JP2016079732A - ふとん篭用防護装置 - Google Patents

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Hisatsugu Tanaka
久嗣 田中
憲次 岸田
Kenji Kishida
憲次 岸田
英二 安田
Eiji Yasuda
英二 安田
山口 貴幸
Takayuki Yamaguchi
貴幸 山口
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Abstract

【課題】構造が簡単で取り扱い性に勝れると共に、ふとん篭の座屈防止のため該ふとん篭の側網上端の枠線をフック部に手作業で係止させたり離脱させたりする必要のない、ふとん篭用防護装置を提供する。
【解決手段】上面が開放する矩形の箱形に形成されて内部にふとん篭40が収容される篭収容枠1と、該篭収容枠に開閉自在に連結された矩形の蓋枠2とを有し、前記篭収容枠の側壁7a,7bの上端部には、前記ふとん篭の側網の上端部の枠線46を支えて該側網の座屈を防止する枠線キーパー10が設けられ、該枠線キーパーは、前記枠線を支える支持位置と、該枠線から離れる待避位置とに変位自在であって、前記蓋枠が開放位置にあるときは前記待避位置を占め、前記蓋枠が閉鎖位置に移動すると該蓋枠の作用で前記支持位置に変位する。
【選択図】図12

Description

本発明は、角形のふとん篭の内部に石材を充填するとき、該ふとん篭を収容してその変形を防止するふとん篭用防護装置に関するものである。
護岸工事や道路工事等の各種工事に使用されるふとん篭(角形蛇篭)は、菱形金網によって四角い箱形に形成され、その内部に栗石や砕石等の石材を充填した状態で現場に設置される。近年では、工事の迅速化を図るため、特許文献1に開示されているように、ふとん篭の内部に前記石材を充填する作業を設置現場とは別の場所で行い、石詰めされたふとん篭を設置現場に運搬して設置するようにしている。
このとき、前記ふとん篭に対する石材の充填作業は、パワーショベル等の重機を使用して行われるが、その際ふとん篭には非常に大きな衝撃力が作用するため、該ふとん篭の変形を防止して充填作業を安定的に行うことができるように、該ふとん篭を収容してその変形を防止するための防護装置(型枠手段)が使用されている。
前記特許文献1に開示された型枠手段は、ふとん篭を収容する部分である固定部と、該固定部に開閉自在に連結された開閉部とを有している。前記固定部は、上面と前側面とが開放する箱形をしており、前記開閉部は、石材を投入するための開口を有する矩形枠状の上蓋と、前記固定部の開放する前側面を塞ぐための側壁とを有している。
前記型枠手段を用いてふとん篭に石材を充填するときは、前記開閉部を開放位置に移動させた状態で前記固定部の中に前記ふとん篭を収容して、前記開閉部を閉じ、前記上蓋の開口を通じて前記ふとん篭の内部に石材を投入する。石材の充填が完了すると、前記開閉部を開放して、前記ふとん篭をリフタ手段で吊り上げることにより前記固定部から取り出し、所定の場所に移送する。
前記固定部と開閉部とは、石材を投入する際の衝撃に耐え得るように、強度の大きい鉄鋼材料で形成されているため、重量が非常に重い。このうち開閉部は、開閉操作する部分であるため、できるだけ軽量であることが望ましいが、前記固定部の前側面を塞ぐための側壁が一体に連結されているため重量が重く、開閉時の操作性に難点があった。しかも、上蓋と前記側壁とが一体に形成されているため、構造が複雑で製造も面倒であった。
また、前記ふとん篭は、菱形金網で形成されているため柔軟性があり、前記型枠手段の固定部の内部に収容したとき、前後及び左右の側網が座屈し易い。即ち、菱形金網を形成する列線の連結状態が緩んで側網の高さが縮小された状態になり易い。このようにふとん篭の側網が座屈すると、石材の充填に支障を来すことになるため、前記型枠手段には、前記側網の上端部の枠線に係止して該側網が座屈するのを防止するフック部が設けられている。
ところが、前記フック部は、前記開閉部の上蓋の開口の周囲に設けられているため、該上蓋を閉じて石材を充填する際には、ふとん篭の枠線を手作業で各フック部に係止させ、石材を充填したあと前記上蓋を開放する際には、前記枠線を手作業で各フック部から外さなければならない。このため作業性が悪く、改善の余地があった。
特開2002−97616号公報
本発明の技術的課題は、従来の型枠手段に比べて構造が簡単で取り扱い性に勝れると共に、ふとん篭の座屈防止のため該ふとん篭の側網上端の枠線をフック部に手作業で係止させたり離脱させたりする必要のない、機能的且つ合理的な設計構造を備えたふとん篭用防護装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明によれば、底網と前後及び左右の側網とを有する角形のふとん篭の内部に石材を充填するとき、該ふとん篭を収容して変形を防止するためのふとん篭用防護装置が提供される。
前記防護装置は、前記ふとん篭を収容するための篭収容枠と、該篭収容枠に開閉自在に連結された蓋枠とを有し、前記篭収容枠は、底壁と前後及び左右の側壁とによって上面が開放する矩形の箱形に形成され、各々の側壁の上端部に、前記ふとん篭の各々の側網の上端部に取り付けられた枠線を支えて該側網の座屈を防止する枠線キーパーを有し、前記蓋枠は、前後及び左右の枠壁によって矩形に形成され、石材を投入するための開口を有し、前記篭収容枠の側壁の上端部を覆う閉鎖位置と、該側壁の上端部から離れる開放位置とに変位可能であり、前記枠線キーパーは、前記枠線を支える支持位置と、該枠線から離れる待避位置とに変位自在であって、前記蓋枠が前記開放位置にあるときは前記待避位置を占め、前記蓋枠が前記閉鎖位置に移動すると該蓋枠の作用で前記支持位置に変位するように構成される。
本発明において、前記枠線キーパーは、前記枠線を支える支持部と、前記蓋枠に押される梃子部とを有していて、該支持部と梃子部との間の位置でキーパー支持軸により揺動自在に支持され、前記蓋枠が開放位置にあって該蓋枠で前記梃子部が押されていないときは前記待避位置を占め、前記蓋枠が閉鎖位置に移動して前記梃子部が該蓋枠に押されると前記支持位置に変位するように構成されていることが望ましい。
その際、前記枠線キーパーは、前記キーパー支持軸で上下方向に揺動自在に支持され、該キーパー支持軸による支持位置より前記支持部側に寄った位置に重心を有し、前記梃子部が前記蓋枠に押されていないとき、前記重心による重みで前記支持部が下降することにより前記待避位置に変位するように構成することができる。
本発明において好ましくは、前記篭収容枠の各々の側壁の上端部にそれぞれ複数のキーパー取付台が配設され、各キーパー取付台に前記枠線キーパーが、前記キーパー支持軸により揺動自在に支持され、各側壁の上端部の複数のキーパー取付台は、前記枠線キーパーをふとん篭に近接させる使用位置と、前記枠線キーパーをふとん篭から遠ざける非使用位置とに変位可能であることである。
また、本発明においては、前記篭収容枠の各々の側壁の上端部に、前記ふとん篭を該篭収容枠内に収容したとき前記枠線が該篭収容枠の内側に向けて撓むのを防止する枠線フックが設けられ、該枠線フックは、前記枠線に係止する係止位置と、該枠線を解放する解放位置とに変位自在であるように構成されていても良い。
更に、本発明において、前記蓋枠は、前記閉鎖位置にあるとき、前記ふとん篭の側網と前記枠線キーパーとを覆うように構成されていることが望ましい。
本発明によれば、従来の型枠手段に比べて蓋枠が軽量化されたため、該蓋枠を開閉する際の操作性に勝れる。また、ふとん篭の側網の上端部の枠線を支えて該側網の座屈を防止する枠線キーパーを、篭収容枠の側壁の上端部に設け、該枠線キーパーが、前記蓋枠の開閉操作に連動して、前記枠線を支える支持位置と該枠線から離れる待避位置とに変位するようにしたので、該枠線キーパーに対して前記枠線を支持させたり離脱させたりする作業を手作業で行う必要がない。
本発明に係るふとん篭用防護装置の一実施形態を、蓋枠を開放した状態で示す側面図である。 図1の防護装置の蓋枠を閉鎖した状態の側面図である。 図1の断面図である。 蓋枠を全開にした状態での防護装置の平面図である。 図4におけるV部の拡大図である。 図5の側面図である。 図6の右側面図である。 図4におけるVIII部の拡大図である。 図8の側面図である。 図9の右側面図である。 篭収容枠に対してふとん篭を出し入れするときの状態を示す断面図である。 篭収容枠にふとん篭を収容したあと蓋枠を閉鎖した状態の断面図である。 図12の要部拡大図である。 本発明の変形例を示す、図6と同様位置での要部拡大断面図である。 ふとん篭の斜視図である。
図1−図13は本発明に係るふとん篭用防護装置の一実施形態を示すもので、この防護装置は、ふとん篭40(図15参照)を収容するための上面が開放する矩形の箱形をした篭収容枠1と、石材投入用の矩形の開口3を有する矩形の蓋枠2とを有し、該蓋枠2は、前記篭収容枠1に、開閉自在に連結されている。
前記ふとん篭40は、図15に示すように、底網41と、該底網41の前後に配置された前側網42a及び後前側網42bと、前記底網41の左右に配置された左側網43a及び右側網43bと、蓋網44とを、相互に連結することにより形成されたもので、前後の側網42a,42bの長さが左右の側網43a,43bの長さより長い直方体状をしている。
前記底網41と、前側網42a及び後前側網42bと、左側網43a及び右側網43bとは、各々を個別に形成して相互に連結しても良いが、底網41と前側網42a及び後前側網42bとにおける列線45の向きが、図示したように互いに同じ横向きである場合には、それらを一つの菱形金網によって一体に形成し、前記左側網43aと右側網43bとを別体に形成することもできる。
また、隣接する側網同士の連結は、各側網の外周を取り囲む針金製の枠線46の互いに対応する辺同士を、コイル状をした連結金具47を巻き付けて結束することにより行われている。図中の符号48は、各側網の中間位置に設けた補強線である。
なお、前記菱形金網は、針金を扁平螺旋状に折曲して形成した前記列線45の折曲部45aを、順次係止させることにより形成されたものである。
前記篭収容枠1は、図1−図4から明らかなように、底壁6と、該底壁6の前後に配置された前側壁7a及び後側壁7bと、前記底壁6の左右に配置された左側壁8a及び右側壁8bとにより、前後の側壁7a,7bの長さが左右の側壁8a,8bの長さより長い長方形の箱形に形成されたもので、前記ふとん篭40を、図11に示すように、僅かな余裕を持って出し入れ可能な状態で収容することができる大きさに形成されている。
また、前記篭収容枠1の深さは、図12に示すように、収容したふとん篭40の上端の一部が該篭収容枠1から上方に突出し、該ふとん篭40の上端の枠線46が後述する枠線キーパー10と向き合う位置を占めるような深さである。
前記前側壁7a及び後側壁7bと左側壁8a及び右側壁8bとは、鉄鋼製の板材により形成され、前記底壁6は、鉄鋼製の複数の細板材6aを、相互間に小径の石材片が抜け落ちる程度の隙間をおいて平行に配設することにより形成されている。
前記底壁6の上面と、前後及び左右の側壁7a,7b,8a,8bの内面には、合成ゴム製あるいは合成樹脂製の緩衝材11を取り付けることができるが、図3以外の図では、この緩衝材の図示は省略されている。
前記前後の側壁7a,7b及び左右の側壁8a,8bの上端部には、篭収容枠1の外側に向けて水平に延出するフランジ部12がそれぞれ形成され、該フランジ部12の上に複数のキーパー取付台13が配設されている。このキーパー取付台13は、前記ふとん篭40の側網42a,42b,43a,43bの上端の枠線46を支える前記枠線キーパー10を取り付けるためのもので、図5−図7に左側壁8a上のキーパー取付台13ついて代表的に示すように、細長い板状をなしていて、先端部を前記篭収容枠1の内側に向けると共に、基端部を該篭収容枠1の外側に向けた姿勢で、各フランジ部12上に複数のキーパー取付台13が、相互間に所定の間隔を保って水平且つ相互に平行をなすように配設されている。
各々の前記フランジ部12の外側端には、該フランジ部12と平行に延びる水平な台取付軸14が、該フランジ部12に固定された軸受15に支持されることによってそれぞれ回転自在に取り付けられ、該台取付軸14に、前記キーパー取付台13の基端部が、Uボルト16aとナット16bとによってそれぞれ固定されている。そして、各フランジ部12において、一部の前記キーパー取付台13を手に持って前記台取付軸14を中心に回動させると、そのフランジ部12上の全てのキーパー取付台13が、図6に実線で示すように該フランジ部12上に載置された位置(使用位置)から、図7に鎖線で示すように該フランジ部12から離れて前記篭収容枠1の外方に離間する位置(非使用位置)に、一斉に変位するように構成されている。
この場合、前記台取付軸14の端部にハンドルを取り付け、このハンドルで台取付軸14を回転させることによって前記キーパー取付台13を使用位置と非使用位置とに変位せせるようにしても良い。
前記キーパー取付台13の使用位置は、前記枠線キーパー10を、前記篭収容枠1内に収容されたふとん篭40に近接させて、該枠線キーパー10に前記枠線46を支持させたり解放させたりする位置であり、また、前記非使用位置は、前記篭収容枠1に対してふとん篭40の出し入れするために、前記枠線キーパー10を該ふとん篭40から遠ざける位置である。
前記キーパー取付台13の先端部には、上方に向けて垂直に立ち上がった折曲部13aが形成され、この折曲部13aに板状のキーパー取付部13bが溶接等の手段で一体に固定され、このキーパー取付部13bに前記枠線キーパー10が、ボルトからなるキーパー支持軸17によって揺動自在に支持されている。
前記枠線キーパー10は、先端部に前記枠線46を下から支える凹状の支持部10aを有すると共に、後端部に前記蓋枠2で押し下げられる梃子部10bを有していて、前記支持部10aを篭収容枠1の内側に向けると共に、前記梃子部10bを篭収容枠1の外側に向けた姿勢で、前記支持部10aと梃子部10bとの間の中間部分が、前記折曲部13aとキーパー取付部13bとの間に形成されたキーパー取付溝13c内に嵌合し、ボルトからなる前記キーパー支持軸17によって上下方向に揺動自在なるように支持されている。そして、図6に実線で示すように、前記支持部10aが枠線46から下方に離れる待避位置と、図6に鎖線で示すように、前記支持部10aで枠線46を下から支持する支持位置とに、変位自在である。
また、前記枠線キーパー10は、前記キーパー支持軸17による支持位置より前記支持部10a側に寄った位置に重心を有していて、前記蓋枠2が前記開放位置にあるときは、前記重心による重みで前記支持部10aが下降することにより前記待避位置を占め、前記蓋枠2が前記閉鎖位置に移動すると、図13に示すように、前記梃子部10bが該蓋枠2に押されることによって前記支持部10aが持ち上がり、前記支持位置に変位するようになっている。
図4から明らかなように、前記篭収容枠1の前側壁7a、後側壁7b、左側壁8a、右側壁8bの各々において、一部のキーパー取付台13には、前記ふとん篭40を前記篭収容枠1内に収容した際に、各側網42a,42b,43a,43b及び枠線46が該篭収容枠1の内側に向けて撓むのを防止するための枠線フック20が取り付けられている。
前記枠線フック20は、図8−図10から明らかなように、針金により形成されたもので、前記篭収容枠1の内側を向く先端部に、下方に向けて鉤形に折れ曲がった係止部20aを有し、基端部に形成された取付環20bが、前記キーパー取付部13bに前記キーパー支持軸17で固定されたフック取付板21に、ボルトからなるフック取付軸22で上下方向に回動可能に支持されている。そして、前記係止部20aが枠線46に上から係止する係止位置(図9の実線位置)と、前記係止部20aが枠線46を解放する解放位置(図9の鎖線位置)とに変位自在となっている。
前記枠線フック20を設ける位置として、長径の前側壁7a及び後側壁7bでは、両端部近くと中間部との3箇あるいは4箇所程度が適しており、短径の左側壁8a及び右側壁8bでは、両端部近くと中間部との3箇所程度が適している。しかし、ふとん篭40及び篭収容枠1の大きさに応じてその設置数を適宜増減することができる。
前記蓋枠2は、図3及び図4から明らかなように、前枠壁23a及び後枠壁23bと、左枠壁24a及び右枠壁24bとによって矩形に形成され、各々の枠壁23a,23b,24a,24bは、垂直方向に延びる側壁板25と、該側壁板25の上端から蓋枠2の内側に向けて延出する断面L字状の覆い部26と、前記側壁板25の下端から蓋枠2の外側に向けて水平に延出するフランジ状の押圧部27とを有し、前記覆い部26の先端の折曲部26aは、蓋枠2の下方に向けて前記側壁板25と平行に延びている。そして、長径の後枠壁23bが、前記篭収容枠1の長径の後側壁7bに、水平な蓋枠連結軸28で回動自在に連結されることにより、前記篭収容枠1の各側壁7a,7b,8a,8bの上端部を覆う閉鎖位置(図12参照)と、該側壁7a,7b,8a,8bの上端部から離れる開放位置(図3参照)とに、変位可能とされている。
また、該蓋枠2の前側壁板25の上面中央位置には、フック掛け29が取り付けられ、該フック掛け29に、ワイヤロープやチェーン等の吊り線条の先端のフックを掛け、該吊り線条をパワーショベル等の重機で上げ下げすることにより、前記蓋枠2を開閉操作することができるように構成されている。
そして、前記蓋枠2を前記閉鎖位置に移動させると、図12及び図13に示すように、前記押圧部27が、前記枠線キーパー10の梃子部10bを押し下げることによって該枠線キーパー10を前記支持位置に変位させ、そのあと、前記フランジ部12上のキーパー取付台13に当接する位置に移動してその位置に停止する。このとき、前記枠線キーパー10の梃子部10bは、前記枠壁23a,23b,24a,24bの側壁板25の内側面に当接して押し下げられた状態に保持されるため、該枠線キーパー10も前記支持位置を維持する。一方、前記覆い部26は、前記枠線キーパー10及び枠線フック20と、前記ふとん篭40の各側網42a,42b,43a,43bの上端部とを覆って石材との衝突から防護する。
従って、前記蓋枠2が閉鎖位置にあるとき、該蓋枠2の前後及び左右の枠壁23a,23b,24a,24bの側壁板25は、前記キーパー取付台13のキーパー取付部13bの外側を取り囲むような位置を占めることになる。
前記構成を有する防護装置を使用してふとん篭40に石材を充填する作業は、次のようにして行われる。
先ず、図1及び図3に示すように前記蓋枠2を開放位置に移動させたあと、図11に示すように、前記篭収容枠1における各側壁7a,7b,8a,8bの上端部のキーパー取付台13を非使用位置に回動させ、その状態で前記篭収容枠1の内部に、蓋網44が取り付けられていない空のふとん篭40を収容する。
次に、前記キーパー取付台13を、前記フランジ部12上に載置される使用位置に復帰させたあと、前記枠線フック20を、図9に実線で示すように係止位置に回動させ、先端の係止部20aをふとん篭40の側網42a,42b,43a,43bの上端の枠線46に係止させることにより、該枠線46及び側網42a,42b,43a,43bが篭収容枠1の内側に向けて撓むのを防止する。
続いて、前記蓋枠2を図12の閉鎖位置に回動させると、図13にも示すように、前記押圧部27で枠線キーパー10の梃子部10bが押し下げられることによって該枠線キーパー10が支持位置に変位し、先端の支持部10aが前記枠線46を下から支持した状態になる。同時に、前記覆い部26により、前記篭収容枠1における各側壁7a,7b,8a,8bの上端部の前記枠線キーパー10及び枠線フック20と、前記ふとん篭40における各側網42a,42b,43a,43bの上端部とが覆われる。
この状態で、パワーショベル等の重機により、石材を前記蓋枠2の開口3から前記ふとん篭40の内部に投入して充填する。このとき、前記覆い部26により、投入した石材が前記枠線キーパー10や枠線フック20及びふとん篭40の各側網42a,42b,43a,43bの上端部に衝突するのが防止されるため、該枠線キーパー10や枠線フック20及びふとん篭40等が損傷されない。
また、投入された石材の重量が列線45に作用することによって前記側網42a,42b,43a,43bに下向きの力が作用しても、各側網の上端の枠線46が前記枠線キーパー10によって支持されるため、該側網42a,42b,43a,43bが座屈することはない。
なお、前記枠線キーパー10を配置する位置は、該枠線キーパー10による支持で前記枠線46が変形しにくい位置、即ち、該枠線46と列線45とが互いに係止している位置であることが望ましい。そのような位置に枠線キーパー10が配置されていないときは、前記ナット16bを緩めて前記キーパー取付台13を台取付軸14に沿って移動させることにより、前記枠線キーパー10の位置を、前記枠線46と列線45とが係止している位置に合わせて調整することができる。
石材の充填が完了すると、前記蓋枠2を図1の開放位置に移動させる。そうすると、前記枠線キーパー10の梃子部10bが該蓋枠2による押圧状態から解放されるため、該枠線キーパー10は、図6に実線で示すように、先端の支持部10aが下降する前記待避位置に変位する。そこで、前記枠線フック20を枠線46から外れる解放位置(図9の鎖線位置)に変位させると共に、前記キーパー取付台13を、図11に示すように非使用位置に回動させる。このとき、前記枠線フック20の先端の係止部20aを、90度より大きく且つ滑らかな角度に折曲しておくことにより、該枠線フック20を予め解放位置に変位させなくても、前記キーパー取付台13を非使用位置に回動させる過程で、該枠線フック20が前記枠線46から自動的に外れるようにすることもできる。
次に、前記ふとん篭40の上面に蓋網44を取り付けたあと、該ふとん篭40を、不図示の吊り上げ装置を用いて吊り上げることにより前記篭収容枠1から取り出し、保管場所やトラック等の車両の荷台等に移送する。
なお、図示した実施形態では、前記篭収容枠1の側壁7a,7b,8a,8bの上端部のフランジ部12上に配設された複数のキーパー取付台13が、台取付軸14の回転により、該台取付軸14を中心にして使用位置と非使用位置とに一斉に回動するように構成されているが、図14に示すように、前記台取付軸14を、前記フランジ部12に接近及び離間する方向に水平移動させることにより、前記キーパー取付台13を前記フランジ部12上で水平移動させ、それによって該キーパー取付台13を、使用位置と非使用位置とに変位させるように構成することもできる。この場合、例えば、前記台取付軸14を支持する軸受15を、該台取付軸14の変位方向に伸縮自在に構成すればよい。あるいは、前記台取付軸14の代わりに、他の適宜連結部材によって前記複数のキーパー取付台13を相互に連結し、該連結部材を水平移動させることによって前記キーパー取付台13を一斉に水平移動させるように構成することもできる。
また、前記枠線キーパー10は、前記支持部10a側に重心を持たせることにより、前記蓋枠2の開放時に、前記重心による重みで前記支持部10aが下降することにより前記待避位置を占めるように構成されているが、適宜のばねで待避位置に向けて付勢することにより該待避位置に変位するように構成しても良い。
更に、図示した実施形態では、前記篭収容枠1の前後の側壁7a,7bと左右の側壁8a,8bとが相互に固定的に連結されているが、例えば、左右の側壁8a,8bを前後の側壁7a,7bに沿って位置調整可能とするか、あるいは、前後の側壁7a,7bを左右の側壁8a,8bに沿って位置調整可能とすることにより、寸法の異なる複数種類のふとん篭に対応することができる。
1 篭収容枠
2 蓋枠
3 開口
6 底壁
7a 前側壁
7b 後側壁
8a 左側壁
8b 右側壁
10 枠線キーパー
10a 支持部
10b 梃子部
13 キーパー取付台
17 キーパー支持軸
20 枠線フック
23a 前枠壁
23b 後枠壁
24a 左枠壁
24b 右枠壁
40 ふとん篭
41 底網
42a 前側網
42b 後側網
43a 左側網
43b 右側網
46 枠線

Claims (6)

  1. 底網と前後及び左右の側網とを有する角形のふとん篭の内部に石材を充填するとき、該ふとん篭を収容して変形を防止するふとん篭用防護装置であって、
    該防護装置は、前記ふとん篭を収容するための篭収容枠と、該篭収容枠に開閉自在に連結された蓋枠とを有し、
    前記篭収容枠は、底壁と前後及び左右の側壁とによって上面が開放する矩形の箱形に形成され、各々の側壁の上端部に、前記ふとん篭の各々の側網の上端部に取り付けられた枠線を支えて該側網の座屈を防止する枠線キーパーを有し、
    前記蓋枠は、前後及び左右の枠壁によって矩形に形成され、石材を投入するための開口を有し、前記篭収容枠の側壁の上端部を覆う閉鎖位置と、該側壁の上端部から離れる開放位置とに変位可能であり、
    前記枠線キーパーは、前記枠線を支える支持位置と、該枠線から離れる待避位置とに変位自在であって、前記蓋枠が前記開放位置にあるときは前記待避位置を占め、前記蓋枠が前記閉鎖位置に移動すると該蓋枠の作用で前記支持位置に変位する、
    ことを特徴とするふとん篭用防護装置。
  2. 前記枠線キーパーは、前記枠線を支える支持部と、前記蓋枠に押される梃子部とを有していて、該支持部と梃子部との間の位置でキーパー支持軸により揺動自在に支持され、前記蓋枠が開放位置にあって該蓋枠で前記梃子部が押されていないときは前記待避位置を占め、前記蓋枠が閉鎖位置に移動して前記梃子部が該蓋枠に押されると前記支持位置に変位することを特徴とする請求項1に記載の防護装置。
  3. 前記枠線キーパーは、前記キーパー支持軸で上下方向に揺動自在に支持され、該キーパー支持軸による支持位置より前記支持部側に寄った位置に重心を有し、前記梃子部が前記蓋枠に押されていないとき、前記重心による重みで前記支持部が下降することにより前記待避位置に変位することを特徴とする請求項2に記載の防護装置。
  4. 前記篭収容枠の各々の側壁の上端部にそれぞれ複数のキーパー取付台が配設され、各キーパー取付台に前記枠線キーパーが、前記キーパー支持軸により揺動自在に支持され、各側壁の上端部の複数のキーパー取付台は、前記枠線キーパーをふとん篭に近接させる使用位置と、前記枠線キーパーをふとん篭から遠ざける非使用位置とに変位可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の防護装置。
  5. 前記篭収容枠の各々の側壁の上端部に、前記ふとん篭を該篭収容枠内に収容したとき前記枠線が該篭収容枠の内側に向けて撓むのを防止する枠線フックが設けられ、該枠線フックは、前記枠線に係止する係止位置と、該枠線を解放する解放位置とに変位自在であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の防護装置。
  6. 前記蓋枠は、前記閉鎖位置にあるとき、前記ふとん篭の側網と前記枠線キーパーとを覆うことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の防護装置。
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