JP6398357B2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6398357B2
JP6398357B2 JP2014123169A JP2014123169A JP6398357B2 JP 6398357 B2 JP6398357 B2 JP 6398357B2 JP 2014123169 A JP2014123169 A JP 2014123169A JP 2014123169 A JP2014123169 A JP 2014123169A JP 6398357 B2 JP6398357 B2 JP 6398357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
frequency band
positive
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014123169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016005059A (ja
Inventor
拓也 鈴鹿
拓也 鈴鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2014123169A priority Critical patent/JP6398357B2/ja
Publication of JP2016005059A publication Critical patent/JP2016005059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398357B2 publication Critical patent/JP6398357B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

本発明は、受信装置に関する。
現在、チューナを備える受信装置が普及している。アンテナから受信される放送信号などの受信信号はチューナにより周波数変換されて復調される。たとえば、チューナは局部発振器とフィルタ回路とデモジュレータとを有する。受信信号は、特許文献1のように、局部発振器から出力される局部発振信号の乗算によりベースバンド信号又は中間周波数信号に周波数変換され、フィルタ回路により不要な周波数帯域の信号が除去され、デモジュレータにより復調される。
また、受信装置には、複数のチューナを備えるものがある。各チューナでは、局部発振器にて局部発振信号が生成されるが、局部発振信号が他のチューナの局部発振信号と乗算されて合成信号が生成されることがある。この合成信号の周波数がチューナの選局チャンネルの周波数に重なると、受信品質が劣化する。
このような問題に対して、各チューナの局部発振信号の周波数を制御することにより、各チューナの局部発振信号同士の乗算による受信品質の劣化を防止できる。たとえば、複数のチューナの発振信号が乗算された合成信号の周波数が各チューナの選局チャンネルの周波数帯域と重ならないように、選局信号の中心周波数を所定周波数ずらすという方法がある。
特開2009−147526号公報
しかしながら、受信信号の周波数帯域の近傍に妨害波によるノイズ信号が存在する場合、選局信号の中心周波数を所定周波数ずらすと、ノイズ信号がフィルタ回路の通過周波数帯域内に現れることがある。その場合、ノイズ信号をフィルタ回路を通して除去することができない。そのため、受信品質が劣化するという問題がある。また、特許文献1は、選局信号の中心周波数を所定周波数ずらした場合に現れるノイズ信号の除去について何ら言及していない。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、周波数変換された受信信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一の態様による受信装置は、選局周波数帯域の受信信号に発振信号を乗算して変換信号に周波数変換する周波数変換部と、変換信号の中心周波数が0[Hz]から所定量ずれた周波数となるように、発振信号の周波数を制御する発振制御部と、変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用し、変換信号の周波数帯域内の信号を選択的に抽出する濾波部と、変換信号の周波数帯域に応じて濾波部の抽出周波数帯域を制御する濾波制御部と、を備える構成(第1の構成)とされる。
上記第1の構成によれば、受信信号は、中心周波数が0[Hz]から所定量ずれた変換信号に周波数変換される。そのため、変換信号の正及び負の周波数成分は非対称となるが、変換信号の周波数帯域内の信号は、変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する濾波部により選択的に抽出される。この濾波部の抽出周波数帯域は、変換信号の周波数帯域に応じて制御される。従って、周波数変換された受信信号(すなわち変換信号)の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
また、上記第1の構成の受信装置において、濾波部は、変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用して、正又は負の周波数のうちの一方の周波数成分の周波数帯域外の信号を抑制又は除去するポリフェーズフィルタと、変換信号の正及び負の周波数成分に対して対称に作用する周波数フィルタと、を含む構成(第2の構成)としてもよい。
この第2の構成によれば、変換信号の正又は負の周波数のうちの一方の周波数成分の周波数帯域外の信号はポリフェーズフィルタ及び周波数フィルタにより抑制又は除去できる。また、正又は負の周波数のうちの他方の周波数成分の周波数帯域外の信号は周波数フィルタにより抑制又は除去できる。従って、変換信号の正及び負の周波数成分が非対称であっても、変換信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
或いは、上記第1の構成の受信装置において、濾波部は、変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用して、負の周波数成分の周波数帯域外の信号を抑制又は除去する第1ポリフェーズフィルタと、変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用して、正の周波数成分の周波数帯域外の信号を抑制又は除去する第2ポリフェーズフィルタと、を含む構成(第3の構成)としてもよい。
この第3の構成によれば、変換信号の負の周波数成分の周波数帯域外の信号は第1ポリフェーズフィルタにより抑制又は除去できる。また、正の周波数成分の周波数帯域外の信号は第2ポリフェーズフィルタにより抑制又は除去できる。従って、変換信号の正及び負の周波数成分が非対称であっても、変換信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
また、上記第1〜第3のいずれかの構成の受信装置において、濾波部が、変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用し、変換信号の周波数帯域内の信号を抽出する複素バンドパスフィルタを含む構成(第4の構成)としてもよい。
この第4の構成によれば、正及び負の周波数成分が非対称である変換信号が、正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する複素バンドパスフィルタにより抽出される。従って、他の周波数フィルタを用いる必要が無い。よって、比較的簡素な構成で、変換信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一の態様による受信装置は、選局周波数帯域の受信信号に発振信号を乗算して変換信号に周波数変換する周波数変換部と、変換信号の中心周波数が受信信号の中心周波数よりも低い中間周波数から所定量ずれた周波数となるように、発振信号の周波数を制御する発振制御部と、変換信号の周波数帯域内の信号を選択的に抽出する濾波部と、濾波部の抽出周波数帯域の中心周波数を中間周波数から所定量ずらす濾波制御部と、を備える構成(第5の構成)とされる。
上記第5の構成によれば、受信信号が変換信号に周波数変換される。該変換信号の中心周波数は受信信号の中心周波数よりも低い中間周波数から所定量ずれた周波数となる。この変換信号の周波数帯域内の信号は、抽出周波数帯域の中心周波数を中間周波数から所定量ずらした濾波部により選択的に抽出される。従って、周波数変換した受信信号(すなわち変換信号)の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
本発明によれば、周波数変換した受信信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる受信装置を提供することができる。
BDレコーダの外観図である。 BDレコーダの内部構成の一例を示すブロック図である。 信号受信部の構成例を示すブロック図である。 第1実施形態に係るチューナの内部構成例を示すブロック図である。 第1実施形態における局部発振器の内部構成例を示すブロック図である。 第1実施形態における局部発振器の他の内部構成例を示すブロック図である。 比較例に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。 第1実施形態の実施例に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。 第2実施形態に係るチューナの内部構成例を示すブロック図である。 第2実施形態に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。 第3実施形態に係るチューナの内部構成例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。 第4実施形態に係るチューナの内部構成例を示すブロック図である。 第4実施形態における局部発振器の内部構成例を示すブロック図である。 第4実施形態に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。
以下に、BD(Blu-ray Disc:登録商標)レコーダを例として、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、BDレコーダ100の外観図である。BDレコーダ100は、ダブルチューナ型の光ディスク記録再生装置であり、外部のアンテナATを介して放送波を受信する。このBDレコーダ100には、HDMI(登録商標)ケーブル500aを介して液晶テレビジョン500が接続されている。
図2は、BDレコーダ100の内部構成の一例を示すブロック図である。BDレコーダ100は、図2に示すように、信号受信部101、信号処理部102、OSD(On Screen Display)処理部103、光ディスクドライブ104、操作入力部105、HDD(Hard disk drive)106、記憶部107、通信I/F108、CPU109、及びHDMI通信部110を備えている。これらの構成要素はバスラインBLを介して互いに接続されている。
信号受信部101は、2つのチューナ1A、1Bを含んで構成される受信装置であり、外部のアンテナATと接続されてデジタル放送信号(受信信号)の選局、増幅、及び復調などを行う。これらの処理により、MPEG2方式のデジタル信号であるTS(Transport Stream)が生成される。なお、信号受信部101については後に詳述する。
信号処理部102は、該TSを音声デジタル信号と映像デジタル信号とに分離する。また、信号処理部102は、TSからES(Elementary Stream)を生成して復号し、各種デジタル信号に変換する。該デジタル信号は、たとえば液晶テレビジョン500に出力される場合には、まずHDMI通信部110に出力される。また、BDレコーダ100が録画を行う場合には、該デジタル信号は、信号処理部102により更に所定の処理が行われて光ディスクドライブ104又はHDD106に与えられる。また、BDレコーダ100が再生を行う場合には、光ディスクドライブ104又はHDD106から読み出されたデータに信号処理部102により復号を含む所定の処理が行われる。こうして生成されるデジタル信号は、たとえば液晶テレビジョン500に出力するために、HDMI通信部110に入力される。
OSD処理部103は、たとえば、信号処理部102から出力される映像信号にOSD画像データを含む信号を重畳してHDMI通信部110に出力する。或いは、OSD処理部103は、上記重畳は行わずに、メニュー画面等のOSD画像データをHDMI通信部110に出力する。
光ディスクドライブ104は、DVD(Digital Versatile Disc)メディア、或いはBDメディアなどの光記録ディスク媒体に対して光学的に各種データの読み取り/書き込みを行うための光学装置である。
操作入力部105は、ユーザ入力を受け付け、該ユーザ入力に基づく入力信号をCPU109に出力する。
HDD106は、様々なデータを非一時的に記録する磁気記録媒体である。なお、HDD106は、図2のようにBDレコーダ100に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。
通信I/F108は、BDレコーダ100をインターネットなどのネットワークNTと接続させるための物理的な通信インターフェースである。HDMI通信部110は、HDMIケーブル500aが接続されるポートを有し、該HDMIケーブル500aを介して液晶テレビジョン500とHDMI規格に準じた通信を行う。
記憶部107は、RAM(Random Access Memory)107a及びフラッシュメモリ107bを含んで構成される。RAM107aは、たとえばCPU109のワークメモリとして用いられ、CPU109によって各種情報処理が行われる際の処理データが一時的に記憶される。フラッシュメモリ107bは、不揮発性の記憶媒体であり、BDレコーダ100の各構成要素(特にCPU109)で用いられるプログラム及び制御情報などの様々な情報を非一時的に格納している。
CPU109は、フラッシュメモリ107bに格納されたプログラム及び制御情報などを用いて、BDレコーダ100の各構成要素を制御する制御部である。CPU109は、機能的構成要素として、利得制御部109aと、発振制御部109bと、濾波制御部109cと、を含んで構成されている。利得制御部109aは、信号受信部101の第1及び第2チューナ1A、1Bの利得を制御する。発振制御部109bは、第1及び第2チューナ1A、1Bの局部発振器14(後述する図4参照)を制御する。濾波制御部109cは、第1及び第2チューナ1A、1Bの各種周波数フィルタを制御する。
次に、信号受信部101の要部について説明する。図3は、信号受信部101の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、信号受信部101は、第1チューナ1Aと、第2チューナ1Bと、分配器3と、デモジュレータ4と、を含んで構成されている。
アンテナATを介して受信した受信信号は、分配器3で分配されて、第1及び第2チューナ1A、1Bに出力される。第1及び第2チューナ1A、1Bは、ダイレクトコンバージョン方式(所謂Zero−IF方式)のチューナ装置であり、受信信号から選局周波数帯域以外の信号を抑制又は除去して、ベースバンド信号(変換信号)に周波数変換し、デモジュレータ4に出力する。デモジュレータ4は、各ベースバンド信号を復調した復調信号を出力する。
次に、各チューナ1A、1Bについて詳述する。なお、第1及び第2チューナ1A、1Bは同一構成であるため、以下では、第1チューナ1Aと第2チューナ1Bとを区別せずに、チューナ1として説明する。第1及び第2チューナ1A、1Bの各構成要素についても同様である。
図4は、第1実施形態に係るチューナ1の内部構成例を示すブロック図である。チューナ1は、バンドパスフィルタ11、第1可変利得器12、差動器13、局部発振器14、第1ミキサ15、第2ミキサ16、ポリフェーズフィルタ17、第1ローパスフィルタ18、第2ローパスフィルタ19、第2可変利得器20、及び第3可変利得器21を含んで構成されている。
チューナ1にはアンテナATで受信した放送波に基づく受信信号が入力される。バンドパスフィルタ11は、帯域通過型の周波数フィルタであり、選局周波数帯域外の信号を除去すべく、受信信号から選局周波数帯域の信号を抽出して出力する。たとえば、デジタルテレビジョン放送を受信している場合には、選局したデジタルテレビジョン放送に割り当てられた周波数帯域の信号が抽出される。
第1可変利得器12は、バンドパスフィルタ11の出力信号の利得を調整する。
差動器13は、第1可変利得器12の出力信号を同位相のままで信号線Laに出力するとともに、該出力信号を逆位相にして信号線Lbに出力する。すなわち、信号線Lbに出力される受信信号の位相は、信号線Laに出力される受信信号の位相と180°異なっている。これらの信号はともに、第1及び第2ミキサ15、16に入力される。
局部発振器14は、発振制御部109bから出力される制御信号に基づいて、受信信号の中心周波数fRFに所定周波数Δfを加えた周波数fLOの第1及び第2局部発振信号LoI、LoQを生成する。第1局部発振信号LoIの位相は第2局部発振信号LoQの位相とは90°異なっている。局部発振器14は、第1ミキサ15に第1局部発振信号LoIを出力し、第2ミキサ16に第2局部発振信号LoQを出力する。
第1ミキサ15は、差動器13から出力される各信号に第1局部発振信号LoIを乗算し、中心周波数が0[Hz]から所定周波数Δfずれた周波数帯域のベースバンド信号に周波数変換する。なお、以下では、信号線Laから入力される受信信号に第1局部発振信号LoIを乗算したベースバンド信号をI+信号と呼び、信号線Lbから入力される受信信号に第1局部発振信号LoIを乗算したベースバンド信号をI−信号と呼ぶ。I+信号の位相はI−信号の位相とは180°異なっている。
第2ミキサ16は、差動器13から出力される各信号に第2局部発振信号LoQを乗算して、中心周波数が0[Hz]から所定周波数Δfずれた周波数帯域のベースバンド信号に周波数変換する。第2ミキサ16から出力されるベースバンド信号は、第1ミキサ15から出力されるベースバンド信号とは位相が90°異なる信号である。なお、以下では、信号線Laから入力される受信信号に第2局部発振信号LoQを乗算したベースバンド信号をQ+信号と呼び、信号線Lbから入力される受信信号に第2局部発振信号LoQを乗算したベースバンド信号をQ−信号と呼ぶ。Q+信号の位相はQ−信号の位相とは180°異なっている。
また、以下では、I+信号及びI−信号を総称してI信号と呼び、Q+信号及びQ−信号を総称してQ信号と呼ぶことがある。I信号の位相はQ信号の位相とは90°異なっている。I信号及びQ信号はポリフェーズフィルタ17に出力される。さらに、以下では、I信号及びQ信号を総称して複素信号I/Qと呼ぶことがある。
ポリフェーズフィルタ17は、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する帯域制限型の周波数フィルタである。ポリフェーズフィルタ17は、複素信号I/Qの周波数帯域外の所定周波数帯域の信号を抑制又は除去する。ポリフェーズフィルタ17が作用する阻止周波数帯域は、濾波制御部109cから出力される制御信号に応じて設定可能であり、該制御信号に基づいて周波数軸上の正方向又は負方向にシフトさせることができる。
第1及び第2ローパスフィルタ18、19は、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分に対して対称に作用する帯域通過型の周波数フィルタであり、特に、複素信号I/Qの周波数帯域内の信号を抽出する。すなわち、第1ローパスフィルタ18は、ポリフェーズフィルタ17から出力されるI信号の周波数帯域内の信号を抽出し、その周波数帯域の上限よりも高く且つ該上限近傍の周波数帯域の信号成分を抑制又は除去する。また、第2ローパスフィルタ19は、ポリフェーズフィルタ17から出力されるQ信号の周波数帯域内の信号を抽出し、その周波数帯域の上限よりも高く且つ該上限近傍の周波数帯域の信号成分を抑制又は除去する。第1及び第2ローパスフィルタ18、19が作用する通過周波数帯域は、濾波制御部109cから出力される制御信号に応じて設定可能であり、該制御信号に基づいて周波数軸上の正方向又は負方向にシフトさせることができる。
本実施形態では、たとえば複素信号I/Qの周波数帯域の中心周波数が正の周波数側にずれている場合、ポリフェーズフィルタ17の阻止周波数帯域は、複素信号I/Qの周波数帯域の負の高周波側に設定される。従って、ポリフェーズフィルタ17は、複素信号I/Qから、その負の周波数帯域の上限よりも高く且つ該上限近傍の周波数帯域の信号成分を除去する。なお、ポリフェーズフィルタ17の阻止周波数帯域の上限は、第1及び第2ローパスフィルタ18、19の通過周波数帯域の負の上限より低い周波数(通過周波数帯域内の周波数)であることが好ましい。こうすれば、ポリフェーズフィルタ17で除去されない信号成分は第1又は第2ローパスフィルタ18、19で除去される。
なお、本実施形態において、ポリフェーズフィルタ17、第1及び第2ローパスフィルタ18、19は、本発明の濾波部の一例である。この構成によれば、複素信号I/Qの負の周波数成分の周波数帯域外の信号はポリフェーズフィルタ17により抑制又は除去できる。また、I信号の周波数帯域外の信号は第1ローパスフィルタ18により抑制又は除去でき、Q信号の周波数帯域外の信号は第2ローパスフィルタ19により抑制又は除去できる。従って、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分が非対称であっても、I信号及びQ信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。なお、複素信号I/Qの周波数帯域の中心周波数が負の周波数側にずれている場合も、ポリフェーズフィルタ17の阻止周波数帯域を、複素信号I/Qの正の周波数成分の周波数帯域に設定することにより、上記と同様にI信号及びQ信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
第2可変利得器20は、第1ローパスフィルタ18から出力されるI信号の利得を調整してデモジュレータ4に出力する。第3可変利得器21は、第2ローパスフィルタ19から出力されるQ信号の利得を調整してデモジュレータ4に出力する。
次に、局部発振器14について説明する。図5は、局部発振器14の内部構成例を示すブロック図である。局部発振器14は、基準信号発生器141、位相比較器142、ループフィルタ143、VCO(Voltage Controlled Oscillator)144、可変分周器145、及び複素信号変換器146を含んで構成される。
基準信号発生器141は、一定の周波数の基準信号を生成して、位相比較器142に出力する。位相比較器142は、可変分周器145から出力される後述の分周信号と基準信号とを比較し、その位相差を示す位相差信号をループフィルタ143に出力する。ループフィルタ143は、位相差信号に基づいて、VCO144を制御する直流の周波数制御電圧を出力する。VCO144は、周波数制御電圧に応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器であり、該発振信号を可変分周器145及び複素信号変換器146に出力する。可変分周器145は、発振制御部109bから出力される制御信号に基づく分周比で発振信号を分周する。すなわち、分周比は該制御信号に応じて変更可能である。分周された発振信号は分周信号として位相比較器142に出力される。
複素信号変換器146は、VCO144から出力される発振信号を第1局部発振信号LoIとして第1ミキサ15に出力する。また、複素信号変換器146は、第1局部発振信号LoIとは90°位相が異なる第2局部発振信号LoQを生成して第2ミキサ16に出力する。
このほか、局部発振器14は、図6のように、可変分周器147をさらに含んでいてもよい。この可変分周器147は、VCO144から出力される発振信号を発振制御部109bから出力される制御信号に応じて変更可能な分周比で分周し、複素信号変換器146に出力する
次に、チューナ1の動作について、ポリフェーズフィルタ17を備えない比較例と、ポリフェーズフィルタ17を備える本実施形態の実施例を用いて説明する。図7は、比較例に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。図8は、第1実施形態の実施例に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。図7及び図8では、+Δfずらして周波数変換した場合のベースバンド信号S1及び第1又は第2ローパスフィルタ18、19の通過周波数帯域LPを実線で示し、+Δfずらさないで周波数変換した場合のベースバンド信号及び第1又は第2ローパスフィルタ18、19の通過周波数帯域を点線で示している。
図7及び図8では、妨害波によるノイズ信号N0が、受信信号の周波数帯域S0の高周波数側且つ該周波数帯域の上限近傍に現れる場合を想定している。ダイレクトコンバージョン方式のチューナ1では、受信信号は、その中心周波数fRFから所定量の周波数+Δfずらした周波数fLOを用いて周波数変換する。そのため、変換後のベースバンド信号であるI信号及びQ信号の中心周波数fcは周波数0[Hz]からΔfずれる。従って、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分は非対称となる。
<比較例>
変換前ではノイズ信号N0が受信信号の周波数帯域S0の高周波数側にあったが、変換後ではノイズ信号N1は、複素信号I/Qの周波数帯域S1の負の高周波数側に現れ、さらに第1及び第2ローパスフィルタ18、19の通過周波数帯域LP内にある。また、比較例では、チューナ1にポリフェーズフィルタ17がない。従って、ノイズ信号N1は除去されない。この場合、図7に示すように、ノイズ信号N1の正の周波数に折り返して見えるノイズ信号N2が、複素信号I/Qの周波数帯域S1と重なる周波数帯域に現れる。このように、比較例では、ノイズ信号N1及びN2を除去できない。
<実施例>
一方、実施例では、チューナ1がポリフェーズフィルタ17を有している。また、図8に示すように、変換後のノイズ信号N1はポリフェーズフィルタ17の阻止周波数帯域P内にある。そのため、変換後のノイズ信号N1は除去される。さらに、ノイズ信号N1の除去により、比較例ではノイズ信号N1の正の周波数に折り返して見えていたノイズ信号N2(図7参照)は複素信号I/Qの周波数帯域S1の高周波数側には現れない。従って、実施例では、変換前のノイズ信号N0に由来するノイズ信号N1、N2をI信号及びQ信号から抑制又は除去できる。よって、チューナ1の受信品質の劣化を防止することができる。
以上、第1実施形態について説明した。第1実施形態によれば、受信信号は、中心周波数が0[Hz]から所定量の周波数Δfずれた複素信号I/Qに周波数変換される。そのため、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分は非対称となるが、複素信号I/Qの周波数帯域内の信号は複素信号I/Qの正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する濾波部(ポリフェーズフィルタ17、第1及び第2ローパスフィルタ18、19)により選択的に抽出される。また、この濾波部の抽出周波数帯域は、複素信号I/Qの周波数帯域に応じて制御される。従って、周波数変換された受信信号(すなわちI信号及びQ信号)の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1及び第2ローパスフィルタ18、19に代えて、チューナ1が第2ポリフェーズフィルタ17bを備える。また、この第2ポリフェーズフィルタ17bを用いて、複素信号I/Qの周波数帯域S1の高周波数側に現れるノイズ信号N2を除去する。それ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係るチューナ1の内部構成例を示すブロック図である。チューナ1は、バンドパスフィルタ11、第1可変利得器12、差動器13、局部発振器14、第1ミキサ15、第2ミキサ16、第1ポリフェーズフィルタ17a、第2ポリフェーズフィルタ17b、第2可変利得器20、及び第3可変利得器21を含んで構成されている。
第1及び第2ポリフェーズフィルタ17a、17bはどちらも、I信号及びQ信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する帯域制限型の周波数フィルタである。第1ポリフェーズフィルタ17aは、複素信号I/Qの負の周波数帯域外の所定周波数帯域の信号を抑制又は除去する。また、第1ポリフェーズフィルタ17aから出力されるI信号及びQ信号は、互いに入れ換えられて、第2ポリフェーズフィルタ17bに入力される。すなわち、第2ポリフェーズフィルタ17bにおいて、第1ポリフェーズフィルタ17aのI信号の入力端子に対応する入力端子には、第1ポリフェーズフィルタ17aから出力されるQ信号が入力される。また、第2ポリフェーズフィルタ17bにおいて、第1ポリフェーズフィルタ17aのQ信号の入力端子に対応する入力端子には、第1ポリフェーズフィルタ17aから出力されるI信号が入力される。
さらに、第2ポリフェーズフィルタ17bから出力されるI信号及びQ信号は、互いに入れ換えられて、第2可変利得器20、第3可変利得器21にそれぞれ入力される。すなわち、第2可変利得器20には、第2ポリフェーズフィルタ17bから出力されるI信号が入力される。また、第3可変利得器21には、第2ポリフェーズフィルタ17bから出力されるQ信号が入力される。
従って、第2ポリフェーズフィルタ17bは、入れ替え前の複素信号I/Qの正の周波数帯域外の所定周波数帯域の信号を抑制又は除去する。なお、第1及び第2ポリフェーズフィルタ17a、17bが作用する阻止周波数帯域P1、P2はそれぞれ、濾波制御部109cから出力される制御信号に応じて設定可能であり、該制御信号に基づいて周波数軸上の正方向又は負方向にシフトさせることができる。
本実施形態において、第1及び第2ポリフェーズフィルタ17a、17bは、本発明の濾波部の一例である。この構成によれば、複素信号I/Qの負の周波数帯域外の信号は第1ポリフェーズフィルタ17aにより抑制又は除去できる。また、複素信号I/Qの正の周波数帯域外の信号は第2ポリフェーズフィルタ17bにより抑制又は除去できる。従って、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分が非対称であっても、I信号及びQ信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
図10は、第2実施形態に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。図10に示すように、変換後のノイズ信号N1は第1ポリフェーズフィルタ17aの阻止周波数帯域P1内にある。そのため、変換後のノイズ信号N1は除去される。さらに、ノイズ信号N1の除去により、ノイズ信号N1の正の周波数に折り返して見えるノイズ信号N2(図7の比較例参照)は複素信号I/Qの周波数帯域S1の高周波数側には現れない。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、ポリフェーズフィルタ17に代えて、チューナ1が複素バンドパスフィルタ22を備える。それ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11は、第3実施形態に係るチューナ1の内部構成例を示すブロック図である。チューナ1は、バンドパスフィルタ11、第1可変利得器12、差動器13、局部発振器14、第1ミキサ15、第2ミキサ16、複素バンドパスフィルタ22、第2可変利得器20、及び第3可変利得器21を含んで構成されている。なお、複素バンドパスフィルタ22は、本発明の濾波部の一例である。
複素バンドパスフィルタ22は、複素信号I/Qの正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する帯域通過型の周波数フィルタであり、複素信号I/Qの周波数帯域内の信号を抽出する。複素バンドパスフィルタ22が作用する通過周波数帯域CBPは、濾波制御部109bから出力される制御信号に応じて、周波数軸上の正方向又は負方向にシフトさせることができる。
図12は、第3実施形態に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。図12に示すように、複素バンドパスフィルタ22の通過周波数帯域CBPは、複素信号I/Qの正及び負の周波数特性に対して非対称に作用し、通過周波数帯域CBP内の信号を抽出する。従って、複素バンドパスフィルタ22は、周波数軸上の複素信号I/Qの周波数帯域S1を抽出することができる。抽出されたI信号は第2可変利得器20に出力され、抽出されたQ信号は第3可変利得器21に出力される。
以上、第3実施形態について説明した。第3実施形態の構成によれば、正及び負の周波数成分が非対称である複素信号I/Qが、正及び負の周波数成分に対して非対称に作用する複素バンドパスフィルタ22により抽出される。従って、他の周波数フィルタを用いる必要が無い。よって、比較的簡素な構成で、I信号及びQ信号の周波数帯域近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、チューナ1(すなわち第1及び第2チューナ1A、1B)がLow−IF方式の受信装置である。それ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13は、第4実施形態に係るチューナ1の内部構成例を示すブロック図である。チューナ1は、第1バンドパスフィルタ11a、第1可変利得器12、局部発振器14、ミキサ15、第2バンドパスフィルタ11b、及び第2可変利得器20を含んで構成されている。
第1バンドパスフィルタ11aは、チューナ1に入力された受信信号から選局周波数帯域の信号成分を抽出する帯域通過型の周波数フィルタである。第1可変利得器12は第1バンドパスフィルタ11aの出力信号の利得を調整する。
局部発振器14は、発振制御部109bから出力される制御信号に基づいて、受信信号の中心周波数fRFに、fRFよりも低い中間周波数fIFと周波数Δfを加えた周波数fLOの局部発振信号を生成する。図14は、第4実施形態における局部発振器14の内部構成例を示すブロック図である。一定周波数の基準信号が、基準信号発生器141にて生成され、可変分周器145から出力される分周信号と位相比較器142にて比較される。また、位相比較器142は両者の位相差を示す位相差信号を出力する。ループフィルタ143は、該位相差信号に基づいてVCO144を制御する直流の周波数制御電圧を生成する。VCO144は、周波数制御電圧に応じた周波数の発振信号を生成する。該発振信号は、可変分周器145及びミキサ15に出力される。可変分周器145は、発振制御部109bから出力される制御信号に基づく分周比で発振信号を分周する。すなわち、分周比は該制御信号に応じて変更可能である。分周された発振信号は分周信号として位相比較器142に出力される。
ミキサ15は、第1可変利得器12の出力信号に局部発振信号を乗算して中間周波数信号に周波数変換する。なお、以下では、中間周波数信号をIF信号と呼ぶ。
第2バンドパスフィルタ11bは、CPU109から出力される制御信号により通過周波数帯域が可変に調節される帯域通過型の可変周波数フィルタである。第2バンドパスフィルタ11bは、IF信号の周波数帯域を抽出して、第2可変利得器20に出力する。第2可変利得器20は該IF信号を増幅して、デモジュレータ4に出力する。
次に、本実施形態における周波数変換について説明する。図15は、第4実施形態に係る受信信号の周波数変換の一例を示す。図15に示すように、第2バンドパスフィルタ11bの通過周波数帯域BPは、受信信号の周波数帯域S0のずれ+Δfと同じ量だけ正方向にシフトしている。従って、第2バンドパスフィルタ11bは、周波数軸上のIF信号の周波数帯域S1を抽出することができる。抽出されたIF信号は第2可変利得器20に出力される。
以上、第4実施形態について説明した。第4実施形態によれば、受信信号がIF信号に周波数変換される。該IF信号の中心周波数fcは受信信号の中心周波数fRFよりも低い中間周波数fIFから所定量Δfずれた周波数となる。このIF信号の周波数帯域S1内の信号は、通過周波数帯域BPの中心周波数を中間周波数fIFから所定量の周波数Δfずらした第2バンドパスフィルタ11bにより選択的に抽出される。従って、周波数変換した受信信号(すなわちIF信号)の周波数帯域S1近傍に存在するノイズ信号を抑制又は除去できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の第1〜第3実施形態において、ポリフェーズフィルタ17、17a、17b又は複素バンドパスフィルタ22は、第1及び第2ミキサ15、16と第2及び第3可変利得器20、21との間に、複数接続されていてもよい。こうすれば、各ポリフェーズフィルタ17、17a、17bが作用する阻止周波数帯域、又は各複素バンドパスフィルタ22が作用する通過周波数帯域を変えることによりノイズ信号を抑制又は除去する周波数帯域を広げることができる。或いは、阻止周波数帯域と通過周波数帯域外の帯域とが重複する周波数帯域においてノイズ信号を抑制又は除去する効果をさらに高めることができる。
また、上述の第1〜第3実施形態において、ポリフェーズフィルタ17、17a、17b、複素バンドパスフィルタ22、第1及び第2ローパスフィルタ18、19はいずれもチューナ1の構成要素であったが、本発明の範囲はこの例示に限定されない。これらの少なくともいずれかは、デモジュレータ4の構成要素、或いは、チューナ1及びデモジュレータ4から独立した構成要素であってもよい。
また、上述の第1〜第4実施形態では、本発明を2つのチューナ1A、1Bを備えるBDレコーダ100に適用しているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。チューナ1の数は特に限定されない。たとえば、シングルチューナであっても、チューナ1(特にVCO144)の不要輻射を抑制するために、ベースバンド信号又はIF信号の中心周波数をずらすことがある。本発明はこのような場合でのノイズ信号の抑制又は除去にも有効である。
また、上述の第1〜第4実施形態では、本発明を2つのチューナ1を備えるBDレコーダ100に適用しているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。本発明は、ベースバンド信号又は中間周波数信号を所定量の周波数ずらすチューナ1を搭載する電子機器に広く適用することができる。たとえば、液晶テレビジョン500などの表示装置、DVDレコーダ及びラジオ装置などのAV(Audio Visual)機器、無線通信機器などに広く利用可能である。
100 BDレコーダ
101 信号受信部
102 信号処理部
103 OSD処理部
104 光ディスクドライブ
105 操作入力部
106 HDD
107 記憶部
107a RAM
107b フラッシュメモリ
108 通信I/F
109 CPU
109a 利得制御部
109b 発振制御部
109c 濾波制御部
110 HDMI通信部
1、1A、1B チューナ
11 バンドパスフィルタ
12 可変利得器
13 差動器
14 局部発振器
141 基準信号発生器
142 位相比較器
143 ループフィルタ
144 VCO
145、147 可変分周器
146 複素信号変換器
15 第1ミキサ
16 第2ミキサ
17 ポリフェーズフィルタ
18 第1ローパスフィルタ
19 第2ローパスフィルタ
20 第2可変利得器
21 第3可変利得器
22 複素バンドパスフィルタ
3 分配器
4 デモジュレータ
500 液晶テレビジョン
500a HDMIケーブル
AT アンテナ

Claims (4)

  1. 選局周波数帯域の受信信号に発振信号を乗算して変換信号に周波数変換する周波数変換部と、
    記発振信号の周波数を制御する発振制御部と、
    前記変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用し、前記変換信号の周波数帯域内の信号を選択的に抽出する濾波部と、
    前記変換信号の周波数帯域に応じて前記濾波部の抽出周波数帯域を制御する濾波制御部と、
    を備え
    前記変換信号は、ベースバンド信号であり、
    前記発振制御部は、前記変換信号の中心周波数が0[Hz]から所定量ずれた周波数となるように、前記発振信号の周波数を制御する受信装置。
  2. 前記濾波部は、
    前記変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用して、前記正又は負の周波数のうちの一方の周波数成分の周波数帯域外の信号を抑制又は除去するポリフェーズフィルタと、
    前記変換信号の正及び負の周波数成分に対して対称に作用する周波数フィルタと、
    を含む請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記濾波部は、
    前記変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用して、前記負の周波数成分の周波数帯域外の信号を抑制又は除去する第1ポリフェーズフィルタと、
    前記変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用して、前記正の周波数成分の周波数帯域外の信号を抑制又は除去する第2ポリフェーズフィルタと、
    を含む請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記濾波部が、前記変換信号の正及び負の周波数成分に対して非対称に作用し、前記変換信号の周波数帯域内の信号を抽出する複素バンドパスフィルタを含む請求項1〜請求項3のいずれかに記載の受信装置。
JP2014123169A 2014-06-16 2014-06-16 受信装置 Active JP6398357B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123169A JP6398357B2 (ja) 2014-06-16 2014-06-16 受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123169A JP6398357B2 (ja) 2014-06-16 2014-06-16 受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016005059A JP2016005059A (ja) 2016-01-12
JP6398357B2 true JP6398357B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=55224071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014123169A Active JP6398357B2 (ja) 2014-06-16 2014-06-16 受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6398357B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9818397D0 (en) * 1998-08-25 1998-10-21 Philips Electronics Nv Low if receiver
JP3788222B2 (ja) * 2000-09-26 2006-06-21 松下電工株式会社 高周波ic回路
JP4461640B2 (ja) * 2001-05-29 2010-05-12 パナソニック電工株式会社 受信器
JP3823063B2 (ja) * 2002-03-29 2006-09-20 アイコム株式会社 ヘテロダイン方式の受信機
JP3918838B2 (ja) * 2003-09-22 2007-05-23 ソニー株式会社 イメージ・リジェクション・ミキサ、マルチバンド・ジェネレータ、並びに縦続接続ポリフェーズ・フィルタ
JP2009147526A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Panasonic Corp フィルタ装置および受信装置
JP2010103797A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Sanyo Electric Co Ltd チューナー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016005059A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11317777A (ja) 受信装置
JP4861228B2 (ja) ノイズ低減装置及びノイズ低減方法
JP6398357B2 (ja) 受信装置
JP6379746B2 (ja) 選局回路、受信装置
JP2006246249A (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP2008502278A (ja) マルチチャンネル受信機において信号を処理するための装置および方法
US7529535B2 (en) Carrier recovery based demodulation
JP2003318761A (ja) 受信制御方法、受信制御装置、受信装置
JP4180593B2 (ja) Vsb方式の受信機のための搬送波再生装置及びその再生方法
US12047205B2 (en) Signal processing device and image display apparatus including the same
JP2010183257A (ja) デジタル放送用受信装置
JP4483369B2 (ja) 受信装置
JP2010268339A (ja) 選局装置
JPH0779390A (ja) 受信装置
US9325441B2 (en) Signal reception multi-tuner system and corresponding method
JP2017028480A (ja) 受信装置
KR20170011179A (ko) 방송수신장치 및 그 제어방법
US8451386B2 (en) Digital intermediate frequency demodulator
JP2007028147A (ja) 車載用受信装置
KR100843399B1 (ko) 디지탈 tv 네트워크 인터페이스 모듈 시스템
JP5323230B1 (ja) 電子機器、フィルタ調整装置、フィルタ調整方法、及びフィルタ調整プログラム
JP2007082054A (ja) 受信装置
JP2007306458A (ja) 受信装置とこれを用いた電子機器
JP2004364339A (ja) 受信装置
JP2003250099A (ja) 受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150