JP6398017B2 - 管理装置、管理方法、ならびに、プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、管理装置、管理方法、記録媒体、および、プログラムに関する。
近年、インターネット上において、電子商取引を行う販売サイトが人気を博している。例えば、多くの店舗(仮想店舗)が集まって構成される販売サイト(ショッピングモールサイト)では、全体で幅広いカテゴリ(ジャンル)の商品を取り扱っているだけでなく、店舗同士の価格競争も行われていることもあり、多くのユーザを獲得している。
このような販売サイトには、商品の購入等に関してユーザ(顧客)から寄せられる質問や相談を電話にて受け付けるコールセンタが設けられている。このコールセンタでは、オペレータが使用するオペレータ端末が多数配備されており、ユーザからの電話を、PBX(Private Branch eXchange)によって通話中でないオペレータ端末に振り分けることで、何れかのオペレータが電話対応できるようになっている。
コールセンタの先行技術として、例えば、特許文献1には、発信側の交換機に発信呼に優先情報を付加する仕組みを備え、着信側のシステムに着信呼に付加された優先順位に従って着信呼を処理するコールシステムの発明が開示されている。
特開2013−118461号公報
特許文献1の発明では、地震等の災害が発生した発信側の優先度を高めて、コールセンタに着信し易くしている。それでも、販売サイトのコールセンタに対しては、あまり有用な技術とは言えない。
つまり、販売サイトのコールセンタにおいては、ユーザに関わる情報(一例として、住所、氏名、ユーザが購入した商品、及び、購入先等)を、オペレータが如何に早く把握できるかが、重要となる。そのため、オペレータは、ユーザID、購入した商品(名称や型番)、及び、購入先等をユーザに口頭で尋ねることになる。
しかしながら、ユーザによっては、購入した商品を間違えて覚えていたり、購入先等を忘れてしまっている場合も多い。そのため、オペレータは、ユーザに関わる情報を、自ら検索し、一つ一つユーザに確認をとりながら、ユーザの問い合わせや相談に応じることになる。
このようなオペレータの作業は、大変煩雑であるだけでなく、ある程度の長い時間を要してしまうため、オペレータが単位時間当たりに対処できるユーザ数が低下してしまっていた。
このため、コールセンタのオペレータが、電話をかけてきたユーザに関わるユーザ情報を迅速に取得できるようにする技術が求められていた。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、コールセンタのオペレータが、電話をかけてきたユーザに関わるユーザ情報を迅速に取得することのできる管理装置、管理方法、記録媒体、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る管理装置は、
ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付部、
前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答部、
前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
を備えることを特徴とする。
また、上記観点に係る管理装置において、
前記提供部は、前記取得された宛先番号に対応付けられて複数のユーザ情報が前記記憶部に記憶されている場合に、当該複数のユーザ情報を前記オペレータに提供する際に、当該複数のユーザ情報における相違部分を明示して提供する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る管理装置において、
前記問合せならびに前記返答は、前記ユーザが使用するユーザ端末を介して行われ、前記ユーザ端末が前記問合せに応じた前記返答を受け取ると、前記返答に含まれる宛先番号に発呼する、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る管理装置において、
前記返答部は、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する際に、前記記憶部に現在記憶されているユーザ情報の個数を含めて返答することで、前記ユーザ端末に混雑度合いを提示させる、
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る管理装置において、
前記受付部は、商品の購入履歴ページを閲覧しているユーザからの問い合わせを受け付けると、当該購入履歴ページに提示されている購入情報を取得し、
前記記憶部は、前記取得された購入情報を含めたユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る管理方法は、
管理装置における管理方法であって、
前記管理装置が、ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付ステップ、
前記管理装置が、前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当ステップ、
前記管理装置が、前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定の記憶部に所定期間蓄積する蓄積ステップ、
前記管理装置が、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答ステップ、
前記管理装置が、前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得ステップ、
前記管理装置が、前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供ステップ、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータを、
ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付部、
前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答部、
前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
として機能させることを特徴とするプログラムを記録する。
上記記録媒体は、非一時的な(non-transitory)記録媒体であってよく、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な記録媒体とは、有形な(tangible)記録媒体をいう。非一時的な記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な(transitory)記録媒体とは、伝送媒体(伝搬信号)それ自体を示す。一時的な記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な(temporary)記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付部、
前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答部、
前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
として機能させることを特徴とする。
上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。
本発明によれば、コールセンタのオペレータが、電話をかけてきたユーザに関わるユーザ情報を迅速に取得することができる。
本実施形態に係るコールシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 管理装置、オペレータ端末、及び、ユーザ端末が実現される典型的な情報処理装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る管理装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための模式図である。 ユーザ情報の一例を説明するための模式図である。 販売情報の一例を説明するための模式図である。 番号情報の一例を説明するための模式図である。 ユーザ端末に表示される画面(電話番号が返答)の一例を説明するための模式図である。 オペレータ端末に表示される画面の一例を説明するための模式図である。 オペレータ端末に表示される画面(複数のユーザ候補)の一例を説明するための模式図である。 本実施形態に係る管理装置を中心とした全体動作を説明するためのフロー図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態では、販売サイトのコールシステム(管理装置)を一例として説明するが、種々のコールシステムにおいても適宜適用可能である。
また、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(全体構成)
本発明の実施形態に係るコールシステム100は、図1に示すように、管理装置200と、PBX 300と、オペレータ端末400と、ユーザ端末500とを含んで構成される。管理装置200と、ユーザ端末500とは、インターネット800を介して接続され、また、PBX 300と、ユーザ端末500とは、電話網900を介して接続されている。図中では簡略化しているが、オペレータ端末400は、オペレータ数に応じて複数存在し、同様に、ユーザ端末500は、ユーザ数に応じて複数存在しているものとする。
管理装置200は、例えば、サーバコンピュータ等からなり、ユーザ端末500から、コールセンタ(オペレータ端末400)への電話番号の要求を受けて、割り当てた電話番号をユーザ端末500に返答する。また、ユーザ端末500等からコールセンタに電話がかけられると、管理装置200は、PBX 300から、宛先となる電話番号を取得し、割り当てたユーザに関わるユーザ情報を、オペレータ端末400に提供する。
PBX(Private Branch eXchange)300は、コールセンタに配置された構内電話交換機であり、電話網900を介して、ユーザ端末500等からコールセンタに電話がかけられると、通話中でないオペレータ端末400を1つ選定し、そのオペレータ端末400に着信させる。
なお、PBX 300は、かけられた電話番号と、着信先のオペレータ端末400とを含む情報を、管理装置200に通知する。
オペレータ端末400は、例えば、コールセンタに配置された電話機(一例として、表示部を有する電話機)からなり、PBX 300にて振り分けられた電話(発呼)を着信する。また、オペレータ端末400の表示部には、管理装置200から提供された画面等が表示される。
ユーザ端末500は、例えば、スマートフォンやパソコン等からなり、インターネット800を介して管理装置200にアクセスし、電話番号の問い合わせを行う。また、ユーザ端末500は、管理装置200から返答された電話番号等を表示する。なお、ユーザ端末500がスマートフォンの場合に、電話網900を介してコールセンタ(PBX 300)に電話をかける。
(情報処理装置の概要構成)
本発明の実施形態に係る管理装置200、オペレータ端末400,及び、ユーザ端末500が実現される典型的な情報処理装置600について説明する。
情報処理装置600は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)601と、ROM(Read Only Memory)602と、RAM(Random Access Memory)603と、NIC(Network Interface Card)604と、画像処理部605と、音声処理部606と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ607と、インターフェース608と、外部メモリ609と、コントローラ610と、モニタ611と、スピーカ612と、を備える。
CPU 601は、情報処理装置600全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
ROM 602には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、所定のプログラムをRAM 603に読み出してCPU 601による当該プログラムの実行が開始される。また、ROM 602には、情報処理装置600全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 603は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。
NIC 604は、情報処理装置600をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 601との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)等により構成される。
画像処理部605は、DVD−ROM等から読み出されたデータをCPU 601や画像処理部605が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部605が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、モニタ611に出力される。これにより、各種のページ表示が可能となる。
音声処理部606は、DVD−ROM等から読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ612から出力させる。また、CPU 601の制御の下、情報処理装置600が行う処理の進行の中で発生させるべき音を生成し、これに対応した音声をスピーカ612から出力させる。
DVD−ROMドライブ607に装着されるDVD−ROMには、例えば、実施形態に係る管理装置200等を実現するためのプログラムが記憶される。CPU 601の制御によって、DVD−ROMドライブ607は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 603等に一時的に記憶される。
インターフェース608には、外部メモリ609、コントローラ610、モニタ611、及びスピーカ612が、着脱可能に接続される。
外部メモリ609には、ユーザの個人情報に関するデータなどが書き換え可能に記憶される。
コントローラ610は、情報処理装置600の各種の設定時などに行われる操作入力を受け付ける。情報処理装置600のユーザは、コントローラ610を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ609に記録することができる。
モニタ611は、画像処理部605により出力されたデータを情報処理装置600のユーザに提示する。
スピーカ612は、音声処理部606により出力された音声データを情報処理装置600のユーザに提示する。
この他、情報処理装置600は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 602、RAM 603、外部メモリ609、DVD−ROMドライブ607に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
以下、上記情報処理装置600において実現される管理装置200の構成等について、図3〜図7Bを参照して説明する。情報処理装置600に電源が投入され、例えば、ユーザ端末500からのアクセスを受け付けると、本実施形態に係る管理装置200として機能させるそれぞれのプログラムが実行され、本実施形態に係る管理装置200が実現される。
なお、オペレータ端末400やユーザ端末500も同様に情報処理装置600において実現されるが、これらの構成については省略し、本実施形態において最も特徴的な管理装置200について、以下説明する。
(管理装置の概要構成)
図3は、本実施形態に係る管理装置200の概要構成の一例を示すブロック図である。図示するように、管理装置200は、受付部210と、割当部220と、期限管理部230と、記憶部240と、返答部250と、取得部260と、提供部270とを備える。
受付部210は、インターネット800を介してユーザ端末500から送られる情報を受け付ける。
例えば、受付部210は、ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける。具体的には、図4に示すような画面(一例として、ユーザの購入履歴画面)700がユーザ端末500に表示されている状態で、「コールセンタに電話する」ボタン701〜703の何れかが、ユーザによって操作(指やマウスカーソルで押下等)されると、受付部210は、ユーザからの問い合わせを受け付ける。
この問い合わせには、ユーザに関わるユーザ情報が含まれている。例えば、画面700において、「コールセンタに電話する」ボタン701が操作された場合、ユーザIDと、「A社の液晶テレビ」の購入情報とを含むユーザ情報が、ユーザ端末500から管理装置200に送られる。そのため、受付部210は、このようなユーザ情報が含まれた問い合わせを受け付けることになる。
上述したNIC 604等が、このような受付部210として機能しうる。
割当部220は、受付部210がユーザからの問い合わせを受け付けると、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を割り当てる。
例えば、割当部220は、受付部210にて受け付けられた問合せに対して、1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる。そして、割当部220は、この宛先番号とユーザ情報(受付部210が受け付けたユーザ情報)とを対応付けた番号情報(後述する番号情報243)を、記憶部240に記憶させる。
また、割当部220は、割り当てた宛先番号を返答部250に通知する。
上述したCPU 601等が、このような割当部220として機能しうる。
期限管理部230は、記憶部240に記憶されている番号情報(後述する番号情報243)を期限管理し、期限が経過した番号情報を記憶部240から削除する。
例えば、期限管理部230は、記憶部240に記憶されている番号情報の各レコードを逐次読み出し、作成日時から所定期間が経過していれば、そのレコードを記憶部240から削除する。
上述したCPU 601等が、このような期限管理部230として機能しうる。
記憶部240は、管理装置200にて必要となる種々の情報を記憶する。
例えば、記憶部240は、図5Aに示すようなユーザ情報241を記憶する。このユーザ情報241には、一例として、ユーザID241a、ユーザ名241b、住所241c、及び、決済機関241dが含まれている。
また、記憶部240は、図5Bに示すような販売情報242を記憶する。この販売情報242には、一例として、販売商品ID242a、ユーザID242b、販売日付242c、及び、販売価格242dが含まれている。
この他に、記憶部240は、図5cに示すような番号情報243を記憶する。この番号情報243は、上述した割当部220が割り当てた宛先番号と、受付部210が受け付けたユーザ情報とを対応付けた情報である。番号情報243には、一例として、宛先番号243a、ユーザID243b、及び、購入商品ID243cが含まれている。なお、購入商品ID243cが空欄のものは、例えば、上述した購入履歴画面(画面700)以外の画面(ユーザサポート画面等)において、「コールセンタに電話する」ボタンが操作された場合を示している。
上述したRAM 603や外部メモリ609等が、このような記憶部240として機能しうる。
図3に戻って、返答部250は、上述した割当部220によって割り当てられた宛先番号をユーザに返答する。
例えば、上述した図4の画面700において、「コールセンタに電話する」ボタン701が操作された場合、返答部250は、割当部220によって割り当てられた宛先番号をユーザ端末500に返答することにより、図6に示すように、画面700に返答メッセージ704を表示させる。
なお、ユーザ端末500がスマートフォン等であれば(電話機能を有していれば)、返答メッセージ704を表示する代わりに(または、返答メッセージ704を表示しつつ)、返答部250から返答された宛先番号に電話をかけるようにしてもよい。
上述したNIC 604等が、このような返答部250として機能しうる。
図3に戻って、取得部260は、オペレータ端末400が発呼されると、このオペレータ端末400への発呼に使用された宛先番号を、PBX 300から取得する。
つまり、PBX 300は、電話網900を介して、ユーザ端末500(若しくは、ユーザが使用するユーザ端末500とは別の電話機)から発呼されると、通話中でないオペレータ端末400を1つ選定し、そのオペレータ端末400に着信させる。そして、PBX 300は、取得部260に対して、発呼に使用された宛先番号と、着信させたオペレータ端末400とを通知する。そのため、取得部260は、発呼に使用された宛先番号等を取得することになる。
取得部260は、取得した宛先番号等を提供部270に送信する。
上述したCPU 601等が、このような取得部260として機能しうる。
提供部270は、取得部260によって取得された宛先番号を基に、上述した図5Cの番号情報243を検索し、取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、オペレータ端末400に提供する。
例えば、提供部270は、図7Aに示すような画面(お客様候補画面)750を生成して、オペレータ端末400に提供する。
なお、上述したように、番号情報243は、期限管理部230によって期限管理され、所定期間が経過したレコードが削除されるようになっている。それでも、ユーザ端末500からの問い合わせが多い場合には、同じ宛先番号に複数のユーザ情報が対応付けられている状況も生じ得る。その場合、提供部270は、例えば、図7Bに示すような画面760を生成して、オペレータ端末400に提供する。
上述したCPU 601及びNIC 604等が、このような提供部270として機能しうる。
(管理装置の動作)
以下、このような構成の管理装置200の動作について図8を参照して説明する。図8は、管理装置を中心とした全体の動作を説明するためのフロー図である。
まず、ユーザ端末500は、宛先番号を管理装置200に要求する(ステップS1)。
例えば、ユーザ端末500は、上述した図4に示すような画面700を表示している状態で、「コールセンタに電話する」ボタン701〜703の何れかが、ユーザによって操作された場合に、ユーザ情報を含む問い合わせを管理端末200に送ることにより、宛先番号を要求する。
管理装置200は、宛先番号をユーザ端末500に返答する(ステップS2)。
すなわち、割当部220は、受付部210にて受け付けられた問合せに対して、1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる。割当部220は、この宛先番号とユーザ情報とを対応付けた番号情報243を、記憶部240に記憶させる。そして、返答部250は、割当部220によって割り当てられた宛先番号をユーザ端末500に返答する。
例えば、上述した図4の画面700において、「コールセンタに電話する」ボタン701が操作された場合、返答部250は、割当部220によって割り当てられた宛先番号をユーザ端末500に返答することにより、上述した図6に示すように、画面700に返答メッセージ704を表示させる。
なお、ユーザ端末500がスマートフォン等であれば、返答メッセージ704を表示する代わりに、返答部250から返答された宛先番号に電話をかけるようにしてもよい。
ユーザ端末500(若しくは、ユーザが使用するユーザ端末500とは別の電話機)は、電話網900を介して、宛先番号を発呼する(ステップS3)。
PBX 300は、ユーザ端末500から発呼されると、通話中でないオペレータ端末400を1つ選定し、そのオペレータ端末400に着信させる(ステップS4)。
PBX 300は、発呼に使用された宛先番号等を管理装置200に通知する(ステップS5)。
つまり、管理装置200の取得部260は、発呼に使用された宛先番号と、着信させたオペレータ端末400とを、PBX 300から取得する。
管理装置200は、ユーザ情報をオペレータ端末400に提供する(ステップS6)。
すなわち、提供部270は、取得部260によって取得された宛先番号を基に、上述した図5Cの番号情報243を検索し、取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、オペレータ端末400に提供する。
例えば、提供部270は、上述した図7Aの画面750や上述した図7Bの画面760等を生成して、オペレータ端末400に提供する。
このような動作処理によって、コールセンタのオペレータが、電話をかけてきたユーザに関わるユーザ情報を迅速に取得することができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、上述した図6の画面700のように、管理装置200から返答された宛先番号をメッセージ704のように表示する場合について説明したが、この際、コールセンタの混雑度合いを併せて表示するようにしてもよい。
例えば、管理装置200の返答部260は、宛先番号をユーザ端末500に送る際に、現在の番号情報243のレコード件数(つまり、問い合わせを行って所定期間が経過していないユーザ数)から混雑度合いを示すゲージ(インジケータ)を生成して送信する。
そして、ユーザ端末500は、混雑度合いを示すゲージと共に、メッセージ704を表示する。
この場合、ユーザは、混雑度合いを示すゲージを頼りに、電話をするかどうかを容易に決めることができる。
上記の実施の形態では、管理装置200の提供部270は、同じ宛先番号に複数のユーザ情報が対応付けられている場合に、上述した図7Bの画面760のように、各ユーザ情報をそれぞれ表示するにとどめたが、オペレータが電話をかけてきたユーザのユーザ情報をより特定し易くしてもよい。
例えば、提供部270は、ユーザ情報の相違部分を強調するなどして明示した画面を生成し、オペレータ端末400に送信するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、コールセンタのオペレータが、電話をかけてきたユーザに関わるユーザ情報を迅速に取得する管理装置、管理方法、記録媒体、および、プログラムを提供することができる。
100 コールシステム
200 管理装置
210 受付部
220 割当部
230 期限管理部
240 記憶部
250 返答部
260 取得部
270 提供部
300 PBX
400 オペレータ端末
500 ユーザ端末
600 情報処理装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 NIC
605 画像処理部
606 音声処理部
607 DVD−ROMドライブ
608 インターフェース
609 外部メモリ
610 コントローラ
611 モニタ
612 スピーカ
800 インターネット
900 電話網

Claims (8)

  1. ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付部、
    前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
    前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
    前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答部、
    前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
    前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
    を備え
    前記提供部は、前記取得された宛先番号に対応付けられて複数のユーザ情報が前記記憶部に記憶されている場合に、当該複数のユーザ情報を前記オペレータに提供する際に、当該複数のユーザ情報における相違部分を明示して提供する、
    ことを特徴とする管理装置。
  2. ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザが使用するユーザ端末からの問合せを受け付ける受付部、
    前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
    前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
    前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザ端末に返答する返答部、
    前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
    前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
    を備え
    前記返答部は、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザ端末に返答する際に、前記記憶部に現在記憶されているユーザ情報の個数を含めて返答することで、前記ユーザ端末に混雑度合いを提示させる、
    ことを特徴とする管理装置。
  3. 請求項に記載の管理装置であって、
    前記問合せならびに前記返答は、前記ユーザが使用するユーザ端末を介して行われ、前記ユーザ端末が前記問合せに応じた前記返答を受け取ると、前記返答に含まれる宛先番号に発呼する
    ことを特徴とする管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置であって、
    前記受付部は、商品の購入履歴ページを閲覧しているユーザからの問合せを受け付けると、当該購入履歴ページに提示されている購入情報を取得し、
    前記記憶部は、前記取得された購入情報を含めたユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する、
    ことを特徴とする管理装置。
  5. 管理装置における管理方法であって、
    前記管理装置が、ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付ステップ、
    前記管理装置が、前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当ステップ、
    前記管理装置が、前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定の記憶部に所定期間蓄積する蓄積ステップ、
    前記管理装置が、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答ステップ、
    前記管理装置が、前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得ステップ、
    前記管理装置が、前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供ステップ、
    を備え
    前記提供ステップでは、前記取得された宛先番号に対応付けられて複数のユーザ情報が前記記憶部に記憶されている場合に、当該複数のユーザ情報を前記オペレータに提供する際に、当該複数のユーザ情報における相違部分を明示して提供する、
    ことを特徴とする管理方法。
  6. 管理装置における管理方法であって、
    前記管理装置が、ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザが使用するユーザ端末からの問合せを受け付ける受付ステップ、
    前記管理装置が、前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当ステップ、
    前記管理装置が、前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定の記憶部に所定期間蓄積する蓄積ステップ、
    前記管理装置が、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザ端末に返答する返答ステップ、
    前記管理装置が、前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得ステップ、
    前記管理装置が、前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供ステップ、
    を備え
    前記返答ステップでは、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザ端末に返答する際に、前記記憶部に現在記憶されているユーザ情報の個数を含めて返答することで、前記ユーザ端末に混雑度合いを提示させる、
    ことを特徴とする管理方法。
  7. コンピュータを、
    ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザからの問合せを受け付ける受付部、
    前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
    前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
    前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザに返答する返答部、
    前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
    前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
    として機能させ
    前記提供部は、前記取得された宛先番号に対応付けられて複数のユーザ情報が前記記憶部に記憶されている場合に、当該複数のユーザ情報を前記オペレータに提供する際に、当該複数のユーザ情報における相違部分を明示して提供する、
    ことを特徴とするプログラム
  8. コンピュータを、
    ログイン中のユーザであって、電話をかけようとするユーザが使用するユーザ端末からの問合せを受け付ける受付部、
    前記受け付けられた問合せに対して、オペレータ端末を発呼する宛先として使用される1つの宛先番号を、複数の電話番号の中から割り当てる割当部、
    前記ユーザに関わるユーザ情報を、前記割り当てられた宛先番号に対応付けて所定期間記憶する記憶部、
    前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザ端末に返答する返答部、
    前記オペレータ端末が発呼されると、前記オペレータ端末への発呼に使用された宛先番号を取得する取得部、
    前記取得された宛先番号に対応付けられて記憶されたユーザ情報を、前記オペレータ端末を使用するオペレータへ提供する提供部、
    として機能させ
    前記返答部は、前記割り当てられた宛先番号を前記ユーザ端末に返答する際に、前記記憶部に現在記憶されているユーザ情報の個数を含めて返答することで、前記ユーザ端末に混雑度合いを提示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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