JP6390925B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を基板に実装する部品実装装置に関する。
近年、スマートフォン又はタブレット端末に代表される電子機器の小型化及び高性能化の進展に伴い、これらの端末に使用される半導体素子などの部品の高密度化、電極端子の多ピン化、及び、狭ピッチ化の流れが加速している。そのため、基板に半導体素子を実装する実装装置においては、基板の限られた狭い領域に高精度で実装することが求められている。
通常、ダイボンディングと呼ばれる半導体実装方法においては、半導体素子の電極面に形成された認識マークと、基板の電極面に形成された認識マークとをカメラ等の認識手段によって読み取り、得られた相対位置情報に基づき位置合わせをした後、実装することにより、所定の精度に実装してきた。しかし、通常の実装装置においては、半導体素子の吸着ノズルが不透明な部材から成るため、吸着ノズルで半導体素子を吸着する前にCCDカメラなどで半導体素子の認識マークを認識していた。そのために、半導体素子を吸着ノズルで吸着する際の位置ずれが補正されずに、認識の位置からずれたまま実装されることになり、高精度化が図れないといった問題があった。
このような要求に対応するものとして、吸着ノズル内に光路方向変換部材が設けられ、吸着ノズルの側方に設けられた認識手段によって、吸着ノズルで吸着した半導体素子の認識マークを読み取ることにより、吸着による位置ずれを取得し、取得した位置ずれを補正して、実装の精度を向上する実装装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10Aは、特許文献1で提案されている半導体装置の実装装置101を概念的に示す構成図である。実装装置101は、半導体素子102を基板103に実装する装置である。半導体素子102には、複数の位置合わせ用の認識マーク104が形成されており、基板103には、複数の位置合わせ用の認識マーク105が、半導体素子102を実装する領域よりも外側に形成されている。半導体素子102を吸着保持する吸着ノズル106の内部には、光路方向変換手段としてプリズム109が設けられ、プリズム109の斜面109aで下方からの半導体素子102の認識マーク104及び基板103の認識マーク105の反射像を、全反射により、側方に方向変換するようになっている。光路におけるプリズム斜面109aの下部及び側部は、透明ガラスで構成されている。このため、認識マーク104と認識マーク105との位置情報を、吸着ノズル106の側方に設けられたCCDカメラ111で読み取ることができる。
図10Bは、図10Aの実装装置101における認識マーク104、105の位置合わせの一例を示す、半導体素子102と基板103との平面図である。図10Bに示すように、半導体素子102の認識マーク104と、その外側に位置する基板103の認識マーク105とが、CCDカメラ111の視野幅W以下の範囲内に配列するようにして、位置合わせが行われる。これらの認識マーク104、105を1視野で読み取ることにより、CCDカメラ111をX又はY方向に位置制御するだけで、焦点を合わせて、各認識マーク104、105を認識できるようになる。
前記のような実装装置101によれば、CCDカメラ111が吸着ノズル106の駆動軸とは分離して配置されているため、吸着ノズル106の中央部、すなわち吸着ノズル106が保持している半導体素子102の中央部で加圧できるようになり、中央部でモーメントを発生することがなくなり、接合時の位置ずれを防止して、実装精度を大幅に向上することができるとされている。特に微小な半導体素子(例えば、一辺が0.2〜0.5mmの正方形の半導体素子)において、位置合わせ及び接合を容易にできるとされている。
国際公開第2003/041478号
半導体装置の高密度化に対する進展は著しく、大容量のメモリ又はアプリケーションプロセッサ等の外形が大きな高機能半導体素子を、従来よりも高精度に実装することが求められる。
しかし、特許文献1に提案される半導体装置の製造装置においては、外形が大きな半導体素子を1視野で認識するために、CCDカメラの倍率を低倍率に設定する必要がある。しかしながら、画像の解像度が低下するため、認識精度が低下し、実装精度のばらつきが大きくなるといった問題があった。例えば、半導体素子の外形寸法が12mm×12mmの大型を用いるとともに倍率0.3倍のCCDカメラを用いた場合、1画素あたりの分解能が12〜15μmとなり、実装精度は±15〜±20μmとなる。
一方、大型の半導体素子102を1視野ではなく2視野で認識しようとした場合、認識マークを個々に認識するために、1台のCCDカメラ111をそれぞれの認識マークまで移動しなければならない。特に、12mm×12mmの大型部品の後に、1mm×1mmの部品を実装する場合にも、視野を部品のそれぞれの認識マークを個々に認識するために、1台のCCDカメラ111をそれぞれの認識マークの位置まで移動しなければならない。
しかし、CCDカメラ111を移動すると、移動時に発生する振動により認識精度が低下する。また、CCDカメラ111を一方向に移動するのみでは焦点が合わなくなるため、CCDカメラ111から半導体素子102上の認識マーク104までの光路長を一定に保つように、CCDカメラ111を移動させる必要がある。そのために、認識までの時間が長くなり、生産性に問題があった。
本発明の部品実装装置は、前記課題を鑑み、部品の外形サイズの変更の度に、光軸調整及び焦点距離合わせを行う必要がなく、非常に高い精度で短時間で基板に部品を実装することができる部品実装装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の1つの態様によれば、位置合わせ用の第1パターン特徴部及び第2パターン特徴部を有する部品を保持して、位置合わせ用の第1パターン特徴部及び第2パターン特徴部を有する基板に実装可能でかつ光学的に透過撮像可能な保持部材を下端に有するとともに、前記保持部材に至る第1貫通穴及び第2貫通穴を有する実装ヘッドと、
前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴の上方の前記実装ヘッドに配置されて、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴を通る第1撮像光路及び第2撮像光路を、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴の上方において前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴の貫通穴配列方向と交差する方向でかつ互いに異ならせる方向にそれぞれ反射させる第1反射光学系と、
前記第1撮像光路及び前記第2撮像光路のいずれか一方を、いずれか他方と同じ方向に反射させる第2反射光学系と、
前記保持部材及び前記実装ヘッドの前記第1貫通穴を通りかつ前記第1反射光学系で反射された前記第1撮像光路を利用して、前記保持部材で保持した前記部品の上面の前記第1パターン特徴部と前記基板の前記第1パターン特徴部と、前記保持部材及び前記実装ヘッドの前記第2貫通穴を通りかつ前記第1反射光学系及び前記第2反射光学系で反射された前記第2撮像光路を利用して、前記保持部材で保持した前記部品の上面の前記第2パターン特徴部と前記基板の前記第2パターン特徴部とを同時に撮像する撮像装置を有する撮像ユニットと、
前記部品の前記第1パターン特徴部及び前記第2パターン特徴部の位置に応じて前記撮像ユニットを前記貫通穴配列方向沿いに移動させて位置調整する移動調整装置とを備える、
部品実装装置を提供する。
本発明の前記態様によれば、部品の外形サイズの変更の度に、光軸調整及び焦点距離合わせを行う必要がなく、非常に高い精度で短時間で基板に部品を実装することができる。
本発明の第1実施形態にかかる部品実装装置による実装動作を説明するための一部縦断面図 第1実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの拡大平面図 第1実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの第1反射光学系付近の拡大縦断面図 第1実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの第1及び第2反射光学系付近の拡大縦断面図 第1実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドと撮像ユニットの平面図 第1実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの第1貫通穴と第2貫通穴とにより観察される、小さな部品と基板とのそれぞれのパターン特徴部を説明するための平面図 図2Aの場合における第1及び第2撮像光路と第1及び第2反射光学系との関係を説明するための説明図 第1実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの第1貫通穴と第2貫通穴とにより観察される、大きな部品と基板とのそれぞれのパターン特徴部を説明するための平面図 図2Cの場合における第1及び第2撮像光路と第1及び第2反射光学系との関係を説明するための説明図 第2実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの拡大平面図 第2実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの第1貫通穴と第2貫通穴とにより観察される、小さな部品と基板とのそれぞれのパターン特徴部を説明するための平面図 第2実施形態にかかる部品実装装置の撮像装置での認識エリアの説明図 第3実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドと撮像ユニットの平面図 第4実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドと撮像ユニットの平面図 第5実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの第1貫通穴と第2貫通穴とにより観察される、小さな部品と基板とのそれぞれのパターン特徴部を説明するための平面図 第6実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドにおいて第1及び第2撮像光路と第1反射光学系と2つの第2反射光学系との関係を説明するための説明図 第7実施形態にかかる部品実装装置の実装ヘッドの1つの貫通穴より観察される、微小な部品と基板とのそれぞれのパターン特徴部を説明するための平面図 図9Aの場合における第1撮像光路と第1及び第2反射光学系との関係を説明するための説明図 図9Aの場合における第2撮像光路と第1及び第2反射光学系との関係を説明するための説明図 特許文献1で提案されている半導体装置の実装装置を概念的に示す概略構成図 図10Aの実装装置における認識マークの位置合わせの一例を示す、部品と基板の平面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1Aは、本発明の第1実施形態における部品実装装置の構成を示す概略断面図である。図1Bは、部品実装装置の実装ヘッド1の反射光学系を露出させた状態での平面図である。図1C及び図1Dはそれぞれ反射光学系における撮像光路の反射状態を説明するための一部拡大された概略縦断面図である。図1Eは実装ヘッド1と撮像ユニット11との関係を示す平面図である。
図1A〜図1Eに示す本発明の第1実施形態における部品実装装置は、実装ヘッド1と、第1反射光学系61と、第2反射光学系62と、撮像ユニット11と、移動調整装置70とを備えて構成されている。
実装ヘッド1は、少なくとも、ヘッド本体部1aと、ヘッド本体部1aの下端に固定された保持部材5とで構成されている。保持部材5は、一例として吸着ノズル5で構成されている。吸着ノズル5は、部品2を保持し、保持した部品2を、ステージ12に保持された基板13に実装可能で、かつ光学的に透過撮像可能に透明な材料で構成されている。なお、部品2の保持方法は、例えば、真空吸着、静電気、又は、機械チャックが用いられる。ステージ12は、制御装置51の制御の下に公知の駆動装置などにより、上下方向(Z方向)と直交するXY方向及びZ方向回りのθ方向に移動可能としている。
部品2は、被実装部材の一例として機能し、例えばシリコーン、窒化ガリウム、又はシリコーンカーバイド等の不透明な材料から成る四角形の薄い板状部材のダイすなわちICチップなどが例示される。部品2の一方の面(図1Aでは上面)2aには、位置合わせ用認識マークの例として小さな正方形などの第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bが、例えば、正方形の部品2の少なくとも一対の対角位置に形成されている(図2A参照)。もう一方の面(図1Aでは下面)2bには、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、又はシリコーン樹脂などの熱硬化型接着剤、熱可塑性接着剤、導電性接着剤、又はクリームはんだで構成される接着層(図示せず)が形成されている。接着層は、接合層の一例である。
また、基板13は、例えばシリコーン、ガラス、ステンレス、又は樹脂基板などから成り、平面形状は、円形、又は矩形状などである。基板13の上面(図1Aでは上面)2aにも、位置合わせ用認識マークの例として小さなL字形状などの第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bが、例えば、四角形の基板13の部品実装位置付近でかつ部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの近傍の少なくとも一対の対角位置に形成されている(図2A参照)。
吸着ノズル5には、真空ポンプ41に接続された真空室(図示せず)と、真空室に接続された多数の吸引孔(図示せず)とがあり、吸引孔を介して部品2を真空保持可能としている。吸着ノズル5は、例えば、サファイヤ、石英、ガラス、又は耐熱プラスチックなどで構成されている。
ヘッド本体部1aは、直方体板形状のプリズムブロック71と、直方体板形状の冷却ブロック68と、直方体板形状のヒーターブロック67とで構成されている。プリズムブロック71内には、第1反射光学系61と第2反射光学系62とを配置している。第1反射光学系61と第2反射光学系62によって光路変換された画像が認識できる方向に撮像ユニット11が配置されている。
プリズムブロック71の下端面には冷却ブロック68が固定され、冷却ブロック68の下端面にはヒーターブロック67が固定され、ヒーターブロック67の下端面には、吸着ノズル5が固定されている。
ヒーターブロック67には、加熱装置の一例として機能するヒーター6が内蔵されて吸着ノズル5を介して部品2を加熱可能としている。このヒーター6による加熱は、部品2を基板13に実装したとき接着層を軟化したり、半田などの接合材を溶融させるために使用する。
冷却ブロック68は、冷却水などが循環する冷却通路(図示せず)が配置されて、ヒーターブロック67でのヒーター6によりヘッド本体部1aが加熱されないように冷却する。
冷却ブロック68及びヒーターブロック67には、上下方向に貫通して保持部材5の上面に至り、かつそれぞれ楕円形などの長穴の平面形状の第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bを上下方向に有している。部品2を保持した吸着ノズル5が基板13の実装位置の上方に位置するとき、第1貫通穴69aの下端開口内には、保持部材5を透過して、部品2の位置合わせ用の第1パターン特徴部3a及び基板13の第1パターン特徴部16aが検出可能に位置するとともに、第2貫通穴69bの下端開口内には、保持部材5を透過して、部品2の位置合わせ用の第2パターン特徴部3b及び基板13の第2パターン特徴部16bが検出可能に位置している(図2A参照)。
第1反射光学系61は、一例として、互いに180度異なる2つの反射面、すなわち第1反射面61aと第2反射面61bとを有する直方体形状の第1プリズム61で構成されている。第1反射光学系61は、このように反射プリズム又は反射ミラーで構成することができる。第1プリズム61は、実装ヘッド1のヘッド本体部1aの上部のプリズムブロック71内に収納され、かつ第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bの上方に配置されて、第1貫通穴69aの上端開口内には、第1反射光学系61の第1反射面61aが位置するとともに、第2貫通穴69bの上端開口内には、第1反射光学系61の第2反射面61bが位置している。よって、第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bを通る縦方向の第1撮像光路65及び第2撮像光路66を、2つの第1及び第2反射面61a,61bで、第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bの上方において第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bの貫通穴配列方向80と交差する方向(例えば直交する横方向)でかつ互いに異ならせる方向(例えば、180度異なる方向、すなわち、図1B及び図2Bでは右斜め下方向と左斜め上方向)にそれぞれ反射させることができる。
第2反射光学系62は、実装ヘッド1のヘッド本体部1aの上部のプリズムブロック71内に配置され、一例として、三角形板状の第2プリズム62で構成されている。第2反射光学系62は、このように反射プリズム又は反射ミラーで構成することができる。第2プリズム62は、図2Bに示すように、三角形の斜辺に相当する2つの側面、すなわち第1反射側面62aと第2反射側面62bとでそれぞれ90度に反射させることにより、第1撮像光路65及び第2撮像光路66のいずれか一方の撮像光路(例えば、図1Bでは第2撮像光路66)を、いずれか他方(例えば、図1Bでは第1撮像光路65)と同じ方向に反射させることができる。
撮像ユニット11は、一例として、それぞれカメラなどで構成される2つの撮像装置、すなわち第1及び第2撮像装置11a,11bを1つの撮像ステージ11cに固定して構成されている。撮像ステージ11cは、実装ヘッド1に対して相対的に移動可能に実装ヘッド1に連結部材14で連結され、実装ヘッド1と一体的に移動可能に配置している。よって、部品2を保持した吸着ノズル5が基板13の実装位置の上方に位置するとき、第1撮像装置11aには、吸着ノズル5で保持した部品2の上面の第1パターン特徴部3a及び基板13の第1パターン特徴部16aが、透明な吸着ノズル5を透過し、実装ヘッド1の第1貫通穴69aを貫通し、第1反射光学系61の第1反射面61aで90度だけ第1撮像装置11aに向けて反射された、第1撮像光路65を利用して入ることにより、撮像される。また、第2撮像装置11bには、吸着ノズル5で保持した部品2の上面の第2パターン特徴部3b及び基板13の第2パターン特徴部16bが、透明な吸着ノズル5を透過し、実装ヘッド1の第2貫通穴69bを貫通し、第1反射光学系61の第2反射面61bで90度だけ第2撮像装置11bとは反対側に一旦反射されたのち、第2反射光学系62の第1反射側面62aと第2反射側面62bとでそれぞれ90度反射されて第2撮像装置11bに向けられた、第2撮像光路66を利用して入ることにより、撮像される。第1反射光学系61の第1反射面61aから第1撮像装置11aに向けての第1撮像光路65と、第2反射光学系62の第2反射側面62bから第2撮像装置11bに向けての第2撮像光路66は平行である。このように構成することにより、部品2を保持した吸着ノズル5が基板13の実装位置の上方に位置するとき、吸着ノズル5で保持した部品2の上面の第1パターン特徴部3a及び基板13の第1パターン特徴部16aと部品2の第2パターン特徴部3b及び基板13の第2パターン特徴部16bとを第1撮像装置11aと第2撮像装置11bとで同時に撮像可能としている。このように、第1撮像光路65では、第1反射光学系61の第1反射面61aで1回反射され、第2撮像光路66では、第1反射光学系61の第2反射面61bと第2反射光学系62の第1反射側面62aと第2反射側面62bとの3回反射され、全体として合計4回反射されることになる。このように、実装ヘッド1の構成上、実装ヘッド1の真上には撮像装置が配置できず、実装ヘッド1の横に撮像装置を配置する場合には、部品側から撮像装置までの間で、反射光学系により、全体として偶数回反射させることにより、撮像装置で部品2と基板13との2つずつのパターン特徴部を同時に撮像することができる。
また、第1及び第2撮像装置11a,11bには、画像処理装置42が接続されており、第1及び第2撮像装置11a,11bと画像処理装置42とで画像認識装置の一例として機能する。第1及び第2撮像装置11a,11bで撮像された画像情報から、第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの位置及び基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bの位置を画像処理装置42で背景差分法などの公知の画像処理を行って読み取ることができる。保持された部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3b及び基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bの画像は、吸着ノズル5を透過したのち、第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bをそれぞれ貫通し、第1反射光学系61及び/又は第2反射光学系62によって第1及び第2撮像装置11a,11bの撮像面に方向変換し、第1及び第2撮像装置11a,11bに取り込まれて、部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの位置情報と基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bの位置情報とを画像処理装置42で読み取ることができる(図2A参照)。ここで、部品2上の2箇所の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの位置情報から、吸着ノズル5の重心の座標に対する部品2の相対座標を、位置ずれ量として、画像処理装置42に接続された位置算出部50で算出する。同様に、基板13上の2箇所の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bの位置情報から、ステージ12の重心の座標に対する基板13の相対座標を、位置ずれ量として、画像処理装置42に接続された位置算出部50で算出する。算出したそれぞれの情報は、制御装置51に出力される。なお、図2Aにおいて、左下の四角形の点線11a−Aは、第1パターン特徴部3a及び第1パターン特徴部16aを含む第1撮像装置11aの認識エリアであり、右上の四角形の点線11b−Bは、第2パターン特徴部3b及び第2パターン特徴部16bを含む第2撮像装置11bの認識エリアである。
実装ヘッド1には、さらに、ヘッド昇降駆動機構40と、ヘッド移動機構52とを備えている。
ヘッド昇降駆動機構40は、実装ヘッド1に対向するように設けられた基板13を保持するステージ12の平面に対し垂直方向(例えば上下方向すなわちZ方向)に実装ヘッド1を駆動する。
ヘッド移動機構52は、ヘッド昇降駆動機構40による実装ヘッド1の移動方向(例えば上下方向)と直交する横方向(例えばXY方向)に実装ヘッド1を移動可能としている。
制御装置51は、ヘッド昇降駆動機構40と、ヒーター6と、真空ポンプ41と、ヘッド移動機構52と、移動調整装置70と、画像処理装置42と、位置算出部50と、ステージ12とをそれぞれ駆動制御する。制御装置51は、画像処理装置42で認識され位置算出部50で算出された位置座標を基に、ヘッド昇降駆動機構40及びヘッド移動機構52さらにヒーター6と真空ポンプ41とをそれぞれ駆動制御して、部品2と基板13との位置合わせを行いつつ部品実装することができる。
移動調整装置70は、制御装置51での制御下に、第1及び第2撮像装置11a,11bが固定された撮像ステージ11cを、部品2の大きさ、具体的には、部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの位置に応じて、貫通穴配列方向80沿いに移動させて位置調整可能としている。移動調整装置70の例としては、エアシリンダなどのリニアアクチュエータ又はモータとリニアガイドとボールねじとで構成されて直線的に往復移動可能な直動装置で構成することができる。
移動調整装置70により撮像ユニット11を移動させて位置調整することについて、さらに詳しく説明する。
部品2の大きさが異なる場合、撮像ユニット11を移動して、第1反射光学系61及び第2反射光学系62における反射位置をそれぞれ変更することにより第1及び第2撮像光路65,66を平行移動させ、同じ2つの第1及び第2撮像装置11a,11bで、異なる位置での部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bを認識することができる。例えば、図2Aのような小さい部品2Aの場合、図2Bの点線及び図2Dの一点鎖線で示す第1撮像光路65A及び第2撮像光路66Aの部品2上でのそれぞれの位置は互いに接近しており、小さい部品2Aの第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bと基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部3bとを第1及び第2撮像装置11a,11bで同時に認識することができる。一方、図2Cのような大きな部品2Bの場合、図2Dの一点鎖線で示す第1撮像光路65A及び第2撮像光路66Aの位置から図2Dの点線で示す第1撮像光路65B及び第2撮像光路66Bまで、言い換えれば、撮像ユニット11を、一点鎖線の位置11Aから点線の位置11Bまで、矢印81で示すように、移動調整装置70で移動させる。こうすることにより、図2Dの点線で示す第1撮像光路65B及び第2撮像光路66Bのように、第1反射光学系61及び第2反射光学系62における反射位置をそれぞれ変更すれば、図2Dの点線で示す第1撮像光路65B及び第2撮像光路66Bの部品2上でのそれぞれの位置が互いに遠ざかり、大きい部品2Bの第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bと基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部3bとを第1及び第2撮像装置11a,11bで同時に認識することができる。ここで、一例として、小さい部品2Bの大きさは、1mm×1mmであり、大きい部品2Aの大きさは12mm×12mmである。
なお、移動調整装置70による撮像ユニット11の移動量は、例えば、小さい部品2Bの第1パターン特徴部3aの位置と、大きい部品2Aの第1パターン特徴部3aの位置との差に対応する寸法90だけ、撮像ユニット11を移動させればよい。
前記第1実施形態にかかる部品実装装置は、以下のように実装動作を行う。以下の一連の実装動作は、制御装置51により動作制御されている。
部品2を搭載する移載ステージ(図示しない)と、基板13を搭載するステージ12とが一定距離離れた位置に設けられている。実装ヘッド1は、移載ステージとステージ12との間の往復移動を可能にする水平方向のヘッド移動機構52と垂直方向のヘッド昇降駆動機構40を備えて、制御装置51でそれぞれ駆動制御している。撮像ユニット11は、実装ヘッド1の近傍の側方に移動調整装置70により移動調整可能に配置されている。
このような状態で、まず、制御装置51の制御の下で、移載ステージ上に搭載された部品2を移載ステージ用カメラ(図示せず)で部品2に形成された第1及び第2パターン特徴部3a,3bを認識し、制御装置51からの実装ヘッド1の位置情報を読み取る。
その後、第1及び第2パターン特徴部3a,3bの認識情報(第1及び第2パターン特徴部3a,3bの相対座標の位置情報)と実装ヘッド1の位置情報(実装ヘッド1の絶対座標の位置情報)とに基づき、ヘッド移動機構52とヘッド昇降駆動機構40との駆動制御により、移載ステージ上に搭載された部品2に対して実装ヘッド1をX、Y、及びθ方向(Z方向回りの回転方向)に位置合わせして下降させて、実装ヘッド1の吸着ノズル5を部品2に接触させ、真空吸着動作により実装ヘッド1の吸着ノズル5に保持される。なお、移載ステージに、それぞれの部品2が収納可能な凹形状になっているなどの位置合わせ機構がある場合は、第1撮像装置11a及び第2撮像装置11bを用いなくとも構わない。ここで、実装時間を短縮するために、実装ヘッド1は、ヒーター6により予め加熱していても構わない。
次に、制御装置51の制御の下で、制御装置51内に保持する記憶部に記憶されているステージ12上に搭載された基板13の部品実装位置の情報を基に、ヘッド移動機構52とヘッド昇降駆動機構40との駆動制御により、実装ヘッド1を基板13の部品実装位置の上方位置まで移動させて、第1貫通穴69a及び第2貫通穴69bからの第1撮像光路65及び第2撮像光路66上の第1撮像装置11aの認識エリア及び第2撮像装置11bの認識エリア内に部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bと基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bを入るようにする。
次に、制御装置51の制御の下で、第1撮像装置11aで部品2の第1パターン特徴部3aと基板13の第1パターン特徴部16aとを撮像すると同時に、第2撮像装置11bで部品2の第2パターン特徴部3bと基板13の第2パターン特徴部16bとを撮像する。
次に、制御装置51の制御の下で、撮像された画像を基に画像処理装置42での画像処理により、実装ヘッド1に保持された部品2上の2つの第1及び第2パターン特徴部3a,3bと基板13上の2つの第1及び第2パターン特徴部16a,16bとを同時に画像認識し、画像認識結果を基に、基板13に対する部品2の相対座標を位置算出部50により算出する。
次に、制御装置51の制御の下で、位置算出部50での算出結果に基づき、位置ずれを補正するように実装ヘッド1をヘッド移動機構52によりX、Y、θ方向に移動させ、又は/及びステージ12をX、Y、θ方向に移動させて位置調整したのち、基板13に部品2を加圧しながらヘッド昇降駆動機構40により下降させて実装する。ここで、実装ヘッド1の吸着ノズル5を伝って部品2の裏面の接着層にヒーター6の熱が伝わり、熱によって軟化した接着層は、基板13に押し当てられて接着される。
このような実装方法によれば、実装直前に、部品2の第1及び第2パターン特徴部3a,3bと基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bとの合計4個のパターン特徴部を2つの第1及び第2撮像装置11a,11bと画像処理装置42とで同時に撮像して画像認識するため、撮像装置で複数回の撮像動作をすることなく、一度の撮像動作でよいため、撮像処理時間を短縮することができ、認識精度ばらつきも減少させることが可能となり、かつ実装直前の部品2と基板13との位置情報に基づき実装できるため、非常に高い精度で実装することが可能になる。
また、部品2の大きさが異なる場合には、以下のような移動調整動作が必要となる。ここでは、一例として、図2B及び図2Cに示す小さな部品2Aについて実装動作を行ったのち、次いで、図2C及び図2Dに示す大きな部品2Bについて実装動作を行う場合について説明する。小さな部品2Aと大きな部品2Bとでは、部品2の第1及び第2パターン特徴部3a,3bの位置と基板13の第1パターン特徴部16a及び第2パターン特徴部16bの位置とが大きく異なるため、認識エリアを移動させる必要がある。
このため、まず、制御装置51の制御の下で、小さい部品2Bの第1パターン特徴部3aの位置と、大きい部品2Aの第1パターン特徴部3aの位置との差に対応する寸法90だけ、実装ヘッド1に対して撮像ユニット11すなわち第1及び第2撮像装置11a,11bを移動させる。具体的には、実装ヘッド1に対して撮像ユニット11を図2Dの一点鎖線の位置から図2Dの点線の位置までのように移動させる。
次いで、以後、部品2の保持、基板13の実装位置上方への移動、部品2と基板13との合計4つのパターン特徴部3a,3b,16a,16bの同時撮像及び認識処理及び位置算出を行ったのち、部品実装を行う。
なお、逆に、図2C及び図2Dに示す大きな部品2Bについて実装動作を行ったのち、次いで、図2B及び図2Cに示す小さな部品2Aについて実装動作を行う場合には、逆方向に移動調整して実装動作を行えばよい。
以上のように、第1実施形態によれば、部品2の外形サイズが大きくなっても、部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの位置に応じて、移動調整装置70により、2つの撮像装置11a,11bを一体的に一方向(貫通穴配列方向80)沿いに移動させて、第1反射光学系61及び第2反射光学系62における反射位置をそれぞれ変更すればよいだけで、細かな光軸調整及び焦点距離合わせを行う必要がない。このため、部品2の外形サイズ変更の度に、細かな光軸調整及び焦点距離合わせを行う必要がないので、非常に高い精度で短時間で基板13に部品2を実装することができる。また、大きな部品2でも、短時間で高精度に認識できるようになる。よって、部品2の外形サイズ変更を伴う生産機種切替に容易に対応することができ、多品種生産にも対応可能となる。
また、第1パターン特徴部3aと第2パターン特徴部3bとの画像情報を第1及び第2撮像装置11a,11bのそれぞれの認識エリア内に第1反射光学系61及び第2反射光学系62で同時に導いて、部品2の第1パターン特徴部3aと第2パターン特徴部3bとの位置座標と基板13の第1パターン特徴部16aと第2パターン特徴部16bとの位置座標とを画像処理装置42でそれぞれ求めることにより、部品2と基板13との平面方向の位置座標を位置算出部50でそれぞれ算出することができる。その結果、低倍率のカメラを用いなくとも、2つずつの第1パターン特徴部3a,16a同士及び第2パターン特徴部3b,16b同士が第1及び第2撮像装置11a,11bの各1つの視野で同時に観察できて4個のパターン特徴部3a,3b,16a,16bの解像度を高めることができ、外形が例えば12mm×12mmのように大きな部品であっても1mm×1mmの小さな部品であっても、非常に高い精度で、短時間で基板13に実装することができる。
(第2実施形態)
なお、本発明は前記第1実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、撮像ユニット11には、撮像装置11a,11bを2台備えるものに限定されるものではなく、1台の撮像装置11eでもよい。すなわち、図3に示すように、撮像ユニット11として1台の撮像装置11eを配置するとともに、三角形の反射プリズムなどで構成される第3反射光学系63a及び第4反射光学系63bとを撮像ユニット11に配置して、撮像装置11eと第3反射光学系63a及び第4反射光学系63bとが移動調整装置70で一体的に移動するように構成する。そして、第2撮像光路66は第1実施形態と同じであるが、第1撮像光路65に代わる第3撮像光路72としては、実装ヘッド1側から撮像ユニット11に入るところまでの光路は第1実施形態の第1撮像光路65と同じであるが、撮像ユニット11に入ったとき、第3反射光学系63aで第2撮像光路66側に90度反射されたのち、第2撮像光路66の近傍で第4反射光学系63bで90度反射させて撮像装置11eに入るように構成している。
よって、撮像装置11eの1つの認識エリア11fには、図4Aの部品2と基板13との2つの認識すべきエリア11g−A,11g−Bが、図4Bに示すように隣接されて表示されることになる。
この第2実施形態によれば、1台の撮像装置11eで2つの撮像光路56,66に適用できるため、構成がより簡単なものとなり、かつ、コストダウンを図ることができる。また、この第2実施形態によれば、複数の撮像装置同士の同期駆動が不要となり、高精度で認識が可能となりかつ撮像動作などのタクトを短縮することができる。
(第3実施形態)
実装ヘッド1の反射光学系から第1撮像装置11aに入る第1撮像光路65と第2撮像装置11bに入る第2撮像光路66とは、第1実施形態のように平行に限られるものではなく、図5に示すように、一定の固定した角度となっていてもよい。
この第3実施形態によれば、第1撮像装置11aと第2撮像装置11bとのレイアウトの自由度を向上させることができる。
(第4実施形態)
実装ヘッド1の反射光学系から第1撮像装置11aに入る第1撮像光路65と第2撮像装置11bに入る第2撮像光路66とは、第1実施形態のように平行であっても、第1撮像装置11aに対して、図6に示すように、第2撮像装置11bを90度異なる位相に配置するようにしてもよい。この場合、第2撮像光路66から第2撮像装置11bに入る直前に、三角プリズムなどの反射光学系73で90度反射させる必要がある。
この第4実施形態によれば、第1実施形態と組み合わせれば、第1実施形態を、撮像ユニット11の配置レイアウトによらず、適用することができる。
(第5実施形態)
また、部品2の第1パターン特徴部3a及び第2パターン特徴部3bの位置は、対角部に限られるものではなく、図7に示すように、一辺の中間部などの任意の部分にそれぞれ配置されていてもよい。
この第5実施形態によれば、第1〜第4の実施形態と組み合わせれば、第1〜第4の実施形態を細長い長方形部品などにも適用可能となり、部品形状の設計自由度を向上させることができる。
(第6実施形態)
第1撮像光路65は、第1反射光学系61のみで反射されるものに限らず、図8に示すように、第1反射光学系61と第2反射光学系75の底辺に相当する側面75aとで二回反射され、第2撮像光路66も、第1反射光学系61と第2反射光学系74の底辺に相当する側面74aとで二回反射されるようにしてもよい。第2反射光学系75,76は、それぞれ撮像光路を90度反射させる三角形の反射ミラー又はプリズムで構成することができる。
この第6実施形態によれば、反射光学系の配置レイアウトの自由度を向上させることができる。
(第7実施形態)
本発明は、第1貫通穴69aと第2貫通穴69bのように2つに分ける貫通穴に限らず、図9Aに示すように貫通穴69cのように1つの貫通穴で兼用するようにしてもよい。このようにすれば、構造がより簡素なものとなる。
また、図9Bに示すように、図9Aの構成において、第1プリズム61の第1反射面61cを実装ヘッド1の中心まで延ばしてもよい。そうすることで、第1撮像光路65Cは、吸着ノズル5で保持した部品2の上面の第1パターン特徴部3a及び基板13の第1パターン特徴部16aが、透明な吸着ノズル5を透過し、実装ヘッド1の1つの貫通穴69cを貫通し、第1反射面61cで90度だけ第1撮像装置11aに向けて反射することになる。よって、第1撮像光路65Cが実装ヘッド1の中心を通る構成にすることができる。なお、第2撮像光路を使用するときは、第1プリズム61の第2反射面61dを使用する。
なお、図9Cに示すように、図9Aの構成において、図9Bとは異なる例として、第2反射面61fを実装ヘッド1の中心まで延ばしてもよい。そうすることで、第2撮像光路66Cは、吸着ノズル5で保持した部品2の上面の第1パターン特徴部3a及び基板13の第1パターン特徴部16aが、透明な吸着ノズル5を透過し、実装ヘッド1の1つの貫通穴69cを貫通し、第2反射面61fで90度反射したのち、第1反射側面62aと第2反射側面62bとでそれぞれ90度に反射して第2撮像装置11bに向かうことになる。よって、第2撮像光路66Cが実装ヘッド1の中心を通る構成にすることができる。なお、第1撮像光路を使用するときは、第1プリズム61の第1反射面61eを使用する。
この第7実施形態によれば、第1実施形態のように2つの貫通穴69a,69bを使用する2つの視野での撮像に限らず、1つの貫通穴69cを使用する1つの視野で撮像することも可能になり、図9Aに示すように微小な半導体素子にも適用可能となる。
なお、各実施形態において、ステージ12に対する基板13の位置については、前記した撮像ユニットの撮像装置を使用することなく、基板位置認識用の別の撮像装置で撮像認識して位置座標を取得するようにしてもよい。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様に係る部品実装装置は、基板に対し部品を高精度に、短時間で実装する効果を有し、高速大容量メモリ、アプリケーションプロセッサ、CPUなどの大型の部品の実装時に使用する部品実装装置において特に有用である。
1 実装ヘッド
1a ヘッド本体部
2 部品
2a 上面
2b 下面
3a 第1パターン特徴部
3b 第2パターン特徴部
5 吸着ノズル
6 ヒーター
11 撮像ユニット
11a 第1撮像装置
11b 第2撮像装置
11c 撮像ステージ
11e 1つの撮像装置
11f 1つの認識エリア
11g−A,11g−B 認識すべきエリア
12 ステージ
13 基板
14 連結部材
40 ヘッド昇降駆動機構
41 真空ポンプ
42 画像処理装置
50 位置算出部
51 制御装置
52 ヘッド移動機構
61 第1反射光学系
61a 第1反射面
61b 第2反射面
62 第2反射光学系
62a 第1反射側面
62b 第2反射側面
63a 第3反射光学系
63b 第4反射光学系
64 三角プリズム
65 第1撮像光路
66 第2撮像光路
67 ヒーターブロック
68 冷却ブロック
69a 第1貫通穴
69b 第2貫通穴
70 移動調整装置
71 プリズムブロック
72 第3撮像光路
73 反射光学系
74 第2反射光学系
74a 側面
75 第2反射光学系
75a 側面
80 貫通穴配列方向
90 大小部品のパターン特徴部間の差に対応する寸法(移動量)

Claims (5)

  1. 位置合わせ用の第1パターン特徴部及び第2パターン特徴部を有する部品を保持して、位置合わせ用の第1パターン特徴部及び第2パターン特徴部を有する基板に実装可能でかつ光学的に透過撮像可能な保持部材を下端に有するとともに、前記保持部材に至る第1貫通穴及び第2貫通穴を有する実装ヘッドと、
    前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴の上方の前記実装ヘッドに配置されて、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴を通る第1撮像光路及び第2撮像光路を、前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴の上方において前記第1貫通穴及び前記第2貫通穴の貫通穴配列方向と交差する方向でかつ互いに異ならせる方向にそれぞれ反射させる第1反射光学系と、
    前記第1撮像光路及び前記第2撮像光路のいずれか一方を、いずれか他方と同じ方向に反射させる第2反射光学系と、
    前記保持部材及び前記実装ヘッドの前記第1貫通穴を通りかつ前記第1反射光学系で反射された前記第1撮像光路を利用して、前記保持部材で保持した前記部品の上面の前記第1パターン特徴部と前記基板の前記第1パターン特徴部と、前記保持部材及び前記実装ヘッドの前記第2貫通穴を通りかつ前記第1反射光学系及び前記第2反射光学系で反射された前記第2撮像光路を利用して、前記保持部材で保持した前記部品の上面の前記第2パターン特徴部と前記基板の前記第2パターン特徴部とを同時に撮像する撮像装置を有する撮像ユニットと、
    前記部品の前記第1パターン特徴部及び前記第2パターン特徴部の位置に応じて前記撮像ユニットを前記貫通穴配列方向沿いに移動させて位置調整する移動調整装置とを備える、
    部品実装装置。
  2. 前記第1撮像光路が前記第1反射光学系で反射される方向と、前記第2撮像光路が前記第1反射光学系で反射される方向とは、前記貫通穴配列方向と交差する方向でかつ互いに180度異なる方向であるとともに、前記第2撮像光路は前記第2反射光学系で90度ずつ2回反射されて、前記第1撮像光路と平行な光路となり、前記撮像ユニットに入る、
    請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記撮像ユニットは、前記第1撮像光路に備えられた第1撮像装置と、前記第2撮像光路に備えられた第2撮像装置とを備えて、前記第1撮像装置による前記第1撮像光路での撮像と前記第2撮像装置による前記第2撮像光路での撮像は同時に行われる、
    請求項1又は2に記載の部品実装装置。
  4. 前記撮像ユニットは、前記第1撮像光路及び前記第2撮像光路に備えられた撮像装置を備えて、前記第1撮像光路での撮像と前記第2撮像光路での撮像とを前記撮像装置で同時に行う、
    請求項1又は2に記載の部品実装装置。
  5. 前記第1貫通穴と前記第2貫通穴とは1つの貫通穴で兼用される、
    請求項1又は2に記載の部品実装装置。
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