JP6391492B2 - 供給物選択装置及び選択対象物の供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、供給物選択装置及び選択対象物の供給方法に関する。
場に供給された複数の選択対象物の中から、各々の選択対象物に関する数値(例えば重量値)を用いて所定条件に基づいて選択対象物を選択し、その選択された選択対象物を取り出す(排出する)方法がある。この方法は様々な分野で取り入れられており、計量装置の分野でも活用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−77368号公報 特開2004−125422号公報
ところで、計量装置では、例えば、選択対象物(被計量物)を一時保持し、その重量を計量するための保持ユニット(計量ホッパ)を複数有し、計量された重量値を用いて演算し、合計重量が、例えば、選択目標値あるいは選択目標値に最も近くなるような選択対象物を選択し、その選択された選択対象物(選択物)を保持ユニットから排出するよう構成されているものがある。
このような計量装置では、排出する選択対象物を選択する処理(選択物導出処理)が行われるが、例えば選択目標値の変動あるいは変更に対応させて、計量精度を確保しながら選択物として選択される選択対象物の合計重量のとりうる範囲を広くすることについては考慮されていない。
また、前述のように選択物導出処理が行われて、選択された選択対象物(選択物)が排出された後、それを補充するために新たな選択対象物が供給される。そして、新たな選択対象物の重量が計量された後、その重量値を次の選択物導出処理に用いることができる。
しかし、次の選択物導出処理が行われるときに、先に選択物として排出された選択対象物と同数の新たな選択対象物が供給されて計量が完了していなければ、選択物導出処理に用いられる数値(重量値)の個数が減少する。選択物導出処理に用いられる数値の個数が多いほど選択目標値に近づきやすくなり、少ないほど選択目標値から遠ざかりやすくなる。そのため、繰り返し行われる選択物導出処理に用いられる数値の個数に変動があれば、計量精度にも変動が生じやすくなるので好ましくない。
本発明は、従来よりも改良された新規な供給物選択装置及び選択対象物の供給方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る供給物選択装置は、第1〜第n(nは2以上の整数)の選択対象物の各々を保持するn個の保持手段からなる、第1〜第m(mは2以上の整数)のm個の保持ユニットと、前記保持手段に保持される前記選択対象物に関して、所定の選択条件を満足する前記選択対象物からなる選択物を求める際に用いる数値を算出する算出手段と、前記算出手段で算出される数値を用いて前記選択条件を満足する前記選択物を求める選択物導出手段とを備え、前記選択対象物が供給目標値に基づいて前記保持手段へ供給されるよう構成され、第x(xは1以上、m以下の整数)の前記保持ユニットの前記保持手段に保持される第y(yは1以上、n以下の整数)の前記選択対象物に関して、前記選択物を求める際に用いる数値の目標値をA(x,y)、αを0より大きい所定値とした場合に、
A(x,y)=α×y×(n+1)x−1
であり、前記目標値A(x,y)を前記供給目標値とするよう構成されている。
この構成によれば、各保持ユニットから1個以下(1個あるいは0個)の選択対象物を選択物に選択するようにしても、選択される選択対象物に関する数値の目標値の合計値(選択物に選択される選択対象物が1個のみの場合も含み、以下、「選択合計値」ともいう)を、第1の保持ユニットの第1の選択対象物に関する数値の目標値から、第1〜第mの全ての保持ユニットの第nの選択対象物に関する数値の目標値の合計の値までの範囲内において、所定値αの間隔で得ることができる。
よって、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物に選択するようにしても、選択物に選択される選択対象物に関する数値の合計値(選択合計値)を、所定値αの間隔で精度を確保しながら広範囲に亘って得ることができる。言い換えれば、必要となる選択合計値の範囲に応じて保持ユニットの数を決めればよいので、選択合計値の範囲を広範囲にする必要がなければ、保持ユニットの数を少なくすることができる。あるいは、所定値αを小さくしてもよく、その場合、選択合計値を小さい間隔で得ることができる。
また、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物に選択するようにすれば、選択物が排出されるたびに、選択対象物が排出された保持ユニットに対して1個の保持手段へのみ新たな選択対象物を供給することにより、選択物を求める際に用いる数値の個数を常に同数にすることができる。
前記供給目標値に基づいて選択対象物を前記保持手段へ供給する供給手段をさらに備え、前記選択物導出手段は、前記選択物に含まれる全ての前記選択対象物に関する数値の合計が排出目標値または前記排出目標値に最も近い値となり、かつ、全ての前記保持ユニットの各々に対して、1個以下の前記保持手段に保持されている前記選択対象物を選択することを前記選択条件にして、前記選択物を求めるよう構成され、前記保持手段は、前記選択物導出手段によって求められた前記選択物に選択されている前記選択対象物を排出するよう構成され、前記供給手段は、各々の前記保持ユニットに対して、前記選択物に選択されている選択対象物が排出されるたびに前記排出された選択対象物を供給した場合と同じ前記供給目標値に基づいて新たな選択対象物を前記保持手段へ供給するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物に選択するようにしても、選択物に選択される選択対象物に関する数値の合計値(選択合計値)を、所定値αの間隔で精度を確保しながら広範囲に亘って得ることができる。そのため、排出目標値を広範囲において設定することができる。また、排出目標値の広範囲における変更にも対応することができる。
また、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物に選択することにより、選択物が排出されるたびに、供給手段から、選択対象物が排出された保持ユニットに対して1個の保持手段へのみ新たな選択対象物を供給するようにすれば、選択物を求める際に用いる数値の個数を常に同数にすることができる。
前記選択物を求める際に用いる数値は、前記選択対象物の重量値または前記選択対象物の重量値を他の単位に換算した値であってもよい。
各々の前記供給目標値が重量値を示し、前記供給目標値に基づいて選択対象物を前記保持手段へ供給する供給手段と、全ての前記供給目標値より大きい値である所定の供給目標重量に基づいて選択対象物と同種の物品が供給され、供給された物品を一時保持し、その重量値を計量する計量保持手段とをさらに備え、前記算出手段は、前記選択物を求める際に用いる数値として、前記選択対象物の重量値を算出するよう構成され、前記選択物導出手段は、前記計量保持手段で計量される前記物品の重量値と前記選択物に含まれる全ての前記選択対象物の合計重量値との和が排出目標値または前記排出目標値に最も近い値となり、かつ、全ての前記保持ユニットの各々に対して、1個以下の前記保持手段に保持されている前記選択対象物を選択することを前記選択条件にして、前記選択物を求めるよう構成され、前記保持手段が前記選択物に選択されている前記選択対象物を排出するとともに、前記計量保持手段が保持している前記物品を排出するよう構成され、前記供給手段は、各々の前記保持ユニットに対して、前記選択物に選択されている選択対象物が排出されるたびに前記排出された選択対象物を供給した場合と同じ前記供給目標値に基づいて新たな選択対象物を前記保持手段へ供給するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物に選択するようにしても、選択物に選択される選択対象物の重量値の合計値(選択物に選択される選択対象物が1個のみの場合も含み、その場合はその選択対象物の重量値)を、所定値αの間隔で精度を確保しながら広範囲に亘って得ることができる。そのため、計量保持手段で保持される物品の重量値に、ある程度大きな変動があったとしても、その物品の重量値との和が、排出目標値または排出目標値に最も近くなる選択対象物を選択して排出することができる。また、所定値αを小さくすることで、計量精度の向上を図ることができる。
また、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物に選択することにより、選択物が排出されるたびに、供給手段から、選択対象物が排出された保持ユニットに対して1個の保持手段へのみ新たな選択対象物を供給するようにすれば、選択物を求める際に用いる数値の個数を常に同数にすることができる。
前記保持ユニットは、選択対象物を別々に保持し、かつ別々に排出可能な2つの保持室を有し、前記2つの保持室に保持している前記選択対象物の重量を計量する計量ホッパを備え、前記2つの保持室の各々によって前記保持手段が構成されていてもよい。
この構成によれば、各保持ユニットにおいて、重量を計量するための重量センサが計量ホッパに1個設けられてあればよい。すなわち、各保持ユニットに重量センサが1個だけ必要であり、全体として重量センサの個数を少なくすることができる。
前記保持ユニットは、選択対象物を保持し、かつ保持している選択対象物を2方向へ択一的に排出可能であり、保持している前記選択対象物の重量を計量する計量ホッパと、前記計量ホッパの斜め下方に配設され、前記計量ホッパから一方向へ排出される選択対象物を一時保持して排出するメモリホッパとを備え、前記計量ホッパと前記メモリホッパの各々によって前記保持手段が構成されていてもよい。
この構成によれば、各保持ユニットにおいて、重量を計量するための重量センサが計量ホッパに1個設けられてあればよい。すなわち、各保持ユニットに重量センサが1個だけ必要であり、全体として重量センサの個数を少なくすることができる。
本発明のある形態に係る選択対象物の供給方法は、各々、第1〜第n(nは2以上の整数)の選択対象物からなる、第1〜第m(mは2以上の整数)のm個のグループを生成するために、前記選択対象物を前記グループに対して供給する、選択対象物の供給方法であって、第x(xは1以上、m以下の整数)の前記グループの第y(yは1以上、n以下の整数)の前記選択対象物に関して、所定の選択条件を満足する前記選択対象物からなる選択物を求める際に用いる数値の目標値をA(x,y)、αを0より大きい所定値とした場合に、
A(x,y)=α×y×(n+1)x−1
であり、前記目標値A(x,y)を供給目標値として、前記選択対象物を供給するようにしている。
この方法によれば、各グループから1個以下の選択対象物を選択物に選択するようにしても、選択される選択対象物に関する数値の目標値の合計値(選択物に選択される選択対象物が1個のみの場合も含み、以下、「選択合計値」ともいう)を、第1のグループの第1の選択対象物に関する数値の目標値から、第1〜第mの全てのグループの第nの選択対象物に関する数値の目標値の合計の値までの範囲内において、所定値αの間隔で得ることができる。
よって、各グループから1個以下の選択対象物を選択物に選択するようにしても、選択物に選択される選択対象物に関する数値の合計値(選択合計値)を、所定値αの間隔で精度を確保しながら広範囲に亘って得ることができる。言い換えれば、必要となる選択合計値の範囲に応じてグループの数を決めればよいので、選択合計値の範囲を広範囲にする必要がなければ、グループの数を少なくすることができる。あるいは、所定値αを小さくしてもよく、その場合、選択合計値を小さい間隔で得ることができる。
また、各グループから1個以下の選択対象物を選択物に選択して排出する(取り出す)ようにすれば、選択物が排出されるたびに、選択対象物が排出されたグループに対して1個のみ新たな選択対象物を供給することにより、選択物を求める際に用いる数値の個数を常に同数にすることができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、従来よりも改良された新規な供給物選択装置及び選択対象物の供給方法を提供することができるという効果を奏する。例えば、選択物に選択される選択対象物に関する数値の合計値(選択合計値)を、所定値αの間隔で精度を確保しながら広範囲に亘って得ることができる。また、各グループ(各保持ユニット)から1個以下の選択対象物を選択物に選択して排出するようにすれば、選択物が排出されるたびに、選択対象物が排出されたグループ(保持ユニット)に対して1個のみ新たな選択対象物を供給することにより、選択物を求める際に用いる数値の個数を常に同数にすることができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
図1は、第1実施形態における供給物選択装置の一例を示す概略模式図である。 図2は、第1実施形態における供給物選択装置の動作の一例の概略を示すフローチャートである。 図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ、第xの保持ユニットに保持される第yの選択対象物についての供給目標重量の一例を示す表である。 図4は、第1実施形態における供給物選択装置の保持ユニットの他の例を示す概略模式図である。 図5は、第2実施形態における供給物選択装置の一例を示す概略模式図である。 図6は、第2実施形態における供給物選択装置の保持ユニットの他の例を示す概略模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、あくまで一例であり、本発明を限定するものではない。また、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する場合がある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したもので、形状及び寸法比等については正確な表示ではない場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における供給物選択装置の一例を示す概略模式図である。
この供給物選択装置は、計量装置であり、5個の小供給用計量ホッパ1〜5と、1個の大供給用計量ホッパ6と、これらの計量ホッパ1〜6に被計量物を供給する供給装置7と、集合シュート8と、操作表示器9と、制御器10とを備えている。
小供給用計量ホッパ1〜5は、それぞれ、供給装置7から供給される被計量物を一時保持する第1保持室(1a〜5a)と第2保持室(1b〜5b)との2つの保持室を有している。そして第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bの各々には、被計量物を排出するための排出ゲートG1a〜G5a、G1b〜G5bが設けられている。
また、小供給用計量ホッパ1〜5の各々にはロードセル等からなる重量センサLC1〜LC5が設けられ、重量センサLC1〜LC5によって各計量ホッパ1〜5に保持されている被計量物の重量が計量され、この計量値は制御器10へ出力される。重量センサLC1〜LC5の計量値に基づいて、制御器10では、計量ホッパ1〜5の各保持室1a〜5a、1b〜5bに保持されている被計量物の重量を算出する。例えば、計量ホッパ1においては、制御器10は、2つの保持室1a、1bのうちのいずれか一方の保持室、例えば保持室1aにのみ被計量物が保持されているときの計量値を記憶しておいて、その後、他方の保持室1bに被計量物が供給されて両方の保持室1a、1bに被計量物が保持されたときの計量値から、保持室1aにのみ被計量物が保持されていたときの計量値(記憶値)を減算することにより、他方の保持室1bに保持されている被計量物の重量を算出する。
大供給用計量ホッパ(計量保持手段)6は、供給装置7から供給される被計量物を一時保持する単一の保持室を有し、この保持室には被計量物を排出するための排出ゲートG6が設けられている。また、大供給用計量ホッパ6には、ロードセル等からなる重量センサLC6が設けられ、重量センサLC6によって大供給用計量ホッパ6に保持されている被計量物の重量が計量され、この計量値は制御器10へ出力される。なお、重量センサLC6は複数設けられていてもよい。
供給装置7は、小供給用計量ホッパ1〜5の第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5b及び大供給用計量ホッパ6の各々へ、各々に対して予め定められた供給目標重量の被計量物を供給するよう構成されている。この供給装置7から供給される被計量物は、例えば粉粒体であり、供給装置7は、小供給用計量ホッパ1〜5の第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5b及び大供給用計量ホッパ6の各々に対して被計量物を供給するために、例えばカットゲート(図示せず、例えば図4のカットゲート7b参照)を有している。そして、各々のカットゲートの開度及び開閉時間等の設定によって供給目標重量の被計量物を供給するよう構成されている。
集合シュート8は、計量ホッパ1〜6の下方に配設され、計量ホッパ1〜6から排出された被計量物を集合させて下端の排出口8aから、例えば包装機(図示せず)へ供給するために設けられている。
操作表示器9は、例えばタッチパネルディスプレイ等を用いて構成され、計量装置の運転の開始及び停止等の操作および動作パラメータ等の設定等を行うための入力手段と、運転速度、排出される被計量物の重量等をスクリーン(ディスプレイ画面)に表示する表示手段とを備えている。
制御器10は、CPUと、このCPUの動作プログラム及び動作パラメータ等が記憶されているROM及びRAMのメモリ等を備えたマイクロコントローラ等からなり、CPUがROMに記憶されている動作プログラムを実行することにより、この計量装置全体の動作を制御する。すなわち、制御器10は、供給装置7の供給動作を制御するとともに、計量ホッパ1〜6の排出ゲートの開閉動作を制御する。また、制御器10は、操作表示器9からの信号を入力するとともに、操作表示器9へ表示するデータ等の信号を出力する。なお、制御器10は、集中制御する単独の制御器によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御器によって構成されていてもよい。
また、制御器10は、所定の選択条件に基づいて、小供給用計量ホッパ1〜5の第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bに保持されている被計量物から選択されてなる選択物を求める選択物導出処理を行う選択物導出手段としても機能する。
この選択物導出処理では、例えば、大供給用計量ホッパ6に保持されている被計量物の重量値と、小供給用計量ホッパ1〜5の第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bの各々に保持されている被計量物の中から選択される選択物の重量値(選択物に含まれる全ての被計量物の合計重量値)との和が、所定の排出目標重量または排出目標重量に最も近い値となり、かつ、全ての小供給用計量ホッパ1〜5の各々に対して、1個以下の保持室に保持されている被計量物を選択することを選択条件として、上記選択物を求めるようにしている。
図2は、本計量装置の動作(制御器10による処理)の一例の概略を示すフローチャートである。
ステップS1では、制御器10は、供給装置7に、被計量物を保持していない空の大供給用計量ホッパ6及び第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bへ被計量物を供給させる。
次にステップS2では、制御器10は、重量センサLC1〜LC6からの計量値に基づいて、大供給用計量ホッパ6及び第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bの各々に保持されている被計量物の重量を算出する。ここでは、直前のステップS1において新たに供給された被計量物の重量を算出する。ここで、制御器10及び重量センサLC1〜LC5によって、第1、第2保持室1a、1b〜5a、5bに保持される被計量物の重量を算出する算出手段を構成している。
次にステップS3では、制御器10は、前述の選択物導出処理を行い、選択物を導出する。
次にステップS4では、制御器10は、所定のタイミングで、選択物に選択されている被計量物を保持している第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bの排出ゲートを開閉させることにより被計量物(選択物)を集合シュート8上へ排出させるとともに、大供給用計量ホッパ6の排出ゲートを開閉させることにより被計量物を集合シュート8上へ排出させる。集合シュート8上へ排出された被計量物は、その排出口8aから排出され、例えば包装機へ投入される。
次にステップS1へ戻り、制御器10は、供給装置7に、被計量物が排出されて空になった大供給用計量ホッパ6及び第1、第2保持室1a〜5a、1b〜5bへ被計量物を供給させる。以降、同様の処理が繰り返される。
本実施形態では、小供給用計量ホッパ1〜5として、第1、第2の2つの保持室1a〜5a、1b〜5bを有するものを用い、全ての保持室1a〜5a、1b〜5bへ供給する被計量物の供給目標重量が異なるように構成されている。この供給目標重量について説明する。なお、大供給用計量ホッパ6に供給される被計量物の供給目標重量には、例えば、排出目標重量の90%〜99%の重量が設定される。
ここで、計量ホッパ1〜5を第1〜第5の保持ユニットとし、第1〜第5の保持ユニット(計量ホッパ1〜5)の各々において、第1保持室1a〜5aに保持される被計量物を第1の選択対象物とし、第2保持室1b〜5bに保持される被計量物を第2の選択対象物とする。すなわち、本例では、保持ユニットを5個備え、各保持ユニットには、2個の保持手段(第1、第2保持室)が備えられて第1、第2の選択対象物が保持される。
まず、ここでは、一般化して、第1〜第mのm個(mは2以上の整数)の保持ユニットを備え、各保持ユニットに第1〜第nのn個(nは2以上の整数)の選択対象物が保持される場合について説明する。ここで、各選択対象物は、保持ユニットから単独で排出可能である。なお、本例の場合、m=5、n=2である。
そして、第x(xは1以上、m以下の整数)の保持ユニットに保持される第y(yは1以上、n以下の整数)の選択対象物に関して、供給目標重量をA(x,y)とすると、供給目標重量A(x,y)は、次の(1)式で表される。
A(x,y)=α×y×(n+1)x−1 ・・・(1)
なお、αは、0より大きい所定値からなる係数である。
ここで、例えば、α=1とし、n=2の場合の供給目標重量A(x,y)は、図3(A)に示す表で示される。この表において、単位を例えばg(グラム)とする。
そして、本例の場合、n=2、m=5であるので、α=1とすれば、図3(A)に示す表において、数値が明示されているxが1〜5の場合に相当する。例えば、第1の保持ユニット(計量ホッパ1)に保持される第1の選択対象物(第1保持室1aの被計量物)の供給目標重量は、1gであり、第1の保持ユニット(計量ホッパ1)に保持される第2の選択対象物(第2保持室1bの被計量物)の供給目標重量は、2gである。すなわち、供給装置7から、計量ホッパ1の第1保持室1aへは1gの被計量物が供給され、第2保持室1bへは2gの被計量物が供給されるように構成されている。
同様に、供給装置7から、計量ホッパ2の第1保持室2aへは3gを供給目標重量として被計量物が供給され、第2保持室2bへは6gを供給目標重量として被計量物が供給される。また、計量ホッパ3の第1保持室3aへは9gを供給目標重量として被計量物が供給され、第2保持室3bへは18gを供給目標重量として被計量物が供給される。また、計量ホッパ4の第1保持室4aへは27gを供給目標重量として被計量物が供給され、第2保持室4bへは54gを供給目標重量として被計量物が供給される。また、計量ホッパ5の第1保持室5aへは81gを供給目標重量として被計量物が供給され、第2保持室5bへは162gを供給目標重量として被計量物が供給される。
以上のようにして被計量物が供給されることにより、各保持ユニット(計量ホッパ1〜5)に供給される選択対象物(被計量物)の供給目標重量の最大値の総和、すなわち、ここでは第2保持室1b〜5bに供給される被計量物の供給目標重量の総和は、242(=2+6+18+54+162)gとなる。そして、1gから242gまでの範囲内において1g間隔の重量となる選択物を、同一の保持ユニットに対して、複数の保持室の被計量物を選択することなく、単一の保持室の被計量物の選択によって実現することができる。
例えば、選択物を4gとする場合には、供給目標重量が3gである第2の保持ユニットに保持される第1の選択対象物(x=2、y=1)と、供給目標重量が1gである第1の保持ユニットに保持される第1の選択対象物(x=1、y=1)とを選択すればよい。このことを、4→3(2,1)+1(1,1)と記載するものとすれば、
1→1(1,1)
2→2(1,2)
3→3(2,1)
4→3(2,1)+1(1,1)
5→3(2,1)+2(1,2)
6→6(2,2)
7→6(2,2)+1(1,1)
8→6(2,2)+2(1,2)
9→9(3,1)
10→9(3,1)+1(1,1)
となり、同一の保持ユニットから複数の選択対象物を選択することなく、1〜10gの重量の選択物を実現できる。11〜242gの重量の選択物も同様にして、同一の保持ユニットから複数の選択対象物を選択することなく、実現できる。ちなみに、242gの場合は、
242→162(5,2)+54(4,2)+18(3,2)+6(2,2)+2(1,2)となる。
本例において、例えば、排出目標重量を10000gとし、そのうちの約99%を大供給用計量ホッパ6から排出させるものとして、大供給用計量ホッパ6に供給される被計量物の供給目標重量を9900gとした場合において、実際の供給量に最大±100gの誤差が生じるものとすれば、9800g〜10000gの範囲内の被計量物が大供給用計量ホッパ6に供給されることになる。この場合、0g〜200gの被計量物を小供給用計量ホッパ1〜5の保持室から排出すればよい(但し、0gは排出不要)。これは、本例では前述のように、同一の保持ユニットに対して複数の保持室の被計量物を選択することなく、1gから242gまでの範囲内において1g間隔の重量の選択物を得ることができるので、容易に実現できる。
〔比較例1〕
一方、比較例1として、小供給用計量ホッパ1〜5に代えて、保持ユニットとして、単一の保持室しか持たない計量ホッパが5個設けられている場合において、5個の計量ホッパに供給される被計量物の供給目標重量を、例えば、1g、2g、3g、4g、5gのように、等差数列となるようにした場合には、1gから15gまでの範囲内において1g間隔の重量の選択物を得ることができる。
〔比較例2〕
また、比較例2として、小供給用計量ホッパ1〜5に代えて、保持ユニットとして、単一の保持室しか持たない計量ホッパが5個設けられている場合において、5個の計量ホッパに供給される被計量物の供給目標重量を、例えば、1g、2g、4g、8g、16gのように、等比数列となるようにした場合には、1gから31gまでの範囲内において1g間隔の重量の選択物を得ることができる。
上記のように、保持ユニットの数が同じであれば、本例の場合、比較例1,2に比べて、同一間隔(1g間隔)で選択物の実現可能な重量範囲を広範囲にすることができる。なお、比較例1,2の場合においても、保持ユニットの数(計量ホッパの数)を増加すれば、選択物の実現可能な重量範囲を広範囲にすることができるが、保持ユニット数の増加によって、計量ホッパに必要な重量センサの個数も増加し、それによるコストの増加につながる。また、保持ユニット数の増加によって計量装置の大型化にもつながる。
また、本例の場合、必要となる選択物の重量範囲に応じて保持ユニット(計量ホッパ1〜5)の数を決めればよいので、選択物の重量範囲を広範囲にする必要がなければ、保持ユニットの数を少なくすることができる。また、前述の(1)式における係数αの値を、α<1として(但し、α>0)、各保持室に供給される被計量物の供給目標重量を小さくすれば、選択物の実現可能な重量範囲が小さくなるが、計量精度の向上を図ることができる。
〔比較例3〕
次に、比較例3として、小供給用計量ホッパ1〜5の保持室1a、1b〜5a、5bの供給目標重量を、1g、2g、4g、8g、16g、32g、・・・、とした場合を説明する。すなわち、計量ホッパ1の保持室1a、1bの供給目標重量を1g、2gとし、計量ホッパ2の保持室2a、2bの供給目標重量を4g、8gとし、計量ホッパ3の保持室3a、3bの供給目標重量を16g、32gとし、計量ホッパ4の保持室4a、4bの供給目標重量を64g、128gとし、計量ホッパ5の保持室5a、5bの供給目標重量を256g、512gとする。
この場合、選択物導出処理において、計量ホッパ1〜5から、例えば、3gの被計量物を選択する場合には、計量ホッパ1の両方の保持室1a、1bの被計量物を選択しなければならない。また、例えば、12gの被計量物を選択する場合には、計量ホッパ2の両方の保持室2a、2bの被計量物を選択しなければならない。このように、同一の計量ホッパ1〜5から複数の被計量物を選択しなければならない場合が生じる。計量ホッパ1〜5では、両方の保持室に被計量物が供給されていない場合、まず、一方の保持室に被計量物が供給されてその被計量物の重量が計量された後、他方の保持室に被計量物が供給されてその被計量物の重量が計量される。そのため、両方の保持室の被計量物が選択されて排出された場合には、次に供給される両方の保持室の被計量物の計量が完了するまでの時間が、1つの保持室に対する被計量物の供給及び計量時間のおよそ2倍の時間がかかり、長時間を要することになる。すると、所定サイクルで選択物導出処理が行われる場合には、ある計量ホッパの両方の保持室の被計量物が排出された後、次の選択物導出処理において、両方の保持室のうちの一方の保持室の被計量物の重量しか計量されていないため、計量精度の劣化や選択物を求められないことが起こり、選択物導出処理を遅らせなければならない場合が生じる。
一方、本例の場合には、ある計量ホッパ1〜5の両方の保持室を選択しなくても、前述のように、1gから242gまでの範囲内において1g間隔の重量の選択物を得ることができるので、計量精度を劣化させることなく、所定サイクルで選択物導出処理を行うことができる。
本実施形態では、制御器10が選択物導出処理を行う際に、全ての保持ユニットの各々に対して、1個以下の保持室に保持されている選択対象物を選択すること(言い換えれば、同一の保持ユニットから2つ以上の選択対象物の選択を禁止すること)を条件にして、選択物を求めるよう構成されており、選択対象物が排出された保持ユニットに対して1個の保持室へのみ新たな選択対象物を供給することにより、次の選択物導出処理が行われるときには、全ての保持室に被計量物が保持されてその被計量物の重量が計量されているので、常に同数の重量値を用いて選択物導出処理を行うことができる。よって、選択物導出処理のときに用いられる重量値の個数の減少による計量精度の低下を防止できる。
また、前述の(1)式において、α=1とした場合において、n=3の場合の供給目標重量A(x,y)は、図3(B)に示す表で示され、n=4の場合の供給目標重量A(x,y)は、図3(C)に示す表で示される。
例えば、図3(B)に示す表で示されるn=3の場合において、保持ユニットの個数m=4とすれば、各保持ユニットに保持される選択対象物(被計量物)の供給目標重量の最大値の総和、すなわち、各保持ユニットの第n(=3)の選択対象物の供給目標重量の総和は、255(=3+12+48+192)gとなる。そして、1gから255gまでの範囲内において1g間隔の重量となる選択物を、同一の保持ユニットに対して、複数の選択対象物を選択することなく、単一の選択対象物の選択によって実現することができる。同様に、図3(C)に示す表で示されるn=4の場合において、保持ユニットの個数m=4とすれば、各保持ユニットの第n(=4)の選択対象物の供給目標重量の総和は、624gとなるので、1gから624gまでの範囲内において1g間隔の重量となる選択物を、同一の保持ユニットに対して、複数の選択対象物を選択することなく、単一の選択対象物の選択によって実現することができる。
また、図3(A)〜3(C)に示す各表において、例えば、各表の値に0.5を掛けた値を供給目標重量A(x,y)(g)とすれば、0.5g間隔で選択物を得ることができる。この場合、前述の式(1)において係数αの値を0.5とした場合に相当する。よって、図3(A)〜3(C)に示す各表における値は、重量比を表すものとも言える。
なお、本例では、保持ユニット(計量ホッパ1〜5)を5個備えているが、これに限らず、複数備えていればよい。また、各保持ユニットとして、2つの保持室(保持手段)を有する計量ホッパ1〜5を用いたが、これに限らず、被計量物を保持し排出することができる複数の保持手段を有していればよい。例えば、図4に保持ユニットの他の例を示す。
図4の場合、保持ユニットU1は、計量ホッパWBと、その斜め下方に配設されたメモリホッパMB1とで構成されている。この場合、二点鎖線で示されたメモリホッパMB2は存在しないものとする。
計量ホッパWBは、被計量物を一時保持する単一の保持室を有し、この保持室に、メモリホッパMB1へ被計量物を排出するための排出ゲートG1と、集合シュート8(図1)へ被計量物を排出するための排出ゲートG2とが設けられ、保持している被計量物をメモリホッパMB1と集合シュート8とへ択一的に排出可能に構成されている。また、計量ホッパWBには、ロードセル等からなる重量センサLCが設けられ、重量センサLCによって計量ホッパWBに保持されている被計量物の重量が計量され、この計量値は制御器10へ出力される。
そして、メモリホッパMB1は、被計量物を一時保持する単一の保持室を有し、この保持室に、保持している被計量物を排出するための排出ゲートG3が設けられている。
図4では、保持ユニットU1(計量ホッパWB)へ被計量物を供給する供給装置7として、被計量物が充填される筒部7aと、筒部7aの下端の開口部の開閉を行うカットゲート7bとを有する装置が例示されている。この場合、制御器10の制御によって、カットゲート7bの開閉角度あるいは全開時間等を随時変更することができ、これにより、1回の供給による被計量物の量(重量)を変更できるよう構成されている。
図1において、計量ホッパ1〜5に代えて、図4の保持ユニットU1を5個用いた場合、図1のように計量ホッパ1〜5の大きさが異なるように、例えば、計量ホッパk(k=1〜4)の代わりに用いる保持ユニットU1よりも、計量ホッパ(k+1)の代わりに用いる保持ユニットU1の計量ホッパWB及びメモリホッパMB1の大きさの大きいものを用いるようにしてもよい。
例えば、保持ユニットU1が、供給目標重量を1g、2gとした保持室1a、1bを有する計量ホッパ1の代わりに用いられる場合、計量ホッパWBとメモリホッパMB1とには、供給装置7から供給目標重量が1gで供給された被計量物と、供給目標重量が2gで供給された被計量物とが保持されるように、供給装置7のカットゲート7bの動作が制御される。ここで、計量ホッパWBとメモリホッパMB1とのうちのいずれか一方に供給目標重量が1gで供給された被計量物が保持され、他方に供給目標重量が2gで供給された被計量物が保持される。なお、カットゲート7bに代えて、電磁フィーダを用いることもできる。特に、供給目標重量が1g、2gのように少ない場合には、電磁フィーダを用いても供給時間が長くかからない。
この保持ユニットU1の場合、計量ホッパWBの被計量物が選択物に選択されて集合シュート8上へ排出された場合には、計量ホッパWBから排出された被計量物の供給時と同じ供給目標重量に基づいて計量ホッパWBへ次の被計量物が供給される。
一方、メモリホッパMB1の被計量物が選択物に選択されて集合シュート8上へ排出された場合には、計量ホッパWBの被計量物がメモリホッパMB1へ供給された後、メモリホッパMB1から排出された被計量物の供給時と同じ供給目標重量に基づいて計量ホッパWBへ次の被計量物が供給される。例えば、計量ホッパWBに供給目標重量が1gで供給された被計量物が保持され、メモリホッパMB1に供給目標重量が2gで供給された被計量物が保持されていた場合に、メモリホッパMB1の被計量物が選択物に選択されて集合シュート8上へ排出された場合には、計量ホッパWBの被計量物がメモリホッパMB1へ供給された後、計量ホッパWBへは供給目標重量が2gの被計量物が供給される。その結果、計量ホッパWBには供給目標重量が2gで供給された被計量物が保持され、メモリホッパMB1には供給目標重量が1gで供給された被計量物が保持された状態となる。
保持ユニットU1が、計量ホッパ2〜5の代わりに用いられる場合も同様の動作が行われる。
また、保持ユニットとして図4の保持ユニットU2を用いることもできる。この保持ユニットU2は、前述の保持ユニットU1のメモリホッパMB1の斜め下方にさらにメモリホッパMB2が配設されており、かつ、メモリホッパMB1が、その保持している被計量物をメモリホッパMB2と集合シュート8とへ択一的に排出可能に構成されている。
この保持ユニットU2は、n=3の場合の一例であり、例えば、図3(B)に示す表内の数値が前述のようにグラム表示であるとすれば、保持ユニットU2を4個設ければ、1gから255(=3+12+48+192)gまでの1g間隔の重量となる選択物を、同一の保持ユニットに対して、3つのホッパ(WB,MB1,MB2)のうちの複数のホッパの被計量物を選択することなく、単一のホッパの被計量物の選択によって実現することができる。
この保持ユニットU2の場合、メモリホッパMB1の被計量物が選択物に選択されて集合シュート8上へ排出された場合には、前述の保持ユニットU1の場合と同様、計量ホッパWBの被計量物がメモリホッパMB1へ供給された後、メモリホッパMB1から排出された被計量物の供給時と同じ供給目標重量に基づいて計量ホッパWBへ次の被計量物が供給される。また、メモリホッパMB2の被計量物が選択物に選択されて集合シュート8上へ排出された場合には、メモリホッパMB1の被計量物がメモリホッパMB2へ供給され、さらに計量ホッパWBの被計量物がメモリホッパMB1へ供給された後、メモリホッパMB2から排出された被計量物の供給時と同じ供給目標重量に基づいて計量ホッパWBへ次の被計量物が供給される。
〔第1変形例〕
本実施形態において、第1変形例の計量装置として、例えば図1の計量装置において、1つの大供給用計量ホッパ6に代えて、複数の大供給用計量ホッパ(以下、「第2大供給用計量ホッパ」という)を設けてもよい。この場合、例えば、大供給用計量ホッパ6に供給される被計量物の供給目標重量の1/pの重量(pは2以上の整数)を、第2大供給用計量ホッパの目標供給重量として、第2大供給用計量ホッパをp個設けてもよいし、p個より多い個数設けてもよい。第2大供給用計量ホッパをp個設ける場合には、p個全ての第2大供給用計量ホッパの被計量物が、小供給用計量ホッパ1〜5の被計量物の中から選択された選択物とともに排出される。また、p個より多い個数設ける場合には、選択物を求める際に、小供給用計量ホッパ1〜5の各保持室1a、1b〜5a、5bに保持された被計量物との組合せにおいて、排出目標重量に最も近い組合せが得られるp個の第2大供給用計量ホッパの被計量物を選択し、その選択したp個の第2大供給用計量ホッパの被計量物を、選択物とともに排出するようにすればよい。
なお、図1の計量装置の大供給用計量ホッパ6に供給される被計量物の供給目標重量、及び、この第1変形例における第2大供給用計量ホッパに供給される被計量物の供給目標重量はいずれも、小供給用計量ホッパ1〜5の保持室1a、1b〜5a、5bに供給される被計量物の供給目標重量よりも大きい値である。
〔第2変形例〕
本実施形態において、第2変形例の計量装置として、例えば図1の計量装置から大供給用計量ホッパ6を無くした構成であってもよい。この場合、例えば、被計量物が菓子類等の食品からなり、このような被計量物を、供給装置7が計量ホッパ1〜5の各保持室1a、1b〜5a、5bへ供給できるように構成されている。そして、操作者が操作表示器9を操作して、随時、排出目標重量を変更(適宜設定)することができ、また、生産数を設定することができるように構成されている。そして、前述のように、例えば、1gから242gまで1g間隔での重量の選択物が実現可能なように被計量物が供給されている場合に、例えば、排出目標重量が100gの生産物(選択物)を10個生産した後、排出目標重量が220gの生産物(選択物)を5個生産するというように、排出目標重量を変更するだけで、随時、排出目標重量の異なる生産物の生産が可能になる。
なお、第1、第2変形例のいずれの場合も、計量ホッパ1〜5に代えて、例えば保持ユニットU1、U2のような保持ユニットを用いて構成してもよい。
また、本実施形態では、例えば計量ホッパで被計量物の重量を計量するようにしたが、これに限らず、被計量物の容積または個数を計量するように構成し、供給目標値及び排出目標値としてそれぞれ容積または個数が設定されるようにしてもよい。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態における供給物選択装置の一例を示す概略模式図である。
この供給物選択装置は、計量装置であり、5個の計量ホッパ21〜25と、各々の計量ホッパ21〜25に被計量物を供給する供給装置71〜75と、集合シュート28と、操作表示器29と、制御器30とを備えている。
計量ホッパ21〜25は、それぞれに対応して設けられた供給装置71〜75から供給される被計量物を一時保持する第1保持室(21a〜25a)と第2保持室(21b〜25b)との2つの保持室を有している。そして第1、第2保持室21a〜25a、21b〜25bの各々には、被計量物を排出するための排出ゲートGa、Gbが設けられている。
また、計量ホッパ21〜25の各々にはロードセル等からなる重量センサLCが設けられ、各重量センサLCによって各計量ホッパ21〜25に保持されている被計量物の重量が計量され、この計量値は制御器30へ出力される。
供給装置71〜75は、計量ホッパ21〜25の第1、第2保持室21a〜25a、21b〜25bの各々へ、各々に対して予め定められた供給目標熱量の被計量物を供給するよう構成されている。ここでは、供給装置71〜75から計量ホッパ21〜25の各々へ供給される被計量物は、例えば種類が異なる菓子類等の食品からなり、単位重量当たりの熱量が異なる被計量物である。そして、計量ホッパ21〜25の各々へ供給される被計量物についての単位重量当たりの熱量は、操作表示器29を操作することにより設定され、予め制御器30に記憶されている。なお、供給装置71〜75の各々は、例えば図6に示すような2つの供給ホッパ(31,32)を有する構成とすることができる。
集合シュート28は、計量ホッパ21〜25の下方に配設され、計量ホッパ21〜25から排出された被計量物を集合させて下端の排出口28aから、例えば包装機(図示せず)へ供給するために設けられている。
操作表示器29は、例えばタッチパネルディスプレイ等を用いて構成され、計量装置の運転の開始及び停止等の操作および動作パラメータ等の設定等を行うための入力手段と、運転速度、排出される被計量物の熱量等をスクリーン(ディスプレイ画面)に表示する表示手段とを備えている。
制御器30は、CPUと、このCPUの動作プログラム及び動作パラメータ等が記憶されているROM及びRAMのメモリ等を備えたマイクロコントローラ等からなり、CPUがROMに記憶されている動作プログラムを実行することにより、この計量装置全体の動作を制御する。すなわち、制御器30は、供給装置71〜75の供給動作を制御するとともに、計量ホッパ21〜25の排出ゲートGa、Gbの開閉動作を制御する。また、制御器30は、操作表示器29からの信号を入力するとともに、操作表示器29へ表示するデータ等の信号を出力する。なお、制御器30は、集中制御する単独の制御器によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御器によって構成されていてもよい。
また、制御器30は、所定の選択条件に基づいて、計量ホッパ21〜25の第1、第2保持室21a〜25a、21b〜25bに保持されている被計量物から選択されてなる選択物を求める選択物導出処理を行う選択物導出手段としても機能する。
本実施形態では、制御器30は、選択物導出処理の前処理として、計量ホッパ21〜25の第1、第2保持室21a〜25a、21b〜25bの各々に保持されている被計量物の重量を、それぞれの被計量物の単位重量当たりの熱量に基づいて、熱量に換算する換算処理を行う。そして、選択物導出処理では、例えば、換算処理で換算した熱量換算値に基づいて、合計熱量が所定の排出目標熱量または排出目標熱量に最も近い値となり、かつ、全ての計量ホッパ21〜25の各々に対して、1個以下の保持室に保持されている被計量物を選択することを選択条件として、選択物を求めるようにしている。
この場合、計量ホッパ21〜25を第1〜第5の保持ユニットとし、第1〜第5の保持ユニット(計量ホッパ21〜25)の各々において、第1保持室21a〜25aに保持される被計量物を第1の選択対象物とし、第2保持室21b〜25bに保持される被計量物を第2の選択対象物とする。すなわち、本例では、保持ユニットを5個備え、各保持ユニットに第1、第2の選択対象物が保持される。
第1実施形態での説明と同様、一般化して、第1〜第mのm個(mは2以上の整数)の保持ユニットを備え、各保持ユニットに第1〜第nのn個(nは2以上の整数)の選択対象物が保持される場合について説明する。ここで、各選択対象物は、保持ユニットから単独で排出可能である。本例の場合、m=5、n=2である。
そして、第x(xは1以上、m以下の整数)の保持ユニットに保持される第y(yは1以上、n以下の整数)の選択対象物に関して、供給目標熱量をA(x,y)とすると、供給目標熱量A(x,y)は、第1実施形態で用いた次の(1)式で表される。
A(x,y)=α×y×(n+1)x−1 ・・・(1)
ここで、例えば、α=1とし、n=2の場合の供給目標熱量A(x,y)は、図3(A)に示す表で示される。この表において、単位を、例えばkcalとする(1kcal=4.184kJ)。
そして、本例の場合、n=2、m=5であるので、α=1とすれば、図3(A)に示す表において、数値が明示されているxが1〜5の場合に相当する。例えば、第1の保持ユニット(計量ホッパ21)に保持される第1の選択対象物(第1保持室21aの被計量物)の供給目標熱量は、1kcalであり、第1の保持ユニット(計量ホッパ21)に保持される第2の選択対象物(第2保持室21bの被計量物)の供給目標熱量は、2kcalである。すなわち、供給装置71から、計量ホッパ21の第1保持室21aへは1kcalの被計量物が供給され、第2保持室21bへは2kcalの被計量物が供給されるように構成されている。
同様に、供給装置72から計量ホッパ22の第1、第2保持室22a、22bへは3kcal、6kcalを供給目標熱量として被計量物が供給され、供給装置73から計量ホッパ23の第1、第2保持室23a、23bへは9kcal、18kcalを供給目標熱量として被計量物が供給され、供給装置74から計量ホッパ24の第1、第2保持室24a、24bへは27kcal、54kcalを供給目標熱量として被計量物が供給され、供給装置75から計量ホッパ25の第1、第2保持室25a、25bへは81kcal、162kcalを供給目標熱量として被計量物が供給されるように構成されている。
なお、各供給目標熱量を重量に換算した重量換算値に基づいて各被計量物が各計量ホッパ21〜25の保持室21a、21b〜25a、25bへ供給されるよう構成されている。
制御器30による処理の手順(計量装置の動作の手順)は、例えば、図2と略同じフローチャートで示すことができる。但し、本実施形態では、選択物導出処理(ステップS3)の前に、前述の換算処理を行う。なお、ここでの選択物導出処理は前述した通りである。また、図1の計量装置のように大供給用計量ホッパ6が無いので、それに関する処理は必要ない。
本例では、操作者が操作表示器29を操作して、随時、排出目標熱量の値を変更(適宜設定)することができ、また、生産数を設定することができるように構成されている。そして、前述のように、目標供給熱量が設定されている場合には、1kcalから242kcalまでの範囲内において1kcal間隔の熱量の選択物を得ることができる。例えば、排出目標熱量が100kcalの生産物(選択物)を10個生産した後、排出目標熱量が220kcalの生産物(選択物)を5個生産するというように、排出目標熱量の値を変更するだけで、随時、排出目標熱量の異なる生産物の生産が可能になる。
本実施形態でも、第1実施形態の場合と同様、制御器30が選択物導出処理を行う際に、全ての保持ユニット(計量ホッパ21〜25)の各々に対して、1個以下の保持室に保持されている被計量物からなる選択対象物を選択すること(言い換えれば、同一の保持ユニットから2つ以上の選択対象物の選択を禁止すること)を条件にして、選択物を求めるよう構成されており、選択対象物が排出された保持ユニットに対して1個の保持室へのみ新たな選択対象物を供給することにより、次の選択物導出処理が行われるときには、全ての保持室に被計量物が保持されてその被計量物の重量が計量されているので、常に同数の重量値の熱量換算値を用いて選択物導出処理を行うことができる。よって、選択物導出処理のときに用いられる数値(重量値の熱量換算値)の個数の減少による精度の低下を防止できる。
そして、各保持ユニットから1個以下の選択対象物を選択物として選択するようにしても、選択物の実現可能な熱量を、所定値αの間隔で精度を確保しながら広範囲にすることができる。
また、必要となる選択物の熱量範囲に応じて保持ユニット(計量ホッパ21〜25)の数を決めればよいので、選択物の熱量範囲を広範囲にする必要がなければ、保持ユニットの数を少なくすることができる。また、前述の(1)式における係数αの値を、α<1として(但し、α>0)、各保持室に供給される被計量物の供給目標熱量を小さくすれば、選択物の実現可能な熱量範囲が小さくなるが、精度の向上を図ることができる。
なお、本例では、保持ユニット(計量ホッパ21〜25)を5個備えているが、これに限らず、複数備えていればよい。また、各保持ユニットとして、2つの保持室(保持手段)を有する計量ホッパ21〜25を用いたが、これに限らず、被計量物を保持し排出することができる複数の保持手段を有していればよい。例えば、図6に示すような保持ユニットU1を用いてもよい。
この保持ユニットU1は、図4の保持ユニットU1と同様、単一の保持室を有する計量ホッパWBと、単一の保持室を有するメモリホッパMB1とで構成されている。ここでは、供給装置71〜75の各々が、2つの供給ホッパ31,32を有しており、各供給ホッパ31,32へ目標供給熱量の被計量物が供給されるよう構成されている。各供給ホッパ31,32にはそれぞれ排出ゲート31G,32Gが設けられ、保持している被計量物を計量ホッパWBへ排出可能に構成されている。
例えば、保持ユニットU1に、目標供給熱量が1kcalの被計量物と、目標供給熱量が2kcalの被計量物とが保持される場合には、一方の供給ホッパ31に目標供給熱量が1kcalの被計量物が供給され、他方の供給ホッパ32に目標供給熱量が2kcalの被計量物が供給されるようにする。そして、例えば、一方の供給ホッパ31の被計量物が計量ホッパWBへ供給されたときに、制御器30では、重量センサLCの計量値に基づいて、計量ホッパWB内の被計量物の重量を算出し、さらに、重量を熱量に換算する。他方の供給ホッパ32の被計量物が計量ホッパWBへ供給されたときも同様である。選択物導出処理において、メモリホッパMB1内の被計量物の熱量は、同被計量物が計量ホッパWBに保持されているときに算出された熱量が用いられる。
なお、本例では、被計量物の供給目標値を供給目標熱量とし、排出目標値を排出目標熱量としたが、それぞれ、熱量に代えて、他の単位による数値、例えば金額を用いるようにしてもよい。この場合、各保持ユニット(例えば計量ホッパ21〜25、保持ユニットU1)に供給される被計量物は、単位重量当たりの金額が異なる被計量物であり、各保持ユニットへ供給される被計量物についての単位重量当たりの金額が、操作表示器29を操作することにより設定され、予め制御器30に記憶されている。
また、本実施形態では、供給装置71〜75から保持ユニットへ被計量物が自動で供給されるようにしたが、操作者等の人間によって被計量物が供給されるようにしてもよい。例えば、計量ホッパ21〜25の各保持室21a、21b〜25a、25bへ供給する被計量物を予め準備しておいて、操作者等が保持室に対応する被計量物を供給するようにしてもよい。同様にして、図1に示す第1実施形態において、大供給用計量ホッパ6を設けない第2変形例の場合も、計量ホッパ1〜5の各保持室1a、1b〜5a、5bへ、操作者等の人間によって被計量物が供給されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、例えば計量ホッパで被計量物の重量を計量するようにしたが、これに限らず、被計量物の容積または個数を計量するように構成してもよい。この場合、計量した被計量物の容積または個数を、供給目標値及び排出目標値に設定される熱量、金額等の他の単位による数値に換算して用いるようにすればよい。
また、上記第1、第2実施形態では、本発明に係る選択対象物の供給方法を、計量装置に適用した場合を例に説明したが、これに限らず、遺伝子工学や色合わせなどにも適用してもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、例えば、選択物に選択される選択対象物に関する数値の合計値を、所定値の間隔で精度を確保しながら広範囲に亘って得ることができる、供給物選択装置及び選択対象物の供給方法等として有用である。
1〜5 小供給用計量ホッパ
1a,1b〜5a,5b 保持室
6 大供給用計量ホッパ
LC,LC1〜LC6 重量センサ
7,71〜75 供給装置
10,30 制御器
21〜25 計量ホッパ
21a,21b〜25a,25b 保持室
U1,U2 保持ユニット
WB 計量ホッパ
MB1,MB2 メモリホッパ

Claims (7)

  1. 第1〜第n(nは2以上の整数)の選択対象物の各々を保持するn個の保持手段からなる、第1〜第m(mは2以上の整数)のm個の保持ユニットと、
    前記保持手段に保持される前記選択対象物に関して、所定の選択条件を満足する前記選択対象物からなる選択物を求める際に用いる数値を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出される数値を用いて前記選択条件を満足する前記選択物を求める選択物導出手段とを備え、
    前記選択対象物が供給目標値に基づいて前記保持手段へ供給されるよう構成され、
    第x(xは1以上、m以下の整数)の前記保持ユニットの前記保持手段に保持される第y(yは1以上、n以下の整数)の前記選択対象物に関して、前記選択物を求める際に用いる数値の目標値をA(x,y)、αを0より大きい所定値とした場合に、
    A(x,y)=α×y×(n+1)x−1
    であり、前記目標値A(x,y)を前記供給目標値とするよう構成された、
    供給物選択装置。
  2. 前記供給目標値に基づいて選択対象物を前記保持手段へ供給する供給手段をさらに備え、
    前記選択物導出手段は、
    前記選択物に含まれる全ての前記選択対象物に関する数値の合計が排出目標値または前記排出目標値に最も近い値となり、かつ、全ての前記保持ユニットの各々に対して、1個以下の前記保持手段に保持されている前記選択対象物を選択することを前記選択条件にして、前記選択物を求めるよう構成され、
    前記保持手段は、
    前記選択物導出手段によって求められた前記選択物に選択されている前記選択対象物を排出するよう構成され、
    前記供給手段は、
    各々の前記保持ユニットに対して、前記選択物に選択されている選択対象物が排出されるたびに前記排出された選択対象物を供給した場合と同じ前記供給目標値に基づいて新たな選択対象物を前記保持手段へ供給するよう構成された、
    請求項1に記載の供給物選択装置。
  3. 前記選択物を求める際に用いる数値は、前記選択対象物の重量値または前記選択対象物の重量値を他の単位に換算した値である、
    請求項1または2に記載の供給物選択装置。
  4. 各々の前記供給目標値が重量値を示し、前記供給目標値に基づいて選択対象物を前記保持手段へ供給する供給手段と、
    全ての前記供給目標値より大きい値である所定の供給目標重量に基づいて選択対象物と同種の物品が供給され、供給された物品を一時保持し、その重量値を計量する計量保持手段とをさらに備え、
    前記算出手段は、
    前記選択物を求める際に用いる数値として、前記選択対象物の重量値を算出するよう構成され、
    前記選択物導出手段は、
    前記計量保持手段で計量される前記物品の重量値と前記選択物に含まれる全ての前記選択対象物の合計重量値との和が排出目標値または前記排出目標値に最も近い値となり、かつ、全ての前記保持ユニットの各々に対して、1個以下の前記保持手段に保持されている前記選択対象物を選択することを前記選択条件にして、前記選択物を求めるよう構成され、
    前記保持手段が前記選択物に選択されている前記選択対象物を排出するとともに、前記計量保持手段が保持している前記物品を排出するよう構成され、
    前記供給手段は、
    各々の前記保持ユニットに対して、前記選択物に選択されている選択対象物が排出されるたびに前記排出された選択対象物を供給した場合と同じ前記供給目標値に基づいて新たな選択対象物を前記保持手段へ供給するよう構成された、
    請求項1に記載の供給物選択装置。
  5. 前記保持ユニットは、
    選択対象物を別々に保持し、かつ別々に排出可能な2つの保持室を有し、前記2つの保持室に保持している前記選択対象物の重量を計量する計量ホッパを備え、
    前記2つの保持室の各々によって前記保持手段が構成された、
    請求項1〜4のいずれかに記載の供給物選択装置。
  6. 前記保持ユニットは、
    選択対象物を保持し、かつ保持している選択対象物を2方向へ択一的に排出可能であり、保持している前記選択対象物の重量を計量する計量ホッパと、
    前記計量ホッパの斜め下方に配設され、前記計量ホッパから一方向へ排出される選択対象物を一時保持して排出するメモリホッパとを備え、
    前記計量ホッパと前記メモリホッパの各々によって前記保持手段が構成された、
    請求項1〜4のいずれかに記載の供給物選択装置。
  7. 各々、第1〜第n(nは2以上の整数)の選択対象物からなる、第1〜第m(mは2以上の整数)のm個のグループを生成するために、前記選択対象物を前記グループに対して供給する、選択対象物の供給方法であって、
    第x(xは1以上、m以下の整数)の前記グループの第y(yは1以上、n以下の整数)の前記選択対象物に関して、所定の選択条件を満足する前記選択対象物からなる選択物を求める際に用いる数値の目標値をA(x,y)、αを0より大きい所定値とした場合に、
    A(x,y)=α×y×(n+1)x−1
    であり、前記目標値A(x,y)を供給目標値として、前記選択対象物を供給する、
    選択対象物の供給方法。
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