JP6398941B2 - ステアリングナックル - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられるステアリングナックルに関する。
車両には車輪と車体に介在する部材としてステアリングナックルが設けられる。特許文献1に開示されるステアリングナックルは、車輪支持体が取り付けられる本体部と、本体部から上方に延びてアッパーアームに連結される第1アームとを備える。第1アームの先端部には、アッパーアームを取り付けるアッパーアーム取付部が第1アームの上端部から屈曲して形成される。アッパーアームは車体に連結され、車体からの荷重をステアリングナックルのアッパーアーム取付部に入力する。
特開2007−22250号公報
ところで、応力集中は荷重の入力位置から近い位置で生じやすい。特許文献1の技術において、車両走行中にアッパーアームからステアリングナックルのアッパーアーム取付部へ荷重が入力されると、第1アームの上端部に応力が集中する。これに対し、応力が集中する第1アームの部位を太くして剛性を高めると、ステアリングナックルの質量が増加する。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステアリングナックルにおいて、質量の増加を抑えつつ、アッパーアームから入力される荷重によってアッパーアーム取付部の境界部分に応力が集中することを緩和する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のステアリングナックルは、車輪支持体を連結するための本体部と、本体部から上方に延出する首部と、首部の上端部から屈曲して形成され、アッパーアームを取り付ける取付面を有するアッパーアーム取付部と、首部の上端部下方の縁部を切削加工で切り欠いて形成された切欠部と、を備える。首部は、切欠部を形成されたことで、切欠部を通り取付面に沿った断面の断面2次モーメントを首部の上端部の取付面に沿った断面の断面2次モーメントより小さくされる。
この態様によると、切欠部によりステアリングナックルの質量の増加を抑えつつ、アッパーアームから入力された荷重により首部の上端部への応力の集中を緩和することができることができる。
本発明によれば、ステアリングナックルにおいて、質量の増加を抑えつつ、アッパーアームから入力される荷重によってアッパーアーム取付部の境界部分に応力が集中することを緩和する技術を提供できる。
実施例のステアリングナックルを説明するための図である。 ステアリングナックルの部分拡大図である。
図1は、実施例のステアリングナックル10を説明するための図である。図1(a)は車幅方向において、内側の車体側から見たステアリングナックル10の図であり、図1(b)は車両後方側から見たステアリングナックル10の図であり、図1(c)は車幅方向において車外側から見たステアリングナックル10の図である。なお、以下の説明ではステアリングナックル10を車両に取り付けた状態での車両前後方向、車幅方向、上下方向および水平方向を、取り付け前のステアリングナックル10に用いて説明する。また、車幅方向は、車両前後方向および上下方向に直交する。
ステアリングナックル10は、ダブルウィッシュボーン形式のサスペンション装置に設けられ、車輪を回転可能に支持する車輪支持体と、車体に連結する各アームと、を連結する。ステアリングナックル10は、本体部11、車輪支持孔12、キャリパ取付部14、ロアアーム取付部16、リンク取付部18、締結孔20、首部22、アッパーアーム取付部24および湾曲部26を備える。
車輪支持孔12は、本体部11の中央に形成され、車幅方向に貫通する。例えばハブベアリングである車輪支持体が車輪支持孔12に挿入される。締結孔20は、ボルトにより車輪支持体を締結するために形成され、車輪支持孔12の周りに複数形成される。
キャリパ取付部14は、ブレーキキャリパを取り付けるため、本体部11の側部に一対形成される。ロアアーム取付部16は、車輪支持孔12より下方に形成され、車体側に連結されるロアアームの一端が取り付けられる。リンク取付部18は、図1(a)に示すように本体部11から車両前方側にアーム状に延出して形成され、車体側に連結されるリンク部材の一端が取り付けられる。
首部22は、本体部11から上方に延出し、アッパーアーム取付部24を支持する。首部22は、図1(a)に示すように、本体部11から上端部22aに向かって車両後方側に傾斜して形成される。また、首部22は、図1(b)に示すように、車輪を避けるため上端部22aに向かって車幅方向の内向きに傾斜する。
首部22は、図1(a)および図1(b)に示すように、水平方向の断面における車両前後方向の長さL1が車幅方向の長さL2より長くなるように形成され、車両前後方向に幅広に形成される。
アッパーアーム取付部24は、首部22の上端部22aから屈曲し、車幅方向の車外側に向かってフランジ状に張り出す。アッパーアーム取付部24は、取付面として切削加工により平らに形成される下面24a、一対のアッパーアームがそれぞれ取り付けられる第1取付孔24bおよび第2取付孔24cとを有する。
湾曲部26は、アッパーアーム取付部24と首部22との境界部分に近接する位置にて、首部22に形成され、下面24aに沿って水平方向に延在する。湾曲部26の上端は、首部22の上端部22aである。下面24aに近接する首部22をアール状に滑らかに湾曲させることで、応力の集中を抑える。アッパーアーム取付部24の下面24aを平らにする切削加工を施す前に、アッパーアーム取付部24と首部22の境界部分の近傍を湾曲させる切削加工を施すことで形成される。なお、下面24aを平らにする切削加工と、湾曲部26を形成する切削加工を同時に行ってもよい。
ところで、一対のアッパーアームの一方から上向きに、他方から下向きに荷重がアッパーアーム取付部24へ入力された場合に、首部22にはひねられるような荷重が入力される。一対のアッパーアームからの入力により、首部22におけるアッパーアーム取付部24に近接した位置、つまり荷重の入力位置に近い首部22の上端部22aに応力が集中し得る。また、首部22が上方に向かって車両後方に傾斜していることで、車両後方側より水平に対して鋭角に形成されている、車両前方側の縁部22bに応力が集中し得る。そこで実施例のステアリングナックル10では、首部22に切欠部28を形成し、応力が集中し得る位置に近接する箇所の剛性を低くして、応力の集中を緩和する。この切欠部28について新たな図面を参照して説明する。
図2は、ステアリングナックル10の部分拡大図である。図2(a)に示すように、車両前方側の首部22の縁部22bに切欠部28が形成される。切欠部28は、円柱状の切削加工手段によって切り欠かれて、略半筒状に凹んで形成される。切欠部28は、首部22の上端部22aより下方に離れて位置する。切欠部28は、湾曲部26の車両前方側の端部に位置する。
図2(a)に示す断面S2は、切欠部28の中央位置、すなわち最も深く凹んだ位置を通り、アッパーアーム取付部24の下面24aに沿う。断面S1は、首部22の上端部22aを通り、アッパーアーム取付部24の下面24aに沿う。断面S2の断面2次モーメントは、首部22の上端部22aに位置する断面S1の断面2次モーメントより小さくなる。断面S1の位置は、断面S2よりアッパーアーム取付部24に近いため、応力の集中が断面S2の位置より生じやすい。切削加工により切欠部28を形成することで、応力が集中し得る首部22の上端部22aの剛性より低い箇所を形成することができ、首部22の上端部22aへの応力の集中を緩和できる。
なお、首部22の上端部22aへの応力の集中を緩和するため、断面S1の断面積を大きくする手段があるが、この手段は質量の増加し、車種によっては他部材への干渉が問題となる。実施例のステアリングナックル10では、首部22のアッパーアーム取付部24側の根元を切削加工することで応力の集中を緩和するため、質量の増加や他部材への干渉の問題は生じない。また、首部22の根元を少し切削するだけであるため、首部22全体の強度が低下することを抑えることができる。また、湾曲部26の端部を切削することで、湾曲部26を形成した際に生じ得るバリを取り除くことができる。
図2(b)は切欠部28を拡大して示しており、切欠部28の大きさについて説明する図である。切欠部28を切削した最大の深さ40は、切欠部28からアッパーアーム取付部24の下面24aまでの最小間隔42より大きい。これにより、断面S2の断面2次モーメントを断面S1の断面2次モーメントより十分に小さくして、応力の集中を緩和できる。
本発明は、上述の実施例および変形例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能である。各図に示す構成は、一例を説明するためのもので、同様な機能を達成できる構成であれば、適宜変更可能である。
10 ステアリングナックル、 11 本体部、 12 車輪支持孔、 14 キャリパ取付部、 16 ロアアーム取付部、 18 リンク取付部、 20 締結孔、 22 首部、 24 アッパーアーム取付部、 24a 下面、 24b 第1取付孔、 24c 第2取付孔、 26 湾曲部、 28 切欠部。

Claims (1)

  1. 車輪支持体を連結するための本体部と、
    前記本体部から上方に延出する首部と、
    前記首部の上端部から屈曲して形成され、アッパーアームを取り付ける取付面を有するアッパーアーム取付部と、
    前記首部の上端部下方の縁部を切削加工で切り欠いて形成された切欠部と、を備え、
    前記首部は、前記切欠部を形成されたことで、前記切欠部を通り前記取付面に沿った断面の断面2次モーメントを前記首部の上端部の前記取付面に沿った断面の断面2次モーメントより小さくされたことを特徴とするステアリングナックル。
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