JP6389094B2 - 緊急遮断弁 - Google Patents
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Description
[第1実施形態]
図1、図2を参照して、緊急遮断弁1は、所定以上の大きさの地震が発生したときや、流路Fを流れる流体(本実施例では水)の流速が所定以上の大きさに上昇したとき、流路Fを遮断する。緊急遮断弁1は、内部に流路Fを有する弁箱10を備える。図2の通り、緊急遮断弁1の流水方向Yの上流側及び下流側は、流路Fを構成する配管P1、P2に接続される。
揺動アーム20は、その一端で弁軸11に取り付けられて弁体12の回転と連動して揺動する。揺動アーム20は、弁軸11周りに実線位置と一点鎖線位置との間を揺動する。揺動アーム20が実線位置にあるとき、弁体12は流路Fを開放している開状態である。以下、この揺動アーム20の実線位置を開位置とする。
第2ロック解除アーム46は、第1アーム部461と、第2アーム部462と、第3アーム部463とからなる。第1アーム部461は、第1ロック解除アーム45と共通の支軸47aに回転可能に支持され、第2アーム部463は、第1ロック解除アーム45と共通の支軸47bに回転可能に支持され、第3アーム部463は、第1及び第2アーム部461、462を連結している。第2規制ピン42は、第2アーム部462に取り付けられている。
OR状態とは、地震感知機構5による地震の発生の感知、及び、流速感知機構7による流速の上昇の感知の少なくともいずれか一方があるとき、ロック機構3による弁体12のロックを解除する状態である。
AND機構とは、地震感知機構5による地震の発生の感知、及び、流速感知機構7による流速の上昇の感知の双方が同時にあるときだけ、ロック機構3による弁体12のロックを解除する状態である。
図6Bは、連結ピン90が取り外され、連結ピン90による第1ロック解除アーム45と第2ロック解除アーム46との連結が解除されている状態である。この状態では、第1及び第2ロック解除アーム45、46は互いに独立して作動する。
[OR状態]
図6Aのように、連結ピン90で第1及び第2ロック解除アーム45、46を連結しているとき、ロック解除機構4はOR状態である。ロック解除機構4がOR状態のときに、地震感知機構5が地震の発生を感知し、流速感知機構7が流速の上昇を感知していないとする。このときの動作を図9〜図11を参照して説明する。なお、図9、図10では、流速感知機構7の図示を省略している。
このとき、図8及び前述の通り、流速感知機構7のフラップ71(図7)が移動することでL字状フック83が作動し、第2ロック解除アーム46の一端側を押し下げる。第2ロック解除アーム46は、支軸47a周りに回転し、他端側に取り付けられた第2規制ピン42を上昇させ、規制孔43から規制解除孔44へと移動させる。このとき、連結ピン90が第1及び第2ロック解除アーム45、46を連結しているので、第1ロック解除アーム45の第1規制ピン41も規制孔43から規制解除孔44へ移動する。
図6Bのように、連結ピン90を取り外して第1及び第2ロック解除アーム45、46の連結を解除すると、ロック解除機構4はAND状態となる。ロック解除機構4がAND状態のときに、地震感知機構5が地震の発生を感知し、流速感知機構7が流速の上昇を感知していないとする。
このとき、流速感知機構7の流速の上昇の感知により第2ロック解除アーム46が作動して第2規制ピン42は規制孔43から離脱する。連結ピン90が取り外されているので、このとき第1ロック解除アーム45は動かない。即ち、第1ロック解除アーム45の第1規制ピン41が規制孔43に嵌ったままであり、ロックプレート31の回転規制は解除されない。言い換えると、ロック機構3による弁体12のロックは解除されず、流路Fが遮断されない。
このとき、地震感知機構5の地震の発生の感知により第1ロック解除アーム45が作動し、流速感知機構7の流速の上昇の感知により第2ロック解除アーム46が作動し、第1及び第2規制ピン41、42の双方が同時に規制孔43から離脱する。その結果、ロックプレート31の回転規制が解除される。即ち、ロック機構3による弁体12のロックが解除され、流路Fが遮断される。
以下、図12〜図14を参照して、本発明に係る緊急遮断弁1の第2実施形態について説明する。第1実施形態と同一または類似の構成については、同一の符号を付してその説明を可能な限り省略し、第1実施形態と相違する構成について説明する。
以上のように、緊急遮断弁1がスプリング式であってもよい。
10 弁箱
11 弁軸
12 弁体
2 付勢機構
20 揺動アーム
21 ウエイト
25 スプリング
26 シリンダケース
27 ピストンロッド
3 ロック機構
30 フック
31 ロックプレート(ロック部材の一例)
32 係止切欠き
35 揺動アーム
4 ロック解除機構
40 支軸
41 第1規制ピン(第1規制部材の一例)
41 第2規制ピン(第2規制部材の一例)
43 規制孔
45 第1ロック解除アーム(第1解除部材の一例)
46 第2ロック解除アーム(第2解除部材の一例)
5 地震感知機構
53 重り
55 カム(第1連動部材の一例)
6 復帰機構
7 流速感知機構
71 フラップ(受圧部材の一例)
83 L字状フック(第2連動部材の一例)
Claims (5)
- 流路を有する弁箱と、
前記弁箱に回転可能に支持された弁軸と、
前記弁軸に取り付けられ、前記流路を開放する開状態と前記流路を遮断する閉状態との間を回転する弁体と、
前記弁体を前記閉状態へ付勢する付勢機構と、
前記付勢機構による付勢に抗して前記弁体を開状態にロックするロック機構と、
地震の発生を無電源で感知する地震感知機構と、
前記流路を流れる流体の流速の上昇を無電源で感知する流速感知機構と、
前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するロック解除機構と、
前記ロック解除機構を、前記地震感知機構による地震の発生の感知及び前記流速感知機構による流速の上昇の感知の少なくともいずれか一方があるときに前記弁体のロックを解除する第1状態と、前記地震感知機構による地震の発生の感知及び前記流速感知機構による流速の上昇の感知の双方があるときにだけ前記弁体のロックを解除する第2状態と、に切り換えるための切換手段と、を備える、
ことを特徴とする緊急遮断弁。 - 前記ロック解除機構は、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するために、前記地震感知機構が地震の発生を感知したときに作動する第1解除部材と、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するために、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときに作動する第2解除部材と、を備え、
前記切換手段は、前記第1解除部材と前記第2解除部材とを解除可能に連結する連結部材を備え、
前記ロック解除機構は、前記連結部材が前記第1解除部材と前記第2解除部材とを連結しているとき前記第1状態になり、前記連結部材が前記第1解除部材と前記第2解除部材とを連結してないとき前記第2状態になる、
ことを特徴とする請求項1に記載の緊急遮断弁。 - 前記ロック機構は、前記付勢機構の付勢によって揺動する揺動アームに取り付けられたフックと、前記フックを係止するためのロック部材と、を備え、前記ロック部材により前記フックを係止して前記揺動アームを揺動しないようにすることで、前記弁体を開状態にロックし、
前記ロック解除機構は、前記ロック部材を回転可能に支持する支軸と、前記ロック部材に形成された規制孔と、前記第1解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第1規制部材と、前記第2解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第2規制部材と、を備え、
前記地震感知機構が地震の発生を感知したとき前記第1解除部材が作動して前記第1規制部材が前記規制孔から離脱し、
前記流速感知機構が流速の上昇を感知したとき前記第2解除部材が作動して前記第2規制部材が前記規制孔から離脱する、
ことを特徴とする請求項2に記載の緊急遮断弁。 - 流路を有する弁箱と、
前記弁箱に回転可能に支持された弁軸と、
前記弁軸に取り付けられ、前記流路を開放する開状態と前記流路を遮断する閉状態との間を回転する弁体と、
前記弁体を前記閉状態へ付勢する付勢機構と、
前記付勢機構による付勢に抗して前記弁体を開状態にロックするロック機構と、
地震の発生を無電源で感知する地震感知機構と、
前記流路を流れる流体の流速の上昇を無電源で感知する流速感知機構と、
前記地震感知機構が地震の発生を感知し、かつ、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときにだけ、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するロック解除機構と、を備える、
ことを特徴とする緊急遮断弁。 - 前記ロック機構は、前記付勢機構の付勢によって揺動する揺動アームに取り付けられたフックと、前記フックを係止するためのロック部材と、を備え、前記ロック部材により前記フックを係止して前記揺動アームを揺動しないようにすることで、前記弁体を開状態にロックし、
前記ロック解除機構は、前記ロック部材を回転可能に支持する支軸と、前記ロック部材に形成された規制孔と、前記地震感知機構が地震の発生を感知したときに作動する第1解除部材と、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときに作動する第2解除部材と、前記第1解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第1規制部材と、前記第2解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第2規制部材と、を備え、
前記地震感知機構が地震の発生を感知したとき前記第1解除部材が作動して前記第1規制部材が前記規制孔から離脱し、
前記流速感知機構が流速の上昇を感知したとき前記第2解除部材が作動して前記第2規制部材が前記規制孔から離脱し、
前記第1解除部材と前記第2解除部材とは互いに独立して作動する、
ことを特徴とする請求項4に記載の緊急遮断弁。
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JP2014206263A JP6389094B2 (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 緊急遮断弁 |
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JP2016075351A JP2016075351A (ja) | 2016-05-12 |
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2014
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