JP6387664B2 - 異物侵入防止構造、これを有するアクチュエータ及び工作機械 - Google Patents

異物侵入防止構造、これを有するアクチュエータ及び工作機械 Download PDF

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本発明は、固定部に対して可動部を平面方向に移動させるアクチュエータの固定部と可動部との境界に異物が侵入することを防止する異物侵入防止構造、これを有するアクチュエータ及び工作機械に関する。
1軸テーブル、XYテーブル等、移動対象である搭載部を平面上で移動させるアクチュエータがある。このアクチュエータは、駆動源を有する固定部と、搭載部を有する可動部と、を含み、固定部の駆動源で搭載部を固定部に対して移動させる。このようなアクチュエータには、固定部の駆動源が配置されている空間への液体、飛沫及び粉塵等の異物の侵入を抑制する機構を備えているものがある。
特許文献1には、支持体と、支持体に固定された案内部と、案内部に支持され、所定の移動方向に沿って直線移動する可動部と、可動部に固定され、可動部とともに移動方向に沿って移動する移動体と、可動部の少なくとも一部、又は可動部及び案内部の少なくとも一部を覆う第1のカバーと、第1のカバーを囲うとともに、第1のカバーとオーバーラップする構造を有する第2のカバーと、を備える直動機構(アクチュエータ)が記載されている。直動機構は、移動部の移動方向と直交する面に開口が形成され、開口が設けられる面に第2のカバーの形状に対応するスリット、又は第2のカバーの開口に対応する形状の凸部が設けられている。また、第1のカバーの移動方向と直交する断面の輪郭は、第2のカバーの移動方向と直交する断面の輪郭と交差しない構造となる。
特許文献2には、ワークを搬送するテーブルを、上部を開口したケース内に設けられたスライダに取り付け、このスライダの往復運動によって上記テーブルを操作する搬送装置(アクチュエータ)が記載されている。搬送装置は、ケース開口部を覆うカバーを設けるとともに、該カバーの両側と上記ケース開口部の両側に、互いに密着して該カバーとケース間をシールするシール材を装着し、かつ上記スライダに取り付けたテーブルの両側部を、上記シール材の相互間を押し開いて上記カバーの外側に延出し、該両側部に上記ワークを搬送するテーブル面を設けている。
特開2012−149691号公報 特開2006−43856号公報
特許文献1や特許文献2に記載のアクチュエータは、固定部の開口、つまり、固定部に挿入された可動部が摺動する範囲から固定部の内部への液体(異物)の浸入は一定程度抑制できるが、液体の浸入する恐れがある場合がある。例えば、搭載部やスライダが受ける負荷が高い場合での異物侵入防止性能(例えば、防水性能)の維持について課題がある。具体的には、特許文献1や特許文献2に記載のアクチュエータは、異物侵入防止性能(防水構造)を搭載部への高い負荷に対応するようにすると直動機構、つまりアクチュエータとしての機能が低下する恐れがある。また、異物としては、液体以外に塵、埃等の粉体がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スライダが受ける負荷が高くなっても異物侵入防止性能を維持することができる異物侵入防止構造、これを有するアクチュエータ及び工作機械を提供することを目的する。
上述した課題を解決するために、本発明は、搭載部に連結されたスライダを有する可動部と、前記スライダを少なくとも1軸方向に移動させる駆動機構及び前記駆動機構を覆い、前記スライダと前記搭載部とを連結する連結部に対応する領域に開口部が形成された筐体を備える固定部と、を有し、前記搭載部を平面内で移動させるアクチュエータの異物侵入防止構造であって、前記連結部に固定された耳部と、前記耳部の前記筐体側の面に保持され、前記開口部の周りの全周に配置されて前記筐体の表面に摺動可能な状態で当接するシール材と、を有することを特徴とする。
上記構成により、搭載部やスライダが受ける負荷が高くなっても、構造上シール材にかかる負荷が高くなることを抑制することができる。これにより、搭載部やスライダが受ける負荷が高くなっても、シール材により異物侵入防止性能を維持することができる。
また、前記耳部は、前記筐体側の面に、前記開口部の周りの全周を囲った溝が形成され、前記シール材は、前記溝にはめ込まれていることが好ましい。
上記構成により、シール材を耳部により確実に保持することができる。
また、前記耳部は、前記スライダと前記筐体との間に、該筐体の板部の内表面に対向して設けられ、前記内表面と該内表面に対向する前記耳部の面との間に前記シール材を配置したことが好ましい。
上記構成により、搭載部に付与される荷重をスライダで受けることができ、シール材にかかる負荷を少なくすることができる。このため、搭載部にかかる荷重によらず、シール材を摺動させることが可能となり、搭載部に大きな負荷が作用しても、異物侵入防止性能を維持することができる。
また、前記耳部は、前記搭載部と前記筐体との間に、該筐体の板部の外表面に対向して設けられ、前記外表面と該外表面に対向する前記耳部の面との間に前記シール材を配置したことが好ましい。
上記構成により、搭載部に付与される荷重をスライダで受けることができ、シール材にかかる負荷を少なくすることができる。このため、搭載部にかかる荷重によらず、シール材を摺動させることが可能となり、搭載部に大きな負荷が作用しても、異物侵入防止性能を維持することができる。
また、前記耳部は、前記スライダと前記筐体との間に、該筐体の板部の内表面に対向して設けられる第1耳部と、前記搭載部と前記筐体との間に、前記板部の外表面に対向して設けられる第2耳部とを備え、前記板部の前記内表面と該内表面に対向する前記第1耳部の面との間に第1シール材を配置すると共に、前記板部の前記外表面と該外表面に対向する前記第2耳部の面との間に第2シール材を配置したことが好ましい。
上記構成により、搭載部に付与される荷重をスライダで受けることができ、第1シール材及び第2シール材にかかる負荷を少なくすることができる。このため、搭載部にかかる荷重によらず、第1シール材及び第2シール材を摺動させることが可能となり、搭載部に大きな負荷が作用しても、異物侵入防止性能を維持することができる。さらに、上記構成により、筐体の開口部を、第1シール材及び第2シール材で二重にシールすることができ、異物侵入防止性能をより強固にすることができる。
また、前記シール材は、弾性率が5MPa以上10MPa以下であることが好ましい。
上記構成により、シール材と前記筐体の表面との接触を維持することができ、異物侵入防止性能をより高くすることができる。
また、前記シール材は、前記筐体との動摩擦係数が0.3以上0.8以下であることが好ましい。
上記構成により、シール材と前記筐体の表面との接触を維持することができ、異物侵入防止性能をより高くすることができる。
上述した課題を解決するために、本発明は、アクチュエータであって、前記可動部と、前記固定部と、上記のいずれかに記載の異物侵入防止構造と、を有することを特徴とする。
上記構成により、搭載部やスライダが受ける負荷が高くなっても、構造上シール材にかかる負荷が高くなることを抑制することができる。これにより、搭載部やスライダが受ける負荷が高くなっても、シール材により異物侵入防止性能を維持することができる。
また、前記異物侵入防止構造は、前記スライダの移動方向において、前記シール材と前記連結部の距離が、前記開口部の前記連結部がない空間の合計距離よりも長いことが好ましい。
上記構成により、シール材と前記筐体の表面との接触を維持することができ、異物侵入防止性能をより高くすることができる。
また、前記駆動機構は、前記スライダを1軸方向に移動させることが好ましい。
上記構成により、1軸方向のアクチュエータの異物侵入防止性能を高くすることができる。
また、前記駆動機構は、前記スライダを平面上で移動させることが好ましい。
上記構成により、平面移動のアクチュエータの異物侵入防止性能を高くすることができる。
また、前記固定部は、前記筐体の内部に配置され、前記駆動機構を前記1軸方向に直交する方向に移動させ、前記スライダを前記1軸方向に直交する方向に移動させる直交方向駆動機構をさらに備えることが好ましい。
上記構成により、1つの異物侵入防止構造で可動部と固定部との間をシールすることができる。
また、前記固定部は、前記筐体を前記1軸方向に直交する方向に移動させ、前記スライダを前記1軸方向に直交する方向に移動させる直交方向駆動機構をさらに備えることが好ましい。
上記構成により、筐体を小さくすることができる。
上述した課題を解決するために、本発明は、被加工部材を加工する工作機械であって、前記被加工部材を保持する保持冶具と、前記保持冶具に保持された前記被加工部材を加工する加工ヘッドと前記保持冶具または前記加工ヘッドを移動させる上記のいずれかに記載のアクチュエータと、を有する。
上記構成により、保持冶具または加工ヘッドを移動させるアクチュエータの異物侵入防止性能を高くすることができる。
本発明によれば、スライダが受ける負荷が高くなっても異物侵入防止性能を維持することができる。
図1は、第1実施形態に係るアクチュエータの概略構成を示す上面図である。 図2は、図1に示すアクチュエータの断面図である。 図3は、図1に示すアクチュエータの開口部と連結部との関係を示す模式図である。 図4は、防水構造の機能を説明するための説明図である。 図5は、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。 図6は、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。 図7Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。 図7Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。 図8Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。 図8Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。 図9は、工作機械の一例の概略構成を示す斜視図である。 図10は、第2実施形態に係るアクチュエータの概略構成を示す上面図である。 図11は、図10に示すアクチュエータの断面図である。 図12は、図10に示すアクチュエータの開口部と連結部との関係を示す模式図である。 図13は、防水構造の機能を説明するための説明図である。 図14は、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。 図15は、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。 図16Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。 図16Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。 図17Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。 図17Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。 図18は、工作機械の一例の概略構成を示す斜視図である。 図19は、第3実施形態に係るアクチュエータの概略構成を示す断面図である。 図20は、防水構造の機能を説明するための説明図である。 図21は、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るアクチュエータの概略構成を示す上面図である。図2は、図1に示すアクチュエータの断面図である。図3は、図1に示すアクチュエータの開口部と連結部との関係を示す模式図である。図1から図3に示すように、アクチュエータ10は、テーブル、より具体的には、1軸テーブルであり、搭載部を所定の方向に移動させる機構である。アクチュエータ10は、駆動機構として送りねじ機構を用いている。アクチュエータ10は、所定位置に固定される固定部12と、固定部12に対して移動する可動部14と、固定部12と可動部14との間を水密にする防水構造(異物侵入防止構造)16と、を有する。
固定部12は、筐体(防水カバー)20と、駆動機構22と、案内レール24と、を有する。筐体20は、固定部12の各部と可動部14の一部を収納する箱である。筐体20は、上面板(板部)21に開口部58が形成されており、開口部58以外の部分は水密である。つまり、筐体20は、開口部58以外から内部に水が浸入しない構造である。
駆動機構22は、送りねじ機構であり、筐体20に内蔵されている。駆動機構22は、送りねじ軸52と、モータ54と、ジョイント56と、軸受59と、を有する。送りねじ軸52は、可動部14が移動する方向、つまり1軸方向が軸方向となる向きで配置されている。送りねじ軸52は、少なくとも可動部14の移動範囲にねじ溝が形成されている。モータ54は、動力源であり、ジョイント56を介して送りねじ軸52と連結し、送りねじ軸52を軸周りに回転させる。ジョイント56は、送りねじ軸52とモータ54とを連結し、モータ54の回転を送りねじ軸52に伝達する。軸受59は、送りねじ軸52を軸方向に移動させず、かつ、回転自在な状態で支持する。案内レール24は、可動部14が移動する方向、つまり1軸方向が軸方向となる向きで配置されている。案内レール24は、可動部14の送りねじ軸52の回転方向への移動を規制しつつ、可動部14を1軸方向へ案内する。
可動部14は、固定部12の駆動機構22によって、固定部12に対して移動される機構である。可動部14は、スライダ30と、搭載部32と、連結部33と、締結機構34と、を有する。スライダ30は、固定部12の送りねじ軸52が挿入されている。スライダ30は、送りねじ軸52が挿入されている穴にねじ溝が形成されており、送りねじ軸52に形成されたねじ溝と螺合している。また、スライダ30は、表面の少なくとも一部が案内レール24と接しており、案内レール24によって送りねじ軸52の回転方向への移動が規制されている。スライダ30は、送りねじ軸52が回転すると、案内レール24で回転方向への回転が規制された状態で、送りねじ軸52の軸方向にねじ溝の方向に沿って移動する。搭載部32は、アクチュエータ10が移動させる対象物が搭載される台であり、連結部33を介してスライダ30に固定されている。連結部33は、搭載部32と一体で形成された部材であり、搭載部32のスライダ30側の部分である。連結部33は、筐体20の開口部58に挿入されている。すなわち、連結部33は、筐体20の開口部58を貫通し、連結部33に一体に形成された搭載部32は、筐体20に囲まれた空間の外側に配置されている。締結機構34は、ねじ等であり、搭載部32をスライダ30にねじ止めする。
可動部14は、以上のような構成であり、スライダ30が送りねじ軸52に挿入された状態で筐体20の内部に配置され、連結部33が開口部58に挿入され、搭載部32が筐体20の外側に露出している。可動部14は、固定部12の駆動機構22の送りねじ軸52が回転されることで、スライダ30とともに、スライダ30に連結された搭載部32、連結部33及び締結機構34が、送りねじ軸52の軸方向に移動する。
図4は、防水構造の機能を説明するための説明図である。防水構造16は、固定部12の開口部58と可動部14との間を水密として、固定部12の内部への水(異物)の浸入(侵入)を抑制する構造である。第1実施形態では、異物として水を例示しているが、防水構造16は、水だけでなく油等の液体、飛沫、塵埃、紛体等を含む異物の侵入を抑制することができる。
防水構造16は、耳部60と、シール材62と、を有する。耳部60は、連結部33に固定されて連結部33及び搭載部32と一体で形成されている。より具体的には、耳部60は、搭載部32とスライダ30との間に設けられており、筐体20の内側に配置されている。つまり、耳部60は、スライダ30と筐体20との間に配置されている。耳部60は、開口部58よりも大きい板状の部材であり、開口部58の全面を覆っている。第1実施形態では、耳部60は、図2及び図4に示すように、開口部58が形成された筐体20の上面板21と略平行に延在し、この上面板21の内表面21Aと対向して配置されている。耳部60は、筐体20側の面、すなわち筐体20の上面板21の内表面21Aと対向する上面(内表面に対向する耳部の面)60Aに溝64が形成されている。溝64は、耳部60の端部近傍の全周に形成されており、開口部58を囲っている。溝64は、可動部14の移動する方向において、形成されている部分の両端の距離が、開口部58の距離と可動部14の移動可能な距離とを加算した距離よりも長くなる。
シール材62は、図4に示すように、耳部60の溝64に挿入されており、溝64から一部が露出している。シール材62は、露出している部分が筐体20の上面板21の内表面21Aと摺動可能な状態で接触している。ここで、シール材62は、筐体20に一定の圧力で押し付けられており、摺動時も筐体20と密着している。また、シール材62は、図1に示すように、耳部60の溝64の全域に挿入されており、開口部58を囲っている。また、シール材62は、繋がったリング形状である。シール材62は、耳部60の溝64に挿入され、かつ、筐体20と接触することで、耳部60と筐体20との間をシールしている。シール材62は、シール性に加えて低摩擦特性と耐磨耗性を備えている。具体的には、シール材62は、弾性率が5MPa以上10MPa以下とすることが好ましい。また、シール材62は、筐体20の表面との動摩擦係数を0.3以上0.8以下とすることが好ましい。シール材62には、フッ素系、EPDM系、NBR系等の耐水性ゴムを用いることができる。
防水構造16は、スライダ30と筐体20との間に配置され、連結部33に固定された耳部60と、筐体20の上面板21の内表面21Aと対向する耳部60の上面60Aに保持され、開口部58の周りの全周に配置されたシール材62と、を有する。また、シール材62は、筐体20の内表面21Aに摺動可能な状態で当接し、筐体20と耳部60との間を水密とする。これにより、筐体20と耳部60との間の空間を耳部60とシール材62とで塞ぐことができ、筐体20の内部を防水することができる。
図5及び図6は、それぞれ、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。次に、図5及び図6を用いて、アクチュエータの動作を説明することで、防水構造16についてより詳細に説明する。上述したように、アクチュエータ10は、固定部12の駆動機構22で可動部14を送りねじ軸52の延在方向に移動させることができる。具体的には、アクチュエータ10は、可動部14を、ステップS12に示す可動範囲のモータ54から最も遠い側から、ステップS14に示す可動範囲の中央部に移動させることができる。さらに、アクチュエータ10は、可動部14を、ステップS14に示す可動範囲の中央部からステップS16に示す可動範囲のモータ54から最も近い側に移動させることができる。ここで、アクチュエータ10は、開口部58が形成されている範囲内(図5中点線で示す範囲内)で、開口部58に挿入されている可動部14の連結部33が移動できる範囲が、可動部14の可動範囲となる。また、アクチュエータ10は、可動部14が筐体20に対して水平移動するため、シール材62が筐体20の上面板21の内表面21Aに接している状態を維持して、移動される。
アクチュエータ10は、図5に示すように、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても、シール材62が筐体20の上面板21の内表面21Aと接している。つまり、アクチュエータ10は、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても(可動部14をフルストロークで移動させても)、シール材62が開口部58に露出しない。アクチュエータ10は、以上のように、可動部14の移動時にシール材62と筐体20との接触が維持し、かつ、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても、シール材62が筐体20と接していることで、開口部58と筐体20の内部の空間が繋がることを抑制し、筐体20の内部が外部に露出することを抑制することができる。これにより、筐体20と耳部60との間を水密にすることができ、筐体20の内部を防水することができる。
また、アクチュエータ10は、搭載部32をスライダ30に固定することで、搭載部32に付与される荷重をスライダ30で受けることができ、シール材62にかかる負荷を少なくすることができる。つまり、スライダ30で荷重を受けつつ、搭載部32に一体で設けた耳部60のシール材62で防水性能を持たせることが出来るため、シール材62で搭載部32にかかる荷重を受ける必要がなくなる。これにより、搭載部32にかかる荷重によらず、シール材62を摺動させることが可能となり、搭載部32に大きな負荷(高負荷)が作用しても、防水性能を維持することができる。
ここで、防水構造16は、スライダ30の移動方向において、シール材62と連結部33の距離が、開口部58の連結部33がない空間の合計距離よりも長いことが好ましい。つまり、図6に示すように、スライダ30の移動方向におけるシール材62の端部から端部の距離をL1とした場合、距離L1の範囲のうち、空間となる領域が、開口部58の連結部33がない部分となる。このとき、開口部58の連結部33がない空間の合計距離は、防水構造16と開口部58との位置関係の場合、距離L2aと距離L3aの合計値となり、防水構造16と開口部58aとの位置関係の場合、距離L2bと距離L3bの合計値となり、防水構造16と開口部58bとの位置関係の場合、距離L2cと距離L3cの合計値となる。ここで、アクチュエータ10は、シール材62と連結部33と開口部58,58a,58bの大きさが一定であるので、開口部58の連結部33がない空間の合計距離も一定となる。また、シール材62と連結部33の距離は、開口部58,58a,58bの位置によらず距離L4、距離L5で一定である。ここで、防水構造16は、距離L4、距離L5を、それぞれ、開口部58の連結部33がない空間の合計距離よりも大きくすることで、シール材62と開口部58とが最も近づいた位置となっても、シール材62が開口部58に露出しない形状となる。これにより、防水構造16は、スライダ30の移動方向において、シール材62と連結部33の距離が、開口部58の連結部33がない空間の合計距離よりも長くすることで、より確実に、筐体20の内部を水密にすることができる。
また、上記実施形態のアクチュエータ10は、筐体20の内側に耳部60を設け、筐体20の内側の面とシール材62とを接触させたが、本発明はこれに限定されない。アクチュエータは、筐体20の外側に耳部60を設け、筐体20の外側の面とシール材62とを接触させ、筐体20と耳部60との間を水密にした防水構造としてもよい。この防水構造については後述する。
ここで、上記実施形態では、アクチュエータ10を1軸方向に移動する直動機構としたが、これに限定されない。以下、図7Aから図8Bを用いて、アクチュエータの他の例について説明する。
図7Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。図7Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。図7A及び図7Bに示すXYテーブル100は、搭載部32aを平面方向に移動させるアクチュエータである。図7A及び図7Bに示すXYテーブル100は、X軸方向移動機構110と、Y軸方向移動機構112と、を有する。XYテーブル100は、X軸方向移動機構110と、Y軸方向移動機構112と、のそれぞれが、上述したアクチュエータ10と同様の構成であり、Y軸方向移動機構112の搭載部32bにX軸方向移動機構110の筐体20aが固定されている。
X軸方向移動機構110は、耳部60aにシール材62aが設けられており、シール材62aを筐体20aに接触させることで、耳部60aと筐体20aとの間を水密にしている。また、X軸方向移動機構110は、スライダ及び連結部33aを開口部58a内で矢印191の方向に移動させることで、搭載部32aを矢印191の方向に移動させる。
Y軸方向移動機構112は、耳部60bにシール材62bが設けられており、シール材62bを筐体20bに接触させることで、耳部60bと筐体20bとの間を水密にしている。また、Y軸方向移動機構112は、連結部を開口部58b内で矢印191に直交する矢印192の方向に移動させることで、搭載部32bを矢印192の方向に移動させる。ここで、搭載部32bは、X軸方向移動機構110の筐体20aが固定されている。したがって、Y軸方向移動機構112は、搭載部32bを矢印192の方向に移動させることで、X軸方向移動機構110を矢印192の方向に移動させる。
XYテーブル100は、以上のような構成であり、Y軸方向移動機構112で搭載部32bを矢印192の方向に移動させることで、X軸方向移動機構110を矢印192の方向に移動させ、X軸方向移動機構110で、搭載部32aを矢印191の方向に移動させる。これにより、XYテーブル100は、搭載部32aを、互いに直交する矢印191の方向と矢印192の方向に移動させることができる。つまり、XYテーブル100は、搭載部32aを、矢印191の方向と矢印192の方向で形成される平面上で移動させることができる。
図8Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。図8Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。図8A及び図8Bに示すXYテーブル100aは、搭載部132を平面方向に移動させるアクチュエータである。図8A及び図8Bに示すXYテーブル100aは、X軸方向移動機構110aと、Y軸方向移動機構112aと、を有する。XYテーブル100aは、X軸方向移動機構110aとY軸方向移動機構112aとが筐体180に内蔵されている。XYテーブル100aは、X軸方向移動機構110aの可動部の連結部133に搭載部132が固定されている。また、Y軸方向移動機構112aは、ボールねじ機構であり、X軸方向移動機構110aの可動部の移動方向と直交する方向にX軸方向移動機構110aを移動させる。
XYテーブル100aは、搭載部132に耳部160が設けられ、耳部160にシール材162が設けられている。また、XYテーブル100aは、筐体180に開口部158が設けられており、開口部158に搭載部132と一体に形成された連結部133が挿入されている。
XYテーブル100aは、Y軸方向移動機構112aで、X軸方向移動機構110aを移動させ、X軸方向移動機構110aで、搭載部132を移動させる。ここで、開口部158は、Y軸方向移動機構112aとX軸方向移動機構110aとで移動される連結部133の可動範囲に対応して形成されている。また、耳部160及びシール材162は、連結部133のいずれの位置に移動しても開口部158が露出しない大きさで形成されている。これにより、XYテーブル100aは、搭載部132を、互いに直交する2方向に移動させることができる。このように、XYテーブル100aは、X軸方向移動機構110aとY軸方向移動機構112aを筐体180に収納し、平面移動に対応した開口部158と耳部160とシール材162を設けるようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。
次に、図9を用いて、アクチュエータを備える工作機械の一例について説明する。図9は、工作機械の一例の概略構成を示す斜視図である。図9に示す工作機械200は、マシニングセンタであり、XYテーブル210と加工ヘッド212と、を有する。XYテーブル210は、耳部260と搭載部232とが設けられている。XYテーブル210は、耳部260にシール材が設けられており、防水機構となる。XYテーブル210は、上述したXYテーブル100、100aと同様の構造とすることができる。加工ヘッド212は、加工工具を有し、搭載部232に固定された被加工部材を加工工具で加工する。加工ヘッド212としては、被加工部材を切削する機構である。加工ヘッド212は、XYテーブル210の移動方向に直交する方向に加工工具を移動させる。
工作機械200は、XYテーブル210で被加工部材を平面移動させ、加工ヘッド212をXYテーブル210の移動方向に直交する方向に移動させることで、加工工具と被加工部材とを相対的に3次元に移動させることができる。この場合も、XYテーブル210に耳部とシール材を備える防水構造を設けることで、上述したアクチュエータの効果を得ることができる。ここで、上記実施形態では、被加工部材を支持し、移動させるアクチュエータとして、本実施形態のアクチュエータを用いたが、加工ヘッド212を支持し、移動させるアクチュエータとして、本実施形態のアクチュエータを用いてもよい。また、工作機械200は、マシニングセンタに限定されず、被加工部材と、被加工部材を加工する機構とを相対的に移動させる各種機械に適用することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態に係るアクチュエータの概略構成を示す上面図である。図11は、図10に示すアクチュエータの断面図である。図12は、図10に示すアクチュエータの開口部と連結部との関係を示す模式図である。第2実施形態に係るアクチュエータ111は、固定部12と可動部14との間を水密にする防水構造(異物侵入防止構造)116を備える点で、上記したアクチュエータ10と構成を異にしている。第2実施形態に係るアクチュエータ111について、上記したアクチュエータ10と同一の構成については、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
防水構造(異物侵入防止構造)116は、固定部12の内部への水(異物)の浸入(侵入)を抑制する構造である。第2実施形態においても、防水構造116は、水だけでなく油等の液体、飛沫、塵埃、紛体等を含む異物の侵入を抑制することができる。防水構造116は、図11に示すように、耳部70と、シール材72と、を有する。耳部70は、搭載部32と一体で形成されている。より具体的には、耳部70は、搭載部32と連結部33との間に設けられており、筐体20の外側に配置されている。耳部70は、開口部58よりも大きい板状の部材であり、開口部58の全面を覆っている。第2実施形態では、耳部70は、図11及び図13に示すように、開口部58が形成された筐体20の上面板21と略平行に延在し、この上面板21の外表面21Bと対向して配置されている。耳部70は、筐体20側の面、すなわち筐体20の上面板21の外表面21Bと対向する下面(外表面に対向する面)70Aに溝74が形成されている。溝74は、耳部70の端部近傍の全周に形成されており、開口部58を囲っている。溝74は、可動部14の移動する方向において、形成されている部分の両端の距離が、開口部58の距離と可動部14の移動可能な距離とを加算した距離よりも長くなる。
シール材72は、図13に示すように、耳部70の溝74に挿入されており、溝74から一部が露出している。シール材72は、露出している部分が筐体20の上面板21の外表面21Bと摺動可能な状態で接触している。ここで、シール材72は、筐体20に一定の圧力で押し付けられており、摺動時も筐体20と密着している。シール材72は、第1実施形態で説明したシール材62と同様な構成、性質を備えるため、ここでは説明を省略する。
防水構造116は、搭載部32と筐体20との間に配置され、連結部33に固定された耳部70と、筐体20の上面板21の外表面21Bと対向する耳部70の下面70Aに保持され、開口部58の周りの全周に配置されたシール材72と、を有する。また、シール材72は、筐体20の外表面21Bに摺動可能な状態で当接し、筐体20と耳部70との間を水密とする。これにより、筐体20と耳部70との間の空間を耳部70とシール材72とで塞ぐことができ、筐体20の内部を防水することができる。
図14及び図15は、それぞれ、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。次に、図14及び図15を用いて、アクチュエータの動作を説明することで、防水構造116についてより詳細に説明する。上述したように、アクチュエータ111は、固定部12の駆動機構22で可動部14を送りねじ軸52の延在方向に移動させることができる。具体的には、アクチュエータ111は、可動部14を、ステップS22に示す可動範囲のモータ54から最も遠い側から、ステップS24に示す可動範囲の中央部に移動させることができる。さらに、アクチュエータ111は、可動部14を、ステップS24に示す可動範囲の中央部からステップS26に示す可動範囲のモータ54から最も近い側に移動させることができる。ここで、アクチュエータ111は、開口部58が形成されている範囲内(図14中点線で示す範囲内)で、開口部58に挿入されている可動部14の連結部33が移動できる範囲が、可動部14の可動範囲となる。また、アクチュエータ111は、可動部14が筐体20に対して水平移動するため、シール材62が筐体20の上面板21の外表面21Bに接している状態を維持して、移動される。
アクチュエータ111は、図14に示すように、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても、シール材72が筐体20の上面板21の外表面21Bと接している。つまり、アクチュエータ111は、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても(可動部14をフルストロークで移動させても)、シール材72が開口部58に露出しない。アクチュエータ111は、以上のように、可動部14の移動時にシール材72と筐体20との接触が維持し、かつ、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても、シール材72が筐体20と接していることで、開口部58と耳部70との間の空間が露出することを抑制し、開口部58が外部に露出することを抑制することができる。これにより、開口部58を水密にすることができ、筐体20の内部を防水することができる。
また、アクチュエータ111は、搭載部32をスライダ30に固定することで、搭載部32に付与される荷重をスライダ30で受けることができ、シール材72にかかる負荷を少なくすることができる。つまり、スライダ30で荷重を受けつつ、搭載部32に一体で設けた耳部70のシール材72で防水性能を持たせることができるため、シール材72で搭載部32にかかる荷重を受ける必要なくなる。これにより、搭載部32にかかる荷重によらず、シール材72を摺動させることが可能となり、搭載部32に大きな負荷(高負荷)が作用しても、防水性能を維持することができる。
ここで、防水構造116は、スライダ30の移動方向において、シール材72と連結部33の距離が、開口部58の連結部33がない空間の合計距離よりも長いことが好ましい。つまり、図15に示すように、スライダ30の移動方向におけるシール材72の端部から端部の距離をL1とした場合、距離L1の範囲のうち、空間となる領域が、開口部58の連結部33がない部分となる。このとき、開口部58の連結部33がない空間の合計距離は、防水構造116と開口部58との位置関係の場合、距離L2aと距離L3aの合計値となり、防水構造116と開口部58aとの位置関係の場合、距離L2bと距離L3bの合計値となり、防水構造116と開口部58bとの位置関係の場合、距離L2cと距離L3cの合計値となる。ここで、アクチュエータ111は、シール材72と連結部33と開口部58,58a,58bの大きさが一定であるので、開口部58の連結部33がない空間の合計距離も一定となる。また、シール材72と連結部33の距離は、開口部58,58a,58bの位置によらず距離L4、距離L5で一定である。ここで、防水構造116は、距離L4、距離L5を、それぞれ、開口部58の連結部33がない空間の合計距離よりも大きくすることで、シール材72と開口部58とが最も近づいた位置となっても、シール材72が開口部58に露出しない形状となる。これにより、防水構造116は、スライダ30の移動方向において、シール材72と連結部33の距離が、開口部58の連結部33がない空間の合計距離よりも長くすることで、より確実に、開口部58を水密にすることができる。
ここで、上記実施形態では、アクチュエータを1軸方向に移動する直動機構としたが、これに限定されない。以下、図16Aから図17Bを用いて、アクチュエータの他の例について説明する。
図16Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。図16Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。図16A及び図16Bに示すXYテーブル100bは、搭載部32を平面方向に移動させるアクチュエータである。図16A及び図16Bに示すXYテーブル100bは、X軸方向移動機構110bと、Y軸方向移動機構112bと、を有する。XYテーブル100bは、X軸方向移動機構110bと、Y軸方向移動機構112bとのそれぞれが、上述したアクチュエータ111と同様の構成であり、Y軸方向移動機構112bの搭載部32bにX軸方向移動機構110bの筐体が固定されている。
X軸方向移動機構110bは、耳部70aにシール材72aが設けられており、シール材72aを筐体20aに接触させることで、開口部58aを水密にしている。また、X軸方向移動機構110bは、スライダ及び連結部33aを開口部58a内で矢印191の方向に移動させることで、搭載部32を矢印191の方向に移動させる。
Y軸方向移動機構112bは、耳部70bにシール材72bが設けられており、シール材72bを筐体20bに接触させることで、開口部58bを水密にしている。また、Y軸方向移動機構112bは、連結部を開口部58b内で矢印191に直交する矢印192の方向に移動させることで、搭載部32bを矢印192の方向に移動させる。ここで、搭載部32bは、X軸方向移動機構110bの筐体20aが固定されている。したがって、Y軸方向移動機構112bは、搭載部32bを矢印192の方向に移動させることで、X軸方向移動機構110を矢印192の方向に移動させる。
XYテーブル100bは、以上のような構成であり、Y軸方向移動機構112bで搭載部32bを矢印192の方向に移動させることで、X軸方向移動機構110bを矢印192の方向に移動させ、X軸方向移動機構110bで、搭載部32を矢印191の方向に移動させる。これにより、XYテーブル100bは、搭載部32を、互いに直交する矢印191の方向と矢印192の方向に移動させることができる。つまり、XYテーブル100bは、搭載部32を、矢印191の方向と矢印192の方向で形成される平面上で移動させることができる。
図17Aは、XYテーブルの一例の概略構成を示す斜視図である。図17Bは、XYテーブルの一例の概略構成を示す上面図である。図17A及び図17Bに示すXYテーブル100cは、搭載部132を平面方向に移動させるアクチュエータである。図17A及び図17Bに示すXYテーブル100cは、X軸方向移動機構110cと、Y軸方向移動機構112cと、を有する。XYテーブル100cは、X軸方向移動機構110cとY軸方向移動機構112cとが筐体180に内蔵されている。XYテーブル100cは、X軸方向移動機構110cの可動部の連結部133に搭載部132が固定されている。また、Y軸方向移動機構112cは、ボールねじ機構であり、X軸方向移動機構110cの可動部の移動方向に直交する方向にX軸方向移動機構110cを移動させる。
XYテーブル100cは、搭載部132に耳部170が設けられ、耳部170にシール材172が設けられている。また、XYテーブル100cは、筐体180に開口部158が設けられており、開口部158に搭載部132と一体に形成された連結部133が挿入されている。
XYテーブル100cは、Y軸方向移動機構112cで、X軸方向移動機構110cを移動させ、X軸方向移動機構110cで、搭載部132を移動させる。ここで、開口部158は、Y軸方向移動機構112cとX軸方向移動機構110cとで移動される連結部133の可動範囲に対応して形成されている。また、耳部170及びシール材172は、連結部133のいずれの位置に移動しても開口部158が露出しない大きさで形成されている。これにより、XYテーブル100cは、搭載部132を、互いに直交する2方向に移動させることができる。このように、XYテーブル100cは、X軸方向移動機構110cとY軸方向移動機構112cを筐体180に収納し、平面移動に対応した開口部158と耳部170とシール材172を設けるようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。
次に、図18を用いて、アクチュエータを備える工作機械の一例について説明する。図18は、工作機械の一例の概略構成を示す斜視図である。図18に示す工作機械200aは、マシニングセンタであり、XYテーブル210aと加工ヘッド212aと、を有する。XYテーブル210aは、耳部270と搭載部232aとが設けられている。XYテーブル210aは、耳部270にシール材が設けられており、防水機構となる。XYテーブル210aは、上述したXYテーブル100b、100cと同様の構造とすることができる。加工ヘッド212aは、加工工具を有し、搭載部232aに固定された被加工部材を加工工具で加工する。加工ヘッド212aとしては、被加工部材を切削する機構である。加工ヘッド212aは、XYテーブル210aの移動方向に直交する方向に加工工具を移動させる。
工作機械200aは、XYテーブル210aで被加工部材を平面移動させ、加工ヘッド212aをXYテーブル210aの移動方向に直交する方向に移動させることで、加工工具と被加工部材とを相対的に3次元に移動させることができる。この場合も、XYテーブル210aに耳部とシール材を備える防水構造を設けることで、上述したアクチュエータの効果を得ることができる。ここで、上記実施形態では、被加工部材を支持し、移動させるアクチュエータとして、本実施形態のアクチュエータを用いたが、加工ヘッド212aを支持し、移動させるアクチュエータとして、本実施形態のアクチュエータを用いてもよい。また、工作機械は、マシニングセンタに限定されず、被加工部材と、被加工部材を加工する機構とを相対的に移動させる各種機械に適用することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図19は、第3実施形態に係るアクチュエータの概略構成を示す断面図であり、図20は、防水構造の機能を説明するための説明図である。第3実施形態に係るアクチュエータ211は、固定部12と可動部14との間を水密にする上記した防水構造(異物侵入防止構造)216を備える点で、上記したアクチュエータ10,111と構成を異にしている。第3実施形態に係るアクチュエータ211について、上記したアクチュエータ10,111と同一の構成については、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
防水構造(異物侵入防止構造)216は、固定部12の内部への水(異物)の浸入(侵入)を抑制する構造である。第3実施形態においても、防水構造216は、水だけでなく油等の液体、飛沫、塵埃、紛体等を含む異物の侵入を抑制することができる。防水構造216は、上記した防水構造16,116を組み合わせた構造を有する。具体的には、図19に示すように、防水構造216は、開口部58が形成された筐体20の上面板21と略平行に延在し、この上面板21の内表面21Aと対向して配置される第1耳部(耳部)60と、上面板21と略平行に延在し、この上面板21の外表面21Bと対向して配置される第2耳部(耳部)70とを備える。さらに、防水構造216は、図20に示すように、上面板21の内表面21Aとこの内表面21Aに対向する第1耳部60の上面60Aとの間に配置される第1シール材(シール材)62と、上面板21の外表面21Bとこの外表面21Bに対向する第2耳部70の下面70Aとの間に配置される第2シール材(シール材)72とを備える。
第1耳部60の上面60A及び第2耳部70の下面70Aには、それぞれ第1溝(溝)64及び第2溝(溝)74が形成され、これら第1溝64及び第2溝74に、それぞれ第1シール材62及び第2シール材72が挿入されている。第1溝64、第2溝74及び第1シール材62及び第2シール材72の各構成は、上記した溝64,74及びシール材62,72と同一であるので説明は省略する。
この第3実施形態によれば、筐体20の上面板21を挟んで上下に配置される第1耳部60及び第2耳部70を備えると共に、上面板21の内表面21Aとこの内表面21Aに対向する第1耳部60の上面60Aとの間に配置される第1シール材62と、上面板21の外表面21Bとこの外表面21Bに対向する第2耳部70の下面70Aとの間に配置される第2シール材72とを備える。これら第1シール材62及び第2シール材72は、それぞれ、上面板21の内表面21A及び外表面21Bに摺動可能な状態で当接し、筐体20と第1耳部60及び第2耳部70との間を水密とする。これにより、筐体20の開口部58を、第1シール材62及び第2シール材72で二重にシールすることができ、筐体20の内部をより強固に防水することができる。なお、第3実施形態では、図20に示すように、開口部58の縁部から第2シール材72までの距離を第1シール材62までの距離よりも長くしているが、この形態に限るものではなく、両シール材までの距離を同一としても良いし、第2シール材72までの距離を第1シール材62までの距離よりも短くしても良い。
図21は、アクチュエータの動作を説明するための説明図である。上述したように、アクチュエータ211は、固定部12の駆動機構22で可動部14を送りねじ軸52の延在方向に移動させることができる。具体的には、アクチュエータ211は、可動部14を、ステップS32に示す可動範囲のモータ54から最も遠い側から、ステップS34に示す可動範囲の中央部に移動させることができる。さらに、アクチュエータ211は、可動部14を、ステップS34に示す可動範囲の中央部からステップS36に示す可動範囲のモータ54から最も近い側に移動させることができる。ここで、アクチュエータ211は、開口部58が形成されている範囲内(図21中点線で示す範囲内)で、開口部58に挿入されている可動部14の連結部33が移動できる範囲が、可動部14の可動範囲となる。また、アクチュエータ211は、可動部14が筐体20に対して水平移動するため、第1シール材62及び第2シール材72は、筐体20の上面板21の内表面21A及び外表面21Bにそれぞれ接している状態を維持して、移動される。
アクチュエータ211は、図21に示すように、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても、第1シール材62及び第2シール材72が、筐体20の上面板21の内表面21A及び外表面21Bとそれぞれ接している。つまり、アクチュエータ211は、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても(可動部14をフルストロークで移動させても)、第1シール材62及び第2シール材72のいずれもが開口部58に露出しない。アクチュエータ211は、以上のように、可動部14の移動時に第1シール材62及び第2シール材72と筐体20の上面板21の内表面21A及び外表面21Bとの接触が維持し、かつ、可動部14が可動範囲内のいずれの位置にあっても、第1シール材62及び第2シール材72が筐体20と接していることで、開口部58が外部に露出することを抑制することができる。これにより、開口部58を水密にすることができ、筐体20の内部を防水することができる。
また、アクチュエータ211は、搭載部32をスライダ30に固定することで、搭載部32に付与される荷重をスライダ30で受けることができ、第1シール材62及び第2シール材72にかかる負荷を少なくすることができる。つまり、スライダ30で荷重を受けつつ、搭載部32に一体で設けた第1耳部60の第1シール材62及び第2耳部70の第2シール材72で防水性能を持たせることができるため、これら第1シール材62及び第2シール材72で搭載部32にかかる荷重を受ける必要がなくなる。これにより、搭載部32にかかる荷重によらず、第1シール材62及び第2シール材72を摺動させることが可能となり、搭載部32に大きな負荷(高負荷)が作用しても、防水性能を維持することができる。
また、この第3実施形態においても、アクチュエータは1軸方向に移動する直動機構に限定されず、このアクチュエータ211を上記したX軸方向移動機構110,110b、Y軸方向移動機構112,112bに用いてXYテーブル100,100bを構成しても良い。また、第3実施形態に係る防水構造216を上記したXYテーブル100a,100cの開口部158にそれぞれ設ける構成としても良い。さらに、アクチュエータ211,防水構造216を備えたXYテーブル100〜100cを上記したマシニングセンタ(工作機械)200,200aに設けた構成としても良い。なお、XYテーブル及びマシニングセンタに関する構成については上記実施形態に記載のものと同一であるので、説明を省略する。
以上、実施形態を説明したが、前述した内容により実施形態が限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、案内レール24によってスライダ30の回転方向の移動を規制したが、案内レール24に代えて、送りねじ軸52にと平行に配置され、スライダ30に挿入された軸を設けてもよい。また、駆動機構22が可動部14を移動させる機構としては、種々の機構を用いることができる。アクチュエータ10,111,211は、例えば、駆動機構22として、スライダ30にベルトの一部を固定し、ベルトを回転させることでスライダ30を移動させる機構、シリンダでスライダ30を移動させる機構、リニアモータでスライダ30を移動させる機構等を用いることができる。また、上記実施形態では、耳部60,70を搭載部32及び連結部33と一体、つまり1つの部材としたが、それぞれ別々の部材としてもよい。
10、111、211 アクチュエータ(テーブル、1軸テーブル)
12 固定部
14 可動部
16、116、216 防水構造(異物侵入防止構造)
20、20a、20b、180 筐体(防水カバー)
21 上面板(板部)
22 駆動機構(送りねじ機構)
24 案内レール
30 スライダ
32、32b、132、232、232a 搭載部
33、33a、133 連結部
34 締結機構
52 送りねじ軸
54 モータ
56 ジョイント
58、58a、58b、158 開口部
59 軸受
60、60a、60b、160、260 耳部(第1耳部)
60A 上面(内表面に対向する耳部の面)
62、62a、62b、162 シール材(第1シール材)
64 溝(第1溝)
70、70a、70b、170、270 耳部(第2耳部)
70A 下面(外表面に対向する耳部の面)
72、72a、72b、172 シール材(第2シール材)
74 溝(第2溝)
100、100a、100b、100c XYテーブル(アクチュエータ)
110、110a、110b、110c X軸方向移動機構
112、112a、112b、112c Y軸方向移動機構
191、192 矢印
200、200a 工作機械(マシニングセンタ)
210、210a XYテーブル
212、212a 加工ヘッド

Claims (16)

  1. 搭載部に連結されたスライダを有する可動部と、前記スライダを少なくとも1軸方向に移動させる駆動機構及び前記駆動機構を覆い、前記スライダと前記搭載部とを連結する連結部に対応する領域に開口部が形成された筐体を備える固定部と、を有し、前記搭載部を平面内で移動させるアクチュエータの異物侵入防止構造であって、
    前記連結部に固定された耳部と、
    前記耳部の前記筐体側の面に保持され、前記開口部の周りの全周に配置されて前記筐体の表面に摺動可能な状態で当接するシール材と、
    を有し、
    前記耳部は、前記筐体側の面に、前記開口部の周りの全周を囲った溝が形成され、
    前記シール材は、前記溝にはめ込まれていることを特徴とする異物侵入防止構造。
  2. 前記耳部は、前記スライダと前記筐体との間に該筐体の板部の内表面に対向して設けられ、前記内表面と該内表面に対向する前記耳部の面との間に前記シール材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の異物侵入防止構造。
  3. 前記耳部は、前記搭載部と前記筐体との間に該筐体の板部の外表面に対向して設けられ、前記外表面と該外表面に対向する前記耳部の面との間に前記シール材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の異物侵入防止構造。
  4. 前記耳部は、前記スライダと前記筐体との間に該筐体の板部の内表面に対向して設けられる第1耳部と、前記搭載部と前記筐体との間に前記板部の外表面に対向して設けられる第2耳部とを備え、前記板部の前記内表面と該内表面に対向する前記第1耳部の面との間に第1シール材を配置すると共に、前記板部の前記外表面と該外表面に対向する前記第2耳部の面との間に第2シール材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の異物侵入防止構造。
  5. 搭載部に連結されたスライダを有する可動部と、前記スライダを少なくとも1軸方向に移動させる駆動機構及び前記駆動機構を覆い、前記スライダと前記搭載部とを連結する連結部に対応する領域に開口部が形成された筐体を備える固定部と、を有し、前記搭載部を平面内で移動させるアクチュエータの異物侵入防止構造であって、
    前記連結部に固定された耳部と、
    前記耳部の前記筐体側の面に保持され、前記開口部の周りの全周に配置されて前記筐体の表面に摺動可能な状態で当接するシール材と、
    を有し、
    前記耳部は、前記スライダと前記筐体との間に該筐体の板部の内表面に対向して設けられ、前記内表面と該内表面に対向する前記耳部の面との間に前記シール材を配置したことを特徴とする異物侵入防止構造。
  6. 搭載部に連結されたスライダを有する可動部と、前記スライダを少なくとも1軸方向に移動させる駆動機構及び前記駆動機構を覆い、前記スライダと前記搭載部とを連結する連結部に対応する領域に開口部が形成された筐体を備える固定部と、を有し、前記搭載部を平面内で移動させるアクチュエータの異物侵入防止構造であって、
    前記連結部に固定された耳部と、
    前記耳部の前記筐体側の面に保持され、前記開口部の周りの全周に配置されて前記筐体の表面に摺動可能な状態で当接するシール材と、
    を有し、
    前記耳部は、前記搭載部と前記筐体との間に該筐体の板部の外表面に対向して設けられ、前記外表面と該外表面に対向する前記耳部の面との間に前記シール材を配置したことを特徴とする異物侵入防止構造。
  7. 搭載部に連結されたスライダを有する可動部と、前記スライダを少なくとも1軸方向に移動させる駆動機構及び前記駆動機構を覆い、前記スライダと前記搭載部とを連結する連結部に対応する領域に開口部が形成された筐体を備える固定部と、を有し、前記搭載部を平面内で移動させるアクチュエータの異物侵入防止構造であって、
    前記連結部に固定された耳部と、
    前記耳部の前記筐体側の面に保持され、前記開口部の周りの全周に配置されて前記筐体の表面に摺動可能な状態で当接するシール材と、
    を有し、
    前記耳部は、前記スライダと前記筐体との間に該筐体の板部の内表面に対向して設けられる第1耳部と、前記搭載部と前記筐体との間に前記板部の外表面に対向して設けられる第2耳部とを備え、前記板部の前記内表面と該内表面に対向する前記第1耳部の面との間に第1シール材を配置すると共に、前記板部の前記外表面と該外表面に対向する前記第2耳部の面との間に第2シール材を配置したことを特徴とする異物侵入防止構造。
  8. 前記シール材は、弾性率が5MPa以上10MPa以下であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の異物侵入防止構造。
  9. 前記シール材は、前記筐体との動摩擦係数が0.3以上0.8以下であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の異物侵入防止構造。
  10. 前記可動部と、前記固定部と、
    請求項1からのいずれか一項に記載の異物侵入防止構造と、を有することを特徴とするアクチュエータ。
  11. 前記異物侵入防止構造は、前記スライダの移動方向において、前記シール材と前記連結部の距離が、前記開口部の前記連結部がない空間の合計距離よりも長いことを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 前記駆動機構は、前記スライダを1軸方向に移動させることを特徴とする請求項10または11に記載のアクチュエータ。
  13. 前記駆動機構は、前記スライダを平面上で移動させることを特徴とする請求項10または11に記載のアクチュエータ。
  14. 前記固定部は、前記筐体の内部に配置され、前記駆動機構を前記1軸方向に直交する方向に移動させ、前記スライダを前記1軸方向に直交する方向に移動させる直交方向駆動機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  15. 前記固定部は、前記筐体を前記1軸方向に直交する方向に移動させ、前記スライダを前記1軸方向に直交する方向に移動させる直交方向駆動機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  16. 被加工部材を加工する工作機械であって、
    前記被加工部材を保持する保持冶具と、
    前記保持冶具に保持された前記被加工部材を加工する加工ヘッドと、
    前記保持冶具または前記加工ヘッドを移動させる請求項10から1のいずれか一項に記載のアクチュエータと、を有することを特徴とする工作機械。
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