JP6383269B2 - 軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック及びこれを用いてなる軽量盛土構造 - Google Patents

軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック及びこれを用いてなる軽量盛土構造 Download PDF

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Description

本発明は、軽量盛土構造において側壁を構成する合成樹脂発泡体ブロック、及び該合成樹脂発泡体ブロックを用いた軽量盛土構造に関する。
軟弱地盤や傾斜地の上に道路や建築物を構築する方法として、合成樹脂発泡体を積層した軽量盛土構造が知られている。係る軽量盛土構造は、合成樹脂発泡体からなる直方体或いは立方体のブロックを積層した上に、載荷重の分散や合成樹脂発泡体ブロックの保護、不陸調整のためにコンクリート床版が載置或いは打設され、さらに該コンクリート床版の上に、用途に応じた部材が積層される。また、軽量盛土構造の側壁は、外観上及び合成樹脂発泡体ブロックの保護の観点から、側壁側となる合成樹脂発泡体ブロックの側面に表面材が被覆される。特許文献1には、合成樹脂発泡体ブロックの、軽量盛土構造の側壁となる側面の4周を傾斜面とすることによって、合成樹脂発泡体ブロックが圧縮変形しても、表面材に剥離やひび割れが生じない構成とした合成樹脂発泡体ブロックが開示されている。
特許第3751855号公報
従来の合成樹脂発泡体ブロックを用いた軽量盛土構造においては、側壁を平坦面とするべく、該側壁となる複数の合成樹脂発泡体ブロックの側面が上下方向及び横方向でそろうように位置合わせしながら合成樹脂発泡体ブロックを積み上げる必要があり、作業が繁雑であるという問題があった。
本発明の課題は、繁雑な位置合わせ作業を行うことなく、平坦な側壁を有する外観に優れた軽量盛土構造を構成することが可能な合成樹脂発泡体ブロックを提供することにあり、また、合成樹脂発泡体ブロックが圧縮変形した場合でも、側壁表面には影響しない合成樹脂発泡体ブロックを提供することにある。
本発明のさらなる課題は、上記合成樹脂発泡体ブロックを用いて、外観及び耐久性に優れた軽量盛土構造を提供することにある。
本発明の第1は、合成樹脂発泡体ブロックを積み重ねてなる軽量盛土構造の側壁を構成し、合成樹脂発泡体からなる本体及び前記本体の前記側壁側となる第1の側面に積層された金属製の面材を有する合成樹脂発泡体ブロックであって、
前記本体の前記第1の側面の上端及び下端が切り欠かれて第1の段差を形成しており、
前記軽量盛土構造において上下方向に隣接する二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接する第1の雇い実を挿入するための第1の実溝が、前記第1の側面に沿って前記本体に形成されていることを特徴とする。
上記本発明においては、下記の構成を好ましい態様として含む。
前記第1の実溝が、前記本体の上面及び下面にそれぞれ形成されていること。特に、前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記本体の上面及び下面に平行な前記第1の段差壁面に積層されていること。
前記第1の実溝が前記第1の段差内に形成されていること。特に、前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記第1の側面の上端及び下端からそれぞれ前記第1の実溝に至る前記第1の段差壁面に積層されていること。
前記本体の前記第1の側面の両側端が切り欠かれて第2の段差を形成していること。特に、前記軽量盛土構造において横方向に隣接する二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接する第2の雇い実を挿入するための第2の実溝が、前記第1の側面に沿って前記本体に形成されていること。さらに、前記第2の実溝が、前記本体の第1の側面と前記第2の段差を介して連なる第2及び第3の側面にそれぞれ形成されていること。特に、前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記第2及び第3の側面に平行な前記第2の段差壁面に積層されていること。また、前記第2の実溝が前記第2の段差内に形成されていること。特に、前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記第1の側面の両側端からそれぞれ前記第2の段差内に形成された第2の実溝に至る前記第2の段差壁面に積層されていること。
前記本体の前記第1の側面に、前記面材に対して垂直で、且つ、横方向に平行なスリットが形成されていること。
前記面材がガリバリウム綱板からなること。
前記面材が弾性を有する接着剤によって前記本体に積層されていること。
前記本体が、複数枚の押出成形発泡樹脂板を上下方向に積層してなること。
本発明の第2は、上記本発明の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロックが積み重ねられ、少なくとも、上下方向に隣接する二つの前記合成樹脂発泡体ブロックの隣接する前記第1の実溝に第1の雇い実が挿入され、前記二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接して側壁が形成されていることを特徴とする軽量盛土構造である。
本発明においては、軽量盛土構造の側壁を構築する際に、繁雑な位置合わせをしなくても上下で面材の位置を容易にそろえることができ、作業性が高まる。また、上下方向に隣接する合成樹脂発泡体ブロックの面材間に間隙が介在するため、上下方向で合成樹脂発泡体ブロックの圧縮変形が生じたとしても、本体から面材が剥離する、或いは面材が変形するなどの不具合を生じることがない。また、横方向で複数の合成樹脂発泡体ブロックにわたって雇い実を挿入することで、横方向でも面材の位置を容易にそろえることができる上、地震や車両の通行などによる振動や、背後の支持地盤からの圧力を受けても、合成樹脂発泡体ブロックのずれが防止される。
また、第1の実溝を第1の段差内に形成し、該段差内に面材を延在させることによって、合成樹脂発泡体本体が面材と雇い実によって保護され、雨や雪、大気中の汚染物質、紫外線などによる劣化が抑制される。
さらに、本発明においては、合成樹脂発泡体ブロックの第1の側面の両側端に第2の段差を形成することにより、気温変動によって合成樹脂発泡体本体が収縮及び膨張した場合でも、本体から面材が剥離する、或いは面材が変形するなどの不具合を防止することができる。またさらに、横方向に隣接する合成樹脂発泡体ブロック同士を、両ブロックに跨って配置される第2の雇い実によって連接することで、上記した振動や背後からの圧力に対する強度がさらに高まる。また、第2の段差内に第2の雇い実を挿入する第2の実溝を形成することで、第2の段差内に露出した合成樹脂発泡体本体を保護することができる。
よって、本発明においては、外観及び耐久性に優れ、さらには、側壁の構築作業が容易な軽量盛土構造が得られる。
本発明の軽量盛土構造の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第1の実施形態の構成を模式的に示す斜視図であり、(a)は本体が一体である構成、(b)は本体が複数の板状の合成樹脂発泡体を積層してなる構成を示す。 (a)は図2(a)の合成樹脂発泡体ブロックを第1の側面側から見た図であり、(b)は係る合成樹脂発泡体ブロックを用いた軽量盛土構造の側壁を示す図である。 (a)は図3(a)中のA−A’断面模式図、(b)は図3(b)中のA−A’断面模式図である。 (a)は図3(a)中のB−B’断面模式図、(b)は図3(b)中のB−B’断面模式図である。 (a)本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第2の実施形態における断面模式図であり、(b)は(a)の合成樹脂発泡体ブロックを用いた軽量盛土構造の側壁の部分断面模式図である。 本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第3の実施形態の構成を模式的に示す斜視図である。 (a)は図7の合成樹脂発泡体ブロックを第1の側面側から見た図であり、(b)は係る合成樹脂発泡体ブロックを用いた軽量盛土構造の側壁を示す図である。 図8(a)中のC−C’断面模式図である。 (a)は図8(b)中のC−C’断面模式図、(b)は図8(b)中のD−D’断面模式図である。 (a)は図8(a)中のB−B’断面模式図、(b)は図8(a)中のD−D’断面模式図である。 (a)は図8(b)中のB−B’断面模式図、(b)は図8(b)中のE−E’断面模式図である。 本発明の合成樹脂発泡体ブロックの配列を変えた軽量盛土構造の側壁を示す図である。 (a)は本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第4の実施形態を第1の側面側から見た図であり、(b)は係る合成樹脂発泡体ブロックを用いた軽量盛土構造の側壁を示す図である。 図14(a)中のC−C’断面模式図である。 (a)は図14(b)中のC−C’断面模式図であり、(b)は図14(b)中のD−D’断面模式図である。 (a)は図14(a)中のB−B’断面模式図であり、(b)は図14(a)中のD−D’断面模式図である。 (a)は図14(b)中のB−B’断面模式図であり、(b)は図14(b)中のE−E’断面模式図である。 本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第5の実施形態の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第5の実施形態にコーナー部材を取り付けた状態を示す、コーナー部材近傍の本体の上面に平行な部分断面模式図である。 本発明の合成樹脂発泡体ブロックの第6の実施形態の第1の側面に設けられたスリット近傍の、第2の側面に平行な方向の部分断面模式図である。
本発明の合成樹脂発泡体ブロックは、軽量盛土構造の側壁(以下、「側壁」と記す。)を構成するために用いられ、側壁側に面材を備えている。そして、本発明の軽量盛土構造は、係るブロックを用いて側壁を構成したことに特徴を有している。
図1は、本発明の軽量盛土構造の一例を模式的に示す断面図であり、傾斜地において道路を拡幅するために用いた例である。
図1に示すように、支持地盤2に合成樹脂発泡体ブロック1を積み上げ、最上面に不陸を調整するためにコンクリート床版3を打設し、該コンクリート床版3の上に路床(砂層)、下層路盤(切込砕石)、上層路盤(粒調整砕石層)、表層(アスファルト層)といった舗装材4を積層して道路舗装体とする。係る軽量盛土構造の側壁は、本発明の合成樹脂発泡体ブロックを側壁側の側面がほぼ垂直な壁面となるように積み重ねて形成される。尚、側壁側の最上層の合成樹脂発泡体ブロックについては、側壁側を一部残して、背面側を切り欠き、コンクリート床版3を打設する。
〔第1の実施形態〕
図2(a)に、本発明の合成樹脂発泡体ブロックの一実施形態の斜視図を示す。本発明の合成樹脂発泡体ブロック(以下、「ブロック」と記す。)は、立方体或いは直方体の合成樹脂発泡体の一側面の上端及び下端が切り欠かれて第1の段差14,14が形成された合成樹脂発泡体本体(以下、「本体」と記す)11を有し、該本体11の段差14,14を上端及び下端に有する上記一側面に金属製の面材12が積層されている。以下、面材12が積層された一側面を第1の側面と記す。そしてさらに、該第1の側面に沿って、第1の実溝13,13が形成されており、係る第1の実溝13,13にそれぞれ後述する第1の雇い実を挿入することで、上下(垂直)方向に隣接する二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接する。
尚、側壁を構成しない、軽量盛土構造の内部の合成樹脂発泡体ブロックとしては、段差14が形成されておらず、また、面材12が積層されていない、立方体或いは直方体の合成樹脂発泡体が用いられる。
本発明に係る本体11は、図2(a)に示すように、一体の合成樹脂発泡体でも良いが、図2(b)に示すように、所定の厚さの板状の合成樹脂発泡体11’を複数枚重ねて接着剤等で貼り合わせても良い。本発明に用いられる本体11或いは合成樹脂発泡体11’は押出成形発泡板が好ましく、具体的には、ポリスチレン系発泡体、ポリプロピレン系発泡体、塩化ビニリデン系発泡体、ポリウレタン系発泡体が用いられる。
本発明で用いられる金属製の面材12としては、耐候性に優れたガリバリウム綱板が好ましく、厚さは0.3mm〜0.8mmが好ましい。係る面材12は、本体11に接着剤を用いて積層され、係る接着剤としては、弾性を有する接着剤、具体的には、変性シリコーン系接着剤、ウレタン系接着剤、弾性エポキシ系接着剤等が好ましく用いられる。
本例のブロック及び該ブロックを用いた軽量盛土構造の詳細を図3〜図6を用いて説明する。
図3(a)は本例のブロックを第1の側面側から見た図であり、図3(b)は該ブロックを用いてなる軽量盛土構造の側壁をブロックの第1の側面側から見た図である。尚、図3(b)においては、後述する第1の実溝13に挿入される第1の雇い実を便宜上省略する。図3(b)に示すように、一般的には上下で隣接するブロック同士が、横(水平)方向に1/2個分ずれるように、千鳥配置される。
図4(a)に図3(a)のA−A’断面模式図を、図4(b)に図3(b)のA−A’断面模式図を示す。図4に示すように、本例のブロックは本体11の上端及び下端がそれぞれ切り欠かれ、段差14が形成されている。係る段差により、図4(b)で示すように、側壁を構成した際には、上下方向で隣接する二つのブロックの第1の側面15同士の間に目地21が形成される。本発明においては、面材12は係る第1の側面15に積層され、好ましくは、図3(a)に示すように、該第1の側面15から連続して、本体11の上面16及び下面17に平行な段差14の壁面に積層される。このように、側壁を形成した際に、本体11が露出する面が面材12で覆われることにより、雨や雪、大気中の汚染物質、紫外線などによる本体11の劣化が防止される。尚、図4(b)に示すように、本例では目地21の最深部である底部は面材12で覆われないが、目地21内には水分や汚染物質が入りにくいため、影響は小さい。
このように、上下方向で隣接するブロックの面材12同士が、目地21の開口部の高さ分だけ間隙を介して配置しているため、上方に積載したコンクリート床版3や舗装材4、さらには、その上に構築される建築物や通過する車両等の重量によって本体11が圧縮変形を生じた場合であっても、面材12同士が接触することがなく、面材12同士の接触により面材12が本体11から剥離したり、変形したりする恐れがない。本発明において、第1の段差14の高さL1は、1mm〜10mmが好ましく、また、奥行きL2は5mm〜30mmが好ましい。
また、本例のブロックは、図4(a)に示すように、本体11の上面16及び下面17にそれぞれ、面材12が積層される第1の側面15に沿って、好ましくは平行に、第1の実溝13が形成されている。図4(b)に示すように、上下方向に隣接するブロックにおいて、上方のブロックの下面17に設けられた第1の実溝13と、下方のブロックの上面16に設けられた第1の実溝13にわたって、第1の雇い実22を挿入することによって、上下方向に隣接するブロック同士が連接される。即ち、上下方向にブロックを積み重ねる際に、下方のブロックの上面16に形成した第1の実溝13に第1の雇い実22を挿入し、該第1の雇い実22が、下面17に形成した第1の実溝13に挿入されるように、上方のブロックを載置することにより、上下方向に隣接するブロックの面材12の位置がそろい、平坦な側壁を容易に構成することができる。
また、第1の雇い実22によって上下方向に隣接するブロック同士が連接されることにより、背後の支持地盤2から圧力を受けた場合でも、ブロックが前方に押し出されにくくなる。
第1の雇い実22としては、面材12と同じ素材が好ましく用いられる。よって、厚さ0.3mm〜0.8mmのガリバリウム綱板が好ましく用いられる。
さらに、第1の雇い実22として、横方向に隣接する二つ以上のブロックにわたる長尺の雇い実22を用いることで、横方向においても面材12の位置を容易にそろえることができる。また、横方向に隣接する二つ以上のブロックを連接して、背後の支持地盤2からの圧力に対してより強度を増すことができる。
本発明において、第1の雇い実22の幅h1は、本体11の圧縮変形に対応するため、該第1の雇い実22が挿入される実溝の幅h2、即ち、本体11に形成された第1の実溝13の深さの2倍よりも若干小さいことが好ましい。具体的には、本体11の素材の圧縮強度などの物性にもよるが、本体11の高さH1の5%以上、h2がh1より大きい、即ちh2≧h1+0.05H1であることが好ましい。尚、本体11の高さH1は、通常、200mm〜1000mm程度であり、第1の雇い実22の幅h1は40mm〜100mm程度である。尚、上記好ましい範囲内で本体11の高さH1が高い場合に、第1の雇い実22の幅h1が小さすぎると上下方向に配置されたブロック同士を連接することができなくなる恐れがあるため、本体11の高さH1の大きさに合わせて幅h1の広い第1の雇い実22を用い、また、第1の実溝h2の深さも深すぎないように形成して、第1の雇い実22が上方のブロックにも十分な幅で挿入されるように調整する。
また、第1の実溝13の奥行きw1は、第1の雇い実22を挿入を容易にするために第1の雇い実22の厚みよりも余裕がある方が好ましいが、広すぎると第1の実溝13内で第1の雇い実22が動き易くなるため、1mm〜5mm程度が好ましい。
第1の実溝13を形成する位置は特に限定されないが、第1の段差14の近傍が好ましく、第1の段差14からの距離D1が0mm〜20mmの位置に形成することが好ましい。尚、D1が0mmの場合は、第1の段差14に隣接して第1の実溝13が形成されるため、目地21の最深部が第1の実溝13となり、本体11が露出しないため、後述する第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図5(a)に図3(a)のB−B’断面模式図を、図5(b)に図3(b)のB−B’断面模式図を示す。尚、図3,図5中、18,19は第1の側面15に連なる第2及び第3の側面である。本例では、面材12が積層される本体11の第1の側面15の両側端は、図5(a)に示すように段差が形成されず、側壁を構成した場合も、図5(b)に示すように、横方向で隣接するブロックの面材12同士が接触している。そして、図5(b)に示すように、隣接する二つのブロックの第1の実溝13,13に連続して第1の雇い実22が挿入され、係る二つのブロック同士が連接されている。
〔第2の実施形態〕
図2〜図5の例では、第1の実溝13が本体11の上面16及び下面17に形成された例を示したが、本発明において好ましくは、第1の実溝13を第1の段差14に形成する。係る実施形態の断面模式図を図6に示す。図6(a)は図3(a)のA−A’に相当する断面模式図であり、図6(b)は図3(b)のA−A’に相当する断面模式図である。
図6(a)に示すように、本例では、第1の実溝13が、第1の段差14内に、開口を上方及び下方に向けて形成されている。そのため、図6(b)に示すように、第1の雇い実22を第1の実溝13に挿入した状態では、第1の雇い実22が、目地21の最深部を塞ぐ状態となる。よって、面材12を本体の第1の側面15から連続して、該第1の側面15の上端及び下端からそれぞれ第1の実溝22に至る第1の段差14の壁面に積層することによって、本体11の側壁側はほぼ面材12によって覆われ、雨や雪、汚染物質、紫外線などによる劣化が防止される。
第1の実溝13の形成位置は、第1の段差14内でできるだけ第1の側面15から離れた位置、好ましくは第1の段差14の、第1の側面15に平行な壁面に沿って形成する。具体的には、第1の実溝13の第1の側面15からの距離D2が5mm〜30mm程度の位置が好ましい。本例でD2=L2の場合は、上記した第1の実施形態におけるD1=0mmの場合と同じである。
尚、図6(a)に示すように、第1の段差14の壁面にまで面材12を延在させる際に、上方の第1の実溝13内に、面材12の端部を折り込むことにより、面材12が本体11からはずれにくくなり、好ましい。
本例においても、第1の雇い実22の幅h1は、該第1の雇い実22が挿入される実溝の幅h2よりも若干小さく、本体11の高さH1の5%以上、h2がh1より大きい、即ちh2≧h1+0.05H1であることが好ましい。また、第1の段差14の高さL1、奥行きL2についても、第1の実施形態と同様である。
〔第3の実施形態〕
第1の実施形態において述べたように、本発明のブロックは本体11の第1の側面15の上端及び下端が切り欠かれて第1の段差14,14が形成されており、係る段差によって、本体11の圧縮変形の影響が面材12に及ばない構成となっている。
本例では、係る構成を横方向にも適用した例であり、図7に斜視図を示す。本例では、本体11の第1の側面15の両側端を切り欠いて第2の段差34,34が形成されている。さらに、本例では、本体11の第1の側面15に該第2の段差34,34を介して連なる第2の側面18及び第3の側面19にそれぞれ、第2の実溝33が形成されている。
図8(a)は本例のブロックを第1の側面15側から見た図であり、図8(b)は該ブロックを用いてなる軽量盛土構造の側壁を第1の側面15側から見た図である。尚、図8(b)においては、第1の実溝13に挿入される第1の雇い実22及び後述する第2の実溝33に挿入される第2の雇い実32を便宜上省略する。
また、図9に図8(a)中のC−C’断面模式図を、図10(a)に図8(b)中のC−C’断面模式図を、図10(b)に図8(b)中のD−D’断面模式図を、図11(a)に図8(a)中のB−B’断面模式図を、図11(b)に図8(a)中のD−D’断面模式図を、図12(a)に図8(b)中のB−B’断面模式図を、図12(b)に図8(b)中のE−E’断面模式図を示す。尚、図8(a)中のA−A’断面模式図は図4(a)と同じであり、図8(b)中のA−A’断面模式図は図4(b)と同じである。
基本的に、第2の段差34、第2の実溝33、第2の雇い実32は、第1の段差14、第1の実溝13、第1の雇い実22を横方向に適用したものであり、構造は同様である。本例では、第2の雇い実32により横方向に隣接する二つのブロックを連接するため、第2の雇い実32を挿入するための第2の実溝33を、本体11の第2の側面18及び第3の側面19にそれぞれ形成している。本例において、第2の段差34の高さL3は第1の段差14の高さL1と等しく、第2の段差34の奥行きL4は第1の段差14の奥行きL2に等しい。
また、第2の実溝33の形成位置は、第1の側面15に直交する方向において第1の実溝13の前後に重なる位置が好ましく、図9,図11(b)に示すように、第1の実溝13と第2の実溝33の交差位置においては、第1の実溝13の奥行きw1と第2の実溝33の奥行きw2とを合わせた幅の実溝が形成されるように構成する。本例では、第2の実溝33は第1の実溝13の背後(第1の側面15とは反対側)に形成されている。
また、本例においても、面材12は、第1の側面15から連続して、第2の段差34内の、第2及び第3の側面18,19に平行な壁面に形成されていることが好ましい。
本例では、横方向においても、第2の段差34によって、横方向に隣接する二つのブロックの面材12,12間に目地31が形成されるため、気温変動によって本体11が膨張或いは収縮して変形した場合や、地震などによって横方向に応力がかかって本体11が圧縮された場合でも、面材12同士が接触して本体11から剥離したり、変形したりする不都合が回避される。
さらに、第2の雇い実32によって横方向で二つのブロックが連接されることで、支持地盤2からの圧力に対してもより強度が高まる。
尚、図8(b)にはブロックを千鳥配置した例を示したが、本発明においては、図13に示したように、直交する行列状にブロックを配置してもよく、この場合、第2の雇い実32として、上下方向に隣接する二つ以上のブロックにわたる雇い実32を用いることで、上下方向に隣接する二つ以上のブロックを連接して、背後の支持地盤2からの圧力に対する強度をより高めることができる。
本例において、第2の雇い実32の幅h3は、気温変動によって本体11が膨張或いは収縮して変形した場合や、地震などによって横方向に応力がかかって本体11が圧縮された場合の変形に対応するため、該第2の雇い実32が挿入される実溝の幅h4、即ち、本体11に形成された第2の実溝33の深さの2倍よりも若干小さいことが好ましい。具体的には、本体11の素材の線膨張係数や圧縮強度などの物性、或いは、地震時の振動の大きさにもよるが、第2の実溝の幅h4は第2の雇い実32の幅h3より2mm〜20mm程度大きいことが望ましい。尚、本体11の幅H2は、通常、300mm〜3000mm程度であり、第2の雇い実32の幅h3は60mm〜100mm程度である。
また、第2の実溝33の奥行きw2は、第1の実溝13と同様、1mm〜5mm程度が好ましい。
〔第4の実施形態〕
本例は、第3の実施形態において、第2の実施形態を適用し、第1の実溝32及び第2の実溝33をそれぞれ、第1の段差14及び第2の段差34に形成し、面材12を該段差14,34の壁面に形成した例である。
図14(a)は本例のブロックを第1の側面15側から見た図であり、図14(b)は該ブロックを用いてなる軽量盛土構造の側壁を第1の側面15側から見た図である。尚、図14(b)においては、第1の実溝13に挿入される第1の雇い実22及び第2の実溝33に挿入される第2の雇い実32を便宜上省略する。
また、図15に図14(a)中のC−C’断面模式図を、図16(a)に図14(b)中のC−C’断面模式図を、図16(b)に図14(b)中のD−D’断面模式図を、図17(a)に図14(a)中のB−B’断面模式図を、図17(b)に図14(a)中のD−D’断面模式図を、図18(a)に図14(b)中のB−B’断面模式図を、図18(b)に図14(b)中のE−E’断面模式図を示す。尚、図14(a)中のA−A’断面模式図は図6(a)と同じであり、図14(b)中のA−A’断面模式図は図6(b)と同じである。
基本的に、第2の段差34、第2の実溝33、第2の雇い実32は、第2の実施形態の第1の段差14、第1の実溝13、第1の雇い実22と、構造は同様である。
第2の実溝33の形成位置は、第1の側面15に直交する方向において第1の実溝13の前後に重なる位置が好ましく、図15,図17(b)に示すように、第1の実溝13と第2の実溝33の交差位置においては、第1の実溝13の奥行きw1と第2の実溝33の奥行きw2とを合わせた幅の実溝が形成されるように構成する。
本例においては、先に述べた第1〜第3の実施形態の作用効果が得られる。即ち、煩雑な位置合わせをすることなく、容易にブロックを積み重ねて外観に優れた軽量盛土構造の側壁を構成することができる。また、上下方向及び横方向の両方向において、隣接する二つのブロックの面材12間に目地21,31が形成されており、上下方向及び横方向のいずれにおいても、面材12が本体11の変形の影響を受けない。また、目地21,31内は面材12、第1の雇い実22及び第2の雇い実32によって保護されているため、本体11の雨や雪、汚染物質、紫外線などによる劣化が防止されている。さらに、上下方向及び横方向の両方向に雇い実を用いたことによって、支持地盤からの圧力に対する高い強度が得られる。
〔第5の実施形態〕
本発明の軽量盛土構造の側壁が角部を有する場合に、該角部に用いられるブロックを図19に例示する。また、図20は係るブロックにコーナー部材を取り付けた状態を示す断面模式図であり、上下方向においてブロック中央部の該コーナー部材近傍の断面図である。本例の基本的な構成は第4の実施形態と同様であるが、図19に示すように、本体11の第1の側面15と同様の構成を、該第1の側面15に連なる第2の側面18にも適用する。そして、係る第2の側面18と第1の側面15とで形成される角部には、図20に示すように、露出した本体11を覆うコーナー部材41を取り付けることで、本体11を保護すればよい。尚、第3の側面19側に角部がくる場合には、第3の側面19に第1の側面15と同様の構成を持たせればよい。
〔第6の実施形態〕
図21は本発明に係る本体11の第1の側面15に、横方向に延びるスリット42を形成した例である。図21は、第2の側面18に平行な方向の、第1の側面15近傍の断面模式図である。このように、第1の側面15にスリット42を形成することで、スリット42の形成領域が変形しやすくなり、本体11に上下方向に強い圧縮力が加わった場合でも、第1の側面15の変形が緩和され、第1の側面15からの面材12の剥離や面材12の変形が防止される。係るスリット42の幅w3は1mm〜3mmが好ましく、深さD3は2mm〜10mm程度が好ましい。スリット42は好ましくは複数本形成し、その間隔Pは、10mm〜50mmが好ましい。尚、第1の実溝13に重なる領域に設けると係る領域の強度が低下するため、係る領域にはスリット42は設けない。
1:合成樹脂発泡体ブロック、1a:側壁、2:支持地盤、3:コンクリート床版、4:舗装材、11:合成樹脂発泡体本体、11’:合成樹脂発泡体、12:面材、13:第1の実溝、14:第1の段差、15:第1の側面、16:上面、17:下面、18:第2の側面、19:第3の側面、21,31:目地、22:第1の雇い実、32:第2の雇い実、33:第2の実溝、34:第2の段差、41:コーナー部材、42:スリット

Claims (16)

  1. 合成樹脂発泡体ブロックを積み重ねてなる軽量盛土構造の側壁を構成し、合成樹脂発泡体からなる本体及び前記本体の前記側壁側となる第1の側面に積層された金属製の面材を有する合成樹脂発泡体ブロックであって、
    前記本体の前記第1の側面の上端及び下端が切り欠かれて第1の段差を形成しており、
    前記軽量盛土構造において上下方向に隣接する二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接する第1の雇い実を挿入するための第1の実溝が、前記第1の側面に沿って前記本体に形成されていることを特徴とする軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  2. 前記第1の実溝が、前記本体の上面及び下面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  3. 前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記本体の上面及び下面に平行な前記第1の段差壁面に積層されていることを特徴とする請求項2に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  4. 前記第1の実溝が前記第1の段差内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  5. 前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記第1の側面の上端及び下端からそれぞれ前記第1の実溝に至る前記第1の段差壁面に積層されていることを特徴とする請求項4に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  6. 前記本体の前記第1の側面の両側端が切り欠かれて第2の段差を形成していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  7. 前記軽量盛土構造において横方向に隣接する二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接する第2の雇い実を挿入するための第2の実溝が、前記第1の側面に沿って前記本体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  8. 前記第2の実溝が、前記本体の第1の側面と前記第2の段差を介して連なる第2及び第3の側面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項7に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  9. 前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記第2及び第3の側面に平行な前記第2の段差壁面に積層されていることを特徴とする請求項8に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  10. 前記第2の実溝が前記第2の段差内に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  11. 前記面材が、前記第1の側面から連続して、前記第1の側面の両側端からそれぞれ前記第2の段差内に形成された第2の実溝に至る前記第2の段差壁面に積層されていることを特徴とする請求項10に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  12. 前記本体の前記第1の側面に、前記面材に対して垂直で、且つ、横方向に平行なスリットが形成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  13. 前記面材がガリバリウム綱板からなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  14. 前記面材が弾性を有する接着剤によって前記本体に積層されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  15. 前記本体が、複数枚の押出成形発泡樹脂板を上下方向に積層してなることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロック。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の軽量盛土用合成樹脂発泡体ブロックが積み重ねられ、少なくとも、上下方向に隣接する二つの前記合成樹脂発泡体ブロックの隣接する前記第1の実溝に第1の雇い実が挿入され、前記二つの合成樹脂発泡体ブロックを連接して側壁が形成されていることを特徴とする軽量盛土構造。
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