JP6384336B2 - 単独運転検出装置、制御装置、パワーコンディショナ、電源システムおよび単独運転検出方法 - Google Patents

単独運転検出装置、制御装置、パワーコンディショナ、電源システムおよび単独運転検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、単独運転検出装置、制御装置、パワーコンディショナ、電源システムおよび単独運転検出方法に関する。
系統電源と連系するパワーコンディショナが、系統電源が停止時に単独で運転していることが検知された場合、パワーコンディショナは停止する。例えば、特許文献1に記載されているように、系統電源の周波数偏差に応じて系統電源側に供給する無効電力を変化させ、無効電力の周波数変動に基づいてパワーコンディショナの単独運転を検出している。
特許文献1 特開2009−136095号公報
例えば、系統電源と連系するパワーコンディショナの台数が増加したり、出力容量が増加したりすることで、系統電源側に供給される無効電力が増大して電力系統に影響を与える可能性がある。
本発明に係る単独運転検出装置は、電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、第1無効電力量導出部により導出された第1無効電力量に基づいて単独運転検出のために電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、を備える。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、基準期間が経過した場合、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、目標無効電力量導出部により導出される目標無効電力量が基準無効電力量以上である状態が基準期間継続した場合、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、目標無効電力量導出部により導出された目標無効電力量が基準無効電力量以上である回数が基準回数に達した場合、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、電気的パラメータがフリッカ条件を満たす状態がさらに基準期間継続した場合、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、さらに電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した回数が基準回数に達した場合、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ周波数偏差導出部により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆の場合、第2周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置において、無効電力量抑制部は、周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、周波数偏差導出部により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆で、かつ周波数偏差導出部により第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆の場合、第3周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
本発明の一態様に係る単独運転検出装置は、電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量に基づいて単独運転検出のために電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ周波数偏差導出部により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆の場合、第2周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部とを備える。
本発明の一態様に係る単独運転検出装置は、電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量に基づいて単独運転検出のために電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、周波数偏差導出部により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆で、かつ周波数偏差導出部により第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆の場合、第3周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部とを備える。
上記単独運転検出装置は、周波数偏差が第1偏差範囲内で、かつ電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後の基準期間に亘って、単独運転検出に用いる第2無効電力量を導出する第2無効電力量導出部をさらに備え、目標無効電力量導出部は、第1無効電力量および第2無効電力量に基づいて、目標無効電力量を導出してよい。
上記単独運転検出装置は、第1無効電力量導出部は、周波数偏差と第1無効電力量との関係を示す第1傾きを有する第1関数に基づいて、第1無効電力量を導出し、無効電力量抑制部は、第1傾きより小さい第2傾きを有する第2関数に基づいて第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることにより、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置は、第1無効電力量導出部は、周波数偏差が第2偏差範囲外の場合、第1無効電力量として第1閾無効電力量を導出し、無効電力量抑制部は、周波数偏差が第2偏差範囲外の場合、第1閾無効電力量より小さい第2閾無効電力量を導出させることにより、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置は、電源の周波数を基準周期毎に計測する周波数計測部をさらに備え、周波数偏差導出部は、周波数計測部により計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、最新の周期から第1時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出し、無効電力量抑制部は、周波数偏差導出部により導出された周波数偏差が小さくなるように周波数偏差導出部に周波数偏差を補正させ、補正された周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることで、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置は、電源の周波数を基準周期毎に計測する周波数計測部をさらに備え、周波数偏差導出部は、周波数計測部により計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、最新の周期から定められた第1期間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出し、無効電力量抑制部は、過去の移動平均値として最新の周期から第1時間前の過去の周期から第2個数より多い第3個数分前の周期までの各周波数の移動平均値と、最新の移動平均値との差から周波数偏差導出部により周波数偏差を導出させ、導出された周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることで、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
上記単独運転検出装置は、電源の周波数を基準周期毎に計測する周波数計測部をさらに備え、周波数偏差導出部は、周波数計測部により計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、最新の周期から定められた第1時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出し、無効電力量抑制部は、過去の移動平均値として最新の周期から定められた第1時間より短い第2時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値と、最新の移動平均値との差から周波数偏差導出部により周波数偏差を導出させ、導出された周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることで、第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。
本発明の一態様に係る制御装置は、上記単独運転検出装置と、目標無効電力量導出部により導出された目標無効電力量に基づいて電力変換部が出力する無効電力量を制御する制御部とを備える。
本発明の一態様に係るパワーコンディショナは、上記制御装置と、制御装置により制御され、分散型電源からの直流を交流に変換する電力変換部とを備える。
本発明の一態様に係る電源システムは、パワーコンディショナと、分散型電源とを備える。
本発明の一態様に係る単独運転検出方法は、電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、電源の周波数偏差を導出する工程と、導出された周波数偏差に基づいて、電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、第1無効電力量を導出する工程で導出される第1無効電力量を抑制させる工程と、導出された第1無効電力量に基づいて単独運転検出のために電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、を備える。
本発明の一態様に係る単独運転検出方法は、電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、電源の周波数偏差を導出する工程と、導出された周波数偏差に基づいて、電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、導出された第1無効電力量に基づいて単独運転検出のために電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆の場合、第1無効電力量を導出する工程で第2周波数偏差に基づいて導出される第1無効電力量を抑制させる工程とを備える。
本発明の一態様に係る単独運転検出方法は、電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、電源の周波数偏差を導出する工程と、導出された周波数偏差に基づいて、電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、導出された第1無効電力量に基づいて単独運転検出のために電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆で、かつ第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆の場合、第1無効電力量を導出する工程で第3周波数偏差に基づいて導出される第1無効電力量を抑制させる工程とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る電源システムの全体構成の一例を示すシステム構成図を示す。 単独運転検出部の機能ブロックを示す図である。 周波数偏差の導出方法について説明するための図である。 第1無効電力量q1−周波数偏差特性の一例を示す図である。 単独運転推定部が、パワーコンディショナが単独運転している可能性があるか否かを判断する手順の一例を示すフローチャートである。 基本波電圧に基づいてパワーコンディショナが単独運転している可能性があるか否かを判断する場合に参照される基本波電圧の特性の一例を示す図である。 基本波電圧に基づいてパワーコンディショナが単独運転している可能性があるか否かを判断する場合に参照される基本波電圧の特性の一例を示す図である。 高調波歪み電圧に基づいてパワーコンディショナが単独運転している可能性があるか否かを判断する場合に参照される高調波歪み電圧の特性の一例を示す図である。 高調波歪み電圧に基づいてパワーコンディショナが単独運転している可能性があるか否かを判断する場合に参照される高調波歪み電圧の特性の一例を示す図である。 第1無効電力量を抑制する手順の一例を示すフローチャートである。 無効電力ステップ注入後に第1無効電力量を抑制する手順の一例を示すフローチャートである。 第1無効電力量を抑制する手順の他の一例を示すフローチャートである。 第1無効電力量を抑制する手順の他の一例を示すフローチャートである。 第1無効電力量を抑制する場合に参照される第1無効電力量q1−周波数偏差特性の一例を示す図である。 第1無効電力量を抑制する場合に参照される第1無効電力量q1−周波数偏差特性の一例を示す図である。 第1無効電力量を抑制する場合に参照される第1無効電力量q1−周波数偏差特性の一例を示す図である。 第1無効電力量を抑制する場合の周波数偏差の導出方法について説明するための図である。 第1無効電力量を抑制する場合の周波数偏差の導出方法について説明するための図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る電源システム1の全体構成の一例を示すシステム構成図を示す。電源システム1は、太陽電池アレイ200と、パワーコンディショナ10とを備える。太陽電池アレイ200は、複数の太陽電池モジュールが直列に接続された複数の太陽電池ストリングが並列に接続されている。太陽電池アレイ200は、分散型電源の一例である。分散型電源として、ガスエンジン、ガスタービン、マイクロガスタービン、燃料電池、風力発電装置、電気自動車、または蓄電システムなどが用いられてよい。
パワーコンディショナ10は、太陽電池アレイ200から出力される直流電圧を昇圧し、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して、系統電源300側に出力する電力変換部と、電力変換部を制御する制御装置100とを備える。電力変換部は、コンデンサC1、昇圧回路20、コンデンサC2、インバータ40、コイルL2、コンデンサC3、およびリレー50を有する。系統電源300は、電源の一例である。
コンデンサC1の一端および他端は、太陽電池アレイ200の正極端子および負極端子に電気的に接続され、太陽電池アレイ200から出力される直流電圧を平滑化する。昇圧回路20は、いわゆるチョッパ方式スイッチングレギュレータでよい。昇圧回路20は、太陽電池アレイ200からの電圧を昇圧する。昇圧回路20は、例えば、ハーフブリッジ型昇圧回路、フルブリッジ型昇圧回路などのトランス巻線を有する絶縁型昇圧回路により構成してもよい。
コンデンサC2は、昇圧回路20から出力される直流電圧を平滑化する。インバータ40は、スイッチを含み、スイッチがオンオフすることで昇圧回路20から出力された直流電圧を交流電圧に変換し、系統電源300側に出力する。インバータ40は、例えば、ブリッジ接続された4つの半導体スイッチを含む単相フルブリッジPWMインバータにより構成してもよい。4つの半導体スイッチのうち、一方の一対の半導体スイッチは直列に接続される。4つの半導体スイッチのうち、他方の一対の半導体スイッチは、直列に接続され、かつ一方の一対の半導体スイッチと並列に接続される。
インバータ40と系統電源300との間には、コイルL2およびコンデンサC3が設けられる。コイルL2およびコンデンサC3は、インバータ40から出力された交流電圧からノイズを除去する。また、コンデンサC3と系統電源300との間には、リレー50が設けられる。リレー50は、インバータ40と系統電源300との間を電気的に遮断するか否かを切り替える。リレー50がオンすることで、パワーコンディショナ10と系統電源300とが電気的に接続され、オフすることでパワーコンディショナ10と系統電源300とが電気的に遮断される。
パワーコンディショナ10は、電圧センサ12、16、および22、並びに電流センサ14、18、および19をさらに備える。電圧センサ12は、太陽電池アレイ200の両端の電位差に対応する電圧V1を検知する。電圧センサ16は、昇圧回路20の出力側の両端の電位差に対応する電圧V2を検知する。電圧センサ22は、インバータ40の出力側の両端の電位差に対応する電圧V3を検知する。
電流センサ14は、太陽電池アレイ200から出力され、昇圧回路20の入力側に流れる電流I1を検知する。電流センサ18は、昇圧回路20から出力される電流I2を検知する。電流センサ19は、インバータ40から出力される電流I3を検知する。
制御装置100は、太陽電池アレイ200から最大電力が得られるように、電圧センサ12、16および22、並びに電流センサ14、18および19により検知される電圧および電流に基づいて昇圧回路20、およびインバータ40のスイッチング動作を制御して、太陽電池アレイ200から出力される直流電圧を昇圧し、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して、系統電源300側に出力する。
以上のように構成されたパワーコンディショナ10は、系統電源300が停止した場合には、リレー50をオフして、パワーコンディショナ10と系統電源300とを電気的に遮断しなければならない。
制御装置100は、単独運転検出部110、リレー制御部150、および出力制御部160を有する。単独運転検出部110は、単独運転検出装置の一例である。出力制御部160は、インバータ40から出力される電流の位相と、電圧の位相との間の位相差、およびインバータ40から出力される電流の振幅を調整することで、電力変換部から無効電力を出力させる。単独運転検出部110は、出力制御部160を介して電力変換部から出力すべき目標無効電力量を導出して、出力制御部160に提供する。また、単独運転検出部110は、無効電力の供給に伴う系統電源300の電圧の周波数変動を検知することで、系統電源300が停止している、つまりパワーコンディショナ10が単独運転していることを検知する。リレー制御部150は、パワーコンディショナ10が単独運転していることを単独運転検出部110が検知すると、リレー50を作動させて、パワーコンディショナ10と系統電源300とを電気的に遮断させる。
図2は、単独運転検出部110の機能ブロックを示す図である。なお、単独運転検出部110は、制御装置100とは別個の装置として構成し、単独運転検出部110は、制御装置100と伝送ケーブルを介して通信してもよい。この場合、制御装置100および単独運転検出部110は、それぞれ基板と基板上に設けられたマイクロコンピュータなどにより構成されてよい。制御装置100の基板と、単独運転検出部110の基板とは、コネクタを有し、それぞれのコネクタが伝送ケーブルを介して接続されてよい。
単独運転検出部110は、周波数計測部112、周波数偏差導出部114、第1無効電力量導出部116、目標無効電力量導出部118、電圧取得部120、高調波歪み導出部122、単独運転推定部124、無効電力量抑制部126、フリッカ判定部128、第2無効電力量導出部130、および単独運転判定部132を有する。
周波数計測部112は、電圧センサ22を介して系統電源300の電圧を取得し、取得した電圧から系統電源300の周波数を示す系統周波数を計測する。周波数計測部112は、例えば、電圧センサ22から検出される電圧信号の立ち下がりと立ち上がりの中間値と、次の立ち下がりと立ち上がりの中間値との時間差を一周期として計測する。系統電源300の系統周期が50Hz(1系統周期が20ms)である場合、系統周期の計測周期は、系統周期の1/3以下、例えば、5msでもよい。
周波数偏差導出部114は、周波数計測部112により計測された系統周波数に基づいて系統電源300の周波数偏差を導出する。周波数偏差導出部114は、周波数計測部112により計測された系統周波数に基づいて、予め定められた移動平均時間分の系統周波数の移動平均値を順次導出する。移動平均時間は、系統周期の一周期、例えば20m秒よりも長く、かつ単独運転状態になってから単独運転状態が検出されるまでに許容されている時間以下でもよい。移動平均時間は、例えば100m秒よりも短い時間でもよく、移動平均時間は、例えば40m秒でもよい。
周波数偏差導出部114は、最新の移動平均値と、最新の移動平均値より過去の移動平均値との差分を周波数偏差として導出する。周波数偏差導出部114は、周波数計測部112により計測された最新の周期での周波数から予め定められた第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、最新の周期から予め定められた第1時間前の過去の周期から予め定められた第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出してよい。
周波数偏差導出部114は、例えば、図3に示すように、周波数計測部112により計測された最新の周期での周波数から予め定められた8個数分前の周期(図3において、符号400で示すブロックが1周期分の時間を示す)までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、最新の周期から200ms前の過去の周期から予め定められた16個前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出してよい。周波数偏差導出部114は、系統周期の計測周期と同一の周期ごと、例えば5m秒ごとに周波数偏差を逐次導出してもよい。
第1無効電力量導出部116は、系統電源300の周波数偏差に基づき第1無効電力量q1を導出する。第1無効電力量導出部116は、系統電源300の周波数偏差に比例して第1無効電力量q1が多くなるように、第1無効電力量q1を導出してよい。第1無効電力量導出部116は、例えば、図4に示すような第1無効電力量q1−周波数偏差特性を参照して、周波数偏差に対応する無効電力量q1を導出してもよい。
図4に示すように、系統電源300の周波数の変動が比較的少ない場合、すなわち周波数偏差が第1偏差範囲W1に含まれる場合と、系統電源300の周波数の変動が比較的多い、すなわち周波数偏差が第2偏差範囲W2内に含まれる場合とで、周波数偏差の大きさに対する無効電力量q1の割合を変更してもよい。また、周波数偏差が第1偏差範囲W1および第2偏差範囲W2外にある場合には、無効電力量q1を図4に示す第1閾無効電力量q1taまたは−q1taに固定してもよい。
ここで、パワーコンディショナ10が単独運転していない場合に、比較的大きな無効電力量q1を用いてパワーコンディショナ10が無効電力を系統電源300側に供給すると、電力系統に悪影響を与える可能性がある。例えば、周波数偏差が第1偏差範囲W1の場合、パワーコンディショナ10が単独運転していない場合も多い。そこで、周波数偏差が第1偏差範囲W1に含まれる場合、周波数偏差に基づく無効電力量q1を比較的少なくなるように、第1無効電力量導出部116は、無効電力量q1を導出してよい。
一方、例えば、パワーコンディショナ10から出力する無効電力と、負荷310から出力する無効電力とが均衡状態にある場合、周波数偏差が比較的小さい場合でも、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある。
そこで、パワーコンディショナ10は、周波数偏差が比較的小さい場合でも、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある場合には、いわゆる無効電力ステップ注入を実行する。パワーコンディショナ10は、周波数偏差以外の他の電気的パラメータを利用して、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があるか否かをさらに判断する。そして、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断した場合には、パワーコンディショナ10は、周波数偏差に応じた第1無効電力量に追加の無効電力量である、第2無効電力量導出部130により導出される第2無効電力量q2を加えた無効電力を出力し、周波数偏差が比較的小さい場合でもパワーコンディショナ10が単独運転していることを検出しやすくしている。
単独運転推定部124は、系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータが、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある予め定められた電気的条件を満たすか否かを判定することで、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があるか否かを判断する。
電圧取得部120は、電圧センサ22により検出される系統電源300の電圧V3を検知する。高調波歪み導出部122は、電圧センサ22により検出される系統電源300の電圧情報から、高調波歪み電圧を導出する。高調波歪み導出部122は、例えば、2次〜7次までの高調波歪電圧のそれぞれを二乗し、それらの加算値の平方根を算出することで、系統電源300の高調波歪電圧を導出してよい。
単独運転推定部124は、系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータが、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすか否かを判断する。ここで、電気的条件は、固定の条件でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の条件でもよい。単独運転推定部124は、電圧取得部120により取得される系統電源300の系統電圧(基本波電圧)、または高調波歪み導出部122により導出される高調波歪み電圧に基づいて、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があるか否かを判断する。単独運転推定部124は、周波数偏差が第1偏差範囲W1でかつ、基本波電圧または高調波歪み電圧が予め定められた電気的条件を満たす場合に、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断してよい。
図5は、第2無効電力量q2を目標無効電力量Qに加算する手順、つまり無効電力ステップ注入の処理手順の一例を示すフローチャートである。
単独運転推定部124は、周波数偏差導出部114から系統電源300の周波数偏差を取得する(S100)。単独運転推定部124は、周波数偏差が第1偏差範囲W1内で、基本波電圧が予め定められた変動をするか否かを判定する(S102)、単独運転推定部124は、例えば、基本波電圧が図6Aおよび図6Bに示すような領域501、502に含まれるような動きをした場合、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断する。
また、単独運転推定部124は、周波数偏差が第1偏差範囲W1内で、高調波歪み電圧が予め定められた変動をするか否かを判定する(S104)。単独運転推定部124は、例えば、高調波歪み電圧が図7Aおよび図7Bに示すような領域601、602に含まれるような動きをした場合、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断する。
単独運転推定部124が、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断した場合には、第2無効電力量導出部130が第2無効電力量q2の導出し、目標無効電力量導出部118は、第1無効電力量q1に第2無効電力量q2を加算して、目標無効電力量Qを導出する(S106)。出力制御部160は、目標無効電力量導出部118により導出された第1無効電力量q1および第2無効電力量q2を含む目標無効電力量Qに基づいてパワーコンディショナ10が出力する無効電力を制御する。
第2無効電力量導出部130は、予め定められたタイミングで(S108)、第2無効電力量q2の導出する終了する。第2無効電力量導出部130は、例えば、第2無効電力量q2の導出を開始から予め定められた期間が経過すると、第2無効電力量q2の導出を終了する。第2無効電力量導出部130は、例えば、第2無効電力量q2を導出する回数が予め定められた回数に達すると、第2無効電力量q2の導出を終了する。パワーコンディショナ10は、第2無効電力量q2を含む目標無効電力量Qに基づく無効電力の出力を開始してから予め定められた期間(例えば、200ms)が経過した後、第2無効電力量q2を含む目標無効電力量Qに基づく無効電力の出力を終了して、周波数偏差に応じた第1無効電力量q1のみを含む目標無効電力量Qに基づく無効電力を出力する。
第2無効電力量導出部130は、周波数偏差が予め定められた第1偏差範囲W1内で、かつ系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータが、電力変換部が単独運転している可能性がある予め定められた電気的条件を満たすと判断した後の予め定められた期間に亘って、単独運転検出に用いる予め定められた第2無効電力量q2を逐次導出している。
第2無効電力量導出部130は、単独運転推定部124によりパワーコンディショナ10が単独運転している可能性があるあると判断された場合には、その後、予め定められた期間、例えば、200msに亘って、一定量の第2無効電力量q2を逐次導出する。第2無効電力量導出部130は、いわゆる無効電力ステップ注入を行う場合の無効電力量を導出している。
目標無効電力量導出部118は、目標無効電力量導出部118により逐次導出される第1無効電力量q1、およびパワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある場合に第2無効電力量導出部130により導出される第2無効電力量q2に基づいて、目標無効電力量Qを導出する。目標無効電力量導出部118は、第1無効電力量q1と第2無効電力量q2とを加算することで、目標無効電力量Qを導出する。目標無効電力量導出部118は、導出された目標無効電力量Qを出力制御部160に提供する。
出力制御部160は、例えば、パワーコンディショナ10から最大または極大となる出力が得られるような目標有効電力Pに基づいて太陽電池アレイ200から最大または極大の有効電力が得られるようにインバータ40をPWM制御する。また、出力制御部160は、目標無効電力量導出部118から提供される目標無効電力量Qに基づいて、インバータ40から出力される電流の位相と電圧の位相との間の位相差を調整することで、系統電源300側に供給する無効電力を制御する。
以上のように構成されたパワーコンディショナ10が出力する無効電力により、負荷310に供給される電圧の変動が大きくなり、いわゆるフリッカ現象を起こす可能性がある。例えば、柱上変圧器の配下に、複数のパワーコンディショナ10が設置された場合、または、比較的容量の大きなパワーコンディショナ10が設置された場合に、柱上変圧器の配下で供給される無効電力が大きくなり、フリッカ現象を起こす可能性がある。
そこで、本実施形態では、複数のパワーコンディショナ10が設置された場合、または、比較的容量の大きなパワーコンディショナ10が設置された場合でも、フリッカ現象を起こりにくくする。
本実施形態に係るパワーコンディショナ10は、単独運転の可能性がある場合に単独運転の検出に最低限必要な時間以外は、できるだけ無効電力の出力を抑制する。例えば、パワーコンディショナ10は、予め定められた期間に亘って第2無効電力量導出部130により導出された第2無効電力量q2を用いた無効電力を出力した後、予め定められた期間、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を小さくして、無効電力の出力を抑制してよい。パワーコンディショナ10は、無効電力ステップ注入が行われた後、予め定められた期間、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を小さくして、無効電力の出力を抑制してよい。
無効電力量抑制部126は、系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータが、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある予め定められた電気的条件を満たすと判断した後の予め定められたタイミングで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。なお、予め定められたタイミングは、固定のタイミングでもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じた可変のタイミングでもよい。
無効電力量抑制部126は、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると単独運転推定部124が判断した後の予め定められたタイミングで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。無効電力量抑制部126は、第2無効電力量導出部130により導出された第2無効電力量q2を用いた無効電力ステップ注入が行われた後の予め定められたタイミングで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を小さくして、無効電力の出力を抑制してよい。
図8Aは、第1無効電力量を抑制する手順の一例を示すフローチャートである。単独運転推定部124が、系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータを取得する(S200)。単独運転推定部124は、電気的パラメータとして、系統電源300の基本波電圧および高調波歪み電圧を取得してよい。次いで、単独運転推定部124は、電気的パラメータが予め定められた電気的条件を満たすか否かにより、パワーコンディショナ10が単独運転しているか否かを判定する(S202)。
単独運転推定部124は、基本波電圧が図6Aまたは図6Bに示すような領域501、502に含まれるような動きをした場合、基本波電圧が予め定められた電気的条件を満たすと判断してよい。また、単独運転推定部124は、高調波歪み電圧が図7Aまたは図6Bに示すような領域601、602に含まれるような動きをした場合、高調波歪み電圧が予め定められた電気的条件を満たすと判断してよい。単独運転推定部124は、電気的パラメータとして、系統電源300の基本波電圧および高調波歪み電圧に加えて、周波数偏差を取得してよい。そして、単独運転推定部124は、周波数偏差が第1偏差範囲W1内で、かつ基本波電圧が予め定められた電気的条件を満たす場合、または周波数偏差が第1偏差範囲W1内で、高調波歪み電圧が予め定められた電気的条件を満たす場合、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断してよい。
単独運転推定部124が、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した場合、無効電力量抑制部126は、予め定められたタイミングで(S204)、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させる(S206)。
無効電力量抑制部126は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、予め定められた基準期間が経過した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。無効電力量抑制部126は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、単独運転判定部132が系統電源300の周波数変動により単独運転を検出可能な期間、例えば、200ms経過した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。無効電力量抑制部126は、第2無効電力量導出部130により導出された第2無効電力量q2を用いた無効電力スッテプ注入が行われる予め定められた基準期間が経過した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。予め定められた基準期間は、固定の期間でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の期間でもよい。
無効電力量抑制部126は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、目標無効電力量導出部118により逐次導出される目標無効電力量Qが予め定められた基準無効電力量以上である状態が予め定められた基準期間継続した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させよい。予め定められた基準期間は、固定の期間でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の期間でもよい。
無効電力量抑制部126は、電気的パラメータが電気的条件を満たすと判断した後、目標無効電力量導出部118により逐次導出された目標無効電力量Qが予め定められた基準無効電力量以上である回数が予め定められた基準回数に達した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量を抑制させてよい。予め定められた基準回数は、固定の回数でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の回数でもよい。
無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した後、予め定められた終了条件を満たした場合(S208)、第1無効電力量q1の抑制を停止する(S210)。なお、予め定められた終了条件は、固定の条件でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の条件でもよい。
無効電力量抑制部126は、予め定められた期間、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
無効電力量抑制部126は、系統電源300の電圧または周波数の変動が小さくなった場合、予め定められた終了条件を満たしたと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。無効電力量抑制部126は、周波数偏差が予め定められた偏差範囲内に収まった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
以上のように、電気的パラメータが電気的条件を満たした後の予め定められたタイミングで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させる。これにより、パワーコンディショナ10が単独運転していない場合に、無駄に大きな無効電力が供給され、系統電源300の電圧の変動が継続して、フリッカ現象が起きることを防止できる。
図8Bは、無効電力ステップ注入を実行した後に第1無効電力量q1の抑制を実行する場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、単独運転推定部124が、周波数偏差導出部114から系統電源300の周波数偏差を取得する(S110)。単独運転推定部124は、周波数偏差が第1偏差範囲W1内で、基本波電圧が予め定められた変動をするか否かを判定する(S112)、単独運転推定部124は、例えば、基本波電圧が図6Aおよび図6Bに示すような領域501、502に含まれるような動きをした場合、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断する。
また、単独運転推定部124は、周波数偏差が第1偏差範囲W1内で、高調波歪み電圧が予め定められた変動をするか否かを判定する(S114)。単独運転推定部124は、例えば、高調波歪み電圧が図7Aおよび図7Bに示すような領域601、602に含まれるような動きをした場合、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断する。
単独運転推定部124が、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性があると判断した場合には、第2無効電力量導出部130が第2無効電力量q2の導出し、目標無効電力量導出部118は、第1無効電力量q1に第2無効電力量q2を加算して、目標無効電力量Qを導出する(S116)。出力制御部160は、目標無効電力量導出部118により導出された第1無効電力量q1および第2無効電力量q2を含む目標無効電力量Qに基づいてパワーコンディショナ10が出力する無効電力を制御する。
第2無効電力量導出部130は、予め定められたタイミングで(S118)、第2無効電力量q2の導出を終了する。第2無効電力量導出部130は、例えば、第2無効電力量q2の導出を開始してから予め定められた期間が経過した場合、第2無効電力量q2の導出を終了する。第2無効電力量導出部130は、単独運転判定部132が系統電源300の周波数変動により単独運転を検出可能な期間、例えば、200ms経過した場合、第2無効電力量q2の導出を終了してよい。
そして、予め定められたタイミングになると、つまり、無効電力ステップ注入が終了すると、無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させ、目標無効電力量導出部118は、抑制された第1無効電力量q1に基づいて、目標無効電力量Qを導出する(S120)。出力制御部160は、抑制された第1無効電力量q1を含む目標無効電力量Qに基づいてパワーコンディショナ10が出力する無効電力を制御する。
無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した後、予め定められた終了条件を満たす場合(S122)、第1無効電力量q1の抑制を停止する(S124)。
無効電力量抑制部126は、予め定められた期間、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
無効電力量抑制部126は、系統電源300の電圧または周波数の変動が小さくなった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。無効電力量抑制部126は、周波数偏差が予め定められた偏差範囲内に収まった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
以上のように、無効電力ステップ注入後、予め定められた期間などの終了条件を満たすまで、第1無効電力量q1を抑制して、その間にパワーコンディショナ10から出力される無効電力を抑制する。これにより、パワーコンディショナ10が単独運転していないときに、無効電力ステップ注入が実施され、その後も比較的大きな無効電力が系統電源300側に供給され続けることで、系統電源300の電圧の変動が継続し、フリッカ現象が継続することを防止できる。
なお、上記では、無効電力量抑制部126は、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある電気的条件を電気的パラメータが満たす場合に、第1無効電力量q1の抑制を行う例について説明した。しかし、無効電力量抑制部126は、フリッカ現象の発生を抑制できるタイミングであれば、他の条件を満たした場合に、第1無効電力量q1の抑制を行ってもよい。
例えば、無効電力量抑制部126は、フリッカ判定部128によりフリッカ現象が起きている、もしくはフリッカ現象が起こる可能性があると判断された後の予め定められたタイミングで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてもよい。
フリッカ判定部128は、系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータが予め定められたフリッカ条件を満たすか否かを判定する。フリッカ判定部128は、例えば、電圧取得部120から系統電源300が出力する電圧V3を取得し、電圧V3が予め定められたフリッカ条件を満たすか否かを判定してよい。フリッカ判定部128は、電圧v3が、予め定められた期間(例えば60秒の間、または1秒の間)に、予め定められた大きさ以上で変動する場合、電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判定してよい。フリッカ判定部128は、電圧v3が、予め定められた期間、予め定められた周期以下で、変動する場合、電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判定してよい。なお、予め定められたフリッカ条件は、固定の条件でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の条件でもよい。
図9は、第1無効電力量を抑制する手順の他の一例を示すフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートは、例えば、図8Bに示すステップS114の判断で、「N」が選択された場合に、実行されてもよい。つまり、電気的パラメータが無効電力ステップ注入の条件を満たさない場合に、図9に示すフローチャートを実行してもよい。
まず、フリッカ判定部128が、系統電源300が出力する電力に関する電気的パラメータを取得する(S300)。フリッカ判定部128は、電気的パラメータとして、系統電源300の電圧V3を取得してよい。次いで、フリッカ判定部128は、電気的パラメータが予め定められたフリッカ条件を満たすか否かを判定する(S302)。
フリッカ判定部128が、電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した場合、予め定められたタイミングで(S304)、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させる(S306)。無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した後、予め定められた終了条件を満たした場合(S308)、第1無効電力量q1の抑制を停止する(S310)。
無効電力量抑制部126は、予め定められた期間、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した場合、予め定められた終了条件を満たしたと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
無効電力量抑制部126は、系統電源300の電圧または周波数の変動が小さくなった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。無効電力量抑制部126は、周波数偏差が予め定められた偏差範囲内に収まった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
無効電力量抑制部126は、電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、目標無効電力量導出部118により逐次導出された目標無効電力量Qが予め定められた基準無効電力量以上である回数が予め定められた基準回数に達した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
無効電力量抑制部126は、電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、電気的パラメータがフリッカ条件を満たす状態がさらに予め定められた期間継続した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
無効電力量抑制部126は、電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後、さらに電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した回数が予め定められた基準回数に達した場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した後、予め定められた終了条件を満たす場合(S308)、第1無効電力量q1の抑制を停止する(S310)。
無効電力量抑制部126は、予め定められた期間、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
無効電力量抑制部126は、系統電源300の電圧または周波数の変動が小さくなった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。無効電力量抑制部126は、周波数偏差が予め定められた偏差範囲内に収まった場合、予め定められた終了条件を満たすと判断して、第1無効電力量q1の抑制を停止してよい。
以上のように、電気的パラメータがフリッカ条件を満たした後の予め定められたタイミングで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させる。これにより、パワーコンディショナ10が単独運転していない場合に、無駄に大きな無効電力が供給され、系統電源300の電圧の変動が継続して、フリッカ現象が起きること、またはフリッカ現象が継続することを防止できる。
以上、上記では、電気的パラメータが、パワーコンディショナ10が単独運転している可能性がある電気的条件、またはフリッカ条件を満たした後のタイミングで、第1無効電力量q1を抑制する例について説明した。
無効電力量抑制部126は、さらに、系統電源300の周波数変動が大きい場合に、第1無効電力量q1を抑制してもよい。無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きく、かつ周波数偏差導出部114により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆の場合、第2周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。なお、予め定められた閾値は、固定の値でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の値でもよい。
無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きかった場合、その後に導出される周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆かどうかを、予め定められた第1期間に亘って逐次判定してよい。そして、無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により第1周波数偏差の後の第1期間内に導出された第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆の場合、第2周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
また、無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きく、かつ周波数偏差導出部114により第1周波数偏差の次に導出された第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆の場合、第2周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
また、無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きく、周波数偏差導出部114により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆で、かつ周波数偏差導出部114により第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆の場合、第3周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きかった場合、その後に導出される周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆かどうかを予め定められた第1期間に亘って逐次判定してよい。そして、第1周波数偏差の後の第1期間内に導出された第2周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆の場合、無効電力量抑制部126は、さらに、第2周波数偏差の後に導出される周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆かどうかを予め定められた第2期間に亘って逐次判定してよい。さらに、無効電力量抑制部126は、第2周波数偏差の後の第2期間中に導出された第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆の場合、第3周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。予め定められた第1期間および第2期間は、固定の期間でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の期間でもよい。
無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きく、周波数偏差導出部114により第1周波数偏差の次に導出された第2周波数偏差の大きさが閾値より大きく第1周波数偏差と正負が逆で、かつ周波数偏差導出部114により第2周波数偏差の次に導出された第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆の場合、第3周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
図10は、第1無効電力量を抑制する手順の他の一例を示すフローチャートである。無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114から第1周波数偏差を取得する(S400)。無効電力量抑制部126は、第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きいか否かを判定する(S402)。
無効電力量抑制部126は、第1周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きい場合、周波数偏差導出部114により第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差を取得する(S404)。無効電力量抑制部126は、第2周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きく、かつ第2周波数偏差が、第1周波数偏差と正負が逆か否かを判定する(S406)。無効電力量抑制部126は、第1周波数偏差が正で、第2周波数偏差が負の場合、または第1周波数偏差が負で、第2周波数偏差が正の場合、第2周波数偏差が第1周波数偏差と正負が逆と判断する。
無効電力量抑制部126は、第2周波数偏差の大きさが予め定められた閾値より大きく、かつ第2周波数偏差が、第1周波数偏差と正負が逆の場合、周波数偏差導出部114により第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差を取得する(S408)。無効電力量抑制部126は、第3周波数偏差が、第2周波数偏差と正負が逆か否かを判定する(S410)。
第3周波数偏差が第2周波数偏差と正負が逆である場合、無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させる(S412)。無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制した後、予め定められた終了条件を満たした場合(S414)、第1無効電力量q1の抑制を停止する(S416)。
無効電力量抑制部126は、系統電源300の周波数変動が大きい場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を用いてパワーコンディショナ10が無効電力を出力し続けると、フリッカ現状が生じる、またはフリッカ現象が継続する可能性がある。そこで、無効電力量抑制部126は、系統電源300の周波数変動が大きい場合、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制してよい。
続いて、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制する方法についてさらに説明する。
無効電力量抑制部126は、周波数偏差と第1無効電力量q1との関係を示す関数を変更することで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制してよい。
例えば、第1無効電力量導出部116が、通常、図4に示すような周波数偏差と第1無効電力量との関係を示す第1傾きを有する第1関数に基づいて、第1無効電力量を導出している。この場合、無効電力量抑制部126は、第1傾きより小さい第2傾きを有する図11Aに示すような第2関数に基づいて第1無効電力量導出部116に第1無効電力量q1を導出させることにより、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。なお、第2傾きは、固定の傾きでもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の傾きでもよい。
第1無効電力量導出部116は、通常、図4に示すように、周波数偏差が第2偏差範囲W2外の場合、第1無効電力量q1として予め定められた第1閾無効電力量±q1taを導出している。そこで、無効電力量抑制部126は、周波数偏差が第2偏差範囲W2外の場合、第1無効電力量導出部116に、図11Bに示すような第3関数を用いて、第1閾無効電力量±q1taより小さい第2閾無効電力量±q1tbを導出させることにより、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
また、無効電力量抑制部126は、図11Cに示すような第4関数を用いて、第1無効電力量導出部116に第1無効電力量q1を導出させ、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。第4関数は、図4に示す第1関数の第1傾きより小さい第3傾きを有し、第2偏差範囲W2外の閾無効電力量が、図4に示す第1関数の第1閾無効電力量±q1taより小さい第2閾無効電力量±q1tbを有する。なお、第2閾無効電力量は、固定の値でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の値でもよい。
以上のように、第1無効電力量導出部116が第1無効電力量q1を導出する場合に用いる周波数偏差と第1無効電力量q1との関係を示す関数を変更することで、無効電力量抑制部126は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
また、無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出される周波数偏差を調整することで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。
無効電力量抑制部126は、周波数偏差導出部114により導出された周波数偏差が小さくなるように周波数偏差導出部114に周波数偏差を補正させ、補正された周波数偏差に基づいて第1無効電力量導出部116に第1無効電力量q1を導出させることで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてもよい。
周波数偏差導出部114が、通常よりも多い個数の周期の各周波数を用いて過去の移動平均値を導出して、周波数偏差が小さくなるように補正してよい。周波数偏差導出部114は、例えば、図12Aに示すように、過去の移動平均値として最新の周期から予め定められた200ms前の過去の周期から第2個数(16個)より多い第3個数(32個)分前の周期までの各周波数の移動平均値と、最新の移動平均値との差から周波数偏差を導出することで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。なお、第3個数は、固定の値でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の値でもよい。
過去の移動平均値を通常よりも長い期間に亘る周波数の移動平均値を用いることで、移動平均値がより平均化されるので、周波数偏差を小さくできる。よって、このようにして導出された周波数偏差を用いて第1無効電力量導出部116が第1無効電力量q1を導出することで、結果的に、第1無効電力量q1を抑制させることができる。
また、周波数偏差を小さくするために、周波数偏差導出部114が、図12Bに示すように、過去の移動平均値として最新の周期から予め定められた第1時間(200ms)より短い第2時間(10ms)前の過去の周期から例えば第2個数(8個)分前の周期までの各周波数の移動平均値と、最新の移動平均値との差から周波数偏差を導出することで、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を抑制させてよい。なお、第2時間は、固定の時間でもよいし、パワーコンディショナ10などで検知される電圧、電流、周波数偏差などの電気的パラメータなどに応じて可変の時間でもよい。
過去の移動平均値の導出に用いる周波数として、最新の移動平均値の導出に用いる周波数と比較的に近い期間に計測された周波数を用いることで、周波数偏差導出部114により導出される周波数偏差を小さくできる。よって、過去の移動平均値の導出に用いる周波数として、最新の移動平均値の導出に用いる周波数と比較的に近い期間に計測された周波数を用いることで、結果的に、第1無効電力量q1を抑制させることができる。
以上、本実施形態によれば、単独運転の検出に最低限必要な時間以外は、できるだけ無効電力の出力を抑制する。パワーコンディショナ10は、系統電源300の周波数変動が大きい場合、単独運転の検出に最低限必要な時間以外は、第1無効電力量導出部116により導出される第1無効電力量q1を小さくして、パワーコンディショナ10が出力する無効電力を抑制する。これにより、例えば、複数のパワーコンディショナ10が設置された場合、または、比較的容量の大きなパワーコンディショナ10が設置された場合でも、フリッカ現象が継続しにくく、またはフリッカ現象を発生しにくくできる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 パワーコンディショナ
12,16,22 電圧センサ
14,18,19 電流センサ
20 昇圧回路
22 電圧センサ
40 インバータ
50 リレー
100 制御装置
110 単独運転検出部
112 周波数計測部
114 周波数偏差導出部
116 第1無効電力量導出部
118 目標無効電力量導出部
120 電圧取得部
122 高調波歪み導出部
124 単独運転推定部
126 無効電力量抑制部
128 フリッカ判定部
130 第2無効電力量導出部
132 単独運転判定部
150 リレー制御部
160 出力制御部
200 太陽電池アレイ
300 系統電源
310 負荷

Claims (28)

  1. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    を備え
    前記無効電力量抑制部は、前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、前記目標無効電力量導出部により導出される目標無効電力量が基準無効電力量以上である状態が基準期間継続した場合、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、単独運転検出装置。
  2. 前記無効電力量抑制部は、前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、基準期間が経過した場合、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、請求項1に記載の単独運転検出装置。
  3. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    を備え、
    前記無効電力量抑制部は、前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、前記目標無効電力量導出部により導出された目標無効電力量が基準無効電力量以上である回数が基準回数に達した場合、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、単独運転検出装置。
  4. 前記無効電力量抑制部は、前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たす状態がさらに基準期間継続した場合、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、請求項1から請求項のいずれか1つに記載の単独運転検出装置。
  5. 前記無効電力量抑制部は、前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、さらに前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した回数が基準回数に達した場合、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、請求項1から請求項のいずれか1つに記載の単独運転検出装置。
  6. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    を備え、
    前記無効電力量抑制部は、前記周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ前記周波数偏差導出部により前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が前記第1周波数偏差と正負が逆の場合、前記第2周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる単独運転検出装置。
  7. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    を備え、
    前記無効電力量抑制部は、前記周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、前記周波数偏差導出部により前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが前記閾値より大きく前記第1周波数偏差と正負が逆で、かつ前記周波数偏差導出部により前記第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が前記第2周波数偏差と正負が逆の場合、前記第3周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、単独運転検出装置。
  8. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ前記周波数偏差導出部により前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が前記第1周波数偏差と正負が逆の場合、前記第2周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と
    を備える単独運転検出装置。
  9. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、前記周波数偏差導出部により前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが前記閾値より大きく前記第1周波数偏差と正負が逆で、かつ前記周波数偏差導出部により前記第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が前記第2周波数偏差と正負が逆の場合、前記第3周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と
    を備える単独運転検出装置。
  10. 前記周波数偏差が第1偏差範囲内で、かつ前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後の基準期間に亘って、前記単独運転検出に用いる第2無効電力量を導出する第2無効電力量導出部をさらに備え、
    前記目標無効電力量導出部は、前記第1無効電力量および前記第2無効電力量に基づいて、前記目標無効電力量を導出する、請求項1から請求項のいずれか1つに記載の単独運転検出装置。
  11. 前記第1無効電力量導出部は、周波数偏差と第1無効電力量との関係を示す第1傾きを有する第1関数に基づいて、第1無効電力量を導出し、
    前記無効電力量抑制部は、前記第1傾きより小さい第2傾きを有する第2関数に基づいて前記第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることにより、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる、請求項1から請求項10のいずれか1つに記載の単独運転検出装置。
  12. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    を備え、
    前記第1無効電力量導出部は、周波数偏差が第2偏差範囲外の場合、第1無効電力量として第1閾無効電力量を導出し、
    前記無効電力量抑制部は、周波数偏差が前記第2偏差範囲外の場合、前記第1閾無効電力量より小さい第2閾無効電力量を導出させることにより、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる単独運転検出装置。
  13. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    前記電源の周波数を基準周期毎に計測する周波数計測部と、
    備え、
    前記周波数偏差導出部は、前記周波数計測部により計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、前記最新の周期から第1時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出し、
    前記無効電力量抑制部は、前記周波数偏差導出部により導出された周波数偏差が小さくなるように前記周波数偏差導出部に周波数偏差を補正させ、補正された周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることで、前記第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる、単独運転検出装置。
  14. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    前記電源の周波数を基準周期毎に計測する周波数計測部と、
    備え、
    前記周波数偏差導出部は、前記周波数計測部により計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、前記最新の周期から定められた第1期間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出し、
    前記無効電力量抑制部は、前記過去の移動平均値として前記最新の周期から第1時間前の過去の周期から前記第2個数より多い第3個数分前の周期までの各周波数の移動平均値と、前記最新の移動平均値との差から前記周波数偏差導出部により周波数偏差を導出させ、導出された前記周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることで、前記第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる、単独運転検出装置。
  15. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する周波数偏差導出部と、
    前記周波数偏差導出部により導出される周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する第1無効電力量導出部と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量導出部により導出される前記第1無効電力量を抑制させる無効電力量抑制部と、
    前記第1無効電力量導出部により導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する目標無効電力量導出部と、
    前記電源の周波数を基準周期毎に計測する周波数計測部と、
    備え、
    前記周波数偏差導出部は、前記周波数計測部により計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、前記最新の周期から定められた第1時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出し、
    前記無効電力量抑制部は、前記過去の移動平均値として前記最新の周期から定められた第1時間より短い第2時間前の過去の周期から前記第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値と、前記最新の移動平均値との差から前記周波数偏差導出部により周波数偏差を導出させ、導出された前記周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量導出部に第1無効電力量を導出させることで、前記第1無効電力量導出部により導出される第1無効電力量を抑制させる、単独運転検出装置。
  16. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載の単独運転検出装置と、
    前記目標無効電力量導出部により導出された前記目標無効電力量に基づいて前記電力変換部が出力する無効電力量を制御する制御部と
    を備える制御装置。
  17. 請求項16に記載の制御装置と、
    前記制御装置により制御され、分散型電源からの直流を交流に変換する前記電力変換部と
    を備えるパワーコンディショナ。
  18. 請求項17に記載のパワーコンディショナと、
    前記分散型電源と
    を備える電源システム。
  19. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、前記目標無効電力量を導出する工程で導出される目標無効電力量が基準無効電力量以上である状態が基準期間継続した場合、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    を備える単独運転検出方法。
  20. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    前記電気的パラメータが前記電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータが前記フリッカ条件を満たすと判断した後、前記目標無効電力量を導出する工程で導出された目標無効電力量が基準無効電力量以上である回数が基準回数に達した場合、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    を備える単独運転検出方法。
  21. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    前記周波数偏差を導出する工程で導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ前記周波数偏差を導出する工程で前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が前記第1周波数偏差と正負が逆の場合、前記第2周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量を導出する工程で導出される第1無効電力量を抑制させる工程と、
    を備える単独運転検出方法。
  22. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    前記周波数偏差を導出する工程で導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、前記周波数偏差を導出する工程で前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが前記閾値より大きく前記第1周波数偏差と正負が逆で、かつ前記周波数偏差を導出する工程で前記第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が前記第2周波数偏差と正負が逆の場合、前記第3周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    をさらに備える単独運転検出方法。
  23. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    を備え、
    前記第1無効電力量を導出する工程は、前記周波数偏差を導出する工程で導出される周波数偏差が第2偏差範囲外の場合、第1無効電力量として第1閾無効電力量を導出する工程を含み、
    前記第1無効電力量を抑制させる工程は、前記周波数偏差を導出する工程で導出される周波数偏差が前記第2偏差範囲外の場合、前記第1閾無効電力量より小さい第2閾無効電力量を導出させることにより、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程を含む、単独運転検出方法。
  24. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数を基準周期毎に計測する工程と、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    を備え、
    前記周波数偏差を導出する工程は、前記周波数を計測する工程で計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、前記最新の周期から第1時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出する工程を含み、
    前記第1無効電力量を抑制させる工程は、前記周波数偏差を導出する工程で導出された周波数偏差が小さくなるように前記周波数偏差を導出する工程で周波数偏差を補正させ、補正された周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量を導出する工程で第1無効電力量を導出させることで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される第1無効電力量を抑制させる工程を含む、単独運転検出方法。
  25. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数を基準周期毎に計測する工程と、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    を備え、
    前記周波数偏差を導出する工程は、前記周波数を計測する工程で計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、前記最新の周期から定められた第1期間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出する工程を含み、
    前記第1無効電力量を抑制させる工程は、前記周波数偏差を導出する工程で、前記過去の移動平均値として前記最新の周期から第1時間前の過去の周期から前記第2個数より多い第3個数分前の周期までの各周波数の移動平均値と、前記最新の移動平均値との差から周波数偏差を導出させ、前記周波数偏差を導出する工程で導出された前記周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量を導出する工程で第1無効電力量を導出させることで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される第1無効電力量を抑制させる工程を含む、単独運転検出方法。
  26. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数を基準周期毎に計測する工程と、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    前記電源が出力する電力に関する電気的パラメータが、前記電力変換部が単独運転している可能性がある電気的条件を満たすと判断した後、または前記電気的パラメータがフリッカ条件を満たすと判断した後のタイミングで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    を備え、
    前記周波数偏差を導出する工程は、前記周波数を計測する工程で計測された最新の周期での周波数から第1個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である最新の移動平均値と、前記最新の周期から定められた第1時間前の過去の周期から第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値である過去の移動平均値との差を、周波数偏差として導出する工程を含、
    前記無効電力量を抑制させる工程は、前記過去の移動平均値として前記最新の周期から定められた第1時間より短い第2時間前の過去の周期から前記第2個数分前の周期までの各周波数の移動平均値と、前記最新の移動平均値との差から前記周波数偏差を導出する工程で周波数偏差を導出させ、導出された前記周波数偏差に基づいて前記第1無効電力量を導出する工程で第1無効電力量を導出させることで、前記第1無効電力量を導出する工程で導出される第1無効電力量を抑制させる工程を含む、単独運転検出方法。
  27. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、かつ前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差が前記第1周波数偏差と正負が逆の場合、前記第1無効電力量を導出する工程で前記第2周波数偏差に基づいて導出される第1無効電力量を抑制させる工程と
    を備える単独運転検出方法。
  28. 電源と連系する電力変換部の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    前記電源の周波数偏差を導出する工程と、
    導出された前記周波数偏差に基づいて、前記電力変換部の単独運転検出に用いる第1無効電力量を導出する工程と、
    導出された前記第1無効電力量に基づいて前記単独運転検出のために前記電力変換部が出力すべき目標無効電力量を導出する工程と、
    導出された第1周波数偏差の大きさが閾値より大きく、前記第1周波数偏差の後に導出された第2周波数偏差の大きさが前記閾値より大きく前記第1周波数偏差と正負が逆で、かつ前記第2周波数偏差の後に導出された第3周波数偏差が前記第2周波数偏差と正負が逆の場合、前記第1無効電力量を導出する工程で前記第3周波数偏差に基づいて導出される前記第1無効電力量を抑制させる工程と
    を備える単独運転検出方法。
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