JP6402681B2 - コイル挿入装置及びコイル挿入方法 - Google Patents
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本発明者らは、コイル潰れを矯正する方法を検討するにあたり、潰れたコイルに荷重をかけてその形状を矯正すべく、コイルにかかる荷重とそのコイルの内径の変位量との関係を数値解析により算出した。先ず、図1に示すように側面からみたコイルの1/2断面についてFEMによるモデル化を行った。このモデルでは、板厚が3mmの鋼板をコイルの最内周部から最外周部まで100回巻き付けた。また、コイル潰れが発生していない状態でコイルの内径φ1を760mmとし、コイル外径φ2を1360mmとした。そして、コイルの外周面の頂点を上方から圧下し(図1中の矢印)、圧下荷重とコイル内径変位量との関係を導出した。
次に、本実施の形態のコイルが製造される熱間圧延設備の構成について説明する。図3は、熱間圧延設備の仕上圧延機以降の構成の概略を示す説明図である。熱間圧延設備1には、加熱炉(図示せず)から排出され粗圧延機(図示せず)で圧延された鋼板Hを所定の厚みに連続圧延する仕上圧延機2、仕上げ圧延後の鋼板Hを所定温度まで冷却する冷却装置3、冷却された鋼板Hを巻き取るマンドレル4aを備えたコイラー4が、鋼板Hの搬送方向にこの順で設けられている。仕上圧延機2とコイラー4との間には、鋼板Hを搬送するランアウトテーブル5が設けられている。そして、仕上圧延機2で圧延された鋼板Hは、ランアウトテーブル5上で搬送中に冷却装置3によって冷却された後、コイラー4に巻き取られてコイルCとして製造される。
図4は、熱間圧延工程で巻き取られたコイルを次工程まで搬送する搬送経路の概略を示す説明図である。熱間圧延設備1のコイラー4で巻き取られたコイルCは、ストリッパーカー10によってコイラー4のマンドレル4aから抜き出され、結束機11において鋼状のフープで巻き締められる。その後、コイルCはコイルカー12によって搬送され、さらにクレーン13によってコイルヤード14に置かれる。コイルヤード14では、例えばコイルCを3日間程度置き、当該コイルCを常温まで冷却させる。その後、コイルCはクレーン15によって、搬送台車としてのコイルカー16に載置され、さらにコイルカー16によって次工程が行われる設備まで搬送される。なお、この搬送経路ではコイルCは穴横の状態で取り扱われ、本実施の形態においてコイル潰れは、熱間圧延設備1のコイラー4でコイルCが巻き取られてマンドレル4aからコイルカー12に搬送された時点から、コイルヤード14においてコイルCが常温で冷却されるまでの間で発生する。
次に、本実施の形態にかかるコイル挿入装置について説明する。図5及び図6は、次工程のマンドレルにコイルを挿入するコイル挿入装置の構成の概略を示す説明図である。次工程のコイラー20は、マンドレル21と、マンドレル21の基端部に設けられ、当該マンドレル21をその軸方向を中心に回転させる駆動部22を有している。そして、コイル挿入装置30は、コイルヤード14からコイラー20にコイルCを搬送する間に、コイル潰れによる変形を矯正しつつコイルCをマンドレル21に挿入する。
次に、以上のように構成されたコイル挿入装置30を用いて、潰れたコイルCの変形を矯正しつつ、コイルCをマンドレル21に挿入する方法について説明する。上述したように熱間圧延設備1のコイラー4で巻き取られたコイルCは、コイルヤード14で常温に冷却されるまでの間に、自重によって横長に変形して潰れる。
また、制御部37では、荷重測定部35の測定結果に基づいて、圧下機構31の圧下荷重を設定してもよい。すなわち、圧下荷重を測定することにより、圧下荷重とコイル内径変位量の相関から変位量が分かるので、所定の変位量となるように圧下荷重を制御することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。以下の説明において、上記実施の形態と重複する箇所は説明を省略する。
2 仕上圧延機
3 冷却装置
4 コイラー
4a マンドレル
5 ランアウトテーブル
10 ストリッパーカー
11 結束機
12 コイルカー
13 クレーン
14 コイルヤード
15 クレーン
16 コイルカー
20 コイラー
21 マンドレル
22 駆動部
30 コイル挿入装置
31 圧下機構
32 圧下台車
33 圧下部材
34 フレーム部材
35 荷重測定部
36 変位測定部
37 制御部
40 ガイド部
41 切り欠き
C コイル
H 鋼板
Claims (6)
- 熱間圧延工程で巻き取られたコイルを次工程のコイラーのマンドレルに挿入するコイル挿入装置であって、
横長に変形したコイルを回動させて縦長にした状態で、当該コイルを載置して搬送する搬送台車と、
前記搬送台車上のコイルの外周面を上方から圧下して、前記マンドレルが挿入される所定の内径にコイルを成形する圧下機構と、を有することを特徴とする、コイル挿入装置。 - 前記圧下機構によって圧下されるコイルの内径の変位量を測定する変位測定部と、
前記変位測定部の測定結果に基づいて、前記コイルの内径が所定の変位量になるように前記圧下機構を制御する制御部と、をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載のコイル挿入装置。 - 前記圧下機構の圧下荷重を測定する荷重測定部と、
予め求められたコイル内径変位量と圧下荷重の相関と、前記荷重測定部の測定結果とに基づいて、圧下荷重を設定して前記圧下機構を制御する制御部と、をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載のコイル挿入装置。 - 前記マンドレルの先端部には、先に向かって径が縮小するガイド部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコイル挿入装置。
- 前記マンドレルは軸方向を中心に回転自在に構成され、
前記ガイド部の外周面には、コイルの最内周部の鋼板を引っ掛けるための切り欠きが形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のコイル挿入装置。 - 熱間圧延工程で巻き取られたコイルを次工程のコイラーのマンドレルに挿入するコイル挿入方法であって、
横長に変形したコイルを回動させて縦長にした状態で、コイルの外周面を上方から圧下してコイルを所定の内径に成形し、当該コイルを前記マンドレルに挿入することを特徴とする、コイル挿入方法。
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