JP6398340B2 - 圧電フィルム、振動デバイス、および、歪検出デバイス - Google Patents

圧電フィルム、振動デバイス、および、歪検出デバイス Download PDF

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本発明は、圧電フィルムと、該圧電フィルムの振動を利用する振動デバイスと、該圧電フィルムの歪みを検出する歪検出デバイスと、に関する。
振動デバイスや歪検出デバイスでは、キラル高分子を主材料とする圧電フィルムが利用されることがある(例えば特許文献1参照。)。キラル高分子を主材料とする圧電フィルムは、延伸処理が施されることでずり圧電性を発現する。ずり圧電性とは、電界の印加によって主面内に伸びと縮みが同時に生じる圧電性であり、圧電フィルムに印加する電界の極性を逆にすると、伸びと縮みが逆になる性質を有している。
ここで、ずり圧電性を有する圧電フィルムを利用したデバイスの一例として、平面型スピーカを説明する。図12(A)は、平面型スピーカ101の正面図であり、図12(B)は、平面型スピーカ101の側面図である。平面型スピーカ101は、圧電フィルム102と、振動板103と、フレーム部材104,105とを備える。圧電フィルム102は、延伸処理が施されたPLLA(L型ポリ乳酸)フィルムから、延伸方向に対する45°方向を長さ方向として短冊状に切り出されたものである。圧電フィルム102は、延伸方向に対する45°方向を長さ方向として切り出されることで、電圧の印加によって長さ方向に伸びや縮みが生じる。フレーム部材104,105は、圧電フィルム102の長さ方向の両端に設けられている。振動板103は、側面視して長さ方向の両端付近から中央付近にかけて除々に圧電フィルム102までの距離が離れるように湾曲させた状態でフレーム部材104,105を介して圧電フィルム102に連結されている。このため、圧電フィルム102は、フレーム部材104,105を介して振動板103から外方に引っ張られている。このような平面型スピーカ101において、圧電フィルム102に交番電界を印加すると、圧電フィルム102に長さ方向の伸縮が生じ、これに伴い、振動板103に振動が引き起こされる。
国際公開2012/157691号パンフレット
上述の圧電フィルムでは、長さ方向の伸びや縮みに伴って幅方向の歪(横歪)が生じる。このため、圧電フィルムと振動板との連結部分には幅方向の応力負荷がかかり、この幅方向の応力負荷によって、振動デバイスや歪検出デバイスに故障が引き起こされることがあった。
そこで、本発明の目的は、長さ方向に伸び縮みさせても、幅方向に縮みや伸びが生じることを抑制できる圧電フィルムを提供することにある。また、本発明の目的は、圧電フィルムと他部材との連結部分にかかる幅方向の応力負荷を抑制できる振動デバイスや歪検出デバイスを提供することにある。
この発明に係る圧電フィルムは、電圧が印加された場合に、平面視して2つの変位方向の一方に伸び方向の歪みが生じ、他方に縮み方向の歪みが生じる。該圧電フィルムは、平面視して前記2つの変位方向に対して交差する方向を長さ方向および幅方向とする1以上の単位領域を備えている。前記単位領域は、表裏面に電極が配される第1電極形成部と、前記第1の電極形成部と前記幅方向に並んでおり、表裏面に前記第1電極形成部とは逆の極性で電極が配される第2電極形成部と、前記単位領域の前記長さ方向の一方の縁で前記長さ方向に隣接する領域に繋がる電極非形成部と、を備えている。前記単位領域の前記長さ方向の他方の縁には、前記第1電極形成部から前記第2電極形成部にかけて連続する切欠きを設けている。
この構成では、第1電極形成部と第2電極形成部とに逆の極性の電界が印加されると、2つの変位方向に生じる伸びと縮みが、第1電極形成部と第2電極形成部とで逆になる。すると、第1電極形成部と第2電極形成部とで幅方向の変形が相殺され、第1電極形成部や第2電極形成部における変位方向の伸びや縮みが、圧電フィルム全体の長さ方向の変形に変換される。したがって、圧電フィルムを長さ方向に伸び縮みさせても、幅方向に縮みや伸びが生じることを抑制できる。
前記単位領域は、前記幅方向に配列して複数設けることもできる。これにより、力を必要とする用途においてフィルム全体にかかる力を幅方向に分散して保持することができる。
前記単位領域は、前記長さ方向に配列して複数設けていることが好ましい。これにより、圧電フィルムの長さ方向の変形量を、より大きくすることができる。
前記長さ方向に隣接する切欠き同士は、互いに同形状で前記幅方向にずらして設け、前記長さ方向に隣接する単位領域同士は、互いに鏡像な形状で設けることが好ましい。これにより、長さ方向に多数の単位領域を配列でき、圧電フィルムの長さ方向の変形量をより大きくすることができる。
前記第1電極形成部の表裏に配される電極の一方と、前記第2電極形成部の表裏に配される電極の一方とが、共通した電極として設けられてもよい。これにより、共通の電極を容易に形成できる。
前記第1電極形成部の表裏に配される電極と、前記第2電極形成部の表裏に配される電極とが、それぞれ分離した電極として設けられてもよい。これにより、第1電極形成部や第2電極形成部で表裏の電極面積を揃えることができ、圧電フィルムの反りを緩和することができる。
上述の圧電フィルムは、前記長さ方向または前記幅方向を配向方向とするキラル高分子を含むことが好ましい。
前記キラル高分子は、ポリ乳酸であることが好ましい。
この発明の振動デバイスは、上述の圧電フィルムと、前記第1電極形成部と前記第2電極形成部とのそれぞれに逆の極性で電界を印加する駆動部と、前記圧電フィルムに連結される振動部材と、を備える。圧電フィルムに長さ方向の伸びや縮みが生じても、幅方向に生じる縮みや伸びが抑制されるので、振動デバイスにおいて圧電フィルムを長さ方向に振動させても、振動部材と圧電フィルムとの連結部分に幅方向の応力負荷がかかることがない。
この発明の歪検出デバイスは、上述の圧電フィルムと、前記第1電極形成部と前記第2電極形成部とのうちの少なくとも一方に生じる電荷を検出する検出部と、前記圧電フィルムに連結される歪部材と、を備える。圧電フィルムに長さ方向の伸びや縮みが生じても、幅方向に生じる縮みや伸びが抑制されるので、歪検出デバイスにおいて圧電フィルムに作用する長さ方向の歪みに伴う伸びや縮みを検出しても、歪部材と圧電フィルムとの連結部分に幅方向の応力負荷がかかることがない。
本発明によれば、圧電フィルムにおいて、長さ方向に伸びや縮みを生じさせても、幅方向に縮みや伸びが生じることを抑制できる。また、振動デバイスや歪検出デバイスにおいて、圧電フィルムと他部材との連結部分にかかる幅方向の応力負荷を抑制でき、デバイスの故障を抑制できる。
第1の実施形態に係る圧電フィルムの平面図である。 第1の実施形態に係る圧電フィルムの側面断面図である。 第1の実施形態に係る圧電フィルムの単位領域を示す平面図である。 第1の実施形態に係る圧電フィルムの変形態様を示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電フィルムの側面断面図である。 第3の実施形態に係る圧電フィルムの平面図である。 第4の実施形態に係る圧電フィルムの平面図である。 第4の実施形態に係る圧電フィルムにおける単位領域の変形態様を示す平面図である。 第5の実施形態に係る振動デバイスの模式的なブロック図である。 第5の実施形態に係る振動デバイスとして触覚提示デバイスを構成する場合の側面図である。 第6の実施形態に係る歪検出デバイスの模式的なブロック図である。 従来のデバイスの模式図である。
以下、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電フィルムの平面図である。図2は、図1中に一点鎖線A−A’で示す位置を通る側面断面図である。以降に説明する図中には、圧電フィルムの厚み方向に沿うZ軸と、長さ方向に沿うY軸と、幅方向に沿うX軸とを付している。
圧電フィルム1は、フィルム基材2と表面電極3と裏面電極4とを備えている。
フィルム基材2は、キラル高分子であるL型ポリ乳酸(PLLA)を主材料とするフィルムに対して、一軸方向または二軸方向に引き延ばす延伸処理を施し、延伸倍率がより大きい主延伸方向を長さ方向(Y軸方向)として、短冊状に切り出したものである。図1中にはフィルムの主延伸方向を黒矢印で示している。PLLA等のキラル高分子は主鎖が螺旋構造を有するものであり、延伸処理によってキラル高分子の主鎖を主延伸方向に配向させることができる。これにより、フィルム基材2はずり圧電性を有する。該フィルム基材2は、長さ方向(Y軸方向)を基準とした時計回り方向の45°方向および−45°方向を2つの変位方向として、電界の印加によって各変位方向に伸びと縮みが同時に生じる。そして、フィルム基材2は、印加される電界の極性が逆になると、45°方向および−45°方向の伸びと縮みが逆になる性質を有している。
なお、延伸処理における延伸倍率は3〜8倍程度が好適であり、延伸後に熱処理を施すことによってポリ乳酸の延びきり鎖結晶の結晶化を促進されて圧電定数を向上させることができる。二軸延伸する場合はそれぞれの軸の延伸倍率を異ならせることによって一軸延伸と同様の効果を得ることができる。例えばY軸方向に8倍、X軸方向に2倍の延伸を施した場合、圧電定数に関してはおよそY軸方向に4倍の一軸延伸を施した場合とほぼ同等の効果が得られる。単純に一軸延伸したフィルムは延伸軸方向に沿って裂け易いため、前述したような二軸延伸を行うことにより幾分強度を増すことができる。
また、PLLAは、延伸処理によって圧電性を生じ、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDFやチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、PLLAには、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じない。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。したがって、PLLAの圧電定数は周囲環境に影響され難い。
このフィルム基材2には複数の切欠き5を設けている。各切欠き5は、厚み方向(Z軸方向)にフィルム基材2を貫通し、幅方向(X軸方向)に沿って延びている。複数の切欠き5は、幅方向(X軸方向)の位置をずらしながら千鳥状に配列している。すなわち、複数の切欠き5のうちのいくつかを幅方向(X軸方向)に延びる直線上に並べて配し、また、幅方向(X軸方向)に並ぶ切欠き5の各組を、幅方向(X軸方向)の位置をずらしながら長さ方向(Y軸方向)に並べて配している。そして、長さ方向(Y軸方向)に隣接する2つの切欠き5において、一方の切欠き5における幅方向(X軸方向)の一端と、他方の切欠き5における幅方向(X軸方向)の他端とを、長さ方向(Y軸方向)に所定長だけ対向させている。
表面電極3は、幅方向(X軸方向)に並べて複数設けるとともに、長さ方向(Y軸方向)に並べて複数設けている。各表面電極3は、長さ方向(Y軸方向)に2つの切欠き5が対向する領域に挟まれるように、幅方向(X軸方向)に一定の間隔を空けながら配しており、切欠き5同士が対向する長さと略同じ幅寸法で設けている。これらの表面電極3は、図2に示すように、幅方向(X軸方向)に並ぶ順に交互に正電位(100V)または負電位(−100V)に接続して用いる。また、これらの表面電極3は、長さ方向(Y軸方向)にも並ぶ順に交互に正電位(100V)または負電位(−100V)に接続して用いる。
裏面電極4は、図2に示すようにフィルム基材2の裏面全面を覆うように設け、グランド電位に接続して用いる。裏面電極4を、フィルム基材2の裏面全面を覆い、複数の表面電極3に共通して対向する電極としているので、裏面電極4は形成が容易である。
図1に示すように、圧電フィルム1には切欠き5と表面電極3とが平面視して規則的に設けられているので、圧電フィルム1は、平面視した形状が互いに同一な複数の単位領域10に区画することができる。
図3は、フィルム基材2における単位領域10を拡大して示す平面図である。フィルム基材2は、単位領域10毎に、第1電極形成部11と第2電極形成部12と電極非形成部13とを備えている。第1電極形成部11および第2電極形成部12は、それぞれ表裏面に表面電極3および裏面電極4が配されるフィルム基材2の領域である。電極非形成部13は、表裏面の少なくとも一方に表面電極3や裏面電極4が形成されていない領域である。
第1電極形成部11と第2電極形成部12とは、幅方向(X軸方向)に並んでいる。電極非形成部13は、幅方向(X軸方向)における第1電極形成部11と第2電極形成部12との間に位置している。各単位領域10の電極非形成部13は、長さ方向(Y軸方向)の一方(図3中の上方)側に延びて、隣接する他の領域に繋がっている。各単位領域10の長さ方向(Y軸方向)の一方(図3中の上方)の縁において、電極非形成部13の両脇には、切欠き5を設けている。また、各単位領域10の長さ方向(Y軸方向)の他方(図3中の下方)の縁には、第1電極形成部11から第2電極形成部12にかけて連続するように切欠き5を設けている。
圧電フィルム1の幅方向(X軸方向)に隣接する表面電極3はそれぞれ正負の異なる電位に接続されるので、第1電極形成部11と第2電極形成部12とには互いに逆の極性で電界が印加される。そして、第1電極形成部11と第2電極形成部12とのそれぞれは、ずり圧電性を有するために、印加される電界の極性が逆であると45°方向および−45°方向に沿って伸びと縮みが逆に生じる。
例えば、図3(A)に示すように、第1電極形成部11が45°方向に沿って縮み−45°方向に沿って伸びるように変形する際には、第2電極形成部12は、45°方向に沿って伸び−45°方向に沿って縮むように変形する。これにより、単位領域10の図3(A)中の上側(電極非形成部13が他の領域に繋がる側)の縁は凹状に変形し、また、単位領域10の図3(A)中の下側(切欠き5が幅方向に連続する側)の縁が凸状に変形する。
また逆に、図3(B)に示すように、第1電極形成部11が45°方向に沿って伸び−45°方向に沿って縮むように変形する際には、第2電極形成部12は、45°方向に沿って縮み−45°方向に沿って伸びるように変形する。これにより、単位領域10の図3(B)中の上側(電極非形成部13が他の領域に繋がる側)の縁が凸状に、また、単位領域10の図3(B)中の下側(切欠き5が幅方向(X軸方向)に連続する側)の縁が凹状に変形する。
このように単位領域10の全体では、第1電極形成部11や第2電極形成部12における伸びや縮みが、幅方向(X軸方向)で相殺され、長さ方向(Y軸方向)に凸または凹に曲がるような変形に変換される。
図4は、圧電フィルム1の全体での変形態様(短縮時)を示す平面図である。図4中では、圧電フィルム1の非変形時からの長さ方向(Y軸方向)の変形量が大きい箇所ほど、濃淡表示を薄くしている。
圧電フィルム1は、幅方向(X軸方向)に隣接する2つの表面電極3の組み合わせ毎に単位領域10を区画できる。そのため、この圧電フィルム1では、幅方向(X軸方向)に互いの一部が重複するように3つの単位領域10が並び、また、長さ方向(Y軸方向)に切欠き5を隔てて8つの単位領域10が並ぶように、複数の単位領域10を区画できる。以下、長さ方向(Y軸方向)に並ぶ各単位領域10を、図4中の上側から順番に単位領域C1〜C8と称する。単位領域C1〜C8は、長さ方向(Y軸方向)に隣接するもの同士、鏡像な形状となっている。
図4において、各単位領域C1〜C8で、図3(A)に示した変形と同様の変形が生じている。すなわち、各単位領域C1〜C8は、切欠き5が幅方向(X軸方向)の途中で途切れる側の縁が凹状に変形し、また、切欠き5が幅方向(X軸方向)に連続する側の縁が凸状に変形する。そして、奇数番目の単位領域C1,C3,C5,C7と偶数番目の単位領域C2,C4,C6,C8とは、互いの形状が鏡像な関係にあるので、長さ方向(Y軸方向)に反対向きの変形が生じる。これにより、圧電フィルム1は、各切欠き5の線幅が狭まるように変形し、圧電フィルム1の全体として長さ方向(Y軸方向)の全長が短縮する。
なお、各表面電極3に接続する電位の極性が逆の場合、圧電フィルム1の各単位領域C1〜C8で、図3(B)に示した変形と同様の変形が生じることになる。すなわち、各単位領域C1〜C8では、切欠き5が幅方向(X軸方向)の途中で途切れる側の縁が凸状に変形し、また、切欠き5が幅方向(X軸方向)に連続する側の縁が凹状に変形することになる。この場合には、圧電フィルム1は、各切欠き5の線幅が拡がるように変形し、圧電フィルム1の全体として長さ方向(Y軸方向)の全長が伸長することになる。
以上のように各単位領域C1〜C8が変形することにより、圧電フィルム1の全体として幅方向(X軸方向)の変形を抑制しながら、45°方向や−45°方向の伸びや縮みを長さ方向(Y軸方向)の変形に変換することができる。したがって、圧電フィルム1には長さ方向の伸びや縮みが生じても、幅方向の変位が発生しないことになる。これにより、圧電フィルム1を利用する場合に、圧電フィルム1と幅方向に隣接する他部材との干渉の発生を防ぐことができる。また、圧電フィルム1と他部材との配置間隔を狭めることができる。
本実施形態では、幅方向(X軸方向)に複数の単位領域10を配列して設けているので、力を必要とする用途に用いられる場合に、圧電フィルム1の全体にかかる力を幅方向に分散することができる。また、圧電フィルム1の長さ方向(Y軸方向)に多数の単位領域10を配列しているので、圧電フィルム1の長さ方向(Y軸方向)の変形量を大きくできる。また、長さ方向(Y軸方向)に隣接する単位領域10同士を鏡像な形状としているので、長さ方向(Y軸方向)に隣接する単位領域10同士の配置間隔を狭め、長さ方向(Y軸方向)に多数の単位領域10を配することができる。その上、多数の単位領域10を微細化して設けているので、圧電フィルム1の総変位量をコントロールして増大させることができる。また、切欠き5を長さ方向(Y軸方向)に細く、幅方向(X軸方向)に長い短冊状としているために、圧電フィルム1における面積利用効率を最大化することができる。これらのことにより、本実施形態の構成は、変位量の最大化を重視する用途に用いる場合に、より有効である。
なお、本実施形態において、表面電極3および裏面電極4をフィルム基材2に対して直接接合する構成例を示したが、表面電極3および裏面電極4をフィルム基材2とは別のフィルムに対して接合し、フィルム基材2を挟み込むようにそのフィルムを配することにより、表面電極3および裏面電極4をフィルム基材2の表裏に配するようにしてもよい。
また、フィルム基材2の長さ方向や幅方向がどのような角度方向であっても、平面視して2つの変位方向に対して交差する角度方向であれば、フィルム基材2の幅方向の変位をある程度抑制できる。そして、フィルム基材2の長さ方向や幅方向が2つの変位方向を等分する角度方向と略等しければ、フィルム基材2の幅方向の変位をほとんど無くすことができる。本発明において、2つの角度方向が略等しいとは、2つの角度方向の差が−5°から+5°までの範囲内に入ることである。
次に、本発明の第2の実施形態に係る圧電フィルムについて説明する。図5は、第2の実施形態に係る圧電フィルムの側面断面図である。
図5に示す圧電フィルム21は、第1の実施形態と同様の構成であるが、第1の実施形態と相違する構成の表面電極23および裏面電極24を備えている。裏面電極24は、表面電極23に対して個別に対向するように、対向する表面電極23と同じ電極面積で複数設けている。そして、各表面電極23は、幅方向(X軸方向)および長さ方向(Y軸方向)に並ぶ順に交互に正電位(100V)またはグランド電位に接続して用いている。また、裏面電極24は、正電位(100V)に接続する表面電極23に対向するものであれば、グランド電位に接続して用い、グランド電位に接続する表面電極23に対向するものであれば、正電位(100V)に接続して用いている。
このような構成でも、第1の実施形態と同様に、各単位領域で幅方向(X軸方向)の変形を抑制しながら、長さ方向(Y軸方向)の変形を生じさせることができる。その上、本実施形態のように表面電極23と裏面電極24とで電極面積を揃えることで、フィルム基材2に表面電極23や裏面電極24から作用する応力を表裏面で均等にすることができ、圧電フィルム21の反りを緩和することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る圧電フィルムについて説明する。図6は、第3の実施形態に係る圧電フィルムの平面図である。
図6に示す圧電フィルム31は、第1の実施形態と同様の構成であるが、第1の実施形態と相違する構成のフィルム基材32を備えている。フィルム基材32は、延伸処理を施したPLLAフィルムに対して、主延伸方向を幅方向(X軸方向)として短冊状に切り出したものである。図6中にはフィルムの主延伸方向を黒矢印で示している。
このような構成であっても、フィルム基材32には、長さ方向(Y軸方向)を基準とした時計回り方向の45°方向および−45°方向を2つの変位方向として、電界の印加によって伸びと縮みが生じる。したがって、第1の実施形態と同様の(図3に示したような)変形が単位領域に生じる。このため、本実施形態の圧電フィルム31においても、各単位領域で幅方向(X軸方向)の変形を抑制しながら、長さ方向(Y軸方向)の変形を生じさせることができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る圧電フィルムについて説明する。図7は、第4の実施形態に係る圧電フィルムの平面図である。
圧電フィルム41は、フィルム基材42と表面電極43と裏面電極44(不図示)とを備えている。
フィルム基材42は、第1の実施形態と殆ど同様のものであるが、第1の実施形態と相違する形状の切欠き45を設けている。切欠き45は、平面視して、圧電フィルム41の長さ方向(Y軸方向)および幅方向(X軸方向)に沿って対角線を有する概略菱形状であり、菱形の一方の対角線(長さ方向)上の角部分を切り取って六角形状としている。各切欠き45は、幅方向(X軸方向)の位置をずらしながら千鳥状に複数を配列して設けている。即ち、複数の切欠き45は、長さ方向に対する45°方向および−45°方向に配列している。
表面電極43は、平面視して、圧電フィルム41の長さ方向(Y軸方向)および幅方向(X軸方向)に沿う対角線を有する菱形状である。表面電極43は、長さ方向および幅方向に配列して複数設けている。各表面電極43は、長さ方向に対する45°方向および−45°方向に隣接する2つの切欠き5の対向する辺に挟まれる領域にそれぞれ配置されている。
裏面電極44(不図示)は、圧電フィルム41の裏面全面または、圧電フィルム41の裏面に表面電極43と重なって略一致する形状で設けている。
このような構成の圧電フィルム41においても、切欠き45と表面電極43とは平面視して規則的に設けられているので、圧電フィルム41は、平面視した形状が互いに同一な複数の単位領域40に区画することができる。
図8は、圧電フィルム41における単位領域40を拡大して示す平面図である。
フィルム基材42は、単位領域40毎に、第1電極形成部46と第2電極形成部47と電極非形成部48とを備えている。第1電極形成部46と第2電極形成部47とは、幅方向(X軸方向)に並んでいる。電極非形成部48は、幅方向(X軸方向)における第1電極形成部46と第2電極形成部47との間、かつ、長さ方向(Y軸方向)の一方側に第1電極形成部46および第2電極形成部47からずらして配置している。そして、電極非形成部48は、各単位領域40の長さ方向(Y軸方向)の一方の縁で、長さ方向(Y軸方向)に隣接する他の領域に繋がっている。電極非形成部48の長さ方向(Y軸方向)の反対側、即ち、各単位領域40の長さ方向(Y軸方向)の他方の縁には、第1電極形成部11から電極非形成部48にかけて連続するように切欠き45を設けている。
このような単位領域40においても、幅方向(X軸方向)に隣接する表面電極3に正負の異なる電位を接続すると、例えば、図8(A)に白矢印で示すように、第1電極形成部46で45°方向に沿って縮み方向の応力が生じ、−45°方向に沿って伸び方向の応力が生じる。また、第2電極形成部12で45°方向に沿って伸び方向の応力が生じ、−45°方向に沿って縮み方向の応力が生じる。したがって、電極非形成部48には、長さ方向(Y軸方向)に隣接する単位領域から(4つの電極形成部)から等方的に応力が働く。
これにより、各単位領域40において、電極非形成部48は形状が拘束されて殆ど変形が生じず、第1電極形成部46および第2電極形成部47は、電極非形成部48との境界に位置する辺がおよそ平行に移動するように変形することになる。これにより、各単位領域10で、図8(B)に示すように、切欠き45が長さ方向(Y軸方向)に潰れるように変形し、第1電極形成部46や第2電極形成部47の伸縮が幅方向(X軸方向)で相殺されることになる。したがって、圧電フィルム41の全体として、幅方向(X軸方向)の変形が殆ど発生せず、長さ方向(Y軸方向)の全長のみが短縮することになる。
なお、第1電極形成部46や第2電極形成部47に印加する電圧の極性が逆である場合には、第1電極形成部46で45°方向に沿って伸び方向の応力が生じ、−45°方向に沿って縮み方向の応力が生じる。また、第2電極形成部12で45°方向に沿って縮み方向の応力が生じ、−45°方向に沿って伸び方向の応力が生じる。そして、各単位領域40では、切欠き45が長さ方向(Y軸方向)に伸びるように変形し、圧電フィルム41の全体として、幅方向(X軸方向)の変形が殆ど発生せず、長さ方向(Y軸方向)の全長のみが伸長することになる。
以上の実施形態に示すように、圧電フィルムにおける切欠きの形状や表面電極の形状は適宜変形することができる。いずれの場合でも、各単位領域において第1電極形成部と第2形成部とに生じる応力が幅方向に相殺されるようにすることで、圧電フィルムの全体としても、幅方向の変位を生じさせることなく、長さ方向の伸縮を生じさせることができる。
そして、本実施形態においては、各切欠き45を、菱形の一方の対角線(長さ方向)上の角部分を切り取ったような六角形状としているので、角部分での応力集中を緩和することができ、圧電フィルム41が裂けることを抑制できる。このため、本実施形態の構成は、変位量よりも信頼性を重視する用途に用いる場合に、より有効である。
次に、本発明の第5の実施形態に係る振動デバイスについて説明する。図9は、第5の実施形態に係る振動デバイスのブロック図である。
図9に示す振動デバイス51は、第1の実施形態と同様の圧電フィルム1と、駆動部52と、振動部材53とを備えている。駆動部52は、圧電フィルム1に対して駆動信号(交流信号)を出力し、圧電フィルム1の第1電極形成部と第2電極形成部とに対して常に逆の極性の電界を印加する。これにより、圧電フィルム1は、幅方向の変形が抑制された状態で、長さ方向に振動する。振動部材53は、圧電フィルム1の長さ方向の振動に伴って、圧電フィルム1から応力が伝搬され、この応力によって振動するように圧電フィルム1に連結されている。
以上に示した振動デバイス51の具体的な構造は、適宜の構成とすることができるが、例えば、図12に示したような構造の平面型スピーカや、ハプティクス(触覚提示)デバイスとしてもよい。
ここで、振動デバイス51の実施例について説明する。
図10は、振動デバイス51の側面図である。
振動デバイス51は、タッチ式キーボードとして構成されており、キー操作する指等に触覚提示を行うものである。該振動デバイス51は、圧電フィルム1と、駆動部52と、振動部材53と、接着層54と、制御部55と、タッチセンサ56と、を備えている。圧電フィルム1は、先の実施形態で示した圧電フィルムと同様な構成であり、幅方向(X軸方向)の変位を伴うことなく、長さ方向(Y軸方向)に伸縮可能である。振動部材53は、平板状の部材であり、長さ方向の両端付近から中央付近にかけて除々に圧電フィルム1までの距離が離れるように弓状に湾曲させた状態で、長さ方向の両端を、接着層54を介して圧電フィルム1の長さ方向の両端に連結している。このため、圧電フィルム1は、接着層54を介して振動部材53から外方に引っ張られている。タッチセンサ56は、振動部材53の上面に貼り付けられている。制御部55は、振動部材53の上面への指等の接触や近接をタッチセンサ56が検知すると、駆動部52を制御し、圧電フィルム1に交番電界を印加させる。これにより、圧電フィルム1には、駆動部52からの交番電界の印加に伴って長さ方向(Y軸方向)の伸縮が生じる。これにより、振動部材53に厚み方向(Z軸方向)の振動が引き起こされ、タッチセンサ56に接触する指等に振動が伝わる。このことから、タッチ式キーボードである振動デバイス51を操作する利用者は、キータッチに伴って振動部材53の振動を知覚することができ、タッチ式キーボードの操作感を得ることができる。
このような構成の振動デバイス51では、圧電フィルム1を長さ方向に伸縮するように振動させても、振動部材53と圧電フィルム1との連結部分の接着層54に幅方向の応力負荷がかかることがなく、振動部材53と圧電フィルム1との連結部分に故障が生じることを抑制できる。
次に、本発明の第6の実施形態に係る歪検出デバイスについて説明する。図11は、第6の本実施形態に係る歪検出デバイスのブロック図である。
図11に示す歪検出デバイス61は、第1の実施形態と同様の圧電フィルム1と、検出部62と、歪部材63とを備えている。検出部62は、圧電フィルム1の第1電極形成部と第2電極形成部とのうちの少なくとも一方に生じる電荷を検出するように構成される。歪部材63は、歪みを圧電フィルム1に伝達し、圧電フィルム1に長さ方向(Y軸方向)の変形を生じさせるように圧電フィルム1に連結されている。なお、圧電フィルム1と歪部材63との具体的な構造は、適宜の構成とすることができ、例えば、押圧センサやタッチパネルとしてもよい。
このような構成の歪検出デバイス61では、圧電フィルム1が長さ方向に伸縮するように歪部材63が歪んでも、歪部材63と圧電フィルム1との連結部分に幅方向の応力負荷がかかることがなく、歪検出デバイス61の故障を抑制できる。
以上に説明したように本発明は実施することができる。なお、本発明は、特許請求の範囲に記載に該当する構成であれば、どのような構成であっても実施することができる。例えば、本発明は、圧電フィルムとしてずり圧電性を有していない圧電フィルムを用いても実現することができる。例えば、PVDFは、フィルムの延伸方向(ロールの巻取り方向)に伸縮が生じる圧電性を有している。そして、PVDFの場合には、ポアソン比によってフィルムの延伸方向に交差する方向に縮みや伸びが生じる。したがってPVDFを用いる場合には、PVDFの延伸方向に対して45degの方向を長手方向および幅方向として圧電フィルムを切り出すことで、本発明を実現することができる。このように、フィルムの面内方向のある方向に伸長または収縮が生じ、それと交差する面内方向に逆の収縮または伸長が生じるような圧電フィルムであれば、本発明を実現可能である。
1,21,31,41…圧電フィルム
2,32,42…フィルム基材
3,23,43…表面電極
4,24,44…裏面電極
5,45…切欠き
10,40…単位領域
11,46…第1電極形成部
12,47…第2電極形成部
13,48…電極非形成部
51…振動デバイス
52…駆動部
53…振動部材
54…接着層
55…制御部
56…タッチセンサ
61…歪検出デバイス
62…検出部
63…歪部材

Claims (10)

  1. 電圧が印加された場合に、平面視して2つの変位方向の一方に伸び方向の歪みが生じ、他方に縮み方向の歪みが生じる圧電フィルムであって、
    平面視して前記2つの変位方向に対して交差する方向を長さ方向および幅方向とする1以上の単位領域を備えており、
    前記単位領域は、表裏面に電極が配される第1の電極形成部と、前記第1の電極形成部と前記幅方向に並んでおり、表裏面に前記第1の電極形成部とは逆の極性で電極が配される第2の電極形成部と、前記単位領域の前記長さ方向の一方の縁で前記長さ方向に隣接する領域に繋がる電極非形成部と、を備え、
    前記単位領域の前記長さ方向の一方の縁には、前記電極非形成部の両脇に第1の切欠きを設け、
    前記単位領域の前記長さ方向の他方の縁には、前記第1電極形成部から前記第2電極形成部にかけて前記幅方向に連続する第2の切欠きを設けている、
    圧電フィルム。
  2. 前記単位領域は、前記幅方向に配列して複数設けている、
    請求項1に記載の圧電フィルム。
  3. 前記単位領域は、前記長さ方向に配列して複数設けている、
    請求項1または請求項2に記載の圧電フィルム。
  4. 前記長さ方向に隣接する前記第1の切欠き又は前記第2の切欠き同士は、互いに同形状で前記幅方向にずらして設けており、
    前記長さ方向に隣接する単位領域同士は、互いに鏡像な形状である、
    請求項3に記載の圧電フィルム。
  5. 前記第1電極形成部の表裏に配される電極の一方と、前記第2電極形成部の表裏に配される電極の一方とが、表又は裏の面のいずれか一方における共通の電極として設けられる、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧電フィルム。
  6. 前記第1電極形成部の表裏に配される電極と、前記第2電極形成部の表裏に配される電極とが、それぞれ分離した電極として設けられる、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧電フィルム。
  7. キラル高分子を主材料として含み、
    前記キラル高分子の配向方向は、前記長さ方向または前記幅方向である、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の圧電フィルム。
  8. 前記キラル高分子はポリ乳酸である、
    請求項7に記載の圧電フィルム。
  9. 請求項1乃至請求項8に記載の圧電フィルムと、
    前記第1電極形成部と前記第2電極形成部とのそれぞれに逆の極性で電界を印加する駆動部と、
    前記圧電フィルムに連結される振動部材と、
    を備える振動デバイス。
  10. 請求項1乃至請求項8に記載の圧電フィルムと、
    前記第1電極形成部と前記第2電極形成部とのうちの少なくとも一方に生じる電荷を検出する検出部と、前記圧電フィルムに連結される歪部材と、
    を備える歪検出デバイス。
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