JP6400997B2 - イベント用発光装置及び該装置を用いた情報処理システム - Google Patents

イベント用発光装置及び該装置を用いた情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、広くイベント等に使用される発光装置に関し、より詳細には、通信機能を備えた発光装置と当該発光装置を含むシステムとに関する。
従来、イベントやセレモニーにおいては、ロウソク(キャンドル)を使ったキャンドルリレー等の演出が行われてきた。
かかるキャンドルリレー等の演出は、電子機器を用いて模擬的に実施されている(非特許文献1、2)。
すわなち、非特許文献1、2には、電子機器用アプリケーションソフトウェアであって、当該ソフトウェアをインストールして特定の高周波音を出力する特定のサイトにアクセスして当該高周波音を受信すると模擬的に聖火を貰い受けることができ、その聖火はアクセスした電子機器の表示画面上にロウソクの炎(ないし、火、明かり)として表示され、同ソフトウェアがインストールされている他の電子機器に近接させると高周波音の伝達により炎を模擬的に伝搬させることができる演出技術が開示されている。なお、当該電子機器に表示されたロウソクの炎は、画面上のワイプ操作等によって消すことができる。
また、情報通信可能な電子灯篭も提案されている(特許文献3)。
すなわち、特許文献3には、電子装置内蔵型灯籠であって、灯部に配置される灯部電子表示装置3と、情報表示板7と、誘導無線用送受信装置4と、監視用カメラ6Aと、テレビカメラ6Bと、スピーカ9Aと、マイク9Bと、緊急用呼出ボタン9Cと、各種センサ9Dと、無線も含めた各種通信制御装置と、情報コンセント8と、監視制御装置と、放送装置24と、照明装置25と、電源装置13とが実装され、灯部の他に、近傍を通る人に情報を報知する情報報知手段を備えたことを特徴とする電子灯籠が開示されている。
チームラボ株式会社,「つながるキャンドル」,2014年5月21日,インターネット<http://candle.team-lab.com/> Team Lab Inc.,アプリケーションソフトウェア「つながるキャンドル」,2013年11月15日、インターネット<https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teamlab.connectingcandles>
特開2000−315404号公報
しかしながら、非特許文献1、2に開示された技術は、情報伝達可能な電子機器をさらに有効に活用したコミュニケーションツールとして改善の余地がある。また、特許文献3に開示された装置は種々の情報伝達が可能ではあるものの、情報を伝達する人同士を繋ぐといった多様なコミュニケーションを行うことはできなかった。
特に、イベントやセレモニー等においてキャンドルやキャンドルリレーを模した電子機器を用いる場合には、従来行われてきた炎や火の伝達というモチーフの実現に加えて通信可能であるという長所を生かした新たな改善が期待される。
そこで、本発明の一実施形態にかかるシステムは、情報管理サーバと、1以上の発信装置と、1以上の受信装置と、複数の発光装置とからなる情報処理システムであって、前記複数の発光装置は各々識別IDを保持しており、前記1以上の発信装置は、前記複数の発光装置のうちの1以上の発光装置にイベントIDを送信し、前記イベントIDを受信した発光装置は、前記イベントIDを未受信の他の発光装置に対して前記イベントIDを送信すると共に、自身が受信した1以上の要素を有する識別IDリストに自身の識別IDを追加した識別IDリストを送信し、前記1以上の受信装置は、前記イベントIDを保持する発光装置から、当該発光装置が保持するイベントIDと1以上の要素を有する識別IDリストをと含むデータを受信して前記情報管理サーバにアップロードすることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態にかかる発光装置は、情報管理サーバと、1以上の発信装置と、1以上の受信装置と、複数の発光装置とからなる情報処理システムにおける発光装置であって、前記複数の発光装置は各々識別IDを保持しており、前記1以上の発信装置は、前記複数の発光装置のうちの1以上の発光装置にイベントIDを送信し、前記イベントIDを受信した発光装置は、前記イベントIDを未受信の他の発光装置に対して前記イベントIDを送信すると共に、自身が受信した1以上の要素を有する識別IDリストに自身の識別IDを追加した識別IDリストを送信し、前記1以上の受信装置は、前記イベントIDを保持する発光装置から、当該発光装置が保持するイベントIDと1以上の要素を有する識別IDリストとを含むデータを受信して前記情報管理サーバにアップロードすることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる発光装置等によれば、従来のキャンドルリレーを模した信号伝達のみならず、かかるリレーの系譜に基づいた高度なコミュニケーションが可能になるという特段の効果を奏する。
本発明の一実施形態にかかるシステムの全体構成例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の外観構成を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる発信装置の外観構成を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる受信装置の外観構成を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含むことができるチェックポイント装置の外観構成を説明する説明図である。 本発明の他の実施形態にかかるシステムに含まれる代替的な発信装置、受信装置、チェックポイント装置としてのタブレット端末の外観構成を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の機能ブロックを説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる発信装置の機能ブロックを説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる受信装置の機能ブロックを説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の受信時の動作フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の送信時の動作フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる発信装置の動作フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる受信装置の動作フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる情報管理サーバにおいて構築されるツリーのデータ構造を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる情報管理サーバにおいて構築される拡張されたツリーのデータ構造を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるシステムにおいて構築されるツリーのデータ構造に基づいたコミュニケーション例を説明する説明図である。
本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置及び該装置を用いたシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態にかかるシステムの全体構成例を示す。情報処理システム10は、その典型的な構成として、情報管理サーバ101と、発信装置102と、発信装置102から信号ないしデータを受信可能なイベント用発光装置103a〜103cと、イベント用発光装置から信号ないしデータを受信可能な受信装置104a〜104dとで構成される。また、付加的に、図に示されるようなチェックポイント端末105a〜105bを設けることもできる。これらのサーバ及び装置や端末間は、図1に示されるように、専用回線やインターネット109等の公衆回線で相互に通信可能に接続されている。なお、回線は有線であっても無線であってもよく、無線の場合、図示しない基地局や無線ルータ等を介してインターネット109に乗り入れ、更に回線を介して情報管理サーバ101と相互に通信可能に接続される。
また、図1には示していないが、情報処理システム10には、一般ユーザが使用するパソコンや携帯電話、携帯情報端末、タブレット端末等の各種情報処理装置(以下、総称して「ユーザ端末」とも言うこともある)を含むことができる。より具体的には、これらのユーザ端末から回線を介して情報管理サーバ101と相互に通信可能に接続される。
なお、本願の出願時点での携帯電話や携帯情報端末ないしタブレット端末等のユーザ端末は、PCに比肩する処理能力(通信処理速度や画像処理能力等)を備えているものも多く、小型のコンピュータとも言うべきものである。
また、本発明の実施に必要なプログラムないしソフトウェアは、通常、PCや携帯情報端末の記憶部におけるHDDないしSSD等にインストールないし記憶され、プログラムないしソフトウェアの実行時には、必要に応じて記憶部内のメモリにその全部又は一部のソフトウェアモジュールとして読み出され、CPUにおいて演算実行される。
なお、演算実行は必ずCPU等の中央処理部で行われる必要はなく、図示しないディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の補助演算装置を用いることもできる。
また、情報管理サーバ101のハードウェアブロック構成も、基本的にはPCを採用することができる。なお、本発明はこれに限定されるものではないが、情報管理サーバ101は、必要に応じてそのハードウェアスペックを上げるにあたり、複数のPCを並列的に作動させることによって大規模データの処理に適した構成をとることもできる。
図2に、本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の外観構成を示す。図2(A)において、イベント用発光装置21は、本体部211と発光部212とからなり、模式的にロウソクないしキャンドルの形状をしている。その典型的な大きさは、円筒形状の本体部211の直径が35〜40mm程度、本体部211の底部から発光部212の頂部までの高さが25〜35mm程度である。
構造上は、本体部211と発光部212とをABS樹脂やポリプロピレンプラスチック等で一体的に成型してもよいし、2つの部材を別々に成型し(この場合、異なる素材を使用したり素材の透明度等を異ならしめたりすることができる)、ねじ込み等によって結合するような構成としてもよい。
そして、本体部211内部には、電池を格納するための電源ボックスや信号処理を行うためのマイコン、赤外線通信ユニット等が収納されており、発光部212には図示しないLED電球がセットされている。また、本体部211には、図示しない電源ON/OFFスイッチを設けることができ、さらに、充電可能な二次電池を電源として採用する場合には、充電のためのソケットを設けることもできる。
本体部211に取り付けられたボタン213は、後述する信号ないしデータを送信するための送信ボタンである。
図2(B)には、図2(A)に示したイベント用発光装置21の代替的な装置が示されている。同図(B)のイベント用発光装置25は、カードデバイスとして実装され、カード本体部251の任意の位置にLEDランプ252が組み込まれている。図示しないが、カード本体部251には、イベント用発光装置21と同様に、電源ON/OFFスイッチを設けることができ、さらに、充電可能な二次電池を電源として採用する場合には、充電のためのソケットあるいはプラグを設けることもできる。また、同図(B)に図示しないが、後述する信号ないしデータを送信するための送信ボタン(ボタン213に対応するボタン)が設けられる。
なお、イベント用発光装置21、25のハードウェアブロック構成例については、図7を参照して詳述する。
図3に、本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる発信装置の外観構成を示す。図3(A)において、発信装置31は、本体部311と発光部312とからなり、必要に応じて受脚部313を設けるなどして、全体としては模式的に篝火の形状をしている。その典型的な大きさは、本体部311の直径が350〜450mm程度、本体部311の底部から発光部312の頂部までの高さが400〜500mm程度であり、受脚部313を含めた全長は1500〜1850mm程度である。
そして、本体部311内部には、電源部や信号処理を行うためのマイコン、赤外線通信ユニット、ネットワーク通信モジュール等が収納されており、発光部312には図示しないLED等の発光モジュールがセットされている。
図3(B)には、図3(A)に示した発信装置31の代替的な形態が示されている。同図(B)の発信装置32は、発信装置31と同様に本体部321と発光部322とからなるが、全体的な大きさは発信装置31の本体部311及び発光部312よりはやや小ぶりとなる。そして発信装置32には、持ち手323が取り付けられて携帯に容易な構成となっている。この持ち手323を含めた発信装置32の全長は、一例として、500mm〜800mm程度である。発信装置31が設置型であるのに対し、発信装置32は携行容易に構成されている。
また、図3(C)に、図3(A)及び(B)に示した発信装置の代替的な装置が示されている。同図(C)の発信装置35は、タブレット端末である。発光部は、タブレット装置のディスプレイを使用するか、あるいは図示しないスロット又は接続ポートに図示しない外付けの発光モジュール等を接続して発光させることができる。
なお、発信装置31、32のハードウェアブロック構成例については、図8を参照して詳述する。発信装置にタブレット端末35を代替させる場合には、少なくとも図8に示したハードウェアブロック構成を含むものであればよい。
図4に、本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる受信装置の外観構成を示す。図4(A)において、受信装置41は、少なくとも表示部411を備えており、その他には発光部412や台座413等を備えることができる。全体としては模式的に暖炉や囲炉裏の形態をしている。その典型的な大きさは、実際の暖炉や囲炉裏と同程度である。
そして、表示部411または台座413には、電源部や信号処理を行うための制御部、メモリ等の記憶部、入出力部、中央処理部等のモジュールが格納されている。なお、発光部412には図示しない発光モジュールがセットされている。
図4(B)には、図4(A)に示した受信装置41の代替的な形態が示されている。同図(B)の受信装置42は、受信装置41のような表示部は備えていないが、表示部によって視覚的に情報を伝達する代わりに音声で伝えることができるよう、スピーカ等の音声出力部(同図(B)において不図示)を備えている。その他は、本体部421と発光部422とを有し、必要に応じて枠部423を設けるなどして、全体的な形態は模式的にランプやランタンの形状をしている。その典型的な大きさは、実際のランプやランタンと同程度である。
また、図4(C)に、図4(A)及び(B)に示した受信装置の代替的な装置が示されている。同図(C)の発信装置45は、タブレット端末である。発光部は、タブレット装置のディスプレイを使用するか、あるいは図示しないスロット又は接続ポートに図示しない外付けの発光モジュール等を接続して発光させることができる。
なお、受信装置41、42のハードウェアブロック構成例については、図9を参照して詳述する。また、受信装置にタブレット端末45を代替させる場合には、少なくとも図9に示したハードウェアブロック構成を含むものであればよい。
図5に、本発明の一実施形態にかかるシステムに含むことができるチェックポイント装置の外観構成を示す。図5(A)において、チェックポイント装置51は、少なくとも表示部511を備えており、その他には表示部511を設置場所において支えるための脚部512を備える(あるいは、脚部による設置に替えて、図示しない設置台上に載置することもできる)。全体としては、看板や標識台、端末テーブルの形態をしている。
また、図5(B)に、図5(A)に示したチェックポイント装置の代替的な装置が示されている。同図(B)の発信装置55は、タブレット端末である。かかるタブレット端末を脚部によって支えたり、設定台上に載置したりすることによりチェックポイント装置とすることができる。
図6に、本発明の他の実施形態にかかるシステムに含まれる代替的な発信装置、受信装置、チェックポイント装置としてのタブレット端末の外観構成を示す。図6において、タブレット端末(情報処理装置)60は、筐体部601とディスプレイ602と筐体601の下部中央部に設けられたハードウェアボタン603とからなる。ディスプレイ602は典型的には液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、文字や画像など様々な情報を表示することができる。また、ディスプレイ602にメニューボタンやソフトウェアキーボードを表示させ、これを指ないしタッチペン(不図示)等で触れることによりタブレット端末60への指示(コマンド)とすることができる。この点で上記ハードウェアボタン603は必須の構成要素ではないが、本発明の説明の便宜上、一定の機能を担うボタンとして実装されている。もちろん、これらハードウェアボタン603を、ディスプレイ602の一部に表示させたメニューボタンで代替させることも可能である。
また、ディスプレイ602には、マルチタッチ入力パネルが含まれており、タッチ入力パネル上でのタッチ入力位置座標が入力デバイスインタフェース(不図示)を介してタブレット端末60の処理系(CPU)へ送信され処理される。そして、このマルチタッチ入力パネルは、パネルに対する複数の接触点を同時に感知することができるよう構成されている。この検出(センサ)については様々な方法で実現することができ、必ずしも接触センサに限られず、例えば、光学式のセンサを利用してパネルに対する指示点を抽出することも可能である。さらに、センサには、接触式のセンサや光学式のセンサのほか、人の肌の接触を感知する静電容量方式のセンサを用いることも可能である。
また、図6には現れていないが、タブレット端末60は、マイクやスピーカを備えることもできる。この場合にはマイクより拾ったユーザの声などを判別して入力コマンドとすることも可能である。さらに、図6には現れていないが、タブレット端末60の背面等には、CMOS等のカメラデバイスを実装することができる。
図7に、本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置21等を構成するハードウェアの機能ブロック図を示す。発光装置21等の動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びこれらの連携動作によって実現されている。
図7において、ハードウェアブロック全体としての発光装置70は、筐体701内にマイコンユニット702と赤外線発光/受光モジュール703と、メモリ704と、入出力I/O705と、スイッチ706と、発光LED707と、電源ないし電池708とが組み込まれている。
なお、入出力I/O705は、製造上のコストに鑑みて省略することができる。また、マイコンユニット702、赤外線発光/受光モジュール703、メモリ704(及び入力力I/O705)の全部又はそのほとんどを1つのユニットにまとめたモジュール(一例として、maxim社製赤外線モジュール内臓型16ビットマイクロコントローラ「MAXQ610」など)を採用することもできる。
スイッチ706には、電源ON/OFF用スイッチや信号(データ)送信スイッチ等が含まれ、電源708は、ボタン電池や充電可能な二次電池を採用することができる。
図8に、本発明の一実施形態にかかる発信装置31等を構成するハードウェアの機能ブロック図を示す。発信装置31等の動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びこれらの連携動作によって実現されている。
図8において、ハードウェアブロック全体としての発信装置80は、筐体801内にマイコンユニット802と赤外線発光/受光モジュール803と、メモリ804と、入出力I/O805と、スイッチ806と、発光LED807と、電源ないし電池808とが組み込まれ、さらに、インターネットなどのネットワークが可能なネットワーク通信モジュール809が組み込まれる。
図9に、本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる受信装置41等を構成するハードウェアの機能ブロック図を例示する。受信装置41等の動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びこれらの連携動作によって実現されている。
図9において、ハードウェアブロック全体としての受信装置90は、大別すると、図4の各装置における図示しないハードウェアボタン、そして、マルチタッチ入力パネル(図4(A)のディスプレイ411や図4(C)のディスプレイ部に設けられている)やマイク等で構成される入力部901と、プログラムやデータ等を記憶するためのハードディスク、RAM及び/又はROM等で構成される記憶部902と、プログラムによって様々な数値計算や論理演算を行うCPUによって構成される中央処理部903と、ディスプレイ411等で構成される表示部904と、チップや電気系統等の制御を行うための制御部905と、インターネットにアクセスするためのスロットや光通信を行うためのポート、及び通信インタフェースから構成される通信インタフェース部906と、スピーカやバイブレーション等の出力部907と、時刻等を計時するための計時部908と、CMOS等のイメージセンサからなるセンサ部909と、装置内の各モジュールに電源を供給するための電源部910とからなり、これらのモジュールは必要に応じて適宜通信バスや給電線(図9においては、便宜上各線が適宜区分された結線911としてひとまとめに表す)によって接続されている。
なお、センサ部909には、タブレット端末の位置を特定するためのGPSセンサモジュールを含めることとしても良い。また、センサ部909を構成するCMOS等のイメージセンサによって検知された信号は、入力部901において入力情報として処理される。
また、本発明の実施に必要なプログラムないしソフトウェアは、通常、記憶部902を構成するハードディスク等にインストールないし記憶され、プログラムないしソフトウェアの実行時には、必要に応じて記憶部902内のメモリにその全部又は一部のソフトウェアモジュールとして読み出され、CPU903において演算実行される。
なお、演算実行は必ずしもCPU等の中央処理部903で行われる必要はなく、図示しないディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の補助演算装置を用いることもできる。
次に、図10〜13を参照して、本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる各装置の動作フローを説明する。本発明の一実施形態にかかるシステムは、上述した装置による連携動作によって、イベントやセレモニー等においてキャンドルやキャンドルリレーを模した電子機器を用いた単なる炎(のモチーフ)の伝達に留まらず、電子機器が備える通信機能を活かした新たなコミュニケーションをユーザに提案するものである。
まず、図10に、本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の受信時の動作フローを示す。イベント用発光装置は、ロウソクやキャンドルを模してLEDライトを点灯させることができるほかに、自身のID(以下、「キャンドルID」、「CID」という)を持っており、かつ信号ないしデータ(主として、イベントID。以下、「EventID」という)の送受信を行うことが本発明の特徴の一つとなっている。この信号ないしデータ(主として、EventID)は、後述するように、他のキャンドル(他のイベント用発光装置)や篝火やトーチ(発信装置31等)から受け渡される(受信する)ものである。そして、典型的には、信号ないしデータの受信完了の合図としてLEDの火が灯される。さらに、詳細は後述するが、EventIDとCIDは、他のキャンドル(発光装置)へ受け渡されると、送信元のキャンドル(発光装置)のCIDを含むリストとして伝達される。
図10のステップS1001において、発光装置21等の電源スイッチがオンにされると、ハードウェアとしての動作が開始される。しかしながら、この電源スイッチのオンによって必ず発光部(LED)が点灯するということはない。つまり、電源スイッチのON/OFFは発光部の点灯/消灯を意味するのではない。後述するように、その発光装置がEventIDを保持しているか否かによって発光部の点灯/消灯を決めることができる。つまり、発光装置がEventIDを保持していれば発光部は点灯し、EventIDを保持していなければ消灯するように設計することができる。
したがって、実装の態様によるが、ステップS1001における発光装置の電源をオンにする前に、既に他の発光装置や発信装置からEventIDを受け渡されて自身のメモリに記憶されており、かつ、電源オフによってもその情報を維持させる場合には、電源オン後に発光部は発光することになる。それ以外は、電源オン後も発光部は消灯したままである。つまり、電源オフによってEventIDを破棄する仕様にする場合には、最初の電源オン時には必ず発光部は消灯した状態となる。
ステップS1001において起動状態に入った発光装置は、ステップS1002でスイッチがオフにされると、ステップS1090へ進み、メモリに記憶されているEventID等の情報を消去(あるいは、保持フラグを解除)して終了する(ステップS1091)が、そうでない場合(ステップS1002において、No)にはステップS1003へ進む。なお、ステップS1090は、他の実施形態においては省略することができる(この場合、発光装置の電源をオフにしてもEventID等の情報は保持させることが可能となる)。
次に、ステップS1003においては、EventID等を送信するための送信ボタンが押下されたかどうかの判断がなされる。押下された場合(ステップS1003において、Yes)、ステップS1005へ進み、信号ないしデータの送信処理が行われる(図11を参照して後述)。ステップS1003においてNoの場合は、ステップS1004へ進む。
ステップS1004では、EventIDが受信されたかどうかが判断される。これは、他のキャンドル(他の発光装置)や篝火やトーチ(発信装置31等)から送信される信号ないしデータである。
このとき、EventIDの送受信は、装置同士が一定距離内に近づいている状態で送信元の発光装置の送信ボタンが押下されると、近接無線通信により実行される。
なお、通信方式は、赤外線等の近接無線通信のほか、従来のように高周波音を使用することもできることは言うまでもない。
そして、このEventIDを受信する(ステップS1004において、Yes)と、それまで発光部が消灯されていた受信側の発光装置は、このタイミング(より正確には、ステップS1006で「No」と判断されたタイミング、あるいはステップS1007のタイミング)で発光部が点灯(発光)され、ちょうどキャンドルリレーがなされたように見える。本発明の一実施形態にかかるシステムでは、キャンドルリレーを模した光の伝達と共にEventID等の信号ないしデータの受け渡しを行っており、これが大きな特徴の一つとなっている。
なお、EventIDを受信していない(ステップS1004において、No)場合には、ステップS1002へ復帰する。
典型的には、ステップS1002〜ステップS1004までは、イベントドリブンな割り込み処理としてサイクリックに巡回監視制御されている。
次に、ステップS1004においてEventIDが受信されたと判断されてステップS1006に進むと、ここでは、受信側発光装置が既にEventIDを保持しているかどうかが判断され、既にEventIDを保持している場合(Yes)には、ステップS1008へ進むが、EventIDを保持していない場合(No)には、ステップS1007に進み、EventIDを新規に登録するとともに発光部を発光(点灯)させ、ステップS1008へ進む。
ステップS1008では、EventIDを送信してきた発光装置(他の発光装置又は発信装置)に自身のCIDを返信する。これは、送信元の発光装置に、自身がいかなるCIDを有する他の発光装置へEventIDを送信したかを記録させるためである。
次に、ステップS1009において、EventIDに引き続き1以上のCIDのリストが送信されてくる場合があるので、これを判断する。例えば、篝火やトーチなどの発信装置から直接火を貰った(EventIDを受信した)場合には、後続するCIDのリストは存在しないことが考えられるが、他のキャンドル(発光装置)からEventIDを受信した場合には、その「他のキャンドル」(発光装置)自体も1回以上のキャンドルリレーを経てEventIDを受信しているので、その場合には、その1以上のCIDのリストも受信する。この点も本発明の大きな特徴となっている。
ステップS1009において、Yesの場合は、自身のCIDが見つかる(ステップS1010において、Yes)か、CIDのリストが最後尾に至る(ステップS1009において、No)まで、ステップS1009→ステップS1010→ステップS1011→ステップS1009のループを1以上繰り返す。
そして、EventIDに後続するCIDのリスト(但し、自身のCIDが含まれる場合にはその手前まで)を受信し終えると、ステップS1002に復帰する。
図11に、本発明の一実施形態にかかるイベント用発光装置の送信時の動作フローを示す。既に図10を参照して説明したように、本動作フローは、図10のステップS1003及びステップS1005の詳細フローとなる。発光装置の送信時には、送信元の発光装置の送信ボタンを押下し、他の発光装置に対して一定の距離内に近づくなどして近接無線通信処理が開始される。送信元の発光装置からは、EventIDと1以上のCIDリストが送信される。このとき、本発明は必ずしもこれに限定されるものではないが、CIDリストの最後尾に自身のCIDが付加されて送信先の発光装置へ送信される。
図11のステップS1101においてスイッチがオンされる(図10のS1003において、Yesに対応)と、ステップS1102に進み、まず送信元の発光装置内に既に受信したEventIDがあるかどうかがチェックされ、ない(No)場合は送信処理ができないので終了する(ステップS1109)。見かけ上は何も起こらないことになるので、このとき、何らかのメッセージを出すこととしてもよい(例えば、発光部を一定時間点滅させるなど)。これまで述べた動作例によって明らかなように、この場合は、送信元の発光装置の発光部が消灯しているので、通常は消灯している発光装置の送信ボタンを押してもなにも起こらないことは、ユーザにとって容易に推測できるであろう。
ステップS1102において、EventIDがあった(Yes)場合には、送信元の発光装置のメモリからこのEventIDを読み出し(ステップS1103)、さらに、既に受信した1以上のCIDリストがあるかどうかがチェックされる(ステップS1104)。もしあれば(ステップS1104において、Yes)、保存されているCIDリストを読み出し(ステップS1105)、このリストの最後尾に自身のCIDを追加して送信リストを生成する(ステップS1106)。一方、ステップS1104においてNoの場合は、EventIDに自身のCIDが追加して送信リストが生成されることとなる。
ステップS1107では、生成した送信リスト(典型的には、EventID+1以上のCIDのリストとなる)を送信する。次に、ステップS1108において、送信先の発光装置から当該発光装置のCIDを受信し、メモリに登録する。このCIDの授受は、送信先発光装置から見た場合の図10のステップS1008において返信されてきたCIDの受信動作である。これによって、送信元の発光装置は、自身がどんなCIDを持つ発光装置へEventID等を送信したかを保持するために受け手の発光装置のCIDを記録することができる。
そして、処理を終了する(ステップS1109)。
[キャンドルリレー時のEventID等の送受信の具体例]
ここで、図10〜11の動作フローを踏まえた具体例を挙げる。いま、EventIDを保持していない発光装置(キャンドル)A〜Eがあり(各装置が保持するCIDの具体的な値を”CID_A”, “CID_B”, “CID_C”, “CID_D”, “CID_E”とする)、発信装置P(篝火ないしトーチ。発信装置PもCIDとして、”CID_P”を保持しているものとする)から発光装置Aが火(EventID。このときのEventIDの具体的な値を”EID”とする)を貰い受け、以下、発光装置A→発光装置B→発光装置C→発光装置D→発光装置A→発光装置Eの順にEventID(及びCIDリスト)の伝達を行うとすると、それぞれの発光装置において信号受信とともに保持されるEventID及びCIDリストは下表のとおりである。

なお、リレー順位の最初の発信装置Pは、ネットワーク通信モジュール809を介して情報管理サーバ101からEventID(上表の”EID”)を受信することで、予めEventIDを獲得している。
図12に、本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる発信装置の動作フローを示す。発信装置は、篝火やトーチをモチーフとしたEventIDの送信手段であり、自身のCIDを持っており、かつ、EventIDをキャンドルとしての発光装置に付与することをその主な役目とする。本発明は、これに限定されるものではないが、発信装置のEventIDの送信は、発光装置の場合のように「送信ボタンの押下」によるものではなく、常時送信し続ける実施形態が好適である。つまり、EventIDを保持して発光部が発光している発信装置にキャンドル(発光装置)を近づけると、所定距離内に入った時には必然的に近接無線通信が開始され、発信装置から発光装置へEventIDが引き渡される。その際、それまでEventIDを保持していなかった発光装置は、EventIDを受信すると共に発光部が発光する(見かけ上は、模式的なキャンドルリレーが実現されることとなる)。
以下、図12を参照して動作フローを説明する。
図12のステップS1201において処理を開始すると、ステップS1202へ進み、発信装置内にEventIDが既に取得されているかどうかがチェックされ、取得されていなければ、ネットワーク通信モジュール809を介して情報管理サーバ101へアクセスし、EventIDを取得する。このとき、詳細説明は割愛するが、どの発信装置(CIDによって特定できる)に対して、どんなEventIDを割り振るかは、情報管理サーバ101で管理されており、認証処理を含めて適宜処理される。用途を例示しながら具体例を挙げると、あるコンサートについては”EID_1001”というEventIDが割り当てられているものとすると、そのコンサートに関連する1以上の発信装置は予め登録されており、会場付近や最寄りの駅付近等の任意の場所に設置される発信装置に対して、情報管理サーバ101は、そのアクセスに応じてEventIDとして”EID_1001”を付与する。一方で、別のイベントとして催される展覧会に対しては”EID_1002”という別のEventIDを割り当て、情報管理サーバ101は、その展覧会に関する1以上の発信装置に対し、そのアクセスに応じてEventIDとして”EID_1002”を付与する。
ステップS1202でのEventID取得については、発明の理解の容易のためにほぼ自動的な処理として記載したが本発明はこれに限定されるものではく、適宜手動による操作が含まれていても良い。
ステップS1202において、発信装置がEventIDを取得すると、スイッチがオフ(ステップS1203において、Yes)されない限りEventIDを送信し続け、一定距離に近づいてきたキャンドルとしての発光装置がEventIDを受信した時に当該発光装置から送信されてくる発光装置側のCID受信を待つ(ステップS1204において、Noとなるループで待機状態となっている)。なお、ステップS1203においてスイッチがオフにされる(ステップS1203において、Yes)と、処理は終了する(ステップS1206)。
ステップS1204において、発光装置によるEventID受信があった場合、ステップS1205へ進み、EventIDを受信した発光装置からのCID返信によって得られる送信先発光装置のCIDを受信し、これをメモリに記憶し、及び/又は、この受信CIDを自身のCIDと共に情報管理サーバ101へアップロードする。そして、発信装置及び/又は情報管理サーバでは、この送信先発光装置のCIDリストを記録する。
そして、情報管理サーバ101では、一意のEventIDを割り当てたイベントごとに、そのイベントに関連する発信装置がどの発光装置にEventIDを付与したかを管理することができる。その管理テーブルを例示すると、下表のとおりである。
図13に、本発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる受信装置の動作フローを示す。受信装置は、暖炉や囲炉裏、ランタンなどをモチーフとしたEventIDの受信手段であり、自身のCIDを持っており、かつ、キャンドルとしての発光装置からEventIDやCIDリストを吸い上げることをその主な役目とする。本発明は、これに限定されるものではないが、受信装置によるEventID等の受信は、常時受信し続ける実施形態が好適である。つまり、EventIDやCIDリストを保持したキャンドル(発光装置)が受信装置に近づいてくると、所定距離内に入った時(必要であれば、発光装置側の送信ボタン押下を追加の要件としても良い)に、近接無線通信が開始され、発光装置から受信装置へEventIDやCIDが引き渡される。
以下、図13を参照して動作フローを説明する。
図13のステップS1301において処理を開始する(受信装置それ自体の起動や初期化等の処理の説明は省略する)と、ステップS1302において、スイッチがオフにされた(システムのシャットダウンなど装置を非起動状態にすることを含む)かどうかが判断され、オフにされた(Yes)場合は終了する(ステップS1306)が、そうでない(No)場合には、EventID等の受信待ちとなる(ステップS1303において、Noの場合のループがこれを表わす)。
ステップS1303において、送信ボタンを押下した発光装置が所定の距離内に近づいて来る(あるいは、受信装置から所定の距離内で発光装置のボタンが押される)などしてEventIDを受信した(Yes)場合、ステップS1304へ進み、その発光装置からEventIDの他、次の情報を受信する。
(1)1以上の要素を含むCIDリスト
(2)EventIDを送信してきた発光装置がこれまでにEventIDを配布した先の装置が保持するCID(1以上のID群)
次に、同ステップにおいて、発光装置から上述した情報を受信すると、その受信装置のCIDを含めて情報管理サーバ101へアップロードする。
次に、ステップS1305へ進む。このステップでは、受信装置が発光装置からEventID等の情報を吸い上げたときのイベントとして実施される動作例である。すなわち、ステップS1305において、受信装置は、その表示部に付加的なメッセージを表示させたり、図示しない受信装置筐体等に取り付けられた電飾等を発光させたりすることができる。あるいは、図示しない受信装置に組み込まれた音声出力手段(スピーカなど)から、主催者や出演者等からのメッセージとして「今日はありがとう」などとボイスメッセージを再生させても良い。発光装置を携行するユーザから見れば、自身のキャンドル(発光装置)を囲炉裏やランタン(受信装置)に近づける動作をすることにより、そのイベントの主催者等からのメッセージを受け取ったり、付加的な情報を受け取ったりすることができ、イベントに参加した「余韻」を感じ取ることができる。そして、このとき、受信装置は、発光装置が保持するEventIDやCIDリストを吸い上げて情報管理サーバへアップロードし、情報管理サーバでは、1以上の受信装置から送信されてくる、いわゆるキャンドルリレーの履歴情報を収集する。
図14A〜図14Bを参照して、発明の一実施形態にかかるシステムに含まれる情報管理サーバにおいて構築されるCIDのツリー構造について説明する。上述したとおり、情報管理サーバ101には、受信装置を介して多くの発光装置からEventID及び1以上の要素を含むCIDリスト、並びに、各発光装置がこれまでに送信した先の装置のCID群が集約される。
そして、情報管理サーバ101では、EventID(つまり、このIDが一意に割り当てられたイベントそれ自体)ごとに、CIDリストの樹形図ないし系統図となるべきツリーが構成される。このとき、ツリーは、受信装置を介して都度送信されてくる発光装置のEventID及びCIDリストをEventIDごとに整理し、そのCIDリストを前方一致検索等のアルゴリズムを使用して、共通するリスト前方部分を抽出しながら、異なるリスト後方部分については枝分かれさせるようにリスト前後のポインタを繋ぎかえるなどして構築される。
その様子を図14Aに示す。
図14Aには、あるイベント(共通のEventID)に関連付けられたCIDリストを上述したアルゴリズムにより整理し、系統図としてツリー化されたデータ構造が示されている。具体例を挙げると、このイベントが、あるアーティストによるコンサートイベントだとすると、図14Aに示されたCIDのツリーは、このアーティストのコンサートに参加しようと会場に集まってきたファンが各々の発光装置を携行し、会場近辺等に設置された発信装置から火(EventID等)を貰い受け、一方で、まだEventIDを保持していない(消灯状態にある)発光装置を携行する他のファンにも火(EventID等)を分け与えながら会場に集まってきた場合の明かりの系譜ともいうべき系統図である。
あるいは、同図に示されたツリーは、コンサート会場で、アーティストが手にした篝火(発信装置)の会場の最前列のファン達(各々、発光装置を携行している)に火(EventID等)を付与し、最前列のファン達が次々と後列のファン達にキャンドルリレーをする要領で、EventID等をリレーしていった場合の明かりの系譜ともいうべき系統図を当てはめることができる。
そして、コンサートを楽しんだファン達は、各々家路に着く過程で、例えば道中に配置された受信装置にキャンドル(発光装置)をかざすなどして、自身が保持するEventIDとCIDリストとを送信する(受信装置側から見れば発光装置の保持情報を吸い上げる)。あるいは、受信装置は、道中ではなく喫茶店や軽食店のテーブル上にランタンのモチーフなどとして設置されていても良い。この場合、発光装置から受信装置へEventID等のデータを送信した際には、これを検出した受信装置からアーティストによる「今日はありがとう」とのボイスメッセージが返されたり、受信装置の電飾装置が発光したり、ディスプレイ上に今後の予定などの付加情報が表示されたりするなどして、ファン達にイベント後の「余韻」ともいえる満足感を提供するものである。
そうして、帰宅したファン達は、自宅のPC等のユーザ端末から情報管理サーバ101へアクセスし、今回のイベントで築かれた系統図を閲覧することができる。その場合の系統図が、例えば図14Aのように確認できるのである。なお、端末ディスプレイ上でのこのツリーの見せ方(表示の仕方)には、従来のビジュアライゼーション手法を使った様々な見せ方を実施することができる。
[ツリーの拡張例]
ここで、あるユーザが自身の携行するEventID等保持済みの発光装置を受信装置にかざすなどして保持データをサーバにアップロードした場合のツリーの拡張処理例を説明する。このユーザの携行する発光装置(この装置自体のIDとして、”CID_20”を保持しているものとする)には、以下のEventID等のデータが保持されているとする。
[Event_X, CID_0, CID_2, CID_5, CID_7]
ただし、”Event_X”に関するツリーは、図14Aに示されるとおりのツリーが既に形成されているものとする。
次に、発光装置を受信装置にかざすなどして保持データをサーバにアップロードする際には、その最後尾に自身のCIDが追加され、例えば次のとおりのデータがアップロードされることになる。
[Event_X, CID_0, CID_2, CID_5, CID_7, CID_20]
また、この発光装置が保持データをサーバにアップロードするまでに、他の複数の発光装置(それぞれ自身のCIDとして、”CID_21”, “CID_22”, “CID_23”を保持しているものとする)に対してキャンドルリレーを行っていたとすると、これら送信先の発光装置のCID群も送信元のCID(CID_20)と関連付けられて併せてサーバにアップロードされる。
[CID_21, CID_22, CID_23]
(→上記送信リストは、送信元CID(CID_20)に関連付けられてサーバへ送信される)
そうすると、”CID_20”を有する発光装置からのアップロードデータは、サーバにおいて整理され(例えば、サーバ上でEventIDによって組み込まれるべきツリーが特定され、さらに、前方一致検索等により、そのツリーのどの部分に取り込まれるべきかが探索されるなど)、図14Bに示すように、組み込まれる。この図14Bに示される系統図の全部又は一部(アクセス制限等によりシステム側で調整できる)は、”CID_20”を保持する発光装置を携行するユーザが、帰宅後などに自身のユーザ端末から情報管理サーバ101へアクセスして確認することができる。
[確認できる系統範囲等の具体例]
“CID_20”を有する発光装置からアップロードしたユーザが、”Event_X”についての系統図で閲覧できる範囲の設定は、これらに限定されるものではないが、下表のとおり様々な趣旨に基づいて設定可能である。
[ツリーの子孫にあたるCIDがアップロードした場合の見え方の相違]
次に、本発明のさらなる特徴として、自身の子孫にあたるCIDがアップロードされてきたときの見え方の変化について説明する。上述の”CID_20”を保持する発光装置からアップロードされたユーザが”Event_X”についての系統図で閲覧できる範囲としては、自身の子ノードについては”CID_21”と”CID_22”と”CID_23”であることは既に述べた。次に、その子ノードにあたる”CID_21”〜”CID_23”や、更にその子孫ノードとなるCIDを有する発光装置が各々のリレー履歴をアップロードすると、”CID_20”を保持する発光装置を所持するユーザも、その閲覧許容範囲において、子孫についてのノードCIDが閲覧できるようになる。
視点を変えて説明すると、図14Bにおいて”CID_6”を保持する発光装置を所持するユーザが自身の保持データをアップロードした直後は、”CID_6”の次世代のノードである”CID_8”〜”CID_10”までしか閲覧できないが、その後、その子孫ノードにあたる”CID_13”や”CID_16”を保持する発光装置から保持データがアップロードされた後は、”CID_6”を保持する発光装置を所持するユーザからもその閲覧許可があればそれらの子孫ノードについても閲覧することができるようになる。
[系統図に基づいたコミュニケーションの広がり]
以上の説明により、本発明の一実施形態にかかる装置を使ったキャンドルリレーでは、単なる明かり(火)の伝達だけではなく、そのリレーの系譜情報をもサーバに集約することによって、図14Aや図14Bに示したようなイベントに関する系統図を参照できるようになることが明らかになったが、本発明では、これをさらに発展させて、この系統図(や系統図における閲覧可能範囲)に基づいたコミュニケーション手段を提供することもできる。
図15に、本発明の一実施形態にかかるシステムにおいて構築されるツリーのデータ構造に基づいたコミュニケーション例を示す。
図15において、画面1500は、ユーザ端末としてのタブレットないし自宅PCのディスプレイの表示画面である。画面1500のサブウィンドウ1501には、ユーザが情報管理サーバ101にアクセスし、そのユーザが許可されているツリーのダウンロードが行われて、許可された範囲でそのツリーが表示されている。
許可された範囲でのツリーの表示には、完全はオン/オフ表示の他に、許可されてないノードや他のツリーについても一応その存在が確認できる程度に薄く表示されるが選択したりクリックしたりすることはできないように制御(非アクティブ制御)するなど様々な方法がある。
そして、ユーザは、サブウィンドウ1501に表示され、選択が許可されたツリー上の任意のノード(他のユーザのCIDノードである)を選択することによって、チャットなどの個別のコミュニケーションをとることができる。あるいは、自身のノードを含むツリーの任意の部分もしくは全体内での掲示板形式のチャットやコミュニケーションを行うこともできる。
これらのコミュニケーションの様子は、例示的に画面1500の右側のサブウィンドウ1502に表示される。その詳細は、従来の多様なインタフェースを採用可能であることは言うまでもない。
なお、これらのコミュニケーションは、CIDさえ特定できれば足りるので、かかるコミュニケーションを通じて匿名のままコミュニティを形成することができる。
[チェックポイント装置の活用例]
チェックポイント装置は、必ずしも本発明に必須のものではない。しかしながら、付加的な装置として本発明に応用することができるので、その活用例を例示すると次のとおりである。
(1)会場内は会場付近に設置されたチェックポイント装置にカメラが内蔵されており、ここを訪れたユーザが記念撮影をすることができる。この際、ユーザの所持する発光装置からCIDをチェックポイント装置に送信するようにすれば、撮影された画像とCIDとが関連付けられてサーバにアップロードされる。ユーザはあとで自宅PCなどからこの画像を閲覧することができる。
(2)チェックポイント装置を訪れたユーザが付近の景色やサービスに満足した場合に、このチェックポイント装置を介して満足した旨のコード(「お気に入り」コード、あるいは「いいね!」コード)を入力ないし送信する。このコードが入力ないし送信された場所(チェックポイントの設置場所)は、サーバにアップロードされ、Web上で公開することができる。他のユーザは、この公開情報を閲覧することができる。
(3)チェックポイント装置に支払い機能を搭載すれば、クレジットカードやデポジットとユーザが携行する発光装置のCIDとを紐付けた決済処理が可能となる。
(4)チェックポイント装置に抽せん機能を搭載すれば、抽せんを行った人の発光装置のCIDを管理することで後日当せん者に付加サービス等を提供することができる。なお、発光装置が保持するEventIDを管理し、特定のEventIDを保持している者しか抽せんができないように制限をかけることもできる。
[さらなる応用例]
本発明は、上述したとおり独自の構成を備え、特徴ある情報処理を伴うものであるが、これを適用可能な例は他にも数多くあり、その一部を効果も含めて例示すると、次のとおりである。
(A)コンサート、スポーツイベント、サーカス、コンベンション、学園祭等のイベント会場で盛り上がったあとの「余韻」を街中に持ち出すことができる。
(B)イベント会場での待ち時間やイベント会場への移動時間も楽しむことができる。
(C)受信装置の設置により、イベント会場や道中の店舗に立ち寄る理由を提供することができる。
[実装上の他の実施例]
また、本発明を実施するうえでの実装上の他の実施例として、次の事項を挙げることができる。
(1)イベント用発光装置について
1−1)CIDそのもの、または、CIDとは異なるが一意に紐づく番号を装置の筐体等に印刷して外部または外部装置から識別することができるように構成できる。
1−2)発信ボタンは、自身がEventIDを保持していないと機能しないように構成することができる。
1−3)スイッチを切るとEventIDを破棄するように構成することもできるし、維持するように構成することもできる。
1−4)送信データは暗号化することができる。
(2)発信装置について
2−1)自身がサーバから取得するEventIDには有効期限を設けることができる。
2−2)EventIDはサーバからだけではなく、USB等のメモリから取得するように構成することもできる。
2−3)原則として、EventIDはスイッチオフしても破棄されないが、破棄されるようにしても良く、その両方の(2種類の)EventIDを設けることとしても良い。
(3)受信装置について
3−1)発光装置からの保持データ吸い上げ時のイベントとしては、店舗でのドリンクサービス等の「イベント主催者等からの感謝の気持ち」を表わすサービスを提供することもできる。
3−2)その受信装置に到達しなかったことにより、保持データを提供できなかった発光装置Aがあったとしても、発光装置AがEventIDを付与した他の発光装置Bがその受信装置に到達して保持データを提供していれば、サーバではこれを管理して、親ノードにあたる発光装置Aを所持するユーザにも、系統図の閲覧を許可するように制御することもできる。
以上、具体例に基づき、イベント用発光装置及び該装置を用いたシステム等の実施形態を説明したが、本発明の実施形態としては、システム又は装置を実施するための方法又はプログラムの他、プログラムが記録された記憶媒体(一例として、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、ハードディスク、メモリカード)等としての実施態様をとることも可能である。
また、プログラムの実装形態としては、コンパイラによってコンパイルされるオブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード等のアプリケーションプログラムに限定されることはなく、オペレーティングシステムに組み込まれるプログラムモジュール等の形態であっても良い。
さらに、プログラムは、必ずしも制御基板上のCPUにおいてのみ、全ての処理が実施される必要はなく、必要に応じて基板に付加された拡張ボードや拡張ユニットに実装された別の処理ユニット(DSP等)によってその一部又は全部が実施される構成とすることもできる。
本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された構成要件の全て及び/又は開示された全ての方法又は処理の全てのステップについては、これらの特徴が相互に排他的である組合せを除き、任意の組合せで組み合わせることができる。
また、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された特徴の各々は、明示的に否定されない限り、同一の目的、同等の目的、または類似する目的のために働く代替の特徴に置換することができる。したがって、明示的に否定されない限り、開示された特徴の各々は、包括的な一連の同一又は均等となる特徴の一例にすぎない。
さらに、本発明は、上述した実施形態のいずれの具体的構成にも制限されるものではない。本発明は、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された全ての新規な特徴又はそれらの組合せ、あるいは記載された全ての新規な方法又は処理のステップ、又はそれらの組合せに拡張することができる。
10 情報処理システム
101 情報管理サーバ
102 発信装置(篝火、トーチ)
103a〜103c 発光装置(キャンドル)
104a〜104d 受信装置(囲炉裏、ランタン)
105a〜105b チェックポイント装置
109 公衆回線(専用線、インターネット等)

Claims (5)

  1. 情報管理サーバと、1以上の発信装置と、1以上の受信装置と、複数の発光装置とからなる情報処理システムであって、
    前記複数の発光装置は各々識別IDを保持しており、
    前記1以上の発信装置は、前記複数の発光装置のうちの1以上の発光装置にイベントIDを送信し、
    前記イベントIDを受信した発光装置は、前記イベントIDを未受信の他の発光装置に対して前記イベントIDを送信すると共に、自身が受信した1以上の要素を有する識別IDリストに自身の識別IDを追加した識別IDリストを送信し、
    前記1以上の受信装置は、前記イベントIDを保持する発光装置から、当該発光装置が保持するイベントIDと1以上の要素を有する識別IDリストをと含むデータを受信して前記情報管理サーバにアップロードする
    ことを特徴とするシステム。
  2. 情報管理サーバと、1以上の発信装置と、1以上の受信装置と、複数の発光装置とからなる情報処理システムにおける発光装置であって、
    前記複数の発光装置は各々識別IDを保持しており、
    前記1以上の発信装置は、前記複数の発光装置のうちの1以上の発光装置にイベントIDを送信し、
    前記イベントIDを受信した発光装置は、前記イベントIDを未受信の他の発光装置に対して前記イベントIDを送信すると共に、自身が受信した1以上の要素を有する識別IDリストに自身の識別IDを追加した識別IDリストを送信し、
    前記1以上の受信装置は、前記イベントIDを保持する発光装置から、当該発光装置が保持するイベントIDと1以上の要素を有する識別IDリストとを含むデータを受信して前記情報管理サーバにアップロードする
    ことを特徴とするシステムにおける発光装置。
  3. 情報管理サーバと、1以上の発信装置と、1以上の受信装置と、複数の発光装置とからなる情報処理システムにおける情報管理サーバであって、
    前記複数の発光装置は各々識別IDを保持しており、
    前記1以上の発信装置は、前記複数の発光装置のうちの1以上の発光装置にイベントIDを送信し、
    前記イベントIDを受信した発光装置は、前記イベントIDを未受信の他の発光装置に対して前記イベントIDを送信すると共に、自身が受信した1以上の要素を有する識別IDリストに自身の識別IDを追加した識別IDリストを送信し、
    前記1以上の受信装置は、前記イベントIDを保持する発光装置から、当該発光装置が保持するイベントIDと1以上の要素を有する識別IDリストとを含むデータを受信して前記情報管理サーバにアップロードし、
    前記情報管理サーバは、受信装置から受信した前記データに基づいて、前記イベントIDごとに前記識別IDリストに関するツリー構造を構築する
    ことを特徴とするシステムにおける情報管理サーバ。
  4. 前記情報管理サーバは、前記構築したツリー構造に対し、新たに受信装置から受信した前記データを追加して前記ツリー構造を拡張することを特徴とする請求項3に記載のサーバ。
  5. 前記情報管理サーバは、前記構築したツリー構造に基づいて、前記識別ID間のコミュニケーションを制御することを特徴とする請求項3または4に記載のサーバ。
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