JP6387861B2 - 燃料噴射駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を噴射するために用いられる燃料噴射駆動装置に関する。
この種の燃料噴射駆動装置は、例えばコモンレール式のディーゼルエンジン制御システム等に用いられる。例えば、ディーゼルエンジン制御システムは、噴射量の演算処理、コモンレール圧目標値の演算処理を行い、インジェクタ駆動、圧力調整ポンプ駆動、エンジン回転数の演算処理を行う。
この種のエンジン制御の技術分野において、エンジンECUが噴射口を開くためのアクチュエータの駆動開始タイミング及び駆動継続時間を指示する噴射指令値を各インジェクタに送信し、各インジェクタがエンジンECUからの噴射指令値を補正し、その補正後の噴射指令値によりアクチュエータを駆動することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−11231号公報
また、燃料噴射指令装置が噴射量などの指令値を演算し、当該演算処理された噴射指令値を燃料噴射駆動装置に指令し、燃料噴射駆動装置はこの送信された噴射指令値に基づいて噴射弁を駆動するシステムが、本願出願人により提案されている。近年このように、燃料噴射指令装置と燃料噴射駆動装置とが別体に構成され、各装置が通信線により互いに接続された状態で信号を授受し、これにより燃料噴射制御するシステムが要望されている。
しかし、通信異常が燃料噴射指令装置と燃料噴射駆動装置との間で生じると、燃料噴射駆動装置は例えば噴射指令値などの信号を燃料噴射指令装置から受信できず、正常な駆動処理を継続できない虞がある。
本発明の目的は、通信異常が燃料噴射指令装置と燃料噴射駆動装置との間で生じたとしても正常に駆動処理を継続できるようにした燃料噴射駆動装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、異常時駆動制御手段がアクセル信号と内燃機関の回転信号に基づいて噴射弁を駆動制御するため、燃料噴射指令装置と燃料噴射駆動装置との間でたとえ通信異常を生じたとしても、燃料噴射駆動装置は駆動処理を正常に継続できる。
第1実施形態に係る電気的構成を概略的に示すブロック図 処理の流れを概略的に示すフローチャート 回転信号とアクセル信号と噴射量の関係を示すテーブル 第2実施形態における処理の流れを概略的に示すフローチャート 第3実施形態における処理の流れを概略的に示すフローチャート 噴射量の設定値を更新した後の回転信号とアクセル信号と噴射量の関係を示すテーブル 第4実施形態における処理の流れを概略的に示すフローチャート
以下、燃料噴射駆動装置の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。各実施形態間で同一又は類似の構成については、第2実施形態以降について同一又は類似の符号を付して説明を必要に応じて省略し、第2実施形態以降では特徴部分を中心に説明を行う。
(第1実施形態)
図1〜図3は第1実施形態を示す。図1(a)にディーゼルエンジン制御システムの電気的構成を概略的に示す。ディーゼルエンジン制御システム1は、燃料噴射演算ECU(燃料噴射指令装置相当)2、燃料噴射駆動ECU(燃料噴射駆動装置相当)3による複数のECU(Electronic Control Unit)を備える。
燃料噴射演算ECU2は、例えばCPU4、ROM5、RAM6、I/O(図示せず)などを具備するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)7を備えて構成される。燃料噴射演算ECU2のマイコン7には、アクセルセンサ8、クランク角センサ9などの各種センサのセンサ信号が入力されるようになっている。
アクセルセンサ8は、所謂アクセルポジションセンサとも称され、アクセルペダル(図示せず)の変位量を電気信号に変換するセンサである。このアクセルセンサ8に代えてエンジンのスロットル開度センサなどを用いても良い。クランク角センサ9は、クランクシャフト(図示せず)の回転角について所定角度を基準として検出し電気信号に変換するセンサであり、当該センサ信号を内燃機関の回転信号として出力する。燃料噴射演算ECU2と、燃料噴射駆動ECU3とは、通信線(バス)A1により接続されており、例えばCANにより通信可能になっている。
燃料噴射駆動ECU3もまた、例えばCPU10、ROM11、RAM12、I/O(図示せず)などを具備するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)13を備えて構成される。燃料噴射駆動ECU3には、N(1又は複数)気筒分のインジェクタ14、圧力調整ポンプ15、アクセルセンサ8、及びクランク角センサ9が接続されている。圧力調整ポンプ15にはコモンレール16が接続されている。コモンレール16は高圧燃料を蓄積する圧力管であり、圧力調整ポンプ15はコモンレール16内の圧力を調整するポンプである。コモンレール16内の圧力は圧力センサ17により検出され、この圧力検出信号は燃料噴射駆動ECU3のマイコン13に出力される。
燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、クランク角センサ9のセンサ信号に応じて例えば一分当たりのエンジン回転数を演算処理し、この回転数を得られる回転信号取得部3cとして構成されている。
図1(b)に示すように、燃料噴射演算ECU2は、噴射量演算部2a、圧力目標値演算部2b、通信部2cとしての機能を備える。これらの機能は、燃料噴射演算ECU2のマイコン7がROM5等に記憶されたソフトウェア、プログラムを実行することで実行可能に構成される。なお、通信部2cはマイコン7とは別体に設けても良い。
燃料噴射駆動ECU3は、通信部3a、異常時駆動制御部(異常時駆動制御手段相当)3b、回転信号取得部(回転信号取得手段相当)3c、ポンプ制御部3d、アクセル信号取得部(アクセル信号取得手段相当)3e、及び、記憶部(記憶手段相当)3fとしての機能を備える。これらの機能のうち、特に通信部3a、異常時駆動制御部3b、回転信号取得部3c、ポンプ制御部3d及びアクセル信号取得部3eは、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13がROM11/RAM12等に記憶されたプログラムを実行することで実行可能に構成される。記憶部3fはROM11/RAM12に対応する。なお、通信部3aはマイコン13と別体に設けても良い。
上記構成の作用について説明する。図2は燃料噴射駆動ECU3のマイコン13による処理を概略的なフローチャートにより示している。また図3は、アクセル開度(アクセル信号)とエンジン回転数(回転信号)と噴射量との対応関係を示すテーブルT1であり、この内容は燃料噴射駆動ECU3のRAM12等のメモリに記憶されている。
各ECU2、3のマイコン7、13は、通常、ディーゼルエンジン制御に関する各種処理を分担して実施する。燃料噴射演算ECU2のマイコン7は、主に、噴射量の演算処理と、コモンレール16の圧力目標値の演算処理とを実施し、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、主に、インジェクタ14の駆動処理、圧力調整ポンプ15の駆動処理(ポンプ制御部3d)、エンジンの回転数演算処理(エンジン回転数演算部3c)を実施する。
まず、燃料噴射演算ECU2のマイコン7は、アクセルセンサ8及びクランク角センサ9などのセンサ信号に応じて、インジェクタ14の噴射量の指令値を演算し、通信線A1を通じて燃料噴射駆動ECU3に噴射量の指令値を含む信号を送信する。またこのとき、燃料噴射演算ECU2のマイコン7は、コモンレール16の圧力目標値を演算処理し、コモンレール16の圧力目標値についても通信線A1を通じて燃料噴射駆動ECU3に送信する。
燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、噴射量の指令値を受信する(図2のS11)。燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、正常に受信できたか否かを判定することで、通信線A1に通信異常を生じているか否かを判定する(図2のS12)。燃料噴射指令ECU2と燃料噴射駆動ECU3は所定のプロトコルに沿って通信処理を行い、通信終了時にはECU2又は3の何れか一方のECUが通信終了である旨を示す情報を他方のECUに送信し、他方のECUが受領したことを示す受領完了を一方のECUに送信することで通信を終了する。通信異常を生じると、この通信終了である旨の情報、又は、受領完了の情報が途絶えることになり通信異常であることを検知できる。マイコン13は、通信線A1に通信異常を生じていないと判定したときには(図2のS12:NO)、通信データに基づいて噴射量を設定する(図2のS13)。
このときマイコン13は、圧力センサ17により検出されたコモンレール16内の圧力検出信号に基づいて圧力調整ポンプ15を駆動し、コモンレール16内の圧力を圧力目標値に調整する(図2には非記載)。そして、マイコン13は、設定された噴射量に応じてコモンレール16に蓄積された高圧燃料をインジェクタ14に供給する。このようにして、通常ディーゼルエンジン制御システム1はインジェクタ14に高圧燃料を供給できる。そして、マイコン13は燃料噴射駆動処理する(図2のS15)。
本実施形態では、何らかの影響により、通信線A1に通信異常を生じたときの制御方法に特徴を備える。そこで、通信異常時における燃料噴射駆動ECU3によるインジェクタ駆動方法を説明する。
燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、通信線A1の通信異常であることを検知した場合には(図2のS12:YES)、クランク角センサ9から与えられるセンサ信号によりエンジンの回転数を算出して回転信号とし、この回転信号とアクセルセンサ8から与えられるアクセル信号(アクセル開度)とに基づいて噴射量を設定する(図2のS14)。
このとき、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、図3に示すテーブルT1をメモリから呼び出して参照して噴射量を設定する。例えば、回転数500rpm、アクセル開度10%、のときには50mmと設定する。なお、テーブルT1の設定値は一例を示すものである。このテーブルT1を参照しても対応する噴射量が存在しない場合もある。例えば、回転数500rpm、アクセル開度15%などがその一例である。このような場合には、マイコン13は、テーブルT1を参照しこれらのデータ間を例えば線形補間することで噴射量を設定しても良い。回転数500rpm、アクセル開度15%のときには(50+60)/2=55mmとすると良い。また、その他の近似法(例えば2次近似、四捨五入)などの方法を用いても良い。
例えば、アクセル開度20%、回転数1250rpmであるときには、1000rpm〜1500rpm間で線形補間すれば(120+170)/2=145mmとなるが、500rpm〜1500rpm間で2次近似することで146.25mmとなる。また、前述の例では、アクセル開度を一定(例えば20%)とし、回転数を近似(線形補間、2次近似)した例を示したが、回転数を一定とし、アクセル開度を近似(線形補間、2次近似)しても良いし、これらの処理を組合せても良い。この場合、アクセル開度を一定として回転数を近似した後、回転数を近似値としてアクセル開度を近似する方法を用いても良いし、回転数を一定としてアクセル開度を近似した後、アクセル開度を近似値として回転数を近似する方法を用いても良い。
また、例えば図3に示すようにテーブルT1が設定されているときには、アクセル開度25%のとき1の位を四捨五入し、アクセル開度30%としたテーブルT1を参照して噴射量を設定しても良い。四捨五入処理は回転数でも同様に適用できる。また、図3に示されるように予め離散的(例えば、回転数の場合500rpm毎、)にテーブルT1に記憶させていても良いし、予め概ね連続的(例えば、回転数の場合1rpm毎、アクセル開度の場合0.1%毎)にテーブルT1に記憶させていても良い。また、テーブルT1に代えて、前述の線形補間式や2次近似式などの近似式を記憶し、マイコン13はこの近似式に当てはめて噴射量を求めるようにしても良い。この結果、アクセル開度とエンジン回転数を設定できれば噴射量を決定できる。
なお、通信異常を生じると、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は燃料噴射演算ECU2からコモンレール16の圧力目標値も受信できないが、予め定められた所定の圧力目標値Zに設定したり、圧力センサ17により検出されたコモンレール16内の圧力検出信号に基づいて圧力調整ポンプ15を駆動し、コモンレール16内の圧力を圧力目標値Zに調整したりすると良い。
そして、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、設定された噴射量に応じてコモンレール16に蓄積された高圧燃料をインジェクタ14に供給する。そして、燃料噴射駆動ECU3は単独で燃料噴射駆動処理する(図2のS15)。このような流れで、通信異常時には、燃料噴射駆動ECU3はインジェクタ14を駆動する。
すると、エンジン回転数は、テーブルT1に設定された値又はテーブルT1の記憶値に基づく値に制御されるようになり、これにより、通信異常時においてもエンジン回転数を一定範囲(例えばアイドリング状態程度)に保つことができ、エンジンストップを防止できる。例えば、トラック等の大型車が低速走行(例えば数km/h)できる程度にエンジン回転数を維持できる。
従来、通信異常を生じると、燃料噴射駆動ECU3が噴射量の指令値、コモンレール16の圧力目標値を受信できないことが想定されるため、インジェクタ14の駆動処理、圧力調整ポンプ15の駆動処理を停止してしまう懸念を生じる。
本実施形態によれば、通信異常を生じたときには、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、内燃機関の回転信号となるクランク角センサ9のセンサ信号及びアクセルセンサ8のアクセル開度(アクセル信号)に基づいてインジェクタ14を駆動制御するため、たとえ通信異常を生じたとしても、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、燃料噴射駆動処理を正常に継続できる。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態の追加説明図を示す。第2実施形態では、通信異常を生じる前に受信した噴射量を用いて、内燃機関の回転信号(回転数)とアクセル信号(アクセル開度)とに基づいて設定された噴射量を補正し、この補正された噴射量により噴射弁を駆動制御するところに特徴を備えている。
図4に示すように、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、通常、燃料噴射演算ECU2から噴射量を受信する(S21)。この後、マイコン13は、アクセル開度と回転数とに基づいて噴射量Aを設定する(S21a)。この噴射量Aは、通信異常を生じたときに備えるために予め設定された噴射量である。
マイコン13は、通信異常を生じていないと判定したときには(S22:NO)、通信データに基づいて噴射量Bを設定し(S23)、この設定された噴射量Bにて燃料噴射駆動処理を行う(S25)。この間、マイコン13は補正値C=B−Aを内蔵のRAM12などの記憶部3fに記憶させる(S23a)。ここでマイコン13は補正部(補正手段)としての機能を備えるものとなる。
しかし、マイコン13は、通信異常を生じたと判定したときには(図4のS22:YES)、アクセル開度と回転数とに基づいてステップS21aにて算出される噴射量Aを用いて、噴射量D=A+Cを設定する(S24)。この噴射量Dは、ステップS21aにて算出された噴射量Aを用いると共に、ステップS23aにて記憶された補正値Cを用いて設定された噴射量である。そして、マイコン13は、通信異常を生じたときには、この噴射量Dにて燃料噴射駆動処理を行う(S25)。
本実施形態においても、たとえ通信異常を生じたとしても、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は燃料噴射駆動処理を正常に継続できる。しかも、マイコン13は、正常に通信しているときの通信データに基づいて補正値C(=B−A)を算出して随時記憶し、通信異常を生じたときに補正値Cを反映して噴射量Dを設定しているため、直近のエンジン状態等に適合した噴射量を設定できる。この結果、通信異常時の噴射制御における噴射量の正確性を向上できる。
(第3実施形態)
図5及び図6は第3実施形態の追加説明図を示す。第3実施形態は、正常に通信が行われているうちに通信部により受信された噴射量によってテーブルT1(記憶手段)を更新し、この更新されたテーブルT2を用いて噴射量を設定するところに特徴を備えている。
図5に示すように、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、燃料噴射演算ECU2から通信線A1を通じて噴射量を受信する(S31)。このとき、マイコン13は通信異常を生じていないと判定したときには(S32:NO)、通信データに基づいて噴射量Eを設定し(S33)、この噴射量Eにて燃料噴射駆動処理を行う(S35)。この間、マイコン13は、アクセル信号と回転信号に対応した噴射量EをRAM12内のテーブルT1に更新する(S33a)。したがってマイコン13は更新部(更新手段)としての機能を備えるものとなる。
図3を更新前のテーブルT1とした場合の更新後のテーブルT2を図6に示す。更新前には図3に示すように、例えばアクセル開度30%、回転数1000rpmに対応する噴射量として140mmと記憶されている場合を想定する。
このとき、マイコン13は、例えばアクセルセンサ8により求められるアクセル開度が30%、クランク角センサ9により求められる回転数が1000rpmであるときに、例えばステップS31にて噴射量Eを150mmと受信すると、ステップS33aにおいて、この噴射量EをテーブルT1のアクセル開度30%、回転数1000rpmの欄に更新することでテーブルT2とする(図3のテーブルT1と図6のテーブルT2の対象欄を参照)。これにより、燃料噴射演算ECU2のマイコン7が、現在のエンジン状態等に適合して算出した噴射量EをテーブルT1→T2に更新できる。
燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、この後、通信異常を生じたときに(S32:YES)、アクセル開度(アクセル信号)と回転数(回転信号)に基づいてテーブルT2を参照して噴射量Fを設定し(S34)、この噴射量Fにて燃料噴射駆動処理する(S35)。
本実施形態によれば、たとえ通信異常を生じたとしても、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、燃料噴射駆動処理を正常に継続できる。しかも、マイコン13は、テーブルT1を随時更新することで、直近のエンジン状態等に適合して算出された噴射量Eに基づいて噴射量Fを設定できる。この結果、通信異常時の噴射制御における噴射量Eの補正の正確性を向上できる。
(第4実施形態)
図7は第4実施形態の追加説明図を示す。第4実施形態が前述実施形態(例えば第2実施形態)と異なるところは、噴射量に限度を設けたところにある。第2実施形態に示したように、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、通常、噴射量を受信した(S41)後、アクセル開度(アクセル信号)と回転数(回転信号)とに基づいて噴射量Gを設定する(S41a)。
マイコン13は、通信異常を生じていないと判定したときには(S42:NO)、通信データに基づいて噴射量Hを設定し(S43)、この設定された噴射量Hにて燃料噴射駆動処理を行う(S46)。この間、マイコン13は補正値I=H−Gを内蔵のRAM12などの記憶部3fに記憶する(S43a)。
しかし、マイコン13は通信異常を生じたと判定したときには(図7のS42:YES)、アクセル開度と回転数とに基づいてステップS41aにて算出される噴射量Gを用いて、噴射量J=G+Iを設定する(S44)。この噴射量Jは、ステップS41aにて予め算出された噴射量Gを用いると共に、ステップS43aにて記憶された補正値Iを用いて設定された噴射量である。そして、マイコン13は、通信異常を生じたと判定したときには(S42:YES)、まず予め定められた「限度」に基づいて噴射量Jを調整して噴射量Kを設定し(S45)、この後に、この噴射量Kにて燃料噴射駆動処理を行う(S46)。すなわち、マイコン13は、ステップS45にて噴射量Jに上限値L1又は/及び下限値L2を設けて噴射量Kを算出設定する(S45)。上限値L1が設けられているときには、マイコン13は、噴射量Jと上限値L1を比較し、噴射量Jが上限値L1を上回るときには、上限値L1を噴射量Kとして設定する。また、下限値L2が設けられているときには、マイコン13は、噴射量Jと下限値L2を比較し、噴射量Jが下限値L2を下回るときには、下限値L2を噴射量Kとして設定する。上限値L1を設けることで必要以上にエンジン回転数を上昇させないように制御でき、又は/及び、下限値L2を設けることでエンジン回転数を一定以上に保持できる。
本実施形態によれば、たとえ通信異常を生じたとしても、燃料噴射駆動ECU3のマイコン13は、燃料噴射駆動処理を正常に継続できる。しかも、通信異常時に噴射量を補正した場合であっても、限度(上限値L1/下限値L2)を用いて噴射量を制限できる。
(他の実施形態)
前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
第4実施形態に示した「限度」(上限値L1/下限値L2)は、テーブルT1などに記憶される設定値に応じて必要に応じて設ければ良く、必ずしも設けなくても良い。
第1実施形態では、燃料噴射駆動ECU3は、マイコン13のプログラム実行に応じて、通信部3a、異常時駆動制御部(異常時駆動制御手段)3b、回転信号取得部(回転信号取得手段)3c、ポンプ制御部3d、アクセル信号取得部3e、記憶部3fとしての機能を備え、また、第2実施形態以降では、補正部(補正手段)、更新部(更新手段)としての機能を備えた形態を示したが、これらの機能は必要に応じて適宜省いて構成しても良い。各実施形態(第1〜第4の実施形態)の構成は矛盾しない限り互いに組み合わせて適用できるものである。
図面中、1はディーゼルエンジン制御システム、2は燃料噴射演算ECU(燃料噴射指令装置)、3は燃料噴射駆動ECU(燃料噴射駆動装置)、3aは通信部、3bは異常時駆動制御部(異常時駆動制御手段)、3eはアクセル信号取得部(アクセル信号取得手段)、3dはポンプ制御部、3cは回転信号取得部(回転信号取得手段)、13はマイクロコンピュータ(補正手段、更新手段)、14はインジェクタを示す。

Claims (5)

  1. 噴射量を指令する燃料噴射指令装置(2)から噴射量を含む信号を受信する通信部(3a)と、
    アクセル信号を取得するアクセル信号取得手段(3e)と、
    内燃機関の回転信号を取得する回転信号取得手段(3c)と、
    前記通信部(3a)が前記燃料噴射指令装置(2)との間で通信異常を生じたときに、前記アクセル信号取得手段のアクセル信号と前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号に基づいてインジェクタ(14)を駆動制御する異常時駆動制御手段(3b)と
    前記通信部(3a)が前記燃料噴射指令装置(2)との間で通信異常を生じる前に受信した噴射量(B)を用いて、前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号と前記アクセル信号取得手段のアクセル信号とに基づいて設定された噴射量(A)を補正する補正手段(13)と、を備え、
    前記異常時駆動制御手段は、前記補正手段により補正された噴射量(D)により噴射弁を駆動制御することを特徴とする燃料噴射駆動装置。
  2. 噴射量を指令する燃料噴射指令装置(2)から噴射量を含む信号を受信する通信部(3a)と、
    アクセル信号を取得するアクセル信号取得手段(3e)と、
    内燃機関の回転信号を取得する回転信号取得手段(3c)と、
    前記通信部(3a)が前記燃料噴射指令装置(2)との間で通信異常を生じたときに、前記アクセル信号取得手段のアクセル信号と前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号に基づいてインジェクタ(14)を駆動制御する異常時駆動制御手段(3b)と、
    前記アクセル信号取得手段のアクセル信号、前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号及び噴射量の対応関係を記憶する記憶手段(3f)と、
    通信異常を生じる前に前記通信部により受信された噴射量を用いて、前記記憶手段の対応関係を更新する更新手段(13)と、を備え、
    前記異常時駆動制御手段は、
    前記通信部(3a)が前記燃料噴射指令装置(2)との間で通信異常を生じ、前記アクセル信号取得手段のアクセル信号と前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号に基づいて前記インジェクタ(14)を駆動制御するときには、前記更新手段により更新された前記記憶手段の噴射量を用いて前記インジェクタを駆動制御することを特徴とする燃料噴射駆動装置。
  3. 請求項1記載の燃料噴射駆動装置において、
    前記アクセル信号取得手段のアクセル信号、前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号及び噴射量の対応関係を記憶する記憶手段(3f)と、
    通信異常を生じる前に前記通信部により受信された噴射量を用いて、前記記憶手段の対応関係を更新する更新手段(13)と、を備え、
    前記異常時駆動制御手段は、
    前記通信部(3a)が前記燃料噴射指令装置(2)との間で通信異常を生じ、前記アクセル信号取得手段のアクセル信号と前記回転信号取得手段の内燃機関の回転信号に基づいて前記インジェクタ(14)を駆動制御するときには、前記更新手段により更新された前記記憶手段の噴射量を用いて前記インジェクタを駆動制御することを特徴とする燃料噴射駆動装置。
  4. 請求項1記載の燃料噴射駆動装置において、
    前記補正手段が噴射量を補正するときに当該噴射量の限度を設けていることを特徴とする燃料噴射駆動装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料噴射駆動装置において、
    コモンレールの圧力を調整する圧力調整ポンプを制御するポンプ制御部(3d)を備え、
    前記通信部(3a)が前記燃料噴射指令装置(2)との間で通信異常を生じたときに、前記ポンプ制御部(3d)は予め設定された圧力目標値に基づいて圧力調整ポンプ(15)を駆動することを特徴とする燃料噴射駆動装置。
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