JP6400629B2 - 窓構造、住宅及び枠体 - Google Patents

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Description

本発明は、窓構造、住宅及び枠体に関する。
特開平6−42272号公報(特許文献1)、実用新案登録第3046963号公報(特許文献2)、特開2006−37449号公報(特許文献3)、及び実用新案登録第3052055号公報(特許文献4)には、建物の外壁に配される窓構造として、窓枠と、この窓枠の室内側または室外側に配置された格子ユニットとを備えた構造が開示されている。
特開平6−42272号公報 実用新案登録第3046963号公報 特開2006−37449号公報 実用新案登録第3052055号公報
上記特許文献1〜4に開示された格子ユニットは、格子模様による装飾効果は期待できる。しかしながら、上記特許文献1〜4に開示された窓構造を外部から視認した場合の意匠性は十分でない。このため、本発明者は、建物の外部から視認した場合の意匠性をさらに向上させることを課題とした。
すなわち、本発明は、外観の意匠性を向上する窓構造、住宅及び枠体を提供することを課題とする。
本発明の窓構造は、建物の外壁に設けられた窓部材と、この窓部材の室内側、かつ、内方に配置された枠体とを備えている。枠体は、水平方向に延びる第1板材と、この第1板材と交差する方向に延びる第2板材と、第1板材及び第2板材を囲繞する囲繞板材とを含んでいる。第1板材は、物を載置可能な幅を有する載置板である。
本発明の窓構造によれば、枠体は窓部材の室内側かつ内方に配置されているので、枠体における第1板材と第2板材とで交差する交差部分が建物外部から視認できる。この交差部分により、外観の意匠性を高めている。それに加えて、水平方向に延びる第1板材は物を載置可能な幅を有しているので、装飾効果のある物を載置することで、外観の意匠性をさらに高めることができる。このように、本発明は、第1板材と第2板材との交差部分と、第1板材の載置板としての機能とによって、外観の意匠性を向上することができる。
本発明の窓構造において好ましくは、窓部材は、窓枠を含み、第1板材、第2板材、及び窓枠が同じ色調で構成されている。
外観から視認される第1板材、第2板材、及び窓枠が同じ色調で構成されているので、第1板材、第2板材、及び窓枠が統一された外観となる。このため、外観の意匠性をより向上することができる。
本発明の窓構造において好ましくは、第1板材、第2板材、及び囲繞板材が同じ色調で構成されている。
室内から視認される第1板材、第2板材、及び囲繞板材が同じ色調で構成されているので、第1板材、第2板材、及び囲繞板材が統一された内観となる。このため、室内の意匠性も向上することができる。
本発明の窓構造において好ましくは、窓部材は、透明ガラスを含む。これにより、外観から第1板材及び第2板材が容易に視認されるので、外観の意匠性をより向上することができる。
本発明の窓構造において好ましくは、窓部材または囲繞板材の外周を取り囲むように外壁上に設けられた装飾枠をさらに備えている。
これにより、窓部材または囲繞板材の周囲に立体感のある装飾枠が設けられるので、外観の意匠性をより向上できる。
本発明の窓構造において、1つの外壁に複数の枠体が設置され、隣り合う枠体を内方に配置する窓部材間を連結するように外壁上に設けられた幕板をさらに備えていてもよい。
枠体が内方に位置する窓部材が複数ある場合、幕板により、この窓部材を一体化したような外観を形成できる。本発明は、このように意匠性を向上した外観を有する窓構造であってもよい。
本発明の窓構造において好ましくは、外壁と、この外壁と柱を挟んで対向する内壁との間に、枠体が配置される。
外壁と内壁との間隔が大きい場合には、外壁と内壁との間に枠体が配置されることによって、第1板材の幅を大きくすることが可能となる。このため、第1板材を載置板として好適に用いることができる。
本発明の住宅は、上記いずれかに記載の窓構造を備えている。本発明の住宅によれば、第1板材と第2板材との交差部分と、第1板材の載置板としての機能とによって、外観の意匠性を向上できる窓構造を備えている。したがって、外観の意匠性を向上できる住宅を実現できる。
本発明の枠体は、建物の外壁に設けられた窓部材の室内側、かつ、内方に配置される枠体であって、水平方向に延びる第1板材と、この第1板材と交差する方向に延びる第2板材と、第1板材及び第2板材を囲繞する囲繞板材とを含み、第1板材は、物を載置可能な幅を有する載置板である。
本発明の枠体によれば、第1板材と第2板材との交差部分と、第1板材の載置板としての機能とによって、外観の意匠性を向上することができる。したがって、外観の意匠性を向上できる枠体を実現できる。
本発明の窓構造、住宅及び枠体は、外観の意匠性を向上できる。
本発明の実施の形態1における住宅を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1における窓構造を概略的に示し、図3におけるII−II線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1における窓構造を概略的に示し、室内側から見たときの図である。 本発明の実施の形態1における枠体の施工方法を説明するための図である。 図4にける領域Vの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1における枠体の施工方法を説明するための図である。 図6における領域VIIの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1における枠体の施工方法を説明するための図である。 図8における領域IXの拡大背面図である。 本発明の実施の形態2における住宅を概略的に示す正面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1〜図9を参照して、本発明の一実施形態の窓構造、住宅及び枠体について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の建物は、住宅1であり、窓構造10と、小窓11とを備えている。小窓11は、窓構造10を構成する窓部材20よりも小さい。住宅1の外壁面において、窓構造10が上方に設けられ、小窓11が下方に設けられている。小窓11には、十字の窓飾り12が設けられている。
また、図2に示すように、住宅1は、外壁2と、柱3と、外壁2と柱3を挟んで対向する内壁4とを備えている。
図1及び図2に示すように、窓構造10は、外壁2に設けられた窓部材20と、この窓部材20の室内側、かつ、内方に配置された枠体30と、窓部材20の外周を取り囲むように外壁上に設けられた装飾枠40とを備えている。
窓部材20は、外壁2に形成された貫通孔に配置されている。窓部材20は、例えばFIX窓または外開き窓である。
窓部材20は、貫通孔に取り付けられた窓枠21と、この窓枠21に嵌入された窓ガラスなどの被覆部材22とを含んでいる。窓枠21は、例えばサッシなどである。被覆部材22は、貫通孔を被覆し、ガラス、アクリル板などを用いることができるが、透明な素材であることが好ましく、透明ガラスであることがより好ましい。
この窓部材20の背面には、枠体30が配置されている。建物の外部から窓構造10を見たときに、枠体30は、窓部材20内に包含されている。この枠体30は、図2に示すように、外壁2と、外壁2と柱を挟んで対向する内壁4との間に配置されている。
図3に示すように、枠体30は、水平方向に延びる第1板材31と、この第1板材31と交差する方向に延びる第2板材32と、第1板材31及び第2板材32を囲繞する囲繞板材33とを含んでいる。第1板材31、第2板材32及び囲繞板材33は、例えば木製である。
第1板材31は、物を載置可能な幅を有する載置板である。第1板材31は、例えば、70mm以上150mm以下の幅(図8における幅x31)を有し、20mm以上50mm以下の見付(図8における見付y31)を有している。
この第1板材31の中央部と直交するように、第2板材32が設けられている。このため、第1板材31と第2板材32とで、十字の意匠を形成している。第2板材32は、例えば、70mm以上150mm以下の幅(図8における幅x32)を有し、20mm以上50mm以下の見付(図8における見付y32)を有している。
また、窓枠21の見付と、第1板材31及び第2板材32の見付との比率は、例えば1以上3以下である。
第1板材31及び第2板材32を取り囲むように、囲繞板材33が設けられている。囲繞板材33は、正面視において略正方形であり、水平方向に間隔を隔てて延びる水平板材34、35と、この水平板材の両端部と連結され、鉛直方向にそれぞれ延びる鉛直板材36、37とを有している。下方の水平板材34は、物を載置可能な幅を有する載置板である。下方の水平板材34は、例えば、70mm以上200mm以下の幅(図8における幅x34)を有している。
ここで、載置板は物を載置可能な幅を有しているので、第1板材31及び水平板材34には、図3に示すように、例えば、観葉植物、インテリア部品などの小物を載置することが可能である。また、第1板材31及び水平板材34は、物を載置するので、物を載置する程度の耐荷重性能を有しており、例えば3kg以上、好ましくは10kg以上の耐荷重性能を有している。
なお、第1板材31、第2板材32及び囲繞板材33には、互いに連結するための金物が設けられている。金物については、後述する。
本実施の形態では、外観視において、囲繞板材33は窓枠21に隠れて視認されない。また、囲繞板材33に囲繞される板材は、第1板材31及び第2板材32のみであって、外観から視認される枠体30は、十字形状のみである。このため、第1板材31、第2板材32、及び窓枠21が同じ色調で構成されていると、外観からは第1板材31、第2板材32、及び窓枠21が一体に見えるので、室外から視認したときの統一感が生じる。また、第1板材31、第2板材32、及び囲繞板材33が同じ色調で構成されていると、室内からは第1板材31、第2板材32、及び囲繞板材33が一体に見えるので、室内から視認したときの統一感が生じる。なお、これらは好ましい形態ではあるが、色調は特に限定されず、例えば、窓枠21は、第1板材31及び第2板材32と異なる色調で構成されてもよい。
図1及び図2に示すように、窓枠21の外周を取り囲むように、外壁上に装飾枠40が設けられている。本実施の形態では、装飾枠40は、窓枠21の全外周を取り囲んでいる。装飾枠40は、第1板材31及び第2板材32と同じ色調で構成されていてもよく、異なる色調で構成されていてもよいが、第1板材31及び第2板材32と異なる色調で構成されていることが好ましく、第1板材31及び第2板材32よりも色調が濃いことがより好ましい。また、装飾枠40は、木粉が混合された材料で形成された表層を有していることが好ましい。
ここで、「色調」とは、色彩の強弱・濃淡の調子を意味する。同じ色調を実現する手段として、例えば、同じ色彩の材料を用いることが挙げられる。
例えば、第1板材31、第2板材32、窓枠21、外壁面、及び軒天が白色であり、装飾枠40が茶色または緑色であり、第1板材31及び第2板材32による十字(図1における窓枠21に囲まれた正方形の窓ガラスの奥に見える第1及び第2板材31、32によるクロスバー)を目立たせて、洋風を連想させるかわいらしい意匠としている。また、出隅に丸みを持たせることでやさしい意匠としている。このため、本実施の形態の住宅1は、かわいらしさ及びやさしさを印象付ける外観を実現している。
続いて、本実施の形態の窓構造10の施工方法について、図1〜図9を参照して説明する。
まず、図1及び図2に示すように、窓部材20の外周を取り囲むように外壁2上に装飾枠40を設ける。
次に、主に図4〜図9を参照して、枠体30の製造方法について説明する。
図4に示すように、囲繞板材33を準備する。囲繞板材33は、水平板材34、35と、鉛直板材36、37と、金物38とを有している。下方に位置する水平板材34は、図4に示すように断面視においてL字状であってもよく、下方に立設された部分が省略された平板であってもよい。金物38は、水平板材34、35及び鉛直板材36、37の内側中央にそれぞれ設けられている。なお、水平板材34、35及び鉛直板材36、37を準備した後に、金物38を取り付けてもよい。図5に示すように、金物38は、板材に当接する当接部と、この当接部の両端から立設する立設部とを有するコ字状である。立設部が内方に向けて延びるように配置し、水平板材34、35及び鉛直板材36、37のそれぞれに当接部を当接して、例えばネジで締結する。
また、図6に示すように、第1板材31を準備する。第1板材31には、水平方向に延びる一端に切欠き31aが形成されている。また、図7に示すように、側端には溝が形成されており、この溝にコ字状の金物39が取り付けられている。この金物39には、第1板材31の脱落を防止する戻り止めが形成されている。側端における一端側には凸部31bが形成されている。
次に、図8に示すように、囲繞板材33に、水平方向に第1板材31を取り付ける。具体的には、第1板材31の切欠き31aを室内側に位置させて、図6の矢印に沿って、囲繞板材33の鉛直板材36、37の金物38に、第1板材31の金物39を差し込むように、鉛直板材36、37に第1板材31をスライドさせると、金物38に対して金物39に形成されている戻り止めが機能して、凸部31bが鉛直板材36、37に係止されるので、スライドが止まる。これにより、図9に示すように、金物38、39が係合される。
また、図8に示すように、第2板材32を準備する。第2板材32は、鉛直方向に延びる一端に切欠き32aが形成されている。第2板材32の切欠き32aは第1板材31の切欠き31aと係合し、切欠き31a、32aはそれぞれの中央に形成されている。また、図7に示す第1板材31と同様に、第2板材32の側端には溝が形成されており、この溝にコ字状の金物32bが取り付けられている。この金物32bには、第2板材32の脱落を防止する戻り止めが形成されている。上方に位置する側端の他端側には凸部32cが形成されている。
次に、囲繞板材33に取り付けられた第1板材31に、第2板材32を取り付ける。具体的には、第2板材32の切欠き32aを室外側に位置させて、図8の矢印に沿って、第1板材31の切欠き31aに第2板材32の切欠き32aを挿入する。また、囲繞板材33の水平板材34、35の金物38に、第2板材32の金物32bを差し込むように、水平板材34、35に第2板材32をスライドさせると、金物38に対して金物32bに形成されている戻り止めが機能して、凸部32cが水平板材35に係止されるので、スライドが止まる。これにより、図9に示す第1板材31の金物39と鉛直部材37の金物38との係合と同様に、第2板材32の金物32bと水平部材34、35の金物38とが係合される。
以上の工程を実施することにより、水平方向に延び、物を載置可能な幅を有する載置板である第1板材31と、第1板材31と交差する方向に延びる第2板材32と、第1板材31及び第2板材32を囲繞する囲繞板材33とを含む枠体30を製造できる。
そして、図1〜図3に示すように、製造した枠体30を、住宅1の外壁2に設けられた窓部材20の室内側、かつ、内方に配置する。具体的には、外壁2と、この外壁2と柱3を挟んで対向する内壁4との間に、室内側から枠体30を嵌め込む。これにより、枠体30は、窓枠21に載置される。
以上の工程を実施することにより、建物の外壁に設けられた窓部材20と、この窓部材20の室内側、かつ、内方に配置された枠体10とを備える窓構造10を施工できる。
本実施の形態の窓構造10及び住宅1は、枠体30を備えている。枠体30は窓部材20の室内側かつ内方に配置されているので、枠体30における第1板材31と第2板材32とで交差する交差部分(本実施の形態では直交部分)が住宅1の外部から視認できる。この交差部分により、外観の意匠性を高めている。特に、上記特許文献1〜4に開示されている碁盤の目のような格子形状と異なり、本実施の形態では囲繞板材33内に包含される板状部材は第1板材31及び第2板材32のみで構成される十字形状としているので、洋風を連想させるかわいらしさを表現できる。
また、水平方向に延びる第1板材31は物を載置可能な幅を有しているので、装飾効果のある物を載置することができる。このため、第1板材31上に小物を載置することで、印象的な空間を作ることができる。また、枠体30が設けられた窓部材20のそれぞれに独自の外観を形成できるので、個性のある窓構造10を実現できる。
したがって、本実施の形態の窓構造10、住宅1、及び枠体30は、第1板材31と第2板材32との交差部分と、第1板材31の載置板とによって、外観の意匠性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、建物として住宅を例に挙げて説明したが、本発明の建物は住宅に限定されない。しかし、本発明は、建物の使用者の個性を表現できる印象的な窓構造を実現できるので、住宅に好適であり、特に戸建住宅に好適である。また、本実施の形態の枠体30は、第1板材31を載置板として用いるので、外壁2と内壁4との間に位置する柱3が太く、外壁2と内壁4との距離が大きい躯体に対して、好適である。
ここで、本実施の形態では、囲繞板材33に囲繞される板材は、第1板材31及び第2板材32のみであるが、本発明の枠体において、囲繞板材33に囲繞される板材の数は特に限定されず、水平方向及び鉛直方向に延びる板材はそれぞれ複数でもよく、斜めに延びる板材をさらに含んでいてもよい。また、本実施の形態の第2板材32は、鉛直方向に延びるように配置されているが、本発明の第2板材は、第1板材31と交差する方向であればよい。
また、本実施の形態では、外観視において囲繞板材33は窓枠21に隠れて視認されないが、囲繞板材33が視認されてもよい。この場合、装飾枠40は、窓枠21の外周を取り囲むように設けられてもよく、囲繞板材33を取り囲むように窓枠21上に設けられてもよい。
また、本実施の形態では、窓構造10が上方に設けられ、小窓11が下方に設けられているが、窓構造10が下方に設けられ、小窓11が上方に設けられていてもよい。また、本実施の形態では、第1板材31及び第2板材32の十字形状の意匠と調和させるように、小窓11を設けて十字形状の窓飾り12を形成しているが、小窓11及び窓飾り12は省略されてもよい。小窓11及び窓飾り12が省略された場合であっても、窓構造10は外壁面における上半分の領域に配置されていることが好ましい。また、本実施の形態では、窓部材20と小窓11とは左右非対称に配置されているが、任意の位置に配置できる。
(実施の形態2)
図10に示す実施の形態2の窓構造15及び住宅5は、図1に示す実施の形態1の窓構造10及び住宅1と基本的には同様の構成を備えているが、1つの外壁に複数の枠体30が設置されている点において主に異なっている。
具体的には、本実施の形態の住宅5は、図10に示すように、1つの外壁に窓部材20が複数設けられている。それぞれの窓部材20の室内側、かつ、内方に枠体30が配置されている。本実施の形態では、上層階及び下層階に位置する2つの窓部材20に対して、枠体30がそれぞれ配置されている。
隣り合う窓部材20間を連結するように、外壁上に幕板50が設けられている。具体的には、上層階の窓部材20の窓枠21の下端縁と、下層階の窓部材20の窓枠21の上端縁との間に幕板50が配置されている。幕板50は、例えば、木目調柄の化粧板などを用いることができる。
上層階及び下層階の窓枠21と幕板50との外周を取り囲むように、装飾枠40が設けられている。幕板50及び装飾枠40は、第1板材31及び第2板材32と異なる色調で構成されており、第1板材31及び第2板材32よりも色調が濃いことが好ましい。この場合、落ち着いた印象を与える外観となる。
なお、図10では、2つの窓部材20及び枠体30は、鉛直方向に設けられているが、窓部材20及び枠体30の数は限定されず、3つ以上であってもよい。また、複数の窓部材20及び枠体30の配置は限定されず、水平方向に隣り合うように配置されていてもよい。
以上説明したように、本実施の形態の窓構造15及び住宅5は、1つの外壁に複数の枠体30が設置され、隣り合う枠体30を内方に配置する窓部材20間を連結するように外壁上に設けられた幕板50をさらに備えている。この幕板50により、上下階に位置する複数の枠体30及び窓部材20を一体化したような外観を形成できる。このように、本発明は、図10に示すような意匠性を有する窓構造15を実現することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,5 住宅、2 外壁、3 柱、4 内壁、10,15 窓構造、11 小窓、12 窓飾り、20 窓部材、21 窓枠、22 被覆部材、30 枠体、31 第1板材、31 第2板材、31b,32c 凸部、32b,38,39 金物、33 囲繞板材、34,35 水平板材、36,37 鉛直板材、40 装飾枠、50 幕板、x31,x32,x34 幅、y31,y32 見付。

Claims (8)

  1. 上層階及び下層階を有する建物の前記上層階の外壁に設けられ、透明ガラスを含む窓部材と、
    前記窓部材の室内側、かつ、内方に配置された枠体とを備え、
    前記枠体は、
    水平方向に延びる第1板材と、
    前記第1板材と交差する方向に延びる第2板材と、
    正面視において略正方形であり、前記第1板材及び前記第2板材を囲繞する囲繞板材とを含み、
    前記第1板材は、物を載置可能な幅を有する載置板であり、
    前記第1板材および前記第2板材は、前記透明ガラス越しに外部から視認することができる、窓構造。
  2. 前記窓部材は、窓枠を含み、
    前記第1板材、前記第2板材、及び前記窓枠が同じ色調で構成されている、請求項1に記載の窓構造。
  3. 前記第1板材、前記第2板材、及び前記囲繞板材が同じ色調で構成されている、請求項1または2に記載の窓構造。
  4. 前記窓部材または前記囲繞板材の外周を取り囲むように前記外壁上に設けられた装飾枠をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の窓構造。
  5. 1つの外壁に複数の前記窓部材が設置され、
    隣り合う前記窓部材間を連結するように前記外壁上に設けられた幕板をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の窓構造。
  6. 前記外壁と、前記外壁と柱を挟んで対向する内壁との間に前記枠体が配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の窓構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の窓構造を備える、住宅。
  8. 上層階及び下層階を有する建物の前記上層階の外壁に設けられ、透明ガラスを含む窓部材の室内側、かつ、内方に配置される枠体であって、
    水平方向に延びる第1板材と、
    前記第1板材と交差する方向に延びる第2板材と、
    正面視において略正方形であり、前記第1板材及び前記第2板材を囲繞する囲繞板材とを含み、
    前記第1板材は、物を載置可能な幅を有する載置板であり、
    前記第1板材および前記第2板材は、前記透明ガラス越しに外部から視認することができる、枠体。
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