JP6389094B2 - 緊急遮断弁 - Google Patents

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Description

本発明は、弁体により流路を無電源で緊急遮断する緊急遮断弁に関する。
緊急遮断弁は、地震の発生を無電源で感知したときに流路を緊急遮断するものや(特許文献1)、流路内の流体の流速が上昇したことを無電源で感知したときに流路を緊急遮断するものがある(特許文献2)。また、特許文献3では、地震の発生及び流速の上昇の双方を無電源で感知できる緊急遮断弁が提案されている。
特開平9−144941号公報 特開2005−172074号公報 特開2014−62622号公報(段落0067欄)
ところで、地震が発生しても流路内の流体の流速が上昇しないこともあり、このようなときに流路を遮断しないで欲しいという要望がある。即ち、地震が発生しかつ流速が上昇したときにだけ流路を遮断して欲しいという要望がある。しかしながら、特許文献3の無電源式の緊急遮断弁は、地震の発生及び流速の上昇の少なくともいずれか一方を感知したときに流路を緊急遮断する構成であり、上記要望に答えらない。
さらに、無電源式の緊急遮断弁において、地震の発生及び流速の上昇のうち少なくともいずれか一方を感知したときに流路を遮断する状態(OR状態)と、双方を感知したときにだけ流路を遮断する状態(AND状態)に切換え可能な構成も望まれている。
なお、無電源式ではなく、地震計及び流速計を備える電気信号式の緊急遮断弁では、電気制御によってOR状態とAND状態とを切換えできるものはあるものの、地震の発生時には停電が予測されるので、作動しない可能性が高い。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、地震の発生及び流速の上昇を無電源で感知し、双方を感知したときだけ流路を遮断できる緊急遮断弁を提供し、さらに、少なくともいずれか一方を感知したとき流路を遮断する状態と、双方を感知したときだけ流路を遮断する状態とに切換え可能な緊急遮断弁を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る緊急遮断弁は、流路を有する弁箱と、前記弁箱に回転可能に支持された弁軸と、前記弁軸に取り付けられ、前記流路を開放する開状態と前記流路を遮断する閉状態との間を回転する弁体と、前記弁体を前記閉状態へ付勢する付勢機構と、前記付勢機構による付勢に抗して前記弁体を開状態にロックするロック機構と、地震の発生を無電源で感知する地震感知機構と、前記流路を流れる流体の流速の上昇を無電源で感知する流速感知機構と、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック解除機構を、前記地震感知機構による地震の発生の感知及び前記流速感知機構による流速の上昇の感知の少なくともいずれか一方があるときに前記弁体のロックを解除する第1状態と、前記地震感知機構による地震の発生の感知及び前記流速感知機構による流速の上昇の感知の双方があるときにだけ前記弁体のロックを解除する第2状態と、に切り換えるための切換手段と、を備える、ことを特徴とする。
好ましくは、前記ロック解除機構は、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するために、前記地震感知機構が地震の発生を感知したときに作動する第1解除部材と、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するために、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときに作動する第2解除部材と、を備え、前記切換手段は、前記第1解除部材と前記第2解除部材とを解除可能に連結する連結部材を備え、前記ロック解除機構は、前記連結部材が前記第1解除部材と前記第2解除部材とを連結しているとき前記第1状態になり、前記連結部材が前記第1解除部材と前記第2解除部材とを連結してないとき前記第2状態になる。
好ましくは、前記ロック機構は、前記付勢機構の付勢によって揺動する揺動アームに取り付けられたフックと、前記フックを係止するためのロック部材と、を備え、前記ロック部材により前記フックを係止して前記揺動アームを揺動しないようにすることで、前記弁体を開状態にロックし、前記ロック解除機構は、前記ロック部材を回転可能に支持する支軸と、前記ロック部材に形成された規制孔と、前記第1解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第1規制部材と、前記第2解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第2規制部材と、を備え、前記地震感知機構が地震の発生を感知したとき前記第1解除部材が作動して前記第1規制部材が前記規制孔から離脱し、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したとき前記第2解除部材が作動して前記第2規制部材が前記規制孔から離脱する。
さらに、本発明に係る緊急遮断弁は、流路を有する弁箱と、前記弁箱に回転可能に支持された弁軸と、前記弁軸に取り付けられ、前記流路を開放する開状態と前記流路を遮断する閉状態との間を回転する弁体と、前記弁体を前記閉状態へ付勢する付勢機構と、前記付勢機構による付勢に抗して前記弁体を開状態にロックするロック機構と、地震の発生を無電源で感知する地震感知機構と、前記流路を流れる流体の流速の上昇を無電源で感知する流速感知機構と、前記地震感知機構が地震の発生を感知し、かつ、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときにだけ、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するロック解除機構と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記ロック機構は、前記付勢機構の付勢によって揺動する揺動アームに取り付けられたフックと、前記フックを係止するためのロック部材と、を備え、前記ロック部材により前記フックを係止して前記揺動アームを揺動しないようにすることで、前記弁体を開状態にロックし、前記ロック解除機構は、前記ロック部材を回転可能に支持する支軸と、前記ロック部材に形成された規制孔と、前記地震感知機構が地震の発生を感知したときに作動する第1解除部材と、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときに作動する第2解除部材と、前記第1解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第1規制部材と、前記第2解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第2規制部材と、を備え、前記地震感知機構が地震の発生を感知したとき前記第1解除部材が作動して前記第1規制部材が前記規制孔から離脱し、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したとき前記第2解除部材が作動して前記第2規制部材が前記規制孔から離脱し、前記第1解除部材と前記第2解除部材とは互いに独立して作動する。
本発明によれば、地震の発生及び流速の上昇を無電源で感知し、双方を感知したときだけ流路を遮断できる緊急遮断弁を提供でき、さらに、少なくともいずれか一方を感知したとき流路を遮断する状態と、双方を感知したときだけ流路を遮断する状態とに切換え可能な緊急遮断弁を提供できる。
本発明に係る緊急遮断弁の一実施形態の正面図である。 図1の緊急遮断弁の側面図である。 緊急遮断弁の付勢機構(ウエイト式)を説明するための図である。 図1の緊急遮断弁のロック機構、ロック解除機構、地震感知機構、及び、復帰機構の構成を示す図である。 図4の平面図である。 切換手段によるロック解除機構のOR状態及びAND状態の切換えを説明するための図である。 図7Aは、流速感知機構のフラップを含む部分の平面図であり、図7Bは、図7Aの流速感知機構の正面図である。 流速感知機構のフラップの動作に連動する部分の側面図である。 地震を感知して流路を遮断する動作を説明する図である。 地震を感知して流路を遮断する動作を説明する図である。 ロックプレートとフックとの位置関係を説明する図である。 緊急遮断弁の付勢機構(スプリング式)を説明するための図である。 図12の付勢機構の部分断面図であり、図13Aではピストンロッドが開位置にあり、図13Bではピストンロッドが閉位置にある。 図12の付勢機構及びロック機構の一部を示す側面図であり、図14Aではピストンロッドが開位置にあり、図13Aではピストンロッドが閉位置にある。
以下、図面を参照して、本発明に係る緊急遮断弁について説明する。
[第1実施形態]
図1、図2を参照して、緊急遮断弁1は、所定以上の大きさの地震が発生したときや、流路Fを流れる流体(本実施例では水)の流速が所定以上の大きさに上昇したとき、流路Fを遮断する。緊急遮断弁1は、内部に流路Fを有する弁箱10を備える。図2の通り、緊急遮断弁1の流水方向Yの上流側及び下流側は、流路Fを構成する配管P1、P2に接続される。
弁軸11が弁箱10に回転可能に支持され、弁箱10を貫通している。弁箱10の内部には、弁体12(図1)が配置されている。弁体12は、バタフライ弁である。弁体12は、弁軸11に取り付けられて弁軸11の回転によって回転する。弁体12は、弁箱10の内部に形成された弁座に当接して流路Fを遮断する閉状態と、弁座から離間して流路Fを開放する開状態との間を回転する。図1は、開状態の弁体12を示す。
図3の通り、緊急遮断弁1は、弁体12を閉状態に付勢する付勢機構2を弁箱10の外側に備えている。本実施形態の付勢機構2は、揺動アーム20とウエイト21とを備えている。即ち、緊急遮断弁1は、ウエイト式である。
揺動アーム20は、その一端で弁軸11に取り付けられて弁体12の回転と連動して揺動する。揺動アーム20は、弁軸11周りに実線位置と一点鎖線位置との間を揺動する。揺動アーム20が実線位置にあるとき、弁体12は流路Fを開放している開状態である。以下、この揺動アーム20の実線位置を開位置とする。
揺動アーム20が一点鎖線位置にまで揺動すると、弁体12がこの揺動に連動して回転し、弁座に当接して流路Fを遮断する閉状態となる。以下、揺動アーム20の一点鎖線位置を閉位置とする。なお、揺動アーム20は、閉位置にあるときにストッパー22に当接している。
ウエイト21は、揺動アーム20の弁軸11と反対側に取り付けられている。ウエイト21は、その重量による付勢力で揺動アーム20を開位置から閉位置へ付勢し、それによって、弁体12を開状態から閉状態へ付勢している。しかしながら、後述するロック機構3が、揺動アーム20を開位置にロックすることで、弁体12を開状態にロックしている。
揺動アーム20には、補助アーム23が備えられている。補助アーム23は、その一端が回転軸24に取り付けられており、回転軸24周りに揺動する。回転軸24は、弁軸11と平行であり、弁軸11から離れた位置に設けられている。補助アーム23の他端にはウエイト21が取り付けられている。揺動アーム20の他端側には、揺動アーム20の長さ方向にのびる移動孔20aが形成され、ウエイト21は当該移動孔20aに沿って移動可能である。
図3の通り、揺動アーム20が開位置にあるときに、ウエイト21が移動孔20aの弁軸11に近接した端部に位置している。ウエイト21を弁軸11に近接させることで、ウエイト21の重量による弁軸11周りのモーメントが小さくなり、それによって、後述のロック機構3が揺動アーム20を開位置にロックするために必要な力を小さくしている。
揺動アーム20が閉位置へ揺動して弁体12を閉状態に回転させる際、補助アーム23は、弁軸11とは異なる回転軸24周りに揺動することで、ウエイト21を移動孔20aに沿って移動させて弁軸11から離間させる。即ち、補助アーム23は、ウエイト21の重量による弁軸11周りのモーメントを増大させている。そして、揺動アーム20が閉位置に位置し、弁体12が閉状態にあるとき、ウエイト21が移動孔20aの弁軸11から離間した側の端部にある。それによって、弁体12が流路Fを遮断する力を増大させている。
なお、緊急遮断弁1は、弁体12が閉状態に回転するときの衝撃を緩和するための緩衝装置13と、弁軸11を回転操作するためのハンドル14(図1)とを備えている。
緊急遮断弁1は、付勢機構2による付勢に抗して弁体12を開状態にロックするロック機構3と、ロック機構3による弁体12のロックを解除するロック解除機構4とを備えている。
図4にロック機構3、ロック解除機構4の正面図が示され、図5に図4の平面図が示されている。ロック機構3は、揺動アーム20に設けられたフック30と、フック30を係止するためのロックプレート31(ロック部材の一例)と、を備えている。フック30は、図3の通り、側面視でくの字に湾曲した形状であり、揺動アーム20にボルト固定されている。ロックプレート31には係止切欠き32が形成されている。揺動アーム20が開位置にあるとき、フック30が係止切欠き32に挿入されている。揺動アーム20はウエイト21の重力付勢により閉位置へ揺動しようとするが、フック30が係止切欠き32に係止されているので、開位置にロックされる。それによって、弁体12が開状態にロックされる。
図4、図5を参照して、ロック解除機構4は、ロックプレート31を回転可能に支持する支軸40と、ロックプレート31の回転を規制する第1規制ピン41(第1規制部材の一例)及び第2規制ピン42(第2規制部材の一例)とを備える。ロック解除機構4は、ロックプレート31に形成され、第1及び第2規制ピン41、42が着脱可能に嵌る規制孔43と、規制孔43から抜け出た第1及び第2規制ピン41、42の移動を許容する規制解除孔44とを有している。図4の通り、規制解除孔44は、支軸40を中心とする円弧状に形成されており、規制孔43は、規制解除孔44の一端から、支軸40を中心とする円の径方向にのびるように形成されている。
さらに、ロック解除機構4は、一端側で第1規制ピン41を支持し、ロック機構3による弁体12のロックを解除するために作動する第1ロック解除アーム45(第1解除部材の一例)と、一端側で第2規制ピン42を支持し、ロック機構3による弁体12のロックを解除するために作動する第2ロック解除アーム46(第2解除部材の一例)を備える。なお、図4において、第2ロック解除アーム46は、第1ロック解除アーム45の背面にある。第1ロック解除アーム45は地震感知用で、第2ロック解除アーム46は流速感知用である。図5の通り、第1ロック解除アーム45はロックプレート31の一方面側に設けられ、第2ロック解除アーム46はロックプレート31の他方面側に設けられている。
図4を参照して、第1ロック解除アーム45は、第1アーム部451と、第2アーム部452と、第3アーム部453とからなる。第1アーム部451は、支軸47aに回転可能に支持され、第2アーム部453は、支軸47bに回転可能に支持され、第3アーム部453は、第1及び第2アーム部451、452を連結している。第1規制ピン41は、第2アーム部452に取り付けられている。
第2ロック解除アーム46は、第1アーム部461と、第2アーム部462と、第3アーム部463とからなる。第1アーム部461は、第1ロック解除アーム45と共通の支軸47aに回転可能に支持され、第2アーム部463は、第1ロック解除アーム45と共通の支軸47bに回転可能に支持され、第3アーム部463は、第1及び第2アーム部461、462を連結している。第2規制ピン42は、第2アーム部462に取り付けられている。
揺動アーム20及びウエイト21の重量がフック30を介してロックプレート31に作用し、ロックプレート31を回転させようとするが、第1及び第2規制ピン41、42が規制孔43に嵌っていることから、ロックプレート31の回転は規制されている。それによって、ロック機構3による弁体12のロック状態が保持されている。
さらに、緊急遮断弁1は、無電源で地震の発生を感知する地震感知機構5を備えている。地震感知機構5は、回転可能に支持された回転体50を備えており、回転体50には支持アーム51と係止ピン52とが設けられる。支持アーム51の先端には重り53が取り付けられる。重り53は重力により下降しようとするが、係止ピン52が掛金54に係止されて、回転体50が回転できないため、重り53は当該位置に保持されている。以下、重り53がこのように保持される位置を待機位置という。また、カム55(第1連動部材の一例)が回転体50に取り付けられ、重り53の動作に連動して動くようになっている。カム55は、第1ロック解除アーム45の第1規制ピン41とは反対側の端部上方に位置している。より具体的には、カム55は、第1ロック解除アーム45の第1アーム部451の真上に位置しており、第2ロック解除アーム46の第1アーム部461の真上にはない。
さらに、地震感知機構5は、吊り下げ支持された振り子56と、上下に震動可能に設けられたスプリング57と、掛金54を押し上げるための作動子58とを備える。
地震が発生したときに、地震の振動によって、振り子56及びスプリング57の双方または一方が振動する。地震の振動(地震の大きさ)が設定値以上のとき、作動子58が振り子56またはスプリング57の振動により作動し、掛金54を押し上げる。それによって、掛金54による係止ピン52の係止が解かれ、重り53が自重により待機位置から所定の位置(以下、感知位置という)まで下降する。
このように、地震感知機構5は、地震の振動によって重り53が待機位置から感知位置まで下降することにより地震を感知する。地震感知機構5は、上記から明らかなように、地震計などを用いず無電源で地震を感知できる。
地震感知機構5は、一度地震を感知して重り53が待機位置から感知位置まで下降すると、再び重り53を待機位置に戻さない限り地震を感知することができない。そこで、緊急遮断弁1は、重り53を待機位置にまで戻して、地震感知機構5を地震感知できる状態に復帰させるために復帰機構6を備える。この復帰機構6の構成は、特許文献3と同様の構成であるためその説明は省略する。
さらに、緊急遮断弁1は、図2の通り、流路Fを流れる流体の流速が所定以上に上昇したことを感知する流速感知機構7を備えている。流速感知機構7は、内部に流路Fを有する本体部70を備えている。本体部70は、その流入側が配管P1に接続され、流出側が弁箱10に接続されている。
図7A、図7Bを参照して、流速感知機構7の詳細について説明する。流速感知機構7は、本体部70内に配置されたフラップ71(受圧部材)を備えている。フラップ71は、鉛直方向に延設されたスピンドル72の下端に支持されている。スピンドル72は、本体部70を貫通しており、鉛直軸周りに回転可能に本体部70に支持されている。
図7Aを参照して、スピンドル72の上端には、スピンドル72の中心からスピンドル72の径方向に延設された第1アーム部731、第2アーム部732、及び、第3アーム部733が設けられている。さらに、フラップ71を付勢するための付勢手段としてのスプリング74(図7B)が、圧縮された状態でスプリングケース75に収納されている。
スプリング74の一端側には調整ボルト76が設けられ、スプリング74をスプリングケース75内で圧縮している。スプリング74の他端側には付勢ロッド77が設けられており、スプリング74の付勢力によって第1アーム部731の先端にあるピン731aを付勢している。スピンドル72は軸周りに回転しようとするが、第2アーム部732がストッパー78に当接しているので、回転が規制されている。それによって、フラップ71は、流水方向Yと反対方向に付勢された状態となっている。
第3アーム部733の先端には、長尺状の伝達ロッド79の一端が取り付けられている。図8に、流速感知機構7の伝達ロッド79の他端側の構成が開示されている。伝達ロッド79の他端は、図4のロック機構3、ロック解除機構4、地震感知機構5、及び、復帰機構6を支持しているプレート80の背面側に位置する。連結ジョイント81が設けられており、伝達ロッド79とスペーサ82とを連結している。さらに、L字状フック83(第2連動部材の一例)が、プレート80の背面に固定されたベース84に支軸85を介して回転可能に取り付けられている。L字状フック83は、一片部831と他辺部832とからなり、これらの接合部分に支軸85が差し込まれている。一片部831は、スペーサ82に取り付けられている。
図4、図8を参照して、L字状フック83の他辺部832は、プレート80に形成された開口部86に挿通されており、第2ロック解除アーム46の第1アーム部461の上方に位置し、第2規制ピン42とは反対側に位置している。なお、L字状フック83の他辺部832は、第2ロック解除アーム46の真上に位置しており、第1ロック解除アーム45の真上に位置していない。
図7を参照して、流路F内の流体の流速が所定以上に上昇すると、フラップ71に作用する流体の力がスプリング74の付勢力より大きくなり、フラップ71が移動する。それによって、スピンドル72が回転して、第3アーム部733に取り付けられた伝達ロッド79が直線状に移動する。なお、フラップ71が移動し始めるときの流速の大きさの調整は、調整ボルト76でスプリング74の圧縮量を変化させることにより可能である。
次いで、図8の通り、上記の伝達ロッド79の移動によって、スペーサ82及びL字状フック83が支軸85周りに回転する(一点鎖線参照)。このようにして、フラップ71の移動に連動してL字状フック83が移動する構成により、流速が調整ボルト76、スプリング74で調整した設定値以上に上昇したことを無電源で感知できる。
図4、図6Aを参照して、緊急遮断弁1は、ロック解除機構4の状態を切り換える切換手段9を備えている。この切換手段9によって、ロック解除機構4は、OR状態(第1状態)とAND状態(第2状態)との2つの状態に切り換わる。
OR状態とは、地震感知機構5による地震の発生の感知、及び、流速感知機構7による流速の上昇の感知の少なくともいずれか一方があるとき、ロック機構3による弁体12のロックを解除する状態である。
AND機構とは、地震感知機構5による地震の発生の感知、及び、流速感知機構7による流速の上昇の感知の双方が同時にあるときだけ、ロック機構3による弁体12のロックを解除する状態である。
切換手段9は、本実施形態では、第1ロック解除アーム45と第2ロック解除アーム46とを解除可能に連結する連結ピン90(連結部材の一例)を備える。連結ピン90は、第1及び第2ロック解除アーム45、46の第3アーム部453、463のそれぞれに形成された挿通孔に挿通されることで、第1及び第2ロック解除アーム45、46を連結する。
図6Aは、連結ピン90が第1ロック解除アーム45と第2ロック解除アーム46とを連結している状態である。この状態では、第1及び第2ロック解除アーム45、46は一体的に作動する。
図6Bは、連結ピン90が取り外され、連結ピン90による第1ロック解除アーム45と第2ロック解除アーム46との連結が解除されている状態である。この状態では、第1及び第2ロック解除アーム45、46は互いに独立して作動する。
次に、上記構成の緊急遮断弁1の動作について説明する。
[OR状態]
図6Aのように、連結ピン90で第1及び第2ロック解除アーム45、46を連結しているとき、ロック解除機構4はOR状態である。ロック解除機構4がOR状態のときに、地震感知機構5が地震の発生を感知し、流速感知機構7が流速の上昇を感知していないとする。このときの動作を図9〜図11を参照して説明する。なお、図9、図10では、流速感知機構7の図示を省略している。
図9を参照して、重り53は、所定以上の大きさの地震によって上記のようにして待機位置から図9Bに示す感知位置にまで下降する。カム55は、重り53の下降に連動して作動して第1ロック解除アーム45の一端側を押し下げる。第1ロック解除アーム45は支軸47a周りに回転し、他端側に取り付けられた第1規制ピン41を上昇させ、規制孔43から規制解除孔44へと移動させる。
このとき、連結ピン90が第1及び第2ロック解除アーム45、46を連結しているので、第2ロック解除アーム46は第1ロック解除アーム45に連動してこれと同じ動きをする。即ち、第1ロック解除アーム45の第1規制ピン41の規制孔43からの離脱に伴い、第2ロック解除アーム46の第2規制ピン42も規制孔43から離脱する。
第1及び第2規制ピン41、42の規制孔43からの離脱によって、ロックプレート31は、回転規制が解除され、規制解除孔44により規定される範囲内で回転可能になる。ロックプレート31は、回転規制が解除されると揺動アーム20及びウエイト21の重量を受きれなくなってしまう。その結果、係止切欠き32によるフック30の係止が解除され、揺動アーム20は図10Aに示すように開位置から閉位置に向かって揺動し始める。
揺動アーム20に取り付けられたフック30は、揺動アーム20が閉位置へ揺動する際、ロックプレート31を回転させながら係止切欠き32から抜け出ていく。まず、図11A〜図11Cに示すように、ロックプレート31の回転とともに、くの字状のフック30の一方部が係止切欠き32から抜け出で始める。続いて、図11D〜図11Fに示すように、フック30の他方部がロックプレート31をさらに押し下げながら係止切欠き32から抜け出ていく。
フック30はロックプレート31から完全に離れ、揺動アーム20は閉位置まで揺動し、その結果、弁体12が閉状態になり流路Fを遮断する。
次に、図4において、ロック解除機構4がOR状態のときに、流速感知機構7が流速の上昇を感知し、地震感知機構5が地震の発生を感知しなかったとする。
このとき、図8及び前述の通り、流速感知機構7のフラップ71(図7)が移動することでL字状フック83が作動し、第2ロック解除アーム46の一端側を押し下げる。第2ロック解除アーム46は、支軸47a周りに回転し、他端側に取り付けられた第2規制ピン42を上昇させ、規制孔43から規制解除孔44へと移動させる。このとき、連結ピン90が第1及び第2ロック解除アーム45、46を連結しているので、第1ロック解除アーム45の第1規制ピン41も規制孔43から規制解除孔44へ移動する。
第1及び第2規制ピン41、42の規制孔43からの離脱により、ロックプレート31の回転規制が解除される。それによって、図9〜図11及び前述のように、揺動アーム20が開位置から閉位置へと揺動し、その結果、弁体12が開状態から閉状態へと回転して流路Fを遮断する。
このように、連結ピン90による第1及び第2ロック解除アーム45、46の連結によって、ロック解除機構4は、地震の発生の感知及び流速の上昇の感知のうち少なくともいずれか一方があったときにロック機構3による弁体12のロックを解除する。
[AND状態]
図6Bのように、連結ピン90を取り外して第1及び第2ロック解除アーム45、46の連結を解除すると、ロック解除機構4はAND状態となる。ロック解除機構4がAND状態のときに、地震感知機構5が地震の発生を感知し、流速感知機構7が流速の上昇を感知していないとする。
このとき、地震感知機構5による地震の発生の感知により第1ロック解除アーム45が作動して第1規制ピン41が規制孔43から離脱する。連結ピン90が取り外されているので、第1ロック解除アーム45が作動しても、第2ロック解除アーム46はこれに連動して作動することはない。即ち、第1規制ピン41は規制孔43から離脱するが第2規制ピン42は規制孔43から離脱せず、ロックプレート31は回転規制されたままである。言い換えると、ロック機構3による弁体12のロックは解除されず、流路Fが遮断されない。
ロック解除機構4がAND状態のときに、流速感知機構7が流速の上昇を感知し、地震感知機構5が地震の発生を感知していないとする。
このとき、流速感知機構7の流速の上昇の感知により第2ロック解除アーム46が作動して第2規制ピン42は規制孔43から離脱する。連結ピン90が取り外されているので、このとき第1ロック解除アーム45は動かない。即ち、第1ロック解除アーム45の第1規制ピン41が規制孔43に嵌ったままであり、ロックプレート31の回転規制は解除されない。言い換えると、ロック機構3による弁体12のロックは解除されず、流路Fが遮断されない。
ロック解除機構4がAND状態のときに、地震感知機構5が地震の発生を感知し、かつ、流速感知機構7が流速の上昇を感知したとする。
このとき、地震感知機構5の地震の発生の感知により第1ロック解除アーム45が作動し、流速感知機構7の流速の上昇の感知により第2ロック解除アーム46が作動し、第1及び第2規制ピン41、42の双方が同時に規制孔43から離脱する。その結果、ロックプレート31の回転規制が解除される。即ち、ロック機構3による弁体12のロックが解除され、流路Fが遮断される。
このように、連結ピン90による第1及び第2ロック解除アーム45、46の連結が解除されていると、ロック解除機構4は、地震の発生の感知及び流速の上昇の感知の双方があるときにだけ、ロック機構3による弁体12のロックを解除する。
以上のように、本願発明によれば、従来の無電源式の緊急遮断弁でできなかったAND状態が実現され、さらに、OR状態とAND状態との切換えも実現される。また、連結ピン90の第1及び第2ロック解除アーム45、46への着脱という非常に簡単作業で、OR状態とAND状態との切り換えができる。
[第2実施形態]
以下、図12〜図14を参照して、本発明に係る緊急遮断弁1の第2実施形態について説明する。第1実施形態と同一または類似の構成については、同一の符号を付してその説明を可能な限り省略し、第1実施形態と相違する構成について説明する。
第1実施形態の緊急遮断弁1はウエイト式であったが、第2実施形態の緊急遮断弁1はスプリング式である。即ち、緊急遮断弁1は、スプリングの弾性付勢力により弁体12を閉状態へ付勢する付勢機構2を備える。図12、図13を参照して、付勢機構2は、スプリング25(図13)と、該スプリング25を収納するシリンダケース26と、シリンダケース26内を摺動するピストンロッド27(移動部材の一例)と、を備えている。図13の通り、シリンダケース26内は、ピストンロッド27のピストン部270によりピストン室260とロッド室261とに区画されている。スプリング25は、圧縮スプリングである。スプリング25はピストン室260に収納されており、ピストンロッド27をその長さ方向に付勢する。
さらに、ピストンロッド27と弁軸11とを連結し、ピストンロッド27の移動と弁体12の回転とを連動させる連動連結機構が設けられている。連動連結機構は、ピストンロッド27のロッド部271に取り付けられた連結ピン28と、弁軸11に取り付けられ、連結ピン28が嵌る切欠き290を有する連結片29とからなる。この構成によって、図13A、図13Bの通り、ピストンロッド27が直線移動すると弁軸11が回転し、それによって弁体12が回転するようになっている。
図13Aの通り、ピストンロッド27が退避しているときには、弁体12は流路Fを開放する開状態にある。以下、図13Aのピストンロッド27の位置を開位置とする。一方、図13Bの通り、ピストンロッド27が開位置より進出しているとき、弁体12は流路Fを遮断する閉状態にある。以下、図13Bのピストンロッド27の位置を閉位置とする。
図13Aの通り、ピストンロッド27が開位置にあるとき、スプリング25はピストンロッド27とシリンダケース26の間に挟まれて圧縮され、その弾性付勢力によってピストンロッド27を閉位置へ付勢している。即ち、弁体12はスプリング25の弾性付勢力によって閉状態へ付勢されている。但し、待機状態では、ロック機構3がスプリング25の弾性付勢力に抗してピストンロッド27を開位置にロックし、それによって弁体12を開状態にロックしている。
スプリング式の緊急遮断弁1では、図12の通り、ロック機構3は、フック30、ロックプレート31に加えて、回転軸34周りに揺動可能な揺動アーム35を備えている。フック30はこの揺動アーム35に取り付け固定されている。回転軸34は、弁軸11と平行であり、弁軸11から離れた位置に設けられている。揺動アーム35は回転軸34周りに一点鎖線で示す位置まで揺動可能である。
図14に、ロック機構3の構成の一部が示されている。揺動アーム35には係止切欠き36が形成されている。図14Aの通り、ピストンロッド27が開位置にあるとき、ピストンロッド27の先端にあるピン37が揺動アーム35の係止切欠き36に嵌って係止されている。揺動アーム35は、スプリング25の弾性付勢力を受けているが、図12の通り揺動アーム35のフック30がロックプレート31の係止切欠き32に係止されていることで揺動しないようになっている。それよって、ピストンロッド27は開位置にロックされ、その結果、弁体12が開状態にロックされる。
スプリング式の緊急遮断弁1でも、ロック解除機構4が作動すると、ロックプレート31の回転規制が解除されてフック30の係止が解除される。すると、ピストンロッド27が、スプリング25の弾性付勢力によって揺動アーム35を揺動させながら開位置から閉位置へと移動し(図14A、図14B参照)、その結果、弁体12が開状態から閉状態まで回転して、流路Fを遮断する。
以上のように、緊急遮断弁1がスプリング式であってもよい。
1 緊急遮断弁
10 弁箱
11 弁軸
12 弁体
2 付勢機構
20 揺動アーム
21 ウエイト
25 スプリング
26 シリンダケース
27 ピストンロッド
3 ロック機構
30 フック
31 ロックプレート(ロック部材の一例)
32 係止切欠き
35 揺動アーム
4 ロック解除機構
40 支軸
41 第1規制ピン(第1規制部材の一例)
41 第2規制ピン(第2規制部材の一例)
43 規制孔
45 第1ロック解除アーム(第1解除部材の一例)
46 第2ロック解除アーム(第2解除部材の一例)
5 地震感知機構
53 重り
55 カム(第1連動部材の一例)
6 復帰機構
7 流速感知機構
71 フラップ(受圧部材の一例)
83 L字状フック(第2連動部材の一例)

Claims (5)

  1. 流路を有する弁箱と、
    前記弁箱に回転可能に支持された弁軸と、
    前記弁軸に取り付けられ、前記流路を開放する開状態と前記流路を遮断する閉状態との間を回転する弁体と、
    前記弁体を前記閉状態へ付勢する付勢機構と、
    前記付勢機構による付勢に抗して前記弁体を開状態にロックするロック機構と、
    地震の発生を無電源で感知する地震感知機構と、
    前記流路を流れる流体の流速の上昇を無電源で感知する流速感知機構と、
    前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するロック解除機構と、
    前記ロック解除機構を、前記地震感知機構による地震の発生の感知及び前記流速感知機構による流速の上昇の感知の少なくともいずれか一方があるときに前記弁体のロックを解除する第1状態と、前記地震感知機構による地震の発生の感知及び前記流速感知機構による流速の上昇の感知の双方があるときにだけ前記弁体のロックを解除する第2状態と、に切り換えるための切換手段と、を備える、
    ことを特徴とする緊急遮断弁。
  2. 前記ロック解除機構は、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するために、前記地震感知機構が地震の発生を感知したときに作動する第1解除部材と、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するために、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときに作動する第2解除部材と、を備え、
    前記切換手段は、前記第1解除部材と前記第2解除部材とを解除可能に連結する連結部材を備え、
    前記ロック解除機構は、前記連結部材が前記第1解除部材と前記第2解除部材とを連結しているとき前記第1状態になり、前記連結部材が前記第1解除部材と前記第2解除部材とを連結してないとき前記第2状態になる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急遮断弁。
  3. 前記ロック機構は、前記付勢機構の付勢によって揺動する揺動アームに取り付けられたフックと、前記フックを係止するためのロック部材と、を備え、前記ロック部材により前記フックを係止して前記揺動アームを揺動しないようにすることで、前記弁体を開状態にロックし、
    前記ロック解除機構は、前記ロック部材を回転可能に支持する支軸と、前記ロック部材に形成された規制孔と、前記第1解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第1規制部材と、前記第2解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第2規制部材と、を備え、
    前記地震感知機構が地震の発生を感知したとき前記第1解除部材が作動して前記第1規制部材が前記規制孔から離脱し、
    前記流速感知機構が流速の上昇を感知したとき前記第2解除部材が作動して前記第2規制部材が前記規制孔から離脱する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の緊急遮断弁。
  4. 流路を有する弁箱と、
    前記弁箱に回転可能に支持された弁軸と、
    前記弁軸に取り付けられ、前記流路を開放する開状態と前記流路を遮断する閉状態との間を回転する弁体と、
    前記弁体を前記閉状態へ付勢する付勢機構と、
    前記付勢機構による付勢に抗して前記弁体を開状態にロックするロック機構と、
    地震の発生を無電源で感知する地震感知機構と、
    前記流路を流れる流体の流速の上昇を無電源で感知する流速感知機構と、
    前記地震感知機構が地震の発生を感知し、かつ、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときにだけ、前記ロック機構による前記弁体のロックを解除するロック解除機構と、を備える、
    ことを特徴とする緊急遮断弁。
  5. 前記ロック機構は、前記付勢機構の付勢によって揺動する揺動アームに取り付けられたフックと、前記フックを係止するためのロック部材と、を備え、前記ロック部材により前記フックを係止して前記揺動アームを揺動しないようにすることで、前記弁体を開状態にロックし、
    前記ロック解除機構は、前記ロック部材を回転可能に支持する支軸と、前記ロック部材に形成された規制孔と、前記地震感知機構が地震の発生を感知したときに作動する第1解除部材と、前記流速感知機構が流速の上昇を感知したときに作動する第2解除部材と、前記第1解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第1規制部材と、前記第2解除部材に取り付けられ、前記規制孔に嵌ることで前記ロック部材の回転を規制する第2規制部材と、を備え、
    前記地震感知機構が地震の発生を感知したとき前記第1解除部材が作動して前記第1規制部材が前記規制孔から離脱し、
    前記流速感知機構が流速の上昇を感知したとき前記第2解除部材が作動して前記第2規制部材が前記規制孔から離脱し、
    前記第1解除部材と前記第2解除部材とは互いに独立して作動する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の緊急遮断弁。
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