JP3177170U - 貯槽用緊急遮断弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LPGや化学材料等の液体や気体の危険物を貯留する貯槽に設置して、地震発生時に電力を使用せずに瞬時にバルブを遮断することのできる貯槽用緊急遮断弁装置を提供する。
【解決手段】貯槽用緊急遮断弁装置は、地震動の大きさが閾値を超える場合に、弁体12の開放位置までレンチ3によって弁駆動軸6を回動した状態から、弁駆動軸に固定された軸固定ギヤ4に歯合しているロックギヤがロック解除機構8の動作によってロック解除されると、弁駆動軸に固定されている巻きバネ5の付勢力が解除されて弁駆動軸が復元位置に戻り、この動作に伴って弁体が閉鎖位置まで回動する。
【選択図】図1

Description

本考案は貯槽用緊急遮断弁装置に関し、特にLPGや化学材料等の液体又は気体の危険物を貯留する貯槽の地震発生時における貯留物流出を防止する遮断弁装置において、従来の電磁弁のような電力を使用せずに弁体駆動機構によって瞬時に弁体を駆動してバルブを遮断することのできる貯槽用遮断弁装置に関する。
従来、巨大地震発生時におけるLPG貯蔵装置や化学材料等の液体危険物の流出を未然に防ぐために地震を検知してバルブを遮断する自動閉止バルブ等が開発されている。
特開平9−210230号公報 特許平11−283476号公報 特開2000−356277号公報
前記せる特開平9−210230号公報は、バルブ本体内に上下動可能に挿通されている弁棒の上端支持座に球体が載置されており、該球体が振動により支持座より外れた時に弁棒が上昇してバルブを閉鎖し、液体燃料の流出を遮断するものであった。
また、前記せる特許平11−283476号公報は、導電性振子部材と接触する電極との導通回路の形成で地震発生を検出して、流体の流路を遮断するものであった。
また、前記せる特開2000−356277号公報は、地震の発生に応じて遮断弁を自動的に遮断する電動開閉機構付きの緊急遮断弁であって、感震器や電気制御部が一体的に配置されているものであった。
前記せる従来の緊急遮断弁装置はいずれも電力を要する電磁弁であって、地震発生時において電源も破損した場合は機能を発揮することができなかった。
本考案は前記せる課題を解決するために鋭意研究した結果、電力がなくても機能することのできる貯槽用緊急遮断弁装置を以下の構成によって解決するものである。
すなわち、液体や気体の危険物を貯留する貯槽の配管に設置して地震発生時に貯留物の流出を防止する貯槽用緊急遮断弁装置において、地震動の大きさが閾値を超える場合に、バルブに取付けられた弁体駆動機構によって無電力状態で弁体を駆動してバルブを遮断することを特徴とし、弁体の開放位置までレンチによって弁駆動軸を回動した状態において、弁駆動軸に固定された軸固定ギヤに歯合しているロックギヤによるロック解除機構の動作によってロック解除されると、弁駆動軸に固定されている巻きバネの付勢力が解除されて弁駆動軸が復元位置に戻ると、この動作に伴って弁体が閉鎖位置まで回動されるように構成したことを特徴とし、ロック解除機構のロック状態においては弁体が開放位置に保持されており、該ロック解除機構の筺体内にはスライド自在なスライドプレートがあり、該スライドプレートの先端部にロックギヤが支軸によって回動自在に保持され、他端に当接された偏芯コマによって押圧され、ロックギヤが軸固定ギヤに噛合って弁駆動軸の回転を阻止してロック状態となることを特徴とし、ロック解除機構の筺体とレリーズチューブ固定部間にレリーズチューブが固定され、該レリーズチューブにレリーズワイヤが挿通され、該レリーズワイヤの一端が偏芯コマの一端に保持され、他端がレリーズワイヤ固定部に固定されており、地震動によって変位する該レリーズワイヤ固定部が変位するとこれに伴ってレリーズワイヤが変位し、偏芯コマが動作してスライドプレートがスライドしてロックギヤが離脱して軸固定ギヤの回転が解除され、巻きバネの付勢力が解除されて弁駆動軸が回動し弁体が閉鎖されることを特徴とし、且つ、弁体を緊急時の閉鎖位置から再び開放位置へ復元する場合、弁体駆動機構の上面より突出した弁駆動軸の頭部にレンチを嵌着して、該弁駆動軸を巻きバネの付勢力に抗して回動し弁体を元の開放位置に復元してロック状態に保持できるように構成したことを特徴とする貯槽用緊急遮断弁装置を提供する。
以上説明したように本考案の貯槽用遮断弁装置によれば、巨大地震発生時におけるLPG貯蔵装置や化学材料等の液体又は気体の危険物の流出を未然に防ぐことができるので、地震防災が確実にできる効果がある。
貯槽用緊急遮断弁装置の配管取付け正面図である。 ロック解除機構の平面図である。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案の貯槽用緊急遮断弁装置を具体的に説明する。
液体又は気体の危険物を貯留する貯槽1の配管11に設置して地震発生時に貯留物流出を防止する貯槽用緊急遮断弁装置において、地震動の大きさが閾値を超える場合に、バルブに取付けられた弁体駆動機構2によって無電力状態で弁体12を駆動してバルブを遮断することができる貯槽用緊急遮断弁装置である。
弁駆動軸6は弁体駆動機構2の内部で軸固定ギヤ4と巻きバネに固定されており、駆動軸連結部7を介して弁体12を駆動することができる。
弁駆動軸6は弁体駆動機構2の上面より突出しており、この突出部にレンチ3を嵌着して弁駆動軸6を回動することができる。
レンチ3の操作によって巻きバネ5を巻きこみながら弁駆動軸6を弁体12の開放位置まで回動するとき、同時に軸固定ギヤ4も回動し、該固定ギヤ4にロック解除機構のロックギヤ82が噛合って弁体12は開放状態に保持される。
この状態で貯槽1からの内容液は通常状態で配管11から送りだされている。
巨大地震によって大きな震動が生じた時、弁体12の開放位置までレンチ3によって弁駆動軸6を回動した状態において、弁駆動軸6に固定された軸固定ギヤ4に歯合しているロックギヤ82がロック解除機構8の動作によってロック解除されると、弁駆動軸6に固定されている巻きバネ5の付勢力が解除されて弁駆動軸6が復元位置に戻ると、この動作に伴って弁体12が閉鎖位置まで回動する。
ロック解除機構8のロック状態においては弁体12が開放位置に保持されており、該ロック解除機構8の筺体81内にはスライド自在なスライドプレート85があり、該スライドプレート85の先端部にロックギヤ82が支軸83によって回動自在に保持され、他端に当接された偏芯コマ89によって押圧され、ロックギヤ82が軸固定ギヤ4に噛合って弁駆動軸6の回転を阻止してロック状態となっている。
ロック解除機構8の筺体81とレリーズチューブ固定部131間に、レリーズチューブ9が固定され、該レリーズチューブ9にレリーズワイヤ91が挿通され、該レリーズワイヤ91の一端が偏芯コマ89の一端に保持され、他端がレリーズワイヤ固定部141に固定されており、地震動によって変位する該レリーズワイヤ固定部141が変位するとこれに伴ってレリーズワイヤ91が変位し、偏芯コマ89が動作してスライドプレート85がスライドしてロックギヤ82が離脱して軸固定ギヤ4の回転が解除され、巻きバネ5の付勢力が解除されて弁駆動軸6が回動し弁体12が閉鎖される。
弁体12を緊急時の閉鎖位置から再び開放位置へ復元する場合、弁体駆動機構2の上面より突出した弁駆動軸6の頭部にレンチ3を嵌着して、該弁駆動軸6を巻きバネ5の付勢力に抗して回動し弁体12を元の開放位置に復元してリセット状態に保持することができる。
以上説明したように本考案の貯槽用緊急遮断弁装置によれば、LPGや化学材料等の液体又は気体の危険物を貯留する貯槽の配管に設置して、特に電源がなくても地震発生時に貯留物流出を防止することができるので、防災設備としての産業上の利用可能性は多大である。
1 貯槽
2 弁体駆動機構
3 レンチ
4 軸固定ギヤ
5 巻きバネ
6 弁駆動軸
7 駆動軸連結部
8 ロック解除機構
9 レリーズチューブ
10 取付け金具
11 配管
12 弁体
13 フランジ
131 レリーズチューブ固定部
14 フランジ
141 レリーズワイヤ固定部
81 筺体
82 ロックギヤ
83 支軸
84 長孔
85 スライドプレート
86 ピン
87 ピン
88 コイルバネ
89 偏芯コマ
90 支軸
91 レリーズワイヤ

Claims (5)

  1. 液体又は気体危険物を貯留する貯槽の配管に設置して地震発生時に貯留物の流出を防止する貯槽用緊急遮断弁装置において、地震動の大きさが閾値を超える場合に、バルブに取付けられた弁体駆動機構によって無電力状態で弁体を駆動してバルブを遮断することを特徴とする貯槽用緊急遮断弁装置。
  2. 弁体の開放位置までレンチによって弁駆動軸を回動した状態において、弁駆動軸に固定された軸固定ギヤに歯合しているロックギヤがロック解除機構の動作によってロック解除されると、弁駆動軸に固定されている巻きバネの付勢力が解除されて弁駆動軸が復元位置に戻ると、この動作に伴って弁体が閉鎖位置まで回動されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の貯槽用緊急遮断弁装置。
  3. ロック解除機構のロック状態においては弁体が開放位置に保持されており、該ロック解除機構の筺体内にはスライド自在なスライドプレートがあり、該スライドプレートの先端部にロックギヤが支軸によって回動自在に保持され、他端に当接された偏芯コマによって押圧され、ロックギヤが軸固定ギヤに噛合って弁駆動軸の回転を阻止してロック状態となることを特徴とする請求項1記載の貯槽用緊急遮断弁装置。
  4. ロック解除機構の筺体とレリーズチューブ固定部間にレリーズチューブが固定され、該レリーズチューブにレリーズワイヤが挿通され、該レリーズワイヤの一端が偏芯コマの一端に保持され、他端がレリーズワイヤ固定部に固定されており、地震動によって変位する該レリーズワイヤ固定部が変位するとこれに伴ってレリーズワイヤが変位し、偏芯コマが動作してスライドプレートがスライドしてロックギヤが離脱して軸固定ギヤの回転が解除され、巻きバネの付勢力が解除されて弁駆動軸が回動し弁体が閉鎖されることを特徴とする請求項1記載の貯槽用緊急遮断弁装置。
  5. 弁体を緊急時の閉鎖位置から再び開放位置へ復元する場合、弁体駆動機構の上面より突出した弁駆動軸の頭部にレンチを嵌着して、該弁駆動軸を巻きバネの付勢力に抗して回動し弁体を元の開放位置に復元してロック状態に保持できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の貯槽用緊急遮断弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114347512A (zh) * 2021-12-13 2022-04-15 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 一种管道锁紧装置

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