JP6387183B2 - 新規な第4族遷移金属化合物及びその用途 - Google Patents

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Description

本発明は、新規な第4族遷移金属化合物、前記化合物の製造方法、前記化合物を含む触媒組成物、及び前記触媒組成物の存在下でオレフィン単量体の重合反応を行う段階を含む、ポリオレフィンの製造方法に関する。
ポリオレフィンは、実生活に用いられる様々な物、例えばショッピングバッグ、ビニールハウス、漁網、タバコの包装紙、ラーメンの袋、ヨーグルトの容器、バッテリーケース、自動車のバンパー、内装材、靴底、洗濯機などの素材として用いられる。
従来のエチレン重合体、プロピレン重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体などのオレフィン重合体及び共重合体は、チタン化合物及びアルキルアルミニウム化合物からなる不均一系触媒により作製された。近年には、触媒活性が極めて高い均一系触媒であるメタロセン触媒が開発され、メタロセン触媒を用いたポリオレフィン製造方法が研究されている。
メタロセン触媒は50年代に既に報告されていたが、当時は低い活性のため、それに関する活発な研究が行われていなかった。1976年にドイツのカミンスキー教授がメチルアルミノキサンを助触媒として用い、高い活性を示すことを最初に報告した後、メタロセン触媒に関する研究が加速化された。初期の単一活性点均一系触媒は、メチルアルミノキサン(MAO)により活性化された2つのシクロペンタジエニルリガンドが配位された第4族金属のメタロセン化合物の形態であった。その後、ダウ(Dow)社の制限幾何触媒(constrained geometry catalyst、CGC)に代表される「ハーフ−メタロセン」触媒の形態に拡大され、この形態の触媒は、初期のメタロセン触媒より共重合において優れた特性を示した。2000年度になっては、シクロペンタジエニルリガンドを含まない「ポスト−メタロセン」触媒の形態に拡大されている。ほとんどの単一活性点均一系触媒は「LMX」の構造的な共通点を有している。ここで、Mは中心金属であり、Lはスペクテイターリガンド(spectator ligand)であって、常に金属に配位している。Xはハロゲン原子、アルキル基などで構成されたアクティングリガンド(acting ligand)であって、前記Xのどちらか一方は、助触媒により陰イオンで脱着されて中心金属が陽イオンになるようにして、残りの一方からは、高分子鎖が成長することになる。
2000年代初めに、ダウ社及びシミックス(Symyx)社は共同でHTS(high-throughput-screening)技術を活用して新しいタイプの触媒を発表した(非特許文献1)。前記触媒は「LMX」構造を有するものであって、従来から公知となった「LMX」構造の触媒とは区別される。前記ダウ社及びシミックス社の触媒は、スペクテイターリガンドLがエーテル−アミドキレート形態であることを特徴とする。その後、スペクテイターリガンドLをイミン−アミド、イミン−エナミド、アミノトロポンイミネートなどに多様化させた「LMX」構造の触媒がさらに開発された。
しかし、前記開発された触媒のうち商業的に用いられているものは少数に過ぎない。従って、100℃以上の高温であっても高い活性を示し、熱安定性を有して、中心金属及びリガンド構造を変化させることにより様々なグレードのポリオレフィンを製造することができる、より向上された重合性能を示す触媒の開発が依然として求められている。
Journal of the American Chemical Society, 2003, 125: 4306 Qing-Hua Fan博士(Angew. Chem. Int. Ed., 2013, 52: 7172-7176) Liang-jie Yuan博士(CrystEngComm, 2013, 15: 1414) Francesco Vizza博士(Inorganica Chimica Acta, 2008, 361: 3677)
本発明者らは、様々なグレードのポリオレフィンを製造することができる優れた触媒活性を示す第4族遷移金属化合物を見出すべく鋭意研究した。その結果、フェナントロリン類似キレート形態のリガンドが配位した新規な構造の第4族遷移金属化合物が、優れた触媒活性を示すだけでなく、熱安定性に優れることで、高温でのポリオレフィン重合反応にも使用可能であり、中心金属及びリガンドの種類によってグレードが調節されたポリオレフィン合成が可能であることを確認し、本発明を完成するに至った。
本発明は、新規な第4族遷移金属化合物を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記第4族遷移金属化合物の製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、前記第4族遷移金属化合物を含む触媒組成物を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、前記第4族遷移金属化合物を含む触媒組成物の存在下でオレフィン単量体の重合反応を行う段階を含む、ポリオレフィンの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第4族遷移金属化合物は、ポリオレフィン合成反応において優れた触媒活性を示すだけでなく、熱的安定性に優れるので、高温でのポリオレフィン合成反応にも使用可能であり、中心金属及びリガンドの種類を変更することにより、合成されるポリオレフィンの重量平均分子量及び前記重合体中のオクテン含有量を調節することができるので、グレードが調節されたポリオレフィン合成工程に有用である。
本発明の一実施例における、ハフニウムを中心金属として含み、2,9−ジイソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが配位結合した、第4族遷移金属化合物のX線回折結晶構造を示す図である。
前記目的を達成するための本発明の一態様は、式1で表される第4族遷移金属化合物を提供する。
(1)
前記式において、
MはTi、Zr、Hf又はRfである第4族遷移金属であり、
〜Xはそれぞれ独立してハロゲン、C1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキル、C1−20アルキルアミド、C6−20アリールアミド又はC1−20アルキリデンであるか、
とXが互いに連結されて式9の形態で金属Mに配位結合し、
〜R及びR’〜R’はそれぞれ独立して水素、又は置換もしくは非置換のC1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキルもしくはC1−20シリルであるか、
とR、RとR、RとR、又はRとRが共に連結されて置換又は非置換のC5−14環を形成するか、
とRは、これらが結合された窒素原子と二重結合を形成し、前記二重結合はRと連結されてO又はNのヘテロ原子を含んで置換又は非置換のC5−14共役環を形成し、
前記置換基はそれぞれ独立してハロゲン、C1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキル、C1−20アルキルアミド、C6−20アリールアミド又はC1−20アルキリデンである。
(9)
本発明における「置換」とは、特に言及しない限り、水素原子が他の原子又は原子団などの官能基に変換されることを意味する。
本発明におけるアルキル、アルケニル及びアルキニルは、線形、分枝状又は環状であってもよい。
本発明は、フェナントロリン類似キレート形態のリガンドが配位した新規な構造の第4族遷移金属化合物を提供することを特徴とする。前述したように、従来の単一活性点均一系触媒としては、シクロペンタジエニル、アミド、フェノキソ、アミン、イミン、エーテルなどのように炭素、窒素及び酸素原子を基にしたリガンドの配位体が主に開発されてきた。近年、キノリンを基にしたリガンドの配位体が報告されているが、その構造は本発明の化合物のものとは異なり、フェナントロリンを基にしたバイデンテート配位体は報告されていない。
好ましくは、前記第4族遷移金属化合物は式2で表される第4族遷移金属化合物であってもよい。
(2)
前記式において、
〜X、R及びRは前記定義の通りであり、
〜R11はそれぞれ独立して水素、又は置換もしくは非置換のC1−20アルキルである。
前記X〜Xはそれぞれ独立して塩素、フッ素などのハロゲン、メチル、フェニル、ベンジル、トリル又はジメチルアミノであってもよい。より好ましくは、前記X〜Xは全てベンジルであってもよいが、これに限定されるものではない。
また、前記R及びR11は互いに同じであるか異なり、それぞれ独立して水素、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル又はフェニルであってもよい。
前記化合物の非制限的な例としては、
式10〜27:
(10)
(11)
(12)
(13)
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
(21)
(22)
(23)
(24)
(25)
(26)
(27)
からなる群から選択される式で表され、前記式において、MはTi、Zr、Hf又はRfである第4族遷移金属であり、Phはフェニルであり、Bnはベンジルである第4族遷移金属化合物を含む。
本発明の他の態様は、式3で表される化合物と式4で表される第4族遷移金属化合物とを反応させる段階を含む、式1で表される化合物の製造方法を提供する。
(1)
(3)
(4)
前記式において、
M、R〜R、及びX〜Xは前記定義の通りであり、
はハロゲン、C1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキル、C1−20アルキルアミド、C6−20アリールアミド又はC1−20アルキリデンである。
式3で表される化合物はフェナントロリン誘導体であることが好ましい。前記フェナントロリン誘導体は、市販されているものを購入して用いるか、当業界で公知の合成方法で作製して用いることができる。例えば、非特許文献2〜4などで開示された公知の合成法を参考にして合成することができるが、これらに限定されるものではない。本発明の第4族遷移金属化合物の製造に用いられる式4で表される化合物の例としては、2,9−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2,9−ジイソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2,9−ジブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、9−ブチル−2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2,9−ジフェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、9−ブチル−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、9−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、9−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−ブチル−9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−ブチル−9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン、2−ブチル−9−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが挙げられる。
前記式において、X〜Xは全てベンジルであることが好ましい。
前記反応において、式3で表される化合物と式4で表される化合物とを1:0.9〜1:1.2のモル比で反応させることが好ましいが、これに限定されるものではない。
また、前記反応は、非置換又はハロゲン原子で置換されたC5−10脂肪族又は芳香族環状炭化水素、非置換又はハロゲン原子で置換されたC1−10飽和又は不飽和炭化水素、及びそれらの混合物からなる群から選択される炭化水素溶媒で行うことが好ましい。前記炭化水素溶媒は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロエタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はそれらの混合物であることがより好ましいが、これらに限定されるものではない。
ここで、前記炭化水素溶媒は、反応に用いた式3で表される化合物と式4で表される化合物との合計100重量部に対して100〜1000重量部で用いられるが、これに限定されるものではない。
本発明の具体的な実施例においては、反応器に式3で表される化合物としてのフェナントロリン誘導体と式4で表される第4族遷移金属有機化合物、例えばテトラベンジルジルコニウム、テトラベンジルハフニウム又はテトラベンジルチタンをトルエンなどの炭化水素溶媒とを共に投入し、0〜100℃、例えば20〜30℃で1時間〜30時間攪拌しながら反応させた。前記条件で反応を行うとさらに高い収率で遷移金属化合物を得ることができるが、これに限定されるものではなく、前記反応条件は2種類の反応物と溶媒の組み合わせにより適宜調節することができる。
さらに、前記製造方法は、反応終了した後の通常の後処理工程、例えば、溶媒及び反応していない化合物の除去や、生成物の洗浄及び乾燥などの過程をさらに行ってもよい。前記溶媒の除去は、真空ポンプなどを用いた減圧蒸発により行ってもよいが、これらに限定されるものではない。
本発明のさらに他の態様は、前記第4族遷移金属化合物と、式5で表される化合物、式6で表される化合物、及び式7又は8で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含む触媒組成物を提供する。
(1)
(5)
(6)
(7)
(8)
前記式において、
M、R〜R、及びX〜Xは前記定義の通りであり、
は水素、ハロゲン、又は非置換もしくはハロゲンで置換されたC1−20アルキル、C3−20シクロアルキル、C6−40アリールもしくはC6−40アルキルアリールであり、
nは2以上の整数であり、
Dはアルミニウム又はホウ素であり、
〜Rは同じであるか異なり、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン、又は非置換もしくはハロゲンで置換されたC1−20アルキル、C3−20シクロアルキル、C1−20アルコキシ、C6−40アリール、C6−40アルキルアリールもしくはC6−40アリールアルキルであり、Lは中性又はカチオン性ルイス酸であり、
Zは第13族元素であり、
Aは置換もしくは非置換のC6−20アリール、又は置換もしくは非置換のC1−20アルキルである。
本発明の触媒組成物は、式5で表される化合物、式6で表される化合物又はそれらの混合物と、式7又は8で表される化合物を含むことが好ましい。
本発明の触媒組成物は、式1で表される化合物と、式5で表される化合物、式6で表される化合物又はそれらの混合物と、式7又は8で表される化合物を1:1〜5:20〜500のモル比で含むことが好ましい。
前記式5で表される化合物はアルミノキサンであり、アルキルアルミノキサンであることが好ましい。前記アルキルアルミノキサンの非制限的例としては、メチルアルミノキサン、エチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン、ブチルアルミノキサンなどが挙げられ、メチルアルミノキサンを用いることが好ましいが、これらに限定されるものではない。前記アルキルアルミノキサンは、トリアルキルアルミニウムに適量の水を添加したり、水を含む炭化水素化合物又は無機水和物塩とトリアルキルアルミニウムを反応させるなどの当業界で公知の方法で作製されたものを用いることができるが、これらに限定されるものではなく、市販のアルキルアルミノキサンを購入して用いることができる。通常の作製方法によりアルキルアルミノキサンを作製する場合、一般に線状及び環状アルミノキサンが混合された形態で得ることができる。
式6で表される化合物は、第13族金属、例えばアルミニウム又はホウ素を含有する有機化合物であることが好ましい。式6において、3つの置換基はそれぞれ同じであるか異なるものである。前記式6で表される化合物の例としては、トリメチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロライド、メトキシジメチルアルミニウム、メチルアルミニウムジクロライド、トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、メトキシジエチルアルミニウム、エチルアルミニウムジクロライド、トリプロピルアルミニウム、ジプロピルアルミニウムクロライド、プロピルアルミニウムジクロライド、トリイソプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、トリシクロペンチルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリイソペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、エチルジメチルアルミニウム、ジエチル(メチル)アルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、エトキシジメチルアルミニウム、トリメチルボロン、トリエチルボロン、トリイソブチルボロン、トリプロピルボロン、トリブチルボロン、トリペンタフルオロフェニルボロンなどが挙げられる。
式7又は8で表される化合物としては、メチルジオクタデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート([HNMe(C1837[B(C)、トリメチルアンモニウムテトラキス(フェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテトラキス(フェニル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(フェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラキス(フェニル)ボレート、トリメチルアンモニウムテトラキス(p−トリル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(p−トリル)ボレート、トリメチルアンモニウムテトラキス(o,p−ジメチルフェニル)ボレート、トリエチルアンモニウムテトラキス(o,p−ジメチルフェニル)ボレート、トリメチルアンモニウムテトラキス(p−トリフルオロメチルフェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラキス(p−トリフルオロメチルフェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジエチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルホスホニウムテトラキス(フェニル)ボレート、トリメチルホスホニウムテトラキス(フェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニリニウムテトラキス(フェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルボニウムテトラキス(p−トリフルオロメチルフェニル)ボレート、トリフェニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリメチルアンモニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリエチルアンモニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリブチルアンモニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリメチルアンモニウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、トリエチルアンモニウムテトラキス(o,p−ジメチルフェニル)アルミネート、トリブチルアンモニウムテトラキス(p−トリフルオロメチルフェニル)アルミネート、トリメチルアンモニウムテトラキス(p−トリフルオロメチルフェニル)アルミネート、トリブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、N,N−ジエチルアニリニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、N,N−ジエチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、ジエチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、トリフェニルホスホニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリメチルホスホニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリエチルアンモニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、トリブチルアンモニウムテトラキス(フェニル)アルミネートなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。メチルジオクタデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート([HNMe(C1837[B(C)、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどを用いることが好ましい。
本発明の触媒組成物は、本発明の第4族遷移金属化合物及び前記例示した助触媒化合物を混合して接触させることにより作製することができる。前記混合は、窒素やアルゴンなどの不活性気体の雰囲気下で溶媒を用いることなく、又は炭化水素溶媒の存在下で行うことができる。例えば、前記混合は、0〜100℃、好ましくは10〜30℃で行うことができる。炭化水素溶媒などで作製し、その後均一に溶解された溶液状態の触媒組成物をそのまま用いてもよく、溶媒を除去して固体粉末状態にしてから用いてもよい。前記固体粉末状態の触媒組成物は、溶液状態の触媒組成物を沈殿化し、その後、沈殿物を固化することにより得ることができる。また、本発明の触媒組成物は、第4族遷移金属化合物及び助触媒化合物がシリカ、アルミナ又はそれらの混合物などの担体に担持された形態や担体の不溶性粒子の形態などで用いることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明の具体的な実施例において、前記助触媒化合物は、式5で表される化合物、式6で表される化合物、式7もしくは8で表される化合物、又はそれらから選択される2種以上の化合物を共に含んでもよい。例えば、式5で表される化合物であるメチルアルミノキサンと、式7で表される化合物であるメチルジオクタデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート([HNMe(C1837[B(C)とを混合して用いた。ここで、触媒組成物は、炭化水素溶媒に溶解させた遷移金属化合物溶液に、式7又は8で表される化合物と式5で表される化合物及び/又は式6で表される化合物を順次投入して混合することにより作製することができる。ポリオレフィン合成において高い活性を示す触媒組成物を提供するために、用いられる遷移金属化合物、式5で表される化合物及び/又は式6で表される化合物、式7又は8で表される化合物は前述した比率、すなわち1:1〜5:20〜500のモル比で用いることができる。
本発明のさらに他の態様は、前記触媒組成物の存在下でオレフィン単量体の重合反応を行う段階を含む、ポリオレフィンの製造方法を提供する。
本発明による製造方法において使用可能であるオレフィン単量体の例としては、エチレン、α−オレフィン、シクロオレフィンなどが挙げられ、ジエン類、トリエン類及びスチレン類オレフィンも用いることができる。前記α−オレフィンにはC3−12、例えばC3−8の脂肪族オレフィンが含まれ、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン及び3−メチル−1−ブテン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、4,4−ジエチル−1−ヘキセン、3,4−ジメチル−1−ヘキセンなどが含まれる。前記シクロオレフィンにはC3−24、例えばC4−18の環状オレフィンが含まれ、具体的にはビニルシクロヘキサン、ビニルシクロヘプタン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロブテン、シクロヘキセン、3−メチルシクロヘキセン、シクロオクテン、テトラシクロデセン、オクタシクロデセン、ジシクロペンタジエン、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、5−イソブチル−2−ノルボルネン、5,6−ジメチル−2−ノルボルネン、5,5,6−トリメチル−2−ノルボルネン、エチレンノルボルネンテトラシクロドデセンなどが含まれる。前記ジエン類及びトリエン類オレフィンには2つ又は3つの二重結合を含むC4−26のポリエンが含まれ、具体的にはイソプレン、1,3−ブタジエン、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,9−デカジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、シクロペンタジエンなどが含まれる。前記スチレン類オレフィンにはスチレン、又はC1−10アルキル、アルコキシもしくはハロゲン化アルキル、ハロゲン、アミン、シリルなどで置換されたスチレンが含まれ、具体的にはスチレン、p−メチルスチレン、アリルベンゼン、ジビニルベンゼンなどが含まれる。
本発明におけるポリオレフィン製造方法においては、前記オレフィン単量体を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン及び1−デセンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を用いることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
また、前記オレフィン単量体は、単独重合されてもよく、2種以上のオレフィン単量体又はその重合体が交互(alternating)、ランダム(random)又はブロック(block)共重合されてもよい。
本発明におけるポリオレフィン製造方法において、前記触媒組成物の使用量は特に限定されるものではないが、例えば、重合させる反応系内で本発明の第4族遷移金属化合物の中心金属の濃度が1×10−5〜9×10−5mol/Lになるように用いることができる。また、重合反応時の温度及び圧力は反応物の種類や反応条件などに応じて可変的であるので、特に限定されるものではないが、0〜200℃の温度で行うことができる。例えば、100〜180℃の温度で行ってもよく、スラリー又は気相重合の場合は0〜120℃、より好ましくは60〜100℃の温度で行ってもよい。一方、重合圧力は1〜150bar、例えば30〜90barであってもよく、前記範囲への圧力調節は反応に用いるオレフィン単量体ガスの注入により調節してもよい。
例えば、前記重合反応は、回分式、半連続式又は連続式で行うことができる。前記重合反応は、異なる反応条件を有する2つ以上の段階で行われてもよく、最終的に得られる重合体の分子量は、重合温度を変化させたり、反応器内に水素を注入するなどの方法で調節してもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。これらの実施例は本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるものではない。
ジルコニウムを中心金属として含み、2,9−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが配位結合した、第4族遷移金属化合物の合成
(28)
2,9−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン(37mg,0.17mmol;リガンド1)及びテトラベンジルジルコニウム(79mg,0.17mmol)をそれぞれ0.5mlのトルエンに溶解させ、−30℃で前記リガンド1溶液をテトラベンジルジルコニウム溶液に添加した。30分間攪拌し、その後真空ポンプを用いて溶媒を除去した。
1H NMR (C6D6): δ = 7.39 (d, J = 8.4 Hz, 1H, 8-phenanthroline), 6.96 (t, J = 7.8 Hz, 7H), 6.81-6.69 (m, 10H), 6.38 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.30-4.22 (m, 1H, NCH), 2.76-2.68 (m, 1H, 4-phenanthroline), 2.62 (quartet, J = 11, 7.6 Hz, 6H, ZrCH2), 2.46-2.38 (m, 1H, 4-phenanthroline), 2.16 (s, 3H, CH3), 1.62-1.54 (m, 1H, 3-phenanthroline), 1.50-1.42 (m, 1H, 3-phenanthroline), 0.94 (d, J = 6.4 Hz, 3H, CH3) ppm;
13C{1H} NMR (C6D6): δ = 156.95, 146.10, 145.89, 139.91, 139.41, 130.09, 128.98, 126.82, 126.33, 122.24, 121.94, 119.22, 114.14, 75.91, 50.17, 27.68, 25.50, 23.10, 20.83 ppm.
ジルコニウムを中心金属として含み、2,9−ジブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが配位結合した、第4族遷移金属化合物の合成
(29)
2,9−ジブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン(45mg,0.15mmol)と同モル数のテトラベンジルジルコニウムを用いることを除いて、前記実施例1と同じ条件及び方法で合成を行った(収率91%)。
1H NMR (C6D6): δ = 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H, 8-phenanthroline), 7.11-6.93 (m, 10H), 6.84 (br s, 6H), 6.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.28-4.20 (m, 1H, NCH), 2.80-2.60 (m, 9H), 2.47-2.36 (m, 1H, 4-phenanthroline), 1.76-1.68 (m, 1H, 3-phenanthroline), 1.64-1.57 (m, 1H, 3-phenanthroline), 1.48-1.37 (m, 2H, CH2), 1.34-1.16 (m, 8H, CH2), 0.96-0.81 (m, 6H, CH3) ppm;
13C{1H} NMR (C6D6): δ = 161.51, 146.28, 146.13, 139.72, 139.58, 130.15, 128.97, 126.76, 126.63, 121.98, 120.76, 119.81, 114.33, 76.47, 55.03, 39.09, 33.72, 32.22, 29.23, 24.35, 23.61, 23.39, 23.11, 22.99, 14.85, 14.43 ppm.
ハフニウムを中心金属として含み、2,9−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが配位結合した、第4族遷移金属化合物の合成
(30)
テトラベンジルハフニウム(82mg,0.15mmol)と同モル数の2,9−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンを用いることを除いて、前記実施例1と同じ条件及び方法で合成を行った。
1H NMR (C6D6): δ = 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 1H, 8-phenanthroline), 7.06-6.89 (m, 7H), 6.80 (br s, 5H), 6.76-6.67 (m, 4H), 6.65 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.32 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.48-4.39 (m, 1H, NCH), 2.77-2.65 (m, 1H, 4-phenanthroline), 2.46 (quartet, J = 12, 6.8 Hz, 6H, HfCH2), 2.40-2.31 (m, 1H, 4-phenanthroline), 2.12 (s, 3H, CH3), 1.55-1.43 (m, 2H, 3-phenanthroline), 0.91 (d, J = 6.8 Hz, 3H, CH3) ppm;
13C{1H} NMR (C6D6): δ = 157.28, 145.91, 139.85 (d, J = 5.3 Hz), 130.23, 129.33, 128.56, 127.17, 126.23, 122.33, 121.88, 120.29, 114.01 ppm.
ハフニウムを中心金属として含み、2,9−ジイソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが配位結合した第4族遷移金属化合物の合成
(31)
2,9−ジイソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン(37mg,0.14mmol)と同モル数のテトラベンジルハフニウムを用いることを除いて、実施例1と同じ条件及び方法で合成を行った(収率92%)。
1H NMR (C6D6): δ = 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H, 8-phenanthroline), 7.20-6.86 (m, 12H), 6.77 (br s, 4H), 6.73 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.05-3.96 (m, 1H, NCH), 3.35-3.22 (m, 1H, Me2CH), 2.75-2.57 (m, 4H, HfCH2, 4-phenanthroline), 2.47 (br s, 3H, HfCH2), 2.40-2.31 (m, 1H, 4-phenanthroline), 1.96-1.88 (m, 1H, 3-phenanthroline), 1.65-1.45 (m, 2H, 3-phenanthroline, Me2CH), 1.11 (d, J = 6.8 Hz, 3H, CH3), 1.00 (d, J = 6.0 Hz, 3H, CH3), 0.962 (d, J = 6.8 Hz, 3H, CH3), 0.76 (d, J = 6.8 Hz, 3H, CH3) ppm;
13C{1H} NMR (C6D6): δ = 167.66, 145.96, 140.67, 138.94, 129.96, 129.33, 128.56, 127.19, 126.84, 125.70, 122.05, 118.09, 114.48 ppm.
ハフニウムを中心金属として含み、2,9−ジブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリンが配位結合した第4族遷移金属化合物の合成
(32)
2,9−ジブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,10−フェナントロリン(40mg,0.13mmol)と同モル数のテトラベンジルハフニウムを用いることを除いて、前記実施例1と同じ条件及び方法で合成を行った(収率90%)。
1H NMR (C6D6): δ = 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H, 8-phenanthroline), 7.20-6.84 (m, 10H), 6.84-6.66 (m, 6H), 6.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.38-4.29 (m, 1H, NCH), 2.84-2.62 (m, 3H, 4-phenanthroline, CH2), 2.61-2.42 (m, 6H, HfCH2), 2.42-2.32 (m, 1H, 4-phenanthroline), 1.83-1.75 (m, 1H, 3-phenanthroline), 1.57-1.46 (m, 1H, 3-phenanthroline), 1.46-1.36 (m, 2H, CH2), 1.34-1.13 (m, 9H, CH2), 0.95-0.78 (m, 6H, CH3) ppm;
13C{1H} NMR (C6D6): δ = 161.83, 146.25, 140.10, 139.54, 130.31, 127.22 126.60, 122.02, 120.83, 114.07, 53.92, 38.55, 33.80, 32.14, 29.16, 24.21, 23.63, 23.36, 22.99, 22.78, 14.86, 14.43 ppm.
実施例6〜10:エチレン・1−オクテン共重合体の合成
ドライボックス内で高圧重合反応器に共単量体として1−オクテンをメチルシクロヘキサンに溶解させた溶液(1.0M,1−オクテン4.0g,30ml)と、水と酸素を除去するための助触媒としてメチルアルミノキサン溶液(scavenger,7%Alトルエン溶液,29mg,75mmol Al)とを投入し、ドライボックス外で高圧重合反応器の温度を100℃に上げた。それぞれ前記実施例1〜5で作製した遷移金属化合物(1.0mmol)をトルエンに溶解させ、メチルジオクタデシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート([HNMe(C1837[B(C,1.2mmol)とメチルアルミノキサン溶液(7%Alトルエン溶液,19mg,50mmol Al,Al/Hf or Zr=125)を順次投入した。前記反応混合物にトルエンをさらに添加し、溶液の総量を3mlにして活性化した触媒組成物を作製した。前記触媒組成物を注射器で前記高圧重合反応器に注入し、下記表1の温度範囲で435psigの圧力でエチレンを注入して、エチレンと1−オクテンとを3分間重合させた。エチレンガスを排出(vent)し、0℃でメタノール10mlを添加することにより反応を終了させた。形成された白色固体化合物を濾過し、その後これを150℃の真空オーブンで数時間乾燥することによりポリオレフィン、すなわちエチレン・1−オクテン共重合体を作製した。各実験結果を表1に示す。
物性評価
(1)活性単位:Kg(ポリオレフィン)/mmol(触媒中心金属).hr
(2)1−オクテン含有量(単位:mol%):H NMRスペクトル分析により得られたポリオレフィン中の1−オクテン含有量
(3)重量平均分子量(Mw,単位:g/mol):ポリスチレンを基準にしてGPC(ゲル透過クロマトグラフィー)で測定
(4)溶融温度(Tm,単位:℃):TA社製の示差走査熱量計(DSC; Differential Scanning Calorimeter 2920)を用いて測定(具体的には、温度を200℃まで上昇させ、その後5分間当該温度を維持し、30℃まで低下させ、再び温度を上昇させてDSC曲線の最大ピークを溶融温度とした。ここで、温度の上昇及び低下の速度は10℃/minであり、溶融温度は2回目に温度を上昇している間決定。)
前記表1に示すように、本発明における第4族遷移金属化合物を含む触媒組成物を用いてポリオレフィンを製造する場合、100℃以上の高温であっても高い活性を示すことが確認された。特に、実施例1及び2で得られた遷移金属化合物を含む触媒組成物を用いて合成した、すなわち、実施例8及び10で得られたポリオレフィンは、相対的に重量平均分子量が高く、1−オクテン含有量も高かった。また、高い反応活性を示した。前記結果から、生成されるポリオレフィンの分子量は、用いる触媒組成物中に含まれる遷移金属化合物の配位結合したリガンドの構造及び中心金属の種類によって調節(重量平均分子量90,000〜380,000の範囲)可能であることが確認され、1−オクテン含有量も一定水準の範囲(1.5〜4.3モル%)で変化することが確認された。
本発明の単なる変形又は変更は当該分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるものであり、その変形又は変更は全て本発明に含まれるものである。

Claims (17)

  1. 式1で表される第4族遷移金属化合物:
    (1)
    前記式において、
    MがTi、Zr、Hf又はRfである第4族遷移金属であり;
    〜Xがそれぞれ独立してハロゲン、C1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキル、C1−20アルキルアミド、C6−20アリールアミド又はC1−20アルキリデンであるか、
    とXが互いに連結されて式9:
    (9)
    の形態で金属Mに配位結合し;
    〜R及びR’〜R’がそれぞれ独立して水素、又は置換もしく非置換のC1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキルもしくはC1−20シリルであるか、
    とR、RとR、RとR、又はRとRが共に連結されて置換又は非置換のC5−14環を形成するか、
    とRが、これらが結合された窒素原子と二重結合を形成し、前記二重結合はRと連結されてO又はNのヘテロ原子を含んで置換又は非置換のC5−14共役環を形成し、
    前記置換基がそれぞれ独立してハロゲン、C1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキル、C1−20アルキルアミド、C6−20アリールアミド又はC1−20アルキリデンである。
  2. 前記化合物が式2で表される化合物である、請求項1に記載の第4族遷移金属化合物:
    (2)
    前記式において、
    〜X、R 乃至は請求項1の定義の通りであり;
    〜R11がそれぞれ独立して水素、又は置換もしくは非置換のC1−20アルキルである。
  3. 前記X〜Xが全てベンジルである、請求項2に記載の第4族遷移金属化合物。
  4. 前記R及びR11が同じであるか異なり、それぞれ独立して水素、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル及びフェニルからなる群から選択されるものである、請求項2に記載の第4族遷移金属化合物。
  5. 前記化合物が、式10〜27:
    (10)
    (11)
    (12)
    (13)
    (14)
    (15)
    (16)
    (17)
    (18)
    (19)
    (20)
    (21)
    (22)
    (23)
    (24)
    (25)
    (26)
    (27)
    からなる群から選択される式で表され、前記式において、MがTi、Zr、Hf又はRfである第4族遷移金属であり、Phがフェニルであり、Bnがベンジルである、請求項4に記載の第4族遷移金属化合物。
  6. 式3で表される化合物と式4で表される第4族遷移金属化合物とを反応させる段階を含む、式1で表される化合物の製造方法:
    (1)
    (3)
    (4)
    前記式において、
    M、R〜R、及びX〜Xは請求項1の定義の通りであり;
    はハロゲン、C1−20アルキル、C2−20アルケニル、C2−20アルキニル、C6−20アリール、C7−40アルキルアリール、C7−40アリールアルキル、C1−20アルキルアミド、C6−20アリールアミド又はC1−20アルキリデンである。
  7. 式3で表される化合物がフェナントロリン誘導体である、請求項6に記載の製造方法。
  8. 〜Xが全てベンジルである、請求項6に記載の製造方法。
  9. 式3で表される化合物と式4で表される化合物とを1:0.9〜1:1.2のモル比で反応させるものである、請求項6に記載の製造方法。
  10. 前記反応が、非置換又はハロゲン原子で置換されたC5−10脂肪族又は芳香族環状炭化水素、非置換又はハロゲン原子で置換されたC1−10飽和又は不飽和炭化水素、及びそれらの混合物からなる群から選択される炭化水素溶媒で行われる、請求項6に記載の製造方法。
  11. 前記炭化水素溶媒が、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロエタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はそれらの混合物である、請求項10に記載の製造方法。
  12. 前記炭化水素溶媒が、式3で表される化合物と式4で表される化合物との合計100重量部に対して100〜1000重量部で用いられるものである、請求項10に記載の製造方法。
  13. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の第4族遷移金属化合物と、
    式5で表される化合物、式6で表される化合物、及び式7又は8で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種以上の化合物を含むものである、触媒組成物:
    (1)
    (5)
    (6)
    (7)
    (8)
    前記式において、
    M、R〜R、及びX〜Xは請求項1の定義の通りであり、
    が水素、ハロゲン、又は非置換もしくはハロゲンで置換されたC1−20アルキル、C3−20シクロアルキル、C6−40アリールもしくはC6−40アルキルアリールであり、
    nが2以上の整数であり、
    Dがアルミニウム又はホウ素であり、
    〜Rが同じであるか異なり、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン、又は非置換もしくはハロゲンで置換されたC1−20アルキル、C3−20シクロアルキル、C1−20アルコキシ、C6−40アリール、C6−40アルキルアリールもしくはC6−40アリールアルキルであり、
    Lが中性又はカチオン性ルイス酸であり、
    Zが第13族元素であり、
    Aが置換もしくは非置換のC6−20アリール、又は置換もしくは非置換のC1−20アルキルである。
  14. 前記組成物が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の第4族遷移金属化合物と、式5で表される化合物、式6で表される化合物又はそれらの混合物と、式7又は8で表される化合物を含むものである、請求項13に記載の触媒組成物。
  15. 式1で表される化合物と、式5で表される化合物、式6で表される化合物又はそれらの混合物と、式7又は8で表される化合物を1:1〜5:20〜500のモル比で含むものである、請求項14に記載の触媒組成物。
  16. 請求項13による触媒組成物の存在下で、オレフィン単量体の重合反応を行う段階を含む、ポリオレフィンの製造方法。
  17. 前記オレフィン単量体が、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン及び1−デセンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である、請求項16に記載のポリオレフィンの製造方法。
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