JP6392762B2 - 女性対象において癌になるリスクの予測を補助するための方法 - Google Patents

女性対象において癌になるリスクの予測を補助するための方法 Download PDF

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Description

本願発明の主題は、癌に罹患していない女性対象において癌になるリスクを予測し、又は女性対象において癌を診断するための方法であって、以下のステップ:
前記女性対象から得られた体液中のプロ‐エンケファリン(PENK)又は少なくとも5つのアミノ酸のLeu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含む、その断片のレベルを決定し;そして
前記プロ‐エンケファリン又はその断片のレベルと癌になるリスクとを相関させ、ここで低減したレベルは、増大した癌になるリスクを予測し、又は癌を診断する、ここで低減したレベルは、癌の診断と相関関係がある
ことを含む、方法である。
Met‐エンケファリンは、エンケファリン前駆体(プレプロエンケファリン)由来の5つのアミノ酸ペプチドであり、また「オピオイド成長因子(OGF)」とも呼ばれ、プロエンケファリン断片と共に放出される。成熟したペプチドは、さまざまなオピオイド受容体に結合する(Koneruら、2009)。エンケファリン(OGF)が、多くの生理的機能を有することを見出した。CNSにおいて、それは、サブスタンスP関連疼痛シグナル伝達を下方制御し、サイトカインとしての役割を果たす(Plotnikoffら、1997)。プロエンケファリンは、抗菌作用を示すペプチドと関連する(Goumonら、1998)。プロエンケファリン及びエンケファリンは、抗腫瘍作用を示し、そしてプロアポトーシス剤として作用する(Tavishら、2007、Donahueら、2011、Zagonら、2009)。
男性における癌のリスクの予測のための血管作動性ペプチドの使用は、Beltingら、Cancer,Epidemiology,Biomarkes&Preventionによって報告されている。MR‐pro‐ANP、MR‐pro‐ADM及びコペプチンは、Malmo Diet and Cancer Studyの1991〜1994におけるベースライン試験の前に癌に罹患していない参加者(1768人の男性及び2293人の女性)由来の空腹時血漿において測定された。著者は、女性間では、バイオマーカーと癌発生率の間には関連性がなかったことを述べている。
本願発明の主題は、癌発生率の予測及び癌の再発のリスクの予測のためのPENKの予後予測及び診断能力を研究することであった。この問題に対処するために、空腹時血漿中のプロ‐エンケファリンの適切な断片(Ernstら、2006)が、前記スウェーデンの前向きコホート研究(Malmo Diet and Cancer Study)において測定し、そして追跡の15年の間の乳癌発生率に対するこのバイオマーカーのベースラインレベルを関連付けた。
驚くべきことに、プロ‐エンケファリンが、癌に罹患していない女性対象において、癌になるリスクを予測し、又は女性対象において癌を診断するための女性のための有力なそして非常に重要なバイオマーカーであることが示された。
従って、本願発明の主題は、癌に罹患していない女性対象において、癌になるリスクを予測し、又は女性対象において癌を診断するための方法であり、以下のステップ:
前記女性対象から得られた体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片のレベルを決定し;そして
前記プロ‐エンケファリン又はその断片と癌になるリスクとを相関させ、ここで低減したレベルは、増大した癌になるリスクを予測し、又は癌を診断する、ここで低減したレベルは、癌の診断と相関関係がある
ことを含む、方法である。
癌の例は、乳癌、肺癌、膵臓癌及び結腸癌からなる群から選択されてもよい。本願明細書全体を通じて、用語「プロ‐エンケファリンの断片(fragment of Pro‐Enkephalin)」は、また、Leu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含むことが理解されるべきである。
本願発明の特定の実施態様では、前記癌は、乳癌である。本願発明の他の特定の実施態様では、前記癌は、肺癌である。従って、本願発明の主題は、癌、例えば、乳癌、肺癌などに罹る女性の感受性の決定である。
本研究で得られたデータは、また、男性対象において癌になるリスクと前記男性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片のレベルとの間の相関を明らかにしたが、この相関関係は、男性においてまた、PENKの低減したレベルで、増大した癌のリスクについての明確な傾向があったが、しかしながら、本データセットについて、統計的に有意ではなかった。従って、男性対象のためにも、本願発明の方法の価値はあるが、本研究において、観察された効果は、男性対象について、女性対象と比較して同程度に強いものではなかった。これは、男性集団における癌事象が少ないことが、主な原因であるかもしれない。
さらに、本研究で得られたデータは、女性対象において癌になるリスクと前記女性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片との間の相関関係を、ここで、前記癌は、肺癌又は乳癌ではなかったが、また明らかにした。この特定の集団における少数の事象のために、この相関関係は、しかしながら、本データセットについて統計的に有意ではなかった。有意ではないが、明確な傾向があった。本データは、エンケファリン、PENKの断片の公知のプロアポトーシス作用により、他の癌においても、そのような相関関係を示唆することが、さらに信頼できる。先行技術を発端として、プロ‐エンケファリン又はその断片が、癌を予測し得ることは驚くべきことである。乳癌及び肺癌について統計的に非常に関連性のある本データを根幹として、同様に他の種類の癌について予後予測し得ることが期待され、そして信頼できる。
本願明細書中で使用される場合、用語「対象(subject)」は、生きているヒト又はヒト以外の生物を意味する。本明細書中で好ましくは、対象は、ヒト対象である。
用語「低減したレベル(reduced level)」は、特定の閾値レベル未満のレベルを意味する。
体液は、血液、血清、血漿、尿、脳脊髄液(csf)及び唾液を含む群から選択されてもよい。
本願発明の1つの実施態様では、前記女性対象は、体液のサンプルが前記女性対象から採取された時点で、診断された癌を有したことがない。
他の実施態様では、前記女性対象は、癌に罹患していると以前に診断されており、そして、体液のサンプルが前記女性対象から採取された時点で、治癒しており、そして癌の再発のリスクが決定され、又は癌の再発が予測される。
プロ‐エンケファリンは、以下の配列を有する。
配列番号1(プロ‐エンケファリン(1‐243))
Figure 0006392762
体液中で測定し得るプロ‐エンケファリンの断片は、例えば、以下の断片の群から選択される。
配列番号2(シンエンケファリン(Synenkephalin)、プロ‐エンケファリン1‐73)
Figure 0006392762
配列番号3(Met‐エンケファリン)
Figure 0006392762
配列番号4(Leu‐エンケファリン)
Figure 0006392762
配列番号5(プロ‐エンケファリン90‐109)
Figure 0006392762
配列番号6(プロ‐エンケファリン119‐159、中領域(Mid regional)プロ‐エンケファリン、MRPENK)
Figure 0006392762
配列番号7(Met‐エンケファリン‐Arg‐Gly‐Leu)
Figure 0006392762
配列番号8(プロ‐エンケファリン172‐183)
Figure 0006392762
配列番号9(プロ‐エンケファリン193‐203)
Figure 0006392762
配列番号10(プロ‐エンケファリン213‐234)
Figure 0006392762
配列番号11(プロ‐エンケファリン213‐241)
Figure 0006392762
配列番号12(Met‐エンケファリン‐Arg‐Phe)
Figure 0006392762
Leu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含むプロ‐エンケファリン又はその断片のレベルを決定は、プロ‐エンケファリン又はLeu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含む、その断片に向けての免疫反応性が決定されることを意味し得る。結合の領域に依存する、Leu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含むプロ‐エンケファリン又はその断片の決定のために使用される結合剤は、上に示した分子の1つ以上に結合してもよい。これは、当業者に明らかである。
従って、本願発明によれば、任意の上記ペプチド及びペプチド断片のアミノ酸配列(すなわち、プロ‐エンケファリン(PENK)及び任意の配列番号1〜12による断片)内の領域に結合する少なくとも1つの結合剤を使用することによる免疫反応性分析物のレベルは、前記対象から得た体液において決定し;そして、臨床的関連の特定の実施態様と相関させる。
本願発明による方法のより具体的な実施態様では、MRPENKのレベルが決定される(配列番号6:プロ‐エンケファリン119‐159、中領域プロ‐エンケファリン断片、MRPENK、DAEEDDSLANSSDLLKELLETGDNRERSHHQDGSDNEEEVS)。より具体的な実施態様では、MR‐PENKに結合する少なくとも1つの結合剤を使用することによる免疫反応性分析物のレベルが決定され、そして本願発明による臨床的関連の特定の実施態様と相関させる。
プロ‐エンケファリン又はLeu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリン又はそれらの断片を含むその断片のレベルの決定は、プロ‐エンケファリン又はLeu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含む、その断片に向けての免疫反応性が決定されることを意味し得る。結合の領域に依存する、Leu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含むプロ‐エンケファリン又はその断片の決定のために使用される結合剤は、上に示した分子の1つ以上に結合してもよい。これは、当業者に明らかである。本願発明の他の実施態様では、断片は、Leu‐エンケファリン又はMet‐エンケファリンでなく、本願発明の他の実施態様では、プロ‐エンケファリン又はLeu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンを含まない、その断片に向けての免疫反応性が決定される。
あるいは、任意の上の分析物のレベルが、他の分析方法、例えば、質量分析法によって、決定されてもよい。
特定の実施態様では、プロ‐エンケファリン又はその断片のレベルは、プロ‐エンケファリン又はその断片に結合する抗体又は抗体の断片を使用するイムノアッセイで測定される。プロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片を決定するために有用であり得るイムノアッセイは、実施例2で概説されるステップを含んでもよい。すべての閾値及び値は、実施例2に従って使用される試験及びキャリブレーションに対する相関について理解されなければならない。当業者は、閾値の絶対値が、使用されるキャリブレーションによって影響されるかもしれないことを理解しているであろう。これは、本願明細書中で与えられたすべての値及び閾値が、本願明細書中で使用されるキャリブレーション(実施例2)の文脈において理解されるべきであることを意味する。本願発明によれば、プロ‐エンケファリンに対する診断結合剤は、抗体、例えば、IgG、標準的な全長免疫グロブリン、又は、少なくとも重及び/又は軽鎖のF‐可変領域を有する抗体断片、例えば、化学結合した抗体(Fab)、限定されないが、Fabミニボディを含むFab‐断片、単鎖Fab抗体、エピトープタグを有する一価のFab抗体、例えば、CH3領域で二量体化されたFab‐V5Sx2;二価Fab(ミニ抗体);二価Fab又は多価Fab、例えば、異種ドメインを用いて多量体化を介して形成される、例えば、dHLXドメインの二量体化を介して、例えば、Fab‐dHLX‐FSx2;F(ab’)、scFx‐断片、多量体化多価又は/及び多重特異性scFv‐断片、二価及び/又は二重特異性ダイアボディ、BITE(登録商標)(二重特異性T細胞誘導(bispecific T・cell engager))、三機能性(trifunctional)抗体、多価抗体、例えば、Gとは異なるクラス由来の;シングルドメイン抗体、例えば、ラクダ科の動物又はフィッシュ免疫グロブリン由来のナノボディからなる群から選択される。
特定の実施態様では、プロ‐エンケファリン又はその断片のレベルは、以下で詳細に記載されるような、プロ‐エンケファリン又はその断片に結合する、アプタマー、非‐Igスキャフォールドを含む群から選択される結合剤を使用するアッセイで測定される。
プロ‐エンケファリン又はその断片のレベルを決定するために使用され得る結合剤は、少なくとも107-1、好ましくは、108-1のプロ‐エンケファリンに対する親和定数、好ましい親和定数は、109-1超、最も好ましくは、1010-1超を示す。当業者は、化合物のより高い用量を適用することによってより低い親和性を補うと考えられ得、そしてこの測定が、本願発明の範囲外につながらないことを理解する。結合親和性は、分析サービス、例えば、Biaffin Kassel Germany(http://www.biaffin.com/de/)として提供されるBiacoreを使用して決定されてもよい。
ヒトプロ‐エンケファリン対照サンプルは、ICI‐Diagnostics,Berlin,Germany http://www.ici‐diagnostics.com/から入手し得る。アッセイは、また、合成(本願発明者等の実験では、本願発明者等は、合成MRPENK、配列番号6を使用)又は組み換えプロ‐エンケファリン又はその断片によってキャリブレーションしてもよい。
本願発明の方法に従って、女性対象において乳癌になるリスクを決定し、又は女性対象における乳癌を診断するための閾値は、100pmol/l PENK未満、50pmol/l未満、より好ましくは、40.4pmol/l未満である。特定の実施態様では、前記閾値は、約40.4pmol/lである。これらの閾値は、上記のキャリブレーション法に関連する。前記閾値未満のPENK値は、対象が、癌にかかる増大したリスクを有し、又はすでに癌に罹患していることを意味する。
本願発明の1つの実施態様では、前記方法は、女性対象において乳癌になるリスクを監視するために、又は処置の経過を監視するために、2回以上行われる。1つの特定の実施態様では、前記監視は、採用される予防及び/又は治療手段に対する前記女性対象の応答を評価するために行われる。
本願発明の1つの実施態様では、方法は、前記女性対象をリスク群に層別化するために使用される。
本願発明の主題は、また、女性において癌になるリスクを予測し、又は任意の従前の実施態様に従って、癌になる増大したリスクを有する女性対象を識別するための方法であり、ここで、前記女性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片のレベルが、単独で又は他の予後予測に有用な実験室的又は臨床的パラメーターと組み合わせてのいずれかで、以下の選択肢:
「健康な」又は「見かけ上健康な」対象の集団において予め決定されたサンプルのアンサンブル中の前記女性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のこの断片のレベルの中央値との比較、
「健康な」又は「見かけ上健康な」対象の集団において予め決定されたサンプルのアンサンブル中の前記女性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のこの断片のレベルの変位値との比較、
Cox比例ハザード分析に基づく、又はリスク指標計算、例えば、NRI(純再分類指標(Net Reclassification Index))又はIDI(統合判別指標(Integrated Discrimination Index))を使用することによる計算
から選択されてもよい方法による有害事象を得る対象のリスクの予測のために使用される。
本願発明の主題の1つの実施態様は、また、女性において癌になるリスクを予測し、又は任意の従前の実施態様に従って、癌になる増大したリスクを有する女性対象を識別するための方法であり、ここで、前記女性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片のレベルが、単独で又は他の予後予測に有用なバイオマーカーと組み合わせて使用される。
本願発明による方法のより具体的な実施態様では、プロ‐ニューロテンシン1‐117のレベルが、プロ‐エンケファリン又はその断片の決定に加えて決定されてもよい。
従って、本願発明の主題は、また、癌に罹患していない女性対象において癌になるリスクを予測し、又は女性対象において癌を診断するための方法であって、以下のステップ:
前記女性対象から得た体液中のプロ‐エンケファリン又はLeu‐エンケファリン及びMet‐エンケファリンの少なくとも5つのアミノ酸を含む、その断片のレベルを決定し;
前記女性対象から得た体液中のプロ‐ニューロテンシン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片のレベルを決定し;そして
前記プロ‐エンケファリン又はその断片及びプロ‐ニューロテンシン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片と癌になるリスクとを相関させ、ここで、プロ‐エンケファリンの低減したレベルが、癌になる増大したリスクのための予測であり、又は癌を診断し、ここで、低減したレベルが癌の診断と相関関係があり、そしてここで、プロ‐ニューロテンシンの増加したレベルが、癌になる増大したリスクのための予測であり、又は癌を診断する、ここで、増加したレベルが、癌の診断と相関関係がある
ことを含む、方法である。
配列番号13(プロ‐ニューロテンシン1‐147)
Figure 0006392762
配列番号14(プロ‐ニューロテンシン1‐125(ラージニューロメディン(large neuromedin)N)
Figure 0006392762
配列番号15(ニューロメディンN)
Figure 0006392762
配列番号16(ニューロテンシン)
Figure 0006392762
配列番号17(プロ‐ニューロテンシン1‐117)
Figure 0006392762
配列番号18(プロ‐ニューロテンシン1‐132)
Figure 0006392762
配列番号19(プロ‐ニューロテンシン120‐140)
Figure 0006392762
配列番号20(プロ‐ニューロテンシン120‐147)
Figure 0006392762
配列番号21(プロ‐ニューロテンシン128‐147)
Figure 0006392762
特定の実施態様では、プロ‐ニューロテンシンのレベルは、イムノアッセイで測定される。より具体的には、イムノアッセイは、Ernstら(Peptides(2006),(27)1787‐1793)に記載されたように使用されてもよい。プロ‐ニューロテンシン又は少なくとも5つのアミノ酸のその断片のレベルを決定するために有用であり得るイムノアッセイは、実施例2に概説されるようなステップを含んでもよい。すべての閾値及び値は、実施例2に従って使用される試験及びキャリブレーションに対する相関について理解されなければならない。当業者は、閾値の絶対値が、使用されるキャリブレーションによって影響されるかもしれないことを理解しているであろう。これは、本願明細書中で与えられたすべての値及び閾値が、本願明細書中で使用されるキャリブレーション(実施例2)の文脈において理解されるべきであることを意味する。ヒトプロ‐ニューロテンシン‐キャリブレーターは、ICI‐Diagnostics,Berlin,Germanyによって入手し得る。あるいは、アッセイは、また、合成又は組み換えP‐NT1−117又はその断片によってキャリブレーションされてもよい(Ernstら、2006をまた参照)。
プロ‐ニューロテンシン又はその断片のレベルを決定するために使用されてもよい結合剤は、少なくとも107-1、好ましくは、108-1のプロ‐ニューロテンシンに対する親和定数を示し、好ましい親和定数は109-1超であり、最も好ましくは、1010-1である。当業者は、化合物のより高い用量を適用することによってより低い親和性を補うと考えられ得、そしてこの測定が、本願発明の範囲外につながらないことを理解する。結合親和性は、分析サービス、例えば、Biaffin Kassel Germany(http://www.biaffin.com/de/)として提供されるBiacoreを使用して決定されてもよい。本願発明の方法による、女性対象において乳癌になるリスクを決定するための、又は女性対象において乳癌を診断するための閾値は、78pmol/l PNT超、好ましくは、100pmol/l PNT超、より好ましくは、150pmol/l PNT超である。特定の実施態様では、前記閾値は、約100pmol/l PNT超である。これらの閾値は、上記キャリブレーション法に関連する。上記閾値超のP‐NT値は、対象が癌になる増大したリスクを有し、又は既に癌に罹患していることを意味する。
本願発明の1つの実施態様では、前記方法は、女性対象において乳癌になるリスクを監視するために、又は処置の経過を監視するために、2回以上行われる。1つの特定の実施態様では、前記監視は、採用される予防及び/又は治療手段に対する前記女性対象の応答を評価するために行われる。
本願発明の1つの実施態様では、方法は、前記女性対象をリスク群に層別化するために使用される。
本願発明の1つの実施態様では、癌は、乳癌及び肺癌を含む群から選択される。
本願発明の主題は、アミノ酸113‐140(LKELLETG、配列番号22)及びアミノ酸152‐159(SDNEEEVS,配列番号23)であるプロ‐エンケファリンの領域内の2つの異なる領域に結合する2つの結合剤を含む、サンプル中のプロ‐エンケファリン及びプロ‐エンケファリン断片を決定するためのさらなるアッセイであり、ここで、それぞれの前記領域は、少なくとも4又は5つのアミノ酸を含む。
本願発明によるサンプル中のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を決定するためのアッセイの1つの実施態様では、前記アッセイの分析感度は、健康な対象のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を定量することができ、そして、<15pmol/l、好ましくは、<10pmol/l、そして最も好ましくは、<6pmol/lである。
本願発明によるサンプル中のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を決定するためのアッセイの1つの実施態様では、前記結合剤は、少なくとも107-1、好ましくは、108-1のその結合パートナーに対する結合親和性を示し、好ましい親和定数は109-1未満であり、最も好ましくは、1010-1未満である。当業者は、化合物のより高い用量を適用することによってより低い親和性を補うと考えられ得、そしてこの測定が、結合親和性が上記のように決定されてもよい、本願発明の範囲外につながらないことを理解する。
本願発明によるサンプル中のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を決定するためのアッセイの1つの実施態様では、そのようなアッセイは、サンドイッチアッセイ、好ましくは、完全に自動化されたアッセイである。ELISAは完全に自動化又は手動であってもよい。いわゆる、POC‐試験(臨床現場即時(point‐of‐care)試験)であってもよい。自動又は完全に自動化されたアッセイの例は、以下のアッセイ:Roche Elecsys(登録商標)、Abbott Architect(登録商標)、Siemens Centauer(登録商標)、Brahms Kryptor(登録商標)、Biomerieux Vidas(登録商標)、Alere Triage(登録商標)の1つに使用されてもよいアッセイを含む。
本願発明によるサンプル中のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を決定するためのアッセイの1つの実施態様では、前記2つの結合剤の少なくとも1つが、検出されるために、標識される。標識の種類は、上で提供される。
本願発明によるサンプル中のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を決定するためのアッセイの1つの実施態様では、前記2つの結合剤の少なくとも1つが、固相に結合される。固相の例は、上で提供される。
本願発明によるサンプル中のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を決定するためのアッセイの1つの実施態様では、前記標識は、化学発光標識、酵素標識、蛍光標識、放射性ヨード標識を含む群から選択される。
本願発明のさらなる主題は、本願発明に従ったアッセイを含むキットであり、ここで、前記キットの構成要素は、1つ以上の容器中に含まれてもよい。
図1は、典型的なプロ‐エンケファリン用量/シグナル曲線を示す。プロ‐エンケファリンの標準曲線である。 図2は、女性集団におけるプロ‐エンケファリンの度数分布を示す。 図3は、女性の累積癌診断の四分位数(Q)1(40.4pmol/l未満)、四分位数2(40.4〜47.1pmol/l)、四分位数3(47.2〜54.1pmol/l)、四分位数4(54.1pmol/l超)を示す、カプランマイヤーグラフである。低減したPENKは、乳癌発症の長期の増加したリスクを示す。ベースラインの日時点での癌病歴を有する任意の女性(血液サンプリング)を排除したので、プロ‐エンケファリンは、将来の乳癌発症について、非常に予測する。全体にわたって、Q1の女性は、Q4の女性よりも、乳癌発症の3.6倍高いリスクを有する。 図4は、乳癌予測のためのプロ‐エンケファリンの複合解析の図例を示す。
実施例1
抗体の開発
ペプチド
ペプチドを合成した(JPT Technologies,Berlin,Germany)。
ペプチド/免疫コンジュゲート
免疫のためのペプチドを、ウシ血清アルブミン(BSA)に対するペプチドのコンジュゲートのための追加のN‐末端システイン残基で合成した。ペプチドを、Sulfo‐SMCC(Perbio‐science,Bonn,Germany)を使用することによってBSAと共有結合させた。共有結合の方法を、Perbioの取扱説明書に従って、行った。
Figure 0006392762
抗体を、以下の方法に従って生成した。
BALB/cマウスを、0日及び14日で、100μgペプチド‐BSA‐コンジュゲート(100μl完全フロイントアジュバントにおいて乳化)、21日及び28日で、50μg(100μl不完全フロイントアジュバントにおいて)で免疫した。融合実験を行った3日前に、動物は、1つは腹腔内注射及び1つは静脈内注射として与えられる、100μl生理食塩水中に溶解した50μgのコンジュゲートを受けた。
免疫したマウス由来の脾細胞及び骨髄腫細胞株SP2/0の細胞を、1mlの50%ポリエチレングリコールで、37℃で30秒間、融合した。洗浄後、細胞を96ウェル細胞培養プレートに播種した。ハイブリッドクローンを、HAT培地で生育することによって選択した(20%ウシ胎児血清及びHATサプリメントを補充したRPMI1640培地)。2週間後、HAT培地を、3回継代のために、HT培地で置換し、続いて、通常の細胞培養培地に戻した。
細胞培養物上清を、融合後3週間、抗原特異的IgG抗体について、一次スクリーニングした。試験陽性ミクロ培養を、増殖のために、24ウェル中に移した。再試験後、選択された培養物を、限界希釈技術を使用して、クローン化しそして再クローン化し、そしてアイソタイプを決定した。
(Lana,R.D.“A short‐duration polyethylene glycol fusiontechnique for increasing production of monoclonal antibody‐secreting hybridomas,”J.Immunol.Meth.81:223‐228;(1985)、Ziegler,B.ら、“Glutamate decarboxylase(GAD)is not detectable on the surface of rat islet cells examined by cytofluorometry and complement‐dependent antibody‐mediated cytotoxicity of monoclonal GAD antibodies,”Horm.Metab.Res.28:11‐15,(1996))。
モノクローナル抗体生成
抗体を、標準の抗体生成法(Marxら、Monoclonal Antibody Production(1997),ATLA 25,121)を介して生成し、そしてProtein A‐chromatographyを介して精製した。抗体の精製率は、SDSゲル電気泳動分析に基づいて、>95%であった。
抗体の標識及びコーティング
すべての抗体を、以下の方法に従って、アクリジニウムエステルで標識した。
標識化合物(トレーサー):100μg(100μl)抗体(PBSにおいて、1mg/ml、pH7.4)を、10μlアクリジニウムNHS‐エステル(アセトニトリルにおいて、1mg/ml、InVent GmbH、Germany)(欧州特許第0353971号)と混合し、そして室温で、20分間、インキュベートした。標識抗体を、Bio‐Sil SEC 400‐5でのゲルろ過HPLC(Bio‐Rad Laboratories,Inc.,USA)によって精製した。精製した標識抗体を、(300mmol/lリン酸カリウム、100mmol/l Nacl、10mmol/l Na‐EDTA、5g/lウシ血清アルブミン、pH7.0)において、希釈した。最終濃度は、標識化合物(200μlあたり)で、約800.000相対発光量(RLU)であった。アクリジニウムエステル化学発光を、AutoLumat LB 953(Berthold Technologies GmbH&Co.KG)を使用することにより、測定した。
固相抗体(コーティングされた抗体)
固相:ポリスチレンチューブ(Greiner Bio‐One International AG,Austria)を、抗体(1.5μg抗体/0.3ml、100mmol/NaCl、50mmol/l Tris/HCl、pH7.8)で、コーティングした(室温で18時間)。5%ウシ血清アルブミンでブロッキングした後、チューブをPBS(pH7.4)で洗浄し、そして真空乾燥した。
抗体特異性
さまざまな抗体の交差反応性を、表2に示す。
Figure 0006392762
抗体交差反応性を、以下のように決定した。
300μl PBS中の1μgペプチド(pH7.4)を、ポリスチレンチューブに分注し、そして室温で、1時間、インキュベートした。インキュベーション後、チューブを、PBS(pH7.4)中の5% BSAを使用して、5回(それぞれ1ml)洗浄した。標識抗体のそれぞれを添加し(PBS(pH7.4)中の300μl、800.000RLU/300μl)、室温で2時間、インキュベートした。5回洗浄した後(それぞれ1mlの洗浄溶液(20mmol/l PBS、pH7.4、0.1% Triton X100)、残存発光(標識抗体)を、Auto Lumat LB 953を使用して定量した。MRPENK‐ペプチドを、参照物質として使用した(100%)。
Figure 0006392762
すべての抗体は、免疫のために使用したペプチドに相当する、MRPENKペプチドを結合した。NT‐MRPENK抗体(EEDDSLANSSDLLKと10%交差反応)以外の抗体は、抗体の免疫のために使用されないMR‐PENKペプチドと交差反応を示さなかった。
プロ‐エンケファリンイムノアッセイ
50μlのサンプル(又はキャリブレーター)を、コーティングされたチューブに分注し、標識抗体(200μl)を添加した後、チューブを、18〜25℃で2時間、インキュベートした。結合しなかったトレーサーを、洗浄液(20mmol/l PBS、pH7.4、0.1% Triton X‐100)で、5回洗浄することによって(それぞれ1ml)、除去した。チューブ結合標識抗体を、Luminumeter LB 953及び1000pmol/l MRPENKの固定された濃度を使用して、測定した。異なる抗体の組み合わせのノイズ(MRPENKなしのRLU)比に対するシグナル(1000pmol MRPENK/lでのRLU)を、表4に示す。すべての抗体は、任意の他の抗体とのサンドイッチ複合体を生成することができた。驚くべきことに、ノイズ比に対する最も強いシグナル(最も良い感受性)を、MR‐MRPENKとCT‐MRPENK抗体とを組み合わせることで生成した。その後、本願発明者等は、この抗体の組み合わせを使用して、さらなる研究のためのMRPENK‐イムノアッセイを行った。MR‐MRPENK抗体を、コーティングされたチューブ抗体として使用し、そしてCT‐MRPENK抗体を標識抗体として使用した。
Figure 0006392762
キャリブレーション
アッセイを、20mM K2PO4、6mM EDTA、0.5% BAS、50μM アマスタチン、100μM ロイペプチン、pH8.0で希釈された、合成MRPENKの希釈液を使用して、キャリブレーションを行った。プロ‐エンケファリン対照血漿は、ICI‐diagnostics,Berlin,Germanyから入手し得る。図1は、典型的なプロ‐エンケファリン用量/シグナル曲線を示す。標準曲線プロ‐エンケファリンである。アッセイの感受性は、0‐キャリブレーター((MRPENKの添加)+2SD)の20決定、5.5pmol/Lであった。
集団研究
方法
本願発明者等は、1991〜1994のMalmo Diet and Cancer Studyベースライン試験(年齢58±6歳及び59%の女性)に基づく集団の2559人の女性参加者から空腹時血漿中のプロ‐エンケファリンを測定した。本願発明者等は、多変量補正(すべての従来の心血管リスク因子、糖尿病リスク因子及び癌についてのまた癌の遺伝の分析における)コックス比例ハザードモデルを使用して、ベースラインPENK(それぞれの対数変換PENKの標準偏差増加あたりのハザード比)を12年超の追跡期間の中央値の間のそれぞれの研究されたエンドポイントの最初の事象の時と関連付けた。エンドポイントを、スウェーデン国立病院の退院登録、スウェーデンの心筋梗塞登録、Malmo登録における脳卒中及びスウェーデンの癌登録を介して、検索した。これらの登録を介してのエンドポイントの検索は、正確であることが検証されそして理解されている(Beltingら、Cancer Epidemiol Biomarkers Prev;1‐10.2012 AACRをまた参照)。
研究における女性の臨床特性
Figure 0006392762
図2は、女性集団のおけるプロ‐エンケファリンの度数分布を示す。
平均値は、47.2pmol/l、標準偏差=1.2pmol/lであった。X軸は、PENK濃度の自然対数(LN)である。すべての結果は、アッセイの測定の範囲内であり、最も低いPENK濃度は、9pmol/lであった。これらの結果は、使用したアッセイの適合性を示す(アッセイの感度5.5pmol/l)。
乳癌のPENK及び予測
プロ‐エンケファリンと乳癌との関連性を評価した(表6)。女性において、プロ‐エンケファリンと乳癌との間に強い関連性があった。完全補正モデルにおいて、プロ‐エンケファリンのそれぞれのSD増加は、将来の乳癌の28.6%のリスク低減と関連し、又はプロ‐エンケファリンのSDの低減(revPENK)は、将来の乳癌の40%増加したリスクと関連し(表5)、そしてプロ‐エンケファリンの四分位数の最上位対最下位は、乳癌のリスクにおいて、3倍超の差を確認した(表7及び図3を参照)。
Figure 0006392762
Figure 0006392762
図3は、女性の累積癌診断の四分位数(Q)1(40.4pmol/l未満)、四分位数2(40.4〜47.1pmol/l)、四分位数3(47.2〜54.1pmol/l)、四分位数4(54.1pmol/l超)を示す、カプランマイヤーグラフである。低減したPENKは、乳癌発生の長期の増加したリスクを示す。ベースラインの日時点での癌病歴を有する任意の女性(血液サンプリング)を排除したので、プロ‐エンケファリンは、将来の乳癌発生について、非常に予測する。全体にわたって、Q1の女性は、Q4の女性よりも、乳癌発症の3.6倍高いリスクを有する。
プロ‐エンケファリンとプロ‐ニューロテンシンとの組み合わせ
最近、増加するプロ‐ニューロテンシンが、乳癌について、非常に予測することを示したので、本願発明者等は、乳癌予測のための両バイオマーカーを組み合わせた。
実施例
プロ‐ニューロテンシンアッセイ
抗体を上記のように生成した。標識した抗体(LA)を、P‐NT1‐19(H‐CSDSEEEMKALEADFLTNMH(配列番号24)に対して生成し、そして固相抗体(SPA)を、ペプチドP‐NT44‐62(CNLNSPAEETGEVHEEELVA(配列番号25))に対して、生成した。
ヒトプロ‐ニューロテンシンの定量のためのイムノアッセイ
使用した技術は、アクリジニウムエステル標識に基づく、サンドイッチコーティングされたチューブ発光イムノアッセイであった。
標識化合物(トレーサー):100μg(100μl)LA(PBS中の1mg/ml、pH7.4)を、10μlアクリジニウムNHS‐エステル(アセトニトリル中の1mg/ml、InVent GmbH,Germany)(欧州特許第0353971号)と混合し、そして室温で20分間、インキュベートした。標識LAを、Bio‐Sil SEC 400‐5ゲルろ過HPLC(Bio‐Rad Laboratories,Inc.,USA)で精製した。精製したLAを、希釈した(300mmol/lリン酸カリウム、100mmol/l NaCl、100mmol/l Na‐EDTA、5g/lウシ血清アルブミン、pH7.0で)。最終濃度は、標識化合物200μlあたり(約20ng標識抗体)、約800.000相対発光量(RLU)であった。アクリジニウムエステル化学発光を、AutoLumat L 953(Berthold Technologies GmbH&Co.KG)を使用することで測定した。
固相:ポリスチレンチューブ(Greiner Bio‐One International AG,Austria)を、SPA(1.5μg SPA/0.3ml 100mmol/l NaCl、50mmol/l Tris/HCl、pH7.8)で、コーティングした(室温で18時間)。5%ウシ血清アルブミンでブロッキングした後、チューブをPBS(pH7.4)で洗浄し、そして真空乾燥した。
キャリブレーション
アッセイを、プロ‐ニューロテンシンコーティングヒト血清の希釈液を使用して、キャリブレーションした。高いプロ‐ニューロテンシン免疫反応性を有するヒト血清のプールを(InVent Diagnostika,Hennigsdorf,Germany)、ウマ血清で希釈した(Biochrom AG,Deutschland)(アッセイスタンダード)。
スタンダードを、ヒトプロ‐ニューロテンシン‐キャリブレーター(ICI‐Diagnostics,Berlin,Germany)の使用により、キャリブレーションした。あるいは、アッセイを、合成又は組み換えP‐NT1‐117又はその断片によってキャリブレーションしてもよい(Ernstら、2006をまた参照)。
プロNTイムノアッセイ
50μlのサンプル(又はキャリブレーター)を、SPAコーティングチューブ中に分注し、標識LA(200μl)を添加後、チューブを、18〜25℃で16〜22時間、インキュベートした。結合しなかったトレーサーを、洗浄溶液(20mmol/l PBS、pH7.4、0.1%Triton X‐100)で、5回(それぞれ1ml)洗浄により除去した。チューブ結合LAを、Luminumeter LB953を使用して測定した。結果を、キャリブレーション曲線から計算した。
女性集団におけるプロ‐エンケファリン及びPNTの複合解析
プロ‐エンケファリンとプロ‐ニューロテンシンとの間に、有意な相関はなかった(p=0.56)。両バイオマーカーを使用する複合モデルにおいて、本願発明者等は、乳癌予測において、それらが両方とも独立していることが分かった。
完全に補正されたモデルにおいて、PNTのそれぞれのSD増加は、将来の乳癌の49.9%リスク増加と関連していた。驚くべきことに、方程式にPNTを追加した後、PENKは、PNTなしよりもはるかに強く、そしてプロ‐エンケファリンのそれぞれのSD増加について、30.8%リスク低減を示し、又はプロ‐エンケファリンのそれぞれのSD低減は、将来の乳癌の44.5%増加したリスクと関連していた(表8)。
表8:乳癌予測のためのPNT及びPENKの複合アッセイ
Figure 0006392762
最上位対最下位の四分位PNTは、乳癌発症について、2.56倍のリスクを示し、そしてPNT最下位対最上位四分位数の上のプロ‐エンケファリン(rev=反転四分位数 Q1=Q4、Q2=Q3、Q3=Q2、Q4=Q1)は、独立した3.6倍のリスクを示す(表9)。
PNTの最上位の四分位数と最下位のプロ‐エンケファリンの四分位数対最下位のPNT及び最高位のプロ‐エンケファリンの四分位数の組み合わせは、6.17の複合リスクを示す(図3参照)。
表9:乳癌予測のためのPNT及びPENKの複合解析
Figure 0006392762
図4は、乳癌予測のためのプロ‐エンケファリンの複合解析の図例を示す。
本願発明者等は、最下位プロ‐エンケファリン(1ST)四分位数及び最高位(4th)プロ‐ニューロテンシン四分位数を有する女性を組み合わせた(群3)。その高リスク群内で、約19.02%の女性が、15年後以内に、乳癌を発症した。
群2は、プロ‐ニューロテンシンの3nd四分位数及びプロ‐エンケファリンの2nd四分位数+プロ‐ニューロテンシンの2nd四分位数及びプロ‐エンケファリンの3th四分位数を有する女性の組み合わせである。その中リスク群内で、約7.48%の女性が、15年後内に、乳癌を発症した。
群1は、プロ‐ニューロテンシンの1st四分位数及びプロ‐エンケファリンの4th四分位数を有する女性の組み合わせである。その低リスク群内で、3.08%の女性が、15年後以内に、乳癌を発症した。群1及び群3の間のハザードリスクは、約6.17である。
肺癌
女性において、プロ‐エンケファリンはまた、肺癌を予測する。
40人の女性が、観察期間中に肺癌を発症した。プロ‐エンケファリンは、喫煙及び非喫煙女性で異ならない(p=0.44)。予想されるように、喫煙は、肺癌のための強いリスク予測マーカーである(P<0.0001)。驚くべきことに、喫煙は、方程式の一部であるが、低いプロ‐エンケファリンは、肺癌を発症する3.2倍のリスクを示した(表10a及び10b)。
表10a及び10bは、女性における肺癌の予測でのPENKを示す。女性を、三分位に群分けし(表10a)、そしてその後、肺癌発症について解析した(表10bを参照)。rev=最高位三分位(三分位3)、rev(1)=三分位2、及びrev(2)=最下位三分位(三分位1)である。
Figure 0006392762
Figure 0006392762

Claims (19)

  1. 癌に罹患していない女性対象において癌になるリスクの予測を補助するための方法であって、以下のステップ:
    前記女性対象から得られた体液中のプロ‐エンケファリン(PENK)又はその断片のレベルを決定し;そして
    前記プロ‐エンケファリン又はその断片のレベルと癌になるリスクとを相関させ、ここで低減したレベルは、増大した癌になるリスク
    ことを含み、ここで前記プロ‐エンケファリン又はその断片が、配列番号1、配列番号2、配列番号5、配列番号6、配列番号8、配列番号9、配列番号10及び配列番号11を含む群から選択され、
    ここで、前記癌が、乳癌又は肺癌である、方法。
  2. 前記女性対象から体液サンプルが採取された時点で、前記女性対象が、癌の診断の履歴を有したことがない、請求項1に記載の方法。
  3. 前記女性対象が、癌の診断の履歴を有し、そして前記女性対象から体液サンプルが採取された時点で、治癒しており、そして乳癌を再発するリスクが、決定され又は癌の再発が示される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記女性対象から体液サンプルが採取された時点で、前記女性対象が、心血管疾患又は糖尿病を有すると診断されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 年齢、糖尿病の存在、現在の喫煙を含む群から選択される、少なくとも1つの臨床パラメーターがさらに決定される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記プロ‐エンケファリンのレベルが、イムノアッセイで測定される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記方法が、女性対象において乳癌になるリスクを監視するために、又は治療経過を監視するために、2回以上行われる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記監視が、採用される予防及び/又は治療手段に対する前記女性対象の応答を評価するために行われる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記女性対象をリスク群に層別化するための請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 以下のステップ:
    前記女性対象から採取した体液中のプロ‐ニューロテンシン1‐117(配列番号17)のレベルを決定し;そして
    前記プロ‐エンケファリン又はその断片及びニューロテンシン1‐117(配列番号17)のレベルと癌になるリスクとを相関させ、ここで、低減したプロ‐エンケファリンのレベルは、癌になる増大したリスク示し、してここで、プロ‐ニューロテンシンの増加したレベルは、癌になる増大したリスク
    ことを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記プロ‐エンケファリン又はその断片の低減したレベルが、閾値未満のレベルであり、ここで前記閾値が、100pmol/l未満である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記プロ‐ニューロテンシン又はその断片の増加したレベルが、閾値超のレベルであり、ここで前記閾値が、78pmol/l超である、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記体液が、血液、血漿、又は血清である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. MR‐プロ‐エンケファリン(配列番号6)及び/又はプロ‐ニューロテンシン1‐117(配列番号17)のレベルが決定される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. サンプル中の前記プロ‐エンケファリン及び前記プロ‐エンケファリン断片を決定するためのキットであって、アミノ酸133‐140(LKELLETG、配列番号22)及びアミノ酸152‐159(SDNEEEVS、配列番号23)である前記プロ‐エンケファリンの領域内の2つの異なる領域に結合する2つの結合剤を含み、ここで、前記領域のそれぞれが、少なくとも4つ又は5つのアミノ酸を含む、キット。
  16. 前記キットが、健康な対象のプロ‐エンケファリン又はプロ‐エンケファリン断片を定量するために十分な感度であり、そして、15pmol/l未満の分析アッセイ感度を有する、請求項15に記載のキット。
  17. 癌に罹患していない女性対象において癌になるリスクを予測し、及び/又は前記女性対象をリスク群に層別化するための、請求項15又は16に記載のキットの使用であって、ここで、前記癌が、乳癌又は肺癌である、使用。
  18. 癌に罹患していない女性対象において癌になるリスクを予測し、及び/又は前記女性対象を、オピオイド成長因子(OGF)治療を受けるべき群に層別化するための、請求項15又は16に記載のキットの使用であって、ここで、前記癌が、乳癌又は肺癌である、使用。
  19. 前記プロ‐エンケファリン及びプロ‐エンケファリン断片のレベルが、癌に罹患していない女性対象において癌になるリスクを予測するために使用される、請求項15又は16に記載のキットであって、ここで、前記癌が、乳癌又は肺癌である、キット
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