JP6381831B2 - 固定子、電動機、及び空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、固定子、電動機、及び空気調和機に関するものである。
一般に、電動機の固定子は、固定子鉄心と、固定子鉄心のティースを覆う絶縁部と、絶縁部を介してティースに巻付けられたマグネットワイヤからなる各相の巻線とを備えている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1に記載された固定子では、各リード線(電源リード線)は各相の巻線に直接接続され、各リード線は絶縁部上を引き回されて固定子鉄心の外側に引き出される。また、特許文献2に記載された固定子では、絶縁部上に、各相の巻線が接続されるコモン用パターン(導電パターン)を備えた第1円弧状基板と、各相の巻線に独立した電位を印加するための動力線接続用パターン(3つの配線層)を備えた第2円弧状基板とが取り付けられる。
特開2000−41371号公報(例えば、段落0027〜0031、図6) 特開2014−11899号公報(例えば、段落0025〜0034、図3及び図4)
しかしながら、特許文献1に記載された固定子では、巻線とリード線とが直接接続されており且つ長いリード線が引き回されているので、巻線に電力を供給するための構造が複雑であるという問題があった。
また、特許文献2に記載された固定子では、巻線を構成するマグネットワイヤが引き回されており且つマグネットワイヤが動力線接続用パターンに直接接続されているので、巻線に電力を供給するための構造が複雑であるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、巻線に電力を供給するための構造を簡素化することができる固定子、電動機、及び空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の一態様による固定子は、ティースを有する固定子鉄心と、前記ティースを覆う絶縁部と、前記絶縁部を介在させて前記ティースに巻付けられた複数相の巻線と、前記複数相の巻線にそれぞれ接続された複数の端子と、前記絶縁部に固定された第1の基板と前記第1の基板上に配置された第1の導電パターンとを有する第1の配線基板と、前記絶縁部に固定された第2の基板と前記第2の基板上に配置された第2の導電パターンとを有する第2の配線基板とを備え、前記第1の基板と前記第2の基板とは、部分的に重なり合っており、前記複数の端子は、前記第1の導電パターンに接続された第1端子と前記第2の導電パターンに接続された第2端子とを含むことを特徴とする。
本発明の他の態様による電動機は、上述した固定子と、回転子と、前記固定子が固定され、前記回転子を回転可能に支持する支持部とを有することを特徴とする。
本発明の他の態様による空気調和機は、送風機を備えた空気調和機であって、前記送風機は上述した電動機を有することを特徴とする。
本発明によれば、巻線に電力を供給するための構造を簡素化することができるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る固定子の構造を概略的に示す斜視図である。 図1における+z方向に固定子を見たときの固定子の構造を概略的に示す平面図である。 図1における−z方向に固定子を見たときの固定子の構造を概略的に示す平面図である。 図1に示される第1の配線基板及び第2の配線基板の構造を概略的に示す斜視図である。 (a)は、図4に示される第1の配線基板を概略的に示す斜視図であり、(b)は、図4に示される第2の配線基板を概略的に示す斜視図である。 図1に示される第1の配線基板及び第2の配線基板の構造を概略的に示す斜視図である。 (a)は、図6に示される第1の配線基板を概略的に示す斜視図であり、(b)は、図6に示される第2の配線基板を概略的に示す斜視図である。 図1に示される第1の配線基板及び第2の配線基板に備えられた電源コネクタを概略的に示す斜視図である。 実施の形態1に係る固定子(基板押え部品を含む)の構造を概略的に示す斜視図である。 図9に示される固定子の第1の配線基板、第2の配線基板、及び基板押え部品を概略的に示す斜視図である。 図10に示される基板押え部品を概略的に示す斜視図である。 図10に示される電源リード線保持部を概略的に示す斜視図である。 図10に示されるセンサリード線保持部を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1に係る固定子の固定子鉄心側の構造体に、第1の配線基板及び第2の配線基板を組み付ける工程を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1に係る固定子(樹脂モールド成形された状態)を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1の変形例の固定子における第1の配線基板及び第2の配線基板を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電動機を概略的に示す斜視図である。 図17に示される電動機を概略的に示す側面図である。 実施の形態2に係る電動機の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の構成を概略的に示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る固定子100、電動機200、及び空気調和機300を、図を参照しながら説明する。図には、図相互の関係を理解し易くするために、xyz直交座標系が示されている。図において、z軸は、固定子100の軸線AXに平行な座標軸として示されている。また、図において、y軸は、第1の配線基板50の長手方向に平行(又は略平行)な座標軸として示されている。また、図において、x軸は、y軸及びz軸の両方に直交する座標軸として示されている。なお、図において、同一の構成には同じ符合が付されている。
《1》実施の形態1
《1−1》固定子100の構造
図1は、本発明の実施の形態1に係る固定子100の構造を概略的に示す斜視図である。図1には、固定子100に5本のセンサリード線90と3本の電源リード線91とが接続された状態が示されている。ただし、センサリード線90の本数と形状並びに電源リード線91の本数及び形状は、図1に示されたものに限定されない。また、センサリード線90及び電源リード線91は、単にリード線90,91とも言う。
図2は、図1における+z方向(z軸を示す矢印方向)に固定子100を見たときの固定子100の構造を概略的に示す平面図である。図3は、図1における−z方向(z軸を示す矢印の逆方向)に固定子100を見たときの固定子100の構造を概略的に示す平面図である。図1から図3において、AXは固定子100の主要な構成である円筒状の固定子鉄心10の中心を通る軸線(仮想の直線)である。
図4は、図1に示される第1の配線基板50及び第2の配線基板60の構造(固定子鉄心10側の構造)を概略的に示す斜視図であり、図5(a)及び(b)は、図4に示される第1の配線基板50及び第2の配線基板60を概略的に示す斜視図である。また、図6は、図1に示される第1の配線基板50及び第2の配線基板60の構造(固定子鉄心10の反対側の構造)を概略的に示す斜視図であり、図7(a)及び(b)は、図6に示される第1の配線基板50及び第2の配線基板60を概略的に示す斜視図である。
図1から図3に示されるように、固定子100は、複数の歯部としてのティース11を有する固定子鉄心10と、ティース11を覆う絶縁部20と、絶縁部20を介在させてティース11に巻付けられた複数相の巻線30と、複数相の巻線30にそれぞれ接続された複数の端子(第1の端子41、第2の端子42、第2の端子43)と、第1の配線基板50と、第2の配線基板60とを備えている。第1の配線基板50と第2の配線基板60を総称して配線基板50,60とも言う。図4並びに図5(a)及び(b)に示されるように、第1の配線基板50は、絶縁部20に固定された第1の基板51と、第1の基板51上に配置された第1の導電パターン52(52a,52b)とを有している。また、図4並びに図5(a)及び(b)に示されるように、第2の配線基板60は、絶縁部20に固定された第2の基板61と、第2の基板61上に配置された第2の導電パターン62(62a,62b)とを有している。
図1、図2、図4、及び図6に示されるように、第1の基板51と第2の基板61とは、部分的に重なり合わされ(一部積層され)ている。また、第1の端子41、第2の端子42、第2の端子43の各々は、第1の導電パターン52及び第2の導電パターン62の少なくとも1つに接続されている。実施の形態1では、第1の導電パターン52と第2の導電パターン62とは、互いに同じ形状を有している。ただし、第1の導電パターン52と第2の導電パターン62とを互いに異なる形状とすることも可能である。また、実施の形態1では、第1の導電パターン52は、第1の配線部52aと第2の配線部52bとを含み、第2の導電パターン62は、第3の配線部62aと第4の配線部62bとを含む。
図5(a)及び(b)並びに図7(a)及び(b)に示されるように、実施の形態1において、第1の基板51と第2の基板61とは、互いに同じ形状を有している。ただし、第1の基板51と第2の基板61とは、異なる形状であってもよい。また、図1に示されるように、実施の形態1において、第1の基板51及び第2の基板61の各々は、長尺形状である。ただし、第1の基板51及び第2の基板61の各々は、必ずしも長尺形状である必要はない。また、実施の形態1において、第1の基板51の長辺(長尺形状の長手方向)と第2の基板61の長辺(長尺形状の長手方向)とは、角度αを成している。角度αは固定子100の構造に応じて選択される。角度αは、予め決められた角度である。角度αは、例えば、30°から120°の範囲内で予め決めることができる。ただし、αの範囲は、この範囲に限定されない。図には、角度α=60°の場合が例示されている。
複数相の巻線30は、第1相(U相)の巻線と、第2相(V相)の巻線と、第3相(W相)の巻線とを含む。例えば、第1の端子41は第1相の巻線に接続され、第2の端子42は第2相の巻線に接続され、第3の端子43は第3相の巻線に接続されている。また、第1の端子41と第2の端子42と第3の端子43とは、固定子鉄心10の軸線AX位置を中心とする円上に互いに120°間隔で配置されている。ただし、第1の端子41と第2の端子42と第3の端子43の位置は、120°間隔に限定されない。
第1の配線基板50は、第1の基板51と第1の配線部52aとを貫通する第1の端子挿入孔53aと、第1の基板51と第2の配線部52bとを貫通する第2の端子挿入孔53bとを有する。第2の配線基板60は、第2の基板61と第3の配線部62aとを貫通する第3の端子挿入孔63aと、第2の基板61と第4の配線部62bとを貫通する第4の端子挿入孔63bとを有する。また、第1の端子挿入孔53aと第2の端子挿入孔53bの位置関係と、第3の端子挿入孔63aと第4の端子挿入孔63bの位置関係は等しい。実施の形態1においては、第2の端子挿入孔53bと第3の端子挿入孔63aとは、互いに重なり合う。第1の端子41は、第1の端子挿入孔53aに挿入され、第2の端子42は、第2の端子挿入孔53bと第3の端子挿入孔63aに挿入され、第3の端子43は、第4の端子挿入孔63bに挿入される。
絶縁部20は、複数の絶縁部突起21を有している。第1の基板51は、絶縁部突起21が挿入される第1の突起挿入孔54a,54b,54cを有し、第2の基板61は、絶縁部突起21が挿入される第2の突起挿入孔64a,64b,64cを有している。また、第1の突起挿入孔54a,54b,54cの位置関係と、第2の突起挿入孔64a,64b,64cの位置関係は等しい。実施の形態1においては、第1の突起挿入孔54a,54b,54cの1つの突起挿入孔54cと第2の突起挿入孔64a,64b,64cの1つの突起挿入孔64aとは、互いに重なり合わされている。第1の突起挿入孔54a,54b,54cの個数、位置、形状、並びに、第2の突起挿入孔64a,64b,64cの個数、位置、形状は、図示の例に限定されない。
《1−2》構造の詳細
固定子鉄心10は、例えば、電磁鋼板を帯状に打ち抜き、打ち抜かれた電磁鋼板に対してかしめ、溶接、接着等のプロセスを施して電磁鋼板を積層させることによって形成される。実施の形態1においては、固定子鉄心10を構成する帯状の積層された電磁鋼板は、9つの歯部からなるティース11を備えている。ティース11には、絶縁部20を介してマグネットワイヤを巻付けることにより巻線(コイル)30が形成される。
絶縁部20は、巻線30と固定子鉄心10との間を絶縁する機能を有する。絶縁部20は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を固定子鉄心10の表面を覆うように成形することによって、又は、成形された熱可塑性樹脂を固定子鉄心10に組み付けることによって形成される。絶縁部20の軸方向外側には−z方向に突き出た複数の絶縁部突起21が備えられている。絶縁部突起21は、第1の配線基板50又は第2の配線基板60の突起挿入口に挿入され、第1の配線基板50又は第2の配線基板60を固定する。絶縁部突起21は、絶縁部20の一部を−z方向に突出させたものである。絶縁部突起21は、例えば、多角柱状又は円柱状のいずれであってもよい。絶縁部突起21が多角柱形状である場合には、絶縁部突起21が挿入される突起挿入孔と、絶縁部突起21とのクリアランス(隙間)を小さくすることができ、第1の配線基板50又は第2の配線基板60の固定子鉄心10に対する位置の誤差(ばらつき)を小さくすることができる。
固定子鉄心10のティース11に巻付けられた巻線30を構成するマグネットワイヤは、各相(例えば、U相、V相、W相)の端子(第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43)まで引き回され、ヒュージング加工又ははんだ付け等によって第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43にそれぞれ接合される。
例えば、9スロット8極の固定子、及び、9スロット10極の固定子では、9つの歯部で構成されるティース11において、U相、V相、W相の巻線30が、相ごとにまとまって配置される。すなわち、9つの巻線30は、U相、U相、U相、V相、V相、V相、W相、W相、W相の順に配列される。本実施形態では、ティース11が9つの歯部で構成される固定子鉄心10を例にとり説明するが、ティース11は9つの歯部で構成されるものに限られない。例えば、12つの歯部で構成されるものに対しても適用可能である。
各相(U相、V相、W相)の端子(第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43)は、例えば、連続して配置される各相の巻線30の中間点にそれぞれ設置される。各相の端子(第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43)には、第1の配線基板50の第1の導電パターン52及び第2の配線基板60の第2の導電パターン62の少なくとも一方を介して電力が供給される。第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43は、例えば、厚さ0.5mmの金属板が材料として用いられ、金属板を打ち抜いた後、この打ち抜かれた金属板に曲げ加工を施すことによって製作することができる。金属板は、例えば、銅板であり、表面に錫銅合金の溶融めっきが施されている。ただし、第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43の構造及び材料は、上記例に限定されない。
第1の配線基板50及び第2の配線基板60は、固定子100の絶縁部20に固定される。実施の形態1において、第1の配線基板50及び第2の配線基板60は、第1の基板51及び第2の基板61上に銅箔などの導電体で第1の導電パターン52及び第2の導電パターン62が形成されたプリント基板である。第1の配線基板50には、センサリード線90及び電源リード線91が接続されている。また、第1の配線基板50及び第2の配線基板60には、センサリード線90と位置検出素子57a,57b,57cとの間の配線部であるセンサパターンが形成されていてもよい。
第1の配線基板50には、2個の端子挿入孔53a,53bが設けられており、第2の配線基板60には、2個の端子挿入孔63a,63bが設けられており、各相の端子(第1の端子41、第2の端子42、第3の端子43)が端子挿入孔に挿入されることにより、各相の端子が第1の配線基板50及び第2の配線基板60に設けられた第1の導電パターン52及び第2の導電パターン62と電気的に接続され、各相の端子に接続された各巻線30への電源供給が可能となる。
図4及び図6に示されるように、第1の配線基板50には、3個の突起挿入孔54a,54b,54cが設けられており、第2の配線基板60には、3個の突起挿入孔64a,64b,64cが設けられている。絶縁部20の複数の絶縁部突起21が突起挿入孔54、64に挿入されることにより、各配線基板が固定子100に固定される。また、図5(a)及び(b)並びに図7(a)及び(b)に示されるように、第1の配線基板50にはリード線の先端についている図示しないコネクタ端子が入る孔である複数のコネクタ端子挿入孔55a,55b,55cが設けられており、第2の配線基板60にはリード線の先端についている図示しないコネクタ端子が入る孔である複数のコネクタ端子挿入孔65a,65b,65cが設けられている。
図8は、図1に示される第1の配線基板50及び第2の配線基板60に備えられた電源コネクタ97を概略的に示す斜視図である。図4及び図8に示されるように、第1の配線基板50の第1の配線部52aは、第1の端子41と電源リード線91とを電気的に接続する。第1の配線基板50の第2の配線部52bは、第2の端子42と電源リード線91とを電気的に接続する。第2の配線基板60の第3の配線部62aは、第2の端子42と電源リード線91とを電気的に接続する。第2の配線基板60の第4の配線部62bは、第3の端子43と電源リード線91とを電気的に接続する。
図1及び図2に示されるように、第1の配線基板50と第2の配線基板60とは、部分的に重なり合った状態で固定子100に固定される。実施の形態1では、第1の配線基板50が第2の配線基板60の−z方向(z軸を示す矢印の逆方向)に部分的に重なり合って(例えば、両者を部分的に接触させた状態で)配置される。図1及び図4に示されるように、第1の配線基板50の端子挿入孔53bと、第2の配線基板60の端子挿入孔63aは、互いに重なり合うように配置される。そのため、第1の配線基板50の端子挿入孔53bと、第2の配線基板60の端子挿入孔63aには、共通の端子である第2の端子42が挿入される。
図6に示されるように、実施の形態1において、第1の配線基板50と第2の配線基板60とは互いに同じ外郭形状を有する。また、第1及び第2の配線基板50,60の外郭形状は、長尺形状(略長方形)である。長尺形状(略長方形)とは、おおよそ長方形の形状であることをいい、例えば、角が丸まったもの、角が直角でないもの、及び左右非対称の部分があるものも含む。
図4及び図8に示されるように、第1の配線基板50の一方の面には回転子の回転位置を検出する位置検出素子57a,57b,57cが実装されている。位置検出素子57a,57b,57cは、図示しないセンサパターンによりセンサリード線90に接続されている。
図1に示されるように、第1の配線基板50の他方の面にはボードインコネクタ96によりセンサリード線90(本実施の形態では5本)が接続されている。また、図8に示されるように、第1の配線基板50及び第2の配線基板60の他方の面には、電源コネクタ97により電源リード線91(本実施の形態では3本)が接続されている。電源リード線91は、各配線基板に形成された導電パターン及び各相の端子を経由して各巻線30に電力を供給する。センサリード線90は、第1の配線基板50に形成された図示しないセンサパターンを介して位置検出素子57a,57b,57cに電力を供給する。
図9は、実施の形態1に係る固定子100(基板押え部品を含む)の構造を概略的に示す斜視図である。図10は、図9に示される固定子の第1の配線基板50、第2の配線基板60、及び基板押え部品70を概略的に示す斜視図であり、図11は、図10に示される基板押え部品70を概略的に示す斜視図である。図12は、図10に示される電源リード線保持部95を概略的に示す斜視図であり、図13は、図10に示されるセンサリード線保持部94を概略的に示す斜視図である。図14は、実施の形態1に係る固定子100の固定子鉄心10側の構造体に、第1の配線基板50及び第2の配線基板60を組み付ける工程を概略的に示す斜視図である。図15は、実施の形態1に係る固定子100(樹脂モールド成形された状態)を概略的に示す斜視図である。
図10に示されるように、リード線保持部92は、リード線口出し部93、電源リード線保持部95、センサリード線保持部94により構成される。電源リード線保持部95の上方にリード線口出し部93が配置され、リード線口出し部93の上方にセンサリード線保持部94が配置される。電源リード線91及びセンサリード線90は、リード線保持部92により保持され、固定子鉄心10に対して固定される。
図8に示されるように、リード線口出し部93の上面には3つのリード線挿入溝が形成されている。また、図10に示されるように、リード線口出し部93の下面には5つのリード線挿入溝が形成されている。リード線口出し部93の上面に電源リード線91(3本)を配置して電源リード線保持部95で挟み込むことにより電源リード線91を固定する。リード線口出し部93の下面にセンサリード線90(5本)を配置してセンサリード線保持部94で挟み込むことによりセンサリード線90を固定する。リード線口出し部93は2つの係り止め部を有する。第1の係り止め部は、センサリード線保持部94を係り止める機能を有する。第2の係り止め部は、電源リード線保持部95を係り止める機能を有する。また、図10に示されるように、リード線口出し部93は、固定子100の半径方向に対して略垂直な平面部を有する突起93cを備える。
図12に示されるように、電源リード線保持部95は電源リード線91を挿入する3つのリード線挿入溝95aを有する。また、電源リード線保持部95は足部95bを有する。電源リード線保持部95の足部95bがリード線口出し部93の第2の係り止め部に係り止められることにより、電源リード線保持部95は電源リード線91を挟み込んだ状態でリード線口出し部93に固定される。
図13に示されるように、センサリード線保持部94はセンサリード線90を挿入する5つのリード線挿入溝94aを有する。また、センサリード線保持部94は足部94bを有する。センサリード線保持部94の足部94bがリード線口出し部93の第1の係り止め部に係り止められることにより、センサリード線保持部94はセンサリード線90を挟み込んだ状態でリード線口出し部93に固定される。
図14に示されるように、第1の配線基板50及び第2の配線基板60は、部分的に重なり合って、リード線が取り付けられた状態で固定子100に組み付けられる。第1の配線基板50の第1の端子挿入孔53aには第1の端子41が挿入される。第2の配線基板60の第4の端子挿入孔63bには第3の端子43が挿入される。第1の配線基板50の第2の端子挿入孔53b及び第2の配線基板60の第3の端子挿入孔63aには第2の端子42が挿入される。固定子100に各配線基板を組み付ける際は絶縁部20の絶縁部突起21の根元の面が各配線基板の設置面に当接して軸方向の位置決めがなされる。また、絶縁部突起21が各配線基板の突起挿入孔54a,54b,54c,64a,64b,64cに挿入されることで、各配線基板の回転方向の位置決めがなされる。絶縁部突起21は、例えば、超音波溶着により接合することができる。
図10に示されるように、各配線基板を搭載した固定子100を樹脂モールド成形する場合は基板押え部品70を各配線基板に搭載することができる。基板押え部品70はPBT等の熱可塑性樹脂を成形して形成され、図11で示す通り、金型当接突起71が薄肉部分72で連結された構成となっている。基板押え部品70には、絶縁部20の絶縁部突起21が挿入される突起挿入孔73と、各配線基板と係り止めされる図示しない爪とが備えられている。基板押え部品70は、金型当接突起71を薄肉部分72で連結することにより必要最小限の構成とし、材料費を抑えることができる。
各配線基板に基板押え部品70が組付けられる際は、基板押え部品70に備える爪が各配線基板に係り止めされることにより、各配線基板と基板押え部品70とを精度良く、接着剤等を使用することなく組付けることができる。また、基板押え部品70には各配線基板に精度良く組付けるための位置決め突起を更に備えてもよい。その場合には、各配線基板の対応する位置に位置決め突起挿入孔を設けることができる。
基板押え部品70を搭載した各配線基板が固定子100に固定され、固定子100全体が金型に収められ、樹脂モールド成形される。樹脂モールド成形される際に、基板押え部品70に備える突起の金型当接突起71と、基板押え部品70に備える爪が、それぞれ金型で挟み込まれることにより、基板押え部品70が金型に固定され、各配線基板が変形するのを防止している。
《1−3》効果
以上に説明したように、実施の形態1に係る固定子100によれば、以下のような効果を得ることができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、第1の配線基板50及び第2の配線基板60を介して各相の端子41,42,43に電力が供給される。したがって、固定子100内において引き回されるリード線の長さを短くする(又は、リード線の引き回しを行わない)ことができ、固定子100の構造の簡素化をすることができる。さらに、構造の簡素化により、固定子100の製造コストを低減することができる。また、引き回されるリード線の短縮により、樹脂モールド成形の際にリード線の断線などの不良の発生を減らすことができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、複数の配線基板(第1の配線基板50及び第2の配線基板60)を用いて各相の端子41,42,43に通電されている。複数の配線基板を用いて各相の端子に通電することで、単一の配線基板で各相の端子に通電した場合と比較し、複数の配線基板の各々を単純形状とすることができる。このため、1シートの大型基板材料から取り出すことができる配線基板用の基板の枚数を増加させることができ、配線基板の材料コストを削減することができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、第1の配線基板50と第2の配線基板60は部分的に重ね合わされ(一部積層され)ている。これにより、各配線基板を固定子100に対して同時に組み付けることができ、複数の配線基板を使用する場合における組み付け工程を短縮することができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、絶縁部20には複数の絶縁部突起21が形成され、位置検出素子57a,57b,57cが実装された第1の配線基板50には、複数の絶縁部突起21を挿入する複数の突起挿入孔54a,54b,54cが形成されている。したがって、位置検出素子57a,57b,57cが実装された第1の配線基板50が固定子鉄心10に形成される絶縁部20に直接結合する。これにより、固定子100に対して位置検出素子57a,57b,57cの部品組立の集積誤差を低減することができ、製品のばらつきを低減することができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、第1の配線基板50と第2の配線基板60とは同外郭形状であり、第1の配線基板50に形成された第1の端子挿入孔53aと第2の端子挿入孔53bの位置関係と、第2の配線基板60に形成された第3の端子挿入孔63aと第4の端子挿入孔63bの位置関係は等しく、第1の配線基板50に形成された第1の突起挿入孔54a,54b,54cの位置関係と、第2の配線基板60に形成された第2の突起挿入孔64a,64b,64cの位置関係は等しい。これにより、構成部品の種類の増加を抑えることができ、第1の配線基板50と第2の配線基板60を共通化でき、材料コストを低減することができる。また、基板を打抜き金型で打ち抜く場合、1種類のパンチのみでよく、製造ラインの省スペース化を図ることができる。また、小型の基板でよいので、プレス能力の小さい設備を使用することができる。さらに、配線基板を搬送する際に1パレットでの搬送枚数を増加させることができる。なお、各配線基板の外郭形状がベアリングの仕様変更や製造設備の制約により同外郭形状の基板を複数使用することができない場合でも、各配線基板に形成させる孔は共通の1種類のパンチで打ち抜くことができ、製造ラインの省スペース化を図ることができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、第1の配線基板50が有する第1の導電パターン52と、第2の配線基板60が有する第2の導電パターン62の形状が同じである。これにより、構成部品の種類の増加を抑えることができ、製造コストを低減することができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、第2の端子挿入孔53bと第3の端子挿入孔63aとは互いに重なり合っている。また、突起挿入孔54cと突起挿入孔64aとは互いに重なり合っている。これにより、第1の配線基板50と第2の配線基板60とを部分的に重ね合わせることが可能となり、固定子100に第1の配線基板50及び第2の配線基板60を同時に組み付けることができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、リード線保持部92は、センサリード線90を保持するセンサリード線保持部94と、電源リード線91を保持する電源リード線保持部95と、センサリード線保持部94及び電源リード線保持部95の中央に位置するリード線口出し部93により構成されている。これにより、それぞれのリード線をそれぞれのリード線保持部が保持するため、各リード線(センサリード線90及び電源リード線91)をリード線保持部92に強固に組み付けることが可能となり、信頼性及び品質を向上させることができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、リード線口出し部93は、固定子100の半径方向に対して略垂直な平面部を有する突起93cを備える。突起93cを備えることで、リード線口出し部93の、固定子100の径方向の投影面積を増加させ、樹脂モールド成形の際にリード線口出し部93に成形圧によりかかる力を増加させることで、半径方向に配線部品が押し付けられ、モールド金型に当接し、半径方向の位置決めが可能となる。リード線口出し部93の位置決めを可能とすることにより、リード線同士の接触を防ぎ、リード線口出し部93とモールド樹脂の界面を伝わる水分の浸入を抑制することができる。
《1−4》実施の形態1の変形例
上記説明においては、第1の配線基板50及び第2の配線基板60の2枚の配線基板を使用したが、配線基板の枚数を3枚としてもよい。3枚の配線基板を使用する場合には、それぞれの配線基板の面積をより一層縮小することができる。その場合には、3枚の配線基板のうちの隣接する配線基板同士が部分的に重なるようにしてもよい。また、固定子100は、4枚以上の配線基板を備えることも可能である。
図16は、実施の形態1の変形例の固定子における第1の配線基板50及び第2の配線基板60aを概略的に示す斜視図である。上記説明においては、第1の配線基板50及び第2の配線基板60の形状は同じ外郭形状を持つが、図16に示されるように、これらは互いに異なる外郭形状であってもよい。図16は、第2の配線基板60aが第1の配線基板50より短辺が短い場合を示している。
また、上記説明においては、各配線基板の形状は長尺形状であるが、折れ曲がった形状、曲線を利用した形状であってもよい。
上記説明における各リード線(電源リード線91及びセンサリード線90)及び位置検出素子57a,57b,57cの配置は、それぞれ変更することができる。各リード線(電源リード線91及びセンサリード線90)及び位置検出素子57a,57b,57cの配置を変更することにより、電動機の回転方向の変更等の仕様変更にも柔軟に対応することができる。また、電源のみ供給が必要な場合には、位置検出素子57a,57b,57cの配線及び回路を設けずに、片面のみを使用する基板とすることもできる。
《2》実施の形態2
図17は、本発明の実施の形態2に係る電動機200を概略的に示す斜視図であり、図18は、図17に示される電動機200を概略的に示す側面図である。図17又は図18に示されるように、実施の形態2に係る電動機200は、固定子210と、回転子220と、固定子210が固定され、回転子220を回転可能に支持する支持部230とを有している。支持部230は、例えば、回転子220を回転可能に支持するブラケットと、フレーム(本体枠)とから構成される。
図19は、実施の形態2に係る電動機200の製造工程を示すフローチャートである。製造に際しては、固定子鉄心10を製造し(ステップS11)、絶縁部20を形成し(ステップS12)、ティース11に巻線30を巻付ける(ステップS13)。
電源リード線91及びセンサリード線90を組立て(ステップS21)、第1及び第2の配線基板50,60を製造し(ステップS31)、第1及び第2の配線基板50,60に電源リード線91及びセンサリード線90を組み付ける(ステップS22)。このときの状態は、図1に示される状態である。
基板押え部品70を製造し(ステップS32)、基板押え部品70を第1及び第2の配線基板50,60に組み付ける(ステップS23)。第1及び第2の配線基板50,60に電源リード線91及びセンサリード線90をはんだ付けする(ステップS24)。
電源リード線保持部95とセンサリード線保持部94を製造し(ステップS33,S34)、電源リード線保持部95とセンサリード線保持部94に電源リード線91及びセンサリード線90を組み付ける(ステップS25)。
次に、製造途中の固定子に第1及び第2の配線基板50,60と電源リード線91及びセンサリード線90とを含む構造体を組付け、絶縁突起部を熱溶融して第1及び第2の配線基板50,60を固定し、端子41,42,43と第1及び第2の配線基板50,60の導電パターン52,62をはんだ付けする(ステップS14)。
次に、固定子100(210)をモールド成形する(ステップS15)。このときの状態は、図15に示される状態である。回転子220及びブラケットなどを製造し、電動機200を組立てる。このときの状態は、図17に示される状態である。
実施の形態2に係る電動機200によれば、実施の形態1に記載された固定子100によって得られる効果に加えて、電動機200の構成の簡素化及び製品コストの低減の効果を得ることができる。
《3》実施の形態3
図20は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機300の構成を概略的に示す図である。図20に示されるように、空気調和機300は、室外機310と、室内機320と、室外機310と室内機320との間で冷媒を循環させるための冷媒配管330とを有している。
室外機310は、圧縮機311と、熱交換器312と、ファン313と、ファン313を回転させる電動機314とを有している。電動機314とファン313とは、熱交換器312に空気を流すための送風機を構成している。室内機320は、熱交換器321と、ファン322と、ファン322を回転させる電動機323とを有している。電動機323とファン322とは、熱交換器321に空気を流すための送風機を構成している。実施の形態3に係る空気調和機300においては、電動機314及び電動機323の内の少なくとも一方を、実施の形態2に係る電動機200で構成している。実施の形態3に係る空気調和機300においては、室内機320から冷たい空気を送風する冷房運転と室内機320から暖かい空気を送風する暖房運転のいずれかを選択的に行うことができる。電動機314及び電動機323の内の少なくとも一方として、実施の形態2に係る電動機200を採用している点以外について、実施の形態3に係る空気調整機300は、従来の空気調和機と同じである。
実施の形態3に係る空気調和機300によれば、実施の形態1に記載された固定子100によって得られる効果、及び、実施の形態2に記載された電動機200によって得られる効果に加えて、空気調和機300の構成の簡素化及び製品コストの低減の効果を得ることができる。
なお、本発明が適用可能な空気調和機は、図20に示されるような室内用の空気調和機に限定されない。本発明は、冷凍倉庫用の空気調和機及び冷蔵庫用の空気調和機などのような、電動機を備える各種の機器に適用可能である。
10 固定子鉄心、 11 ティース(歯部)、 20 絶縁部、 21 絶縁部突起、 30 巻線、 41 第1の端子、 42 第2の端子、 43 第3の端子、 50 第1の配線基板、 51 第1の基板、 52 第1の導電パターン、 52a 第1の配線部、 52b 第2の配線部、 53a 第1の端子挿入孔、 53b 第2の端子挿入孔、 54a,54b,54c 突起挿入孔、 55a,55b,55c コネクタ端子用挿入孔、 57a,57b,57c 位置検出素子、 60,60a 第2の配線基板、 61,61a 第2の基板、 62 第2の導電パターン、 62a 第3の配線部、 62b 第4の配線部、 63a 第3の端子挿入孔、 63b 第4の端子挿入孔、 64a,64b,64c 突起挿入孔、 65a,65b,65c コネクタ端子用挿入孔、 70 基板押え部品、 71 金型当接突起、 72 薄肉部分、 73 突起挿入孔、 90 センサリード線(リード線)、 91 電源リード線(リード線)、 92 リード線保持部、 93 リード線口出し部、 93c 突起、 94 センサリード線保持部、 94a リード線挿入溝、 94b 足部、 95 電源リード線保持部、 95a リード線挿入溝、 95b 足部、 96 ボードインコネクタ、 97 電源コネクタ、 100 固定子、 200 電動機、 210 固定子、 220 回転子、 230、支持部、 300 空気調和機、 310 室外機、 311 圧縮機、 312 熱交換器、 313 ファン、 314 電動機、 320 室内機、 321 熱交換器、 322 ファン、 323 電動機、 330 冷媒配管、 AX 固定子の軸線。

Claims (9)

  1. ティースを有する固定子鉄心と、
    前記ティースを覆う絶縁部と、
    前記絶縁部を介在させて前記ティースに巻付けられた複数相の巻線と、
    前記複数相の巻線にそれぞれ接続された複数の端子と、
    前記絶縁部に固定された第1の基板と前記第1の基板上に配置された第1の導電パターンとを有する第1の配線基板と、
    前記絶縁部に固定された第2の基板と前記第2の基板上に配置された第2の導電パターンとを有する第2の配線基板と、
    を備え、
    前記第1の基板と前記第2の基板とは、部分的に重なり合っており、
    前記複数の端子は、前記第1の導電パターンに接続された第1端子と前記第2の導電パターンに接続された第2端子とを含む
    ことを特徴とする固定子。
  2. 前記第1の基板と前記第2の基板とは、互いに同じ形状を有することを特徴とする請求項1に記載の固定子。
  3. 前記第1の配線基板は、前記複数の端子のいずれかが挿入される第1の端子挿入孔および第2の端子挿入孔が形成され、
    前記第2の配線基板は、前記複数の端子のいずれかが挿入される第3の端子挿入孔および第4の端子挿入孔が形成され、
    前記第1の端子挿入孔と前記第2の端子挿入孔の位置関係と、前記第3の端子挿入孔と前記第4の端子挿入孔の位置関係は等しい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の固定子。
  4. 前記第2の端子挿入孔と前記第3の端子挿入孔とは、互いに重なり合うことを特徴とする請求項3に記載の固定子。
  5. 前記第1の基板及び前記第2の基板の各々は、長尺形状であり、
    前記第1の基板の長辺と前記第2の基板の長辺とは、予め決められた角度を成す
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の固定子。
  6. 前記第1の導電パターンと前記第2の導電パターンとは、互いに同じ形状を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の固定子。
  7. 前記絶縁部は、絶縁部突起を有し、
    前記第1の基板は、前記絶縁部突起が挿入される第1の突起挿入孔を有し、
    前記第2の基板は、前記絶縁部突起が挿入される第2の突起挿入孔を有し、
    前記第1の突起挿入孔の1つと前記第2の突起挿入孔の1つとは、互いに重なり合うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の固定子。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の固定子と、
    回転子と、
    前記固定子が固定され、前記回転子を回転可能に支持する支持部と
    を有することを特徴とする電動機。
  9. 送風機を備えた空気調和機であって、
    前記送風機は請求項8に記載の電動機を有する
    ことを特徴とする空気調和機。
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