JP6393459B2 - キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法及び製造装置 - Google Patents

キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法及び製造装置 Download PDF

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本発明は、積層セラミックコンデンサ等の積層型セラミック電子部品の製造に広く用いられているキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置及び製造方法に関する。
セラミックグリーンシートは、積層型セラミック電子部品を製造する際の取り扱いを容易にすること等を理由として、その一面がキャリアフィルムによって支えられた状態、即ち、キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートとして提供されている。
このキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートは、一般に、キャリアフィルム上にセラミックスラリーを連続的に塗工し、塗工されたセラミックスラリーを連続的に乾燥してセラミックグリーンシートを作製することによって製造されている。因みに、製造後のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートは巻取ローラに巻き取られ、該巻取ローラは積層型セラミック電子部品の製造ラインに搬入される。
前記製造方法は1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを作製する方法であるが、最近では、製造効率を高めること等を理由として、2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製する方法も提案されている。
具体例を挙げて説明すれば、後記特許文献1には、キャリアフィルム上に塗工されたセラミックスラリーの一部を掻き取り、吸い取り、又は拭き取りによって長さ方向に除去して未塗工部を形成した後、或いは、長さ方向の未塗工部が形成されるようにキャリアフィルム上にセラミックスラリーをストライプ状に塗工した後にセラミックスラリーを乾燥し、この後にカット刃を用いてキャリアフィルムのみを未塗工部において切断することによって、2つ以上のセラミックグリーンシートを同時に作製する製造方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている製造方法では、塗工されたセラミックスラリーを長さ方向に除去して未塗工部を形成しているため、塗工スラリーの未塗工部隣接部分に除去に基づく外力が加わることを原因として、該未塗工部隣接部分に広い幅範囲で厚さバラツキを生じ易い。また、セラミックスラリーをストライプ状に塗工して未塗工部を形成しているため、塗工スラリーの未塗工部隣接部分に塗工時の厚さ分布に準じた厚さムラを生じることを原因として、該未塗工部隣接部分に広い幅範囲で厚さバラツキを生じ易い。
要するに、特許文献1に開示されている製造方法によって同時作製された2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにあっては、各々のセラミックグリーンシートに確保可能な厚さが一様な幅領域、即ち、積層型セラミック電子部品を製造する際に使用できる有効幅領域が減少し易い。この有効幅領域はセラミックグリーンシートに求められる重要な要件であり、該有効幅領域が小さいと積層型セラミック電子部品を製造する際の部品取り数が低下すると共に廃棄シート量が増加してしまう。
特開2002−273714号公報
本発明の目的は、2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製する方法及び装置でありつつも、各セラミックグリーンシートの有効幅領域が減少することを極力防止できるキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法及び装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明(キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法)は、1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを製造する方法であって、切断刃を用いて前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおけるセラミックグリーンシートを少なくとも被切断箇所が熱軟化した状態で長さ方向に連続的に切断すると共にキャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断することより、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを幅方向に分断して2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製する工程を備える。
また、本発明(キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置)は、1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを製造する装置であって、切断刃を用いて前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおけるセラミックグリーンシートを少なくとも被切断箇所が熱軟化した状態で長さ方向に連続的に切断すると共にキャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断することより、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを幅方向に分断して2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製するための手段を備える。
本発明によれば、2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製する方法及び装置でありつつも、各セラミックグリーンシートの有効幅領域が減少することを極力防止できるキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法及び装置を提供することができる。
本発明の前記目的及び他の目的と、各目的に応じた特徴と効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1は本発明を適用した製造装置(第1実施形態)の構成図である。 図2(A)は図1に示した切断ガイドローラ及び切断刃の部分拡大断面図、図2(B)は図1に示した切断ガイドローラの部分拡大上面図である。 図3(A)はキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの部分上面図、図3(B)は熱軟化部位形成後のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの部分上面図、図3(C)は分断後のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの部分上面図、図3(D)は図3(C)の部分拡大断面図である。 図4は本発明を適用した製造装置(第2実施形態)の構成図である。 図5は本発明を適用した製造装置(第3実施形態)の構成図である。 図6(A)は分断後のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの他の例を示す部分上面図、図6(B)は図6(A)の部分拡大断面図である。
《第1実施形態》
先ず、図1〜図3を引用して、本発明を適用した製造装置(第1実施形態)の構成について説明する。図1〜図3中の符号11はキャリアフィルム、符号12はセラミックグリーンシート、符号11-1及び11-2は分断後のキャリアフィルム、符号12-1及び12-2は分断後のセラミックグリーンシート、符号13は繰出ローラ、符号14は切断ガイドローラ、符号15は巻取ガイドローラ、符号16は第1巻取ローラ、符号17は第2巻取ローラ、符号18はスラリータンク、符号19は塗工ヘッド、符号20はポンプ、符号21は乾燥炉、符号22は加熱器、符号23は切断刃である。
繰出ローラ13は、予め巻き付けられたキャリアフィルム11を繰り出す役目を果たす。切断ガイドローラ14は、切断時においてキャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12をその外周面の一部で支持する役目を果たす。この切断ガイドローラ14の外周面には、切断刃23の一部が非接触状態で入り込む円形溝14aが設けられている。巻取ガイドローラ15は、分断後のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2をその外周面の一部で支持する役目を果たす。
第1巻取ローラ16と第2巻取ローラ17は、分断後のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2を個別に巻き取る役目を果たす。第1巻取ローラ16と直径と第2巻取ローラ17の直径は同じであり、しかも、第1巻取ローラ16と第2巻取ローラ17は分断後のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2を幅方向に変位させずに巻き取れるように離れて配置されている。図示を省略したが、第1巻取ローラ16の軸と第2巻取ローラ17の軸にはモータ駆動の回転機構から回転動力が伝達される。つまり、第1巻取ローラ16と第2巻取ローラ17の同期回転に基づく引き込み力によってキャリアフィルム11が繰出ローラ13から一定速度で繰り出され、キャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12も同一速度で切断ガイドローラ14に向かって移動し、分断後のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2も同一速度で第1巻取ローラ16と第2巻取ローラ17に向かって移動するようになっている。
スラリータンク18は、予め調合されたセラミックスラリーを貯蔵する役目を果たし、塗工ヘッド19はセラミックスラリーをキャリアフィルム11上に塗工する役目を果たし、ポンプ20はスラリータンク18内のセラミックスラリーを塗工ヘッド19に圧送する役目を果たす。つまり、キャリアフィルム11の移動に同期してポンプ20を作動させることによって、塗工ヘッド19から吐出されたセラミックスラリーをキャリアフィルム11上に連続的に塗工できるようになっている。
乾燥炉21は、キャリアフィルム上11に塗工されたセラミックスラリーを連続的に乾燥する役目を果たす。図示を省略したが、乾燥炉21内には所望の乾燥温度(炉内温度)を確保するための電熱ヒータと送風機等が設けられている。
加熱器22は、キャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12の移動に同期してセラミックグリーンシート12の幅方向一部(図3(B)の熱軟化部位12aを参照)を連続的に加熱する役目を果たす。図示を省略したが、加熱器22としては、電熱ヒータで加熱された空気を送風機によって吹き出し口からセラミックグリーンシート12に吹き付けて該セラミックグリーンシート12の幅方向一部を連続的に加熱するようにした温風吹き出しタイプや、赤外線ヒータ(遠赤外線ヒータ及び近赤外線ヒータを含む)からの赤外線(遠赤外線及び近赤外線を含む)を直接セラミックグリーンシート12に照射して該セラミックグリーンシート12の幅方向一部を連続的に加熱するようにした輻射熱タイプが選択的に使用できる。
切断刃23は、キャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12が切断ガイドローラ14の外周面上を通過する過程でキャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12を二分するように連続的に切断する役目を果たす。この切断刃23は好ましくは従動回転型の円形刃であり、その外周部分の一部が切断ガイドローラ14の円形溝14a内に非接触で入り込むように配置されている。前記加熱器22によってセラミックグリーンシート12に形成される熱軟化部位12a(図3(B)を参照)の幅は切断ガイドローラ14の円形溝14aの幅(図2(A)及び図2(B)を参照)と略同じか若干大きく、該熱軟化部位12aは円形溝14a上を通過するように設定されているため、切断刃23は熱軟化部位12aを幅方向に二分するようにしてセラミックグリーンシート12を長さ方向の連続的に切断すると共にキャリアフィルム11も長さ方向の連続的に切断するようになっている。
次に、図1〜図3を引用し、積層セラミックコンデンサを製造する際に用いられるキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを例に挙げて、前記製造装置(第1実施形態)によって実現される製造方法(第1実施形態)について説明する。
製造に際しては、キャリアフィルム11を用意して繰出ローラ13に巻き付けておくと共にセラミックスラリーを用意してスラリータンク18に貯蔵しておく。
キャリアフィルム11は可撓性と耐熱性に優れたプラスチックフィルム、例えばポリエチレンフタレート(PET)から成るものが使用できる。また、キャリアフィルム11の厚さは例えば20〜60μmの範囲内にあり、幅は例えば200〜800μmの範囲内にある。
セラミックスラリーは積層セラミックコンデンサ用のセラミックグリーンシートとして適した成分、例えば誘電体セラミック粉末(例えばチタン酸バリウム粉末)と溶剤(例えばエタノール、イソプロピルアルコール、メタノール、トルエン等)とバインダ(例えばポリビニルブチラール)と添加剤(可塑剤や分散剤等)を含んでいる。
そして、キャリアフィルム11を繰出ローラ13から引き出して、該キャリアフィルム11を図1において塗工ヘッド19の下側、乾燥炉21内、加熱器22の下側、切断ガイドローラ14の外周面上を順に通過するように配置し、且つ、分断後のキャリアフィルム11-1及び11-2を巻取ガイドローラ15の外周面上を通過するように配置して、キャリアフィルム11-1の先端を第1巻取ローラ16の外周面に固着し、キャリアフィルム11-2の先端を第2巻取ローラ17の外周面に固着する。
そして、第1巻取ローラ16と第2巻取ローラ17を同期回転させて、キャリアフィルム11と分断後のキャリアフィルム11-1及び11-2を一定速度(例えば30〜70m/minの範囲内)で移動させる。
前記移動により、キャリアフィルム11が塗工ヘッド19の下側を通過するときには、塗工ヘッド19から吐出されたセラミックスラリーがキャリアフィルム11上に連続的に塗工される。ここで塗工されるセラミックスラリーの厚さは例えば0.1〜30μmの範囲内にあり、幅は例えばキャリアフィルム11の幅の97〜99%の範囲内にある。
また、前記移動により、セラミックスラリーが塗工されたキャリアフィルム11が乾燥炉21内を通過するときには、キャリアフィルム11上に塗工されたセラミックスラリーが連続的に乾燥される。ここでの乾燥温度(炉内温度)は例えば35〜100℃の範囲内にあり、乾燥時間は例えば20〜90secの範囲内にある。これにより、塗工されたセラミックスラリー内の溶剤の殆どが消失すると共に添加剤の一部が消失してセラミックグリーンシート12が作製される(図3(A)を参照)。ここで作製されるセラミックグリーンシート12の厚さは例えば0.1〜30μmの範囲内にあり、幅は例えばキャリアフィルム11の幅の97〜99%の範囲内にある。
さらに、前記移動により、キャリアフィルム11上に作製されたセラミックグリーンシート12が加熱器22の下側を通過するときには、セラミックグリーンシート12の幅方向一部が加熱されて略帯状の熱軟化部位12aが長さ方向に連続的に形成される(図3(B)を参照)。この熱軟化部位12aの温度は好ましくはキャリアフィルムが熱軟化せずにセラミックグリーンシート12のみが熱軟化する温度(例えば70℃)とする。
さらに、前記移動により、熱軟化部位12aが形成されたセラミックグリーンシート12を支えるキャリアフィルム11が切断ガイドローラ14の外周面上を通過するときには、切断刃23によって、熱軟化部位12aを幅方向に二分するようにしてセラミックグリーンシート12が長さ方向に連続的に切断されると共にキャリアフィルム11も長さ方向に連続的に切断される。先に述べたように切断刃23は従動回転型の円形刃であり、その厚さは0.1〜0.6mmの範囲内にある。これにより、キャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12が幅方向に分断されて、2つのキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2が同時に作製される。セラミックグリーンシート12に形成された熱軟化部位12aは経時的な温度低下に伴って再び硬化するため、分断後のセラミックグリーンシート12-1及び12-2には熱軟化部位12aは残存せず、分断後のセラミックグリーンシート12-1及び12-2の間には切断刃23の厚さに略相当する僅かな隙間(切れ目)CGが形成される(図3(C)及び図3(D)を参照)。
この後、分断後のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2は、各々のキャリアフィルム11-1及び11-2が巻取ガイドローラ15の外周面上を通過した後に図1において左右に分けられ、一方のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1は幅方向に変位せずに第1巻取ローラ16に巻き取られ、他方のキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2は幅方向に変位せずに第2巻取ローラ17に巻き取られる。
次に、前記製造装置及び製造方法(第1実施形態)によって得られる効果について説明する。
(E1)セラミックグリーンシート12の被切断箇所が熱軟化した状態で該セラミックグリーンシート12をキャリアフィルム11と一緒に切断刃23を用いて切断するため、切断時の応力によって隙間(切れ目)CGに隣接した部分CP、特に隙間(切れ目)CGに近い部分に若干の厚さ低下は生じるものの(図3(D)を参照)、厚さ低下を生じる部分の幅が極めて狭いため、分断後のセラミックグリーンシート12-1及び12-2が有する厚さが一様な幅領域、即ち、積層セラミックコンデンサを製造する際に使用できる有効幅領域が減少することは殆ど無い。つまり、分断後のセラミックグリーンシート12-1及び12-2の有効幅領域が減少することを極力防止して、有効幅領域の減少に伴って生じる諸問題、即ち、部品取り数の低下や廃棄シート量の増加を確実に回避できる。
加えて、前記熱軟化によって隙間(切れ目)CGに隣接した部分CPのキャリアフィルム11に対する粘着力が増すため、切断時に該部分CPがキャリアフィルム11から剥離することを防止できる。また、前記熱軟化によって切断時に発生する屑(主にセラミックグリーンシート12の屑)の量を大幅に低減できるため、該屑が分断後のセラミックグリーンシート12-1及び12-2上に残存して部品製造時の障害になる問題も防止できる。さらに、前記熱軟化によって切断刃23の摩耗を大幅に低減できるため、切断刃23の交換サイクルを長くしてランニングコストの低減に大きく貢献できる他、切断刃23の交換のために稼働停止させる頻度を少なくして生産性の向上にも大きく貢献できる。
(E2)セラミックグリーンシート12の幅方向一部を加熱して熱軟化部位12aを形成してから、切断刃23によって該熱軟化部位12aを幅方向に二分するようにしてセラミックグリーンシート12を切断するため、必要十分に熱軟化した部位12aを切断刃23によって確実に切断できる。
(E3)キャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12が切断ガイドローラ14の外周面上を通過する過程で前記切断を行うため、切断時に巻取ガイドローラ15の外周面からキャリアフィルム11が浮き上がることやセラミックグリーンシート12がぶれることを確実に防止して、セラミックグリーンシート12の切断を良好に行えると共に切断面に平滑性を確保できる。
(E4)分断後のキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2を各々が幅方向に変位しないように第1巻取ローラ16と第2巻取ローラ17で個別に巻き取っているため、巻き取りの際にキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2、特にセラミックグリーンシート12-1及び12-2に歪みや皺等の変形を生じることがない。
《第2実施形態》
図4は本発明を適用した製造装置(第2実施形態)の構成を示すものであり、該製造装置が前記製造装置(第1実施形態)と異なるところは、
・加熱器22を排除し、その代わりとして切断刃23を加熱する加熱器24を設けた点
にある。この加熱器24としては、加熱器22と同様に、電熱ヒータで加熱された空気を送風機によって吹き出し口から切断刃23に吹き付けて該切断刃23を加熱するようにした温風吹き出しタイプや、赤外線ヒータ(遠赤外線ヒータ及び近赤外線ヒータを含む)からの赤外線(遠赤外線及び近赤外線を含む)を直接切断刃23に照射して該切断刃23を加熱するようにした輻射熱タイプが選択的に使用できる。
また、図4に示した製造装置(第2実施形態)によって実現される製造方法(第2実施形態)が前記製造方法(第1実施形態)と異なるところは、
・切断刃23をセラミックグリーンシート12の被切断箇所を熱軟化できる温度(例えば 100℃)に加熱しておき、セラミックグリーンシート12を支えるキャリアフィルム 11が切断ガイドローラ14の外周面上を通過するときに、加熱された切断刃23によ ってセラミックグリーンシート12の被切断箇所を熱軟化しつつ長さ方向に連続的に切 断すると共にキャリアフィルム11も長さ方向に連続的に切断する点
にある。
この製造装置及び製造方法(第2実施形態)でも、前記(E1)、(E3)及び(E4)に記載した効果と同様の効果を得ることができる。
加えて、加熱された切断刃23によってセラミックグリーンシート12の被切断箇所を熱軟化しつつ該セラミックグリーンシート12を切断するため、熱軟化と切断を同時に行える、といった効果も得られる。
《第3実施形態》
図5は本発明を適用した製造装置(第3実施形態)の構成を示すものであり、該製造装置が前記製造装置(第1実施形態)と異なるところは、
・切断刃23を加熱する加熱器24を追加した点
にある。この加熱器24としては、加熱器22と同様に、電熱ヒータで加熱された空気を送風機によって吹き出し口から切断刃23に吹き付けて該切断刃23を加熱するようにした温風吹き出しタイプや、赤外線ヒータ(遠赤外線ヒータ及び近赤外線ヒータを含む)からの赤外線(遠赤外線及び近赤外線を含む)を直接切断刃23に照射して該切断刃23を加熱するようにした輻射熱タイプが選択的に使用できる。
また、図5に示した製造装置(第3実施形態)によって実現される製造方法(第3実施形態)が前記製造方法(第1実施形態)と異なるところは、
・切断刃23をセラミックグリーンシート12の被切断箇所を熱軟化できる温度(例えば 100℃)に加熱しておき、キャリアフィルム11上に作製されたセラミックグリーン シート12が加熱器22の下側を通過するときに、セラミックグリーンシート12の幅 方向一部を加熱して帯状の熱軟化部位12aが長さ方向に連続的に形成し、そして、熱 軟化部位12aが形成されたセラミックグリーンシート12を支えるキャリアフィルム 11が切断ガイドローラ14の外周面上を通過するときに、加熱された切断刃23によ って熱軟化部位12aを幅方向に二分するようにしてセラミックグリーンシート12を 長さ方向に連続的に切断すると共にキャリアフィルム11も長さ方向に連続的に切断す る点
にある。
この製造装置及び製造方法(第3実施形態)でも、前記(E1)、(E3)及び(E4)に記載した効果と同様の効果を得ることができる。
加えて、セラミックグリーンシート12の幅方向一部を加熱して熱軟化部位12aを形成してから、加熱された切断刃23によって該熱軟化部位12aを幅方向に二分するようにしてセラミックグリーンシート12を切断するため、必要十分に熱軟化した部位12aを切断刃23によって確実に切断できる他、加熱された切断刃23の保有熱を利用して熱軟化部位12aへの熱補充を切断時に行える、といった効果も得られる。
《他の実施形態》
(1)前記の第1実施形態欄、第2実施形態欄、及び第3実施形態欄では、キャリアフィルム11上にセラミックスラリーを塗工する手段及び工程と、塗工されたセラミックスラリーを連続的に乾燥してセラミックグリーンシートを作製する手段及び工程を含む製造装置及び製造方法を示したが、各製造装置からスラリータンク18、塗工ヘッド19、ポンプ20及び乾燥炉21を除外して、別途製造されたキャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12を繰出ローラ13に巻き付けるようにしても、該キャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12を幅方向に分断して2つのキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2を同時に作製することができる。
(2)前記の第1実施形態欄、第2実施形態欄、及び第3実施形態欄では、1つのキャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12を幅方向に分断して2つのキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2を同時に作製するものを示したが、製造装置の一部構成を変更すれば、図6(A)及び図6(B)に示したように、1つのキャリアフィルム11付きセラミックグリーンシート12から3つのキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2とキャリアフィルム11-3付きセラミックグリーンシート12-3を同時に作製することもできるし、4つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することもできる。
具体的には、第1実施形態欄で説明した製造装置にあっては、加熱器22によってセラミックグリーンシート12に2つ以上の熱軟化部位12aが幅方向に間隔をおき、且つ、長さ方向に連続的に形成されるようにし、該2つ以上の熱軟化部位12aの位置に対応して切断刃23を2つ以上設け、且つ、切断ガイドローラ14に2つ以上の円形溝14aを設ければ、1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。
また、第2実施形態欄で説明した製造装置にあっては、セラミックグリーンシート12に幅方向に間隔をおいて2つ以上の被切断箇所を設定し、該2つ以上の被切断箇所の位置に対応して切断刃23を2つ以上設け、且つ、切断ガイドローラ14に2つ以上の円形溝14aを設け、2つ以上の切断刃23を加熱器24によって加熱するようにすれば、1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。
さらに、第3実施形態欄で説明した製造装置にあって、加熱器22によってセラミックグリーンシート12に2つ以上の熱軟化部位12aが幅方向に間隔をおき、且つ、長さ方向に連続的に形成されるようにし、該2つ以上の熱軟化部位12aの位置に対応して切断刃23を2つ以上設け、且つ、切断ガイドローラ14に2つ以上の円形溝14aを設け、2つ以上の切断刃23を加熱器24によって加熱するようにすれば、1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。
(3)前記の第1実施形態欄、第2実施形態欄、及び第3実施形態欄では、2つのキャリアフィルム11-1付きセラミックグリーンシート12-1におけるセラミックグリーンシート12-1の幅とキャリアフィルム11-2付きセラミックグリーンシート12-2におけるセラミックグリーンシート12-2の幅とが略同じものを示したが、製造装置の一部構成を変更すれば、2種類の幅のセラミックグリーンシートを有する2つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することもできるし、3種類以上の幅のセラミックグリーンシートを有する3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することもできる。
具体的には、第1実施形態欄で説明した製造装置にあっては、加熱器22によって形成される熱軟化部位12aの幅方向位置を変化させ、該熱軟化部位12aの位置に対応して切断刃23を設け、且つ、切断ガイドローラ14に円形溝14aを設ければ、2種類の幅のセラミックグリーンシートを有する2つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。加えて、加熱器22によって形成される2つ以上の熱軟化部位12aの幅方向位置を変化させ、該2つ以上の熱軟化部位12aの位置に対応して切断刃23を2つ以上設け、且つ、切断ガイドローラ14に2つ以上の円形溝14aを設ければ、3種類以上の幅のセラミックグリーンシートを有する3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。
また、第2実施形態欄で説明した製造装置にあっては、セラミックグリーンシート12に設定される被切断箇所の幅方向位置を変化させ、該被切断箇所の位置に対応して切断刃23を設け、且つ、切断ガイドローラ14に円形溝14aを設け、切断刃23を加熱器24によって加熱するようにすれば、2種類の幅のセラミックグリーンシートを有する2つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。加えて、セラミックグリーンシート12に設定される2つ以上の被切断箇所の幅方向位置を変化させ、該2つ以上の被切断箇所の位置に対応して切断刃23を2つ以上設け、且つ、切断ガイドローラ14に2つ以上の円形溝14aを設け、2つ以上の切断刃23を加熱器24によって加熱するようにすれば、3種類以上の幅のセラミックグリーンシートを有する3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。
さらに、第3実施形態欄で説明した製造装置にあって、加熱器22によって形成される熱軟化部位12aの幅方向位置を変化させ、該熱軟化部位12aの位置に対応して切断刃23を設け、且つ、切断ガイドローラ14に円形溝14aを設け、切断刃23を加熱器24によって加熱するようにすれば、2種類の幅のセラミックグリーンシートを有する2つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。加えて、加熱器22によって形成される2つ以上の熱軟化部位12aの幅方向位置を変化させ、該2つ以上の熱軟化部位12aの位置に対応して切断刃23を2つ以上設け、且つ、切断ガイドローラ14に2つ以上の円形溝14aを設け、2つ以上の切断刃23を加熱器24によって加熱するようにすれば、3種類以上の幅のセラミックグリーンシートを有する3つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製することができる。
(4)前記の第1実施形態欄、第2実施形態欄、及び第3実施形態欄では、切断刃23の好ましい例として従動回転型の円形刃を示したが、モータ駆動の回転機構から回転動力を該円形刃に伝達して強制回転型の円形刃としたものを切断刃23として用いても良い。勿論、従動回転型の円形刃の代わりに固定型の円形刃や非円形刃を用いても所期の切断を行うことは可能である。
(5)前記の第1実施形態欄、第2実施形態欄、及び第3実施形態欄では、積層セラミックコンデンサを製造する際に用いられるキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを例に挙げて説明したが、成分が異なるセラミックスラリーを用いれば、積層セラミックコンデンサ以外の積層型セラミック電子部品を製造する際に用いられるキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを作製することができる。
11…キャリアフィルム、11-1,11-2,11-3…分断後のキャリアフィルム、12…セラミックグリーンシート、12-1,12-2,12-3…分断後のセラミックグリーンシート、13…繰出ローラ、14…切断ガイドローラ、15…巻取ガイドローラ、16…第1巻取ローラ、17…第2巻取ローラ、18…スラリータンク、19…塗工ヘッド、20…ポンプ、21…乾燥炉、22…加熱器、23…切断刃、24…加熱器。

Claims (12)

  1. 1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを製造する方法であって、
    切断刃を用いて前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートを少なくとも被切断箇所が熱軟化した状態で長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムを熱軟化していない状態で長さ方向に連続的に切断することより、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを幅方向に分断して前記2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製する工程を備える、
    キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法。
  2. 前記工程は、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートの幅方向一部を加熱して熱軟化部位を長さ方向に連続的に形成するステップと、前記切断刃によって前記熱軟化部位を幅方向に二分するようにして前記セラミックグリーンシートを長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断するステップを含む、
    請求項1に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法。
  3. 前記工程は、前記切断刃を加熱するステップと、前記加熱された切断刃によって前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートの被切断箇所を熱軟化しつつ長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断するステップを含む、
    請求項1に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法。
  4. 前記工程は、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートの幅方向一部を加熱して熱軟化部位を長さ方向に連続的に形成するステップと、前記切断刃を加熱するステップと、前記加熱された切断刃によって前記熱軟化部位を幅方向に二分するようにして前記セラミックグリーンシートを長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断するステップを含む、
    請求項1に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法。
  5. 前記切断は、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートが切断ガイドローラの外周面上を通過する過程で実行される、
    請求項1〜4の何れか1項に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法。
  6. 前記2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートは、互いが離れて配置された個別の巻取ローラによって、各々が幅方向に変位しないように巻き取られる、
    請求項1〜5の何れか1項に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造方法。
  7. 1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートから2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを製造する装置であって、
    切断刃を用いて前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートを少なくとも被切断箇所が熱軟化した状態で長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムを熱軟化していない状態で長さ方向に連続的に切断することより、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを幅方向に分断して前記2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを同時に作製するための手段を備える、
    キャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置。
  8. 前記手段は、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートの幅方向一部を加熱して熱軟化部位を長さ方向に連続的に形成する加熱機構と、前記切断刃によって前記熱軟化部位を幅方向に二分するようにして前記セラミックグリーンシートを長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断する切断機構を含む、
    請求項7に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置。
  9. 前記手段は、前記切断刃を加熱する加熱機構と、前記加熱された切断刃によって前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートの被切断箇所を熱軟化しつつ長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断する切断機構を含む、
    請求項7に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置。
  10. 前記手段は、前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートにおける前記セラミックグリーンシートの幅方向一部を加熱して熱軟化部位を長さ方向に連続的に形成する加熱機構と、前記切断刃を加熱する第2の加熱機構と、前記加熱された切断刃によって前記熱軟化部位を幅方向に二分するようにして前記セラミックグリーンシートを長さ方向に連続的に切断すると共に前記キャリアフィルムも長さ方向に連続的に切断する切断機構を含む、
    請求項7に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置。
  11. 前記切断機構は、前記切断刃を有する他、切断時において前記1つのキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートをその外周面の一部で支持する切断ガイドローラを有する、
    請求項8〜10の何れか1項に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置。
  12. 前記2つ以上のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートを各々が幅方向に変位しないように巻き取るための、互いが離れて配置された個別の巻取ローラを備える、
    請求項7〜11の何れか1項に記載のキャリアフィルム付きセラミックグリーンシートの製造装置。
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