JP6386425B2 - 力覚提示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外力により力覚を利用者に知覚させる技術に関する。
非特許文献1には、指先に装着した装置において、指表面の皮膚に、指表面に沿ったせん断方向もしくは指表面に直交する垂直方向の外力を加えることで、人差し指と親指とで物体をつまんだときの物体重量と慣性とを力覚として提示する構成が開示されている。
また、非特許文献2には、指先にせん断方向の非対称な振動を与えることで、せん断方向に定常的な力が働いているかのような錯覚(牽引力錯覚)を生じさせる擬似力覚提示装置を提案している。
南澤孝太、川上直樹、舘ススム 「質量感覚を提示する指先装着型触覚ディスプレイ」(ハプティックインタフェース) 一般社団法人日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2007年:2P1−N06(1)〜(2) 雨宮智浩、高椋慎也、伊藤翔、五味裕章 「指でつまむと引っ張られる感覚を生み出す装置「ぶるなび3」」、NTT技術ジャーナル、2014年、Vol.26、 No.9、pp.23−26
しかしながら、一般に外力(振動を含む)を利用する力覚提示装置は、それを小型化・軽量化・省電力化すると、その装置が出力できる外力が弱くなってしまう。このような場合、利用者に明瞭な力覚を提示するには、外力を、それが効率的に力覚を生成するような方法で、与えなければならない。
本発明の課題は、外力の力覚提示に関するエネルギー効率を高め、弱い外力でも明瞭な力覚を提示するための技術を提供することである。
本発明の力覚提示装置は、利用者に外力を加えることで力覚を提示する力覚提示装置であって、ベース部と一体に形成されて前記利用者に保持される部分に複数の突起を有した接触部と、前記力覚を提示するため、前記接触部を前記利用者の皮膚に対してせん断方向に振動させて前記接触部を介して前記利用者に与える外力を発生させるアクチュエータと、を備え、前記突起の外径は、0.5mmから4mm、設置間隔は、0.5mmから2mmである。
この構成によると、アクチュエータが発生する外力により、接触部を介して分散された外力が利用者の皮膚に伝えられ、外力により生じた皮膚の変形により利用者に力覚が提示される。このように、利用者が保持する(つまり、触れる)部分に複数の突起を設けることで、アクチュエータが発生する外力が利用者の皮膚に生じる歪みの空間的な分布を調節し、その外力が効率よく皮膚内の力覚に関わる機械受容器群を刺激するようにすることで、平坦な接触面を利用する場合に比べて、より明瞭な力覚を提示することができる。
また、この発明に係る力覚提示装置は、上記力覚提示装置において、前記接触部が非変形材であるようにしてもよい。
このように構成することで、利用者の皮膚に対し、突起を介してアクチュエータで発生する外力を効率よく伝達することができる。
また、この発明に係る力覚提示装置は、上記力覚提示装置において、前記接触部は、複数の前記突起が前記利用者に接触する部分の合計面積が、前記利用者に接触する部分以外の合計面積の4倍以下であるようにしてもよい。
このように、複数の突起が利用者に接触する部分の合計面積を抑えることで、皮膚内に十分な応力集中を生じ、弱い外力でも皮膚内の機械受容器を刺激することが期待できる。
また、この発明に係る力覚提示装置は、上記力覚提示装置において、前記アクチュエータが、定められた前記方向への外力と、定められた前記方向と反対方向への外力とを、交互に非対称に生じさせるようにしてもよい。
このように構成することで、所望の方向に定常的に力が加わっているかのような擬似的な力覚を提示できる。
また、この発明に係る力覚提示装置は、上記力覚提示装置において、複数の前記突起は、定められた前記方向に沿って間隔を空けて配列されているようにしてもよい。
このように、アクチュエータにより発生される外力の方向に沿って配列された複数の突起により、アクチュエータによる外力を確実に利用者が認識することができる。
また、この発明に係る力覚提示装置は、上記力覚提示装置において、複数の前記突起は、定められた前記方向の一方の側に傾斜した第一傾斜突起と、当該方向の他方の側に傾斜した第二傾斜突起と、を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、前記接触部と皮膚面との間の滑りを緩和し、確実に装置の外力を利用者に伝達することができる。
また、この発明に係る力覚提示装置は、上記力覚提示装置において、複数の前記突起の外径、設置間隔、高さが、それぞれ5mm以下の範囲となるよう設けられているようにしてもよい。
このように突起の外径や間隔を構成することで、突起の外径や間隔が大きい場合には突起の当たり方の違いによる力覚の不連続な変化を防止することができる。さらに、このように突起の高さを構成することにより、突起の変形を防ぎ、突起の変形による力覚伝達ロスを防止することができる。
さらに、この発明に係る力覚提示装置は、利用者に外力を加えることで力覚を提示する力覚提示装置であって、前記利用者に保持される部分に複数の突起を有した接触部と、前記力覚を提示するため、前記接触部を介して前記利用者に与える外力を発生させるアクチュエータと、を備え、複数の前記突起は、定められた方向の一方の側に傾斜した第一傾斜突起と、当該方向の他方の側に傾斜した第二傾斜突起と、を備えるようにしてもよい。
この発明に係る力覚提示装置によれば、アクチュエータで発生する外力の力覚提示に関するエネルギー効率を高め、弱い外力でも明瞭な力覚を提示することが可能となる。
この発明の一実施形態に係る力覚提示装置の全体構成を示す模式図である。 上記力覚提示装置の第一実施形態におけるアクチュエータの構成を示す図であり、アクチュエータで一方向の力を発生させる状態を示す概略図である。 上記アクチュエータで、図2とは反対方向の力を発生させる状態を示す概略図である。 上記力覚提示装置の第一実施形態における、複数の突起を備えた接触部の構成を示す斜視図である。 上記力覚提示装置の第二実施形態における、複数の突起を備えた接触部の構成を示す斜視図である。 上記力覚提示装置の第三実施形態における、複数の突起を備えた接触部の構成を示す斜視図である。 上記第一〜第三実施形態におけるアクチュエータの変形例の構成を示す図である。 上記第一〜第三実施形態におけるアクチュエータの他の変形例の構成を示す図である。 上記力覚提示装置の実施例において、突起の設置間隔および外径と、提示した力覚の方向に対する正答率と、の関係性を示す図である。 上記力覚提示装置の実施例において、接触部を保持した把持力と、提示した力覚の方向に対する正答率と、の関係性を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による力覚提示装置を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、この発明の一実施形態に係る力覚提示装置の全体構成を示す模式図である。図2は、上記力覚提示装置の第一実施形態におけるアクチュエータの構成を示す図であり、アクチュエータで一方向の力を発生させる状態を示す概略図である。図3は、上記アクチュエータで、図2とは反対方向の力を発生させる状態を示す概略図である。図4は、上記力覚提示装置の第一実施形態における、複数の突起を備えた接触部の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、力覚提示装置1は、例えば、制御信号出力部11と、信号増幅回路12と、アクチュエータ13と、接触部15と、を有する。
制御信号出力部11は、例えば、CPU(central processing unit)等のプロセッサ(ハードウェア・プロセッサ)やRAM(random-access memory)等のメモリ等を備えたハードウェアが、予め設定されたコンピュータプログラムに基づいて動作を行うことで実現される。この制御信号出力部11は、マイクロコンピュータ(マイコン)やパーソナルコンピュータ、その他の各種デバイスの制御回路の一部あるいは全部として実現される。
制御信号出力部11には、どのような力覚を提示するのかを指定するための情報(指定情報)が予め設定される。指定情報の例は、力覚の提示方向(例:せん断方向の中のいずれか)を特定する情報、力覚の強さを特定する情報などである。制御信号出力部11は、設定された指定情報が特定する力覚を提示させるための駆動制御信号S1を生成する。制御信号出力部11は、生成した駆動制御信号S1と、信号増幅回路12における増幅率を制御する増幅率制御信号S2と、を信号増幅回路12に出力する。
信号増幅回路12は、制御信号出力部11から受け取った駆動制御信号S1を増幅し、アクチュエータ13に入力する電流を生成して出力するアンプ回路等である。信号増幅回路12は、制御信号出力部11から入力された増幅率制御信号S2により、デジタルポテンショ素子等の機能に基づき、その増幅率を変更する機能を有する場合がある。
アクチュエータ13は、制御信号出力部11から信号増幅回路12を経て入力された制御信号S3に基づき利用者に与える外力(例:せん断方向)を生成する。
なお、アクチュエータ13は、制御信号S3を、所定の機械的な運動に変換し、接触部15に触れた利用者の指等に機械的な変形を生じうるあらゆるタイプのものを含む。このアクチュエータ13は制御信号S3を回転運動に変換する場合もあれば、直動運動に変換する場合もある。
この図2に示すように、アクチュエータ13は、ケース131と、支持部132と、永久磁石133と、バネ134A,134Bと、コイル135A,135Bと、を備える。
ケース131は、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂)等の合成樹脂製で、断面形状が円形や多角形状で、両端部が閉塞された中空筒状をなしている。このケース131内に、支持部132と、永久磁石133と、バネ134A,134Bと、コイル135A,135Bと、が収容されている。
支持部132は、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂製で、断面形状が円形や多角形状で、両端部が閉塞された中空筒状をなしている。この支持部132は、ケース131内に収容できるよう、ケース131よりも小さく形成されている。支持部132は、その長手方向がケース131の長手方向Lに沿うよう配置され、ケース131の内部に固定されている。
永久磁石133は、例えば、円柱形状をなし、長手方向の一方の端部133a側がN極であり、他方の端部133b側がS極である。永久磁石133は、その長手方向がケース131の長手方向Lに沿うよう配置され、支持部132の内部に収容されている。永久磁石133は、ケース131内で、長手方向Lにスライド可能に支持されている。このような支持機構の詳細は図示しないが、例えば、支持部132の内壁面に長手方向Lに沿ったまっすぐなレールが設けられ、永久磁石133の側面にこのレールをスライド可能に支持するレール支持部が設けられている。
バネ134A,134Bは、例えば、金属等から構成されるつるまきばねや板ばね等である。バネ134A,134Bのばね定数は同一であることが望ましいが、互いに相違していてもよい。
一方のバネ134Aは、一端が支持部132の長手方向の一端側の内壁面132aに支持され、他端が永久磁石133の端部133aに固定されている。また、他方のバネ134Bは、一端が支持部132の長手方向の他端側の内壁面132bに支持され、他端が永久磁石133の端部133bに固定されている。
コイル135A,135Bは、例えば、一つながりのエナメル線であり、第1巻線部135pと第2巻線部135qとを有する。コイル135A,135Bは、支持部132の外周側に巻きつけられている。ただし、第1巻線部135pは、永久磁石133の端部133a側(N極側)に配され、A1方向(奥から手前に向けた方向)に巻きつけられている。第2巻線部135qは、永久磁石133の端部133b側(S極側)に配され、A1方向と反対向きのB1方向(手前から奥に向けた方向)に巻き付けられている。すなわち、永久磁石133の端部133a側(N極側)からみた場合、第1巻線部135pは時計回りに巻き付けられており、第2巻線部135qは反時計回りに巻き付けられている。また、永久磁石133が停止し、バネ134A,134Bからの弾性力が釣り合った状態において、永久磁石133の端部133a側(N極側)が第1巻線部135pの領域に配置され、端部133b側(S極側)が第2巻線部135qの領域に配置されることが望ましい。
このようなアクチュエータ13において、コイル135A,135Bは、流された電流に応じた加速度(力)を永久磁石133に与え、これにより、永久磁石133は、支持部132に対して周期的な加速度運動(支持部132を基準とした軸方向に偏加速度をもった周期的な並進往復運動)を行う。
すなわち、図2に示すように、コイル135A,135BにA1、B1方向に電流を流すと、フレミングの左手の法則で説明されるローレンツ力の反作用により、永久磁石133にC1方向(永久磁石133のN極からS極に向かう方向:右方向)の力が加えられる。
図3に示すように、逆に、コイル135A,135BにA2、B2方向に電流を流すと、永久磁石133にC2方向(永久磁石133のS極からN極に向かう方向:左方向)の力が加えられる。ただし、A2方向はA1方向の反対方向である。
これらの動作により、永久磁石133およびバネ134A,134Bからなる系に運動エネルギーが与えられる。それにより、ケース131を基準とする永久磁石133の位置および加速度(支持部132を基準とした軸方向の位置および加速度)を変化させることができる。
ここで、永久磁石133に所望の方向(C1方向またはC2方向)の加速度を与える向きの電流をコイル135A,135Bに流す第1の期間と、それ以外の第2の期間と、を周期的に繰り返す。その際、所定の方向に電流を流す期間(時間)とそれ以外の期間(時間)との比(反転比)を何れか一方の期間に偏らせる。言い換えると、1つの周期に占める第1の期間の割合が当該周期に占める第2の期間の割合と異なる周期的な電流をコイル135A,135Bに流す。これにより、所望の方向に擬似的な力覚を提示できる。なお、「疑似的な力覚」とは、実際には物体(力覚提示装置1)が並進運動をしていないにも関わらず、あたかも並進方向へ動きそうな力が働いているような知覚が生成されることをいう。
このようにして電流をコイル135A,135Bに流すと、永久磁石133およびバネ134A,134Bからなる系は、擬似力覚を提示したい方向(例:せん断方向の中の、いずれか1つの方向)へ大きな加速度で短時間の間に移動し、逆の方向へは小さな加速度で長時間をかけて移動する、このようにして、偏加速度をもった周期運動をする。これにより、利用者は、アクチュエータ13を把持することで、この提示方向への擬似力覚を知覚する。
図1に示すように、接触部15は、アクチュエータ13のケース131の長手方向Lに延びる両側の側面131fに固定されている。図4に示すように、接触部15は、板状でアクチュエータ13のケース131に固定されたベース部16と、ベース部16でケース131側と反対側の表面16fに設けられた突起アレイ部17Aと、を一体に備えている。
ベース部16は、例えば平面視長方形状で、ケース131の長手方向Lに長軸を有している。ベース部16の外周部16sは、R加工または面取加工がなされているのが好ましい。
突起アレイ部17Aは、ベース部16の表面16fに沿って配列された複数の突起21からなる。この実施形態において、突起21は、例えば円柱状をなし、ベース部16の表面16fに直交して表面16fから離間する方向に延びて形成されている。なお、個々の突起21を点状に形成する場合に比較し、突起21を円柱状に構成すると、突起21の剛性を高めることができる。
複数の突起21は、ベース部16の表面16f上において、長手方向Lと、長手方向Lに直交する短手方向Sとに沿って、それぞれ所定間隔を隔てて格子状に配列されている。
ここで突起21の外径D、長手方向Lに沿った設置間隔CL、短手方向Sに沿った設置間隔CS、高さHは、例えば、それぞれ、5.0mm以内の範囲で設定するのが好ましい。
また、突起アレイ部17Aを構成する複数の突起21の先端面21fの合計面積(すなわち、利用者の皮膚と接触し得る面積)は、突起アレイ部17Aにおいて先端面21f以外の部分の合計面積の4倍以下とするのが好ましい。
また、複数の突起21は、その長手方向Lと短手方向Sとで、突起21の外径Dや設置間隔CL、CSを互いに異ならせ、異方性を付与することもできる。
さらに、複数の突起21の高さHや先端面21fの傾きは、接触部15に接触する指などの身体部位の形状に沿うように、適宜異ならせるようにしてもよい。
また、突起アレイ部17Aにおける複数の突起21の配列は、格子状配列に限らず、六方格子状や、千鳥状等としてもよい。
このような接触部15は、利用者に対し、アクチュエータ13で発生する所定の提示方向への擬似力覚を知覚させる。これには、図1に示すように、接触部15に対し、利用者は、指F等の接触身体部位を、複数の突起21からなる突起アレイ部17Aを構成する複数の突起21の先端面21fに押し当てる。このとき、利用者は、アクチュエータ13を複数本の指Fで挟み、そのうちの少なくとも一本を接触部15に押し当てても良い。
ここで、接触部15は、利用者が触れたときに、突起アレイ部17Aを構成する複数の突起21が変形しないよう、ABS樹脂やアクリル樹脂等、剛性が高い材料(例えばヤング率1.0GPa以上)で非変形材として形成するのが好ましい。
なお、アクチュエータ13で発生した外力を、接触部15を介して効率よく接触身体部位に伝えるには、アクチュエータ13から接触部15までの外力の伝達経路が非変形材であることが望ましい。具体的には、アクチュエータ13のケース131自体も非変形材とし、ケース131と接触部15とが一体的に動作するように固定する(変形材は使わない)。
上述したような力覚提示装置1によれば、利用者が把持する部分に複数の突起21を設けることで、利用者の皮膚に対し、アクチュエータ13で発生する外力を、突起21を介して分散させて与えることで、効率よく伝達することができる。
しかも、突起21は非変形材であるため、アクチュエータ13で発生する外力が突起21を介して皮膚に伝えられるときに、利用者に接触する突起21を含む接触部15が変形しない。したがって、利用者の皮膚に対し、突起21を介してアクチュエータ13で発生する外力を効率よく伝達することができる。このようにして、利用者の皮膚内の機械受容器への力伝達を効率化することができる。
さらに、接触部15は、複数の突起21が利用者に接触する部分の合計面積が、利用者に接触する部分以外の合計面積の4倍以下である。このように、複数の突起21が利用者に接触する部分の合計面積を抑えることで、利用者の皮膚内に十分な応力集中を生じ、弱い外力でも皮膚内の機械受容器を刺激することが期待できる。
しかも、アクチュエータ13による外力方向に沿って配列された複数の突起21により、身体の接触部位に各突起が接触する部分を介して外力が伝えられるため、アクチュエータ13による外力の方向を確実に認識することができる。
また、複数の突起21の外径D、設置間隔CL、CS、高さHが、それぞれ5mm以下の範囲となるよう設けられている。突起21の外径Dや設置間隔CL、CSが大きいと、突起21の当たり方によって、力覚が不連続に変化してしまう可能性があるが、このように突起21の外径Dを抑え、突起21の設置間隔CL、CSを小さくすることで、利用者が指Fなどで突起21に触れるときに、触る位置の変化により接触状態が大きく変化することを避け、提示する力覚を安定させることができる。また、突起21は高くなるほど、変形しやすいため、突起21の高さHを抑えることで、突起21の剛性が高まる。これらにより、アクチュエータ13で発生する外力を確実に知覚することができる。
このように、皮膚変形に基づいて力覚を提示する力覚提示装置1は、皮膚表面に外力(例:せん断方向の外力)を与えることで、皮膚内部の機械受容器群もしくはその周囲の組織に歪みを生じ、その受容器群の反応を生じることで力覚(例:せん断方向の力覚)を提示することができる。力覚に関わる機械受容器には複数の種類があるが、それぞれ皮膚内部の固有の位置(深さや乳頭などの内部構造との相対位置)に存在するため、力覚提示装置1の生ずる力を効率的に皮膚内部の該当する位置へと伝達することで、弱い出力でも明瞭な力覚を提示することが可能となる(なお、皮膚の表面で物体が動くことによる触覚提示技術と、皮膚に外力を与えることによる皮膚変形に基づく力覚提示技術では、作用する機械受容器が異なる。そのため、機械受容器に効率よく刺激を伝えるための皮膚への外力の与え方も異なる。)。力覚提示装置1が皮膚内部に生ずる歪みの空間分布は、同じ合力の外力を皮膚に与える場合でも、その外力をどのように分散させて皮膚表面に与えるかに依存して変化する。そこで、上述したように、力覚提示装置1の接触部15に複数の突起21を設けることで、力覚提示装置1が皮膚表面に与える外力の空間分布を調節し、力覚提示装置1の生ずる力の皮膚の所定の位置への伝達効率を改善して性能向上を図ることができる。また、接触部が突起部を有さない場合、力覚提示装置1による外力により身体の接触部位には、接触している部位全体に小さな歪みが分布する。一方、接触部が突起部を有する場合、身体の接触部位には、突起により局所的に大きな歪みが生じる。このため、突起部を有する方が、弱い外力であっても受容器が反応しやすくなると期待できる。
このようにして、接触部15に複数の突起21を備えることによって、アクチュエータ13で発生する外力による突起21を介した皮膚の変形を確実に知覚することができる。その結果、アクチュエータ13で発生する外力を利用者に効率よく伝達し、力覚をより確実に提示することが可能となる。したがって、弱い外力でも、明瞭な力覚を提示できる力覚提示装置1を提供することが可能となる。そのため、力覚提示装置1の小型化・軽量化・低消費電力化に貢献し、力覚提示装置1を、スマートフォン等をはじめとする各種の小型のモバイル端末に効果的に実装することが可能となる。
さらにまた、アクチュエータ13は、定められた方向への外力と、定められた方向と反対方向への外力とを、交互に非対称に生じさせることで、所望の方向に提示した擬似的な力覚を、より明確に知覚することが可能となる。
なお、アクチュエータ13により発生する外力の方向は、せん断方向に限定されるものではなく、皮膚の表面に対して垂直の方向であってもよいし、これらの方向和であらわされる方向であってもよい。
(第1実施形態の変形例)
接触部15の突起アレイ部17Aを構成する突起21は、円柱状に限らない。例えば、突起21を、楕円柱状、角柱状、円錐台形状、角錐台形状、半球状等、適宜他の形状とすることもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる力覚提示装置の第2実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2実施形態においては、第1実施形態と接触部15の構成のみが異なり、力覚提示装置1の全体構成は上記第1実施形態と共通する。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と同一部分に同一符号を付し、重複説明を省略する。
図5は、上記力覚提示装置の第二実施形態における、複数の突起を備えた接触部の構成を示す斜視図である。
図5に示すように、力覚提示装置1の接触部15は、板状でアクチュエータ13の側面13aに固定されたベース部16と、ベース部16の表面16fに形成された突起アレイ部17Bと、を備える。
この実施形態において、突起アレイ部17Bは、短手方向Sに連続する長い壁状の突起22が、長手方向Lに沿って間隔を空けて複数形成されている。
この場合においても、突起22の長手方向Lの厚さT、長手方向Lに沿った間隔CL、高さHは、例えば、それぞれ、5.0mm以内の範囲で設定するのが好ましい。
また、突起アレイ部17Bを構成する複数の突起22の先端面22fの合計面積(すなわち、利用者の皮膚と接触し得る面積)は、突起アレイ部17Bにおいて複数の突起22の先端面22f以外の部分の合計面積の4倍以下とするのが好ましい。
また、複数の突起22は、指等、接触部15に接触身体部位の形状に沿うように、その高さHや先端面22fの傾き等を適宜異ならせるようにしてもよい。
上述したような力覚提示装置によれば、上記第1実施形態と同様、接触部15に複数の突起22を備えることによって、アクチュエータ13で発生する外力による突起22を介した皮膚の変形を確実に知覚することができる。その結果、アクチュエータ13で発生する外力を利用者に効率よく伝達し、力覚をより確実に提示することが可能となる。
さらに、複数の突起22のそれぞれは、アクチュエータ13で発生する変位の方向に直交する短手方向Sに連続して形成されている。このように構成することで、第1実施形態のように柱状の突起21とした場合に比較し、個々の突起22の剛性を高めることができる。したがって、アクチュエータ13で発生する変位を確実に知覚することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明にかかる力覚提示装置の第3実施形態について説明する。なお、以下に説明する第3実施形態においては、第1実施形態と接触部15の構成のみが異なり、力覚提示装置1の全体構成は上記第1実施形態と共通する。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と同一部分に同一符号を付し、重複説明を省略する。
図6は、上記力覚提示装置の第三実施形態における、複数の突起を備えた接触部の構成を示す斜視図である。
図6に示すように、力覚提示装置1の接触部15は、板状でアクチュエータ13の側面13aに固定されたベース部16と、ベース部16の表面16fに形成された突起アレイ部17Cと、を備える。
この実施形態において、突起アレイ部17Cは、複数の円柱状の第一傾斜突起23、第二傾斜突起24を備えている。
第一傾斜突起23は、ベース部16の表面16f側から、長手方向Lの一方の側に向かって傾斜するよう設けられている。このような第一傾斜突起23は、ベース部16上において、長手方向Lに沿って間隔を空けて複数本が配列されている。
また、第二傾斜突起24は、ベース部16の表面16f側から、長手方向Lの他方の側に向かって傾斜するよう設けられている。
ここで、第一傾斜突起23、第二傾斜突起24の先端面23f、24fは、ベース部16の表面16fと平行となるように形成されている。
このような第一傾斜突起23、第二傾斜突起24は、それぞれ、ベース部16上において、長手方向Lに沿って間隔を空けて複数本が配列されている。また、ベース部16上において、短手方向Sにおいては、複数本の第一傾斜突起23の長手方向Lに沿った列と、複数本の第二傾斜突起24の長手方向Lに沿った列とが、交互に配置されている。
このようにして、突起アレイ部17Cは、長手方向Lの一方の側に傾斜した複数の第一傾斜突起23と、他方の側に傾斜した複数の第二傾斜突起24とが、短手方向Sにおいて交互に配列されている。
この場合においても、第一傾斜突起23、第二傾斜突起24の直径D、長手方向Lおよび短手方向Sに沿った間隔CL、CS、高さHは、例えば、それぞれ、5.0mm以内の範囲で設定するのが好ましい。
また、突起アレイ部17Cを構成する複数の第一傾斜突起23、第二傾斜突起24の先端面23f、24fの合計面積(すなわち、利用者の皮膚と接触し得る面積)は、突起アレイ部17Cにおいて複数の第一傾斜突起23、第二傾斜突起24の先端面23f、24f以外の部分の合計面積の4倍以下とするのが好ましい。
また、複数の第一傾斜突起23、第二傾斜突起24の高さHや、先端面23f、24fの傾きは、指等、接触部15に接触身体部位の形状に沿うように、適宜異ならせるようにしてもよい。
上述したような力覚提示装置1によれば、上記第1実施形態と同様、接触部15に複数の第一傾斜突起23、第二傾斜突起24を備えることによって、アクチュエータ13で発生する変位を確実に知覚することができる。その結果、アクチュエータ13で発生する外力を利用者に効率よく伝達し、力覚をより確実に提示することが可能となる。
また、接触部15は、アクチュエータ13で発生する変位に沿った方向の一方の側に傾斜した第一傾斜突起23と、アクチュエータ13で発生する変位に沿った方向の他方の側に傾斜した第二傾斜突起24と、を備えている。このように構成することで、アクチュエータ13で第一傾斜突起23の傾斜方向に沿った変位を発生する場合、アクチュエータ13による変位を第一傾斜突起23により確実に知覚することができる。また、アクチュエータ13で第二傾斜突起24の傾斜方向に沿った変位を発生する場合、アクチュエータ13による変位を第二傾斜突起24により確実に知覚することができる。したがって、アクチュエータ13で、互いに対向する二方向への変位を発生させても、それぞれの変位を確実に知覚することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の力覚提示装置は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
図7は、上記第一〜第三実施形態におけるアクチュエータの変形例の構成を示す図である。
上記実施形態で示したアクチュエータ13において、図7に示すように、永久磁石133の端部133a側(N極側)または端部133b側(S極側)のみにコイル135Aまたは135Bのいずれか一方が巻き付けられていてもよい。
図8は、上記第一〜第三実施形態におけるアクチュエータの他の変形例の構成を示す図である。
この図8に示すように、上記実施形態で示したアクチュエータ13におけるコイル135A,135Bに代えて、支持部132の外周側の端部133a側(N極側)にA1方向に巻きつけられた第1巻線部135p’側のコイルと、支持部132の外周側の端部133b側(S極側)にB1方向(A1方向と反対向き)に巻き付けられた第2巻線部135q’側のコイルとが別々のものが用いられてもよい。すなわち、第1巻線部135p’側のコイルと第2巻線部135q’側のコイルとが電気的に接続されておらず、互いに異なる電気信号を与えることができる構成であってもよい。
また、例えば、アクチュエータ13は、力覚を適切に表示できるのであれば、上記実施形態で示した構成に限らず、適宜他の構成とすることができる。上記の実施形態では、アクチュエータ13として、直動アクチュエータを利用して擬似力覚を提示する構成を示したが、回転アクチュエータを利用することもでき、擬似的な力覚の提示だけでなく、実際に提示したい外力を、利用者に直接与えるようなアクチュエータを利用することもできる。 また、力覚提示装置1は、床面や机上などに接地させ利用する固定型である場合もあれば、持ち歩きが可能な可搬性を有する場合もある。可搬性を有する力覚提示装置1は、腕時計等の常時身体に密着させる情報処理端末や、スマートフォン等の携帯端末の一機能として実装されることもある.いずれの場合も、皮膚の受容器の密度の高さや分解能の高さから、指先に接触して使用することが望ましいが、外力を加える皮膚の部位は手首や顔の額など、他の身体部位であってもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
上記第1実施形態で示した構成について、実際に提示した力覚が知覚される度合いの違いを調べたので、以下にその結果を示す。
力覚提示装置としては、図1に示したような構成のものを用いた。接触部の突起アレイ部としては、先端面が平坦で、高さ2mmの円柱状の突起を、格子状に配列したものと用いた。
ここで、突起の外径は、0.5mm、1.0mm、2.0mm、4.0mmの4通り、突起同士の長手方向および短手方向の設置間隔は、0.5mm、1.0mm、2.0mmの3通りとし、合計4×3=12通りの条件の突起トレイ部を用いた。
また、突起を設けず、接触部を平坦面としたものを比較例とした。
上記それぞれの条件の突起トレイ部を有した接触部をアクチュエータの側面に固定し、所定の提示方向への擬似力覚を生じさせるよう、アクチュエータを駆動した。
被験者8名について、突起トレイ部を備えた12通りの接触部、および突起トレイ部を備えず平坦面とした接触部(比較例)のそれぞれについて、接触部を備えたアクチュエータを、人差し指と親指とで挟んで摘まんで保持したとき、アクチュエータで付与した疑似力覚の提示方向を正しく知覚できたか否かを確認した。
図9は、上記力覚提示装置の実施例において、突起の設置間隔および外径と、提示した力覚の方向に対する正答率と、の関係性を示す図である。
その結果、図9に示すように、突起アレイ部を構成する突起の直径、間隔に関わらず、平坦な接触面を有する比較例に比較し、アクチュエータで付与した疑似力覚の提示方向を正しく知覚できる正答率が高いことが確認できた。
特に、突起の外径Dを0.5mm、突起の設置間隔を2.0mmとした場合、平坦な接触面の比較例に比べ、平均して15%以上、正答率が高い。
さらに、突起の外径Dを0.5mm、突起の設置間隔を2.0mmとした条件の接触部にいて、この接触部を備えたアクチュエータを、人差し指と親指とで挟み込む力(接触圧)を、0.4、2.0、4.0[N]の3通りに変化させた。これら3通りの接触部と、突起トレイ部を備えない平坦面の接触部とについて、所定の提示方向への擬似力覚を生じさせるよう、アクチュエータを駆動した。
この場合も、被験者8名について、それぞれの条件について、アクチュエータで付与した疑似力覚の提示方向を正しく知覚できたか否かを確認した。
図10は、上記力覚提示装置の実施例において、接触部を保持した把持力と、提示した力覚の方向に対する正答率と、の関係性を示す図である。
その結果、図10に示すように、複数の突起からなる突起アレイ部を備えた接触部(実施例)においては、いずれの接触圧においても、突起トレイ部を備えない平坦面の接触部(比較例)よりも、高い正答率を示している。
したがって、突起トレイ部を接触部に備えることで、所望の方向の力覚を、より確実に、利用者に提示することができる。
1 力覚提示装置
12 信号増幅回路
13 アクチュエータ
15 接触部
21 突起
22 突起
23 第一傾斜突起
24 第二傾斜突起

Claims (8)

  1. 利用者に外力を加えることで力覚を提示する力覚提示装置であって、
    ベース部と一体に形成されて前記利用者に保持される部分に複数の突起を有した接触部と、
    前記力覚を提示するため、前記接触部を前記利用者の皮膚に対してせん断方向に振動させて前記接触部を介して前記利用者に与える外力を発生させるアクチュエータと、
    を備え
    前記突起の外径は、0.5mmから4mm、設置間隔は、0.5mmから2mmであることを特徴とする力覚提示装置。
  2. 前記接触部が非変形材である請求項1に記載の力覚提示装置。
  3. 前記接触部は、複数の前記突起が前記利用者に接触する部分の合計面積が、前記利用者に接触する部分以外の合計面積の4倍以下である、請求項1または2に記載の力覚提示装置。
  4. 前記アクチュエータは、定められた方向への外力と、前記定められた方向と反対方向への外力とを、交互に非対称に生じさせる、請求項1から3のいずれか一項に記載の力覚提示装置。
  5. 複数の前記突起は、定められた方向に沿って間隔を空けて配列されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の力覚提示装置。
  6. 複数の前記突起は、定められた方向の一方の側に傾斜した第一傾斜突起と、当該方向の他方の側に傾斜した第二傾斜突起と、を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の力覚提示装置。
  7. 複数の前記突起の外径、設置間隔、高さが、それぞれ5mm以下の範囲となるよう設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の力覚提示装置。
  8. 利用者に外力を加えることで力覚を提示する力覚提示装置であって、
    前記利用者に保持される部分に複数の突起を有した接触部と、
    前記力覚を提示するため、前記接触部を介して前記利用者に与える外力を発生させるアクチュエータと、
    を備え、
    複数の前記突起は、定められた方向の一方の側に傾斜した第一傾斜突起と、当該方向の他方の側に傾斜した第二傾斜突起と、を備える力覚提示装置。
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