JP6391892B1 - 温度分布を改良したvigユニットを製造する方法 - Google Patents

温度分布を改良したvigユニットを製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6391892B1
JP6391892B1 JP2018515200A JP2018515200A JP6391892B1 JP 6391892 B1 JP6391892 B1 JP 6391892B1 JP 2018515200 A JP2018515200 A JP 2018515200A JP 2018515200 A JP2018515200 A JP 2018515200A JP 6391892 B1 JP6391892 B1 JP 6391892B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
exhaust
vig
heating element
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018515200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018529614A (ja
Inventor
スナケーア,ピーダ
ミゲルスン,サイヤ・トマス
Original Assignee
ブイケイアール・ホールディング・エイ/エス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブイケイアール・ホールディング・エイ/エス filed Critical ブイケイアール・ホールディング・エイ/エス
Application granted granted Critical
Publication of JP6391892B1 publication Critical patent/JP6391892B1/ja
Publication of JP2018529614A publication Critical patent/JP2018529614A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/677Evacuating or filling the gap between the panes ; Equilibration of inside and outside pressure; Preventing condensation in the gap between the panes; Cleaning the gap between the panes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/677Evacuating or filling the gap between the panes ; Equilibration of inside and outside pressure; Preventing condensation in the gap between the panes; Cleaning the gap between the panes
    • E06B3/6775Evacuating or filling the gap during assembly
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/663Elements for spacing panes
    • E06B3/66309Section members positioned at the edges of the glazing unit
    • E06B3/66333Section members positioned at the edges of the glazing unit of unusual substances, e.g. wood or other fibrous materials, glass or other transparent materials
    • E06B2003/66338Section members positioned at the edges of the glazing unit of unusual substances, e.g. wood or other fibrous materials, glass or other transparent materials of glass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

強化ガラスおよび排気ヘッド8を備えている真空断熱ガラス(VIG)ユニット。適応させた温度分布を使用するVIGを製造する方法を提案する。VIGは強化ガラスであってもよく、VIGは炉内で排気されてもよい。【選択図】図6

Description

本開示は、真空断熱ガラス(VIG)ユニットに関する。特に、本発明は、真空排気ヘッド(全金属カップとしても知られている)、および排気管を排気ヘッド内部にあるヒータでシールすることに関する。
真空断熱ガラス(VIG)ユニットは通常、支柱を介して隔てられた2枚のガラス板を備え、このガラス板は周縁がシールされ、排気された内部空隙を有する。空隙は、排気ヘッドを用いて板の孔を通って排気され、例えば1E−6バールの圧力になる。
特許文献1には、VIGユニットおよび70mmの排気ヘッドが開示されている。この開示では、良好なシールを確保するガスケットが記載されている。段落[0061]には、直径が50mm〜100mmの排気ヘッドが確かに記載されている。
特許文献2には、排気孔のシールが記載されている。同文献には、先行技術による排気管と、管先端部を熔融する(先端熔融としても知られている)ために使用されるコイルヒータ(図2a)を含んでいる排気ヘッドとが開示されている。
米国特許第2006175767号明細書 米国特許第20120148795号明細書 米国特許第2009/0155500号明細書
数十年にわたり、建物の大幅なエネルギー節約を可能にする断熱値が有望であることから、VIGに注目した事業が展開されている。しかしながら、VIGユニットの製造には、依然としていくつかの欠点および寿命の課題がある。排気ヘッドとガラス板との間の接触シールを良好にすることが望ましい。さらに、適用温度をさらに良好にし、管の先端熔融をさらに良好にすることで排気管のシールを向上させることが望ましい。さらに、強化ガラスVIGを提供することが望ましい。
本発明は、請求項1に記載の方法、請求項17に記載のVIG製造設備に関する。好適な実施形態は、従属請求項に規定されている。その他の目的、特徴および利点は、以下に詳述する開示から明らかになるであろう。特に、本発明は、以下の特定の態様および実施形態に関する。
第1の態様および実施形態では、真空断熱ガラス(VIG)ユニットを製造する方法であって、実質的に平行な第1の板および第2の板1、2、第1の板1と第2の板2との間に設けられた複数の支柱4および周縁シール3を設け、第1の板1には空隙Vを排気するための排気孔5が設けられ、排気孔5を通って大気圧よりも低い圧力にすることと;ガラス板面1a上では、加熱要素9を備えている排気ヘッド8で排気孔5を覆い、排気ヘッド8は、ガラス板面1aと実質的に気密性の接触部を有するように適応していることと;VIGユニットおよび排気ヘッド8を炉内に配置し、炉は、炉の温度T1の所定の分布に応じて加熱し冷却するように構成されていることと;炉の温度T1の所定の分布に応じて加熱し冷却し、温度T2を温度T1まで上げるのに必要な時間にわたって加熱要素9を作動させることによって排気ヘッド8の下の炉の温度T1および温度T2の所定の分布どうしの温度差を補償することと;炉の温度T1の所定の分布に応じて加熱し冷却することを完了した後、排気ヘッド8を介して空隙Vを排気し、排気孔5に入っている排気管6の排気管先端部6bを密封することとを含む、方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第2の実施形態では、加熱要素9は、炉の温度T1の所定の分布に応じて作動する、前述の実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第3の実施形態では、排気ヘッド8の下の温度T2は監視され、温度T2が温度T1よりも低ければ、加熱要素9を作動させることによって排気ヘッド8への追加の加熱が行われる、第1の実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第4の実施形態では、加熱要素9はセラミック加熱要素である、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第5の実施形態では、セラミック加熱要素9は、ピエゾ抵抗性の部品または電気抵抗性のセラミック部品、好ましくは窒化ケイ素および/または窒化アルミニウムのセラミック加熱要素である、第4の実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第6の実施形態では、加熱要素9は、アクチュエータ16、17によって移動可能であり、排気管6の管先端部6bに接触するように構成され、かつ好ましくは管先端部6bを押圧するように構成される、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第7の実施形態では、空隙Vの排気は、150℃以上、好ましくは300℃以上で行われる、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第8の実施形態では、炉の温度T1の所定の分布に応じて炉が加熱し冷却している間に、加熱要素9を第1の温度まで加熱することと、加熱要素9を第2の温度まで加熱することを別々に行うことを含む、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第9の実施形態では、第1の温度は、実質的に周縁シール部3をはんだ付けする温度であり、第2の温度は、管先端部6bをシールする温度である、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第10の実施形態では、加熱要素9を第1の温度まで加熱して排気ヘッド8の下方のVIG本体1、2の温度T2をより均一にすることと、加熱要素を第2の温度まで加熱して管先端部6bを先端熔融することとを含む、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第11の実施形態では、VIGユニットは、第1の温度まで加熱する第1の加熱要素9および第2の温度まで加熱する第2の加熱要素14を有する排気ヘッド8を備えている、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第12の実施形態では、VIGユニットは、周囲空気と排気ヘッド8との間の熱伝導を促進するためのフィンを有する排気ヘッド8を備えている、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第13の実施形態では、排気ヘッド8が板面1aと接触する幅Dは、50mm未満であり、好ましくは45mm未満である、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第14の実施形態では、上記排気管は、排気孔または排気口5、20の周りに配置されたはんだガラスリング19である、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第15の実施形態では、排気管6は、排気口20と、排気口20の周りに配置されたはんだガラスリング19とを備えている排気キャップ18である、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第1の態様の第1の実施形態の第16の実施形態では、第1の板および第2の板1、2の少なくとも一方は強化ガラス板であり、好ましくは両方が強化ガラス板である、前述のいずれかの実施形態に記載のVIGユニットを製造する方法が開示されている。
第2の態様の第1の実施形態では、真空断熱ガラス(VIG)ユニットの製造設備であって、炉の温度T1の所定の分布に応じてVIGユニット1、2を加熱するように適応した区画を有する炉を備え、炉は、少なくとも1つの真空ポンプと流体連通している排気ヘッド8を備え、排気ヘッド8は、排気ヘッド8の下の温度T2を記録する温度センサと、温度センサがT1がT2よりも高いと記録したときに、T2が実質的にT1と等しくなるのに必要な時間にわたって排気ヘッド8を加熱するように構成された加熱要素9、14とをさらに備えている、真空断熱ガラス(VIG)ユニットの製造設備が開示されている。
第2の態様の第2の実施形態では、加熱要素9は、セラミック加熱要素9であり、好ましくはピエゾ抵抗性の部品または電気抵抗性のセラミック部品、さらに好ましくは窒化ケイ素および/または窒化アルミニウムのセラミック加熱要素である、第1の実施形態による真空(VIG)ユニットの製造設備が開示されている。
第2の態様の第2の実施形態では、加熱要素9は、移動可能であり、排気管先端部6bと接触するように構成され、かつ好ましくは管先端部6bを押圧して管6を先端熔融するように構成される、第1の実施形態または第2の実施形態のいずれかによる真空(VIG)ユニットの製造設備が開示されている。
第2の態様の第3の実施形態では、排気ヘッド8がVIGに接触する幅Dは、50mm未満であり、好ましくは45mm未満である、第2の態様の前述したいずれかの実施形態による真空(VIG)ユニットの製造設備が開示されている。
第2の態様の第4の実施形態では、第1の態様のいずれかの実施形態に記載の方法を実施するように構成される、第2の態様の前述したいずれかの実施形態による真空(VIG)ユニットの製造設備が開示されている。
VIGユニットを示す図である。 VIGユニットおよび排気ヘッドを示す図である。 排気ヘッドの例の接近図である。 排気ヘッドの別の例の図である。 温度を読み取る場所を示す図である。 温度差および加熱工程を示すグラフである。 移動可能なヒータを示す図である。 平面ではない板表面の作用を示す図である。 代替となる閉鎖を示す図である。 代替となる閉鎖を示す図である。 周囲空気T1と排気ヘッドT2との間の温度差を示す図である。
図1は、2枚のガラス板1、2を有する真空断熱ガラス(VIG)ユニットを示している。VIG製造方法は、実質的に平行な第1の板および第2の板1、2、複数の支柱4および周縁シール3を用意することによって行われる。周縁部3は、例えばはんだフリットもしくははんだガラスまたは金属はんだによってシールされる。板1、2は、VIGが排気されて大気がVIGに作用するときの圧力に耐える支柱4によって隔てられている。板1は、排気管6が入った排気孔5を有する。排気管6は、例えばはんだガラスまたはフリットペーストまたは金属はんだであるシール部7を有する。このシール部によって、排気管の部分6aは、板1およびシール部7によって排気孔5に取り囲まれた状態になり、排気管先端部6bは大気に暴露されたままになる。
図2は、VIGが今度は排気ヘッド8を有し、この排気ヘッドが板1の外面と接触して配置されている様子を示している。製造設備では、1つの炉に複数のVIGユニットおよび排気ヘッド8があることがある。本VIG製造方法は、VIGを炉内で加熱して周縁シール部3および管シール部7をシールすることを含む。VIGが炉内で冷めると、空隙Vの排気が始まる。通常は、150℃以上、好ましくは300℃以上である。300℃以上では、シール部3、7は、まだ変形可能であり、それによってよりよく的確に安定し得る。空隙Vの排気は、実質的にシール部3をはんだ付けした後に加熱炉で実施される。排気ヘッド8は、排気孔5およびそれに関連する管6を覆い、内部空隙Vを排気するように適応している。排気後、ヒータ9が排気管先端部6bを熔融して空隙Vをシールする(先端熔融工程として知られる)。VIGユニット製造方法は、本明細書では炉内で実施されてよい。
排気ヘッド8は、ガラス板1、2に実質的に気密接触した状態で最良の機能を発揮する。この場合、ガラス1、2板は平面であると仮定する。
排気ヘッド8は、板1、2との接点を有し、直径はDである。先行技術では、直径Dは50〜100mmである。先行技術では、空気分子が通りにくいように、すなわち気密接触領域を通過する道のりが長くなるように、広い接触領域(ガラス板と排気ヘッドとの間)が望まれる。
しかしながら、VIGの排気により、ガラス板1、2は空隙Vに向かって押圧する大気圧(図1、Pa)に暴露され、これによって板1、2の表面が図8aに示したように歪むおそれがある。さらに、強化ガラスは、製造プロセスが原因でフロートガラスほど平面ではない。特に、強化ガラスは、図8bに示したように周縁が湾曲していることがある。これらの要因は、図8a、図8bに示したように、先行技術による排気ヘッド8と板面1aとの気密接触部に不利に働く。後述するように、大きい排気ヘッド8は、不都合な温度分布作用も有する。
したがって、接触幅Dは50mm未満であることが有利である。排気ヘッド8の接触幅Dは、45mm未満であることが好ましい。排気ヘッド8の接触幅Dは、24〜40mmであることが最も好ましい。1つの態様では、幅Dは、実質的に円形で、直径Dである。
特定のサイズでは、よりよい排気になり、高度なVIGが製造される。平面ではない板面1aは、排気ヘッド8が小さい方が接触はよくなる。これは強化ガラスの場合、および加熱した炉内部で排気する過程では有利である。
幅が小さい排気ヘッド8では、排気孔が周縁部寄りに位置しているVIGユニットが可能である。排気孔5または排気管6は、板1、2の周縁部から実質的に25mm未満、好ましくは20mm未満の所に中心がある。1つの例では、排気孔5または排気管6は、さらに、VIGの角に位置しており、中心距離は両周縁部に当てはまる。
支柱4は、距離Sを開けて隔てられている。通常20〜50mmの範囲である。強化ガラスなどの厚いまたは強いガラス1、2の場合、距離Sは約40mmである。外観上の理由および断熱性向上を理由に距離Sを長くすることが望まれる。1つの態様では排気ヘッド8の接触幅Dは、支柱4を隔てている距離Sと等しいか、それよりも短い。それによって高度な排気およびVIGが実現される。
接触幅Dを短くすることには困難が伴う。なぜなら、排気ヘッド8は、ヒータ9を収容する必要があり、排気管6を収容するためのチャンバ10を必要とするからである。さらに、排気ヘッド8は、少なくとも1つの周囲導管13(真空吸引して排気ヘッド8を板に固定するため)を有していてもよく、この周囲導管にも異なる真空ポンプにつながる空間およびコネクタ11、12が必要である。任意選択として、ガラスとの接触面に対してシール、Oリングまたはガスケットも必要である(図示せず)。同じく任意選択として(図4)、管先端部6bがチャンバ10内の熱に暴露されて残りのVIGが加熱に影響されないように、チャンバ10内に遮蔽板15が配置される。
VIGユニットの製造は、温度に強く左右される。周縁シール部3、ガラス板1、2の構造と処理、排気孔シール部7および材料の排気はすべて温度に左右される。VIGを製造する工程全体を通して、空隙Vを排気し、シール部3をはんだ付けするために温度を変化させる(図6は3つの異なる工程を示している)。排気ヘッド8を使用して排気管先端部6bを先端熔融する(すなわち密閉する)場合、排気ヘッド内に加熱要素9があり、この加熱要素は、例えば短時間で700〜1200℃まで加熱して排気管6の先端部を熔融する。
特に、強化ガラスを使用する場合、強化ガラスの温度を強化ガラスのアニール温度よりも低く保つことがとりわけ重要であり、さもないと硬度が失われ、ガラス強度が低下してしまう。したがって、本発明によるVIGユニット製造方法であって、VIG本体の炉内での製造がVIGユニットを炉内で加熱することを含む、方法は、全工程で、温度を強化ガラスに不利に作用するアニール温度よりも下に保つことを含んでいてもよく、例えば温度を多くの強化ガラスに共通のアニール温度である400℃よりも下に保つ。本発明のいくつかの実施形態では、空隙Vの排気は150℃以上、好ましくは300℃以上で行われるため、炉の温度は、排気中は150℃〜400℃、好ましくは300℃〜400℃であることが好ましい。
先行技術では、ヒータ要素は通常、固定したタングステンコイルヒータである。先行技術のタングステンコイルは、ガラス上に金属堆積物を生成することがあり、耐久性が低く、管先端部6bのシール部の生成状態にむらがあるという欠点を有する。さらに、先行技術のタングステンコイルを含む排気ヘッドは、タングステンコイルが十分な真空状態でしか動作できず、大気圧下でタングステンコイルを用いて加熱することが妨げられるという欠点を有する。
排気ヘッド8は、ヒータ9を有する。ヒータ9は、セラミックヒータであってもよい。セラミックヒータ9は、発熱抵抗部品を含んでいてもよい。セラミックヒータは、ピエゾ抵抗性の部品を含んでいてよい。セラミックヒータは、電気抵抗性のセラミック部品を含んでいてもよい。
セラミックヒータ9は、排気ヘッド8の内部に配置できる。電力ケーブルは、例えば排気管11、12の内部に設けることができ、かつ/または電力ケーブルに十分な導電性があれば排気管11、12の傍らに設けることができる。このようにすることで、排気ヘッド8の気密特性はヒータ9に影響されない。
セラミックヒータ9は、より耐久性があり、信頼性の高いVIG製造を実現する。セラミックヒータ9は、より一定の熱分布を有する。先行技術のヒータ9は、短時間で局所的に温度を上げて排気管6の先端部6bを熔融する。しかし、以下に説明するように、セラミックヒータ9は、複数の温度に加熱することも可能である。
真空下での熱伝導の大部分は熱放射によるものであるため、セラミックヒータの特に適切な供給源は、ガラスのIR吸収領域内に最も強く放出するようなセラミックヒータ、とりわけ窒化ケイ素および/または窒化アルミニウムのセラミックヒータである。このようなセラミックヒータは、4〜13μmの周波数帯域で特に強く放出するため、VIGの製造には特に適している。
いくつかの実施形態では、セラミックヒータ9は、本開示の図面に描かれているような筒状であってもよい。均質な表面放射が好ましい場合、セラミックヒータは平らなディスク形状であってよいし、あるいは集束放射が望ましい場合、例えば排気管先端部6bの先端熔融を良くするためには、放物線形状が好ましい。セラミックヒータを使用するさらに別の利点は、形状が異なる2つ以上のヒータを組み合わせ、この組み合わせた形状のヒータに基づいて多様な放射分布を得ることが可能なことである。例えば平らなディスク形状のヒータを細長い筒形状のヒータと組み合わせて、集束したエネルギーと平面状のエネルギーの両方を表面にもたらすことができる。さらに、別々のエネルギー供給源を有することにより、VIG製造の設計の必要性に応じて2つ以上のヒータを別々に操作できる。
VIGの製造は、VIG本体全体の温度が連続的である、すなわち本体全体の温度差が最小であるときに良好になる。排気ヘッド8が板面1a上に配置されている場合、排気ヘッドは局所的な温度に影響を及ぼす。図5は、排気ヘッド8内部の温度T2が一定である場合の様々な場所を示している。温度T1は、周囲の空気中の温度である。また、温度T3は、板1と2との間の接合部の温度である。図6は、VIG製造の加熱工程での温度の差または遅延を示すグラフである。この図は、板1のガラスの温度勾配が排気ヘッド8の場所で異なっていることを示している。排気ヘッド8の局所温度T2の方が低い。
排気ヘッド8の下の温度が、周囲のVIG本体の温度(すなわちT3に近い)および周囲の空気温度T1とそれぞれ一致するようにすることが有利である。10〜30℃の温度差であっても、VIG製造に悪影響を及ぼす可能性がある。そのために、排気ヘッド8には、排気ヘッドの外部と内部の温度差を連続的に測定する温度センサ(図示せず)を備え付けることができる。次いで、ヒータ9に対する閉ループ電流フィードバックを有利に利用する。
特に、はんだガラスが低温度はんだガラスで、特に鉛フリーの低温度はんだガラスのVBZはんだガラスなどである場合、VIG本体の温度および周囲空気温度T1のそれぞれと、排気ヘッド8の下の温度T2との温度差を補償することが重要である。なぜなら、はんだ付けプロセスによって十分なはんだガラスが生じるのであれば、適用温度の範囲が狭いことで歪む余地がほとんどないからである。例えば、強化ガラスは、高温および長時間加熱に負の影響を受けるため、排気ヘッド8の下の温度T2がはんだ付け温度と完全に一致していなければ、はんだ付けの時間が長くなってしまい、それによってガラスの硬度の損失が増す。
1つの態様では、排気ヘッド8は、周囲空気と排気ヘッド8との間の熱伝導を促進するフィンを有する。これによって排気ヘッド8の下の温度T2は、周囲温度T1との一致が良好になる。
排気ヘッド8の下の温度T2を周囲空気T1の温度と一致させるさらに別の利点は、本発明のVIGユニットを製造するのに使用するはんだガラスに含まれる溶媒および結合剤の適切な効果を確実にする点にある。排気ヘッド8の下の温度が低すぎれば、溶媒および結合剤の効果の低下が見られ、後の段階ではんだガラスのはんだ付けが不完全になるか、はんだ付けの時間が長くなるために硬度の損失が増す。
1つの態様では、ヒータ9は、第1の加熱温度および第2の加熱温度を有する。第2の加熱温度は、第1の加熱温度のおよそ2倍の高さである。第1の加熱温度は、周縁シール部3のはんだ付け温度(例えば300〜450℃)であり、第2の加熱温度は、管先端部6bのシール温度(例えば700〜1200℃の範囲内)である。
1つの態様では、ヒータがセラミックヒータである場合、ヒータ9は、少なくとも15分間にわたって第1の温度でオンになっている。ヒータ9は実質的に、少なくとも1つの加熱工程、好ましくははんだ付け工程の時間長さにわたって加熱する。先行技術では、タングステンヒータは通常数秒間のみオンになっている。
第1の温度は、排気ヘッド8の下方でVIG本体1、2を実質的に均一な温度T2にする。それによって排気ヘッド8の下の温度は、周囲温度T1との一致が良好になる。これによって管のシール部7のはんだ付けが良好になり、残りのVIGは熱勾配および応力に影響されない。
別の態様では(図4)、排気ヘッド8の第1の温度および第2の温度は、第1のヒータ9および第2のヒータ14によってもたらされる。第2のヒータは、チャンバ10の外側にあってもよい。それによって各ヒータは、指定した第1の温度および第2の温度まで加熱するようにカスタマイズされる。
図7は、セラミックヒータ9を有する排気ヘッド8を示している。この場合、セラミックヒータ9は、移動可能であり、管先端部6bの方へ動いて管先端部6bと接触するように構成されている。セラミックヒータ9は、先端熔融温度、例えば700〜1200℃まで加熱され、管先端部6bと接触するように動かされる。管先端部6bは、セラミックヒータ9によって押圧されてもよく、密封する過程で変形してもよい。それによって管先端部6bのシールは確実になり、残りのVIG本体にはほとんど影響を及ぼさない。移動可能なヒータ9は、VIGのシールおよび排気および先端熔融の過程で、炉内で用いられてもよい。
セラミックヒータ9の移動は、例えば1〜3mmの間隔であってもよい。アクチュエータ16がセラミックヒータ9を移動させてもよい。アクチュエータ16は、先端熔融温度まで加熱されたときに膨張する材料に基づくものであってもよい。アクチュエータは、電動のピエゾアクチュエータであってもよい。アクチュエータ16は、外部の電磁石17などの電磁石17を用いて動作でき、この電磁石がヒータ9を移動させる。アクチュエータのこれらの例は、高温炉環境での動作を実現しつつ排気ヘッド8の気密特性が損なわれないようにするものである。その他のアクチュエータを用いてもよい。
以上、排気孔5に挿入して第1の板1の表側1aにはんだ付け7した排気管6を用いて本発明を例示した。しかしながら本発明は、排気が起こる方法に限定されず、排気管6の技術または構造にも限定されない。
先行技術では(例えば特許文献3、特許文献2などを参照。両文献を参照して本願に援用する)、先行技術による全体が金属性のヘッドと一緒に使用する多くの他の排気方法が知られている。排気ヘッド8の構造および設計に関する上記に挙げたような技術の進歩により、排気管6のこれらの一段と有利な実施形態を改良した実施形態が可能になる。
排気孔5を閉じる1つの一般的な方法は、はんだガラス7(はんだガラスまたはフリットリングの形態で、例えば特許文献2の図5を参照)を排気孔5の中で熔融させ、それによって排気管6を省略するものである。この先行技術による方法は、必要な熔融温度が排気管のガラスを熔融するのに必要な温度よりも低いという点が有利である。ただし、熔融時間が著しく長くなる点が不利である。先行技術で用いられたようにタングステンヒータの場合、また特に先行技術による大きい排気ヘッドの場合、例えば前述したヒータから表面への堆積によって、板1が損傷することが観察されている。本明細書で詳述したように排気ヘッドの直径Dを短くすることにより、かつ/または局所的な加熱にセラミックヒータ9を使用することにより、より短い動作時間で改良した熔融を達成でき、それに伴って板1への損傷を軽減できる。同じように、本明細書で詳述した排気ヘッド8を使用して、栓状の閉鎖部またはキャップ状の閉鎖部にすることで、板面1aへのはんだ付けを改良して損傷を少なくできる。
図9は、さらに別の改良点の部材を詳細に示しており、これを以下に説明する。図9aでは、ディスク形状の排気キャップ18が第1の板1の表側1aにはんだ付けされている。排気キャップ18は、一部が排気孔5に挿入されていることが好ましい。キャップ18は、排気口20と、排気口20の周囲にキャップ18上に配置されたはんだガラスリング19とを備え、はんだガラスリング19は、キャップ18が排気孔5に挿入されたときに内部空隙Vから離れた方を向いている。キャップ18は、はんだガラスリング19および排気口20を備えるための凹部を有することが好ましい。図9bは、空隙Vを排気した後、それに続いてはんだガラスリング19を熔融して排気口20を閉鎖する状況を示しており、はんだガラスリングは、重力の影響によって排気口20に流れ込み、それによって排気した空隙に対して密なシールを形成する。熱伝導を促進し、排気した空隙Vおよびガラス板1の防護を高めるために、排気キャップ18は金属から製造されるが、ガラスも適切である。
このような排気キャップ18はVIG製造において特に好ましい。なぜなら、排気管6とは対照的に、排気キャップは、シールした管を外部の損傷から防護するための別の覆いを必要としないため、VIGの使用寿命を損なうことなく製造工程およびコストが削減されるからである。しかしながら、先行技術の排気ヘッドを用いると、板1とキャップ18のどちらか一方または両方が望ましくない加熱を受けることでこれらの要素が熱膨張を起こし、板1とキャップ18とが相互作用する場所で亀裂が生じることから、排気キャップの使用はこれまで制限されてきた。本開示の排気ヘッドによって得られるこの局所的な加熱は、これらの課題を解決するものである。
また、本発明の排気ヘッド8と一緒に使用するのに適切なものが、図10aおよび図10bに描いたディスク形状の排気キャップ21であり、はんだガラスリング19および排気口20は、もはや排気キャップ21の上には位置せずに、排気キャップ21の周縁かつ排気キャップ21とガラス板1との間に位置している。この場合、ディスク形状の排気キャップ21は、排気孔5に事前に配置され、排気キャップ21とガラス板1との間に断続的かつ/またはくぼみのあるはんだ部22が施され、断続的またはでこぼこ状のはんだ部22どうしの間にある空間および/またはくぼみ23は、前述の実施形態の排気口20の機能を果たす。セラミックヒータ9がその後はんだ部を加熱してはんだガラスを形成すると、断続的かつ/またはくぼみのあるはんだ部22どうしの間にある空間および/またはくぼみ23は、加熱に応答して合体して連続したはんだガラスになる。この排気キャップは、平坦なディスク形状のセラミックヒータ9と一緒に使用するのに特に適しており、それによって加わる利点は、ヒータと排気キャップとの間の距離を0.5mm〜2mmまで短縮してヒータと排気キャップとの間の熱伝導を改良できるという点である。
次に、特に図11を参照していくつかの効果を説明する。同図には、45分にわたって実験用に測定した周囲空気温度T1および排気ヘッド8の下の温度T2を示している。排気管6に対するはんだシール部7は温度に敏感である。なぜなら、シール部7は、的確にシールするのに十分な熱を必要とし(例えば300〜450℃)、かつ図5および図6で説明したように、排気ヘッド8の下方の温度が低いと適切なシール部7にすることが妨げられるおそれがあるからである。これは、本開示で記載したように、ヒータ9、14および/または排気ヘッド8によって解決される。開示した排気ヘッド8は、覆う面積が少ないため、温度がより均一になる。また、ヒータ9および任意で備えるヒータ14は、周囲の炉のシール温度と一致する温度を排気ヘッド8で実現する。セラミックヒータは、排気ヘッドの下の気密接触が進化し、熱分布が進化した小型の排気ヘッド8を可能にするものである。さらに、排気管6に対するはんだシール部7は温度に敏感である。なぜなら、管を先端熔融する熱(700〜1200℃)は、シール部7を劣化させるおそれがあり、強化ガラス板またはコーティングした板を弱めるおそれがあるからである。この欠点は、開示したような遮断材15(図4)またはセラミックヒータ9(これも、説明したように移動可能であってよい)によって解決され得る。
概して、開示したセラミック加熱要素9の実施形態と、開示した移動可能なヒータ9の実施形態と、開示した所定サイズDである排気ヘッド8の実施形態とは、組み合わせるのに適しているが、同じく3つの実施形態を別々に用いてもよい。概して、本開示は、強化ガラスVIGに適しており、有利である。概して、排気ヘッド8および/またはセラミックヒータ9は、炉の外側で使用されてもよい。本発明を例示目的で詳述したが、このような詳述はそれのみを目的としており、添付の特許請求の範囲を逸脱しない限り、当業者が変形および組み合わせを加え得ることが理解される。明記した温度は、別途記載のない限り限定するものではない。

Claims (21)

  1. 真空断熱ガラス(VIG)ユニットを製造する方法であって、
    −実質的に平行な第1の板および第2の板1、2、前記第1の板1と第2の板2との間に設けられた複数の支柱4および周縁シール3を設け、前記第1の板1には空隙Vを排気するための排気孔5が設けられ、前記排気孔5を通って大気圧よりも低い圧力することと;
    −ガラス板面1a上では、加熱要素9を備えている排気ヘッド8で前記排気孔5を覆い、前記排気ヘッド8は、前記ガラス板面1aと実質的に気密性の接触部を有するように適応していることと;
    −前記VIGユニットおよび前記排気ヘッド8を炉内に配置し、前記炉は、炉の温度T1の所定の分布に応じて加熱するように構成されていることと;
    −炉の温度T1の所定の分布に応じて加熱し、温度T2を温度T1まで上げるのに必要な時間にわたって前記加熱要素9を作動させることによって前記排気ヘッド8の下の炉の温度T1および温度T2の所定の分布どうしの温度差を補償することと;
    −炉の温度T1の所定の分布に応じて加熱することを完了した後、前記排気ヘッド8を介して前記空隙Vを排気し、前記排気孔5に入っている排気管6の排気管先端部6bを密封することと
    を含む、方法。
  2. 前記加熱要素9は、炉の温度T1の所定の分布に応じて作動する、請求項1に記載のVIGユニットを製造する方法。
  3. 前記排気ヘッド8の下の前記温度T2は監視され、前記温度T2が前記温度T1よりも低ければ、前記加熱要素9を作動させることによって前記排気ヘッド8への追加の加熱が行われる、請求項1に記載のVIGユニットを製造する方法。
  4. 前記加熱要素9はセラミック加熱要素である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  5. 前記セラミック加熱要素9は、ピエゾ抵抗性の部品または電気抵抗性のセラミック部品、好ましくは窒化ケイ素および/または窒化アルミニウムのセラミック加熱要素である、請求項4に記載のVIGユニットを製造する方法。
  6. 前記加熱要素9は、アクチュエータ16、17によって移動可能であり、前記排気管6の前記管先端部6bに接触するように構成され、かつ好ましくは前記管先端部6bを押圧するように構成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  7. 前記空隙Vの排気は、150℃以上、好ましくは300℃以上で行われる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  8. 炉の温度T1の所定の分布に応じて前記炉が加熱している間に、前記加熱要素9を第1の温度まで加熱することと、前記加熱要素9を第2の温度まで加熱することを別々に行うことを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  9. 前記第1の温度は、実質的に前記周縁シール部3をはんだ付けする温度であり、前記第2の温度は、前記管先端部6bをシールする温度である、請求項8に記載のVIGユニットを製造する方法。
  10. 前記加熱要素9を第1の温度まで加熱して前記排気ヘッド8の下方のVIG本体1、2の温度T2をより均一にすることと、前記加熱要素を第2の温度まで加熱して前記管先端部6bを先端熔融することとを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  11. 前記VIGユニットは、第1の温度まで加熱する第1の加熱要素9および第2の温度まで加熱する第2の加熱要素14を有する排気ヘッド8を備えている、請求項1〜10のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  12. 前記VIGユニットは、周囲空気と前記排気ヘッド8との間の熱伝導を促進するためのフィンを有する排気ヘッド8を備えている、請求項1〜11のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  13. 前記排気ヘッド8が前記板面1aと接触する幅Dは、50mm未満であり、好ましくは45mm未満である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  14. 前記排気管は、排気孔または排気口5、20の周りに配置されたはんだガラスリング19である、請求項1〜13のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  15. 前記排気管6は、排気口20と、前記排気口20の周りに配置されたはんだガラスリング19とを備えている排気キャップ18である、請求項1〜14のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  16. 前記第1の板および第2の板1、2の少なくとも一方は強化ガラス板であり、好ましくは両方が強化ガラス板である、請求項1〜15のいずれか一項に記載のVIGユニットを製造する方法。
  17. 真空断熱ガラス(VIG)ユニットの製造設備であって、炉の温度T1の所定の分布に応じてVIGユニット1、2を加熱するように適応した区画を有する炉を備え、前記炉は、少なくとも1つの真空ポンプと流体連通している排気ヘッド8を備え、前記排気ヘッド8は、前記排気ヘッド8の下の温度T2を記録する温度センサと、前記温度センサがT1がT2よりも高いと記録したときに、T2が実質的にT1と等しくなるのに必要な時間にわたって前記排気ヘッド8を加熱するように構成された加熱要素9、14とをさらに備えている、真空断熱ガラス(VIG)ユニットの製造設備。
  18. 前記加熱要素9は、セラミック加熱要素9であり、好ましくはピエゾ抵抗性の部品または電気抵抗性のセラミック部品、さらに好ましくは窒化ケイ素および/または窒化アルミニウムのセラミック加熱要素である、請求項17に記載のVIGユニットの製造設備。
  19. 前記加熱要素9は、移動可能であり、排気管先端部6bと接触するように構成され、かつ好ましくは前記管先端部6bを押圧して前記管6を先端熔融するように構成される、請求項17または請求項18のいずれかに記載のVIGユニットの製造設備。
  20. 前記排気ヘッド8が前記VIGに接触する幅Dは、50mm未満であり、好ましくは45mm未満である、請求項17〜19のいずれか一項に記載のVIGユニットの製造設備。
  21. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される、請求項17〜20のいずれか一項に記載のVIGユニットの製造設備。
JP2018515200A 2015-08-20 2016-08-22 温度分布を改良したvigユニットを製造する方法 Active JP6391892B1 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DKPA201500488 2015-08-20
DKPA201500487 2015-08-20
DKPA201500488 2015-08-20
DKPA201500487 2015-08-20
PCT/DK2016/050280 WO2017028868A1 (en) 2015-08-20 2016-08-22 Method for producing a vig unit having improved temperature profile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6391892B1 true JP6391892B1 (ja) 2018-09-19
JP2018529614A JP2018529614A (ja) 2018-10-11

Family

ID=58051219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018515200A Active JP6391892B1 (ja) 2015-08-20 2016-08-22 温度分布を改良したvigユニットを製造する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10704320B2 (ja)
EP (1) EP3337942B1 (ja)
JP (1) JP6391892B1 (ja)
CN (1) CN108138534B (ja)
PL (1) PL3337942T3 (ja)
WO (1) WO2017028868A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL3337942T3 (pl) 2015-08-20 2020-06-29 Vkr Holding A/S Sposób wytwarzania próżniowo izolowanego zespołu okiennego o ulepszonym profilu temperaturowym
EP3363983B1 (en) * 2017-02-17 2021-10-27 VKR Holding A/S Vacuum insulated glazing unit
AU2019375590B2 (en) * 2018-11-08 2022-10-13 Lg Electronics Inc. Panel assembly, refrigerator, and home appliances
US20220065026A1 (en) * 2019-01-14 2022-03-03 Vkr Holding A/S Vig frame solution with flexible portion

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3859771B2 (ja) 1996-06-17 2006-12-20 日本板硝子株式会社 真空複層ガラス及びその製造方法
JPH11247539A (ja) 1998-02-26 1999-09-14 Asahi Glass Co Ltd 真空複層ガラス製造装置
EP1013869A4 (en) * 1998-07-14 2001-02-28 Nippon Sheet Glass Co Ltd GLASS PANEL AND ITS PRODUCTION PROCESS
AUPP712198A0 (en) * 1998-11-13 1998-12-10 University Of Sydney, The Method of and apparatus for evacuating a glass chamber
AUPP719298A0 (en) 1998-11-18 1998-12-17 University Of Sydney, The Method of forming evacuated glass panels
WO2000063130A1 (en) 1999-04-17 2000-10-26 University Of Ulster Method of sealing glass
AUPQ195599A0 (en) 1999-07-30 1999-08-26 University Of Sydney, The A method and apparatus for evacuating glass panels
JP4049607B2 (ja) * 2002-04-11 2008-02-20 日本板硝子株式会社 ガラスパネルの製造方法とその方法で製造されたガラスパネル
AU2003235154A1 (en) 2002-05-13 2003-11-11 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Depressurizing container for glass panel
JP2004168627A (ja) 2002-11-22 2004-06-17 Nippon Sheet Glass Co Ltd 遮熱器具
JP2004244292A (ja) 2003-02-17 2004-09-02 Nippon Sheet Glass Co Ltd 減圧処理装置
AU2003900862A0 (en) 2003-02-26 2003-03-13 The University Of Sydney Improved sealing arrangement for use in evacuating a glass chamber
JP2004265775A (ja) 2003-03-03 2004-09-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd 減圧処理装置
JP2004323317A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nippon Sheet Glass Spacia Co Ltd ガラスパネルの中間膜圧着方法
JP2004335225A (ja) 2003-05-06 2004-11-25 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスパネル
ATE508250T1 (de) 2004-05-12 2011-05-15 Gig Holding Gmbh Einrichtung zum kontrollieren der atmosphäre in einem raum
JP2009057256A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toshiba Corp ガラス基板の接合方法及びガラス基板を用いた表示装置
US8137494B2 (en) 2007-12-14 2012-03-20 Guardian Industries Corp. Vacuum insulating glass unit with large pump-out port, and/or method of making the same
CN101609773B (zh) * 2008-06-18 2012-05-16 清华大学 真空器件的封接方法
KR101191608B1 (ko) 2010-01-05 2012-10-15 (주)엘지하우시스 유리 패널의 배기구 형성 방법 및 이를 이용하여 제조한 유리 패널 제품
US9822580B2 (en) * 2011-02-22 2017-11-21 Guardian Glass, LLC Localized heating techniques incorporating tunable infrared element(s) for vacuum insulating glass units, and/or apparatuses for same
CN102863158B (zh) 2011-07-05 2014-09-10 洛阳兰迪玻璃机器股份有限公司 真空玻璃封接方法及装置
CN103253856A (zh) 2012-02-16 2013-08-21 东元奈米应材股份有限公司 用于真空隔热玻璃的抽气烧结组件与封装方法
CN104150790B (zh) 2013-05-13 2016-12-28 北京新立基真空玻璃技术有限公司 真空玻璃抽气口封口装置
PL3337942T3 (pl) 2015-08-20 2020-06-29 Vkr Holding A/S Sposób wytwarzania próżniowo izolowanego zespołu okiennego o ulepszonym profilu temperaturowym

Also Published As

Publication number Publication date
CN108138534A (zh) 2018-06-08
US10704320B2 (en) 2020-07-07
EP3337942A1 (en) 2018-06-27
WO2017028868A1 (en) 2017-02-23
CN108138534B (zh) 2019-07-23
EP3337942B1 (en) 2020-01-08
US20190368264A1 (en) 2019-12-05
PL3337942T3 (pl) 2020-06-29
JP2018529614A (ja) 2018-10-11
EP3337942A4 (en) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6391892B1 (ja) 温度分布を改良したvigユニットを製造する方法
US10465436B2 (en) Evacuation head with ceramic heater for VIG unit manufacture
JP6359669B2 (ja) 温度プローブ、基板温度測定用アセンブリ及び基板支持用プラテン
KR102111834B1 (ko) 종합성능이 양호한 방열구조부재 및 그 제조 공정
US10858279B2 (en) Glass panel unit manufacturing method, building component manufacturing method, glass panel unit manufacturing system, and glass panel unit
US20150246405A1 (en) Thermal processing apparatus
JP2019529317A (ja) 真空断熱ガラスパネル組立体の製造方法及び装置
JP2012104797A (ja) 通信用筺体
JP2021502527A5 (ja)
KR101779469B1 (ko) 열 응동 스위치 및 그 제조방법 그리고 가동 접점의 높이 조정장치
EP3337943B1 (en) Small diameter evacuation head for vig unit manufacture
CN102554444B (zh) 一种组合式焊管的制备方法及其应用
JP2008108703A (ja) 面状ヒータ及びこのヒータを備えた半導体熱処理装置
JP2008235743A (ja) サセプタ
US11767705B2 (en) Glass panel unit manufacturing method
JP2013089850A (ja) 半導体製造装置用ウエハ保持体
US11060342B2 (en) Vacuum insulated glazing unit
JP4955357B2 (ja) 背面電子衝撃加熱装置
CN220172072U (zh) 一种用于半导体的热处理装置
KR102140366B1 (ko) 압축스프링이 결합된 알에프 로드를 갖는 세라믹히터
KR101209510B1 (ko) 웨이퍼 본딩방법 및 그에 따른 본딩장치
KR101808241B1 (ko) 아크튜브 실링장치 및 실링방법
US20210395129A1 (en) Apparatus for manufacturing vacuum glazing
JP5414718B2 (ja) 発光ダイオードの製造方法
JP2002324655A (ja) シースヒーターを配設したヒータープレートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180611

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6391892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250