JP6391175B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、誘導加熱装置に関する。
一般に鉄鋼の製造ラインでは、所望の温度に加熱された鋼板を圧延機にかけることで、所望する板厚の製品を得ている。このような鉄鋼製造ラインにおいて、鋼材の両側のエッジ部の温度降下に対する均熱や圧延機の負荷軽減のために、鋼板の両エッジ部を加熱するC型エッジヒータを設置することが一般的となっている。鋼板製造ラインにおいては、鋼板の両側エッジ部を鋼板の全長に渡って加熱することが求められる。そのために加熱開始時には、鋼板がエッジヒータのインダクタに到達する前に通電を開始して、鋼板がインダクタを抜けた後に通電を停止させる必要がある。
上述のようなC形エッジヒータの運転パターンにおいて、鋼板の先端がインダクタに進入している状態、もしくは鋼板の尾端がインダクタから抜けていく過程では、負荷インピーダンスは変化している状態にある。この負荷インピーダンスの変化率は、鋼板の搬送速度により変化する。鋼板の搬送速度が速いほど、負荷インピーダンスの変化率も大きくなる。
一方、C形エッジヒータにエネルギーを供給しているのはインバータ電源であるが、インバータ電源は、負荷変動に対して供給するエネルギーを一定に保つように電圧制御している。しかしながら、負荷インピーダンスの変動が急激な場合には、インバータ電源の電圧制御が変動に追従できなくなり、出力電圧が過電圧状態となって、トリップに至る可能性がある。尾端がインダクタを抜けていく状態では、負荷インピーダンスおよび出力電圧上昇の変化が大きく、インバータ電源がトリップに至る大きな要因であった。
インピーダンスの急変による過電圧発生を防止する技術がいくつか知られている。たとえば、電動機駆動装置用の電源装置に関する技術として、加減速レート低減率演算回路を備えたものがある。この加減速レート逓減率演算回路は、電動機駆動装置内の直流電圧検出回路が検出した直流電圧が過電圧検出基準値を超過した場合に、選択回路により選択された交流可変速駆動装置に対して、超過値に応じた低減率を算出し、交流可変速駆動装置に加減速レートを出力し、加減速レートを変化(選択)させる。これによって電源装置の過電圧を防止する(特許文献1等)。
誘導加熱装置として、C形エッジヒータにおいて出力電圧および出力電流から負荷インピーダンスを計算して、負荷インピーダンスの計算値にもとづいて、C形エッジヒータのインダクタ位置を調整する技術が知られている(特許文献2等)。
しかしながら、上述の技術では、電動機駆動装置が制御を行って検出した直流電圧の出力値によって低減率を計算し、加減速レートを与えて電動機駆動装置の出力を制御する。したがって、過電圧発生を防止する手段が開示されているものの、制御した後に初めて制御補正が加わるものであり、負荷の急激な変化には追従できない。
また、もう一方の技術では、鋼板両端の昇温やアークスポット低減といったバランスコントロールを目指してエッジヒータのインダクタ位置制御を行うので、過電圧防止を目的としていない。
上述の技術では、C形エッジヒータにおける圧延材の運転状況に応じて発生する負荷インピーダンスの過渡的変化に追従することはできない。
特開平9−247978号公報 特許第5466905号公報
実施形態は、エッジヒータにおける圧延材の運転状況に応じて発生する負荷インピーダンスの過渡的変化に追従して安定に動作を継続することができる誘導加熱装置を提供する。
実施形態に係る誘導加熱装置は、交流または直流を入力して、電圧基準回路により出力電圧が設定された交流電力を出力する電力変換部と、圧延材の幅方向の両側に配置されるとともに前記圧延材の搬送方向に離間して配置され、前記電力変換部から供給される電流によって前記圧延材に誘導電流を発生させて加熱する複数のインダクタを含むヒータ部と、前記出力電圧および前記電力変換部の出力電流にもとづいてインピーダンスを計算し、前記インピーダンスおよび前記圧延材の搬送速度にもとづいてインピーダンスの時間変化であるインピーダンス変化率を計算し、前記インピーダンス変化率にもとづいて前記電圧基準回路の設定を補正する制御部と、を備える。
本実施形態では、電力変換部の出力電圧、出力電流、および圧延材の搬送速度にもとづいて、電力変換部の出力電圧を設定する電圧基準回路の設定を補正する制御部を備えるので、過渡的な負荷インピーダンスの変化を生じても、安定して動作を継続することができる。
実施形態に係る誘導加熱装置を例示するブロック図である。 誘導加熱装置のC形エッジヒータを例示する、図1のA−A’矢視断面図である。 本実施形態の誘導加熱装置の動作を説明する動作波形図の例である。 本実施形態の誘導加熱装置の動作を説明するためのフローチャートである。 比較例の誘導加熱装置を例示するブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る誘導加熱装置を例示するブロック図である。
図2は、誘導加熱装置のC形エッジヒータを例示する、図1のA−A’矢視断面図である。
まず、本実施形態の誘導加熱装置1の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の誘導加熱装置1は、電力変換部10と、制御部20と、C形エッジヒータ30と、を備える。誘導加熱装置1は、入力電源2に接続されており、入力電源2から供給される電力によって動作する。入力電源2は、たとえば三相交流電源である。入力電源2は、単相商用交流電源であってもよく、直流電源であってもよい。誘導加熱装置1は、入力電源2から電力の供給を受けて、圧延材3の搬送方向に沿った両側のエッジを加熱する。
電力変換部10では、入力10aに入力電源2が接続され、出力10bにはC形エッジヒータ30が接続されている。電力変換部10は、入力電源2から電力の供給を受けてC形エッジヒータ30に所望の電圧、電流および周波数を有する交流電力を供給する。電力変換部10は、インバータ装置である。なお、入力電源2が交流電源である場合には、電力変換部10と入力電源2との間に、交流電力を直流電力に変換する整流平滑回路またはコンバータ回路を含む。あるいは、電力変換部10は、交流電力を他の交流電力に変換するマトリクスコンバータ等であってもよい。また、電力変換部10は、制御部20に接続されており、後述するように、制御部20からの指令にしたがって、出力電圧が設定される。さらに、電力変換部10は、圧延材3の搬送速度を検出するために設けられている速度検出部16に接続されている。速度検出部16は、たとえば、圧延材3を搬送するテーブルローラ(図示せず)に接続されたロータリエンコーダを含む。
電力変換部10は、主回路11と、電圧基準回路12と、電圧検出部13と、電流検出部14と、有効電力演算部15と、過電圧検出部17と、を含む。
主回路11は、入力電源2とC形エッジヒータ30との間に接続されている。主回路11は、入力電源2から供給される交流または直流電圧を高周波でスイッチングしてPWM等により他の交流電圧に変換するスイッチング素子等を含む電力変換回路である。
電圧基準回路12は、電力変換部10と制御部20との間に接続されている。電圧基準回路12は、電力変換部10が出力する出力電圧の基準となる電圧波形を生成する。たとえば、電圧基準回路12の出力電圧の振幅が100%に設定されているときに、電力変換部10の出力電圧は、定格出力電圧を出力するように設定されている。電圧基準回路12は、この誘導加熱装置1の定常運転時には、電力変換部10の出力電力Pおよび圧延材3の搬送速度φの比が一定になるように電圧基準値Vrefが設定される。そのため、電力変換部10は、圧延材3の単位長さに対する電力量を一定に制御して、圧延材3の温度上昇を一定にすることができる。つまり、電力変換部10では、圧延材3の搬送速度φが速いときには、出力電力Pを大きくし、圧延材3の搬送速度φが遅いときには、出力電力Pを小さくするように制御する。圧延材3の尾端3aがC形エッジヒータ30を抜け始めて負荷インピーダンスが大きく変化するような状態では、電圧基準回路12は、制御部20からの指令にもとづいて電力変換部10に供給する電圧基準値Vrefを設定する。
電圧検出部13は、電力変換部10の出力10bに接続されている。電圧検出部13は、図示のようにたとえば計器用変圧器である。電圧検出部13は、電力変換部10の出力10bの線間電圧を検出して、検出した電圧を電力変換部10の出力電圧として制御部20および有効電力演算部15に入力する。電圧検出部13には、電力変換部10の出力電圧を検出することができる他の機器や素子を用いることができる。たとえば、電圧検出部13には、フォトカプラ等の光学絶縁素子を用いた半導体素子を用いてもよい。
電流検出部14は、電力変換部10の出力10bとC形エッジヒータ30との間に接続されている。電流検出部14は、図示のようにたとえば計器用変流器である。電流検出部14は、電力変換部10からC形エッジヒータ30に流れる電流を、電力変換部10の出力電流として検出して、有効電力演算部15に入力する。電流検出部14は、電力変換部10の出力電流を検出することができる他の機器や素子を用いることができる。たとえば、電流検出部14には、ホール素子等を用いた電流検出モジュール等を用いてもよい。
有効電力演算部15は、電圧検出部13および電流検出部14のそれぞれの出力に接続されている。有効電力演算部15は、電圧検出部13で検出された電力変換部10の出力電圧、および電流検出部14で検出された電力変換部10の出力電流からC形エッジヒータ30に入力される有効電力を計算する。有効電力演算部15は、出力電圧の瞬時値および出力電流の瞬時値の積を積分することによって有効電力を演算する。有効電力演算部15によって計算された有効電力は、後述するようにC形エッジヒータ30を含む負荷インピーダンスを算出することに用いられる。
過電圧検出部17は、電力変換部10の出力の線間に接続されており、線間の出力電圧が所定の検出値に達したときに、主回路11の動作を停止させる。過電圧検出部17の過電圧検出値は、たとえば、定格出力電圧の115%〜120%に設定されている。
制御部20は、電力変換部10に接続されている。また、制御部20は、速度検出部16の出力に接続されている。制御部20は、インピーダンス演算部21と、インピーダンス変化率演算部22と、電圧基準補正演算部23と、を含む。
インピーダンス演算部21は、電圧検出部13および有効電力演算部15の出力に接続されている。インピーダンス演算部21は、電圧検出部13によって検出された電力変換部10の出力電圧Vおよび有効電力演算部15によって計算された出力電力Pを用いて、C形エッジヒータ30を含む負荷インピーダンスを計算する。
インピーダンス変化率演算部22は、インピーダンス演算部21の出力および速度検出部16に接続されている。インピーダンス変化率演算部22は、インピーダンス演算部21によって計算された負荷インピーダンスおよび圧延材3の搬送速度を用いて、負荷インピーダンス変化率を計算する。より具体的には後述するが、インピーダンス変化率は、圧延材3の尾端3aがインダクタ32,33を抜け始めたときの起点のインピーダンスと、尾端3aがC形エッジヒータ30内の任意の位置のときのインピーダンスとの差を時間で除した値であり、インピーダンスの時間当たりの変化率として計算される。
電圧基準補正演算部23は、インピーダンス変化率演算部22の出力に接続されている。電圧基準補正演算部23は、インピーダンス変化率を用いて電圧基準回路12が出力する電圧基準値Vrefを設定する。この電圧基準値Vrefは、インピーダンス変化率にもとづいて補正された値である。
記憶部24は、インピーダンス演算部21、インピーダンス変化率演算部22および電圧基準補正演算部23にそれぞれ接続されている。記憶部24は、インピーダンス演算部21において計算された起点のインピーダンス値を格納する。また、記憶部24は、インピーダンス変化率演算部22において計算されたインピーダンス変化率のしきい値を格納する。さらに、記憶部24は、インピーダンス変化率演算部22において計算されたインピーダンス変化率を格納する。記憶部24は、電圧基準回路12に接続されており、電圧基準回路12で設定されているその時点における電圧基準値を格納する。その他、記憶部24は、インピーダンス値やインピーダンス変化率を計算するための各種パラメータを記憶する。これらのパラメータについては、後に詳述するが、たとえば電力変換部10の定格出力電圧や定格出力電力等である。これらのパラメータは、あらかじめ記憶部24に格納され、演算の必要に応じて呼び出されて用いられる。
制御部20は、記憶部24に格納されたプログラムにしたがって動作するCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセサ等であってもよい。制御部20がCPU等によって実現される場合には、インピーダンス演算部21、インピーダンス変化率演算部22および電圧基準補正演算部23の動作は、一連のプログラムを構成する実行ステップにより実現されてもよい。記憶部24は、CPUが有するキャッシュメモリであってもよく、適切なバスに接続された外部メモリ等であってもよい。
C形エッジヒータ30は、複数のインダクタ32〜35を含んでいる。インダクタ32〜35それぞれは同一の形状を有している。したがって、インダクタ32について以下で説明するが、他のインダクタ33〜35についても同様である。図2に示すように、インダクタ32は、コア32aと、コイル32bとを有している。コア32aは、圧延材3の面にほぼ垂直な部材32a1と、部材32a1の両端部に一方の端部がそれぞれ接続され、圧延材3の面にほぼ水平に伸びる部材32a2,32a3と、部材32a2,32a3のそれぞれの他方の端部に部材32a1とほぼ水平になるように接続された部材32a4,32a5を有している。部材32a4,32a5の端部は、開放されており、ギャップ32cが形成されている。部材32a4,32a5の外周には、導線が巻回されコイル32bが形成されている。このように、C形エッジヒータ30を構成する各インダクタ32〜35は、アルファベットの「C」に類似する形状を有しているので、C形コイルまたはC形インダクタとも呼ばれる。コイル32bは、電力変換部10の出力10bに接続されており、電力変換部10から出力される所定の交流電力によって駆動される。コイル32bに電流が流れることによって、コイル32bが巻回されているコア32aに磁束がとおり、部材32a1〜32a5は、ギャップ32cとともに磁気回路を構成する。つまり、インダクタ32は、ギャップ付きコイルである。ギャップ32cには、圧延材3の一方のエッジ3bが配置され、インダクタ32が駆動されると、磁気回路内に挿入された圧延材3のエッジ3b付近の表面にうず電流が発生し、うず電流損によって圧延材3のエッジ部分の温度が上昇する。他のインダクタ33〜35も同様に動作する。
インダクタ32,33は、圧延材3の尾端3aが最初に抜けていく側に、圧延材3の両側のエッジで対向するように配置されている。インダクタ34,35は、圧延材3の尾端が最後に抜けていく側に、圧延材3の両側のエッジで対向するように配置されている。インダクタ32,34およびインダクタ33,35は、圧延材3の搬送される方向に沿って、ほぼ同じ距離だけ離間して配置されている。インダクタ32,34およびインダクタ33,35の離間距離は、鋼材の材質や厚さ等に応じて適切に設定される。
C形エッジヒータ30の各インダクタ32〜35は、誘導性リアクタンスを有するので、力率を適切に設定し各インダクタに供給される無効電力を調整するために、インダクタごとにコンデンサCA〜CDが接続されている。
本実施形態の誘導加熱装置1の動作について以下説明する。
図3は、本実施形態の誘導加熱装置1の動作を定性的に説明するために負荷インピーダンス等の変化を示す図である。
図4は、本実施形態の誘導加熱装置1の動作を説明するフローチャートである。
図3の最上段の図に示すように、インダクタ32,33は、圧延材3の先端が最初に入る位置に配置されている。ここで、圧延材3の搬送方向に沿って平行なX軸をとる。図3の2段目の図に示すように、圧延材3の尾端3aの位置X2がインダクタ32,33の端部に差し掛かる位置をX=0とする。この図に示すように、インダクタ32,33は、圧延材1の尾端3aが最初に抜ける位置に配置されていることになる。そして、図3の3段目の図に示すように、インダクタ34,35は、X軸に沿ってインダクタ32,33から離間して配置され、搬送される圧延材3の尾端3aが最後に抜ける位置に配置されている。圧延材3の尾端3aが、インダクタ34,35の端部に差し掛かる位置をX=Xaとする。以下では、X軸上の座標0〜Xa間の範囲を、C形エッジヒータ30の区間と呼び、C形エッジヒータ30の区間の長さをインダクタの配置距離EHdと呼ぶこととする。
まず、圧延材3の先端が、C形エッジヒータ30の区間に進入する。つまり、圧延材3の先端の位置X1は、X1≧0であり、位置X1は次第に大きくなる。圧延材3の先端の位置X1がX=Xaに到達するまで、C形エッジヒータ30を含む負荷インピーダンスは、圧延材3の先端の位置X1が正方向に移動するにつれて低下する。なお、このときの負荷インピーダンスは、X1の進行とともに低下するため、電力変換部10の出力電圧はX1の進行とともに低下する、そのため、圧延材3の進入時に電力変換部10が過電圧検出によって動作停止することが問題となることはない。
圧延材3の先端がX=Xaを通過した図3の最上段の図では、C形エッジヒータ30の区間中には、圧延材3がほぼ一様に存在するので、C形エッジヒータ30を含む負荷インピーダンスは、ほぼ一定の値を示す。なお、圧延材3の両側エッジの温度上昇を均一に保つために、電力変換部10は、出力電力と圧延材3の搬送速度との比がほぼ一定となるように制御しており、この範囲内における負荷インピーダンスの変化については、電力変換部10の制御系の応答によって十分追従することができる。
図3の4段目のグラフ形式の図には、X軸上の0〜Xaの各位置に圧延材3の尾端3aがあるときの負荷インピーダンスZL、電力変換部10の出力電流Iout、出力電圧Vout、および電圧基準回路12が出力する電圧基準値Vrefが示されている。この図に示すように、圧延材3の尾端3aがC形エッジヒータ30の区間を抜け始め、圧延材3の尾端3aの位置X2がX2>0になると、C形エッジヒータ30を含む負荷インピーダンスは、位置X2とともに上昇する。出力電圧Voutの変化は、負荷インピーダンスの上昇にもとづく上昇に加え、負荷インピーダンスの時間変化による過渡応答による上昇分を含んでいる。
たとえば、圧延材3の搬送速度が一定のときには、負荷インピーダンスZLは、圧延材3の尾端3aの位置X2がX軸の正方向に移動するにつれて、ほぼ一定の傾きで上昇する。負荷インピーダンスZLの上昇に関連して、出力電圧Voutも上昇する。出力電圧の上昇の割合は、図では示されないが、圧延材3の搬送速度にも依存する。圧延材3の搬送速度が速い場合には、同じ負荷インピーダンスであっても搬送速度が遅い場合よりも出力電圧はより大きい割合で上昇する。電力変換部10は、負荷に対して定電力制御を行っているので、このときの出力電流Ioutは、過渡応答分を含まない出力電圧Voutの上昇に応じて低下する。
ここで、電圧基準回路12から出力される電圧基準値Vrefを、負荷インピーダンスZLの平方根に関連して低下するように補正する。電圧基準値Vrefが次第に低下するように補正されることよって、出力電圧Voutの上昇は抑制される。
なお、図3の最下段のグラフ形式の図は、比較例の誘導加熱装置の動作を定性的に示す図であり、後に詳述する。
図4のフローチャートを用いて、本実施形態の誘導加熱装置1の動作をより定量的に説明する。図4に示すように、誘導加熱装置1の動作が開始されると、ステップS1からステップS3において、起点における各種値を取得する。ステップS1では、起点インピーダンス比%R0を取得し、ステップS2では、起点搬送速度BAR0を取得し、ステップS3では、起点電圧基準値Vref0を取得する。これらの値は、後のステップの各種計算に用いられる。
ステップS1において、制御部20のインピーダンス演算部21では、以下の式(1)によって、インピーダンス比%Rを計算し、計算結果を記憶部24に格納する。
%R=(V1/P1)/(V0/P0)×100[%] (1)
V1は、電圧検出部13によって検出された電力変換部10の出力電圧である。P1は、有効電力演算部15で計算された電力変換部10の出力電力である。V0は、電力変換部10の定格出力電圧である。P0は、電力変換部10の定格出力電力である。つまり、インピーダンス比%Rは、電力変換部10の定格出力電力および定格出力電圧時の負荷インピーダンスに対する動作時の負荷インピーダンスの比率として与えられる。なお、以下の負荷インピーダンスの計算においては、式(1)のように定格値との相対値であるインピーダンス比%Rを用いるが、測定値から直接計算される負荷インピーダンスの値をそのまま用いてもよい。
ステップS2において、制御部20では、インピーダンス変化率演算22および速度検出部16を介して、圧延材3の搬送速度を検出し、記憶部24に格納する。
ステップS3において、制御部20では、電圧基準回路12の電圧基準値Vrefを取得して記憶部24に格納する。
ステップS4において、制御部20では、圧延材3の尾端3aがインダクタ32,33を抜けたこと、すなわち尾端3aの位置X2がX=0を通過したか否かを判定する。尾端3aがX=0の位置を通過したか否かは、圧延材3の位置を検出する位置検出器(図示せず)を別に設けて、制御部20において位置検出器の出力によって、判定することができる。ステップS4でX2≧0を検出したときには、次のステップに遷移する。次のステップS5に遷移する時点で、インピーダンス比%Rは、X2≧0となる直前の値が格納されているので、このときの値を起点インピーダンス%R0とする。また、この時点で記憶部24に格納されている搬送速度の値を起点搬送速度BAR0とする。そして、この時点で記憶部24に格納されている電圧基準値を起点電圧基準値Vref0とする。
ステップS5において、制御部20では、しきい値Vrefthが計算される。しきい値Vrefthは、電圧基準値Vrefの設定によって、電圧基準値Vrefの補正演算を行うか否かの判定のためのしきい値である。しきい値Vrefthは、たとえば定格出力電圧Vrateのk倍として、係数kの値を設定することにより決定される。係数kは、0%〜100%の範囲で任意に設定することができ、記憶部24に格納されている。圧延材3が低速で搬送されているときには、圧延材3に対する投入電力量は小さくてもよいので、電力変換部10の出力電圧Voutは、定格出力電圧Vrateに対して十分低くすることができる。出力電圧Voutが定格出力電圧Vrateに対して十分低いときには、出力の過電圧検出値に対する余裕が十分にあることから、出力電圧が過渡的に跳ね上がる現象を生じても、過電圧検出されないことが考えられる。このような場合に、このステップS6を実行することによって、電圧基準値Vrefの補正演算を実行しないようにすることができる。出力の過電圧検出値が定格出力電圧Vrateの115%であるときには、過電圧検出値に対して25%の余裕をもたせることができるので、たとえば、k=90%とすることができる。つまり、Vrefth=Vrefr×90[%]とすることができ、出力電圧の設定値が定格出力電圧の90%以下のときには、電圧基準値Vrefの補正計算を実行しないようにすることができる。ここで、Vrefrは、定格出力電圧Vrateを出力するときの電圧基準値である。
ステップS6において、制御部20では、電圧基準回路12において設定されている電圧基準値Vrefと電圧基準のしきい値Vrefthとの大小関係を比較する。電圧基準値Vrefの設定値が、しきい値Vrefth以下のときには、電圧基準値Vrefの補正演算を行うことなく、プログラムを終了する。電圧基準値Vrefの設定値が、しきい値Vrefthよりも大きいときには、次のステップS7へ移行する。
ステップS7において、インピーダンス変化率演算部22では、以下の式(2)によって、電圧基準補正演算を行うか否かのインピーダンス比変化率に対するしきい値%R1を計算する。
%R1=1/{(400[%]−%R0)/100×(EHd/BAR0)} (2)
ここで、%R0は、ステップS1において記憶部24に格納された起点インピーダンス比である。EHdは、インダクタの配置距離であり、あらかじめ適切な値が設定されている。BAR0は、ステップS2において記憶部24に格納された起点搬送速度である。式(2)では、圧延材3の尾端3aがC形エッジヒータ30の区間を抜けたとき、すなわちインダクタ34,35の端部を抜けたとき(X=Xa)のインピーダンス比は、定常時の400%であるとしている。圧延材3の尾端3aがX=Xaを通過するときのインピーダンス比は、実験的に観測された値として400%となったことからこの値を用いている。したがって、この値については、任意のパラメータとして、変更することができる。たとえば、式(2)において、起点インピーダンス比%R0を100[%]、インダクタの配置距離EHdを2[m]、圧延材3の起点搬送速度BAR0を100[m/min]とすると、%R1=0.28となる。計算されたしきい値%R1の値は、記憶部24に格納される。
ステップS8において、インピーダンス演算部21では、式(1)を用いてインピーダンス比%Rが計算され、計算結果は、記憶部24の、起点インピーダンス%R0とは別のアドレスに格納される。
ステップS9において、インピーダンス変化率演算部22では、圧延材3の尾端3aの位置X2がC形エッジヒータ30の区間内(0≦X2≦Xa)にあるときのインピーダンス比補正量%R2を式(3)によって計算する。
%R2=1/{(%R−%R0)/100×(EHd/BAR1)} (3)
ここで、%Rは、ステップS1で計算され、ステップS3で記憶部24に格納されているインピーダンス比の値である。BAR1は、圧延材3の搬送速度であり、インピーダンス変化率演算部22および速度検出部16を介して記憶部24に格納される。
ステップS10では、ステップS9において計算されたインピーダンス比補正量%R2と、インピーダンス比のしきい値%R1との大小関係を比較する。インピーダンス比補正量%R2が、しきい値%R1以下のときには、補正計算を行うことなくプログラムを終了する。インピーダンス比補正量%R2が、しきい値%R1よりも大きいときには、次のステップへ遷移する。なお、インピーダンス補正量%R2がしきい値%R1よりも小さい場合とは、式(1)で計算されたインピーダンス比%Rが起点インピーダンス比%R0よりも十分に大きく(式(2)では、400%を超えている)、出力電圧の上昇を電圧基準値Vrefの補正では、補正し切れない場合を表している。
ステップS11において、電圧基準補正演算部23によって、以下の式(4)を用いて電圧基準値Vrefの補正値Vadjを計算し、以下の式(5)を用いて補正後の電圧基準の出力値を設定する。
Vadj=Vref0×(%R2/100)1/2 (4)
Vref1=Vref0−Vadj (5)
ここで、Vref0は、起点における電圧基準値であり、記憶部24に格納されている。
ステップS11における演算によって、圧延材3の尾端3aの位置X2におけるインピーダンス比%Rおよびインピーダンス比変化率%R2にもとづく電圧基準の補正値を算出することができる。そして、この値を起点の電圧基準値から差し引くことで、適切な出力電圧の目標値の設定を行うことができる。
ステップS12において、制御部20によって、圧延材3の尾端3aがC形エッジヒータ30の区間を抜けたか否かを判定する。判定の方法は、尾端3aの抜け始めと同様に、制御部20において位置センサからの情報を取得することによって行うことができる。圧延材3の尾端3aがC形エッジヒータ30の区間を抜けていないと判定された場合には、ステップS8に戻って、上述の動作を繰り返す。
本実施形態の誘導加熱装置1の作用および効果について、比較例の誘導加熱装置100と比較しつつ説明する。
図5は、比較例の誘導加熱装置を例示するブロック図である。
図3の最下段のグラフ形式の図では、比較例の誘導加熱装置100の動作の状況が定性的に示されている。負荷インピーダンスの値および圧延材3の搬送速度は、4段目のグラフ形式の図で示されている本実施形態の誘導加熱装置1と同じであるとする。比較例の誘導加熱装置100は、本実施形態の誘導加熱装置1に対して、制御部20を有さない点で相違するが、他においては同じであり、同じ構成要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示すように、比較例の誘導加熱装置100は、電力変換部110と、C形エッジヒータ30とを有している。電力変換部110は、主回路11と、電圧基準回路12と、電圧検出部13と、電流検出部14と、有効電力演算部15と、過電圧検出部17と、を含んでいる。比較例の誘導加熱装置100は、本実施形態の誘導加熱装置1のような制御部20を有さないので、有効電力演算部15の出力および速度検出部16の出力は、電圧基準回路12に接続され、他には接続されない。
比較例の誘導加熱装置100では、図3の最下段のグラフ形式の図に示すように、負荷インピーダンスZLは、尾端3aの位置X2とともに上昇する。このときの負荷インピーダンスZLは、本実施形態の誘導加熱装置1の場合の負荷インピーダンスZLと同様に推移する。しかし、比較例の誘導加熱装置100では、制御部20を有していないので、インピーダンス比を計算し、計算されたインピーダンス比からインピーダンス比変化率を計算し、このインピーダンス比変化率にもとづいて、電圧基準値を補正することがない。そのため、比較例の誘導加熱装置100では、負荷インピーダンスの時間変化によって、出力電圧Voutは急激に上昇する出力電圧の跳ね上がり現象を生ずる。図では示していないが、跳ね上がりを生じた出力電圧Voutが過電圧検出部17のしきい値を超えた場合には、電力変換部10は動作を停止し、誘導加熱装置100全体が動作を停止してしまう。
一方、本実施形態の誘導加熱装置1では、インピーダンス演算部21、インピーダンス変化率演算部22および電圧基準補正演算部23を有する制御部20を備えているので、負荷インピーダンスの変化率を計算して負荷インピーダンスの上昇を予測することができる。この誘導加熱装置1では、負荷インピーダンスの上昇から予測される出力電圧の上昇にもとづいて、電圧基準値をあらかじめ低下させておくことができるので、出力電圧が過渡的に上昇する場合であっても、出力電圧の上昇を防止することができる。
本実施形態の誘導加熱装置1では、設定された出力電圧に対するしきい値を有しているので、出力電圧の設定値がしきい値よりも十分小さいときには、出力電圧の補償動作を行わずに制御動作を終了することができる。そのため、制御部20等の動作負担を軽減することができる。
本実施形態の誘導加熱装置1では、設定されたインピーダンス比変化率のしきい値を有しているので、測定されたインピーダンス比変化率の値がしきい値よりも小さいときには、出力電圧の補償動作を行わずに制御動作を終了することができる。そのため、制御部20の動作負担を軽減することができる。また、計算対象をインピーダンス比およびその変化率としているので、圧延材3の搬送速度の増減に対する変化を考慮した補正値を得ることができる。
以上説明した実施形態によれば、過渡的な負荷インピーダンスの変化を生じた場合であっても安定して動作を継続することができる誘導加熱装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1,100 誘導加熱装置、2 入力電源、3 圧延材、3a 尾端、10,110 電力変換部、11 主回路、12 電圧基準回路、13 電圧検出部、14 電流検出部、15 有効電力演算部、16 速度検出部、17 過電圧検出部、20 制御部、21 インピーダンス演算部、22 インピーダンス変化率演算部、23 電圧基準補正演算部、24 記憶部、30 C形エッジヒータ、32〜35 インダクタ

Claims (4)

  1. 交流または直流を入力して、電圧基準回路により出力電圧が設定された交流電力を出力する電力変換部と、
    圧延材の幅方向の両側に配置されるとともに前記圧延材の搬送方向に離間して配置され、前記電力変換部から供給される電流によって前記圧延材に誘導電流を発生させて加熱する複数のインダクタを含むヒータ部と、
    前記出力電圧および前記電力変換部の出力電流にもとづいてインピーダンスを計算し、前記インピーダンスおよび前記圧延材の搬送速度にもとづいてインピーダンスの時間変化であるインピーダンス変化率を計算し、前記インピーダンス変化率にもとづいて前記電圧基準回路の設定を補正する制御部と、
    を備えた誘導加熱装置。
  2. 前記制御部は、第1しきい値を有し、前記出力電圧が前記第1しきい値よりも大きいときに前記電圧基準回路の設定を補正する請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記制御部は、第2しきい値を有し、前記インピーダンス変化率が前記第2しきい値よりも大きいときに前記電圧基準回路の設定を補正する請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  4. 前記複数のインダクタは、前記圧延材の先端が最初に入線する位置に配置された第1インダクタおよび第2インダクタと、前記圧延材の尾端が最後に出線する位置に配置された第3インダクタおよび第4インダクタとを含み、
    前記制御部は、前記圧延材の尾端が前記第1インダクタおよび前記第2インダクタと、前記第3インダクタおよび前記第4インダクタとの間にあるときに、前記電圧基準回路の設定の補正を実行する請求項1〜3のいずれか1つに記載の誘導加熱装置。
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