JP5079764B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶解炉に設けられた加熱コイルに電力を供給することにより、溶解炉に収容された被溶解材を溶解させる誘導加熱装置に関する。
溶解炉に設けられた加熱コイルに交流電力を供給することにより、溶解炉に収容された被溶解材を溶解させる誘導加熱装置が知られている。
上記誘導加熱装置は、例えば三相交流電力を直流電力に変換する順変換器と、直流電力を所定の周波数の交流電力に変換する逆変換器と、逆変換器からの交流電力が印加される加熱コイルとを有する。順変換器及び逆変換器は、例えばサイリスタ等の半導体で構成されている。この誘導加熱装置は、商用の三相交流電源から検出した同期信号を基に、順変換器の点弧位相を制御することで、加熱コイルに出力される交流電圧及び交流電力を制御する。順変換器として、例えば6パルス整流器を採用した場合、順変換器のサイリスタに入力されるゲートパルスの点弧位相(電気角)が約60°に設定される。
しかし、交流電源からの交流電圧に、例えば50Hz又は60Hzの電源周波数(基本波)に対して整数倍の高調波ノイズの重畳により、波形の歪が生じる場合がある。高調波ノイズの発生原因として、例えば、高周波インバータ等の電力変換装置からの漏洩、変圧器や電動機等を構成する鉄心の磁気飽和、アーク炉や蛍光灯などの放電現象等が挙げられる。
上記誘導加熱装置では、図4(a)に示すように、同期信号V1の波形が高調波ノイズの重畳により非正弦波となった場合でも、この同期信号V1を基に、図4(b)に示す順変換器のサイリスタに入力されるゲート信号V2を生成する。図4(a)に示すように、同期信号V1の波形に歪みがある場合、図4(b)に示すゲート信号V2のパルスの点弧位相が、正規の位相(約60°)からずれて、順変換器の位相制御の精度が低下する。
順変換器の位相制御の精度が低いと、図4(c)に示すように、加熱コイルへの出力電圧の高調波成分の流出量(高調波流出量)が増大する、或いは出力電圧の歪みが拡大する等の不都合が生じる場合がある。また、高調波流出量が比較的大きいと、変圧器や調相設備が異常に振動する、或いは異音を発生する等の不都合も生じる場合がある。
このような高調波による不都合をなくすための技術として、下記特許文献1には、電力系統における高調波成分を検出し、検出した高調波成分が一定限度以上の大きさになったときは、出力回路の全ての接点を開くことで進相用コンデンサを遮断するという技術が開示されている。
特開平4−312322号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、単に高調波成分のレベルに応じて電力系統の進相用コンデンサを遮断するものであり、かかる技術では、上記誘導加熱装置で交流電源からの同期信号に高調波ノイズによる波形歪が生じた場合に、出力電圧への高調波流出量の増大や出力電圧の歪の拡大を防止することができない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、交流電源からの同期信号に高調波ノイズが重畳されている場合であっても、順変換器を高精度に位相制御することができるとともに、出力電圧への高調波の流出量を抑制することができる誘導加熱装置を提供することを目的とする。
本発明は、交流電源からの交流電力を、位相制御によって直流電力に変換する順変換器と、当該直流電力を所定周波数の交流電力に変換する逆変換器と、前記逆変換器からの交流電力を印加して誘導加熱を生じさせる加熱コイルと、前記交流電源の出力波形に応じた同期信号に基づいて、前記順変換器の点弧位相を制御する順変換器制御回路とを備え、前記順変換器制御回路は、前記同期信号に含まれる高調波ノイズを除去するノイズ除去回路と、前記高調波ノイズが除去された同期信号のゼロクロス点に同期した位相同期制御信号を生成する位相同期回路と、前記逆変換器からの出力電圧と、前記順変換器への入力電流とに基づいて、前記順変換器の点弧位相を制御する順変換器制御信号を生成する順変換器制御信号生成回路と、前記位相同期制御信号と前記順変換器制御信号との電圧差に基づいて、前記順変換器を規定の位相で点弧させるゲート信号を生成するゲート信号生成回路とを有することを特徴とする。
本発明の誘導加熱装置においては、ノイズ除去回路により、同期信号から高調波ノイズが除去される。位相同期回路は、高調波ノイズが除去された同期信号のゼロクロス点に同期した位相同期制御信号を生成する。順変換器制御信号生成回路が、逆変換器からの出力電圧と順変換器への入力電流とに基づいて、順変換器の点弧位相を制御する順変換器制御信号を生成する。そして、ゲート信号生成回路が、位相同期制御信号と順変換器制御信号との電圧差に基づいて、順変換器を所定の位相で点弧させるゲート信号を生成する。そのゲート信号により順変換器が高精度に位相制御される。
すなわち、例えば、上記交流電源として商用の三相交流電源からの同期信号に高調波ノイズが重畳されている場合であっても、順変換器制御回路が、高調波ノイズを除去した同期信号のゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点を基準に、当該ゼロクロス点に高精度に同期した位相同期制御信号を生成することができる。順変換器制御回路は、この位相同期制御信号と、前記順変換器の点弧位相を制御する順変換器制御信号との電圧差をとることにより、位相同期制御信号の信号レベルと順変換器制御信号の信号レベルとが一致するタイミングを高精度に検出することができ、この検出したタイミングを基に、順変換器を規定位相で高精度に点弧させるゲート信号を生成することができる。順変換器制御回路がこのゲート信号を順変換器に送ることにより、順変換器が高精度に規定位相で点弧し、例えば交流電源としての商用の三相交流電源からの交流電力を高精度に直流電力に変換することにより、出力電圧の高調波成分を抑制することができる。
本発明の誘導加熱装置において、上記ノイズ除去回路はローパスフィルタで構成することができ、上記順変換器制御回路は、ローパスフィルタにより高調波ノイズが除去された同期信号の位相を、例えば交流電源として商用の三相交流電源からの同期信号の位相に同期するように調整する位相調整回路を有してもよい。
上記のようにローパスフィルタと位相調整回路とを設けたことで、位相調整回路は、ローパスフィルタからの同期信号の位相を調整して、例えば交流電源として商用の三相交流電源からの同期信号の位相に同期させることができる。位相同期回路は、この位相調整された同期信号に基づいて、同期信号のゼロクロス点に高精度に同期した位相同期制御信号を生成することができる。このため、順変換器の点弧位相を、より高精度に制御することができる。すなわち、例えば交流電源としての商用の三相交流電源への高調波の流出量をより抑制することができる。
また、上記順変換器制御信号生成回路は、前記逆変換器からの出力電圧と基準電圧との電圧差に基づいて所定レベルの電圧信号を生成する定電圧制御回路と、前記順変換器への入力電流と基準電流との電流差に基づいて所定レベルの電流信号を生成する定電流制御回路と、前記電圧信号及び前記電流信号をそれぞれダイオードクランプし、前記順変換器制御信号を生成する加算器(ダイオードクランプ回路)とを有してもよい。
上記のように順変換器制御信号生成回路は、定電圧制御回路による一定電圧信号と定電流制御回路による一定電流信号とを一定電圧レベルにクランプすることで、比較的簡単に高精度に順変換器制御信号を生成することができる。順変換器制御回路は、順変換器制御信号と位相同期制御信号とを用いることにより、順変換器の点弧位相を、より高精度に制御することができ、出力電圧への高調波の流出量をより抑制することができる。
本発明の実施形態の誘導加熱装置の全体構成図。 本発明の実施形態の誘導加熱装置の各構成要素での信号(単相)を示す図で、(a)は高調波ノイズが重畳した同期信号VSYN(単相)、(b)は高調波ノイズが除去された同期信号VSYN(単相)、(c)は位相同期制御信号RECPLL(単相)と順変換器制御信号RECEC、(d)は図1の比較器30から出力された信号(単相)、(e)はゲート信号RECGATE(単相)を示している。 本発明の実施形態の誘導加熱装置の各構成要素での信号(三相)を示す図で、(a)は高調波ノイズが重畳した同期信号VSYN(三相)、(b)は高調波ノイズが除去された同期信号VSYN(三相)、(c)は位相同期制御信号RECPLL(三相)と順変換器制御信号RECEC、(d)は各順変換器に入力されるゲート信号RECGATE(6パルス)を示している。 従来の誘導加熱装置を説明するための図で、(a)は高調波ノイズにより波形に歪みが生じている同期信号V1、(b)は順変換器のサイリスタに入力されるゲート信号V2、(c)は逆変換器から加熱コイルへの出力電圧に含まれる高調波成分V3を示している。
図1を参照して、本発明の実施形態について説明する。誘導加熱装置は、誘導炉を備え、その誘導炉内に収容された被加熱材を溶解させる。
本実施形態の誘導加熱装置は、交流電源1に接続された高圧受電盤2と、高調波フィルタ3と、変換装置用変圧器4と、高周波インバータ5と、高周波整合装置6と、誘導炉に備えられた加熱コイル7とを有する。これらの装置構成要素は、コントローラ8により統括的に制御される。なお、高圧受電盤2及び高調波フィルタ3は、動作環境に応じて、設置しても設置しなくともよい。
交流電源1は、定格の交流電源であって、高圧受電盤2に接続されている。本実施形態の交流電源1としては、例えば、交流周波数が50Hz又は60Hzの商用の三相交流電源を採用する。
高圧受電盤2は、誘導加熱装置への電源通電・停止と故障発生時の電源遮断を行う装置である。高圧受電盤2は、パワーヒューズ9と、遮断機10とを有する。パワーヒューズ9は、例えば短絡事故時に、交流電源1からの電力を遮断する。遮断機10は、交流電源1からの交流電力の通電と、通電の停止とを操作により切り替え可能に構成されている。誘導加熱装置の動作時、パワーヒューズ9及び遮断機10は、導電状態に設定されている。
高調波フィルタ3は、高圧受電盤2に接続されている。高調波フィルタ3は、高周波インバータ5から高調波電流が電力系統に流出しないように抑制する装置である。詳細には、高調波フィルタ3は、限流リアクトル11と、直列リアクトル12a,12bと、高調波コンデンサ13a,13bとを有する。限流リアクトル11と変換装置用変圧器4間のノード3aには、直列リアクトル12aと直列リアクトル12bが接続されるとともに、直列リアクトル12aと直列リアクトル12bには高調波コンデンサ13aと高調波コンデンサ13bとが各々直列に接続されている。
すなわち、本実施形態では、直列リアクトル12aと高調波コンデンサ13aとで構成される第1のフィルタ部と、直列リアクトル12bと高調波コンデンサ13bとで構成される第2のフィルタ部とが、限流リアクトル11に並列に接続されている。なお、高調波コンデンサ13a,13bはそれぞれΔ結線されている。
変換装置用変圧器4は、高調波フィルタ3に接続されている。変換装置用変圧器4は、高周波インバータ5で所定の電圧を出力するように、高周波インバータ5への入力電圧を調整する装置である。
高周波インバータ5は、変換装置用変圧器4に接続されている。本実施形態の高周波インバータ5は、交流電源1の三相交流電力を直流電力に変換し、その直流電力から所定周波数の単相交流電力を生成する装置である。この高周波インバータ5は、例えばコントローラ8から送られた運転制御信号,運転停止制御信号等により制御される。本実施形態の高周波インバータ5は、電流型インバータである。
本実施形態の高周波インバータ5は、詳細には、順変換器14と、逆変換器15と、直流リアクトル16と、順変換器制御回路17とを有する。
順変換器14は、交流/直流変換器であり、交流電力を直流電力に変換する。本実施形態の順変換器14は、複数のサイリスタ14aを有し、その複数のサイリスタ14aが三相ブリッジ構造となっている。詳細には、順変換器14としては、1周期当り6パルス整流制御の三相ブリッジ式順変換器を採用している。サイリスタ14aは、規定幅のHレベルのパルスを含むゲート信号が、ゲートに入力したとき、点弧状態(ターンオン:導通状態)となり、サイリスタ14aに流れる電流が規定値以下のとき、消弧状態(ターンオフ:非導通状態)となる。このサイリスタ14aは、本発明における位相制御可能な順変換器に相当する。
逆変換器15は、直流/交流変換器であり、直流電力を所定周波数の交流電力に変換する。逆変換器15は、複数のサイリスタ15aを有し、その複数のサイリスタ15aがブリッジ構造となっている。サイリスタ15aは、上記サイリスタ14aと同様な動作特性を有する。
直流リアクトル16は、一端部が順変換器14に接続され、他端部が逆変換器15に接続されている。この直流リアクトル16は、順変換器14による直流電圧に重畳するリプル成分を除去する。また、直流リアクトル16は、順変換器14や加熱コイル7等が負荷破損した場合に、高周波インバータ5からの急激な過電流の流出を抑制する。
順変換器制御回路17は、交流電源1の出力波形に応じた同期信号VSYNに基づいて、順変換器14を構成するサイリスタ14aの点弧位相を高精度に制御する。
詳細には、順変換器制御回路17は、交流電源1から検出された同期信号VSYNから、高調波ノイズを除去して、その高調波ノイズが除去された同期信号VSYNに基づいて、同期信号VSYNのゼロクロス点を検出する。順変換器制御回路17は、その検出されたゼロクロス点を基準に、同期信号VSYNに同期したパルスを有するゲート信号RECGATEを生成する。このゲート信号RECGATEのパルスは、順変換器14のサイリスタ14aを点弧させる最適な点弧位相(本実施形態では約60°間隔)となるように規定されている。順変換器制御回路17は、ゲート信号RECGATEを順変換器14のサイリスタ14aに送ることで、順変換器14を高精度に位相制御することが可能である。順変換器制御回路17の詳細については後述する。
高周波整合装置6は、高周波インバータ5に接続され、高周波インバータ5と加熱コイル7とのインピーダンス整合を図る装置である。高周波整合装置6は、詳細には、インピーダンス整合を図るための高周波整合変圧器18と、加熱コイル7の遅れ力率を進み力率に補償する複数の力率コンデンサ19とを有する。
加熱コイル7は、誘導炉に備えられており、高周波インバータ5からの高周波の交流電力の供給を受けて、溶解炉内に収容された鉄等の被溶解材に渦電流を発生させ、渦電流により金属材料間に発生するジュール熱で被溶解材を昇温させて溶解させる。なお、高周波整合変圧器18と力率コンデンサ19と加熱コイル7それぞれの一端部はノード6aに電気的に接続され、高周波整合変圧器18の他端部は逆変換器15に接続される。
コントローラ8は、例えば、高周波インバータ5の制御、加熱コイル7への交流電力の出力制御、誘導加熱装置の運転及び停止等の制御を行う。このコントローラ8は、上記制御処理を実行するプログラムをメモリ(不図示)に記憶保持し、そのプログラムを実行することにより、上記制御処理を実行するための演算装置(シーケンサ)として機能する。コントローラ8は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアにより構成されている。また、コントローラ8は、高周波インバータ5に入力される基準電圧や基準電流等の設定を行う。
次に、図1に示された順変換器制御回路17について説明する。この順変換器制御回路17は、ノイズ除去回路としてのフィルタ回路20、位相調整回路(PHC)21、位相同期回路(PLL)22、比較器23、定電圧制御回路(AVR)24、ダイオード25、比較器26、定電流制御回路(ACR)27、ダイオード28、加算器29、比較器30、及び立上りパルス生成回路31を有する。
上記フィルタ回路(FLT)20、位相調整回路21、及び位相同期回路22は、位相同期制御信号生成回路32を構成する。上記比較器23、定電圧制御回路24、ダイオード25、比較器26、定電流制御回路27、ダイオード28、及び加算器29は、順変換器制御信号生成回路33を構成する。上記比較器30、及び立上りパルス生成回路31は、ゲート信号生成回路34を構成する。
位相同期制御信号生成回路32は、同期信号VSYNに含まれる高調波ノイズを除去し、高調波ノイズが除去された同期信号VSYNのレベルのゼロクロス点を検出し、その同期信号VSYNのゼロクロス点を基準として、同期信号VSYNに同期した位相同期制御信号RECPLLを生成する。
次に、位相同期制御信号生成回路32の構成について説明する。図1に示すように、交流電源1の出力側のノード2aに電圧検出用変圧器VT1が設けられている。フィルタ回路20は、電圧検出用変圧器VT1で検出された同期信号VSYNから高調波ノイズを除去して出力する。すなわち、フィルタ回路20は、高周波ノイズを除去するノイズ除去回路を構成している。
フィルタ回路20としては、例えばバンドエリミネーションフィルタ、ローパスフィルタ等を採用することができる。バンドエリミネーションフィルタは、同期信号VSYNから、規定された周波数範囲の周波数成分を減衰し、それ以外の周波数成分を通過させるフィルタである。ローパスフィルタは、規定の周波数以上の周波数成分を減衰し、その規定の周波数より小さい周波数成分を通過させるフィルタであり、簡単な構成で、同期信号VSYNから高調波ノイズを除去することができる。
上記フィルタ回路20として、例えばローパスフィルタを採用した場合は、同期信号VSYNに位相の遅れが生じる場合があり、その位相の遅れを調整するために、位相調整回路21を設けることが好ましい。位相調整回路21は、フィルタ回路20のローパスフィルタにより高調波ノイズが除去された同期信号VSYNの位相を、交流電源1からの同期信号VSYNの位相に同期するように調整する。
詳細には、位相調整回路21は、キャパシタンスCのコンデンサ、抵抗値Rの抵抗等で構成された全帯域フィルタを備える。この全帯域フィルタは、位相θ、キャパシタンスC、抵抗値R、角周波数ωにより、数式(1)に示す位相特性を有している。この全帯域フィルタにより、フィルタ回路20での同期信号VSYNの位相の遅れを調節することが可能である。
[数1]
θ=2×tan−1(ωCR) …(1)
位相同期回路22は、フィルタ回路20から直接、又は位相調整回路21を介して送られた同期信号VSYN(S21)に基づいて、その同期信号VSYN(S21)に同期した位相同期制御信号RECPLLを生成する。詳細には、位相同期回路22は、同期信号VSYNのレベルのゼロクロス点を検出し、そのゼロクロス点を基準に同期した、例えば三角波状の波形の位相同期制御信号RECPLLを生成し、その位相同期制御信号RECPLLを比較器30に出力する。位相同期回路22は、例えば入力された2つの信号の位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、位相比較器からの信号が入力されるループフィルタと、ループフィルタからの出力電圧に応じて発振周波数を可変するVCO(電圧制御発振器)と、VCOの出力電圧を分周して位相比較器に出力する分周器とを有する。
順変換器制御信号生成回路33は、逆変換器15からの出力電圧VFBと、順変換器14への入力電流IFBとに基づいて、順変換器14の点弧位相を制御する順変換器制御信号RECECを生成する。
次に、順変換器制御信号生成回路33の各構成について説明する。図1に示すように、逆変換器15の出力側のノード5aに電圧検出用変圧器VT2が設けられている。順変換器14の入力側に電流検出用変流器CT1が設けられている。
比較器23は、電圧検出用変圧器VT2で検出された出力電圧VFBと、基準電圧設定器35による基準電圧VREFとを比較する。詳細には、比較器23は、基準電圧VREFと出力電圧VFBとの電圧差を示す信号を定電圧制御回路24に出力する。
定電圧制御回路24は、比較器23からの信号に基づいて、所定レベルの電圧信号を生成する。
比較器26は、電流検出用変流器CT1で検出された入力電流IFBと、基準電流設定器36による基準電流IREFとを比較する。詳細には、比較器26は、基準電流IREFと入力電流IFBとの電流差を示す信号を定電流制御回路27に出力する。
定電流制御回路27は、比較器26からの信号に基づいて、所定レベルの電流信号を生成する。
ダイオード25とダイオード28の出力信号は、加算器29によって定電圧制御回路24から出力された電圧信号と定電流制御回路27からの電圧信号とを一定レベルにクランプする。
ゲート信号生成回路34は、位相同期制御信号RECPLLと、順変換器制御信号RECECとに基づいて、順変換器14のサイリスタ14aを規定位相で点弧させるパルスを含むゲート信号RECGATEを生成する。詳細には、ゲート信号生成部34は、位相同期制御信号RECPLLと、順変換器14のサイリスタ14aの点弧位相を制御する順変換器制御信号RECECとの電圧差をとることにより、位相同期制御信号RECPLLの信号レベルと順変換器制御信号RECECの信号レベルとが一致するタイミングを高精度に検出し、この検出したタイミングを基に、サイリスタ14aを規定位相で高精度に点弧させるゲート信号RECGATEを生成する。
ゲート信号生成回路34の各構成について説明する。比較器30は、位相同期制御信号RECPLLと順変換器制御信号RECECとの電圧差を示す信号を生成する。
立上りパルス生成回路31は、比較器30からの信号S30の立上りタイミングを検出し、その立上りタイミングに同期した規定の幅のパルスを有するゲート信号RECGATEを生成する。また、ゲート信号生成回路34は、そのゲート信号RECGATEを、順変換器14のサイリスタ14aに出力する。
次に図2を参照して、本実施形態の誘導加熱装置の動作、主に高周波インバータ5の動作を説明する。図2では、本実施形態の三相交流のうち一相のみについて説明する。
誘導加熱装置の動作時、電圧検出用変圧器VT1では、交流電源1の出力電圧が同期信号VSYNとして検出される。本実施形態の同期信号VSYNには、図2(a)に示すように、高調波ノイズが重畳されている場合がある。
フィルタ回路20は、この高調波ノイズを含む同期信号VSYNから高調波ノイズを除去し、位相調整回路21は、フィルタ回路20からの同期信号VSYNの位相を調整し、信号S21として位相同期回路22に出力する。図2(b)に示すように、同期信号S21は、高調波ノイズが除去されて波形が正弦波状となっている。位相同期回路22は、同期信号S21のレベルのゼロクロス点P1を検出し、図2(c)に示すように、ゼロクロス点P1を基準に同期した三角波状の波形の位相同期制御信号RECPLLを生成し、位相同期制御信号RECPLLを比較器30に出力する。詳細には、信号S21のレベルがゼロクロス点P1のときに、位相同期制御信号RECPLLのレベルが0となる。上述したように、位相同期制御信号RECPLLの三角波の振幅は、同期信号S21の半周期に同期して規定されている。
一方、比較器23は、電圧検出用変圧器VT2で検出された出力電圧VFBと、基準電圧設定器35による基準電圧VREFとの電圧差を示す信号を生成し、定電圧制御回路24はその信号に基づいて、出力する電圧信号を所定レベルとなるように制御を行う。ダイオード25とダイオード28の出力信号は、加算器29によって定電圧制御回路24から出力された電圧信号と定電流制御回路27からの電流信号とを一定レベルにクランプする。比較器26は、電流検出用変流器CT1で検出された入力電流IFBと、基準電流設定器36による基準電流IREFとの差を示す信号を生成し、定電流制御回路27はその信号に基づいて、出力する電流信号を所定レベルとなるように制御を行う。そして、ダイオード25とダイオード28の出力信号は、加算器29によって定電圧制御回路24から出力された電圧信号と定電流制御回路27からの電流信号とを一定レベルにクランプして、図2(c)に示す順変換器制御信号RECECを生成する。
図2(c),(d)に示すように、ゲート信号生成部34は、位相同期制御信号RECPLLと、順変換器14のサイリスタ14aの点弧位相を制御する順変換器制御信号RECECとの電圧差をとることにより、位相同期制御信号RECPLLの信号レベルと順変換器制御信号RECECの信号レベルとが一致するタイミングP2を高精度に検出し、この検出したタイミングP2を基に、サイリスタ14aを規定位相で高精度に点弧させるゲート信号RECGATEを生成する。
詳細には、比較器30は、図2(d)に示すように、位相同期制御信号RECPLLと順変換器制御信号RECECとの電圧差を示す信号S30を生成する。詳細には、位相同期制御信号RECPLLのレベルがゼロから増加して、順変換器制御信号RECECのレベルと一致するとき(P2)に、信号S30がHレベルに立上り、その後、位相同期制御信号RECPLLのレベルが立ち下がるまで、信号S30はHレベルを保持し、位相同期制御信号RECPLLのレベルがゼロに立ち下がるとき(P3)に、信号S30はレベルがLレベル(ゼロ)となる。
立上りパルス生成回路31は、図2(e)に示すように、比較器30からの信号S30の立上りタイミング(P2)を検出し、その検出した立上りタイミング(P2)に同期した規定の幅のパルスを有するゲート信号RECGATEを生成する。このゲート信号RECGATEの点弧位相は約60°である。
順変換器14のサイリスタ14aでは、立上りパルス生成回路31からゲート信号RECGATEが入力されると、このゲート信号RECGATEに応じて点弧状態および消弧状態が高精度に制御される。
上記図2では、三相交流のうち一相のみについて説明したが、本実施形態の誘導加熱装置は、三相交流の各相について、それぞれ順変換器制御回路17、電圧検出用変圧器VT1,VT2、及び電流検出用変流器CT1が設けられており、図3に示すように、三相交流の各相それぞれについて同様な動作を行う。
詳細には、図3(a)に示すように、三相交流の出力電圧が同期信号VSYNとして検出される。三相交流の同期信号VSYNの各相には、図3(a)に示すように、高調波ノイズが重畳されている場合がある。この同期信号VSYNがフィルタ回路20に入力された後、位相調整回路21に入力されると、図3(b)に示すように、三相交流の各相で高調波ノイズが除去されて正弦波状の同期信号S21となる。
位相同期回路22は、この同期信号S21のレベルのゼロクロス点P1を検出し、図3(c)に示すように、ゼロクロス点P1を基準に同期した三角波状の波形の位相同期制御信号RECPLLを生成する。
順変換器制御信号生成回路33は、逆変換器15からの出力電圧VFB及び基準電圧VREFに応じた電圧信号と、順変換器14への入力電流IFB及び基準電流IREFに応じた電流信号とをダイオードクランプして、順変換器14のサイリスタ14aの点弧位相を規定するレベルの順変換器制御信号RECECを生成する。
次に、図3(d)に示すように、ゲート信号生成回路34は、位相同期制御信号RECPLLと、順変換器制御信号RECECとに基づいて、順変換器14のサイリスタ14aを規定の位相で点弧させるパルスを含むゲート信号RECGATEを生成する。図3(d)では、三相それぞれの相のゲート信号RECGATEをまとめて記載しているが、実際は、三相のうち各相それぞれについてゲート信号RECGATEが生成される。そして、この三相それぞれのゲート信号RECGATEが、順変換器14のサイリスタ14aそれぞれに送られることにより、順変換器14が高精度に位相制御される。
以上、説明したように、本実施形態では、順変換器制御回路17が、交流電源1の出力電圧に応じた同期信号VSYNに基づいて、順変換器14のサイリスタ14aの点弧位相を最適に制御する。詳細には、順変換器制御回路17は、同期信号VSYNに含まれる高調波ノイズを除去するフィルタ回路20と、同期信号VSYNのゼロクロス点に同期した位相同期制御信号RECPLLを生成する位相同期回路22と、順変換器制御信号RECECを生成する順変換器制御信号生成回路33と、位相同期制御信号RECPLLと、順変換器制御信号RECECとの差に基づいて、順変換器14のサイリスタ14aを所定の位相で点弧させるパルスを含むゲート信号RECGATEを生成するゲート信号生成回路34とを備える。
このため、交流電源からの同期信号VSYNに高調波ノイズが重畳されている場合であっても、順変換器制御回路17が、高調波ノイズを除去した同期信号のゼロクロス点P1を検出し、ゼロクロス点P1を基準に、当該ゼロクロス点P1に高精度に同期した位相同期制御信号RECPLLを生成することができる。順変換器制御回路17は、この位相同期制御信号RECPLLと、サイリスタ14aの点弧位相を制御する順変換器制御信号RECECとの電圧差をとることにより、位相同期制御信号RECPLLの信号レベルと順変換器制御信号RECECの信号レベルとが一致するタイミングP2を高精度に検出することができ、この検出したタイミングP2を基に、サイリスタ14aを規定位相で高精度に点弧させるゲート信号RECGATEを生成することができる。順変換器制御回路17がこのゲート信号RECGATEを順変換器14のサイリスタ14aに送ることにより、サイリスタ14aが高精度に規定位相で点弧し、交流電源1からの交流電力を高精度に直流電力に変換することにより、高調波成分を抑制することができる。逆変換器15は、この高調波成分が抑制された直流電力を基に交流電力を生成して加熱コイル7に出力する。
本実施形態では、順変換器14として6パルス整流器を採用しており、この場合、順変換器14のサイリスタ14aの点弧位相を約60°となるように高精度に制御することができる。
また、本実施形態では、フィルタ回路(ノイズ除去回路)20としてローパスフィルタを採用し、順変換器制御回路17が、ローパスフィルタにより高調波ノイズが除去された同期信号VSYNの位相を、交流電源1からの同期信号VSYNの位相に同期するように調整する位相調整回路21を備える。すなわち、位相調整回路21が、ローパスフィルタで高調波ノイズを除去した同期信号の位相を調整し、位相同期回路22が、その位相調整された同期信号に基づいて、同期信号VSYNのゼロクロス点P1に、より高精度に同期した位相同期制御信号RECPLLを生成することができる。順変換器制御回路17は、その位相同期制御信号RECPLLを用いて、順変換器14をより高精度に位相制御することができ、出力電圧への高調波の流出量をより低減することができる。
また、本実施形態の順変換器制御信号生成回路33は、逆変換器15からの出力電圧VFBと基準電圧VREFとの差に基づいて所定レベルの電圧信号を生成する定電圧制御回路24と、順変換器14への入力電流IFBと基準電流IREFとの差に基づいて所定レベルの電流信号を生成する定電流制御回路27と、電圧信号及び電流信号それぞれをダイオード25とダイオード28を介して、加算器29によって一定レベルにクランプすることで、順変換器制御信号RECECを生成するダイオードクランプ回路とを有する。
順変換器制御回路17は、この順変換器制御信号RECECと位相同期制御信号RECPLLに基づいて、簡単且つ高精度にゲート信号RECGATEを生成することができる。それゆえ、順変換器14にこのゲート信号RECGATEを送ることにより、順変換器14のサイリスタ14aを高精度に位相制御することができるとともに、出力電圧への高調波の流出量を抑制することが可能である。
また、順変換器14を、高精度に位相制御することができるので、高周波過電流などに起因する電源トリップを防止することが可能である。また、変圧器や調相設備等による、不要な振動の発生や異音の発生を防止することが可能である。また、照明設備のちらつきを防止することが可能である。
なお、高周波インバータは、例えば、高調波ガイドラインによる規制から、6.6kV受電の場合、総合電圧歪み率を5%以下に抑制することを要する。従来の誘導加熱装置では、下記の条件(1)〜(4)が複数重複した場合に、従来の高周波インバータが動作時に、高調波流出量が増大して、電力系統の歪みが出力側で拡大するという不具合が生じる虞がある。
(1)電力系統が極端に不均衡である場合、
(2)電力系統に電源周波数の奇数付近の共振周波数が存在する場合、
(3)誘導加熱装置を設置する同一構内に、他の大きな高調波発生源が存在する場合、
(4)電力系統から大きい高調波が流入する場合。
一方、本発明の誘導加熱装置は、上述したように順変換器制御回路17を備えるので、交流電源1からの同期信号VSYNに高調波ノイズが重畳されている場合であっても順変換器14を高精度に位相制御することができ、上記不具合を抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、図示の実施形態に限られるものではない。
位相同期制御信号生成回路32、順変換器制御信号生成回路33、及びゲート信号生成回路34それぞれの各構成要素は、上記実施形態に限られるものではない。
また、本実施形態では、交流電源1としては、三相交流電源を採用したが、この形態に限られるものではない。交流電源1として単相交流電源を採用してもよい。
1…交流電源、2…高圧受電盤、3…高調波フィルタ、4…変換装置用変圧器、5…高周波インバータ、6…高周波整合装置、7…加熱コイル、8…コントローラ、11…限流リアクトル、12a,12b…直列リアクトル、13a,13b…高調波コンデンサ、14…順変換器、14a…サイリスタ、15…逆変換器、15a…サイリスタ、16…直流リアクトル、17…順変換器制御回路、18…高周波整合変圧器、19…力率コンデンサ、20…ノイズ除去回路(フィルタ回路:FLT)、21…位相調整回路(PHC)、22…位相同期回路(PLL)、23…比較器、24…定電圧制御回路(AVR)、25…ダイオード、26…比較器、27…定電流制御回路(ACR)、28…ダイオード、29…加算器、30…比較器、31…立上りパルス生成回路、32…位相同期制御信号生成回路、33…順変換器制御信号生成回路、34…ゲート信号生成回路、CT1…電流検出用変流器、IFB…入力電流、IREF…基準電流、RECEC…順変換器制御信号、RECGATE…ゲート信号、RECPLL…位相同期制御信号、VFB…出力電圧、VREF…基準電圧、VSYN…同期信号、VT1…電圧検出用変圧器、VT2…電圧検出用変圧器。

Claims (3)

  1. 交流電源からの交流電力を、位相制御によって直流電力に変換する順変換器と、当該直流電力を所定周波数の交流電力に変換する逆変換器と、前記逆変換器からの交流電力を印加して誘導加熱を生じさせる加熱コイルと、前記交流電源の出力波形に応じた同期信号に基づいて、前記順変換器の点弧位相を制御する順変換器制御回路とを備え、
    前記順変換器制御回路は、
    前記同期信号に含まれる高調波ノイズを除去するノイズ除去回路と、
    前記高調波ノイズが除去された同期信号のゼロクロス点に同期した位相同期制御信号を生成する位相同期回路と、
    前記逆変換器からの出力電圧と、前記順変換器への入力電流とに基づいて、前記順変換器の点弧位相を制御する順変換器制御信号を生成する順変換器制御信号生成回路と、
    前記位相同期制御信号と前記順変換器制御信号との電圧差に基づいて、前記順変換器を規定の位相で点弧させるゲート信号を生成するゲート信号生成回路とを有することを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記ノイズ除去回路は、ローパスフィルタを有し、
    前記順変換器制御回路は、前記ローパスフィルタにより前記高調波ノイズが除去された同期信号の位相を、前記交流電源からの同期信号の位相に同期するように調整する位相調整回路を有することを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 前記順変換器制御信号生成回路は、
    前記逆変換器からの出力電圧と基準電圧との電圧差に基づいて所定レベルの電圧信号を生成する定電圧制御回路と、
    前記順変換器への入力電流と基準電流との電流差に基づいて所定レベルの電流信号を生成する定電流制御回路と、
    前記電圧信号及び前記電流信号をそれぞれダイオードクランプし、前記順変換器制御信号を生成する加算器と
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置。
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