JP6382410B1 - ふとん篭用防護装置 - Google Patents

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【課題】ふとん篭を収容するための篭収容部を有するふとん篭用防護装置を、従来のものに比べて軽量化すると共に、石材充填後のふとん篭を前記篭収容部から円滑に取り出すことができるように構成する。【解決手段】角形のふとん篭40を収容するための矩形の篭収容部2を有し、該篭収容部2は、縦向きに設置された複数の支柱3,4により区画、形成され、少なくとも一部の支柱の該篭収容部2に面する内面に、石材充填後のふとん篭40を持ち上げて前記篭収容部2から取り出す際の該ふとん篭40と前記支柱3,4との間の摩擦を低減させる摩擦低減部材7が取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、角形のふとん篭の内部に石材を充填するとき、該ふとん篭を収容してその変形を防止するふとん篭用防護装置に関するものである。
護岸工事や道路工事等の各種工事に使用されるふとん篭(角形蛇篭)は、菱形金網によって四角い箱形に形成され、その内部に栗石や砕石等の石材を充填した状態で現場に設置される。近年では、工事の迅速化を図るため、特許文献1に開示されているように、ふとん篭の内部に前記石材を充填する作業を設置現場とは別の場所で行い、石詰めされたふとん篭を設置現場に運搬して設置するようにしている。
前記ふとん篭に対する石材の充填作業は、パワーショベル等の重機を使用して行われるが、その際ふとん篭には非常に大きな衝撃力が作用するため、該ふとん篭の変形を防止して充填作業を安定的に行うことができるように、該ふとん篭を収容してその変形を防止するための防護装置(型枠手段)が使用されている。
前記特許文献1に開示された型枠手段は、ふとん篭を収容する部分である固定部(篭収容部)と、該固定部に開閉自在に連結された開閉部とを有している。前記固定部は、鉄板製の三つの側壁で三面を囲まれることにより上面と前側面とが開放する箱形をしており、前記開閉部は、石材を投入するための開口を有する矩形枠状の上蓋と、前記固定部の開放する前側面を塞ぐための鉄板製の側壁とを有している。
前記型枠手段を用いてふとん篭に石材を充填するときは、前記開閉部を開放位置に移動させた状態で前記固定部の中に前記ふとん篭を収容して、前記開閉部を閉じ、前記上蓋の開口を通じて前記ふとん篭の内部に石材を投入する。石材の充填が完了すると、前記開閉部を開放して、前記ふとん篭をリフタ手段で吊り上げることにより前記固定部から取り出し、所定の場所に移送する。
ところが、前記特許文献1に開示された型枠手段は、前記固定部の三つの側壁と、前記開閉部に設けられた側壁とが、重量の大きい鉄板で形成されているため、全体の重量が非常に大きく、石材充填現場への運搬に多大な手間と経費がかかるという問題があった。しかも、前記開閉部の開閉をパワーショベルやクレーンといった重機を使用して行わなければならないため、作業性が悪く、作業に危険性を伴うという問題もあった。
前記側壁を形成する鉄板をなくせば型枠手段の重量を軽くすることができる。しかし、前記鉄板は、石材充填後のふとん篭を前記固定部から取り出す際のガイドの役目を果たすものであるため、この鉄板がなくなると、ふとん篭の取り出しに支障を来すことが考えられる。このため、前記鉄板がなくてもふとん篭の取り出しを支障なく行うことができるようにする必要がある。
特開2002−97616号公報
本発明の技術的課題は、ふとん篭を収容するための篭収容部を有するふとん篭用防護装置を、従来のものに比べて軽量化すると共に、石材充填後のふとん篭を前記篭収容部から円滑に取り出すことができるように構成することにある。
前記課題を解決するため、本発明によれば、底網と前後及び左右の側網とを有する角形のふとん篭の内部に石材を充填するとき、該ふとん篭を収容して変形を防止するためのふとん篭用防護装置が提供される。
前記防護装置は、前後の側網と左右の側網と底網と蓋網とからなる角形のふとん篭を収容するための矩形の篭収容部を有し、該篭収容部は、縦向きに設置された複数の支柱により区画、形成され、少なくとも一部の支柱の該篭収容部に面する内面に、石材充填後のふとん篭を持ち上げて前記篭収容部から取り出す際の該ふとん篭と前記支柱との間の摩擦を低減させる摩擦低減部材が取り付けられていることを特徴とする。
本発明において、前記摩擦低減部材はシート状をしていて、柔軟性を有している。その際、前記摩擦低減部材は、繊維又は糸で形成された布からなっているのが好ましく、或いは、前記摩擦低減部材は、筒状の部材を扁平化することにより形成されていることが好ましい。
また、本発明においては、前記摩擦低減部材の上端部は前記支柱に固定され、該摩擦低減部材の下端部は前記支柱に対して非固定であることが好ましい。
さらに、本発明においては、前記支柱の内面に、緩衝性を有する平板状のサポート部材が取り付けられ、このサポート部材を介して前記摩擦低減部材が前記支柱に取り付けられているのが好ましい。
また、前記篭収容部は長辺と短辺とを有し、前記長辺に沿って設置された長辺部支柱の上端部に篭支持バーが架け渡され、前記ふとん篭の蓋網を開放して外側に倒した際に、該蓋網と側網との連結部分を前記篭支持バーで下から支持するように構成されていてもよく、その際、前記長辺部支柱の前記篭収容部に背向する外面には、該長辺部支柱の上端部から中間部にかけて、斜め上向きの傾斜面が形成されているのが、より好ましい。
本発明の防護装置は、篭収容部を複数の支柱で区画、形成することによって鉄板製の側壁をなくしたので、従来の防護装置と比べて非常に軽量であり、また、前記支柱の内面に摩擦低減部材を取り付けたことにより、石材充填後のふとん篭を吊り上げて篭収容部から取り出す際に、該ふとん篭と前記支柱との間の摩擦抵抗が小さくなり、このため、防護装置からのふとん篭の取り出しを円滑に行うことができる。
本発明に係るふとん篭用防護装置の第1実施形態を示す斜視図である。 前記防護装置の平面図である。 前記防護装置の正面図である。 前記防護装置の側面図である。 前記防護装置にふとん篭を収容した状態を示す側面図である。 長辺部支柱の上端部を示す部分拡大図である。 摩擦低減部材を示す概略斜視図である。 前記防護装置にふとん篭を収容して石材を充填した状態を示す概略側面図である。 図8の状態からふとん篭を吊り上げる途中の状態を示す概略側面図である。 ふとん篭を示す斜視図である。 本発明に係るふとん篭用防護装置の第2実施形態を示す斜視図である。
図1−図9は本発明に係るふとん篭用防護装置の第1実施形態を示すもので、図1及び図2に示すように、この防護装置1Aは、ふとん篭40を収容するための平面視矩形の篭収容部2を有している。
先ず、前記ふとん篭40について説明すると、該ふとん篭40は、図10に示すように、底網41と、該底網41の前後に配置された前側網42a及び後側網42bと、前記底網41の左右に配置された左側網43a及び右側網43bと、2つの蓋網44a,44bとを、相互に連結することにより形成されたもので、前後の側網42a,42bの長さが左右の側網43a,43bの長さより長い直方体状をしている。また、2つの蓋網44a,44bは、片方の蓋網44aが前側網42aの上端の枠線46に連結され、もう片方の蓋網44bが後側網42bの上端の枠線46に連結されており、これら前後の側網42a,42bの枠線を回転中心として、観音開き式に開閉するように構成されている。
前記底網41と、前側網42a及び後側網42bと、左側網43a及び右側網43bとは、各々を個別に形成して相互に連結しても良いが、底網41と前側網42a及び後側網42bとにおける列線45の向きが互いに同じ向きである場合には、それらを一つの菱形金網によって一体に形成し、前記左側網43aと右側網43bとを別体に形成することもできる。
また、隣接する側網同士及び蓋網44a,44bの連結は、各側網及び蓋網44a,44bの枠線46の互いに対応する辺同士を、スクリューストッパ等の連結金具47を巻き付けて結束することにより行われている。また、開放状態にある蓋網44a,44bを閉鎖する場合には、該蓋網44a,44bを閉じた際に、蓋網44a,44bの相互に隣接する辺同士を連結金具47で連結すると共に、該蓋網44a,44bと左右の側網43a,43bとの互いに対応する辺同士を前記連結金具47で連結することで行われる。図中の符号48は、各側網の中間位置に設けた補強線である。
なお、前記菱形金網は、針金を扁平螺旋状に折曲して形成した前記列線45の折曲部45aを、順次係止させることにより形成されたものである。
続いて、前記防護装置1Aについて説明する。
図1−図4に示すように、この防護装置1Aの篭収容部2は、縦向きに設置された複数の支柱3,4により区画、形成されている。この篭収容部2は、長辺と短辺とを有する左右方向に長い長方形状を成していて、この篭収容部2内にふとん篭40を収容すると、該ふとん篭40の前後の側網42a,42bが、篭収容部2の前記長辺に沿った面である前後の側面2a,2bと向き合うと共に、該ふとん篭40の左右の側網43a,43bが、篭収容部2の前記短辺に沿った面である左右の側面2c,2dと向き合うようになっている。
前記支柱3,4のうち、篭収容部2の長辺方向(長手方向)に並ぶ支柱3を長辺部支柱とし、短辺方向(短手方向)に並ぶ支柱4を短辺部支柱とすると、前記長辺部支柱3は、長辺方向に一定間隔をおいて5本立設され、前記短辺部支柱4は、短辺方向に一定間隔をおいて3本立設されている。前記長辺部支柱3は、断面H形をしたH形鋼により形成され、前記短辺部支柱4は、角形の中空断面を有する鋼管により形成されている。また、長辺部支柱3の上下方向長さは、短辺部支柱4の上下方向長さよりも長いが、両支柱3,4の上端位置即ち高さは揃えられている。
また、図4に示すように、篭収容部2の前面2aと後面2bとの相対する位置に配置された一対の長辺部支柱3,3は、鉄鋼製のベースフレーム6で互いに連結されている。このベースフレーム6は、断面略H形をしたH形鋼からなるもので、前記長辺部支柱3,3の下端部寄りの位置で該長辺部支柱3,3の内側面に、溶接等の固着手段により一体に固着されており、これら一対の長辺部支柱3,3とベースフレーム6とによって支柱連結体12が形成されている。図示の例では、5組の支柱連結体12が形成されていることになる。
前記支柱3,4は、上部支持フレーム30と下部支持フレーム31とによって支持されている。このうち上部支持フレーム30は、篭収容部2の前後の側面2a,2bの各々において隣接する支柱3,3同士を連結する複数の第1フレーム部材30aと、篭収容部2の左右の側面2c,2dの各々において全ての支柱4をまとめて連結するコ字形の第2フレーム部材30bとによって形成されている。前記第1フレーム部材30aは、前記支柱3の前面より後退した位置で隣接する支柱3,3の側面間に配置され、端部を該支柱3,3の側面にボルト60で着脱自在に連結されており、前記第2フレーム部材30bは、前記支柱4の外面に当接するように配置され、両端に前記第1フレーム部材30aと一直線をなすように突出する連結部30cを有し、該連結部30cが、前記側面2a,2bの端部に位置する支柱3の側面にボルト61で着脱自在に連結されている。前記第1フレーム部材30a及び第2フレーム部材30bは、断面L字状を成すL形鋼で形成されたものである。
一方、前記下部支持フレーム31も、前記上部支持フレーム30と同様に、篭収容部2の前後の側面2a,2bの各々において隣接する支柱3,3同士を連結する複数の第1フレーム部材31aと、篭収容部2の左右の側面2c,2dの各々において全ての支柱4をまとめて連結するコ字形の第2フレーム部材31bとによって形成され、該第2フレーム部材31bの連結部31cが、前記側面2a,2bの端部に位置する支柱3の側面にボルト61で着脱自在に連結されている。
また、前記下部支持フレーム31は、高さを複数段に調整することができる。これは、該下部支持フレーム31が篭収容部2の底壁部20を支持していて、該下部支持フレーム31の高さを調整することによって前記底壁部20の高さを調整可能とするためである。このため、前記支柱3,4には、複数(図では3つ)の高さ調整孔19が穿設され、選択した高さ調整孔19に応じて下部支持フレーム31の高さを調整することにより、前記底壁部20の高さが調整されるように構成されている。図示の例では、最下段の高さ調整孔19に下部支持フレーム31がボルト60,61で固定されていて、該下部支持フレーム31の第2フレーム部材31bに、前記底壁部20の連結材22が、前記ボルト61で共締めにより連結されている。
前記支柱3の下端部内側には、篭収容部2の長手方向に延びるL形鋼から成る脚部フレーム37が取り付けられ、この脚部フレーム37によって前記支柱3が相互に連結されている。この脚部フレーム37は、一連の部材であっても良いが、図示した例では、隣接する支柱間毎に分割された分割片37aにより構成され、各分割片37aが、隣接する支柱3,3間に配設されて該支柱にボルト62及びナット63により固定されている。
また、前記篭収容部2の支柱3の上端部には、篭支持バー9が架け渡され、図5に示すように、該篭収容部2内に収容した前記ふとん篭40の蓋網44a,44bを開放して外側に倒した際に、該蓋網44a,44bと前後の側網42a,42bとの連結部分を鋼鉄製の篭支持バー9で下から支持するように構成されている。この篭支持バー9は、図1及び図6に示すように、矩形断面を有する平板状を成すもので、その断面の長手方向を縦向きにした姿勢で、全ての支柱3に跨るように架け渡され、ボルト16及びナット17によって、後述する摩擦低減部材7と一緒に前記支柱3に固定されている。
前記篭支持バー9の上端には丸棒状の鉄筋10が溶接され、この鉄筋10が前記連結部分に当接するようになっている。このような鉄筋10を設けたのは、前記篭支持バー9の角張った上端部分が前記連結部分に直接接触することによって該連結部分が損傷されるのを防止するためである。従って、該鉄筋10は前記篭支持バー9の一部をなすものである。なお、このように篭支持バー9に鉄筋10を取り付けることなく、前記篭支持バー9の上端面を、R加工を施すことによって曲面に形成してもよい。
前記支柱3,4の前記篭収容部2に臨む内面には、平板状をしたサポート部材11が螺子11aで固定されている。このサポート部材11は、合成樹脂からなる細長い部材であって、滑り易い表面を有し、耐衝撃性及び耐摩耗性にも優れた部材である。このような性質を有する合成樹脂素材としては、例えば、超高分子ポリエチレンを挙げることができる。
上記螺子11aは、皿螺子であり、該皿螺子の螺子頭が前記サポート部材11の外部に突出しないようにするため、該サポート部材11には、該螺子頭が嵌合する座繰り孔が設けられている。
また、図4−図6に示すように、前記支柱3の前記篭収容部2に背向する外面には、該支柱3の上端部から中間部にかけて、斜め上向きの傾斜面3bが形成されている。それにより、前述したようにふとん篭40を前記篭収容部2に収容し、その蓋網44a,44bを外側に倒伏した際に、図5の左半に示すように、該蓋網44a,44bが前記傾斜面3aに沿って、ふとん篭40の前後の側網42a,42bから離れた傾斜姿勢を取り得るように構成されている。
さらに、前記支柱3には、前記傾斜面3aよりも下側の位置に、前記蓋網44a,44bの網目に係止可能な係止フック34が設けられている。
前記係止フック34は、針金等の細長い線条を屈曲させて鉤部を形成したもので、前記支柱3に取り付けられたフック軸受部35に支持されている。そして、前記ふとん篭40を篭収容部2に収容して2つの蓋網44a,44bを外側に倒した際に、前記傾斜部3aの傾斜面に沿って傾斜する該蓋網44a,44bの先端部近くの網目に前記係止フック34の鉤部を掛けることにより、該蓋網44a,44bは、図5の右半に示すように、前記支柱3の外面に沿った状態に弾力的に保持される。
これにより、前記ふとん篭40へ石材を充填する際に、前記蓋網44a,44bが作業の邪魔にならない位置に保持されると同時に、該蓋網44a,44bと前記側網42a,42bとの連結部分が前記篭支持バー9に弾力的に押し付けられることによって該篭支持バー9に下から支持されるため、前記側網42a,42bが内側に撓んだり、石材が衝突する際の衝撃によって前記側網42a,42bが座屈するのが防止される。
石材充填後に前記係止フック34を蓋網44a,44bから外せば、該蓋網44a,44bは、図5の左半に示すように前記傾斜面3aに沿って傾斜する姿勢を取るので、その閉鎖作業を容易に行うことができる。
図1及び図2に示すように、前記篭収容部2は、収容したふとん篭40を載置するための前記底壁部20を有している。該底壁部20は、篭収容部2の長手方向に細長く延びる溝形鋼からなる複数の床材21と、該複数の床材21を長手方向の一端側及び他端側においてそれぞれ一体に連結する前記連結材22,22とによって構成されている。前記床材21は、相互間に小径の石材片が抜け落ちる程度の隙間をおいて篭収容部2の短手方向に並設されていて、各床材21の一端及び他端が、前記連結材22にそれぞれボルト23で連結され、該連結材22は、前述したように、前記下部支持フレーム31の第2フレーム部材31bに、前記ボルト61で固定されている。そして、該下部支持フレーム31の高さを複数段の高さ調整孔19によって調整することにより、前記底壁部20の高さを調整することができるように構成されている。
前記床材21の上面には、前記支柱3の内面に取り付けたサポート部材11と同様のサポート部材11が、螺子64で取り付けられている。
また、図1、図2及び図4に示すように前記底壁部20が最下段にあるとき、前記床材21の中間部は、該底壁部20を短手方向に横断する前記複数の前記ベースフレーム6上に当接することによって該ベースフレーム6で下から支持されている。前記底壁部20の高さを高く調整すると、前記床材21は前記ベースフレーム6から離れるため、該ベースフレーム6によって中間部を支持されなくなるが、この場合は、ふとん篭40の深さが小さくなって石材の充填量も減少し、石材充填後のふとん篭40の重量も減少するため、前記床材21の中間部が支持されていなくても特に問題はない。
さらに、前記支柱3,4の篭収容部2に面する内面には、石材充填後のふとん篭40を持ち上げて前記篭収容部2から取りだす際の該ふとん篭40と支柱3,4との間の摩擦を低減させるための摩擦低減部材7が、前記サポート部材11を覆うように取り付けられている。この摩擦低減部材7は、柔軟性のあるシート状をした部材によって形成されたもので、各支柱3,4に、その上端から底壁部20を構成する前記床材21の位置まで延在するように取り付けられている。
前記摩擦低減部材7は、滑り易く且つ耐久性に勝れた素材であればどのような素材で形成されていても良いが、本実施形態においては、繊維又は糸で形成された布によって形成されている。より具体的には、ポリエステル等の合成樹脂製繊維からなる縦糸と横糸とで織った布部材により形成されており好ましくは、筒状の布部材を扁平に折り畳んだものによって形成されている。この布部材の内面には、ゴム又は合成樹脂による内張りが施されていても良い。このような布部材として好適なものは、図7に示すような消防用のホースである。
また、図1及び図4−図6に示すように、前記摩擦低減部材7の上端部は、前記支柱3,4の上端部に固定され、該摩擦低減部材7の下端部は、当該支柱3,4に対して非固定とされている。この点についてより具体的に説明する。先ず、前記支柱3に対して摩擦低減部材7は次のように取り付けられている。即ち、前記摩擦低減部材7の上端部は、前記支柱3の上端部にあるフランジ3aと、該フランジ3aの背面に面接合された前記篭支持バー9とを覆うようにして該支柱3の背面側に回され、該背面側に回された部分をボルト16及びナット17の締結により前記フランジ3aに固定することにより、前記支柱3の上端部に固定されている。一方、支柱4に対する摩擦低減部材7の取り付けは、該摩擦低減部材7の上端部を前記支柱4の上端部を跨ぐようにして該支柱4の背面側に回し、該背面側に回した部分をピン18で前記支柱4に固定している。
なお、前記摩擦低減部材7は、全ての支柱3,4に取り付けられているが、該支柱3,4の数やふとん篭40の大きさ等によっては、一部の支柱3,4だけに取り付けることもできる。
前記防護装置1Aは、石材充填現場に安定的に設置するため、鉄板50の上に載置することが望ましく、これにより、ふとん篭40に石材が充填されて重量が増加した場合でも、地面への沈み込みや傾斜等を防止することができる。また、この鉄板50と前記防護装置1Aとは、図示しないフック等の連結手段で相互に連結することができ、この場合には、該鉄板を錘として兼用することにより、石材充填後のふとん篭40を防護装置1Aから吊り上げる際に、軽量化された該防護装置1Aがずれ動くのを防止することができる。
前記構成を有する防護装置1Aを使用してふとん篭40に石材を充填する作業は、次のようにして行われる。
先ず、空のふとん篭40を用意して、該ふとん篭40を、図5に示すように、前後の側網42a,42bが篭収容部2の前後の側面2a,2bと向き合うと共に、左右の側網43a,43bが左右の側面2c,2dと向き合うように該篭収容部2内に収容し、該ふとん篭40が底壁部20上に載った後、前後の側網42a,42bに連結された2つの蓋網44a,44bを開く。そして、図5の右半部に示すように、前記蓋網44a,44bを、支柱3,3の外面に沿って下方に引き下げ、該蓋網44a,44bの先端部の網目に係止フック34を掛けて該蓋網44,44bをその状態に保持させる。それから、パワーショベル等の重機を用いてふとん篭40内に石材を投石する。
このとき、前記ふとん篭40の前記蓋網44a,44bと側網42a,42bとの連結部分は、前記篭支持バー9によって下から支持されているため、前記側網42a,42bが内側に撓まないだけでなく、石材が衝突した際の衝撃によって前記側網42a,42bが座屈するのが防止される。
石材の充填が完了すると、前記蓋網44a,44bに係止している前記係止フック34を外し、図8に示すように、該蓋網44a,44bを回動させて閉じたあと、該蓋網44a,44bの相対する枠線同士、及び、該蓋網44a,44bと左右の側網43a,43bとの相対する枠線46同士を前記連結金具47で連結する。
続いて、図9に示すように、リフタやパワーショベル等の吊り上げ装置51を用いて前記ふとん篭40を吊り上げることにより、前記篭収容部2内から取り出す。このとき、前記ふとん篭40は、各支柱3,4にガイドされて上昇していくが、各支柱3,4の内面に摩擦低減部材7が取り付けられることによって該支柱3,4とふとん篭40との間の摩擦は低減されているため、該ふとん篭40は円滑に引き上げられることになる。その際、前記摩擦低減部材7は、ふとん篭40と支柱3,4の当接力の大きさに応じて、図9の左半部に示す摩擦低減部材7のように、ふとん篭40の上昇と共に上方に大きく滑り動き、鎖線で示すように篭収容部2の外部に完全に引き出されるものもあれば、図9の右半部に示す摩擦低減部材7のように、支柱3,4の内面に沿ったまま殆ど滑り動かないか、あるいは少しだけ滑り動くものもある。
前記防護装置1Aから取り出されたふとん篭40は、保管場所や、トラック等の車両の荷台に移送される。
このように、本発明の防護装置1Aは、前記篭収容部2を複数の支柱3,4で区画、形成することにより、鉄板製の側壁や開閉する蓋枠をなくしたので、従来の防護装置と比べて構造が簡単であると共に非常に軽量であり、このため、石材充填現場への運搬や石材充填時の取り扱いが容易で、安全性にも勝れる。
また、前記支柱3,4の内面に摩擦低減部材7を取り付けたことにより、石材充填後のふとん篭40を吊り上げて前記篭収容部2から取り出す際に、該ふとん篭40と前記支柱3,4との間の摩擦抵抗が小さくなるため、該防護装置1Aからのふとん篭40の取り出しを円滑に行うことができる。
しかも、ふとん篭40への石詰め状況を外部から見ることができるため、石材をむらなく均等に充填することができる。
前記防護装置1Aは、一部の部品を増減したり交換したりすることにより、ふとん篭の大きさに合わせて篭収容部の大きさを変更することができる。図11に示す第2実施形態の防護装置1Bは、前記第1実施形態の防護装置1Aにおいて、1組の支柱連結体12と、該支柱連結体12の左右何れか一方に連結される第1フレーム部材30a,31a、第2フレーム部材30b,31b、及び分割片37aとを減らすと共に、床材21及び篭支持バー9を短いものに交換することにより、前記篭収容部2の長さを小さくし、小さいサイズのふとん篭40に対応できるようにしている。
この第2実施形態の前記以外の構成は、前記第1実施形態と実質的に同じであるから、両者の主要な同一構成部分に第1実施形態の場合と同一の符号を付し、その説明は省略する。
1A,1B 防護装置
2 篭収容部
3 支柱(長辺部支柱)
3a 傾斜面
4 支柱(短辺部支柱)
7 摩擦低減部材
9 篭支持バー
11 サポート部材
40 ふとん篭
41 底網
42a 前側網
42b 後側網
43a 左側網
43b 右側網
44a,44b 蓋網

Claims (8)

  1. 前後の側網と左右の側網と底網と蓋網とからなる角形のふとん篭を収容するための矩形の篭収容部を有し、該篭収容部は、縦向きに設置された複数の支柱により区画、形成され、少なくとも一部の支柱の該篭収容部に面する内面に、石材充填後のふとん篭を持ち上げて前記篭収容部から取り出す際の該ふとん篭と前記支柱との間の摩擦を低減させる摩擦低減部材が取り付けられていることを特徴とするふとん篭用防護装置。
  2. 前記摩擦低減部材はシート状をしていて、柔軟性を有することを特徴とする請求項1に記載の防護装置。
  3. 前記摩擦低減部材は、繊維又は糸で形成された布からなることを特徴とする請求項2に記載の防護装置。
  4. 前記摩擦低減部材は、筒状の部材を扁平化することにより形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の防護装置。
  5. 前記摩擦低減部材の上端部は前記支柱に固定され、該摩擦低減部材の下端部は前記支柱に対して非固定であることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の防護装置。
  6. 前記支柱の内面に、平板状のサポート部材が取り付けられ、このサポート部材を介して前記摩擦低減部材が前記支柱に取り付けられていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の防護装置。
  7. 前記篭収容部は長辺と短辺とを有し、前記長辺に沿って設置された長辺部支柱の上端部に篭支持バーが架け渡され、前記ふとん篭の蓋網を開放して外側に倒した際に、該蓋網と側網との連結部分を前記篭支持バーで下から支持するように構成されたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の防護装置。
  8. 前記長辺部支柱の前記篭収容部に背向する外面には、該長辺部支柱の上端部から中間部にかけて、斜め上向きの傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の防護装置。
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