JP6389410B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、ゴルフボールの空力特性の改良に関する。
ゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備えている。ディンプルは、飛行時のゴルフボール周りの空気の流れを乱し、乱流剥離を起こさせる。この現象は、「乱流化」と称される。乱流化によって空気のゴルフボールからの剥離点が後方にシフトし、抗力が低減される。乱流化によってバックスピンに起因するゴルフボールの上側剥離点と下側剥離点とのズレが助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。優れたディンプルは、よりよく空気の流れを乱す。優れたディンプルは、大きな飛距離を生む。
ディンプルの配置に、多面体が用いられている。この多面体は、ゴルフボールの仮想球に内接する。この仮想球の中心から半径方向に進む光線により、多面体の多数の辺が仮想球の表面に投影される。この投影により、仮想球の表面に多数の区画線が得られる。これらの区画線により、仮想球の表面が多数のユニット(球面多角形)に区画される。1つのユニットに多数のディンプルが配置され、ディンプルパターンが得られる。このディンプルパターンが、他のユニットに展開され、ゴルフボール全体のディンプルパターンが得られる。このディンプルパターンは、多面体パターンと称されている。多面体パターンは、多数の対称軸を有する。多面体パターンを有するゴルフボールが、特開平1−221185号公報に開示されている。
半球分割パターンと称されるディンプルパターンが、市販のゴルフボールに採用されている。このパターンの設計では、まず半球(仮想球の半分)が、複数の経線によって複数のユニットに区画される。それぞれのユニットの形状は、球面二等辺三角形である。1つのユニットに多数のディンプルが配置され、ディンプルパターンが得られる。このディンプルパターンが、他のユニットに展開される。展開は、北極点及び南極点を通過する線に対し、1つのユニットパターンが回転させられることで得られる。この回転により、ゴルフボール全体のディンプルパターンが得られる。このゴルフボールのパターンは、回転対称である。
特開2013−9906公報には、ディンプルがランダムに配置されたゴルフボールが開示されている。それぞれのディンプルの輪廓形状は、非円形である。このゴルフボールでは、ディンプルの合計面積の、ボール仮想球の表面積に対する比率が、大きい。この比率は、占有率と称される。ゴルフボールの飛距離性能は、占有率に相関する。このゴルフボールは、飛距離性能に優れている。
特開平1−221185号公報 特開2013−9906公報
多面体パターンでは、ディンプルの配置は、区画線の制約を受ける。多面体パターンでは、ディンプルが密に配置されにくい。多面体パターンを有するゴルフボールの飛距離性能は、十分ではない。
半球分割パターンでは、ディンプルの分布が不均一である。従って、半球分割パターンを有するゴルフボールの空力的対称性は、十分ではない。
特開2013−9906公報に開示されたゴルフボールも、空力的対称性に劣る。
本発明の目的は、飛距離性能及び空力的対称性に優れたゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備える。これらのディンプルの面積の標準偏差は、1.7mm以下である。これらのディンプルの合計面積の、ボール仮想球の表面積に対する比率は、80%以上である。これらのディンプルは、その輪廓が非円形であるディンプルを含む。仮想球に内接する正十二面体の辺が仮想球に投影されて得られる区画線により、仮想球の表面は、それぞれが下記数式(I)を満たす12のユニットに区画されうる。
−2 ≦ (Nt / 12) − Nu ≦ 2 (I)
この数式(I)において、Ntはディンプルの総数を表し、Nuは1つのユニットのディンプル数を表す。
好ましくは、それぞれのディンプルは、他のいずれのディンプルの輪廓形状とも異なる輪廓形状を有する。
好ましくは、ディンプルの総容積は、520mm以上720mm以下である。好ましくは、ディンプルの総数Ntは、300以上450以下である。
本発明に係るゴルフボールのディンプルパターン設計方法は、
仮想球に内接する正多面体の辺が上記仮想球に投影されて得られる区画線により、上記仮想球の表面を複数のユニットに区画するステップ、
1つのユニットに、母点を配置するステップ、
この母点を、全てのユニットに展開し、仮想球の表面に多数の母点を配置するステップ、
上記多数の母点に基づいたボロノイ分割によって、上記仮想球の表面に多数のボロノイ領域を想定するステップ、
上記ボロノイ領域のそれぞれの重心を算出し、これらの重心を新たな母点とするステップ、及び
上記多数の新たな母点に基づいたボロノイ分割によって、上記仮想球の表面に多数の新たなボロノイ領域を想定するステップ
を含む。
本発明に係るゴルフボールでは、大きな占有率と小さな標準偏差とが両立されている。従ってこのゴルフボールは、飛距離性能に優れる。このゴルフボールは、数式(I)を満たす。従ってこのゴルフボールは、空力的対称性にも優れる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された模式的断面図である。 図2は、図1のゴルフボールが示された拡大正面図である。 図3は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図4は、本発明に係る設計方法に用いられるメッシュが示された正面図である。 図5は、1つのユニットにおける母点が示された正面図である。 図6は、仮想球における母点が示された正面図である。 図7は、図6の母点がボロノイ領域と共に示された拡大図である。 図8は、図6の母点に基づいて得られたボロノイ領域のパターンが示された正面図である。 図9は、図8のパターンにスムージングが施されたパターンが示された正面図である。 図10は、図9のパターンの母点が示された正面図である。 図11は、図1のゴルフボールの一部が示された模式的拡大図である。 図12は、本発明の実施例2に係るゴルフボールが示された正面図である。 図13は、図12のゴルフボールが示された平面図である。 図14は、本発明の実施例3に係るゴルフボールが示された正面図である。 図15は、図14のゴルフボールが示された平面図である。 図16は、比較例1に係るゴルフボールが示された正面図である。 図17は、図16のゴルフボールが示された平面図である。 図18は、比較例2に係るゴルフボールが示された正面図である。 図19は、図18のゴルフボールが示された平面図である。 図20は、比較例3に係るゴルフボールが示された正面図である。 図21は、図20のゴルフボールが示された平面図である。 図22は、比較例4に係るゴルフボールが示された正面図である。 図23は、図22のゴルフボールが示された平面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されたゴルフボール2は、球状のコア4と、このコア4の外側に位置する中間層6と、この中間層6の外側に位置するカバー8とを備えている。このゴルフボール2は、その表面に多数のディンプル10を有している。ゴルフボール2の表面のうちディンプル10以外の部分は、ランド12である。このゴルフボール2は、カバー8の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。
このゴルフボール2の直径は、40mmから45mmが好ましい。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上が特に好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下が好ましい。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下が特に好ましい。
コア4は、ゴム組成物が架橋されることによって形成されている。ゴム組成物の基材ゴムとして、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。反発性能の観点から、ポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。
コア4のゴム組成物は、共架橋剤を含んでいる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムである。ゴム組成物が、共架橋剤と共に有機過酸化物を含むことが好ましい。好ましい有機過酸化物として、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。
コア4のゴム組成物が、充填剤、硫黄、加硫促進剤、硫黄化合物、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤、カルボン酸及びカルボン酸塩のような添加剤を含んでもよい。ゴム組成物が、合成樹脂粉末又は架橋されたゴム粉末を含んでもよい。
コア4の直径は30.0mm以上が好ましく、38.0mm以上が特に好ましい。コア4の直径は42.0mm以下が好ましく、41.5mm以下が特に好ましい。コア4が、2以上の層を有してもよい。コア4が、その表面にリブを有してもよい。コア4が中空であってもよい。
中間層6は、樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の好ましい基材ポリマーは、アイオノマー樹脂である。好ましいアイオノマー樹脂として、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂として、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。この二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。この二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとして、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。
アイオノマー樹脂に代えて、中間層6の樹脂組成物が他のポリマーを含んでもよい。他のポリマーとして、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン及びポリウレタンが例示される。樹脂組成物が、2種以上のポリマーを含んでもよい。
中間層6の樹脂組成物が、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等を含んでもよい。比重調整の目的で、この樹脂組成物がタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末を含んでもよい。
中間層6の厚みは0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上が特に好ましい。中間層6の厚みは2.5mm以下が好ましく、2.2mm以下が特に好ましい。中間層6の比重は0.90以上が好ましく、0.95以上が特に好ましい。中間層6の比重は1.10以下が好ましく、1.05以下が特に好ましい。中間層6が、2以上の層を有してもよい。
カバー8は、樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の好ましい基材ポリマーは、ポリウレタンである。樹脂組成物が、熱可塑性ポリウレタンを含んでもよく、熱硬化性ポリウレタンを含んでもよい。生産性の観点から、熱可塑性ポリウレタンが好ましい。熱可塑性ポリウレタンは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。
ポリウレタンは、分子内にウレタン結合を有する。このウレタン結合は、ポリオールとポリイソシアネートとの反応によって形成されうる。ウレタン結合の原料であるポリオールは、複数のヒドロキシル基を有する。低分子量ポリオール及び高分子量ポリオールが用いられうる。
ポリウレタン成分のイソシアネートとして、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートが例示される。特に、脂環式ジイソシアネートが好ましい。脂環式ジイソシアネートは主鎖に二重結合を有さないので、カバー8の黄変が抑制される。脂環式ジイソシアネートとして、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(HXDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)及びトランス−1,4−シクロヘキサンジイソシアネート(CHDI)が例示される。汎用性及び加工性の観点から、H12MDIが好ましい。
ポリウレタンに代えて、カバー8の樹脂組成物が他のポリマーを含んでもよい。他のポリマーとして、アイオノマー樹脂、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル及びポリオレフィンが例示される。樹脂組成物が、2種以上のポリマーを含んでもよい。
カバー8の樹脂組成物が、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等を含んでもよい。
カバー8の厚みは0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上が特に好ましい。カバー8の厚みは2.5mm以下が好ましく、2.2mm以下が特に好ましい。カバー8の比重は0.90以上が好ましく、0.95以上が特に好ましい。カバー8の比重は1.10以下が好ましく、1.05以下が特に好ましい。カバー8が、2以上の層を有してもよい。
ゴルフボール2が、中間層6とカバー8との間に、補強層を備えてもよい。補強層は、中間層6と堅固に密着し、カバー8とも堅固に密着する。補強層は、中間層6からのカバー8の剥離を抑制する。補強層の基材ポリマーとして、二液硬化型エポキシ樹脂及び二液硬化型ウレタン樹脂が例示される
図2は、図1のゴルフボール2が示された拡大正面図である。図3は、図2のゴルフボール2が示された平面図である。図3には、多数の区画線CSも画かれている。これら区画線CSは、ゴルフボールの仮想球(後に詳説)に内接する正十二面体に基づいて画かれている。この区画線CSは、仮想球の中心から放射状に進む光線により、正十二面体の辺が仮想球に投影されることで得られる。これらの区画線CSは仮想上の線であり、実際のゴルフボールでは区画線CSは視認されない。これらの区画線CSにより、仮想球の表面は、12のユニットUtに区画されている。
図2及び3から明らかなように、このゴルフボール2は、多数の非円形なディンプル10を備えている。これらディンプル10とランドとにより、ゴルフボール2の表面にパターンが形成されている。
このゴルフボール2では、ディンプル10が整然と並んではいない。このゴルフボール2は、互いに輪郭形状が異なる多数種類のディンプル10を備えている。これらのディンプル10により、大きなディンプル効果が達成される。ディンプル10の種類数は50以上が好ましく、100以上が特に好ましい。本実施形態では、それぞれのディンプル10は、他のいずれのディンプル10の輪郭形状とも異なる輪郭形状を有している。
このパターンの設計方法には、正十二面体に基づくボロノイ分割(Voronoi tessellation)が用いられる。この設計方法は、
(1)1つのユニットUtに、母点を配置するステップ、
(2)この母点を、全てのユニットUtに展開し、仮想球の表面に多数の母点を配置するステップ、
(3)上記多数の母点に基づいたボロノイ分割によって、上記仮想球の表面に多数のボロノイ領域を想定するステップ、
(4)上記ボロノイ領域のそれぞれの重心を算出し、これらの重心を新たな母点とするステップ、及び
(5)上記多数の新たな母点に基づいたボロノイ分割によって、上記仮想球の表面に多数の新たなボロノイ領域を想定するステップ
を含む。本願明細書では、ボロノイ分割により仮想球の表面に想定された領域が、「ボロノイ領域」と称される。
この設計方法は、効率の観点から、コンピュータとソフトウエアとが用いられて実施されることが好ましい。もちろん、手計算でも本発明は実施されうる。本発明の本質がコンピュータソフトウエアにあるわけではない。以下、この設計方法が詳説される。
この設計方法では、仮想球の表面が、多数の球面三角形14に分割される。分割は、前進先端法(advancing front method)に基づいてなされている。前進先端法が、「大学院情報理工学3 計算力学(伊藤耿一編、講談社発行)」の第195−197頁に開示されている。この分割により、図4に示されたメッシュ16が得られる。このメッシュ16において、三角形14の数は314086個であり、頂点の数は157045個である。それぞれの頂点は、セル(又はセルの中心)と定義される。このメッシュ16では、セルの数は157045個である。他の手法によって仮想球が分割されてもよい。セルの数は、10000個以上が好ましく、100000個以上が特に好ましい。
図5に示されるように、1つのユニットUtに母点20が配置される。この実施形態では、母点20のパターンは、ユニットUtの中心Oに対して回転対称である。回転角度は、72°である。ユニットUtに配置された円形ディンプルパターンのディンプル中心が、母点20とされてもよい。
図5に示されたユニットUtの母点20のパターンが、全てのユニットUtに複写される。複写された後の仮想球が、図6に示されている。本実施形態では、母点20の総数は、396である。
これらの母点20に基づいて、多数のボロノイ領域が想定される。図7には、ボロノイ領域22が示されている。図7において、母点20aは6個の母点20bと隣接している。符号24で示されているのは、母点20aと母点20bとを結ぶ線分である。図7には、6本の線分24が示されている。符号26で示されているのは、それぞれの線分24の垂直二等分線である。母点20aは、6本の垂直二等分線26で囲まれている。図7において白抜き円で示されているのは、垂直二等分線26と他の垂直二等分線26との交点である。この交点が仮想球の表面に投影された点は、球面多角形(例えば球面六角形)の頂点である。この投影は、仮想球の中心から放射される光線によってなされる。この球面多角形が、ボロノイ領域22である。仮想球の表面は、多数のボロノイ領域22に分割される。この分割の方法は、ボロノイ分割と称される。本実施形態では、母点20の数が396なので、ボロノイ領域22の数は396である。
垂直二等分線26に基づいてボロノイ領域22の輪郭を画定する計算は、複雑である。以下、簡便にボロノイ領域22が得られる方法が説明される。この方法では、図4に示されたメッシュ16において、それぞれのセルにおける、このセルとそれぞれの母点20との距離が算出される。これらの距離の中から、最も短い距離が選定される。この最も短い距離の対象となった母点20に、このセルが関連づけされる。換言すれば、このセルに最も近い母点20が選定される。なお、当該セルからの距離が大きいことが明らかである母点20との距離の計算が、省略されてもよい。
それぞれの母点20に関し、この母点20と関連づけされたセルの集合が想定される。換言すれば、この母点20を最も近い母点20とするセルの集合が想定される。この集合が、ボロノイ領域22とみなされる。こうして得られた多数のボロノイ領域22が、図8に示されている。図8では、当該セルと隣接する他のセルが、当該セルが属するボロノイ領域22とは異なるボロノイ領域22に属する場合に、当該セルが黒く塗りつぶされている。
図8から明らかなように、それぞれのボロノイ領域22の輪郭は、ジグザグである。この輪郭に、スムージング等が施される。典型的なスムージングは、移動平均である。3点移動平均、5点移動平均、7点移動平均等によるスムージングが採用されうる。
3点移動平均では、下記の3つのセルの座標が平均される。
(1)当該セル
(2)時計回りにおいて当該セルに最も近いセル
(3)反時計回りにおいて当該セルに最も近いセル
5点移動平均では、下記の5つのセルの座標が平均される。
(1)当該セル
(2)時計回りにおいて当該セルに最も近いセル
(3)反時計回りにおいて当該セルに最も近いセル
(4)時計回りにおいて当該セルに2番目に近いセル
(5)反時計回りにおいて当該セルに2番目に近いセル
7点移動平均では、下記の7つのセルの座標が平均される。
(1)当該セル
(2)時計回りにおいて当該セルに最も近いセル
(3)反時計回りにおいて当該セルに最も近いセル
(4)時計回りにおいて当該セルに2番目に近いセル
(5)反時計回りにおいて当該セルに2番目に近いセル
(6)時計回りにおいて当該セルに3番目に近いセル
(7)反時計回りにおいて当該セルに3番目に近いセル
移動平均で得られた座標を有する複数の点が、スプライン曲線で結ばれる。このスプライン曲線により、ループが得られる。ループの形成のとき、点の一部が間引かれてスプライン曲線が画かれてもよい。ループの拡大又は縮小がなされて、新たなループが得られてもよい。本発明では、このループも、ボロノイ領域22と称される。このようにして、図9に示された、ボロノイ領域22のパターンが得られる。
図9に示されたボロノイ領域22の、それぞれの重心が算出される。この重心は、新たな母点28である。多数の新たな母点28が、図10に示されている。図8に示されたボロノイ領域22の重心が、新たな母点28とみなされてもよい。
これらの新たな母点28に基づいたボロノイ分割によって、仮想球の上に多数の新たなボロノイ領域が想定される。このボロノイ領域の輪郭にスムージング等が施されてもよい。
新たな母点の決定と、新たなボロノイ領域の想定とが、繰り返される。繰り返しの数nが20であるときのループが、図2及び3に示されている。このループは、ボロノイ領域であり、かつディンプルである。
このループの外部に、ランドが割り当てられる。換言すれば、ボロノイ領域の輪郭の近傍にランドが割り当てられる。一方、ループの内部又はループの上にディンプルが割り当てられる。
図2及び3に示されたパターンでは、図9に示されたパターンに比べ、ボロノイ領域22のサイズのばらつきが小さい。ボロノイ分割の繰り返しは、サイズのばらつきを低減させる。図2及び3に示されたパターンを有するゴルフボール2は、飛距離性能に優れる。その理由は、多くのディンプル10が十分なディンプル効果を発揮するためである。飛距離性能の観点から、繰り返しの数nは5以上が好ましく、10以上がより好ましく、15以上が特に好ましい。
正十二面体以外の正多面体に基づいて初期の母点が決定され、この母点に基づくボロノイ分割により、ディンプルパターンが得られてもよい。正四面体、正六面体、正八面体及び正二十面体が、採用されうる。得られるユニットUtの数が多いとの観点から、正十二面体及び正二十面体が好ましい。
図11には、ディンプル10の中心及びゴルフボール2の中心を通過する平面に沿った断面が示されている。図11における上下方向は、ディンプル10の深さ方向である。図11おいて二点鎖線Spで示されているのは、仮想球である。仮想球Spの表面は、ディンプル10が存在しないと仮定されたときのゴルフボール2の表面である。ディンプル10は、仮想球Spの表面から凹陥している。ランド12は、仮想球Spの表面と一致している。
仮想球Spの表面は、この仮想球Spに内接する正十二面体の辺が仮想球Spに投影されて得られる区画線CSにより、それぞれが下記数式(I)を満たす12のユニットUtに区画されうる。
−2 ≦ (Nt / 12) − Nu ≦ 2 (I)
この数式(I)において、Ntはディンプル10の総数を表し、Nuは1つのユニットUtのディンプル数を表す。
上記数式(I)を満たすディンプルパターンでは、ユニットUt間の特性の相違が小さい。このパターンは、ボロノイ分割によって得られたにもかかわらず、正十二面体パターンの特性を引き継ぐ。このゴルフボール2は、空力的対称性に優れる。
図2及び3に示されたゴルフボール2のディンプル数Ntは、396である。従って、(Nt/12)は、33である。図3に示された12のユニットUtのうち、所属するディンプル10の数Ntが最も多いユニットUtの、ディンプル数Nu(max)は、35である。図3に示された12のユニットUtのうち、所属するディンプル10の数Ntが最も少ないユニットUtの、ディンプル数Nu(min)は、31である。従って、このパターンは、上記数式(I)を満たす。ディンプル数Nu(max)とディンプル数Nu(min)との差は、4である。
ディンプル数Nu(max)とディンプル数Nu(min)との差は3以下がより好ましく、2以下が特に好ましい。理想的には、この差はゼロである。
区画線CSと交差するディンプル10は、その重心に基づいて、所属するユニットUtが決定される。重心が属するユニットUtが、当該ディンプル10が属するユニットUtである。重心が区画線CSの上に属するディンプル10は、この区画線CSを挟んで存在する2つのユニットUtに、分割されて所属する。具体的には、一方のユニットUtのディンプル数Nuに1/2が加算され、他方のユニットUtのディンプル数Nuに1/2が加算される。正十二面体の頂点に重心が位置する場合、この頂点を有するそれぞれのユニットUtのディンプル数Nuに、1/3が加算される。
仮想球Spに内接する正十二面体は、無数に存在する。いずれかの正十二面体によって、上記数式(I)が満たされる分割がなされれば、足りる。本実施形態では、図3に示された区画線CSで仮想球Spが分割されたとき、上記数式(I)が満たされる。
正四面体、正六面体及び正八面体に基づく、ディンプルパターンでは、ユニットUtの数が少ない。従って、このパターンは、空力的対称性に劣る。正二十面体は、正十二面体とは双対である。従って、正十二面体によって区画されたユニットUt間の相違が小さいパターンでは、正二十面体によって区画されたユニット間の相違も小さい傾向がある。これらの観点から、本発明者は、正十二面体によって仮想球Spを区画し、空力的対称性と相関する指標とした。
図11において両矢印Dpで示されているのは、ディンプル10の深さである。この深さDpは、ディンプル10の最深部と仮想球Spとの距離である。ゴルフボール2のホップが抑制されるとの観点から、深さDpは0.10mm以上が好ましく、0.13mm以上がより好ましく、0.15mm以上が特に好ましい。ゴルフボール2のドロップが抑制されるとの観点から、深さDpは0.60mm以下が好ましく、0.55mm以下がより好ましく、0.50mm以下が特に好ましい。
ディンプル10の面積sは、無限遠からゴルフボール2の中心を見た場合の、ディンプル10の輪郭に囲まれた領域の面積である。本発明では、全てのディンプル10の面積の合計の、仮想球Spの表面積に対する比率は、占有率Soと称される。十分なディンプル効果が得られるとの観点から、占有率Soは80%以上が好ましく、82%以上がより好ましく、84%以上が特に好ましい。占有率Soは、95%以下が好ましい。このゴルフボール2は非円形ディンプル10を有しているので、大きな占有率Soが達成されうる。ディンプル10の総数Ntに対する非円形ディンプル10の数の比率は、50%以上が好ましく、70%以上が特に好ましい。図2及び3に示されたゴルフボール2では、占有率Soは100%である。
このゴルフボール2では、ディンプル10の面積の標準偏差σは、1.7mm以下である。標準偏差σがこの範囲であるゴルフボール2は、飛距離性能に優れる。その理由は、多くのディンプル10が十分なディンプル効果を発揮するためである。飛距離性能の観点から、標準偏差σは1.5mm以下がより好ましく、1.2mm以下が特に好ましい。ボロノイ分割が繰り返されることにより、小さな標準偏差σが達成されうる。
十分な占有率が達成されるとの観点から、ディンプル10の総数Ntは250個以上が好ましく、280個以上がより好ましく、300個以上が特に好ましい。個々のディンプル10が乱流化に寄与しうるとの観点から、総数N1は450個以下が好ましく、400個以下がより好ましく、380個以下が特に好ましい。
本発明において「ディンプルの容積」とは、仮想球Spとディンプル10の表面とに囲まれた部分の容積を意味する。ディンプル10の総容積は、520mm以上720mm以下が好ましい。総容積が520mm以上であるゴルフボール2では、ホップが抑制される。この観点から、総容積は540mm以上が特に好ましい。総容積が720mm以下であるゴルフボール2では、ドロップが抑制される。この観点から、総容積は680mm以下が特に好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
100質量部のハイシスポリブタジエン(JSR社の商品名「BR−730」)、30質量部のアクリル酸亜鉛、5質量部の酸化亜鉛、5質量部の硫酸バリウム、0.3質量部のビス(ペンタブロモフェニル)ジスルフィド及び1.05質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃で18分間加熱して、直径が39.7mであるセンターを得た。
50質量部のアイオノマー樹脂(デュポン社の商品名「サーリン8945」)及び50質量部の他のアイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミランAM7329」)を二軸混練押出機で混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を射出成形法にてコアの周りに被覆し、中間層を形成した。この中間層の厚みは、1.0mmであった。
二液硬化型エポキシ樹脂を基材ポリマーとする塗料組成物(神東塗料社の商品名「ポリン750LE)を調製した。この塗料組成物の主剤液は、30質量部のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂と、70質量部の溶剤とからなる。この塗料組成物の硬化剤液は、40質量部の変性ポリアミドアミンと、55質量部の溶剤と、5質量部の二酸化チタンとからなる。主剤液と硬化剤液との質量比は、1/1である。この塗料組成物を中間層の表面にスプレーガンで塗布し、23℃の雰囲気下で6時間保持して、補強層を得た。この補強層の厚みは、10μmであった。
100質量部の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(BASFジャパン社の商品名「エラストランXNY85A」)及び4質量部の二酸化チタンを二軸押出機で混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物から、圧縮成形法にて、ハーフシェルを得た。このハーフシェル2枚で、コア、中間層及び補強層からなる球体を被覆した。このハーフシェル及び球体を、共に半球状キャビティを備え、キャビティ面に多数のピンプルを備えた上型及び下型からなるファイナル金型に投入し、圧縮成形法にてカバーを得た。カバーの厚みは、0.5mmであった。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状を有するディンプルが形成された。このカバーの周りに二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が約42.7mmであり質量が約45.6gである実施例1のゴルフボールを得た。このゴルフボールの、ディンプル仕様の詳細が、下記の表1に示されている。
[実施例2−3及び比較例1−4]
ファイナル金型を変更し、ディンプルの仕様を下記の表1及び2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−3及び比較例1−4のゴルフボールを得た。
[フライトテスト]
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、チタン合金製のヘッドを有するドライバー(ダンロップスポーツ社の商品名「SRIXON Z−TX」、シャフト硬度:X、ロフト角:8.5°)を装着した。ヘッド速度が50m/secであり、打ち出し角度が約10.5°であり、バックスピンのレートが約2300rpmである条件でゴルフボールを打撃して、打撃地点からボールが静止した地点までの距離を測定した。POP回転及びPH回転での打撃を20回ずつ行い、それぞれについて飛距離の平均を算出した。この結果が、下記の表1−2に示されている。PH回転の軸は、両極点を通過する。POP回転の軸は、PH回転の軸と直交する。
Figure 0006389410
Figure 0006389410
表1−2に示されるように、各実施例のゴルフボールは、飛距離性能及び空力的対称性に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るゴルフボールは、ゴルフコースでのプレイ、ドライビングレンジでのプラクティス等に適している。
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・中間層
8・・・カバー
10・・・ディンプル
12・・・ランド
20、28・・・母点
22・・・ボロノイ領域

Claims (5)

  1. 仮想球に内接する正多面体の辺が上記仮想球に投影されて得られる区画線により、上記仮想球の表面を複数のユニットに区画するステップ、
    1つのユニットに、母点を配置するステップ、
    この母点を全てのユニットに展開し、仮想球の表面に多数の母点を配置するステップ、
    上記多数の母点に基づいたボロノイ分割によって、上記仮想球の表面に多数のボロノイ領域を想定するステップ、
    上記ボロノイ領域のそれぞれの重心を算出し、これらの重心を新たな母点とするステップ、及び
    上記多数の新たな母点に基づいたボロノイ分割によって、上記仮想球の表面に多数の新たなボロノイ領域を想定するステップ
    を含む、ゴルフボールのディンプルパターン設計方法。
  2. 上記ディンプルパターンが、多数のディンプルを備えており、
    上記ディンプルの面積の標準偏差が1.7mm以下であり、
    上記ディンプルの合計面積の、ボール仮想球の表面積に対する比率が、80%以上であり、
    上記ディンプルが、その輪廓が非円形であるディンプルを含んでおり、
    上記仮想球に内接する正十二面体の辺が上記仮想球に投影されて得られる区画線により、上記仮想球の表面が、それぞれが下記数式(I)を満たす12のユニットに区画されうる、請求項1に記載のディンプルパターン設計方法。
    −2 ≦ (Nt / 12) − Nu ≦ 2 (I)
    (上記数式(I)において、Ntはディンプルの総数を表し、Nuは1つのユニットのディンプル数を表す。)
  3. それぞれのディンプルが、他のいずれのディンプルの輪廓形状とも異なる輪廓形状を有する請求項2に記載のディンプルパターン設計方法。
  4. 上記ディンプルの総容積が520mm以上720mm以下である請求項2又は3に記載のディンプルパターン設計方法。
  5. 上記総数Ntが300以上450以下である請求項2から4のいずれかに記載のディンプルパターン設計方法。
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