JP6394952B2 - 色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法 - Google Patents

色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷デバイスによる印刷色を表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法に関する。
従来、画像を表示可能な表示デバイスと、画像を印刷可能な印刷デバイスとを備えるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4732142号公報
デザイナーなどの印刷物の創作者は、希望する印刷色で生成された印刷物を得るために、表示デバイスにおける画像の表示色を確認しながら画像の色を調整した後、色を調整した画像に基づいて印刷デバイスに印刷物を生成させる。
しかしながら、表示デバイスにおける画像の表示色が印刷デバイスによる印刷色と同一ではない場合が少なからずある。
そのため、創作者は、希望する印刷色で生成された印刷物を得るために、試行錯誤を重ねることになる。すなわち、創作者は、表示デバイスを使用した画像の色の調整と、実際に印刷デバイスによって生成した印刷物における印刷色の確認とを何度も繰り返すことになる。
したがって、印刷物を生成するためのトナーなどの色材と、用紙などの記録媒体とが大量に消費されるという問題がある。
また、創作者の作業時間も大量に費やされるという問題がある。印刷デバイスが創作者から離れた場所に存在する場合には、創作者が印刷デバイスまで印刷物を取りに行くための時間によって作業時間が更に費やされるだけでなく、創作者が印刷デバイスまで印刷物を何度も取りに行くための労力も大量に必要となるという問題がある。
そこで、本発明は、印刷デバイスによる印刷色を表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができる色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法を提供することを目的とする。
本発明の色変換装置は、画像データに含まれる色値を示す画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を、表示色値に応じた表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換装置であって、前記画像色値を、デバイスに依存しない非依存色値に変換する非依存色値変換手段と、前記非依存色値変換手段によって変換された前記非依存色値を前記表示色値に変換する表示色値変換手段とを備え、前記非依存色値変換手段は、前記画像色値を、この画像色値から変換される前記印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値に変換し、前記表示色値変換手段は、前記表示色値と、この表示色値に応じた前記表示デバイスによる前記表示色を示す前記非依存色値との対応関係を示す表示デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値を前記表示色値に変換することを特徴とする。
この構成により、本発明の色変換装置は、画像データに含まれる色値を示す画像色値を、この画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を示す非依存色値に変換した後、この非依存色値を表示デバイス特性情報に基づいて表示色値に変換するので、印刷デバイスによる印刷色を表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができる。
また、本発明の色変換装置において、前記画像色値から前記印刷色値への変換は、前記画像色値と、前記印刷デバイスの色域における前記非依存色値との対応関係を示す非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が、前記印刷色値と、この印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値との対応関係を示す印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行され、前記非依存色値変換手段は、前記非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値を前記非依存色値に変換しても良い。
この構成により、本発明の色変換装置は、画像色値を、この画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を示す非依存色値に非依存色値変換情報に基づいて変換するので、画像色値から印刷色値変換情報に基づいて変換した印刷色値を印刷デバイス特性情報に基づいて非依存色値に変換する場合と比較して、処理の負担を軽減することができる。
また、本発明の色変換装置において、前記画像色値から前記印刷色値への変換は、前記画像色値と、前記印刷色値との前記印刷デバイス用の対応関係を示す印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行され、前記非依存色値変換手段は、前記印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値から変換した前記印刷色値を、前記印刷色値と、この印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値との対応関係を示す印刷デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値に変換しても良い。
この構成により、本発明の色変換装置は、画像色値から印刷色値変換情報に基づいて変換した印刷色値を印刷デバイス特性情報に基づいて非依存色値に変換するので、非依存色値変換情報を取得することができなくても、画像色値を、この画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を示す非依存色値に変換することができる。
また、本発明の色変換装置において、前記表示色値変換手段は、前記表示デバイス特性情報に基づいて前記非依存色値を前記表示色値に変換する場合に、前記非依存色値が前記表示デバイスの色域内に存在しないとき、前記非依存色値を前記表示デバイスの色域における最も近い前記表示色値以外の前記表示色値に変換しても良い。
この構成により、本発明の色変換装置は、画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を示す非依存色値が表示デバイスの色域内に存在しない場合に、この非依存色値を表示デバイスの色域における最も近い表示色値以外の表示色値に変換するので、表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができない印刷色を表示デバイスにおける表示において目立たせることができる。したがって、本発明の色変換装置は、表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができない印刷色を利用者に明確に認識させることができる。
本発明の色変換プログラムは、画像データに含まれる色値を示す画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を、表示色値に応じた表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換プログラムであって、前記画像色値を、デバイスに依存しない非依存色値に変換する非依存色値変換手段、および、前記非依存色値変換手段によって変換された前記非依存色値を前記表示色値に変換する表示色値変換手段としてコンピューターを機能させ、前記非依存色値変換手段は、前記画像色値を、この画像色値から変換される前記印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値に変換し、前記表示色値変換手段は、前記表示色値と、この表示色値に応じた前記表示デバイスによる前記表示色を示す前記非依存色値との対応関係を示す表示デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値を前記表示色値に変換することを特徴とする。
この構成により、本発明の色変換プログラムは、画像データに含まれる色値を示す画像色値を、この画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を示す非依存色値に変換した後、この非依存色値を表示デバイス特性情報に基づいて表示色値に変換するので、印刷デバイスによる印刷色を表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができる。
本発明の色変換方法は、画像データに含まれる色値を示す画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を、表示色値に応じた表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換方法であって、前記画像色値を、デバイスに依存しない非依存色値に変換する非依存色値変換ステップと、前記非依存色値変換ステップによって変換された前記非依存色値を前記表示色値に変換する表示色値変換ステップとを備え、前記非依存色値変換ステップは、前記画像色値を、この画像色値から変換される前記印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値に変換するステップであり、前記表示色値変換ステップは、前記表示色値と、この表示色値に応じた前記表示デバイスによる前記表示色を示す前記非依存色値との対応関係を示す表示デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値を前記表示色値に変換するステップであることを特徴とする。
この構成により、本発明の色変換方法は、画像データに含まれる色値を示す画像色値を、この画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を示す非依存色値に変換した後、この非依存色値を表示デバイス特性情報に基づいて表示色値に変換するので、印刷デバイスによる印刷色を表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができる。
本発明の色変換装置、色変換プログラムおよび色変換方法は、印刷デバイスによる印刷色を表示デバイスによる表示色によって正確に表現することができる。
本発明の一実施の形態に係る印刷システムのブロック図である。 図1に示すコンピューターのブロック図である。 図2に示す印刷デバイス特性情報を示す図である。 図3に示す印刷デバイス特性情報を構成する色変換テーブルを示す図である。 図4に示す色変換テーブルの1つを示す図である。 図2に示す表示デバイス特性情報を示す図である。 (a)図1に示す印刷デバイスにおける画像色値から印刷色値への変換方式のうち2段階変換方式を示す図である。 (b)図1に示す印刷デバイスにおける画像色値から印刷色値への変換方式のうちデバイスリンクプロファイル方式を示す図である。 図2に示すコンピューターの動作のフローチャートである。 図8に示す画像色値種類取得処理のフローチャートである。 図9に示す画像色値種類取得処理において扱われるRGB値集計情報の一例を示す図である。 図9に示す画像色値種類取得処理によって生成されたデータ列の一例を示す図である。 図8に示す非依存色値変換処理のフローチャートである。 図2に示すRGBtoLAB色変換テーブルに含まれるRGB値の直交座標系における格子点配置を示す図である。 (a)は、図2に示すRGBtoLAB色変換テーブルに含まれるRGB値の円柱座標系における格子点配置を示す図であって、明度が最大の箇所から明度が最低の箇所に向かって観察した場合の図である。 (b)は、図14(a)に示す格子点配置の等色相面の一例を示す図である。 (a)は、図14に示す円柱座標系における任意のRGB値を示す点Qの一例を示す図である。 (b)は、図15(a)に示す点Qを挟む隣接する2つの等色相面と、点Qとの関係を示す図である。 CIELAB値が追加された図11に示すデータ列の一例を示す図である。 CMYK値が追加された図11に示すデータ列の一例を示す図である。 図12に示すCMYKtoLAB変換処理のフローチャートである。 CIELAB値が追加された図17に示すデータ列の一例を示す図である。 図8に示す表示色値変換処理のフローチャートである。 図1に示す印刷デバイスの色域と、表示部の色域との一例を示す図である。 図1に示す印刷デバイスの色域と、表示部の色域との一例を示す図であって、図21に示す例とは異なる例を示す図である。 表示色値が追加された図16に示すデータ列の一例を示す図である。 図8に示す表示用画像生成処理のフローチャートである。 (a)画像色値から印刷色値への変換方式が2段階変換方式である場合の図2に示すコンピューターにおける画像色値から表示色値への変換方式を示す図である。(b)画像色値から印刷色値への変換方式がデバイスリンクプロファイル方式である場合の図2に示すコンピューターにおける画像色値から表示色値への変換方式を示す図である。 図6に示す表示デバイス特性情報の好ましい更新方法を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る印刷システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システム10のブロック図である。
図1に示すように、印刷システム10は、MFP(Multifunction Peripheral)、プリンター専用機などの印刷デバイス20と、印刷デバイス20に印刷データを入力するPC(Personal Computer)などのコンピューター30とを備えている。印刷デバイス20と、コンピューター30とは、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能に接続されている。
印刷デバイス20は、印刷色値としてのCMYK値に応じた量のトナーなどの色材によって印刷色を生成する。すなわち、印刷デバイス20は、C値、M値、Y値、K値にそれぞれ応じた量のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色材によって印刷色を生成する。
また、印刷デバイス20は、画像データに含まれる色値を示す画像色値としてのRGB値から、印刷色値としてのCMYK値への変換を実行する。
図2は、コンピューター30のブロック図である。
図2に示すように、コンピューター30は、種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部32と、ネットワーク11(図1参照。)経由で印刷デバイス20(図1参照。)など、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部33と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部34と、コンピューター30全体を制御する制御部35とを備えている。
記憶部34は、印刷デバイス20による印刷色を表示部32による表示色によって表現するための色変換プログラム34aを記憶している。色変換プログラム34aは、コンピューター30の製造段階でコンピューター30にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶媒体からコンピューター30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上からコンピューター30に追加でインストールされても良い。
制御部35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部34に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部35は、記憶部34に記憶されている色変換プログラム34aを実行することによって、画像色値としてのRGB値を、デバイスに依存しない非依存色値としてのCIELAB値に変換する非依存色値変換手段35a、および、非依存色値変換手段35aによって変換されたCIELAB値を、表示部32に入力される表示色値としてのRGB値に変換する表示色値変換手段35bとして機能する。すなわち、コンピューター30は、印刷デバイス20による印刷色を表示部32による表示色によって模擬的に表現するための色変換装置を構成している。
記憶部34は、印刷デバイス20の特性を示す色変換テーブル(LUT:Lookup Table)としての印刷デバイス特性情報34bと、表示部32の特性を示す色変換テーブルとしての表示デバイス特性情報34cと、画像色値としてのRGB値から印刷デバイス20の色域におけるCIELABに変換するための非依存色値変換情報としてのRGBtoLAB色変換テーブル34dと、画像色値としてのRGB値から印刷色値としてのCMYK値に変換するための印刷デバイス20用の印刷色値変換情報としてのRGBtoCMYK色変換テーブル34eとを記憶することができる。印刷デバイス特性情報34b、表示デバイス特性情報34c、RGBtoLAB色変換テーブル34dおよびRGBtoCMYK色変換テーブル34eは、例えば、ICCプロファイルによって取得することが可能である。
図3は、印刷デバイス特性情報34bを示す図である。
図3に示すように、印刷デバイス特性情報34bは、印刷色値としてのCMYK値と、このCMYK値に応じた印刷デバイス20による印刷色を示すCIELAB値との対応関係を示す情報である。印刷デバイス特性情報34bによれば、あるCMYK値が印刷色値として印刷デバイス20に入力された場合に、印刷デバイス20がどのようなCIELAB値の印刷色を生成するかということが分かる。逆に、印刷デバイス特性情報34bによれば、あるCIELAB値の印刷色を印刷デバイス20に生成させるためには、印刷色値としてどのようなCMYK値が印刷デバイス20に入力される必要があるかということも分かる。
図4は、印刷デバイス特性情報34bを構成する色変換テーブルを示す図である。図5は、図4に示す色変換テーブルの1つを示す図である。
図4に示すように、印刷デバイス特性情報34bは、図5に示すようなCMY値の直交座標系の色変換テーブル41、色変換テーブル42、色変換テーブル43、色変換テーブル44、色変換テーブル45および色変換テーブル46によって構成されている。色変換テーブル41、42、43、44、45、46は、それぞれ、CMYK値のK値が0%、20%、40%、60%、80%、100%で固定である。すなわち、印刷デバイス特性情報34bは、CMY値の3次元の色変換テーブルをKの含有率毎に備えることによって、CMYK値の4次元のデータを管理している。
図6は、表示デバイス特性情報34cを示す図である。
図6に示すように、表示デバイス特性情報34cは、表示色値としてのRGB値と、このRGB値に応じた表示部32による表示色を示すCIELAB値との対応関係を示す情報である。表示デバイス特性情報34cによれば、あるRGB値が表示色値として表示部32に入力された場合に、表示部32がどのようなCIELAB値の表示色を生成するかということが分かる。逆に、表示デバイス特性情報34cによれば、あるRGB値の表示色を表示部32に生成させるためには、表示色値としてどのようなRGB値が表示部32に入力される必要があるかということも分かる。
図7は、印刷デバイス20における画像色値から印刷色値への変換方式を示す図である。
印刷デバイス20における画像色値から印刷色値への変換方式としては、図7(a)に示す2段階変換方式と、図7(b)に示すデバイスリンクプロファイル方式とが存在する。
図7(a)に示す2段階変換方式は、画像色値としてのRGB値がRGBtoLAB色変換テーブル34dに基づいてCIELAB値に変換された後、このCIELAB値が印刷デバイス特性情報34bに基づいて印刷色値としてのCMYK値に変換されることによって実行される方式である。ここで、RGBtoLAB色変換テーブル34dは、画像色値としてのRGB値と、印刷デバイス20の色域におけるCIELAB値との対応関係を示している。すなわち、RGBtoLAB色変換テーブル34dにおいて、CIELAB値は、RGB値から印刷デバイス20の色域にガマット(色域)マッピングされた値である。印刷デバイス20が図7(a)に示す2段階変換方式によって画像色値から印刷色値に変換する場合、RGBtoCMYK色変換テーブル34eは不要である。
図7(b)に示すデバイスリンクプロファイル方式は、画像色値としてのRGB値がRGBtoCMYK色変換テーブル34eに基づいて印刷色値としてのCMYK値に直接変換されることによって実行される方式である。ここで、RGBtoCMYK色変換テーブル34eは、画像色値としてのRGB値と、印刷色値としてのCMYK値との印刷デバイス20用の対応関係を示している。印刷デバイス20が図7(b)に示すデバイスリンクプロファイル方式によって画像色値から印刷色値に変換する場合、RGBtoLAB色変換テーブル34dは不要である。
次に、コンピューター30の動作について説明する。
図8は、コンピューター30の動作のフローチャートである。
図8に示すように、コンピューター30の制御部35は、印刷データからカラー画像の部分を抜き出すことによって画像データを取得する(S101)。
次いで、制御部35は、S101において取得した画像データに含まれる色値、すなわち、画像色値の種類を取得する画像色値種類取得処理を実行する(S102)。
ここで、画像データにおいては、同一の色値が複数の画素で使用されている可能性がある。そのため、画像データに含まれる全ての画素の色値に対して後続の色変換の処理が実行される構成である場合には、コンピューター30への負担が大きく、処理時間が長くなる可能性がある。
また、画像データにおいては、全ての種類のRGB値が使用されているとは限らない。そのため、全ての種類のRGB値に対して後続の色変換の処理が実行される構成である場合にも、コンピューター30への負担が大きく、処理時間が長くなる可能性がある。
したがって、後続の色変換の処理に対するコンピューター30への負担を軽減するために、制御部35は、S102において画像色値の種類を取得することによって、後続の色変換の処理の対象となるデータの量を抑える。
図9は、S102の画像色値種類取得処理のフローチャートである。
図9に示すように、制御部35は、画像データに含まれるRGB値の数を集計するためのRGB値集計情報50(図10参照。)を用意する(S131)。
図10は、RGB値集計情報50の一例を示す図である。
図10に示すように、RGB値集計情報50は、全ての種類のRGB値のそれぞれに対する画像データにおける出現数を調べるための情報である。全ての種類のRGB値のそれぞれに対する画像データにおける出現数は、S131の処理の直後において、0である。図10に示す例では、R値、G値、B値は、それぞれ0から255までの256種類存在する。すなわち、図10に示す例では、RGB値は、16777216(=256×256×256)種類である。
ここで、画像データは、画像における座標位置と、色値とを画素毎に備えている。図9に示すように、制御部35は、S131の処理の後、画像データに含まれる画素の座標位置に基づいて、画像データに含まれる画素を1つずつ順番に対象にしていき、それぞれの画素の色値としてのRGB値にRGB集計情報において対応する出現数を1つずつ増やすことによって、画像データに含まれるRGB値の数を集計する(S132)。
次いで、制御部35は、RGB値集計情報50において出現数が1以上のRGB値によって構成されたデータ列60(図11参照。)を生成して(S133)、図9に示す画像色値種類取得処理を終了する。
図11は、図9に示す画像色値種類取得処理によって生成されたデータ列60の一例を示す図である。
図11に示すように、データ列60は、画像データに含まれる色値、すなわち、画像色値の種類を取得した情報である。
図8に示すように、非依存色値変換手段35aは、S102の画像色値種類取得処理が終了すると、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値を、このRGB値から変換される印刷色値としてのCMYK値に応じた印刷デバイス20による印刷色を示すCIELAB値に変換する非依存色値変換処理を実行する(S103)。
図12は、S103の非依存色値変換処理のフローチャートである。
図12に示すように、非依存色値変換手段35aは、対象の印刷デバイス20の色変換テーブルを取得する(S161)。
ここで、印刷デバイス20における画像色値から印刷色値への変換方式としては、上述したように、2段階変換方式と、デバイスリンクプロファイル方式とが存在する。非依存色値変換手段35aは、印刷デバイス20が2段階変換方式を採用している場合には、印刷デバイス20の色変換テーブルとしての印刷デバイス特性情報34bおよびRGBtoLAB色変換テーブル34dのうち、S161においてはRGBtoLAB色変換テーブル34dのみを取得する。また、非依存色値変換手段35aは、印刷デバイス20がデバイスリンクプロファイル方式を採用している場合には、印刷デバイス20の色変換テーブルとして、RGBtoCMYK色変換テーブル34eを取得する。
なお、非依存色値変換手段35aは、取得対象の色変換テーブルのうち記憶部34に記憶されている色変換テーブルについては記憶部34から取得し、取得対象の色変換テーブルのうち記憶部34に記憶されていない色変換テーブルについては印刷デバイス20から取得する。もちろん、非依存色値変換手段35aは、取得対象の色変換テーブルが記憶部34に記憶されているか否かに関わらず、印刷デバイス20から色変換テーブルをS161の処理の度に取得しても良い。
非依存色値変換手段35aは、S161の処理の後、S161において取得した色変換テーブルがRGBtoCMYK色変換テーブル34eであるか否かを判断する(S162)。
非依存色値変換手段35aは、取得した色変換テーブルがRGBtoCMYK色変換テーブル34eではない、すなわち、取得した色変換テーブルがRGBtoLAB色変換テーブル34dであるとS162において判断すると、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値を、S161において取得したRGBtoLAB色変換テーブル34dに基づいて、CIELAB値に変換する(S163)。
ここで、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値がRGBtoLAB色変換テーブル34dに定まっていない場合であっても、非依存色値変換手段35aは、補間演算によって、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値に対するCIELAB値をRGBtoLAB色変換テーブル34dに基づいて求めることができる。
図13は、RGBtoLAB色変換テーブル34dに含まれるRGB値の直交座標系における格子点配置を示す図である。図14(a)は、RGBtoLAB色変換テーブル34dに含まれるRGB値の円柱座標系における格子点配置を示す図であって、明度が最大の箇所から明度が最低の箇所に向かって観察した場合の図である。図14(b)は、図14(a)に示す格子点配置の等色相面の一例を示す図である。
なお、図13および図14において、Rは、R値、すなわち、レッド(赤)を示している。Gは、G値、すなわち、グリーン(緑)を示している。Bは、B値、すなわち、ブルー(青)を示している。Wは、ホワイト(白)を示している。Kは、ブラック(黒)を示している。また、図14において、点Pは、点Pの等色相面において最も彩度が高い点を示している。
図13に示すように、RGBtoLAB色変換テーブル34dに含まれるRGB値は、R軸、G軸およびB軸の3軸から構成される直交座標系において、立方体で表すことができる。
図13に示す立方体を構成するRGB値の集合を、図14に示す円柱座標系に座標変換する。図14(b)において、縦軸は、明度を表しており、上側ほど明度が高いことを意味する。また、縦軸からの距離は、彩度を表しており、縦軸から遠いほど彩度が高いことを意味する。また、縦軸を中心軸とした角度は、色相を表している。図14に示す円柱座標系において、RGBtoLAB色変換テーブル34dに含まれるRGB値は、等色相面71のような等色相面を例えば24個形成している。
図15(a)は、図14に示す円柱座標系における任意のRGB値を示す点Qの一例を示す図である。図15(b)は、図15(a)に示す点Qを挟む隣接する2つの等色相面と、点Qとの関係を示す図である。
非依存色値変換手段35aは、図15に示す点Qに対応するCIELAB値を求める場合、まず、点QのRGB値から点Qの色相を求めることによって、点Qを挟む2つの等色相面、すなわち、等色相面72および等色相面73を特定する。ここで、等色相面72は、点Qより色相角が小さい等色相面のうち、最も点Qに近い等色相面である。また、等色相面73は、点Qより色相角が大きい等色相面のうち、最も点Qに近い等色相面である。次に、非依存色値変換手段35aは、等色相面72において、彩度および明度が点Qと同一である点を囲む3つの点、すなわち、点72a、点72bおよび点72cを特定する。同様に、非依存色値変換手段35aは、等色相面73において、彩度および明度が点Qと同一である点を囲む3つの点、すなわち、点73a、点73bおよび点73cを特定する。ここで、点72a〜72cおよび点73a〜73cは、RGBtoLAB色変換テーブル34dに含まれるRGB値の何れかを示す点である。最後に、非依存色値変換手段35aは、RGBtoLAB色変換テーブル34dにおいて点72a〜72cおよび点73a〜73cに対応するCIELAB値から、図15に示す円柱座標系における点Q、点72a〜72cおよび点73a〜73cの位置関係に基づいて補間演算を行うことによって、点QのCIELAB値を求めることができる。
図12に示すように、非依存色値変換手段35aは、S163の処理の後、S163において変換した印刷色値としてのCIELAB値をデータ列60に追加して(S164)、図12に示す非依存色値変換処理を終了する。
図16は、CIELAB値が追加されたデータ列60の一例を示す図である。
図16に示すデータ列60は、画像色値としてのRGB値と、CIELAB値とが対応付けられている情報である。なお、図16においては、CIELAB値のL値、a値、b値を空欄で描いているが、実際には、具体的な数値が入っている。
図12に示すように、非依存色値変換手段35aは、取得した色変換テーブルがRGBtoCMYK色変換テーブル34eであるとS162において判断すると、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値を、S161において取得したRGBtoCMYK色変換テーブル34eに基づいて、CMYK値に変換する(S165)。
ここで、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値がRGBtoCMYK色変換テーブル34eに定まっていない場合であっても、非依存色値変換手段35aは、S163の処理において説明した補間演算と同様の補間演算によって、データ列60に含まれる画像色値としてのRGB値に対するCMYK値を、RGBtoCMYK色変換テーブル34eに基づいて求めることができる。
非依存色値変換手段35aは、S165の処理の後、S165において変換したCMYK値をデータ列60に追加する(S166)。
図17は、CMYK値が追加されたデータ列60の一例を示す図である。
図17に示すデータ列60は、画像色値としてのRGB値と、CMYK値とが対応付けられている情報である。なお、図17においては、CMYK値のC値、M値、Y値、K値を空欄で描いているが、実際には、具体的な数値が入っている。
図12に示すように、非依存色値変換手段35aは、S166の処理の後、対象の印刷デバイス20の印刷デバイス特性情報34bを取得する(S167)。
ここで、非依存色値変換手段35aは、取得対象の印刷デバイス特性情報34bが記憶部34に記憶されている場合には、取得対象の印刷デバイス特性情報34bを記憶部34から取得しても良い。また、非依存色値変換手段35aは、取得対象の印刷デバイス特性情報34bが記憶部34に記憶されていない場合には、取得対象の印刷デバイス特性情報34bを印刷デバイス20から取得する。もちろん、非依存色値変換手段35aは、取得対象の印刷デバイス特性情報34bが記憶部34に記憶されているか否かに関わらず、印刷デバイス20から印刷デバイス特性情報34bをS167の処理の度に取得しても良い。
非依存色値変換手段35aは、S167の処理の後、S167の処理において取得した印刷デバイス特性情報34bに基づいて、データ列60に含まれる印刷色値としてのCMYK値を、このCMYK値に応じた印刷デバイス20による印刷色を示すCIELAB値に変換するCMYKtoLAB変換処理を実行する(S168)。
図18は、S168のCMYKtoLAB変換処理のフローチャートである。
図18に示すように、非依存色値変換手段35aは、データ列60において各データをCMYK値のK値順に並べ替える(S201)。
次いで、非依存色値変換手段35aは、データ列60における最初のデータを対象にする(S202)。
次いで、非依存色値変換手段35aは、初期設定として、変数K_pastおよび変数K_nowに、対象のデータのK値を代入する(S203)。ここで、変数K_pastは、CMYKtoLAB変換処理におけるループ処理において、前回の対象のデータのK値を示す変数である。また、変数K_nowは、CMYKtoLAB変換処理におけるループ処理において、現在の対象のデータのK値を示す変数である。
非依存色値変換手段35aは、S203の処理の後、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルが印刷デバイス特性情報34bに含まれているか否かを判断する(S204)。具体的には、非依存色値変換手段35aは、変数K_nowの値が0、20、40、60、80および100の何れかである場合に、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルが印刷デバイス特性情報34bに含まれているとS204において判断する。
非依存色値変換手段35aは、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルが印刷デバイス特性情報34bに含まれているとS204において判断すると、印刷デバイス特性情報34bに含まれている色変換テーブルのうち、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルを対象にする(S205)。具体的には、非依存色値変換手段35aは、変数K_nowの値が0、20、40、60、80、100である場合に、それぞれ、色変換テーブル41、42、43、44、45、46(図4参照。)を対象にする。
非依存色値変換手段35aは、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルが印刷デバイス特性情報34bに含まれていないとS204において判断すると、印刷デバイス特性情報34bに含まれている色変換テーブルに基づいて、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルを生成する(S206)。
具体的には、非依存色値変換手段35aは、0、20、40、60、80および100のうち変数K_nowの値より小さく最も近い値(以下「最近小値」と言う。)を求めた後、印刷デバイス特性情報34bに含まれている最近小値に対応する色変換テーブル(以下「最近小値テーブル」と言う。)を特定する。同様に、非依存色値変換手段35aは、0、20、40、60、80および100のうち変数K_nowの値より大きく最も近い値(以下「最近大値」と言う。)を求めた後、印刷デバイス特性情報34bに含まれている最近大値に対応する色変換テーブル(以下「最近大値テーブル」と言う。)を特定する。そして、非依存色値変換手段35aは、最近小値テーブルにおけるCMY値に対応するCIELAB値と、このCMY値と同一のCMY値が最近大値テーブルにおいて対応付けられているCIELAB値とから、最近小値および変数K_nowの値の差と、変数K_nowの値および最近大値の差との比率に基づいて、線形補間演算を行う。非依存色値変換手段35aは、この線形補間演算を、最近小値テーブルおよび最近大値テーブルに含まれる全てのCMY値に対して実行することによって、変数K_nowの値に対応する色変換テーブルを生成する。
非依存色値変換手段35aは、S206の処理の後、S206において生成した色変換テーブルを対象にする(S207)。
非依存色値変換手段35aは、S205またはS207の処理の後、対象の色変換テーブルに基づいて、対象のデータのCMYK値をCIELAB値に変換する(S208)。具体的には、非依存色値変換手段35aは、対象の色変換テーブルにおけるCMY値の格子点のうち、対象のデータのCMY値を囲む4つの点を取得し、取得した4つの点に対応するCIELAB値から、これら4つの点のCMY値と、対象のデータのCMY値との位置関係に基づいて、四面体補間演算を行うことによって、対象のデータのCIELAB値を求めることができる。
非依存色値変換手段35aは、S208の処理の後、データ列60における全てのデータを対象にしたか否かを判断する(S209)。
非依存色値変換手段35aは、データ列60において未だ対象にしていないデータが存在するとS209において判断すると、データ列60において対象のデータの次のデータを対象にする(S210)。
次いで、非依存色値変換手段35aは、変数K_pastに変数K_nowの値を代入する(S211)。
次いで、非依存色値変換手段35aは、変数K_nowに対象のデータのK値を代入する(S212)。
次いで、非依存色値変換手段35aは、変数K_pastの値と、変数K_nowの値とが等しいか否かを判断する(S213)。
非依存色値変換手段35aは、等しくないとS213において判断すると、対象の色変換テーブルを変更する必要があるので、S204の処理を実行する。
非依存色値変換手段35aは、等しいとS213において判断すると、対象の色変換テーブルを変更する必要がないので、S208の処理を実行する。
非依存色値変換手段35aは、データ列60における全てのデータを対象にしたとS209において判断すると、図18に示すCMYKtoLAB変換処理を終了する。
図12に示すように、非依存色値変換手段35aは、S168のCMYKtoLAB変換処理の後、S168において変換したCIELAB値をデータ列60に追加して(S169)、図12に示す非依存色値変換処理を終了する。
図19は、CIELAB値が追加されたデータ列60の一例を示す図である。
図19に示すデータ列60は、画像色値としてのRGB値と、印刷色値としてのCMYK値と、CIELAB値とが対応付けられている情報である。なお、図16においては、CMYK値のC値、M値、Y値およびK値と、CIELAB値のL値、a値およびb値とを空欄で描いているが、実際には、具体的な数値が入っている。
図8に示すように、表示色値変換手段35bは、S103の非依存色値変換処理が終了すると、データ列60に含まれるCIELAB値を、表示部32に入力される表示色値としてのRGB値に変換する表示色値変換処理を実行する(S104)。
図20は、S104の表示色値変換処理のフローチャートである。
図20に示すように、表示色値変換手段35bは、表示部32の表示デバイス特性情報34cを取得する(S231)。
ここで、表示色値変換手段35bは、取得対象の表示デバイス特性情報34cが記憶部34に記憶されている場合には、取得対象の表示デバイス特性情報34cを記憶部34から取得しても良い。また、表示色値変換手段35bは、取得対象の表示デバイス特性情報34cが記憶部34に記憶されていない場合には、取得対象の表示デバイス特性情報34cを表示部32から取得する。もちろん、表示色値変換手段35bは、取得対象の表示デバイス特性情報34cが記憶部34に記憶されているか否かに関わらず、表示部32から表示デバイス特性情報34cをS231の処理の度に取得しても良い。
表示色値変換手段35bは、S231の処理の後、データ列60における最初のデータを対象にする(S232)。
次いで、表示色値変換手段35bは、対象のデータのCIELAB値から、対象のデータの色相角を求める(S233)。
次いで、表示色値変換手段35bは、S231において取得した表示デバイス特性情報34cに基づいて、対象のデータのCIELAB値を示す点を挟む隣接する2つの等色相面を求め、S163の処理において説明した補間演算と同様の補間演算によって、対象のデータのCIELAB値に対するRGB値を求める(S234)。
次いで、表示色値変換手段35bは、対象のデータのCIELAB値に対するRGB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて求めることができたか否かを判断する(S235)。
図21は、印刷デバイス20の色域と、表示部32の色域との一例を示す図である。図22は、印刷デバイス20の色域と、表示部32の色域との一例を示す図であって、図21に示す例とは異なる例を示す図である。
図21および図22は、印刷デバイス20および表示部32のそれぞれの特性をLAB空間のAB平面において示した図である。例えば、図21に示すように、表示部32の色域が印刷デバイス20の色域を完全に包含している場合、表示色値変換手段35bは、データ列60に含まれる全てのCIELAB値に対するRGB値を求めることができる。しかしながら、図22に示すように、表示部32の色域が印刷デバイス20の色域を完全には包含していない場合、表示色値変換手段35bは、データ列60に含まれるCIELAB値のうち少なくとも一部について、CIELAB値に対するRGB値を求めることができない。図22に示す例では、表示色値変換手段35bは、印刷デバイス20の色域のうち表示部32の色域に含まれない領域80内のCIELAB値については、表示色値としてのRGB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて求めることができない。
表示色値変換手段35bは、対象のデータのCIELAB値に対するRGB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて求めることができなかった、すなわち、対象のデータのCIELAB値が表示部32の色域内に存在しないとS235において判断すると、対象のデータのCIELAB値に対するRGB値を、(0,0,0)、すなわち、黒色の値にする(S236)。
表示色値変換手段35bは、対象のデータのCIELAB値に対するRGB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて求めることができた、すなわち、対象のデータのCIELAB値が表示部32の色域内に存在するとS235において判断すると、対象のデータのCIELAB値に対するRGB値を、S234において求めたRGB値に決定する(S237)。
表示色値変換手段35bは、S236またはS237の処理の後、データ列60における全てのデータを対象にしたか否かを判断する(S238)。
表示色値変換手段35bは、データ列60において未だ対象にしていないデータが存在するとS238において判断すると、データ列60において対象のデータの次のデータを対象にして(S239)、S233の処理を実行する。
表示色値変換手段35bは、データ列60における全てのデータを対象にしたとS238において判断すると、S236またはS237において生成した表示色値としてのRGB値をデータ列60に追加して(S240)、図20に示す表示色値変換処理を終了する。
図23は、表示色値が追加されたデータ列60の一例を示す図である。
図23に示すデータ列60は、画像色値としてのRGB値と、CIELAB値と、表示色値としてのRGB値とが対応付けられている情報である。なお、図23においては、CIELAB値のL値、a値およびb値と、表示色値としてのR値、G値およびB値とを空欄で描いているが、実際には、具体的な数値が入っている。
図23に示すデータ列60は、図16に示すデータ列60に表示色値が追加されたものである。表示色値変換手段35bは、図20に示す表示色値変換処理の前にデータ列60が図19に示すものである場合には、図19に示すデータ列60に表示色値が追加されたものをS240において生成する。
図8に示すように、表示色値変換手段35bは、S104の表示色値変換処理が終了すると、表示部32に表示するための画像データを生成する表示用画像生成処理を実行する(S105)。
図24は、S105の表示用画像生成処理のフローチャートである。
図24に示すように、表示色値変換手段35bは、S101において取得した画像データのうち、表示用画像生成処理において未だ対象にしていない画素を対象にする(S261)。
次いで、表示色値変換手段35bは、対象の画素の画像色値にデータ列60において対応付けられているCIELAB値および表示色値を、対象の画素に割り当てる(S262)。
なお、CIELAB値を割り当てる理由は、利用者が画像データを確認することによって、画像データ内の各画素のCIELAB値を確認することができるようにするためである。特に、CIELAB値が表示部32の色域内に存在しない場合に、S236において表示色値が全て黒色の値にされているので、CIELAB値を確認することができる意義は大きい。
表示色値変換手段35bは、S262の処理の後、画像データのうち表示用画像生成処理において未だ対象にしていない画素が存在するか否かを判断する(S263)。
表示色値変換手段35bは、画像データのうち表示用画像生成処理において未だ対象にしていない画素が存在するとS263において判断すると、S261の処理を実行する。
表示色値変換手段35bは、画像データのうち表示用画像生成処理において未だ対象にしていない画素が存在しないとS263において判断すると、画像データの画素の色値をS262において割り当てた表示色値に変換することによって、表示部32に表示するための画像データを生成して(S264)、図24に示す表示用画像生成処理を終了する。
図8に示すように、制御部35は、S105の表示用画像生成処理が終了すると、S264において生成された画像データに基づいて表示部32に画像を表示させて(S106)、図8に示す動作を終了する。
以上に説明したように、コンピューター30は、印刷デバイス20による印刷色を表示部32による表示色によって模擬的に表現することができる。すなわち、コンピューター30は、印刷デバイス20における画像色値から印刷色値への変換方式が図7(a)に示す2段階変換方式である場合には、図25(a)に示すように、画像色値としてのRGB値をRGBtoLAB色変換テーブル34dに基づいて印刷デバイス20でのCIELAB値に変換した後、このCIELAB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて表示部32での表示色値としてのRGB値に変換する。また、コンピューター30は、印刷デバイス20における画像色値から印刷色値への変換方式が図7(b)に示すデバイスリンクプロファイル方式である場合には、図25(b)に示すように、画像色値としてのRGB値をRGBtoCMYK色変換テーブル34eに基づいて印刷デバイス20での印刷色値としてのCMYK値に変換し、このCMYK値を印刷デバイス特性情報34bに基づいてCIELAB値に変換した後、このCIELAB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて表示部32での表示色値としてのRGB値に変換する。
なお、表示部32は、キャリブレーション(校正)が確実に実行されている場合に、表示デバイス特性情報34c通りの表示を行うことが可能である。そこで、表示デバイス特性情報34cの好ましい更新方法を、図26に示す。
図26に示すように、まず、利用者は、キャリブレーション用のアプリケーションまたはツールを使用して、表示部32のキャリブレーションを実行する(S301)。
次いで、利用者は、正確に校正された測定器を表示部32に装着し、表示部32の表示色を測定するためのチャートを表示部32に表示させ、表示部32に表示させたチャートの色を測定器によって測定する(S302)。
次いで、利用者は、S302における測定値に基づいて表示デバイス特性情報34cを更新する(S303)。
以上に説明したように、コンピューター30は、画像データに含まれる色値を示す画像色値としてのRGB値を、このRGB値から変換される印刷色値としてのCMYK値に応じた印刷デバイス20による印刷色を示すCIELAB値(以下「印刷色LAB値」と言う。)に変換した(S103)後、このCIELAB値を表示デバイス特性情報34cに基づいて表示色値としてのRGB値に変換する(S104およびS105)ので、印刷デバイス20による印刷色を表示部32による表示色によって正確に表現する(S106)ことができる。
コンピューター30は、画像色値としてのRGB値を、このRGB値に対応する印刷色LAB値にRGBtoLAB色変換テーブル34dに基づいて変換する(S163)場合、画像色値としてのRGB値からRGBtoCMYK色変換テーブル34eに基づいて変換した(S165)印刷色値としてのCMYK値を印刷デバイス特性情報34bに基づいて印刷色LAB値に変換する(S168)場合と比較して、処理の負担を軽減することができる。
コンピューター30は、画像色値としてのRGB値からRGBtoCMYK色変換テーブル34eに基づいて変換した(S165)印刷色値としてのCMYK値を印刷デバイス特性情報34bに基づいて印刷色LAB値に変換する(S168)場合、RGBtoLAB色変換テーブル34dを取得することができなくても、画像色値としてのRGB値を、このRGB値に対応する印刷色LAB値に変換することができる。
コンピューター30は、印刷色LAB値が表示部32の色域内に存在しない場合(S235でNO)に、この印刷色LAB値を表示部32の色域における最も近い表示色値以外の表示色値に変換する(S236)ので、表示部32による表示色によって正確に表現することができない印刷色を表示部32における表示において目立たせることができる。したがって、コンピューター30は、表示部32による表示色によって正確に表現することができない印刷色を利用者に明確に認識させることができる。
なお、コンピューター30は、本実施の形態において、表示部32による表示色によって正確に表現することができない印刷色を表示部32における表示において黒色で表現するようになっている。しかしながら、コンピューター30は、表示部32による表示色によって正確に表現することができない印刷色を表示部32における表示において黒色以外の色で表現しても良い。例えば、コンピューター30は、印刷色LAB値が表示部32の色域内に存在しない場合に、この印刷色LAB値を表示部32の色域における最も近い表示色値に変換しても良い。
画像色値としてのRGB値から印刷色値としてのCMYK値への変換は、本実施の形態において、印刷デバイス20によって実行されている。しかしながら、画像色値から印刷色値への変換は、印刷デバイス20およびコンピューター30の何れによって実行されても良いし、印刷デバイス20およびコンピューター30の協働によって実行されても良い。例えば、画像色値から印刷色値への変換方式が、画像色値がCIELAB値に変換された後、このCIELAB値が印刷色値に変換される2段階変換方式である場合には、画像色値からCIELAB値への変換がコンピューター30によって実行されて、CIELAB値から印刷色値への変換が印刷デバイス20によって実行されても良い。
画像色値、印刷色値、表示色値および非依存色値は、本実施の形態において、それぞれ、RGB値、CMYK値、RGB値およびCIELAB値である。しかしながら、画像色値、印刷色値、表示色値および非依存色値としては、これら以外の種類の色値が採用されても良い。例えば、画像色値は、CMYK値が採用されても良い。
20 印刷デバイス
30 コンピューター(色変換装置)
32 表示部(表示デバイス)
34a 色変換プログラム
34b 印刷デバイス特性情報
34c 表示デバイス特性情報
34d RGBtoLAB色変換テーブル(非依存色値変換情報)
34e RGBtoCMYK色変換テーブル(印刷色値変換情報)
35a 非依存色値変換手段
35b 表示色値変換手段

Claims (6)

  1. 画像データに含まれる色値を示す画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を、表示色値に応じた表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換装置であって、
    前記画像データに含まれる前記画像色値の種類毎に1つずつの前記画像色値によって構成されるデータ列を生成する手段と、
    前記画像色値を、デバイスに依存しない非依存色値に変換する非依存色値変換手段と、
    前記非依存色値変換手段によって変換された前記非依存色値を前記表示色値に変換する表示色値変換手段とを備え、
    前記非依存色値変換手段は、前記画像色値を、この画像色値から変換される前記印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値に変換し、
    前記表示色値変換手段は、前記表示色値と、この表示色値に応じた前記表示デバイスによる前記表示色を示す前記非依存色値との対応関係を示す表示デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値を前記表示色値に変換し、
    前記非依存色値変換手段は、前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記画像色値と、前記印刷デバイスの色域における前記非依存色値との対応関係を示す非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が、前記印刷色値と、この印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値との対応関係を示す印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行されるか、前記画像色値と、前記印刷色値との前記印刷デバイス用の対応関係を示す印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行されるかを判断し、
    前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が前記印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行される場合に、前記非依存色値変換手段は、前記データ列に含まれる前記画像色値を前記非依存色値変換情報に基づいて前記非依存色値に変換し、
    前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行される場合に、前記非依存色値変換手段は、前記データ列に含まれる前記画像色値から前記印刷色値変換情報に基づいて変換した前記印刷色値を前記印刷デバイス特性情報に基づい前記非依存色値に変換することを特徴とする色変換装置。
  2. 前記非依存色値変換情報、前記印刷デバイス特性情報および前記印刷色値変換情報を記憶することが可能である記憶デバイスを備え、
    前記非依存色値変換手段は、前記非依存色値変換情報、前記印刷デバイス特性情報および前記印刷色値変換情報のうち前記記憶デバイスに記憶されているものを前記記憶デバイスから取得し、記非依存色値変換情報、前記印刷デバイス特性情報および前記印刷色値変換情報のうち前記記憶デバイスに記憶されていないものを前記印刷デバイスから取得することを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 前記表示デバイス特性情報を記憶することが可能である記憶デバイスを備え、
    前記表示色値変換手段は、前記表示デバイス特性情報が前記記憶デバイスに記憶されている場合に前記表示デバイス特性情報を前記記憶デバイスから取得し、前記表示デバイス特性情報が前記記憶デバイスに記憶されていない場合に前記表示デバイス特性情報を前記表示デバイスから取得することを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  4. 前記表示色値変換手段は、前記表示デバイス特性情報に基づいて前記非依存色値を前記表示色値に変換する場合に、前記非依存色値が前記表示デバイスの色域内に存在しないとき、前記非依存色値を前記表示デバイスの色域における最も近い前記表示色値以外の前記表示色値に変換することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の色変換装置。
  5. 画像データに含まれる色値を示す画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を、表示色値に応じた表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換プログラムであって、
    前記画像データに含まれる前記画像色値の種類毎に1つずつの前記画像色値によって構成されるデータ列を生成する手段、
    前記画像色値を、デバイスに依存しない非依存色値に変換する非依存色値変換手段、および、
    前記非依存色値変換手段によって変換された前記非依存色値を前記表示色値に変換する表示色値変換手段としてコンピューターを機能させ、
    前記非依存色値変換手段は、前記画像色値を、この画像色値から変換される前記印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値に変換し、
    前記表示色値変換手段は、前記表示色値と、この表示色値に応じた前記表示デバイスによる前記表示色を示す前記非依存色値との対応関係を示す表示デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値を前記表示色値に変換し、
    前記非依存色値変換手段は、前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記画像色値と、前記印刷デバイスの色域における前記非依存色値との対応関係を示す非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が、前記印刷色値と、この印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値との対応関係を示す印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行されるか、前記画像色値と、前記印刷色値との前記印刷デバイス用の対応関係を示す印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行されるかを判断し、
    前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が前記印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行される場合に、前記非依存色値変換手段は、前記データ列に含まれる前記画像色値を前記非依存色値変換情報に基づいて前記非依存色値に変換し、
    前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行される場合に、前記非依存色値変換手段は、前記データ列に含まれる前記画像色値から前記印刷色値変換情報に基づいて変換した前記印刷色値を前記印刷デバイス特性情報に基づい前記非依存色値に変換することを特徴とする色変換プログラム。
  6. 画像データに含まれる色値を示す画像色値から変換される印刷色値に応じた印刷デバイスによる印刷色を、表示色値に応じた表示デバイスによる表示色によって模擬的に表現するための色変換方法であって、
    前記画像データに含まれる前記画像色値の種類毎に1つずつの前記画像色値によって構成されるデータ列を生成するステップと、
    前記画像色値を、デバイスに依存しない非依存色値に変換する非依存色値変換ステップと、
    前記非依存色値変換ステップによって変換された前記非依存色値を前記表示色値に変換する表示色値変換ステップとを備え、
    前記非依存色値変換ステップは、前記画像色値を、この画像色値から変換される前記印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値に変換するステップであり、
    前記表示色値変換ステップは、前記表示色値と、この表示色値に応じた前記表示デバイスによる前記表示色を示す前記非依存色値との対応関係を示す表示デバイス特性情報に基づいて、前記非依存色値を前記表示色値に変換するステップであり、
    前記非依存色値変換ステップは、前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記画像色値と、前記印刷デバイスの色域における前記非依存色値との対応関係を示す非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が、前記印刷色値と、この印刷色値に応じた前記印刷デバイスによる前記印刷色を示す前記非依存色値との対応関係を示す印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行されるか、前記画像色値と、前記印刷色値との前記印刷デバイス用の対応関係を示す印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行されるかを判断するステップであり、
    前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記非依存色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記非依存色値に変換された後、この非依存色値が前記印刷デバイス特性情報に基づいて前記印刷色値に変換されることによって実行される場合に、前記非依存色値変換ステップは、前記データ列に含まれる前記画像色値を前記非依存色値変換情報に基づいて前記非依存色値に変換するステップであり、
    前記印刷デバイスにおける前記画像色値から前記印刷色値への変換が、前記印刷色値変換情報に基づいて前記画像色値が前記印刷色値に変換されることによって実行される場合に、前記非依存色値変換ステップは、前記データ列に含まれる前記画像色値から前記印刷色値変換情報に基づいて変換した前記印刷色値を前記印刷デバイス特性情報に基づい前記非依存色値に変換するステップであることを特徴とする色変換方法。
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