JP6400434B2 - 照光機能付き電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、照光機能付き電子部品に関するものである。
従来、回転式電子部品の中には、例えば特許文献1に示すように、回転式電子部品(1)の回転つまみ(180)の外周部分の一部をケース(20,150,300)に設けた回転つまみ露出部(303)から外部に露出し、回転つまみ(180)の前記露出した部分を指等で回転操作することで、ケース(20,150,300)内の図示しない電気的機能部を駆動し、その検出出力を変化させる構造のものがある。
またこの回転式電子部品(1)のケース(20,150,300)内には、回路基板(60)と導光板(40)が収納され、回路基板(60)上に取り付けた発光素子(70)から発射された光を、前記導光板(40)内を通してその光乱反射部(43)に導いてその表面から回転つまみ(180)のつまみ操作部(183)の裏面を照明し、これによってつまみ操作部(183)に設けた抜き文字等の部分を明るく照らし出していた。
特開2010−9937号公報
一方、上記のような照光機能付きの回転式電子部品(1)において、回転つまみ(180)の部分だけを照明するのではなく、例えば回転つまみ(180)の周囲のケース(300)の所定部分も、前記回転つまみ(180)の照明の色彩と異なる色彩で、これを照明したい場合がある。
しかしながら、このような2種類の照明を行う場合は、前記導光板(40)及び発光素子(70)とは別に、前記ケース(300)の所定部分を照明するための発光素子(前記発光素子(70)とは異なる発光色のもの)と導光板が必要になる。また2つの導光板間を光学的に遮断するための遮蔽板も別途必要になる。これらのことから部品点数が増加して構造が複雑になり、組み立ても煩雑になり、装置の小型化も阻害される恐れがあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、複数の発光素子によって複数の部分を照明する構造の電子部品であって、各発光素子から出射された光が混ざり合うことなく所望の位置まで導くことができ、且つ部品点数の増加を抑えることができ、構造が簡単で組み立てが行い易く、さらに装置の小型化も図ることができる照光機能付き電子部品を提供することにある。
本発明にかかる照光機能付き電子部品は、ケースと、前記ケース内に収納設置される複数の発光素子と、前記ケース内に設置され前記各発光素子から発射された光をそれぞれの光入射部から入射すると共に所望の位置に配置したそれぞれの光出射部から出射する導光体と、を具備し、前記導光体は、前記それぞれの光入射部から前記それぞれの光出射部に向かう透光性の樹脂材からなる複数の光路部と、前記各光路部間を仕切って光学的に遮断する不透光性の樹脂材からなる光遮断部とを、二色成形によって一体成形し、前記光路部の光の進行方向に向かうその左右両側に前記光遮断部が位置し、且つ、前記光入射部は、前記導光体の前記発光素子を設置した側の面に露出して設けられ、前記発光素子から光入射部に入射した光は、前記光路部に設けた反射面によって光路部の進行方向に向けて反射されて前記光出射部に導かれ、前記複数の光路部の内の少なくとも何れかの光路部は、その左右両側の光遮断部から突出することで、前記光路部の左右両側面の一部を露出させると共に、前記ケースには、前記光遮断部から突出した光路部の部分を覆うことで前記突出した光路部の側面から漏れる光の他の光路部への侵入を防止する遮光部を設けたことを特徴としている。
導光体は、複数の光路部間を、二色成形によって一体成形した光遮断部によって仕切る構造なので、それぞれの光入射部から入射した光が導光体内で混ざり合うことはなく、所望の位置に配置したそれぞれの光出射部からそれぞれの光を放射することができる。同時に、導光体は1つで且つ簡単な構造に成形できるので、部品点数の増加を抑えることができ、組み立ても容易で、また装置の小型化を図ることもできる。
また上記本発明によれば、光路部の左右両側面からの光の漏れを防止できる。つまり、一旦光路部内に導入された光が、導光体内を通して他の光路部内に侵入することを確実に防止できる。また反射面を設けることで、発光素子から光入射部に入射した光を容易にその光出射部に導くことができる。
また光の反射は、屈折率(絶対屈折率)の大きい方から小さい方に向かう光に対して生じ、両屈折率の差が大きいほど、反射し易い。従って樹脂製の光路部の左右両側面を空気中に露出することで、その面で反射する光の量を多くすることができ、樹脂製の光遮断部と接している側面に比べ、より効率的に光を伝達することができる。
また本発明によれば、上述のように、光路部の左右両側面を空気中に露出させることで、光路部が樹脂製の光遮断部に接している側面に比べ、より効率的に光を伝達することができる。しかし一方で、樹脂製の光遮断部に接している場合、光遮断部側に出射した光は、不透光性の光遮断部に吸収されるため、外部に漏れていくことはないが、空気中に露出している場合、空気中に直接出射した光はそのまま外部に漏れていく。そこで本発明では、遮光部を設けることで、洩れた光が他の光路部へ侵入することを確実に防止した。
また本発明は、上記特徴に加え、前記複数の発光素子が回路基板上に取り付けられ、さらに、前記導光体は、前記回路基板の前記発光素子を取り付けた周囲を覆って防滴する形状に形成されていることを特徴としている。
これによって、回路基板に搭載した発光素子の防滴が導光板によって行われる。即ち、導光板に防滴機能を併せ持たせることができ、別途防滴用の部品を設置する必要が無くなり、これによってさらに部品点数の削減や、構造の簡素化を図ることができる。
本発明によれば、複数の発光素子によって複数の部分を照明する構造の照光機能付き電子部品であっても、各発光素子から出射された光を所望の位置まで混ざり合うことなく、導くことができ、同時に部品点数の増加を抑えることができ、構造が簡単で組み立てが容易で、装置の小型化を図ることができる。
回転式電子部品(照光機能付き電子部品)1の斜視図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。 回転式電子部品1の概略断面図である。 導光体200を拡大して第1ケース10側から見た斜視図である。 導光体200を拡大して第2ケース50側から見た斜視図である。 導光体200の第2の光路部230部分の要部概略縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる回転式電子部品(照光機能付き電子部品)1を上側から見た斜視図、図2は回転式電子部品1の分解斜視図、図3は別の角度から見た回転式電子部品1の分解斜視図、図4は回転式電子部品1の概略断面図(図1のA−A概略断面図)である。これらの図に示すように回転式電子部品1は、第1,第2,第3ケース10,50,260内に回転式電子部品1を構成する各種部品を収納して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは第1,第2ケース10,50側から第3ケース260を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
図1〜図4に示すように回転式電子部品1は、第1ケース10と第2ケース50の間に、摺動子130を取り付けた回転つまみ100と、回路基板150と、導光体(ライトガイド)200とを収納し、さらに第1,第2ケース10,50の上方から第3ケース260を取り付けて構成されている。
第1ケース10は合成樹脂の成形品であり、上方と第2ケース50を向く側が解放された略矩形箱型に形成されている。第1ケース10の内面中央(中央側壁)の上部には、第2ケース50側に向けて突出する円柱形状の軸部11が設けられ、また軸部11の下側の内面上には円弧状のクリック係合部13が形成されている。軸部11の中央には軸支孔17が形成されている。軸支孔17内は、軸部11の根元側の部分においてその内径を小さくしている。第1ケース10の下部の中央側壁には複数本(6本)の端子21がインサート成形によって取り付けられている。各端子21はL字状に折り曲げられ、一方の端部が下面から下方に向けて三本ずつ二列に突出し、他方の端部が第2ケース50側に向けて三本ずつ二列に突出している。第1ケース10の左右両側壁の下方の位置には、第2ケース係止孔23が貫通して形成されている。また第1ケース10の左右両側壁の外側面の前記第2ケース係止孔23の上部の位置には、小突起爪状の第3ケース係止部25が形成されている。第1ケース10は、不透光性の樹脂材によって形成するか、あるいは透光性の樹脂材の表面全体に不透光性の塗料を塗布することによってその全体が不透光となるように構成している。
第2ケース50は合成樹脂の成形品であり、上方が略矩形板状に、下方が略矩形箱型に形成されている。第2ケース50の左右両壁の前記第1ケース10の各第2ケース係止孔23に対向する位置には、外方に向けて突出する係止爪51が形成されている。第2ケース50の上部の第1ケース10側を向く面には、「つ」の字状に屈曲する形状の板状の壁からなる遮光部53が設けられている。遮光部53の中央に形成される略溝状の凹部は、下記する導光体200の突出部231を収納する光路部収納部55となっている。第2ケース50は、不透光性の樹脂材によって形成するか、あるいは透光性の樹脂材の表面全体に不透光性の塗料を塗布することによってその全体が不透光となるように構成している。
回転つまみ100は合成樹脂を略円柱形に成形した成形品であり、その外周面の一部分(約半周)をつまみ操作面101としている。回転つまみ100の中央には前記第1ケース10の軸支孔17に回動自在に挿入する円柱状の軸部103が形成されている。軸部103の中央にはビス挿通孔105が形成され、その内部に内径寸法を小さくする部分を設けることで段部107(図4参照)を形成している。回転つまみ100の第2ケース50側の面は、摺動子取付面109となっており、この摺動子取付面109には2つの小突起状の係止部111が設けられている。そして回転つまみ100の摺動子取付面109の周囲(つまみ操作面101の内側)には円弧状の溝113が形成されている。さらに回転つまみ100の第1ケース10側の面の下部には、円形の凹部からなるクリック部材挿入穴115が形成されている。また回転つまみ100は、不透光性の樹脂材によって形成するか、あるいは透光性の樹脂材の表面全体に不透光性の塗料を塗布することによってその全体が不透光となるように構成している。但し、つまみ操作面101の表面には、文字や記号や図形等からなる照明部分117が形成されており、この照明部分117は、つまみ操作面101の裏面側から表面側に向けて光を通す構成になっている。即ち、回転つまみ100を不透光性の樹脂材によって形成した場合は、照明部分117の形状の貫通孔に透明樹脂材を二色成形等を用いて埋めたり、あるいは回転つまみ100を透光性の樹脂材の表面全体に不透光性の塗料を塗布することによってその全体を不透光性として構成した場合は、前記不透光性の塗料の一部を照明部分117の形状にレーザーカット等によって取り除いたりする。
摺動子130は弾性金属板製であり、基部131から3本の摺動冊子133を突出して構成されている。基部131には2つの小孔からなる取付部135が形成されている。
回路基板150は硬質基板151の両面に回路パターン(説明に必要なもの以外は記載を省略している)を形成して構成されている。回路基板150の第1ケース10側の面の上部には、円弧状の3本の摺接パターン153を形成している。摺接パターン153は回転つまみ100の回転中心軸を中心としてこれを囲むリング状に配置される。3本の摺接パターン153は、それぞれコモンパターンとスイッチパターンと抵抗体パターンで構成されている。なお摺接パターン153の種類や形状等に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
回路基板150の第2ケース50側の面には、複数の電子部品155(155a〜f)が取り付けられている。各電子部品155a〜fはチップ型の電子部品であり、その内の電子部品155aと電子部品155bは発光素子である。これら電子部品155a、155bの発光色は、この例では異なる色となっている。他の電子部品155c〜fは例えば固定抵抗器やコンデンサやダイオードや半導体素子等である。回路基板150の下部には、3つずつ2列並ぶ小孔からなる端子取付孔157が形成されており、それらの周囲には半田付け用のランド部159が形成されている。
図5は導光体200を拡大して第1ケース10側から見た斜視図、図6は導光体200を拡大して第2ケース50側から見た斜視図である。図5,図6に示すように導光体200は、合成樹脂の成形品であって、二色成形によって、2種類の合成樹脂を一体に成形して構成されている。即ち、導光体200は、透光性の樹脂材からなる第1,第2の光路部210,230と、不透光性(非透明)の樹脂材からなる光遮断部250とを二色成形によって一体成形して構成されている。図5,図6において、不透光性の部分(光遮断部250の部分)は、網掛け部分である。透光性の樹脂材としては、例えば透明なアクリル樹脂、透明なポリカーボネート樹脂等が使用できる。また不透光性の樹脂としては、例えば不透光性のABS樹脂等が使用できる。導光体200は、回路基板150側の面を解放した略箱型に形成され、その外周側壁201の内側根元部分に、外周側壁201にほぼ沿うように全周にわたって当接部203を設けている。当接部203は、回路基板150の電子部品155を取り付けた側の面の全周を囲む回路基板面に当接する形状に形成されている。このため導光体200に回路基板150を装着した際は、回路基板150は導光体200の当接部203上に当接して支えられ、その外周は外周側壁201に囲まれる。言い換えれば、導光体200は、回路基板150の一方の面上の電子部品155を覆って防滴する構造に構成されている。
第1の光路部210は、略扇板形状に形成され、その上辺(先端部)から第1ケース10側に向けて、照光部211を突出している。照光部211は略円弧板状であり、前記回転つまみ100の溝113に挿入される寸法に形成されている。照光部211の上面は、第1の光出射部213となっている。第1の光路部210の下部中央の第2ケース50側を向く面には、横断面V字状で横長の凹部からなる反射面215が形成されている。また反射面215の表裏反対側の面の前記発光素子155aに対向する位置(面)には、集光用の横長の半円柱型レンズからなる第1の光入射部(集光部)217が形成されている。また照光部211の根元側と先端側にも反射面219,221が形成されている。これら反射面215,219,221は、第1の光入射部217から入射した光を反射して、照光部211の第1の光出射部213から出射させる位置に配置されている。
一方、第2の光路部230は、略棒状に形成され、その先端部は略四角柱状の突出部231が周囲の光遮断部250から突出し、その先端面を第2の光出射部233としている。図7は、導光体200の第2の光路部230部分の要部概略縦断面図(図6のB−B概略断面図)である。図6,図7に示すように、第2の光路部230は、略四角柱状であって、その途中において導光体200の表面(即ち、第2の光路部230の左右両側の光遮断部250の表面)から離れる方向に突出するように、2回逆方向に屈曲させている。突出した中間部分(突出部分234)は、図6に示すように、周囲の光遮断部250の表面と平行になっており、また突出部分234の左右両側面は、空気中に露出する露出側面235となっている。第2の光路部230の屈曲している部分には、図7に示すように、3つの反射面237,239,241が形成され、またその一端部には、集光用の半円柱型レンズからなる第2の光入射部(集光部)243が形成されている。第2の光入射部243は、導光体200の内側面側(第2の発光素子155bを設置した面側)に露出している。上記反射面237,239,241は、第2の光入射部243から入射した光を反射して、第2の光出射部233から出射させる位置に形成されている。
次に光遮断部250は、上記第1,第2の光路部210,230以外の導光体200の部分を構成している。光遮断部250は、光を吸収し易い、例えば黒色又はそれに近い色彩で構成されている。光遮断部250は、第1,第2の光路部210,230の光の進行方向に向かうその左右両側に密着して位置している。さらに言えば、第1の光路部210は、その表裏面は光遮断部250から露出しており、左右両側面は光遮断部250が密着している。一方、第2の光路部230は、その裏面側の面(回路基板150に対向する側の面)と左右両側面の一部(裏面側に近い側の部分)とが光遮断部250に密着し、また上述のように、第2の光路部230の左右両側の光遮断部250から突出している露出側面235と表面側の面とは、光遮断部250から露出している。また光遮断部250の前記第2の光入射部243の周囲を囲むように、光遮蔽部251が形成されている。この光遮蔽部251内には発光素子155bが収納され、光遮蔽部251の先端辺が回路基板150に当接することで、2つの発光素子155a,155b間の光を遮断する。
以上の構成によって、導光体200は、第1,第2の光路部210,230間を仕切って光学的に遮断するように、不透光性の樹脂材からなる光遮断部250を形成しているばかりか、第1,第2の光路部210,230の対向しない側の側面(外側の側面)にも光遮断部250を形成している。
次に、第3ケース260は、合成樹脂の成形品であり、下方が解放された略矩形箱型に形成されている。第3ケース260の上面には横長で略矩形状の開口261が形成されており、また第3ケース260の上面の開口261に隣接する位置には、略矩形状の小孔からなる挿入孔263が形成されている。また第3ケース260は、不透光性の樹脂材によって形成するか、あるいは透光性の樹脂材の表面全体に不透光性の塗料を塗布することによってその全体が不透光となるように構成している。一方、第3ケース260の上面の中央付近には、裏面側から表面側に向かう光を透す照明部分265が形成されている。即ち、第3ケース260を不透光性の樹脂材によって形成した場合は、照明部分265の形状の貫通孔に透明樹脂材を二色成形等を用いて埋めたり、あるいは第3ケース260を透光性の樹脂材の表面全体に不透光性の塗料を塗布することによってその全体を不透光に構成した場合は、前記不透光性の塗料の一部を照明部分265の形状にレーザーカット等によって取り除いたりする。また第3ケース260の左右両側壁には、前記第1ケース10の各第3ケース係止部25に係止される小孔からなる係止部267が形成されている。
回転式電子部品1を組み立てるには、まず予め、回転つまみ100の摺動子取付面109に摺動子130の基部131を当接し、その際回転つまみ100の各係止部111を摺動子130の各取付部135に挿入し、各係止部111の先端を熱カシメすることで取り付けておく。
そして回転つまみ100のクリック部材挿入穴115にコイルばね270とクリック用ボール271とを挿入した状態で、第1ケース10内に回転つまみ100を挿入し、その際、第1ケース10の軸支孔17に回転つまみ100の軸部103を回動自在に挿入する。そして、回転つまみ100のビス挿通孔105にビス290を挿入し、その先端側部分を第1ケース10の軸支孔17の軸部11とは反対側の面に配置したリング状の抜け止め板280の挿通孔281に挿通し、その先端をかしめる。これによって、回転つまみ100は第1ケース10に回動自在に取り付けられる。このときクリック用ボール271は第1ケース10のクリック係合部13に弾接する。
次に、第1ケース10内に回路基板150を収納して取り付ける。このとき、回転つまみ100に取り付けた摺動子130の摺動冊子133が、回路基板150の摺接パターン153に弾接する。これら摺動子130と摺接パターン153が検出手段を構成する。同時にこのとき第1ケース10にインサート成形された複数本の端子21の第2ケース50側を向く各端部が回路基板150の各端子取付孔157に挿入されてその反対側から突出する。そして突出した各端子21の端部とランド部159間を半田300(図4参照)によって半田付けする。
次に、第1ケース10内に、導光体200を収納して取り付ける。このとき、導光体200は回路基板150の全周を覆い、その当接部203が回路基板150の電子部品155を取り付けた側の面の全周を囲む回路基板面に当接する。またこのとき、導光体200の照光部211は、回転つまみ100の溝113内に挿入される。つまり照光部211は回転つまみ100のつまみ操作面101の背面側に位置する。
次に、前記第1ケース10の回路基板150等を取り付けた側に第2ケース50を被せ、第2ケース50の各係止爪51を第1ケース10の各第2ケース係止孔23にスナップイン形式で係合し、これによって第1,第2ケース10,50を一体化する。このとき第2ケース50の光路部収納部55内に、導光体200の突出部231が収納される。
次に、第3ケース260を第1,第2ケース10,50の上部に被せて挿入し、第1ケース10の各第3ケース係止部25を第3ケース260の各係止部267にスナップイン形式で係止し、これによって第1,第2,第3ケース10,50,260(これらを合わせて「ケース」という)を一体化する。このとき回転つまみ100のつまみ操作面101の一部は第3ケース260の開口261から露出する。また第3ケース260の挿入孔263に導光体200の突出部231が挿入され、その第2の光出射部233が露出する。これによって回転式電子部品1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
以上のようにして組み立てられた回転式電子部品1において、開口261に露出するつまみ操作面101を指等で操作することで回転つまみ100を回転すると、摺動子130の摺動冊子133が回路基板150の摺接パターン153上を摺動し、その検出出力が変化する。同時にクリック用ボール271が第1ケース10のクリック係合部13の凹凸に係合・離脱することでクリック感触を生じる。
そして、発光素子155aを点灯すると、その光の多くは真上方向(回路基板150の表面に垂直な方向)に進み、第1の光入射部217から第1の光路部210内に入射する。入射の際、多くの光は第1の光入射部217で集光され、その後反射面215で反射されて第1の光路部210内を上方に進み、さらに反射面219で反射されて照光部211方向に向かい、さらに反射面221でも反射されることで照光部211の上面、即ち第1の光出射部213からその上方に光が出射する。即ち、第1の光入射部217から入射した光は、第1の光路部210に設けた反射面215,219,221によって第1の光路部210の進行方向に向けて反射されて第1の光出射部213に導かれる。これによって第3ケース260(その上面)と回転つまみ100のつまみ操作面101とをその背面側から照明して、第3ケース260の照明部分265と、回転つまみ100の照明部分117とを明るく照らし出す。
一方、発光素子155bを点灯すると、図7に示すように、その光の多くは真上方向(回路基板150の表面に垂直な方向)に進み、第2の光入射部243から第2の光路部230内に入射する。入射の際、多くの光は第2の光入射部243で集光され、その後反射面237で反射されて第2の光路部230内を上方に進み、さらに反射面239と反射面241で反射されて突出部231方向に向かい、その上面、即ち第2の光出射部233からその上方に光が出射する。即ち、第2の光入射部243から入射した光は、第2の光路部230に設けた反射面237,239,241によって第2の光路部230の進行方向に向けて反射されて第2の光出射部233に導かれる。これによって第3ケース260の挿入孔263から露出する第2の光出射部233を明るく照らし出す。
ところで、図5,図6に示すように、導光体200は、1つの成形体ではあるが、第1,第2の光路部210,230間を、二色成形によって一体成形した光遮断部250によって仕切っているので、第1,第2の光入射部217,243から入射した光が導光体200の内部で混ざり合うことはなく、それぞれ第1,第2の光出射部213,233からそれぞれの光を放射する。同時に、導光体200は1つで且つ簡単な構造に成形できるので、部品点数の増加を抑えることができ、組み立ても容易で、また装置の小型化を図ることもできる。
特にこの導光体200においては、第1,第2の光路部210,230の光の進行方向に向かうその左右両側に光遮断部250が位置しているので、第1,第2の光路部210,230の左右両側面からの光の漏れを何れも防止できる。つまり、一旦第1,第2の光路部210,230内に導入された光が、導光体200内を通して他方の光路部内に、侵入することを確実に防止できる。
また光の反射は、屈折率(絶対屈折率)の大きい方から小さい方に向かう光に対して生じ、両屈折率の差が大きいほど、反射し易い。従って樹脂製の第2光路部230の左右両側面を空気中に露出する露出側面235とすることで、その面で反射する光の量を多くすることができ、樹脂製の光遮断部250と接している側面に比べ、より効率的に光を第2の光出射部233に伝達することができる。しかし一方で、樹脂製の光遮断部250に接している場合、光遮断部250側に出射した光は、不透光性の光遮断部250に吸収されるため、外部に漏れていくことはないが、空気中に露出している場合、空気中に直接出射した光はそのまま外部に漏れていく。そこで本発明では、導光体200の突出部分234全体を第2ケース50に設けた光路部収納部55(図2参照)内に収納し、これによって、突出部分234の上面と左右の露出側面235を、第2ケース50の面と遮光部53によって覆っている(遮光部53の先端辺は導光体200の光遮断部250の面に当接している)。このため、突出部分234から洩れた光がもう一方の光路部210へ侵入することが確実に防止される。また第2の光路部230の下面も光遮断部250によって覆われている(即ち、第2の光路部230は、その外周側面全てが光遮断部250及び第2ケース50によって覆われている)ので、第2の光路部230の外周側面から漏れた光が第1の光路部210に入射することはなく、同時に第1の光路部210から漏れた光が第2の光路部230に入射することもない。さらに上述のように、発光素子155bの周囲は光遮断部250の光遮蔽部251で覆われるので、この点からも発光素子155aの光が第2の光入射部243に入ったり、発光素子155bの光が第1の光入射部217に入ったりすることを防止できる。
一方、第3ケース260の上部に水(液体)が掛かった場合、水は、第3ケース260の開口261と回転つまみ100のつまみ操作面101の間の隙間からケース内に浸入する。浸入した水の一部は、回路基板150の電子部品155を搭載した一方の面側に浸入しようとするが、回路基板150の表面は導光体200によって覆われているので、回路基板150の表面に水が浸入することはなく、導光体200の外側表面を伝って流れてゆく。このように導光体200によって覆われているので、電子部品155への水の浸入を防止することができる。即ちこの回転式電子部品1においては、導光板200に、回路基板150に搭載した第1,第2発光素子155a,b等の各種電子部品155の防滴機能を併せ持たせている。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記例では第1,第2,第3ケースの3部品によってケースを構成したが、ケースは1部品または3部品以外の複数の部品で構成しても良い。また導光体の形状や構造も種々の変更が可能である。例えば上記例では導光体によって回路基板の一方の面の全てを覆う構造としたが、一部を覆う構造としても良い。即ち例えば導光体は、回路基板に搭載した複数の発光素子等をまとめて覆うように取り付けられていればよい。また上記例では、第1,第2の光路部の光の進行方向に向かうその左右両側に光遮断部を形成したが、場合によっては、隣接する光路部の間を仕切る位置のみに光遮断部を形成してもよい。また第1の光路部について、突出部分を設けてその左右両側面を空気に露出しても良い。また突出部分の代りに光路部の側面に溝を設け、溝内に光路部の側面を露出させても良い。また上記例では2つの光路部を設けたが、3つ以上の複数の光路部を設けても良い。また上記例では、第2ケースと一体に遮光部(光路部収納部)を設けたが、第2ケースと一体にせず、個別に(別体として)遮光部(光路部収納部)を設けても良い。また上記例では、本発明を回転式電子部品に適用した場合を示したが、本発明は回転式電子部品に限られず、他の各種照光機能付き電子部品に対しても適用できる。
1 回転式電子部品(照光機能付き電子部品)
10 第1ケース(ケース)
50 第2ケース(ケース)
53 遮光部
100 回転つまみ
130 摺動子
150 回路基板
155a 第1の発光素子(電子部品)
155b 第2の発光素子(電子部品)
200 導光体
210 第1の光路部
213 第1の光出射部
215,219,221 反射面
217 第1の光入射部
230 第2の光路部
233 第2の光出射部
235 露出側面
237,239,241 反射面
243 第2の光入射部
250 光遮断部
260 第3ケース(ケース)

Claims (2)

  1. ケースと、
    前記ケース内に収納設置される複数の発光素子と、
    前記ケース内に設置され、前記各発光素子から発射された光をそれぞれの光入射部から入射すると共に、所望の位置に配置したそれぞれの光出射部から出射する導光体と、を具備し、
    前記導光体は、前記それぞれの光入射部から前記それぞれの光出射部に向かう透光性の樹脂材からなる複数の光路部と、前記各光路部間を仕切って光学的に遮断する不透光性の樹脂材からなる光遮断部とを、二色成形によって一体成形し、
    前記光路部の光の進行方向に向かうその左右両側に前記光遮断部が位置し、
    且つ、前記光入射部は、前記導光体の前記発光素子を設置した側の面に露出して設けられ、前記発光素子から光入射部に入射した光は、前記光路部に設けた反射面によって光路部の進行方向に向けて反射されて前記光出射部に導かれ、
    前記複数の光路部の内の少なくとも何れかの光路部は、その左右両側の光遮断部から突出することで、前記光路部の左右両側面の一部を露出させると共に、
    前記ケースには、前記光遮断部から突出した光路部の部分を覆うことで前記突出した光路部の側面から漏れる光の他の光路部への侵入を防止する遮光部を設けたことを特徴とする照光機能付き電子部品。
  2. 請求項1に記載の照光機能付き電子部品であって、
    記複数の発光素子は、回路基板上に取り付けられ、
    さらに、前記導光体は、前記回路基板の前記発光素子を取り付けた周囲を覆って防滴する形状に形成されていることを特徴とする照光機能付き電子部品。
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