JP6399856B2 - フランス落し受具及びこの受具を備えたフランス落し - Google Patents

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本発明は、扉等に用いられるフランス落し受具及びこの受具を備えたフランス落しに関する。
例えば開き戸形式の親子扉の子側の扉を、親子扉を建て込んでいる扉枠等に留め付けるには、フランス落しが用いられる。このフランス落しの落し棒(スライドシャフト)を受けるフランス落し受具は、一般に、床面に設けた設置孔内に嵌装された有底円筒状の金具から構成されている。しかしながら、このようなフランス落し受具は、床に取付けられており上部が開口しているため、ゴミ、埃、砂等が金具内部に入り込み、受具の開口が塞がれてしまう可能性があった。
近年、このようなゴミ、埃、砂等が内部に溜まらず、落し棒を必ず差し込むことができ、その結果、扉等を確実に閉鎖保持できるフランス落し受具が提案されている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に記載のフランス落し受具は、床面に設けた設置孔に嵌め込められ上部が開口したほぼボックス状の落し受け本体を有しており、この落し受け本体の開口部に閉塞蓋が設けられている。この閉塞蓋は、落し受け本体内に縮装した弾撥体によって、内側から開口に対して弾撥的に係合し、これによって開口を密着状に閉塞するように構成されている。
また、落し受け本体と受具との取付け誤差があってもフランス落しの落し棒をスムーズに嵌めることができるようにしたフランス落し受具も提案されている(例えば、特許文献2)。
特許文献2に記載のフランス落し受具は、絞り加工によるテーパ状筒部及び取付けネジ挿通孔を形成した薄手の金属プレートと、このプレートのテーパ状筒部に回動可能且つ緊密に嵌合し偏心位置にフランス落し本体のスライド軸の先端が嵌まる穴を開設した合成樹脂製の受け駒とによって構成され、この受け駒の大径側端面には、回動工具係合用の係合部が形成され、受け駒の小径側周面には、プレートのテーパ状筒部に引っ掛かってテーパ状筒部からの抜止をはかる抜止め片が突設されている。これにより、受け駒の上端面に開設された溝状の係合部にコインを嵌めて回すと、穴を偏心回動させることができ、フランス落し本体の落し棒と受具との取付け誤差程度のずれが解消できる。
実開平5−17049号公報 実用新案登録第3019600号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のフランス落し受具は、閉塞蓋を有するもののゴミ、埃、砂等の侵入を完全には防ぐことはできず、少量のゴミ、埃、砂等がどうしても侵入してしまうため、その除去メンテナンス作業が必要となるが、受け具を分解することが難しいため、その除去メンテナンス作業を容易に行えなかった。
また、上述した特許文献2に記載のフランス落し受具は、受け駒を回動させることができるが、受け駒自体をテーパ状筒部から取り出すことができないため、ゴミ、埃、砂等が侵入した場合、メンテナンス作業が非常に困難であった。
従って、本発明の目的は、フランス落し本体の落し棒と受具との取付け誤差があっても、これを調整して容易に解消することができ、フランス落し受具に落し棒をスムーズに嵌め込むことができると共に、ゴミ、埃、砂等の侵入を防ぐことができるフランス落し受具及びこの受具を備えたフランス落しを提供することにある。
本発明の他の目的は、メンテナンス作業の際に、内筒を外筒から容易に引き出すことができ、かつ内筒を外筒から外しても、各部品が互いに分離することが無く、専門的な知識を必要とせずに再組立できるフランス落し受具及びこの受具を備えたフランス落しを提供することにある。
本発明によれば、フランス落し受具は、被設置面に設けられた凹部に嵌入される有底筒状の外筒部材と、軸から偏心した位置にフランス落し本体の落し棒の先端が挿入可能な貫通穴が設けられ、外筒部材に同軸にかつ回動可能に挿嵌される内筒部材とを備えている。内筒部材は、貫通穴内に、この貫通穴の上側開口部を閉塞する蓋と、蓋を貫通穴の上側開口部へ向けて付勢する弾性体と、弾性体の下端に当接して固定支持する支持手段とを有している。
内筒部材が、軸に対して偏心した位置にフランス落し本体の落し棒の先端が挿入可能な貫通穴を備えているため、フランス落しの落し棒の位置とこのフランス落し受具の位置とがずれて取付けられた場合であっても、内筒部材を回動して貫通穴の位置が調整することにより、そのずれを解消でき、落し棒をフランス落し受具にスムーズに嵌めることができる。また、内筒部材が貫通穴の上側開口部を閉塞する蓋と、この蓋を貫通穴の上側開口部の方向へ付勢する弾性体とを備えているため、ゴミ、埃、砂等のフランス落し受具への侵入を防ぐことができる。さらに、弾性体の下端に当接してこれを固定支持するピンを設けたことにより、内筒部材を外筒部材から外した場合にも、各部品がばらばらに分離してしまうことが無く、専門的な知識を必要とせずに容易に再組立することができる。
外筒部材の内側周面における底面の近傍には、この底面から上方に突出する上向き突起が設けられ、内筒部材の外側周面には、この内筒部材の底面から下方に突出する下向き突起が設けられ、上向き突起及び下向き突起の両側辺が、頂部に向かって傾斜するテーパ形状をそれぞれ有していることが好ましい。これにより、内筒部材を回動させ上向き突起と下向き突起とが同位置となったとき、内筒部材が上向き突起の高さ分だけ外筒部材から突出する状態となり、メンテナンス作業の際に、内筒部材を外筒部材から容易に引き出すことができる。
この場合、外筒部材の内側周面の上向き突起に対応する位置に軸方向に伸長する凹条が設けられ、内筒部材の外側周面の下向き突起に対応する位置に軸方向に伸長する凸条が設けられていることが好ましい。これにより、上向き突起と下向き突起とが同位置となったとき、内筒部材の凸条が外筒部材の凹条内に係合し、内筒部材と外筒部材の嵌合力が弱まるので、内筒部材を外筒部材からより容易に引き出すことができ、メンテナンスの際の作業性を向上することができる。
内筒部材の上部の外側周面の一部には、周方向の沿ってくぼみが設けられていることも好ましい。これにより、内筒部材を外筒部材から引き出す際に、指又は工具をくぼみに引掛けて内筒部材を容易に引き出すことができる。
支持手段は、内筒部材の下部に横設され、弾性体の下端に当接して固定支持するピンから構成されていることも好ましい。
また、本発明によれば、フランス落しは、上述したフランス落し受具を備えたことで、フランス落し本体の落し棒と受具の取付け誤差があっても、フランス落しの落し棒をスムーズに嵌めることができると共に、ゴミ、埃、砂等の侵入を防ぐことができる。また、メンテナンス作業の際に、内筒部材を外筒部材から容易に引き出すことができ、かつ内筒部材を外筒部材から外しても、内筒部材の各部品が分離することが無く、専門的な知識を必要とせずに容易に再組立することができる。
本発明のフランス落し受具及びフランス落しによれば、フランス落しの落し棒の位置とこのフランス落し受具の位置とがずれて取付けられた場合であっても、内筒部材を回動して貫通穴の位置を調整することにより、そのずれを解消でき、落し棒をフランス落し受具にスムーズに嵌めることができる。また、ゴミ、埃、砂等のフランス落し受具への侵入を防ぐことができる。さらに、内筒部材を外筒部材から外した場合にも、各部品がばらばらに分離してしまうことが無く、専門的な知識を必要とせずに容易に再組立することができる。さらにまた、メンテナンス作業の際に、内筒部材を外筒部材から容易に引き出すことができる。
本発明の一実施形態に係るフランス落し受具の全体の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の外筒部材と内筒部材を分離した状態を示す斜視図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の全体の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の外筒部材の構成を概略的に示す上面図及び側面図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の内筒部材の構成を概略的に示す上面図及び断面図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の内筒部材の回転前後の状態を示す平面図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の内筒部材が外筒部材から突出した状態を示す斜視図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具の内筒部材が外筒部材から突出した状態を示す断面図である。 図1の実施形態に係るフランス落し受具を備えたフランス落しの構成を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明に係るフランス落し受具及びそれを備えたフランス落しの実施形態を、図を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態に係るフランス落し受具100の全体の構成を示している。図1は分解状態を示しており、図2は内筒部材20が組み立てられた状態を示しており、図3はフランス落し受具100の組み立て状態を示している。図4は外筒部材10の構成を示しており、同図(a)は外筒部材10を上面から見た状態、(b)は外筒部材10を側面から見た状態を示している。図5は内筒部材20の構成を示しており、同図(a)は内筒部材20を上面から見た状態、(b)は内筒部材20の図5(a)におけるA−A線断面を示している。
図1〜図5に示すように、本実施形態に係るフランス落し受具100は、例えば床面である被設置面に設けられた円筒状の凹部に嵌入固定される円筒状の外筒部材10と、外筒部材10に同軸にかつ回動可能に、さらに着脱自在に挿嵌される円筒状の内筒部材20とを備えている。
外筒部材10は、樹脂材料又は金属材料によって有底円筒形状に形成されている。この外筒部材10は、本実施形態では、ポリプロピレン(PP)樹脂材料を成形して形成されている。外筒部材10は、有底円筒部11と、鍔部12とを備えており、有底円筒部11の内側周面における底面近傍には、この底面から上方に突出する上向き突起13が設けられている。この上向き突起13は、その両側辺が頂部に向かって傾斜するテーパ形状に形成されている。
また、有底円筒部11の内側周面における上向き突起13の頂部に対応する位置には、この有底円筒部11の軸方向に伸長する1本の凹条14が設けられている。さらに、有底円筒部11の外側周面には、この有底円筒部11の軸方向にそれぞれ伸長する複数のリブ15が形成されている。これら複数のリブ15は、先端部がテーパ状に形成されており、被設置面に設けられた円筒状の凹部にこの有底円筒部11を挿入嵌合した際に、外筒部材10をしっかりと固定が行われるために設けられている。鍔部12の上面には、内筒部材20の回動位置の目印となるこの例では1対の切溝16が設けられている。
内筒部材20は、外筒部材10内に同軸に着脱自在に挿嵌でき、その軸から偏心した位置にフランス落し本体の落し棒の先端が挿入可能であり軸方向に伸長する貫通穴21が設けられている。この内筒部材20は、貫通穴21内に配設されており、この貫通穴21の上側開口部を閉塞する蓋22と、貫通穴21内に配設されており、蓋22を貫通穴21の上側開口部へ向けて付勢する弾性体としてのバネ23と、貫通穴21内に配設されており、バネ23の下端に当接しこのバネ23の一端を貫通穴21内で固定支持する支持手段としてのピン24とを備えている。ピン24は、内筒部材20の下部に横設され、バネ23の下端に当接して固定支持する。内筒部材20及び蓋22は、樹脂材料又は金属材料によって形成されているが、特に本実施形態では、内筒部材20及び蓋22は、ポリプロピレン(PP)樹脂材料を成形して形成されている。
貫通穴21の上側開口部には、蓋22を係止するための小径部21aが形成されている。ピン24の両端部は貫通穴21の壁面を貫通して形成された1対のピン孔24aに挿入され固定されている。また、内筒部材20の外側周面には、この内筒部材20の底面から下方に突出する下向き突起25が設けられている。この下向き突起25は、その両側辺が平坦な頂部に向かって傾斜するテーパ形状に形成されている。さらに、内筒部材20の外側周面における下向き突起25の頂部に対応する位置には、この内筒部材20の軸方向に伸長する1本の凸条26が設けられている。
さらにまた、内筒部材20の上端面には、回動工具(例えば、コイン等)係合用の1対の凹溝27が設けられている。この凹溝27にコイン等を嵌めて回すと、貫通穴21を偏心した状態で回動させることができるため、フランス落し本体の落し棒とフランス落し受具100との取付け位置にずれがある場合にも、貫通穴21の開口位置を調整することができる。また、内筒部材20の上部の外側周面の一部には、周方向に沿って形成されたくぼみ28が設けられている。このくぼみ28は、内筒部材20を外筒部材10から引き出す際に、指又は工具を引掛けるためのものであり、これによって内筒部材20を容易に引き出すことができる。さらに、内筒部材20の上面には、内筒部材20の回動位置の目印となるこの例では1つの切溝29が設けられている。
図6は内筒部材20の回転前後の位置の一例を示しており、同図(a)は回転前の位置であり、(b)は内筒部材20を90度回転させた位置を示している。図6に示すように、内筒部材20を回転させることで、偏心位置にある貫通穴21の開口位置を容易に調整することができ、落し棒をフランス落し受具にスムーズに嵌めることができる。
図7は内筒部材20が外筒部材10から突出している状態の外観を示しており、図8は内筒部材20が外筒部材10から突出している状態のB−B線断面を示している。図7及び図8に示すように、回動工具(例えば、コイン等)で内筒部材20を回動させると、上向き突起13と下向き突起25とが同位置となったときに、内筒部材20が上向き突起13の高さ分(高さh)だけ外筒部材10から突出する状態となる。この突出した状態では、内筒部材20の凸条26が外筒部材10の凹条14内に係合し、内筒部材20と外筒部材10との嵌合力が弱まるので、指又は工具をくぼみ28に引掛けるのみで、内筒部材20を外筒部材10から容易に引き出すことができる。この位置以外の回動位置では、内筒部材20は突出せず、貫通穴21の開口部の位置を調整することのみが行われる。
図9は本実施形態のフランス落し受具100を備えたフランス落し200の構成を示している。図9に示すように、フランス落し200は、床又は敷居等の被設置面に設けられた凹部に嵌入される上述したフランス落し受具100と、扉等に装着されたフランス落し本体110と備えている。
フランス落し本体110は、扉等の端面又は内側面の下部に固着される落し棒保持具111と、落し棒保持具111に昇降自在に装着される落し棒(スライドシャフト)112と、落し棒112の中間部に固着された摘み113とを有している。摘み113の操作により落し棒112の上昇(ロック開放)又は降下(ロック)ができる。
この場合、例えば、扉に固着されたフランス落し本体110の落し棒112の位置とフランス落し受具100の位置との間に取付け誤差があっても、フランス落し受具100の偏心した貫通穴21を有する内筒部材20を回動させることで貫通穴21の位置が調整できるため、落し棒112をこの貫通穴21にスムーズに嵌めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るフランス落し受具100は、外筒部材10とこの外筒部材10内に同軸にかつ回動可能に挿入される内筒部材20とを有しており、内筒部材20がその軸に対して偏心した位置に、フランス落し本体110の落し棒112の先端が挿入可能な貫通穴21を備えているため、フランス落し本体110の落し棒112の位置とフランス落し受具100の位置とがずれて取付けられた場合であっても、内筒部材20を回動して貫通穴21の位置を調整することにより、そのずれを解消でき、落し棒112をフランス落し受具100にスムーズに嵌めることができる。
また、内筒部材20が貫通穴21の上側開口部を閉塞する蓋22と、この蓋22を貫通穴21の上側開口部の方向へ付勢するバネ23とを備えているため、ゴミ、埃、砂等のフランス落し受具100への侵入を防ぐことができる。
さらに、バネ23の下端に当接してこれを固定支持するピン24を設けたことにより、内筒部材20を外筒部材10から外した場合にも、各部品がばらばらに分離してしまうことが無く、専門的な知識を必要とせずに容易に再組立することができる。
さらにまた、外筒部材10の有底円筒部11の内側周面における底面近傍にはこの底面から上方に突出する上向き突起13が設けられ、内筒部材20の外側周面にはこの内筒部材20の底面から下方に突出する下向き突起25が設けられており、上向き突起13及び下向き突起25の両側辺が頂部に向かって傾斜するテーパ形状に形成されているため、内筒部材20を回動させ上向き突起13と下向き突起25とが同位置となったとき、内筒部材20が上向き突起13の高さ分だけ外筒部材10から突出する状態となり、メンテナンス作業の際に、内筒部材20を外筒部材10から容易に引き出すことができる。
また、外筒部材10の内側周面の上向き突起13に対応する位置に軸方向に伸長する凹条14が設けられ、内筒部材20の外側周面の下向き突起25に対応する位置に軸方向に伸長する凸条26が設けられていることにより、上向き突起13と下向き突起25とが同位置となったとき、内筒部材20の凸条26が外筒部材10の凹条14内に係合し、内筒部材20と外筒部材10の嵌合力が弱まるので、内筒部材20を外筒部材10からより容易に引き出すことができ、メンテナンスの際の作業性を向上することができる。
さらに、内筒部材20の上部の外側周面の一部には、周方向の沿ってくぼみ28が設けられていることにより、内筒部材20を外筒部材10から引き出す際に、指又は工具をくぼみ28に引掛けて内筒部材20を容易に引き出すことができる。
なお、前述した実施形態のフランス落し受具100において、内筒部材20の蓋22を貫通穴21の上側開口部の方向へ付勢する弾性体として、コイル型のバネ23を用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、前述した実施形態のフランス落し受具100において、外筒部材10及び内筒部材20は、ポリプロピレン(PP)樹脂材料から成形されたものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。金属材料から形成しても良い。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
本発明は、扉等に用いられるフランス落し受具及びフランス落しのメンテナンス性を向上する目的に利用できる。
1 扉
10 外筒部材
11 有底円筒部
12 鍔部
13 上向き突起
14 凹条
15 リブ
16、29 切溝
20 内筒部材
21 貫通穴
22 蓋
23 バネ
24 ピン
24a ピン孔
25 下向き突起
26 凸条
27 凹溝
28 くぼみ
100 フランス落し受具
110 フランス落し本体
111 落し棒保持具
112 落し棒
113 摘み
200 フランス落し

Claims (5)

  1. 被設置面に設けられた凹部に嵌入される有底筒状の外筒部材と、
    軸から偏心した位置にフランス落し本体の落し棒の先端が挿入可能な貫通穴が設けられ、前記外筒部材に同軸にかつ回動可能に挿嵌される内筒部材とを備え、
    前記内筒部材は、前記貫通穴内に、該貫通穴の上側開口部を閉塞する蓋と、前記蓋を前記貫通穴の上側開口部へ向けて付勢する弾性体と、前記弾性体の下端に当接して固定支持する支持手段とを有し、
    前記外筒部材の内側周面における底面の近傍には、該底面から上方に突出する上向き突起が設けられ、前記内筒部材の外側周面には、該内筒部材の底面から下方に突出する下向き突起が設けられ、
    前記上向き突起及び前記下向き突起の両側辺が、頂部に向かって傾斜するテーパ形状をそれぞれ有していることを特徴とするフランス落し受具。
  2. 前記外筒部材の前記内側周面の前記上向き突起に対応する位置に軸方向に伸長する凹条が設けられ、前記内筒部材の前記外側周面の前記下向き突起に対応する位置に軸方向に伸長する凸条が設けられていることを特徴とする請求項に記載のフランス落し受具。
  3. 前記内筒部材の上部の外側周面の一部には、周方向の沿ってくぼみが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフランス落し受具。
  4. 前記支持手段は、前記内筒部材の下部に横設され、前記弾性体の下端に当接して固定支持するピンから構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のフランス落し受具。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のフランス落し受具を備えたことを特徴とするフランス落し。
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