JP6394855B2 - 制御装置および同装置を備えるステアリング装置 - Google Patents
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Description
この点、上記制御装置によれば、転舵角偏差量が閾値以上のときに反力モータが操舵部材を特定の操舵位置に保持するため、左前輪および右前輪の一方が障害物に衝突したときに操舵部材が運転者の意図しない操作により操舵部材が動くことが抑制される。このため、運転者に安心感を与えることができる。
上記制御装置によれば、左前輪および右前輪の一方が縁石等の障害物に衝突した場合に操舵部材が中立位置に固定されるため、運転者が車両のシートに背中を押し付けた姿勢になりやすい。このため、左前輪および右前輪の一方が縁石等の障害物に衝突した場合でも運転者がその衝突による衝撃に耐えやすくなる。
車両1は、転舵輪である左前輪80Lおよび右前輪80Rと、駆動輪である左後輪および右後輪を駆動させるエンジン(図示略)と、操舵部材の一例としてのステアリングホイール21の操作により左前輪80Lおよび右前輪80Rを転舵させるステアリング装置10とを備えている。また、車両1は、車速、エンジン回転数等を表示するディスプレイ装置90と、音声により運転者に報知する報知部100とを備えている。本実施形態では、左前輪80Lおよび右前輪80Rがラックシャフト等により互いに機械的に連結されていない。
まず、制御装置40のハードウェア構成について説明する。
制御装置40は、左前輪転舵駆動部31Lと右前輪転舵駆動部31Rとを制御する転舵ECU50、および、反力モータ23を制御する操舵ECU60を有している。
転舵ECU50のマイコン51は、記憶部(図示略)に格納された制御プログラムを実行することによって実現される各種の演算処理部を有している。
転舵角偏差量演算部55は、目標転舵角設定部52により演算された目標転舵角θwtと、転舵角センサ74Lにより検出された転舵角θwlとの偏差である転舵角偏差量ΔWlを演算し、上記目標転舵角θwtと転舵角センサ74Rにより検出された転舵角θwrとの偏差である転舵角偏差量ΔWrを演算する。なお、目標転舵角θwtは、ステアリングホイール21の操作に基づく左前輪80Lおよび右前輪80Rの目標となる転舵角を示す。
図2に示されるように、マイコン51は、通常時転舵制御において、目標転舵角設定部52、電流指令値演算部53、および、モータ駆動信号生成部54の順に演算処理することによりモータ駆動信号Swl,Swrを生成する。
以下では、一例として左前輪80Lに転舵異常が発生した場合について説明する。
マイコン51は、異常時転舵制御において、転舵角偏差量演算部55、転舵量演算部57、目標転舵角設定部52、電流指令値演算部53、および、モータ駆動信号生成部54の順に演算処理することにより、転舵異常が発生していない右前輪80Rを転舵させる右前輪転舵モータ32Rのモータ駆動信号Swrbを生成する。一方、マイコン51は、異常時転舵制御において、左前輪80Lに転舵異常が発生したときの転舵角(以下、「異常転舵角θwlb」)に維持するように、左前輪80Lを転舵させる左前輪転舵モータ32Lのモータ駆動信号Swlbを生成する。なお、マイコン51が異常時転舵制御を実行するとき、転舵角偏差量演算部55、転舵量演算部57、目標転舵角設定部52、電流指令値演算部53、および、モータ駆動信号生成部54が「転舵調整部」に相当する。
そして、電流指令値演算部53は、目標転舵角θwtrbおよび転舵角θwrに基づいて電流指令値Itrbを演算し、転舵角θwlおよび目標転舵角θwtlbに基づいて転舵角θwlを目標転舵角θwtlbに維持するための電流指令値Itlbを演算する。そして、モータ駆動信号生成部54は、モータ駆動回路58Rの電流センサ59Rにより検出された電流値Irと電流指令値Itrbとの偏差をなくすようなモータ駆動信号Swrbを生成し、モータ駆動回路58Rに出力する。またモータ駆動信号生成部54は、モータ駆動回路58Lの電流センサ59Lにより検出された電流値Ilと電流指令値Itlbとの偏差をなくすようなモータ駆動信号Swlbを生成し、モータ駆動回路58Lに出力する。
操舵ECU60のマイコン61は、記憶部(図示略)に格納された制御プログラムを実行することによって実現される各種の演算処理部を有している。
マイコン61は、左前輪80Lおよび右前輪80Rに転舵異常が発生していないとき、操舵角θsおよび車速VSに基づいて、ステアリングホイール21(図1参照)の操作に適切な操舵反力トルクがステアリングホイール21に付与されるように反力モータ23を制御する通常時操舵制御を実行する。また、マイコン61は、左前輪80Lおよび右前輪80Rの一方に転舵異常が発生しているとき、ステアリングホイール21を中立位置に操作し、ステアリングホイール21を中立位置に保持するように反力モータ23を制御する異常時操舵制御を実行する。
マイコン61は、通常時操舵制御において、目標モータトルク演算部62、電流指令値演算部63、および、モータ駆動信号生成部64の順に演算処理することにより、反力モータ23を制御するモータ駆動信号Scを生成する。
マイコン61は、転舵異常検出部56の出力信号Cl,Crの一方が入力されたとき、異常時操舵制御を実行する。
制御装置40は、左前輪80Lおよび右前輪80Rの一方に転舵異常が発生していないと判定したとき(ステップS1:NO)、ステップS2において、操舵ECU60が通常時操舵制御を実行し、ステップS3において、転舵ECU50が通常時転舵制御を実行する。
そこで、制御装置40は、ステップS6において、転舵異常検出部56の出力信号Cl,Crをディスプレイ装置90および報知部100に出力する。これにより、ディスプレイ装置90は、出力信号Cl,Crに基づいて、ウォーニングインジケータランプ(図示略)を点灯することにより左前輪80Lおよび右前輪80Rに転舵異常が発生したことを運転者に報知する。また報知部100は、出力信号Cl,Crに基づいて、運転者の操作とは関係なくステアリングホイール21が制御される自動操舵になる旨をブザーまたは音声案内により運転者に報知する。また報知部100は、音声案内にて運転者にブレーキ操作を行うように指示する。
Claims (4)
- 車両の左前輪および右前輪のそれぞれを独立して転舵可能なアクチュエータを有するステアリング装置の制御装置であって、
前記車両の操舵部材の操舵角に基づいて演算される目標転舵角と前記左前輪および前記右前輪の一方の実際の転舵角との偏差である転舵角偏差量が閾値以上のとき、前記左前輪および前記右前輪の他方を、前記左前輪および前記右前輪の一方のトー角の変化方向と同じ方向に転舵させるために前記アクチュエータを制御する転舵調整部を備え、
前記転舵調整部は、前記左前輪と前記右前輪とのトーイン量を減少させ、かつ、前記トーイン量が「0」よりも大きくなるように前記左前輪および前記右前輪の他方を転舵させるために前記アクチュエータを制御する
ステアリング装置の制御装置。 - 車両の左前輪および右前輪のそれぞれを独立して転舵可能なアクチュエータを有するステアリング装置の制御装置であって、
前記車両の操舵部材の操舵角に基づいて演算される目標転舵角と前記左前輪および前記右前輪の一方の実際の転舵角との偏差である転舵角偏差量が閾値以上のとき、前記左前輪および前記右前輪の他方を、前記左前輪および前記右前輪の一方のトー角の変化方向と同じ方向に転舵させるために前記アクチュエータを制御する転舵調整部を備え、
前記ステアリング装置は、前記操舵部材に反力トルクを付与する反力モータを備え、前記左前輪および前記右前輪の転舵角と操舵部材の操舵角とを互いに独立して変化させる構成であり、
当該制御装置は、前記転舵角偏差量が前記閾値以上のとき、前記操舵部材が特定の操舵位置に保持するために前記反力モータを制御する
ステアリング装置の制御装置。 - 前記特定の操舵位置は、中立位置である
請求項2に記載のステアリング装置の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置を備えるステアリング装置。
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JP2014102490A JP6394855B2 (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | 制御装置および同装置を備えるステアリング装置 |
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Family Applications (1)
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