸蔵体53を収容する部位には大きな開口部90があり、インキ吸蔵体53の一部が剥き出しの状態であるから、インキ吸蔵体53が負圧になることはない。
また本実施形態では、インキ吸蔵体53を覆う部材が少ないから、インキ吸蔵体53を大きくすることが可能であり、収容可能なインキの量が多い。
またシャッター部材8の回転軸32a,32bを回動部材21に係合し、シャッター部材8の係合突起33を軸筒2に係合させる構成を採用する場合は、図21の様に、回動部材21に突起や溝等の係合部82を設け、シャッター部材8が回動する際にこの係合部82を軸筒2の内面のいずれかの部位(例えば突起89)と係合させ、図21(b)の様にシャッター部材8を後退させる構成を採用することが望ましい。
しかしながら、本発明はこの構成に限定されるものではなく、回動体側係合部として突起を設け、移動体側係合部としてガイド溝を設けてもよい。
また溝以外のガイドやカム、傾斜面等を回動体側係合部又は移動体側係合部としてもよい。例えば、回動部材21又は移動体3の少なくとも一方に傾斜面を設け、移動体3で回動部材21を押して回動部材21を回動させてもよい。
要するに、回動体側係合部と移動体側係合部は、協働して移動体3等の直線運動を回動部材21の回転運動に変換するための部材であり、回転方向の分力を発生させることができるものであれば足る。
また移動体3と回動部材21の間に他の部材を介在させ、当該介在部材を介して回動部材21を回動させてもよい。
即ちノック筒5と共に軸方向に移動する部材を可動側フランジとした。ノック筒5と共に軸方向に移動する部材としては、他に回転子25と移動体3があり、回転子25又は移動体3に可動側フランジを設けてもよい。
またノック筒5自体に可動側フランジを設けてもよい。即ちノック筒5と軸筒2内の間で気密性を確保する構成とすることも考えられる。
内フランジ83や、外フランジ85の平面や、前記した中間フランジ12等の平面は、必ずしも塗布具1の軸線に対して垂直である必要はなく、図23、図24の様に傾斜していてもよい。
またノック筒5は、図25の様に複数の部材が接合されているものであってもよい。
即ち、使用時に軸筒2から突出してペン先チップの塗布部55を見えにくくするのは、ペン先装着部43の先端部分に限られるから、ペン先装着部43の先端部分、特に使用時に軸筒2から突出する部分だけが細ければ足る。そのためペン先装着部43の先端部分の領域だけが軸部54と密接しておれば足る。
2 軸筒
3 移動体
5 ノック筒
6 先端開口
7 ペン先チップ(塗布部)
8 シャッター部材
12 中間フランジ(固定側フランジ)
17 回動用凹部
21 回動部材(回動体)
22 支持部材
23 押さえ部材(可動側フランジ)
25 回転子
26 第1オーリング(シール部材)
27 第2オーリング(シール部材)
28 バネ(付勢手段)
30 球面部
31a,31b 支持脚部
32a,32b 回転軸
33 係合突起
36 回動用ガイド溝(回動体側係合部)
37 旋回用凹部
43 ペン先装着部
45 前端支持部
46 支持枠部
47 樋状部
48 係合突起(移動体側係合部)
50 吸蔵体保持部
53 インキ吸蔵体
54 軸部(導出部)
55 塗布部
90 開口部
92 主要構成内蔵部
Claims (1)
- 先端開口を有する軸筒と、前記先端開口を開閉するシャッター部材と、先端に塗布部を有する移動体を有し、前記移動体は前記軸筒内にあって軸方向に移動可能であり、前記移動体を移動させて塗布部を軸筒の先端開口から突出可能であり、塗布部を軸筒の先端開口から突出させた状態においては前記シャッター部材が軸筒の先端開口を開放し、塗布部が軸筒内に収容された状態においては前記シャッター部材が軸筒の先端開口を封鎖して軸筒内を気密状態にすることが可能な塗布具において、
前記移動体は、支持部材と、ペン先チップと、インキ吸蔵体とを有し、
前記支持部材は筒状のペン先装着部と、インキ吸蔵体を保持する吸蔵体保持部とを有し、前記支持部材には、吸蔵体保持部に保持したインキ吸蔵体を露出させる開口があり、
前記インキ吸蔵体は前記支持部材の吸蔵体保持部に設置され、
ペン先チップは、前記塗布部と導出部とを有し、
ペン先チップは、導出部が支持部材のペン先装着部に挿入され、ペン先チップの塗布部はペン先装着部から露出する状態で支持部材に装着されており、
前記導出部の長手方向の一部または全部の領域においては、その全周部が前記支持部材のペン先装着部の内周と密接しており、
支持部材の吸蔵体保持部は、インキ吸蔵体の一部だけを覆うものであり、インキ吸蔵体が支持部材の吸蔵体保持部に設置された状態において、インキ吸蔵体の一部が支持部材の吸蔵体保持部から直接露出することを特徴とする塗布具。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014137001A JP6403256B2 (ja) | 2014-07-02 | 2014-07-02 | 塗布具 |
PCT/JP2015/068830 WO2016002779A1 (ja) | 2014-07-02 | 2015-06-30 | 塗布具 |
CN201580023427.6A CN106457877B (zh) | 2014-07-02 | 2015-06-30 | 涂敷用具 |
KR1020167030223A KR20170026325A (ko) | 2014-07-02 | 2015-06-30 | 도포구 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014137001A JP6403256B2 (ja) | 2014-07-02 | 2014-07-02 | 塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016013654A JP2016013654A (ja) | 2016-01-28 |
JP6403256B2 true JP6403256B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=55230264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014137001A Active JP6403256B2 (ja) | 2014-07-02 | 2014-07-02 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6403256B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3325647B2 (ja) * | 1993-04-05 | 2002-09-17 | シヤチハタ株式会社 | 筆記具 |
US7220073B2 (en) * | 2004-02-26 | 2007-05-22 | Morris Corporation | Slide-type writing instrument with a dry prevention unit |
JP2008110527A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Pilot Ink Co Ltd | 出没式筆記具 |
KR101016695B1 (ko) * | 2009-03-23 | 2011-02-25 | 주식회사 모리스 | 마름방지 장치를 구비한 회전식 출몰형 필기구 |
JP5675015B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2015-02-25 | パイロットインキ株式会社 | 熱変色性筆記具 |
-
2014
- 2014-07-02 JP JP2014137001A patent/JP6403256B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016013654A (ja) | 2016-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6304958B2 (ja) | 消去部材を備えた筆記具 | |
KR100503569B1 (ko) | 필기구 | |
JP2008110527A (ja) | 出没式筆記具 | |
WO2016002779A1 (ja) | 塗布具 | |
KR102399598B1 (ko) | 노크식 펜 | |
JP6351099B2 (ja) | 塗布具 | |
US6478495B2 (en) | Capless writing instrument | |
US10434815B2 (en) | Slide-type writing instrument having drying-prevention device | |
JP6351098B2 (ja) | 塗布具 | |
JP6403256B2 (ja) | 塗布具 | |
KR101774425B1 (ko) | 자동밀폐 구조를 구비한 필기구 | |
JP6366758B1 (ja) | 自動密閉構造を備えた筆記具 | |
JP3933087B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
KR101188919B1 (ko) | 마름방지장치를 구비한 출몰식 필기구 | |
JP2010125602A (ja) | 出没式塗布具 | |
JP2009202363A (ja) | 筆記具 | |
JP4086828B2 (ja) | 器具 | |
JPS6130916B2 (ja) | ||
JP2004358747A (ja) | キャップレス保持具 | |
JP7506976B2 (ja) | 筆記具 | |
JP3665089B2 (ja) | 繰り出し式の消しゴム装置 | |
JP7261009B2 (ja) | 筆記具 | |
JP3629685B2 (ja) | キャップ式エアタイト筆記具 | |
JP3770044B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6195437B2 (ja) | キャップ付き筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6403256 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |