JP6713021B2 - 誘導溶解炉 - Google Patents

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本発明は、炉壁の外周に設けられた加熱コイルに電力供給手段を介して電力を供給することにより炉内に収納された被加熱材を溶解させる誘導溶解炉に関する。
従来、この種の誘導加熱装置としては、下記特許文献1に示すように、順変換器と逆変換器とが直列共振型回路(電圧型回路)を構成する電力変換部を備え、該電力変換部の出力周波数を予め設定されたプログラムに従って、該直列共振型回路の負荷共振周波数よりも高く設定された起動周波数から負荷共振周波数に向かって低減させる制御装置を備えるものが知られている。(下記特許文献1における請求項1参照)。
特開平3−190082号公報
ここで、誘導溶解炉においては、(1)被加熱材同士のスパーク(瞬時的な重負荷への変動による周波数急変)により負荷変動が常時発生していること、(2)高周波コンデンサの定格電圧超過を防止することから、出力周波数を負荷共振周波数に対して一定以上とする周波数下限値を設定している。
しかしながら、出力周波数に周波数下限値を設定した場合には、溶解初期は負荷共振周波数が低いことから、出力周波数の下限値により出力電流が制限され、出力電力が大幅に低減するという問題がある。
加えて、出力電力の低下により溶解速度が低下し、結果として、さらに出力周波数が下限値に制限された状態が長く続いてしまうという問題がある。
以上の事情に鑑みて、本発明は、出力周波数に周波数下限値を設定する場合にも、出力周波数を最適に制御して、溶解時間の短縮を図ることができる誘導溶解炉を提供することを目的とする。
第1発明の誘導溶解炉は、炉壁の外周に設けられた加熱コイルに、順変換器と、第1および第2スイッチング素子が交互に動作する逆変換器と、第1および第2高周波コンデンサとが共振型回路を構成する電力変換部と、該第1および第2スイッチング素子に対する制御信号を生成する制御信号生成部とを備える電力供給手段を介して電力を供給することにより、炉内に収納された被加熱材を溶解させる誘導溶解炉であって、
前記加熱コイルへの電力の供給状態から負荷共振周波数を算出する負荷共振周波数算出部と
を備え、
前記逆変換器は、前記第1および第2スイッチング素子を1組として複数組の該第1および第2スイッチング素子により構成されると共に、前記第1および第2高周波コンデンサがこれを1組として前記1組の第1および第2スイッチング素子に対応する自然数倍の組により構成され、1組の該第1および第2スイッチング素子とこれに対応する自然数倍の組の該第1および第2高周波コンデンサとを1ユニットとして複数のユニットにより構成され、
前記負荷共振周波数算出部により算出された負荷共振周波数が所定の周波数規定値以下の場合に、前記複数のユニットの一部を停止することを特徴とする。
第1発明の誘導溶解炉によれば、本願発明者らは、鋭意の試験研究により、負荷共振周波数が、加熱コイルのインダクタンスLおよび高周波コンデンサの静電容量Cの積の1/2乗に反比例することに着目し、高周波コンデンサの静電容量Cを小さくすることで、負荷共振周波数を積極的に変動させるとの知見を得た。
すなわち、1組の第1および第2スイッチング素子とこれに対応する自然数倍の組の第1および第2高周波コンデンサとを1ユニットとして複数のユニットにより逆変換器を構成しておき、負荷共振周波数が所定の周波数規定値以下の場合に、複数のユニットの一部を停止することで、負荷共振周波数を積極的に高めるように変動させることができる。
これにより、出力周波数に周波数下限値を設定した場合にも、被加熱材が冷材の場合に、溶解初期に共振周波数が低く、出力周波数の下限値により出力電流が制限され、出力電力が大幅に低減することを防止することができる。ひいては、出力電力の低下により溶解速度が低下し、結果として、さらに出力周波数が下限値に制限された状態が長く続いてしまうという問題も解消することができる。
このように、第1発明の誘導溶解炉によれば、出力周波数に周波数下限値を設定する場合にも、出力周波数を最適に制御して、溶解時間の短縮を図ることができる。
第2発明の誘導溶解炉は、第1発明において、
前記負荷共振周波数算出部により算出された負荷共振周波数が所定の周波数規定値より大きい場合に、停止した前記複数のユニットの一部を起動させることを特徴とする。
第2発明の誘導溶解炉によれば、第1発明において、負荷共振周波数が所定の周波数規定値以下で複数のユニットの一部を停止させた場合でも、溶解の進行に伴って、負荷共振周波数の上昇した場合には、停止させた複数のユニットの一部を起動させることができる。
このように、第2発明の誘導溶解炉によれば、出力周波数に周波数下限値を設定する場合にも、出力周波数を溶解状態に応じてより最適に制御して、溶解時間の短縮を図ることができる。
本実施形態の誘導溶解炉の構成を示す全体構成図。 図1の誘導溶解炉の回路の一部の詳細を示す説明図。 図1の誘導溶解炉における制御処理の内容を示すフローチャート。
図1を参照して、本実施形態の誘導溶解炉について説明する。誘導溶解炉は、溶解炉内に収納された被加熱材Xを溶解させるものである。
具体的に、誘導溶解炉の制御装置は、電源1と、高圧受電盤2と、変換装置用変圧器3と、電力変換装置4と、高周波整合装置5と、誘導加熱装置6と、制御回路10と、制御装置(コントローラ)100とを備える。
なお、電力変換装置4および高周波整合装置5が本発明の電力変換部に相当する。
電源1は、定格の交流電源であって、高圧受電盤2に接続されている。
高圧受電盤2は、誘導加熱装置への電源通電・停止と故障発生時の電源遮断を行う装置であって、パワーヒューズ2aと遮断器2bとを備える。パワーヒューズ2aは、短絡事故時に電流遮断する手段であって、遮断器2bは、電源の通電と停止に伴う開閉動作を行う。
変換装置用変圧器3は、高圧受電盤2に接続され、電力変換装置4への入力電圧が所定の値となるように調整する。
電力変換装置4は、変換装置用変圧器3に接続され、50Hzまたは60Hzの商用電源から任意の高周波電流を生成するための装置であって、交流/直流変換器である順変換器41a,41bと、直流/交流変換器である少なくなくとも1組の逆変換器42a,42bとを備え、制御回路10からの出力制御信号により制御される。
具体的に、電力変換装置4は、入力側にダイオード式順変換器41a,41bを備え、出力側にIGBT式逆変換器42a,42bを備え、順変換器41a,41bにはそれぞれ直列に平滑用リアクトル43a,43bが接続されると共に、順変換器41a,41bに並列に平滑用コンデンサ44aおよび44bが接続される。
なお、IGBT式逆変換器42a,42bが本発明の第1および第2スイッチング素子に相当する。
さらに、電力変換装置4は、順変換器41a,41bの出力側の直流電圧を検出して直流電圧信号(a)を出力する直流電圧検出器45と、直流電流を検出して直流電流信号(b)を出力する直流電流検出器46とを備え、直流電圧検出器45および直流電流検出器46の出力値は、制御回路10に出力される。
高周波整合装置5は、電力変換装置4と誘導加熱装置6との間に設けられて、誘導加熱装置6が低力率であるため負荷力率を改善する。
具体的に、高周波整合装置5は、1組の逆変換器42a,42bに対応する少なくとも1組の第1及び第2高周波コンデンサ51a,51bと、高周波整合装置5の出力電流を検出して出力電流信号(d)を出力する電流検出器52および出力電圧を検出して出力電圧信号(e)を出力する電圧検出器53等から構成される。
なお、逆変換器42a,42bおよびこれに対応する少なくとも1組の第1及び第2高周波コンデンサ51a,51bで構成される周波数変換部7の詳細を図2を参照して後述する。
誘導加熱装置6は、電力変換装置4と高周波整合装置5とから供給される高周波電流を加熱コイル61に通電させることにより、溶解炉本体内に収納された被加熱材Xにうず電流を発生させ、うず電流により金属材料間に発生するジュール熱で被加熱材Xを昇温させて溶解させる。
制御回路10は、誘導溶解炉の運転・停止、出力調整等の制御を行うと共に、誘導溶解炉の制御装置として出力力率を検出する力率検出部、IGBT式逆変換器42a,42bの制御を行う制御信号生成部としての機能を備える。
具体的に制御回路10は、例えば、力率検出部と、PLL制御部とを備え、力率検出部が、電流検出器52の出力値である高周波整合装置5の出力電流信号(d)と、電圧検出器53の出力値である高周波整合装置5の出力電圧信号(e)とから、高周波整合装置5から出力される交流電流・電圧の出力力率を算出する。また、PLL制御部が、力率検出部により算出された出力力率に基づいて、IGBT式逆変換器42a,42bの制御を行う制御信号を生成する。
制御装置100は、主として、当該誘導炉の運転・停止,被加熱材Xへの供給電力調整,構成機器の破損・故障を防止するための保護等を行う。
具体的に、制御装置100は、負荷インピーダンス算出部としての機能を有する。負荷インピーダンス[%R]は、制御装置100において、電力変換装置4の出力電力Poおよび出力電圧Voから算出される(%R=Vo2/Po)。
また、制御装置100は、負荷共振周波数算出部としての機能を有する。負荷共振周波数Fは、整合装置5と加熱コイルの61との間で構成される共振回路における共振周波数として算出される{F=1/[2π√(LC)]}。
そして、制御装置100は、かかる負荷インピーダンスの算出処理および負荷共振回路の算出処理を一定の処理周期で繰り返し実行する。
次に、図2を参照して、説明を後回しにした周波数変換部7の詳細を説明する。
周波数変換部7は、少なくとも1組の逆変換器42a,42bおよびこれに対応する少なくとも1組の第1および第2高周波コンデンサ51a,51bで構成されるユニットを1ユニットとして、第1ユニット7A〜第Nユニット7Nの複数のユニットにより構成される。
ここで、第1ユニットは、1組の高周波コンデンサ51a1,51b1がこれを1組として1組の逆変換器42a1,42b1に対応する自然数倍の組により構成される(図中は1倍の組の場合を示す)。
同様、第2ユニットは、1組の高周波コンデンサ51a2,51b2がこれを1組として1組の逆変換器42a2,42b2に対応する自然数倍の組により構成される(図中は1倍の組の場合を示す)。
以下、同様にして、第Nユニットは、1組の高周波コンデンサ51aN,51bNがこれを1組として1組の逆変換器42aN,42bNに対応する自然数倍の組により構成される(図中は1倍の組の場合を示す)。
そして、第1ユニット7A〜第Nユニット7Nの複数のユニットは、これらが加熱コイル17に対して直列に接続されており、各ユニットの逆変換器42a1,42b1〜42aN,42bNへの制御信号(c1)〜(cN)が制御回路10から出力されて、各ユニットの起動および停止が制御可能となっている。
次に、図3を参照して、本実施形態の誘導溶解炉における制御処理の内容を説明する。
まず、制御装置100および制御回路10を介して溶解が開始されると(STEP10)、制御装置100は、負荷共振周波数Fを、整合装置5と加熱コイルの61との間で構成される共振回路における共振周波数として算出する{F=1/[2π√(LC)]}(STEP11)。
ここで、算出した負荷共振周波数Fが第1周波数規定値F1より大きい場合には(STEP11でYES)、そのまま溶解を継続する。
一方、算出した負荷共振周波数Fが第1周波数規定値F1以下の場合には(STEP11でNO)、インバータを一時停止した上で(STEP12)、複数のユニットの1ユニットを停止させる(STEP13)。
例えば、第1〜第6ユニットの6ユニット構成の場合に、共振周波数Fが第1周波数規定値F1より小さくなった場合に、6ユニットのうちの1ユニットを停止させる。
ここで、回路構成の一例を示す。定格3000kvar-3300V-300Hzの高周波コンデンサ51a(51b)の静電容量は146uFである。またインバータ出力電流が仮にIo=8600Aであった場合,高周波コンデンサが16台実装されていたとすると高周波コンデンサ1台当りのコンデンサ電流はIc=537.5Aである。
このとき、Vc=I/(2πF×C)[V]から、同一コンデンサ電流Ic=537.5Aでも、出力周波数であるインバータ発振周波数fによって高周波コンデンサ両端電位は変動し、300Hz時にVc'=1953V、180Hz時にVc”=3255Vとなるので、高周波コンデンサ51a(51b)の定格電圧3300VはF2≦177.5Hzで超過してしまう。(なお、補足するとかかる超過を防止するために、定格周波数の60%Fにインバータ発振周波数fの下限リミットを設定している。)
ここで、第1周波数規制値は、例えば、定格周波数に対して60%F(例えば180Hz)であって、共振周波数Fがインバータ発振周波数fの下限リミットに相当する。
この場合、6ユニットのうちの1ユニットを停止させることで、共振周波数F´は、{F´=F×√(6/5)}の関係から、9.5%上昇して、F´=197Hzとなる。
共振周波数FがF´に上昇することで、高周波コンデンサ51a(51b)電圧はVc=3255V(180Hz)からVc’=2974V(197Hz)に低下させることができ、さらにインバータ発振周波数fに近接することでインバータ出力電力の低下を最小限にできる。
そして、1ユニット停止した状態で溶解を行うことで(STEP14)、出力周波数に周波数下限値を設定する場合にも、出力周波数を最適に制御して、溶解時間の短縮を図ることができる。
次に、制御装置100は、算出した負荷共振周波数Fが、第2周波数規定値F2より大きくなった場合には(STEP21でYES)、インバータを一時停止した上で(STEP22)、停止させていた1ユニットを起動させる(STEP23)。
ここで、第2周波数規定値F2は、第1周波数規定値と同じく、定格周波数に対して60%F(例えば180Hz)であってもよいが、第1周波数規定値F1とは変えてもよい。
高周波コンデンサの両端電位Vc[=Ic/(2πf×C)]が高周波コンデンサ定格電圧Vc'よりも80%V以下であれば、第1周波数規定値F1(第2周波数規定値F2)を任意に変化させてもよい。ここで、Icは高周波コンデンサ電流、fはインバータ発振周波数、Cは高周波コンデンサ静電容量を示す。

そして、1ユニットを復帰させた上で溶解を再開することで(STEP24)、溶解の進行に伴って負荷共振周波数の上昇した場合に、出力周波数を溶解状態に応じてより最適に制御して、溶解時間の短縮を図ることができる。 一方、算出した負荷共振周波数Fが、第2周波数規定値F2以下の場合には(STEP21でNO)、インバータを一時停止した状態のままで溶解を継続する。
そして、溶解が完了するまで(STEP30でNO)、これらSTEP11〜STEP24の処理が繰り返し実行され、溶解が完了すると(STEP30でYES)、出湯が行われる(STEP40)。

以上が、本実施形態の誘導溶解炉における制御処理の詳細であり、かかる誘導溶解炉によれば、出力周波数に周波数下限値を設定する場合にも、出力周波数を最適に制御して、溶解時間の短縮を図ることができる。 より具体的には、第1の効果として、従来の回路接続方法で共振周波数Fを変化させる場合、切換える高周波コンデンサ51a(51b)には必ず開閉機構が必要であった。しかし、周波数変換部7を、少なくとも1組の逆変換器42a,42bおよびこれに対応する少なくとも1組の高周波コンデンサ51a,51bで構成されるユニットを1ユニットとして、第1ユニット7A〜第Nユニット7Nの複数のユニットにより構成し機能させることで、逆変換器42a1,42b1〜42aN,42bNの停止/動作で高周波コンデンサ51a1,51b1〜51aN,51bNの静電容量も可変できることになる。これにより、負荷共振周波数Fを可変制御できるようになる。また、これに伴ってインバータ発振周波数fの下限リミットを低く設定する必要が無くなる。
例えば、従来の方法での問題である冷材溶解初期時に共振周波数Fが低下し, インバータ発振周波数fの下限リミットに制限されることでインバータ出力電流Ioを制限され、インバータ出力電力Poが制約されるという事象は解決できるようになる。その結果、インバータ出力電力Poを高い設定のまま長時間印加できるので溶解能力が向上する。
また、第2の効果として、コンデンサ電流Icが大きい為、開閉機構に使用する開閉器または断路器は1台当り100万円程度と高価であり、且つ大型な外形であるため、装置価格上昇と大型化を防止できる目途が無かった。これに対し、本実施形態の誘導溶解炉では、逆変換器42a1,42b1〜42aN,42bNそのものを開閉機構として使用するので、開閉器または断路器を追加する必要が無く、価格と装置外形寸法を抑えることができる。
さらに、第3の効果として、産業用誘導加熱装置では現地で共振周波数Fが設計値と相違する場合などは1台取外しあるいは追加することが標準的に行われる。これに対して、従来のIGBT式逆変換器と高周波コンデンサユニットは大型銅ブスバーで連結されており,高周波コンデンサの変更に大変な労力が必要であった。しかし、本実施形態の誘導溶解炉により容易に共振周波数を変化させることが可能となる。
なお、本実施形態では、算出した負荷共振周波数Fが、第1周波数規定値F1以下の場合には(STEP11でNO)、インバータを一時停止した上で(STEP12)、複数のユニットの1ユニットを停止させているが(STEP13)、これに限定されるものではなく、第1周波数規定値F1を段階的に複数設けて、負荷共振周波数Fの低下に応じて、段階的に2ユニットあるいは3ユニットの停止を行ってもよい。また、負荷共振周波数Fの低下に応じて、一回で2ユニットあるいは3ユニットの停止を行ってもよい。
同様に、本実施形態では、算出した負荷共振周波数Fが、第2周波数規定値F2より大きくなった場合には(STEP21でYES)、インバータを一時停止した上で(STEP22)、停止させていた1ユニットを起動させているが(STEP23)、これに限定されるものではなく、第2周波数規定値F2を段階的に複数設けて、負荷共振周波数Fの上昇に応じて、停止させていた2ユニットあるいは3ユニットを段階的に起動させてもよい。を行ってもよい。また、負荷共振周波数Fの上方に応じて、一回で停止させていた2ユニットあるいは3ユニットの起動を行ってもよい。
1…電源、2…高圧受電盤、3…変換装置用変圧器、4…電力変換装置、5…高周波整合装置、6…誘導加熱装置、7…周波数変換部、10…制御回路(制御信号生成部)、16…γ制御回路(位相差検出部)、41a,41b…ダイオード式順変換器、42a,42b(42a1,42b1〜42aN,42bN)…IGBT式逆変換器、51a,51b(51a1,51b1〜51aN,51bN)高周波コンデンサ、61…加熱コイル、100…制御装置、X…被加熱材。

Claims (2)

  1. 炉壁の外周に設けられた加熱コイルに、順変換器と、第1および第2スイッチング素子が交互に動作する逆変換器と、第1および第2高周波コンデンサとが共振型回路を構成する電力変換部と、該第1および第2スイッチング素子に対する制御信号を生成する制御信号生成部とを備える電力供給手段を介して電力を供給することにより、炉内に収納された被加熱材を溶解させる誘導溶解炉であって、
    前記加熱コイルへの電力の供給状態から負荷共振周波数を算出する負荷共振周波数算出部と
    を備え、
    前記逆変換器は、前記第1および第2スイッチング素子を1組として複数組の該第1および第2スイッチング素子により構成されると共に、前記第1および第2高周波コンデンサがこれを1組として前記1組の第1および第2スイッチング素子に対応する自然数倍の組により構成され、1組の該第1および第2スイッチング素子とこれに対応する自然数倍の組の該第1および第2高周波コンデンサとを1ユニットとして複数のユニットにより構成され、
    前記負荷共振周波数算出部により算出された負荷共振周波数が所定の周波数規定値以下の場合に、前記複数のユニットの一部を停止することを特徴とする誘導溶解炉。
  2. 請求項1記載の誘導溶解炉において、
    前記負荷共振周波数算出部により算出された負荷共振周波数が所定の周波数規定値より大きい場合に、停止した前記複数のユニットの一部を起動させることを特徴とする誘導溶解炉。
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