JP6402432B2 - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2においては、容量の異なる2つのキャッシュメモリによる階層化の技術と、命令とデータ(オペランド)とでキャッシュを分ける技術とを組み合わせる技術の更なる応用が開示されており、その具体的構成は、オペランドアクセス時及び分岐命令の分岐先命令アクセス時に比較的小容量の第1キャッシュメモリをアクセスし、不在のときに大容量の第2キャッシュメモリにアクセスする、というものである。
また、特許文献3においては、複数のプロセッサで処理する処理において、各プロセッサが時々において自身が担当処理するプロセスがない場合に効率的に低電力モードに切り替わる工夫について開示しており、その前提として、各プロセッサには1対1でキャッシュメモリが備わっている(図1、図5)というものである。
特に、パチンコ機等の遊技機においては、音声データ及び発光データが画像データと比較して処理の遅延が許容されないにも拘わらず、データサイズの大きい画像データのみがキャッシュメモリを占めてしまうので、音や光の出力が許容量を超えて遅れてしまうといった問題があった。これは、画像データが音声データや発光データよりデータ量が大きいため、キャッシュメモリにおける占有率が高くなり、音声データや発光データのデータがキャッシュメモリにキャッシュされにくく、処理遅延が生じるためである。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、リードデータの要求元に関連した各種データのうち、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避することにある。
本発明は、リードデータの要求元に関連した各種データのうち、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の情報処理装置は、複数のデータ種別に対応した複数の種類のデータを記憶する記憶部と、記憶部から読み出したデータを一時記憶領域に一時的に記憶する一時記憶部と、記憶部、及び一時記憶部を制御する制御部と、を備えた補助記憶装置と、上位CPUからの要求に基づいて、補助記憶装置から複数の種類のデータを読み出し、所定の処理部にデータを出力するデータ処理プロセッサと、を備えた情報処理装置であって、データ処理プロセッサは、読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定するインターフェース制御部を備え、補助記憶装置の制御部は、データ処理プロセッサからのリードコマンドに含まれるキャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて補助記憶装置から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部の一時記憶領域を選択するように制御したことを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、リードデータの要求元に関連した各種データのうち、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避することができる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を説明するための機能ブロック図である。
情報処理装置1は、データ処理プロセッサ10、補助記憶装置40、を備えている。
図1に示す上位CPU2は、遊技機等を構成する情報処理装置1に対して上位に配置されたCPUである。
データ処理プロセッサ10は、画像、音声、発光等のデータを処理するプロセッサであり、CPU12、画像処理部14、表示出力部16、サウンド処理部18、サウンド出力部20、発光処理部22、発光出力部24、インターフェース制御部26、バス28を備えている。
画像処理部14は、表示すべき画像を処理するものであり、補助記憶装置40に格納されたデータを取得して復号し、画像として描画することで画像データを生成する。
表示出力部16は、画像処理部14が生成した画像データをディスプレイ30等の表示部に出力する。ディスプレイ30は、LCD等の表示デバイスである。
サウンド処理部18は、出力すべき音声信号を処理するものであり、補助記憶装置40に格納されたデータを取得して復号し、サウンドデータを生成する。
サウンド出力部20は、生成されたサウンドデータに基づき、スピーカー32等に音声信号を出力する。
発光出力部24は、発光処理部が生成したデータに基づき、LED等の発光体を駆動する。
LED(light emitting diode)34は、順方向に電圧を加えた際に発光する半導体素子であり、発光体の一例である。
インターフェース制御部26は、補助記憶装置40との間のインターフェースを制御するもので、画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、その他(CPU)のいずれか1つが要求するリードリクエストがどの処理部またはCPUから行われたものかを判別し、判別結果に応じてリードリクエストであるリードコマンドに含ませるセクターカウント値(Sector Count)及びキャッシュIDを設定する。
補助記憶装置40は、いわゆるNANDフラッシュメモリを含むSSD(Solid State Drive)である。ただし、通常のSSDでは一時記憶部44が書き込み用のキャッシュメモリとして用いられるが、本発明において用いるSSDはSSDのファームウェアを変更し、一時記憶部44を読み出し用のキャッシュメモリとして利用している。なお、書き込み用に利用されるDRAMを読み出し用に変更せず、読み出し用として別途DRAMを用意しても良い。
記憶部42は、例えば、NANDフラッシュメモリアレイからなる記憶部である。
一時記憶部44は、例えば、DDR DRAMからなる一時記憶部であって、読み出しデータをキャッシュする。
全体制御部50は、RAM、ROM等を内蔵し(図示省略)、メモリコントローラ46全体を制御する。
シーケンス制御部52は、メモリコントローラ46から記憶部42に与えられる内部コマンド信号に基づき、記憶部42の動作を制御する。
ECC制御部54は、読み出しデータに付加されたエラーコレクションコードに基づき、読み出したデータに含まれる誤りを検出し、且つ誤りを検出した場合に当該データの誤りを訂正する。
ホストI/F制御部56は、ホスト(データ処理プロセッサ)との間のインターフェースを制御する。
メモリI/F制御部58は、記憶部42であるNANDアレイや一時記憶部44であるDRAM等とのインターフェースを制御する。
領域制御部60は、データ処理プロセッサ10から指定されるキャッシュIDに基づき、記憶部42から読み出したデータを一時記憶部44の指定された一時記憶領域に格納する。
なお、メモリコントローラ46の各構成は、メモリコントローラ46のマイクロプロセッサにより実現する。
また、バス28とバス48との接続は、シリアル高速通信バスや、PCIe(PCIエクスプレス)等を利用することができ、各バス28、48は説明を簡単にするためデータバス及びレジスタバスを区別せずに記載している。
図2を参照して、図1に示すインターフェース制御部の機能ブロックの構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るデータ処理プロセッサに設けられたインターフェース制御部の構成を説明するための機能ブロック図である。
インターフェース制御部26は、要求データ量判定部26a、セクターカウント設定部26b、データ要求元/キャッシュ要否判定部26c、キャッシュID設定部26d、修正リードコマンド生成部26e、修正リードコマンド出力部26f、を備えている。
要求データ量判定部26aは、データ処理プロセッサ10に設けられた画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、CPU12の何れか1つから出力されるリードリクエストをバスから受け取った際、記憶部42から何セクター分のデータを読み出せば良いかを判定する。
セクターカウント設定部26bは、要求データ量判定部26aにて判定したセクター数に応じてセクターカウント値を設定する。
例えば、SATAの規格によれば、最少のデータ読み出し単位は512バイトであり、リードコマンドで要求された読み出しデータ量が512バイト以下であり、かつ単一のセクター内に納まる場合には、要求データ量判定部はセクター数1と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値1を設定する。
また、リードコマンドで要求された読み出しデータ量が512バイト以下であっても、その要求されたデータが複数のセクターに跨って格納されている場合には、要求データ量判定部はセクター数2と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値2を設定する。
同様に、リードコマンドで要求された読み出しデータ量が、例えば、900バイトの場合、その要求されたデータが2つのセクター内に納まっている場合には、要求データ量判定部はセクター数2と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値2を設定するが、3つのセクターに跨って格納されている場合には、要求データ量判定部はセクター数3と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値3を設定する。
キャッシュID設定部26dは要求元/キャッシュ要否判定部26cの判定結果に基づき、リードコマンドにキャッシュID(領域設定情報)を設定する。例えば、キャッシュ制御が必要な場合、表1に示すように、リードリクエストの要求元とキャッシュIDとを対応付けておき、リードリクエストの要求元に応じて読み出したデータを格納するキャッシュIDを指定する。
修正リードコマンド出力部26fは、データ処理プロセッサ10の画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、CPU12から発行されたリードリクエストと修正リードコマンド生成部26dで決定したセクターカウント値及びキャッシュIDをSATA規格のコマンドパケット(FIS:Frame Information Structure)として生成し、リードコマンドとして補助記憶装置40へ出力する。
図3(a)は一般的なSATA規格のリードコマンドパケットの構成を示す図、図3(b)は本発明に係るインターフェース制御部26で生成する改良されたSATA規格のリードコマンドパケットの構成を示す図、図3(c)は改良されたSATA規格のリードコマンドパケットにおけるCCHID(Cashe ID:キャッシュID)の定義を示す図である。
本発明に係るインターフェース制御部26の修正リードコマンド生成部26eでは図3(a)に示す従来の一般的なコマンドパケットに代えて、図3(b)に示すようにCountの13ビット〜11ビットをキャッシュIDを表すレジスタとして定義すると共に、当該レジスタにキャッシュID或いはキャッシュ制御なしのデータを格納すると共に、リクエストするデータに応じたセクターカウントをコマンドパケットのフィーチャーズ(Features)に割り当てられたレジスタに設定する。また、画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、CPU12から発行されたリードリクエストはコマンドパケットのLBAに割り当てられたレジスタに格納される。
図4を参照して、図1に示す領域制御部の機能ブロックの構成について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る補助記憶装置に設けられた領域制御部の構成を説明するための機能ブロック図である。
領域制御部60は、一時記憶部領域設定部60a、キャッシュ制御部60b、一時記憶部書込み制御部60c、を備えている。
一時記憶部領域設定部60aは、一時記憶部44に読み出しデータを書き込みする際の一時記憶領域を設定するものであり、例えば、一時記憶部44を4つの一時記憶領域に分ける場合には、キャッシュID0〜3及び各キャッシュIDの領域を設定し、一時記憶部書き込み制御部60cに設定値を供給するものである。領域設定は任意に行うことができ、例えば、表2に示すようにキャッシュIDに対応してDRAMの領域(容量)を設定する。なお、表2は一時記憶部44の容量が2GB、キャッシュする一時記憶領域を4つとした場合の一例であり、図3(b)及び図3(c)に示したようにCCHIDとして3ビットを割り当てると、キャッシュIDには8種類を設定可能であり、また一時記憶部44の容量に応じて設定領域は任意に設定可能である。
一時記憶部書き込み制御部60cは、キャッシュ制御部60bより供給されるキャッシュ情報に基づき、記憶部42からの読み出しデータを一時記憶部44の所定のキャッシュIDに対応した一時記憶領域に書き込む。
図5を参照して、図2に示すインターフェース制御部の動作フローについて説明する。図5は、本発明の一実施形態に係るデータ処理プロセッサに設けられたインターフェース制御部の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップS5では、要求データ量判定部26a及び要求元/キャッシュ要否判定部26cは、画像処理部14やサウンド処理部18等からのリードリクエストを含むコマンド(リードコマンド)を受け付けたか否かを判定する。リードコマンドを受け付けた場合、ステップS10及びS15に進む。
例えば、SATAの規格によれば、最少のデータ読み出し単位は512バイトであり、リードコマンドで要求された読出しデータ量が512バイト以下であり、かつ単一のセクター内に納まる場合には、要求データ量判定部26aはセクター数1と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値1を設定する。
また、リードコマンドで要求された読出しデータ量が512バイト以下であっても、その要求されたデータが複数のセクターに跨って格納されている場合には、要求データ量判定部26aはセクター数2と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値2を設定する。
同様に、リードコマンドで要求された読出しデータ量が、例えば、900バイトである場合、その要求されたデータが2つのセクター内に納まっている場合には、要求データ量判定部26aはセクター数2と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値2を設定するが、3つのセクターに跨って格納されている場合には、要求データ量判定部26aはセクター数3と判定し、セクターカウント設定部26bにてセクターカウント値3を設定する。
例えば、要求元/キャッシュ要否判定部26は、キャッシュ制御が要求されていないリードリクエストである場合、キャッシュ制御なしのレジスタ値として111dを設定する。
一方、キャッシュ制御が要求されているリードリクエストの場合(ステップS15でYES)、要求元/キャッシュ要否判定部26はステップS30にてリードリクエスト要求元を判定する。
ここで、要求元/キャッシュ要否判定部26cは、データ処理プロセッサ10に設けられた画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、CPU12の何れか1つから出力されるリードリクエストをバスから受け取った際にどの処理部からのリクエストであるかを判定する。
なお、本実施形態では表1に示したリードリクエストの要求元とキャッシュIDとの関係でフローを記載している。
すなわち、画像処理部14がリードリクエストを要求した場合(ステップS41)に、キャッシュID設定部26dはキャッシュID=1のレジスタ値を修正リードコマンド生成部26eに出力する。
また、サウンド処理部18がリードリクエストを要求した場合(ステップS42)に、キャッシュID設定部26dはキャッシュID=2のレジスタ値を修正リードコマンド生成部26eに出力する。
さらに、発光処理部22がリードリクエストを要求した場合(ステップS43)に、キャッシュID設定部26dはキャッシュID=3のレジスタ値を修正リードコマンド生成部26eに出力する。
また、CPU12がリードリクエストを要求した場合(ステップS44)に、キャッシュID設定部26dはキャッシュID=0のレジスタ値を修正リードコマンド生成部26eに出力する。
修正リードコマンドであるコマンドパケットを生成した後、修正リードコマンド出力部26fは修正リードコマンドを出力する(ステップS60)。
図6を参照して、領域制御部の動作フローについて説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る補助記憶装置40に設けられた領域制御部60の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップS105では、領域制御部60は、インターフェース制御部26からリードコマンドを受け付けたか否かを判断し、リードコマンドを受け付けた場合にはステップS110に進む。
この際、キャッシュ制御部60bに含まれるキャッシュID判定部60dでは、CCHIDのレジスタ値として、000d、001d、010d、011d、111dの何れか1つが確認できる。
キャッシュ制御部60bは、キャッシュ制御の要否及びキャッシュIDを判定する(ステップS115)。
例えば、CCHIDのレジスタ値が000d、001d、010d、011dの何れか1つである場合には“キャッシュ制御あり”を表し、111dである場合には“キャッシュ制御なし”を表す。
キャッシュ制御部60bのキャッシュ要否判定部60eにて“キャッシュ制御なし”と判断した場合(ステップS115でNO)、コマンドパケットに含まれるLBAに基づいてリクエストされたデータを記憶部42から読み出し(ステップS120)、データ処理プロセッサ10に読み出しデータを出力する(ステップS125)。
この際、キャッシュ要否判定部60eでは、CCHIDのレジスタ値が000d、001d、010d、011dのうち何れか1つである場合には、キャッシュIDがそれぞれ0、1、2、3である。
キャッシュ要否判定部60eは、一時記憶部書き込み制御部60cにキャッシュ情報(キャッシュ要否及びキャッシュID)を出力する。
その後、補助記憶装置のメモリコントローラ46はキャッシュ制御部60bが認識したキャッシュIDに相当する一時記憶部44の一時記憶領域にデータがあるか否かを確認する(ステップS135)。
例えば、キャッシュID判定部60dは、キャッシュIDが0である場合に、一時記憶部44のアドレスが00h〜FFFFFFFhの一時記憶領域からデータを読み出し、データがあるか否かを判定する。
一時記憶部44の指定されたキャッシュIDに対応した一時記憶領域にデータがある場合には(ステップS135でYES)、一時記憶部44からデータを読み出し(ステップS140)、データ処理プロセッサ10に読み出しデータを出力する(ステップS125)。
なお、上述したステップS125では、一時記憶部44の一時記憶領域からデータ処理プロセッサ10に読み出しデータを出力(転送)するように構成しているが、データ処理プロセッサ10が一時記憶部44の一時記憶領域からデータを読み出すように構成してもよい。
なお、一時記憶部44(キャッシュ)の一時記憶領域へのデータ書き込みは、割り当てられた一時記憶領域に空きがあれば、空いている一時記憶領域に格納し、空きがなければ最も古いデータを破棄し、そこにキャッシュする(LRUアルゴリズム(Least Recently Used))。また、LFU(Least Frequently Used)アルゴリズムを用いてキャッシュすることも可能である。
<第1態様>
本態様の情報処理装置1は、複数のデータ種別に対応した複数の種類のデータを記憶する記憶部42と、記憶部42から読み出したデータを一時記憶領域に一時的に記憶する一時記憶部44と、記憶部42、及び一時記憶部44を制御するメモリコントローラ46と、を備えた補助記憶装置40と、上位CPU2からの要求に基づいて、補助記憶装置40から複数の種類のデータを読み出し、所定の処理部にデータを出力するデータ処理プロセッサ10と、を備えた情報処理装置1であって、データ処理プロセッサ10は、読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定するインターフェース制御部26を備え、補助記憶装置40のメモリコントローラ46は、データ処理プロセッサ10からのリードコマンドに含まれるキャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて補助記憶装置40から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部44の一時記憶領域を選択するように制御したことを特徴とする。
本態様によれば、データ処理プロセッサ10は、インターフェース制御部26が読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定する。補助記憶装置40のメモリコントローラ46は、データ処理プロセッサ10からのリードコマンドに含まれるキャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて補助記憶装置40から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部44の一時記憶領域を選択するように制御したので、リードデータの要求元に関連した各種データ(画像データ、音声データ、発光データ、他データ)のうち、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避することにある。
本態様のインターフェース制御部26は、読み出し要求する複数の処理部のうちどれからの要求であるかを判定するとともに、当該要求がキャッシュ制御を必要としているか否かを判定する要求元/キャッシュ要否判定部26cを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、要求元/キャッシュ要否判定部26cが読み出し要求する複数の処理部のうちどれからの要求であるかを判定するので、リードデータの要求元を判定することができ、当該要求がキャッシュ制御を必要としているか否かを判定するので、当該要求がキャッシュ制御を必要としている場合には、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避することにある。
本態様の処理部は、画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、及びCPU12であることを特徴とする。
本態様によれば、リードデータの要求元が、画像処理部14、サウンド処理部18、発光処理部22、及びCPU12であっても、要求元に関連した各種データ(画像データ、音声データ、発光データ、他データ)のうち、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避することにある。
本態様の補助記憶装置40のメモリコントローラ46は、画像データとその他のデータとで区分けして2以上の一時記憶領域を一時記憶部44に設けたことを特徴とする。
本態様によれば、キャッシュメモリを占有しやすい画像データとそれ以外の音声データ、発光データのキャッシュする一時記憶領域を分けて利用するので、処理遅延の許容量が少ない音声データや発光データの読み出しにもキャッシュを用いて行うことができ、音や光の出力を適切に行うことができる。
本態様の情報処理方法は、複数のデータ種別に対応した複数の種類のデータを記憶する記憶部42と、記憶部42から読み出したデータを一時記憶領域に一時的に記憶する一時記憶部44と、記憶部42、及び一時記憶部44を制御するメモリコントローラ46と、を備えた補助記憶装置40と、上位CPU2からの要求に基づいて、補助記憶装置40から複数の種類のデータを読み出し、所定の処理部にデータを出力するデータ処理プロセッサ10と、を備えた情報処理装置1による情報処理方法であって、データ処理プロセッサ10は、読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定するインターフェース制御ステップを実行し、補助記憶装置40のメモリコントローラ46は、データ処理プロセッサ10からのリードコマンドに含まれるキャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて補助記憶装置40から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部44の一時記憶領域を選択するように制御するステップを実行したことを特徴とする。
本態様によれば、データ処理プロセッサ10は、読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定する。補助記憶装置40のメモリコントローラ46は、データ処理プロセッサ10からのリードコマンドに含まれるキャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて補助記憶装置40から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部44の一時記憶領域を選択するように制御したので、リードデータの要求元に関連した各種データ(画像データ、音声データ、発光データ、他データ)のうち、特定のデータのみが一時記憶部を占めてしまうことを回避することにある。
Claims (4)
- 複数のデータ種別に対応した複数の種類のデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部から読み出したデータを一時記憶領域に一時的に記憶する一時記憶部と、
前記記憶部、及び前記一時記憶部を制御する制御部と、を備えた補助記憶装置と、
上位CPUからの要求に基づいて、前記補助記憶装置から複数の種類のデータを読み出し、所定の処理部にデータを出力するデータ処理プロセッサと、を備えた情報処理装置であって、
前記データ処理プロセッサは、読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定するインターフェース制御部を備え、
前記インターフェース制御部は、前記読み出し要求する複数の処理部のうちどれからの要求であるかを判定するとともに、当該要求がキャッシュ制御を必要としているか否かを判定する要求元/キャッシュ要否判定部を備え、
前記補助記憶装置の制御部は、前記データ処理プロセッサからのリードコマンドに含まれる前記キャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて前記補助記憶装置から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部の一時記憶領域を選択するように制御したことを特徴とする情報処理装置。 - 前記処理部は、画像処理部、サウンド処理部、発光処理部、及びCPUであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記補助記憶装置の制御部は、画像データとその他のデータとで区分けして2以上の一時記憶領域を前記一時記憶部に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
- 複数のデータ種別に対応した複数の種類のデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部から読み出したデータを一時記憶領域に一時的に記憶する一時記憶部と、
前記記憶部、及び前記一時記憶部を制御する制御部と、を備えた補助記憶装置と、
上位CPUからの要求に基づいて、前記補助記憶装置から複数の種類のデータを読み出し、所定の処理部にデータを出力するデータ処理プロセッサと、を備えた情報処理装置による情報処理方法であって、
前記データ処理プロセッサは、読み出しデータに係るキャッシュ制御の要否情報及び読み出し要求する処理部に応じたキャッシュIDを設定するインターフェース制御ステップを実行し、
前記インターフェース制御ステップは、前記読み出し要求する複数の処理部のうちどれからの要求であるかを判定するとともに、当該要求がキャッシュ制御を必要としているか否かを判定する要求元/キャッシュ要否判定ステップを実行し、
前記補助記憶装置の制御部は、前記データ処理プロセッサからのリードコマンドに含まれる前記キャッシュ制御の要否情報及びキャッシュIDに基づいて前記補助記憶装置から読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶部の一時記憶領域を選択するように制御するステップを実行したことを特徴とする情報処理方法。
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