JP6381127B2 - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6381127B2
JP6381127B2 JP2015006083A JP2015006083A JP6381127B2 JP 6381127 B2 JP6381127 B2 JP 6381127B2 JP 2015006083 A JP2015006083 A JP 2015006083A JP 2015006083 A JP2015006083 A JP 2015006083A JP 6381127 B2 JP6381127 B2 JP 6381127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
gear
planetary gear
power
rotating element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015006083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016132270A (ja
Inventor
小栗 和夫
和夫 小栗
吉川 豊
豊 吉川
寛隆 伊藤
寛隆 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2015006083A priority Critical patent/JP6381127B2/ja
Publication of JP2016132270A publication Critical patent/JP2016132270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6381127B2 publication Critical patent/JP6381127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、内燃機関と電動モータとを駆動源として走行可能なハイブリッド車両の駆動装置に関するものである。
近年、内燃機関(以下、エンジンとも言う)と電動モータ(モータジェネレータ、単に、モータとも言う)とを駆動源として備え、エンジン単独走行と、モータ単独走行と、エンジン及びモータの動力を合成する合成走行と、を達成可能なハイブリッド車両が実用化されている。これに関し、例えば、特許文献1には、エンジンの出力については無段変速機構を経由して遊星歯車機構に入力し、電動モータの出力については無段変速機構を経由しないで遊星歯車機構に入力し、遊星歯車機構の出力を車輪に伝達する自動変速機に関する技術が開示されている。
この技術では、遊星歯車装置として、第1サンギヤ及び第2サンギヤと、リングギヤと、リングギヤ及び第2サンギヤに噛合する複数のロングピニオンギヤと、このロングピニオンギヤ及び第1サンギヤに噛合する複数のショートピニオンギヤと、これらロングピニオンギヤ及びショートピニオンギヤを回転自在に支持するキャリヤとを備えた、複式プラネタリギヤユニットが用いられている。
無段変速機構の出力軸は第1サンギヤが設けられた第1カウンタシャフトに駆動接続され、モータの出力軸は第2サンギヤが設けられた第2カウンタシャフトに駆動接続される。エンジンと無段変速機構の入力軸との間には、インプットクラッチが介装され、キャリヤと第1カウンタシャフトとの間にHIクラッチが介装され、リングギヤにはリングギヤを固定可能なリバースブレーキが備えられる。
モータ単独走行時には、インプットクラッチの連結を解除し、HIクラッチを連結し、モータの動力を出力する。また、バッテリの充電不足によりモータを駆動できないなどにより、エンジン単独走行時には、インプットクラッチの連結し、HIクラッチを連結し、エンジンの動力を出力する。なお、HIクラッチを連結すると、遊星歯車装置の各要素が一体回転する直結状態になり、第1カウンタシャフトの回転は減速されずに遊星歯車装置から出力される。
特開2010−143264号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、モータ単独走行時には、HIクラッチを連結するので、無段変速機構の出力軸に駆動接続された第1カウンタシャフトが、キャリヤと駆動接続され、モータの動力でキャリヤを回転させると無段変速機構も連れ回りすることになり、この無段変速機構を連れ回りさせる際のフリクションによって燃費が悪化するという課題がある。
また、エンジン単独走行時には、インプットクラッチを連結し、且つHIクラッチを連結するので、第1カウンタシャフトの回転が減速されずに出力され、出力トルクを大きくすることができず、要求される駆動力が得られない可能性がある。これに対応するために、無段変速機構のレシカバ(レシオカバレージ:変速比幅)を大きくすることも考えられるが、この場合、無段変速機構の大型化を招く。
本発明は、上述の課題を解決するために創案されたもので、エンジンとモータとを駆動源として備え、無段変速機構や遊星歯車機構を用いて動力を伝達するハイブリッド車両において、モータ単独走行時に無段変速機構を連れ回りさせることがなく、エンジン単独走行時に無段変速機構のレシカバの拡大に頼ることなく要求される駆動力を得ることができるようにした、ハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的としている。
(1)上記の目的を達成するために、本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、内燃機関と、電動モータと、を駆動源として備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、前記駆動源と駆動輪との間に、サンギヤと、キャリヤと、リングギヤとの3つの回転要素を有する遊星歯車機構と、前記内燃機関からの動力を、無段変速機構と第1クラッチの順に経由して前記遊星歯車機構の第1の回転要素に伝達する第1の動力伝達経路と、前記電動モータからの動力を、第2クラッチを経由して前記第1の回転要素に伝達する第2の動力伝達経路と、前記電動モータからの動力を、第3クラッチを経由して前記遊星歯車機構の第2の回転要素に伝達する第3の動力伝達経路と、前記遊星歯車機構の第3の回転要素から前記駆動輪に動力を出力する出力経路と、前記第2の回転要素を固定可能なブレーキと、前記第1の回転要素,前記第2の回転要素及び前記第3の回転要素のうちの何れか2つの回転要素を連結可能な第4クラッチと、を備え、前記第1クラッチと前記ブレーキとを連結し、前記第1の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の第1の変速比を使用して前記内燃機関からの動力のみを前記駆動輪に出力する内燃機関第1走行モードと、前記第1クラッチと前記第4クラッチとを連結し、前記第1の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の前記第1の変速比とは異なる第2の変速比を使用して前記内燃機関からの動力のみを前記駆動輪に出力する内燃機関第2走行モードと、前記第2クラッチと前記ブレーキとを連結し、前記第2の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の前記第1の変速比を使用して前記電動モータからの動力のみを前記駆動輪に出力するモータ第1走行モードと、前記第2クラッチと前記第4クラッチとを連結し、前記第2の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の前記第2の変速比を使用して前記電動モータからの動力のみを前記駆動輪に出力するモータ第2走行モードと、前記第1クラッチと前記第3クラッチとを連結し、前記第1の動力伝達経路及び前記第3の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構を使用して前記内燃機関及び前記電動モータからの動力を前記駆動輪に出力する動力合成走行モードと、を有することを特徴としている。
(2)前記第1の回転要素はサンギヤであって、前記第2の回転要素はリングギヤであって、前記第3の回転要素はキャリヤであって、前記第4クラッチは前記キャリヤと前記リングギヤとを連結可能に装備され、前記第2の変速比は前記第1の変速比よりも小さい変速比であることが好ましい。
(3)前記無段変速機構は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、これらの両プーリの巻き掛けられたベルトとから構成され、第1軸線上に、該第1軸線の一方側から他方側に向かって、前記内燃機関,前記電動モータ及び前記プライマリプーリがこの順に且つ同軸に配置され、前記第1軸線と平行な第2軸線上に、該第2軸線の一方側から他方側に向かって、前記遊星歯車機構,前記第2クラッチ,前記第1クラッチ及び前記セカンダリプーリがこの順に且つ同軸に配置され、前記第2の動力伝達経路には、前記第1軸線上の中空のモータ出力軸と、前記モータ出力軸に固設された第1ギヤと、前記第2軸線上の前記遊星歯車機構と前記第2クラッチとの間に配置された中空軸と、前記中空軸に固設され前記第1ギヤと噛合する第2ギヤと、が設けられていることが好ましい。
(4)前記出力経路には、前記遊星歯車機構の前記第3の回転要素から出力される動力を、差動機構を介して伝達される一対の駆動軸が前記第2軸線と同軸に配置されて装備され、前記遊星歯車機構,前記第2クラッチ,前記第1クラッチ及び前記セカンダリプーリの各軸は中空に形成され、前記駆動軸の一方は、前記遊星歯車機構,前記第2クラッチ,前記第1クラッチ及び前記セカンダリプーリの各軸を貫通して装備されていることが好ましい。
(5)前記第2軸線上に、前記第3クラッチ,前記第4クラッチ及び前記ブレーキが同軸に配置されていることが好ましい。
(6)もう一つの本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、内燃機関と、電動モータとを駆動源として備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、サンギヤと、キャリヤと、リングギヤとの3つの回転要素を有する遊星歯車機構と、入力部材が前記内燃機関に連結され、出力部材が前記遊星歯車機構の第1の回転要素に連結可能な無段変速機構と、前記無段変速機構の前記出力部材と前記第1の回転要素との連結を断続可能な第1クラッチと、前記電動モータと前記第1の回転要素との連結を断続可能な第2クラッチと、前記電動モータと前記遊星歯車機構の第2の回転要素との連結を断続可能な第3クラッチと、前記遊星歯車機構の何れか2つの回転要素を連結可能な第4クラッチと、前記第2の回転要素の回転を固定可能なブレーキと、前記遊星歯車機構の第3の回転要素と車両の駆動軸とを連結する出力軸と、を備え、前記無段変速機構が2つの可変プーリと両可変プーリ間に巻き掛けられたベルトとから構成され、前記内燃機関の出力軸と前記電動モータの出力軸と前記無段変速機構の入力部材とが第1軸線上に同軸に配置され、前記無段変速機構の前記出力部材と前記第1乃至第4クラッチと前記ブレーキと前記遊星歯車機構とが前記第1軸線と平行な第2軸線上に同軸に配置され、前記電動モータの出力軸が前記無段変速機構の動力伝達経路と平行となる別の動力伝達経路を形成する歯車列を介して前記第2及び第3クラッチに連結されていることを特徴としている。
)前記第1クラッチが前記無段変速機構の前記出力部材に連結された第1入力側クラッチギヤを備え、前記第2クラッチが前記歯車列に連結されると共に前記1入力側クラッチギヤに対向するように配設された第2入力側クラッチギヤを備え、前記遊星歯車機構の前記第1の回転要素に連結されると共に前記第2軸線に沿って摺動可能に設けられて前記第1及び第2入力側クラッチギヤに選択的に噛み合い可能な、第1及び第2クラッチに共通の第1出力側クラッチギヤ(クラッチスリーブ)が配設されていることが好ましい。
)前記第3クラッチが前記歯車列に連結された第3入力側クラッチギヤを備え、前記第4クラッチが前記遊星歯車機構の第3の回転要素に連結されると共に前記第3入力側クラッチギヤに対向するように配設された第4入力側クラッチギヤを備え、前記遊星歯車機構の第2の回転要素に連結されると共に前記第2軸線に沿って摺動可能に設けられて前記第3及び第4入力側クラッチギヤに選択的に噛み合い可能な、第3及び第4クラッチに共通の第2出力側クラッチギヤ(クラッチスリーブ)が配設されていることが好ましい。
)前記第2出力側クラッチギヤが、前記第3及び第4入力側クラッチギヤから離隔するようにさらに摺動し、前記遊星歯車機構の外周側に配設されたブレーキ用ギヤに選択的に噛み合い可能に構成されていることが好ましい。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置によれば、モータ単独走行時に無段変速機構を連れ回りさせることがないので、モータ駆動にかかる電費を抑制することができる。また、内燃機関単独走行時やモータ単独走行時において、遊星歯車機構が変速機として機能するので、内燃機関単独走行時において、無段変速機構のレシカバの拡大に頼ることなく要求される駆動力を得ることができるようになる。また、モータ単独走行時においても、遊星歯車機構を変速させることにより、より効率の良い回転速度範囲で電動モータを駆動させることが可能となり、電費が向上される。
本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置の概略構成を示す概略スケルトン図である。 本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置の構成を示すスケルトン図である。 本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置のエンジン第1走行モード(内燃機関第1走行モード)の動力伝達状態を示す図であり、(a)はそのスケルトン図、(b)はその共線図である。 本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置のエンジン第2走行モード(内燃機関第2走行モード)の動力伝達状態を示すであり、(a)はそのスケルトン図、(b)はその共線図である。 本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置のモータ第1走行モードの動力伝達状態を示すであり、(a)はそのスケルトン図、(b)はその共線図である。 本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置のモータ第2走行モードの動力伝達状態を示すであり、(a)はそのスケルトン図、(b)はその共線図である。 本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置の動力合成走行モードの動力伝達状態を示すであり、(a)はそのスケルトン図、(b)はその共線図である。
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を説明する。
なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
また、以下の説明において、互いに平行な各軸の軸方向に関する記載として、一方及び他方と表現するが、各軸における一方は各図中右方を示し、各軸における他方は各図中左方を示す。各軸における一端及び他端もこれと対応する。
〔概略構成〕
まず、図1を参照して、本実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置の概略構成を説明する。
図1に示すように、本駆動装置は、内燃機関(以下、エンジンとも言う)1と、電動モータ(モータジェネレータ、以下、単に、モータとも言う)2とを駆動源として備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、駆動源1,2と駆動輪3,3との間の動力伝達経路に、サンギヤ4Sと、リングギヤ4Rと、サンギヤ4S及びリングギヤ4Rと噛合するプラネタリギヤ4Pを回転自在に支持するキャリヤ4Cとの3つの回転要素を有する遊星歯車機構4を備えている。
また、エンジン1からの動力を遊星歯車機構4に伝達する動力伝達経路として、第1の動力伝達経路11が設けられる。第1の動力伝達経路11には、無段変速機構5と第1クラッチ21とが装備され、エンジン1からの動力は無段変速機構5,第1クラッチ21の順に経由して遊星歯車機構4のサンギヤ(第1の回転要素)4Sに伝達される。
無段変速機構5には、溝幅が可変の可変プーリであるプライマリプーリ5A及びセカンダリプーリ5Bと、これらのプーリ5A,5Bに架け回されたVベルト5Cとを有し、プーリ5A,5Bの溝幅を変更することにより変速比を変更するベルト式無段変速機構が適用されている。
また、モータ2からの動力を遊星歯車機構4に伝達する動力伝達経路として、第2の動力伝達経路12及び第3の動力伝達経路13が設けられる。第2の動力伝達経路12には、第2クラッチ22が装備され、モータ2からの動力は第2クラッチ22を経由して遊星歯車機構4のサンギヤ(第1の回転要素)4Sに伝達される。第3の動力伝達経路13には、第3クラッチ23が装備され、モータ2からの動力は第3クラッチ23を経由して遊星歯車機構4のリングギヤ(第2の回転要素)4Rに伝達される。
また、遊星歯車機構4に入力された動力を駆動輪3に伝達する動力伝達経路として、出力経路14が設けられる。出力経路14には、キャリヤ4Cに連結された出力軸4Dに接続される減速機構6と差動機構7とが装備され、動力は、遊星歯車機構4のキャリヤ(第3の回転要素)4Cから出力軸4D,減速機構6,差動機構7の順に経由して左右の駆動輪3,3が結合される駆動軸3S,3Sに伝達される。
なお、減速機構6は、サンギヤ6Sと、リングギヤ6Rと、プラネタリギヤ6Pを回転自在に支持するキャリヤ6Cとを有する遊星歯車機構が用いられている。リングギヤ6Rは固定され、サンギヤ6Sは出力軸4Dと接続され、キャリヤ6Cは差動機構7の入力部材と結合され、サンギヤ6Aに入力された動力は、減速されてキャリヤ6Cから差動機構7に出力される。
また、リングギヤ4Rを固定可能なブレーキ25が装備され、さらに、キャリヤ4Cとリングギヤ4Rを連結可能な第4クラッチ24が装備されている。
第1クラッチ21〜第4クラッチ24及びブレーキ25は、図示しない作動機構によって係合又は解放される。作動機構には、一般に油圧式のものが適用されるが電動式のものでもよい。また、第1クラッチ21〜第4クラッチ24及びブレーキ25の係合又は解放、即ち作動機構の制御は、図示しない制御装置によって行なわれる。
ブレーキ25が係合され第4クラッチ24が解放されると、遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに入力された動力は、減速されてキャリヤ4Cから出力される。この場合の遊星歯車機構4の減速比(第1の変速比)R1は、サンギヤ4Sの歯数Zsとリングギヤ4Rの歯数Zrとに応じた値[R1=(Zs+Zr)/Zs]となる。
また、第4クラッチ24が係合されブレーキ25が解放されると、遊星歯車機構4が直結状態となって、サンギヤ4Sに入力された動力は、減速されることなく変速比キャリヤ4Cから出力される。この場合の減速比(第2の変速比)R2は1であり、第1の変速比よりも小さい減速比(変速比)となる。
また、第1クラッチ21及び第2クラッチ23が係合され第4クラッチ24及びブレーキ25が解放されると、サンギヤ4Sに入力された動力とリングギヤ4Rに入力された動力とが合成されてキャリヤ4Cから出力される。
本駆動装置では、駆動モードとして、エンジン1からの動力のみを駆動輪3,3に出力するエンジン走行モード(内燃機関走行モード)として、エンジン第1走行モード(内燃機関第1走行モード)及びエンジン第2走行モード(内燃機関第1走行モード)を備え、モータ2からの動力のみを駆動輪3,3に出力するモータ走行モードとして、モータ第1走行モード及びモータ第2走行モードを備え、さらに、エンジン1及びモータ2からの動力を駆動輪3,3に出力する動力合成走行モードを備えている。
制御装置は、以下の表に示すように、第1クラッチ21〜第4クラッチ24及びブレーキ25の係合,解放を操作して、各走行モードを達成する。
Figure 0006381127
エンジン第1走行モードでは、第1クラッチ21及びブレーキ25を係合し、第2クラッチ22,第3クラッチ23及び第4クラッチ24を解放する。これにより、エンジン1の動力は、第1クラッチ21が係合された第1の動力伝達経路11を通じて遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに入力され、遊星歯車機構4において減速されてキャリヤ4Cから減速機構6に出力される。第1の動力伝達経路11には、無段変速機構5が介装されているので、エンジン1の動力は、無段変速機構5により変速され、遊星歯車機構4で減速されて減速機構6に出力される。
エンジン第2走行モードでは、第1クラッチ21及び第4クラッチ24を係合し、第2クラッチ22,第3クラッチ23及びブレーキ25を解放する。これにより、エンジン1の動力は、第1クラッチ21が係合された第1の動力伝達経路11を通じて遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに入力され、遊星歯車機構4において減速されることなくキャリヤ4Cから減速機構6に出力される。第1の動力伝達経路11には、無段変速機構5が介装されているので、エンジン1の動力は、無段変速機構5により変速されて減速機構6に出力される。
以上の構成により、無段変速機構5自体のレシカバを不必要に拡げることなく、即ち、無段変速機構5の大型化を抑制しつつ駆動装置全体としてのレシカバを拡げることが可能となる。
モータ第1走行モードでは、第2クラッチ22及びブレーキ25を係合し、第1クラッチ21,第3クラッチ23及び第4クラッチ24を解放する。これにより、モータ2の動力は、第2クラッチ22が係合された第2の動力伝達経路12を通じて遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに入力され、遊星歯車機構4において減速されてキャリヤ4Cから減速機構6に出力される。
モータ第2走行モードでは、第2クラッチ22及び第4クラッチ24を係合し、第1クラッチ21,第3クラッチ23及びブレーキ25を解放する。これにより、モータ2の動力は、第2クラッチ22が係合された第2の動力伝達経路12を通じて遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに入力され、遊星歯車機構4において減速されることなくキャリヤ4Cから減速機構6に出力される。
動力合成走行モードでは、第1クラッチ21及び第3クラッチ23を係合し、第2クラッチ22,第4クラッチ24及びブレーキ25を解放する。エンジン1の動力は、第1クラッチ21が係合された第1の動力伝達経路11を通じて遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに入力される。また、モータ2の動力は、第3クラッチ23が係合された第3の動力伝達経路13を通じて遊星歯車機構4のリングギヤ4Rに入力される。サンギヤ4Sに入力されたエンジン1の動力とリングギヤ4Rに入力されたモータ2の動力とが遊星歯車機構4において合成されてキャリヤ4Cから出力される。
〔詳細構成〕
次に、図2を参照して、本実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置の構成をさらに詳細に説明する。図2は第1クラッチ21,第2クラッチ22,第3クラッチ23,第4クラッチ24及びブレーキ25を具体的に示している。図示するように、第1クラッチ21〜第4クラッチ24及びブレーキ25には、何れも、クラッチギヤ(入力側クラッチギヤ)に対してクラッチスリーブ(出力側クラッチギヤ)を係脱することで係合,解放する噛合式クラッチが適用されている。なお、クラッチギヤとクラッチスリーブとの係合に関しては、従来周知の機械式同期機構を用いてもよいが、係合動作に際してモータ2の動力(回転)を利用して各回転要素の回転速度を同期制御することも可能であるので、機械式同期機構を省略することも可能である。
ここでは、遊星歯車機構4のサンギヤ4Sと一体回転するクラッチハブ(図示略)に対して軸方向へスライド可能に装備されたクラッチスリーブ(第1出力側クラッチギヤ)41が、第1クラッチ21のクラッチギヤ(第1入力側クラッチギヤ)21Gと第2クラッチ22のクラッチギヤ(第2入力側クラッチギヤ)22Gとに選択的に噛み合い可能に装備される。また、遊星歯車機構4のリングギヤ4Rと一体回転するクラッチハブ(図示略)に対して軸方向へスライド可能に装備されたクラッチスリーブ(第2出力側クラッチギヤ)42が、第3クラッチ23のクラッチギヤ(第3入力側クラッチギヤ)23Gと第4クラッチ24のクラッチギヤ(第4入力側クラッチギヤ)24Gと及びブレーキ25のブレーキギヤ(ブレーキ用ギヤ)25Gとに選択的に噛み合い可能に装備される。なお、クラッチスリーブ42には、円環状のスリーブの内周面にクラッチギヤ23G,24Gに噛み合い可能なクラッチギヤが形成され、外周面にブレーキギヤ25Gに噛み合い可能なギヤが形成されている。
また、エンジン1,モータ2及び無段変速機構5のプライマリプーリ5Aは、各々の軸心を第1軸線D上に同軸に配置され、且つ第1軸線10Aの一方側(図中、右側)から他方側(図中、左側)に向かってこの順に配置されている。また、遊星歯車機構4,第2クラッチ22,第1クラッチ21及び無段変速機構5のセカンダリプーリ5Bは、各々の軸心を第1軸線10Aと平行な第2軸線10B上に同軸に配置され、且つ第2軸線10Bの一方側から他方側に向かってこの順に配置されている。
本実施形態では、減速機構6及び差動機構7についても第2軸線10B上に同軸に配置されている。そして、第2軸線10B上には、第2軸線10Bの一方側から他方側に向かって差動機構7,減速機構6,遊星歯車機構4,第2クラッチ22,第1クラッチ21及び無段変速機構5のセカンダリプーリ5Bの順に配置されている。また、駆動軸3S,3S及び駆動輪3,3も第2軸線10B上に同軸に装備されている。
エンジン1の出力軸1Sはプライマリプーリ5Aの回転軸(入力部材)5ASと連結されている。モータ2の出力軸2Sは、中空軸で構成され、エンジン1の出力軸1Sの外周に相対回転自在に配置されている。モータ2の出力軸2Sには、第1ギヤ31が固設されている。
また、無段変速機構5のセカンダリプーリ5Bの回転軸(出力部材)5BSは、中空軸で構成され、一方の駆動軸3Sがセカンダリプーリ5Bの中空の回転軸5BSの内部を貫通して装備されている。セカンダリプーリ5Bの回転軸5BSに、第1クラッチ21のクラッチギヤ21Gが結合されている。
第2軸線10B上における遊星歯車機構4と第2クラッチ22との間には、第1の中空軸33が装備され、一方の駆動軸3Sは第1の中空軸33の内部を貫通して装備されている。第1の中空軸33の一端側(図中、右側)には、遊星歯車機構4のサンギヤ4Sが結合され、第1の中空軸33の他端側(図中、左側)には、クラッチスリーブ41が図示しないクラッチハブを介して相対回転不能且つ軸方向摺動可能に装備されている。
クラッチスリーブ41は、第1の中空軸33に対して第2軸線10Bの軸方向に可動であり、第2軸線10Bの他方側に移動した第1位置と、第2軸線10Bの一方側に移動した第2位置と、第1位置と第2位置との中間に位置する第3位置との間で軸方向に、図示しない駆動機構により駆動操作される。
クラッチスリーブ41が第1位置に操作されると、第1クラッチ21のクラッチギヤ(第1入力側クラッチギヤ)21Gと噛み合い、第1クラッチ21が係合状態になり、第1の動力伝達経路11が形成される。クラッチスリーブ41が第2位置に操作されると、第2クラッチ22のクラッチギヤ22Gと噛み合い、第2クラッチ22が係合状態になり、第2の動力伝達経路12が形成される。クラッチスリーブ41が第3位置に操作されると、第1,第2の動力伝達経路11,12の何れも形成されない中立状態となる。
さらに、第1の中空軸33の外周には、第2の中空軸34が相対回転自在に装備されている。第2の中空軸34の軸方向中間部には、第1ギヤ31と噛合して歯車列をなす第2ギヤ32が固設されている。また、第2の中空軸34の一端側には、第3クラッチ23のクラッチギヤ23Gが結合され、第2の中空軸34の他端側には、第2クラッチ22のクラッチギヤ22Gが結合されている。なお、第1ギヤ31と第2ギヤ32とのギヤ比は、ここでは1:1としているが、これについては適宜設定しうる。
リングギヤ4Rは中空軸35に結合され、クラッチスリーブ42は、この中空軸35と一体回転し且つ軸方向へスライド可能に装備されている。クラッチスリーブ42は、中空軸35に対して第2軸線10Bの軸方向に可動であり、第2軸線の他方側に移動した第1位置と、第2軸線の一方側に移動した第2位置と、第1位置と第2位置との中間に位置する第3位置との間で軸方向に、図示しない駆動機構により駆動操作される。
クラッチスリーブ42が第1位置に操作されると、第3クラッチ23のクラッチギヤ23Gと噛み合い、第3クラッチ23が係合状態になり、第3の動力伝達経路13が形成される。クラッチスリーブ42が第2位置に操作されると、ブレーキ25のブレーキギヤ25Gと噛み合い、ブレーキ25が係合状態になり、リングギヤ4Rが固定される。クラッチスリーブ42が第3位置に操作されると、第4クラッチ24のクラッチギヤ24Gと噛み合い、第4クラッチ24が係合状態になり、遊星歯車機構4の各要素が一体回転する直結状態となる。
〔作用及び効果〕
本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動装置は、上述のように構成されているので、車両の様々な状態に応じて、エンジン第1走行モードと、エンジン第2走行モードと、モータ第1走行モードと、モータ第2走行モードと、動力合成走行モードとの何れかを、適宜選択して車両を駆動させることができる。
例えば、モータ2の電源のバッテリの充電状態SOCが基準値以下の充電不足の状態やモータ2の故障時に、車両の発進及び低速から中速域までの走行を行なう際には、エンジン第1走行モードを選択する。エンジン第1走行モードでは、図3(a)に示すように、クラッチスリーブ41をスライドさせて第1クラッチ21のクラッチギヤ21Gと噛み合わせ、クラッチスリーブ42をスライドさせてブレーキ25のブレーキギヤ25Gに噛み合わせる。
これにより、第1の動力伝達経路11が形成され、エンジン1からの動力は無段変速機構5,第1クラッチ21の順に経由して遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに伝達される。さらに、サンギヤ4Sに伝達された動力は、遊星歯車機構4のキャリヤ4Cから減速されて出力され、出力経路14において減速機構6,差動機構7の順に経由して左右の駆動輪3,3から駆動軸3S,3Sに伝達される。
この際、無段変速機構5において調整され変速比に応じた変速が行なわれ、遊星歯車機構4において、図3(b)の共線図に示すように、第1の減速比R1[=(Zs+Zr)/Zs])に応じた変速が行なわれる。この結果、エンジン1の十分な出力が得られる回転域を使用しながら、発進から中速走行域までの車両の駆動を円滑に実施することができる。
また、モータ2の電源のバッテリ(図示略)の充電状態SOCが基準値以下の充電不足の状態やモータ2の故障時に、車両の中速域から高速域までの走行を行なう際には、エンジン第2走行モードを選択する。エンジン第2走行モードでは、図4(a)に示すように、クラッチスリーブ41をスライドさせて第1クラッチ21のクラッチギヤ21Gと噛み合わせ、クラッチスリーブ42をスライドさせて第4クラッチ24のクラッチギヤ24Gに噛み合わせる。
これにより、第1の動力伝達経路11が形成され、エンジン1からの動力は無段変速機構5,第1クラッチ21の順に経由して遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに伝達される。さらに、遊星歯車機構4では、キャリヤ4Cとリングギヤ4Rとが連結された直結状態となって、サンギヤ4Sに伝達された動力は、遊星歯車機構4のキャリヤ4Cから減速されずに出力され、出力経路14において減速機構6,差動機構7の順に経由して左右の駆動輪3,3から駆動軸3S,3Sに伝達される。
この際、無段変速機構5において調整された変速比に応じた変速が行なわれ、直結状態となった遊星歯車機構4において、図4(b)の共線図に示すように、変速が行なわれることなく出力される。この結果、エンジン1の十分な出力が得られる回転域を使用しながら、中速走行域から高速走行域までの車両の駆動を円滑に実施することができる。
一方、バッテリの充電状態SOCが基準値以上の充電状態であり且つモータ2が正常であって、車両の発進及び低速から中速域までの走行をモータ2によって行なう際には、モータ第1走行モードを選択する。モータ第1走行モードでは、図5(a)に示すように、クラッチスリーブ41をスライドさせて第2クラッチ22のクラッチギヤ22Gと噛み合わせ、クラッチスリーブ42をスライドさせてブレーキ25のブレーキギヤ25Gに噛み合わせる。
これにより、第2の動力伝達経路12が形成され、モータ2からの動力は第1ギヤ31,第2ギヤ32,第2クラッチ22の順に経由して遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに伝達される。さらに、サンギヤ4Sに伝達された動力は、遊星歯車機構4のキャリヤ4Cから減速されて出力され、出力経路14において減速機構6,差動機構7の順に経由して左右の駆動輪3,3から駆動軸3S,3Sに伝達される。
この際、遊星歯車機構4において、図5(b)の共線図に示すように、第1の減速比R1[=(Zs+Zr)/Zs])に応じた変速が行なわれる。この結果、モータ2の効率的で且つ十分な出力が得られる回転域を使用しながら、発進から中速走行域までの車両の駆動を、円滑に実施することができ、しかも、走行にエンジン1を用いないため排ガス排出を抑え且つ騒音を抑えて走行することができる。
また、バッテリの充電状態SOCが基準値以上の充電状態であり且つモータ2が正常であって、車両の中速域から高速域までの走行をモータ2によって行なう際には、モータ第2走行モードを選択する。モータ第2走行モードでは、図6(a)に示すように、クラッチスリーブ41をスライドさせて第2クラッチ22のクラッチギヤ22Gと噛み合わせ、クラッチスリーブ42をスライドさせて第4クラッチ24のクラッチギヤ24Gに噛み合わせる。
これにより、第2の動力伝達経路12が形成され、モータ2からの動力は第1ギヤ31,第2ギヤ32,第2クラッチ22の順に経由して遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに伝達される。さらに、遊星歯車機構4では、キャリヤ4Cとリングギヤ4Rとが連結された直結状態となって、サンギヤ4Sに伝達された動力は、遊星歯車機構4のキャリヤ4Cから減速されずに出力され、出力経路14において減速機構6,差動機構7の順に経由して左右の駆動輪3,3から駆動軸3S,3Sに伝達される。
この際、直結状態となった遊星歯車機構4において、図6(b)の共線図に示すように、変速が行なわれることなく出力される。この結果、モータ2の効率的で且つ十分な出力が得られる回転域を使用しながら、中速走行域から高速走行域までの車両の駆動を円滑に実施することができる。しかも、走行にエンジン1を用いないため排ガス排出を抑え且つ騒音を抑えて走行することができる。
以上の構成により、低速走行域から高速走行域までモータ2の効率の良い回転速度範囲を用いて、モータ2単独による車両の走行が可能となる。
また、バッテリの充電状態SOCが基準値以上の充電状態であり且つモータ2が正常である条件下で、例えば加速要求が強い場合や登坂路を走行する場合など大きな駆動力を要求された際には、動力合成走行モードを選択する。動力合成走行モードでは、図7(a)に示すように、クラッチスリーブ41をスライドさせて第1クラッチ21のクラッチギヤ21Gと噛み合わせ、クラッチスリーブ42をスライドさせて第3クラッチ23のクラッチギヤ23Gに噛み合わせる。
これにより、第1の動力伝達経路11及び第3の動力伝達経路13が形成され、エンジン1からの動力は無段変速機構5,第1クラッチ21の順に経由して遊星歯車機構4のサンギヤ4Sに伝達され、モータ2からの動力は第1ギヤ31,第2ギヤ32,第3クラッチ23の順に経由して遊星歯車機構4のリングギヤ4Rに伝達される。
遊星歯車機構4では、サンギヤ4Sに伝達されたエンジン1からの動力と、リングギヤ4Rに伝達されたモータ2からの動力とが合成されてキャリヤ4Cから出力され、出力経路14において減速機構6,差動機構7の順に経由して左右の駆動輪3,3から駆動軸3S,3Sに伝達される。したがって、エンジン1からの動力とモータ2からの動力とが遊星歯車機構4において合成されて駆動輪3に伝達されるため、大きな駆動力で走行することができる。
この際、遊星歯車機構4において、図7(b)の共線図に示すように、サンギヤ4Sの回転速度(即ち、エンジン1の動力が無段変速機構5で変速されてサンギヤ4Sに入力される入力回転速度)と、リングギヤ4Rの回転速度(即ち、モータ2の動力がリングギヤ4Rに入力される入力回転速度)とに応じた回転速度で、キャリヤ4Cから動力が出力される。この結果、エンジン1の動力とモータ2の動力とを合成した大きな動力が駆動輪3に伝達されて、大きな駆動力により走行することができる。
このように、本駆動装置では、モータ走行モード(モータ第1走行モードやモータ第2走行モード)を選択して、モータ2のみを駆動源として走行するモータ単独走行時には、無段変速機構5とは完全に切り離された第2の動力伝達経路12を利用して車両を駆動するので、無段変速機構5を連れ回りさせることがなく、モータ駆動にかかる電費を抑制することができる。
また、エンジン走行モード(エンジン第1走行モードやエンジン第2走行モード)を選択してエンジン1のみを駆動源として走行するエンジン単独走行時や、モータ走行モードを選択して、モータ2のみを駆動源として走行するモータ単独走行時においては、遊星歯車機構4が変速機として機能するので、エンジン単独走行時において無段変速機構5のレシカバの拡大に頼ることなく要求される駆動力を得ることができるようになり、モータ単独走行時において電力消費効率の良い回転速度範囲を利用して車両を走行させることが可能となる。
また、本駆動装置では、エンジン1,モータ2及び無段変速機構5のプライマリプーリ5Aについては、各軸心を第1軸線10A上に同軸に位置させて第1軸線10Aの一方側から他方側に向かってこの順に配置し、遊星歯車機構4,第2クラッチ22,第1クラッチ21及び無段変速機構5のセカンダリプーリ5Bについては、各軸心を第1軸線10Aと平行な第2軸線10B上に同軸に位置させて第2軸線10Bの一方側から他方側に向かってこの順に配置している。このように、装置各部を第1軸線10A及び第2軸線10Bといった2軸のみの少ない軸線に沿って集約的に配置しているので、装置を小型化及び軽量化することができ、ハイブリッド車両自体の小型化及び軽量化を促進することができる。
しかも、本実施形態では、減速機構6及び差動機構7についても第2軸線10B上に同軸に配置し、第2軸線10B上には、第2軸線10Bの一方側から他方側に向かって差動機構7,減速機構6,遊星歯車機構4,第2クラッチ22,第1クラッチ21及び無段変速機構5のセカンダリプーリ5Bの順に配置している。また、駆動軸3S,3S及び駆動輪3,3も第2軸線上に同軸に装備している。これらの構成によっても、装置の小型化及び軽量化を促進でき、ハイブリッド車両自体の小型化及び軽量化を促進することができる。
なお、本駆動装置において、遊星歯車機構4のギヤ比等は、何れの走行モードを主体として使用するかに応じて設定することが好ましい。
例えば、通常走行モードとして、モータ走行モード(モータ第1走行モード或いはモータ第2走行モード)を選択するものとした場合、想定される所定の走行条件で走行した場合に最高の電費が得られるように、遊星歯車機構4のギヤ比等を設定することが好ましい。
無段変速機構5の変速域については、想定される所定の走行条件で走行した場合に最高の燃費を得ることが可能となる変速比域を設定することが好ましい。
例えば、通常走行モードとして、モータ走行モードを選択するものとした場合、モータ2のみでは十分な駆動力が得られない場合に、モータ2の動力に加えてエンジン1の動力も利用する動力合成走行モードを選択し、エンジン1でモータ2をサポートする形で走行する。このような場合、様々な走行条件が想定されるが、これらの走行条件において、最高の燃費が得られることが可能な変速比域を設定する。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形したり、一部を採用したりして実施することができる。
上記実施形態では、エンジン1の動力を伝達する第1の動力伝達経路11及びモータ2の動力を伝達する第2の動力伝達経路12における遊星歯車機構4への入力をサンギヤ4Sとし、モータ2の動力を伝達する第3の動力伝達経路13における遊星歯車機構4への入力をリングギヤ4Rとし、遊星歯車機構4から駆動輪3への出力をキャリヤ4Cから出力するようにしている。ただしが、遊星歯車機構4における動力の入力される回転要素や出力される回転要素はこれに限定されない。
少なくとも、第1の動力経路を、エンジン1,無段変速機構5,第1クラッチ21を経由して遊星歯車機構4の何れかの回転要素(第1の回転要素)に伝達するように構成したら、第2の動力経路を、モータ2,第2クラッチ22を経由して第1の動力経路と同様に第1の回転要素に伝達するように構成し、第3の動力経路としては、モータ2,第3クラッチ23を経由して遊星歯車機構4の残る何れかの回転要素(第2の回転要素)に伝達するように構成し、出力経路を、遊星歯車機構4の残りの回転要素(第3の回転要素)から出力するように構成すればよい。この場合、第3の動力経路に用いられる第2の回転要素にブレーキ25を装備する。
また、上記実施形態では、遊星歯車機構4を変速しない直結状態とする第4クラッチ24を、リングギヤ4Rとキャリヤ4Cとの間を連結可能に設置されているが、第4クラッチ24の設置個所はこれに限るものではなく、配置構造上許されれば、第4クラッチ24を、遊星歯車機構4の3つの回転要素(サンギヤ4S,リングギヤ4R,キャリヤ4C)のうちの何れか2つの回転要素を連結可能に設置すればよい。
また、遊星歯車機構4における入力要素及び出力要素の組み合わせによっては、入出力要素間で回転方向が逆転してしまう場合があるが、この場合には、遊星歯車機構4にダブルピニオン式遊星歯車機構を適用すればよい。
また、上記実施形態では、遊星歯車機構4と差動機構7との間に、減速機構6が装備されており、減速機構6及び差動機構7も第2軸線10B上に配置され、装置の効率的な構成が図られているが、減速機構6や差動機構7を第2軸線10Bからシフトさせて配置することも可能である。また、減速機構6は遊星歯車機構を用いるものに限定されず、単なるギヤ対を用いてもよく、遊星歯車機構4の設定変速比によっては、減速機構6を省略することも考えられる。
さらに、上記実施形態では、無段変速機構としてベルト式無段変速機構を例示したが、他の方式の無段変速機構を適用してもよい。
1 エンジン(駆動源)
1S エンジン1の出力軸
2 モータ(駆動源)
2S モータ2の出力軸
3 駆動輪
3S 駆動軸
4 遊星歯車機構
4S サンギヤ
4R リングギヤ
4C キャリヤ
4P プラネタリギヤ
5 無段変速機構
5A プライマリプーリ
5AS プライマリプーリ5Aの回転軸
5B セカンダリプーリ
5BS セカンダリプーリ5Bの回転軸
5C Vベルト
6 減速機構
6S サンギヤ
6R リングギヤ
6C キャリヤ
6P プラネタリギヤ
7 差動機構
11 第1の動力伝達経路
12 第2の動力伝達経路
13 第3の動力伝達経路
14 出力経路
21 第1クラッチ
22 第2クラッチ
23 第3クラッチ
24 第4クラッチ
25 ブレーキ
21G 第1クラッチ21のクラッチギヤ(第1入力側クラッチギヤ)
22G 第2クラッチ22のクラッチギヤ(第2入力側クラッチギヤ)
23G 第3クラッチ23のクラッチギヤ(第3入力側クラッチギヤ)
24G 第4クラッチ24のクラッチギヤ(第4入力側クラッチギヤ)
25G ブレーキギヤ(ブレーキ用ギヤ)
31 歯車列をなす第1ギヤ
32 歯車列をなす第2ギヤ
41 クラッチスリーブ(第1出力側クラッチギヤ)
42 クラッチスリーブ(第2出力側クラッチギヤ)

Claims (9)

  1. 内燃機関と、電動モータと、を駆動源として備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記駆動源と駆動輪との間に、
    サンギヤと、キャリヤと、リングギヤとの3つの回転要素を有する遊星歯車機構と、
    前記内燃機関からの動力を、無段変速機構と第1クラッチの順に経由して前記遊星歯車機構の第1の回転要素に伝達する第1の動力伝達経路と、
    前記電動モータからの動力を、第2クラッチを経由して前記第1の回転要素に伝達する第2の動力伝達経路と、
    前記電動モータからの動力を、第3クラッチを経由して前記遊星歯車機構の第2の回転要素に伝達する第3の動力伝達経路と、
    前記遊星歯車機構の第3の回転要素から前記駆動輪に動力を出力する出力経路と、
    前記第2の回転要素の回転を固定可能なブレーキと、
    前記第1の回転要素,前記第2の回転要素及び前記第3の回転要素のうちの何れか2つの回転要素を連結可能な第4クラッチと、を備え、
    前記第1クラッチと前記ブレーキとを連結し、前記第1の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の第1の変速比を使用して前記内燃機関からの動力のみを前記駆動輪に出力するエンジン第1走行モードと、前記第1クラッチと前記第4クラッチとを連結し、前記第1の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の前記第1の変速比とは異なる第2の変速比を使用して前記内燃機関からの動力のみを前記駆動輪に出力するエンジン第2走行モードと、
    前記第2クラッチと前記ブレーキとを連結し、前記第2の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の前記第1の変速比を使用して前記電動モータからの動力のみを前記駆動輪に出力するモータ第1走行モードと、前記第2クラッチと前記第4クラッチとを連結し、前記第2の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構の前記第2の変速比を使用して前記電動モータからの動力のみを前記駆動輪に出力するモータ第2走行モードと、
    前記第1クラッチと前記第3クラッチとを連結し、前記第1の動力伝達経路及び前記第3の動力伝達経路を使用し前記遊星歯車機構を使用して前記内燃機関及び前記電動モータからの動力を前記駆動輪に出力する動力合成走行モードと、を有する
    ことを特徴とする、ハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 前記第1の回転要素はサンギヤであって、
    前記第2の回転要素はリングギヤであって、
    前記第3の回転要素はキャリヤであって、
    前記第4クラッチは前記キャリヤと前記リングギヤとを連結可能に装備され、
    前記第2の変速比は前記第1の変速比よりも小さい変速比である
    ことを特徴とする、請求項1記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  3. 前記無段変速機構は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、これらの両プーリに巻き掛けられたベルトとから構成され、
    第1軸線上に、該第1軸線の一方側から他方側に向かって、前記内燃機関,前記電動モータ及び前記プライマリプーリがこの順に且つ同軸に配置され、
    前記第1軸線と平行な第2軸線上に、該第2軸線の一方側から他方側に向かって、前記遊星歯車機構,前記第2クラッチ,前記第1クラッチ及び前記セカンダリプーリがこの順に且つ同軸に配置され、
    前記第2の動力伝達経路には、前記第1軸線上の中空のモータ出力軸と、前記モータ出力軸に固設された第1ギヤと、前記第2軸線上の前記遊星歯車機構と前記第2クラッチとの間に配置された中空軸と、前記中空軸に固設され前記第1ギヤと噛合する第2ギヤと、が設けられている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  4. 前記出力経路には、前記遊星歯車機構の前記第3の回転要素から出力される動力を、差動機構を介して伝達される一対の駆動軸が前記第2軸線と同軸に配置されて装備され、
    前記遊星歯車機構,前記第2クラッチ,前記第1クラッチ及び前記セカンダリプーリの各軸は中空に形成され、
    前記駆動軸の一方は、前記遊星歯車機構,前記第2クラッチ,前記第1クラッチ及び前記セカンダリプーリの各軸を貫通して装備されている
    ことを特徴とする、請求項3記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  5. 前記第2軸線上に、前記第3クラッチ,前記第4クラッチ及び前記ブレーキが同軸に配置されている
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  6. 内燃機関と、電動モータとを駆動源として備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、
    サンギヤと、キャリヤと、リングギヤとの3つの回転要素を有する遊星歯車機構と、
    入力部材が前記内燃機関に連結され、出力部材が前記遊星歯車機構の第1の回転要素に連結可能な無段変速機構と、
    前記無段変速機構の前記出力部材と前記第1の回転要素との連結を断続可能な第1クラッチと、
    前記電動モータと前記第1の回転要素との連結を断続可能な第2クラッチと、
    前記電動モータと前記遊星歯車機構の第2の回転要素との連結を断続可能な第3クラッチと、
    前記遊星歯車機構の何れか2つの回転要素を連結可能な第4クラッチと、
    前記第2の回転要素の回転を固定可能なブレーキと、
    前記遊星歯車機構の第3の回転要素と車両の駆動軸とを連結する出力軸と、を備え
    前記無段変速機構が2つの可変プーリと両可変プーリ間に巻き掛けられたベルトとから構成され、
    前記内燃機関の出力軸と前記電動モータの出力軸と前記無段変速機構の入力部材とが第1軸線上に同軸に配置され、
    前記無段変速機構の前記出力部材と前記第1乃至第4クラッチと前記ブレーキと前記遊星歯車機構とが前記第1軸線と平行な第2軸線上に同軸に配置され、
    前記電動モータの出力軸が前記無段変速機構の動力伝達経路と平行となる別の動力伝達経路を形成する歯車列を介して前記第2及び第3クラッチに連結されている
    ことを特徴とする、ハイブリッド車両の駆動装置
  7. 前記第1クラッチが前記無段変速機構の前記出力部材に連結された第1入力側クラッチギヤを備え、
    前記第2クラッチが前記歯車列に連結されると共に前記1入力側クラッチギヤに対向するように配設された第2入力側クラッチギヤを備え、
    前記遊星歯車機構の前記第1の回転要素に連結されると共に前記第2軸線に沿って摺動可能に設けられて前記第1及び第2入力側クラッチギヤに選択的に噛み合い可能な、第1及び第2クラッチに共通の第1出力側クラッチギヤが配設されている
    ことを特徴とする、請求項記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  8. 前記第3クラッチが前記歯車列に連結された第3入力側クラッチギヤを備え、
    前記第4クラッチが前記遊星歯車機構の第3の回転要素に連結されると共に前記第3入力側クラッチギヤに対向するように配設された第4入力側クラッチギヤを備え、
    前記遊星歯車機構の第2の回転要素に連結されると共に前記第2軸線に沿って摺動可能に設けられて前記第3及び第4入力側クラッチギヤに選択的に噛み合い可能な、第3及び第4クラッチに共通の第2出力側クラッチギヤが配設されている
    ことを特徴とする、請求項又は記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  9. 前記第2出力側クラッチギヤが、前記第3及び第4入力側クラッチギヤから離隔するようにさらに摺動し、前記遊星歯車機構の外周側に配設されたブレーキ用ギヤに選択的に噛み合い可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項記載のハイブリッド車両の駆動装置。
JP2015006083A 2015-01-15 2015-01-15 ハイブリッド車両の駆動装置 Active JP6381127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006083A JP6381127B2 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 ハイブリッド車両の駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006083A JP6381127B2 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 ハイブリッド車両の駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016132270A JP2016132270A (ja) 2016-07-25
JP6381127B2 true JP6381127B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=56437194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015006083A Active JP6381127B2 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 ハイブリッド車両の駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6381127B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108099578B (zh) * 2017-12-22 2020-11-27 重庆大学 单电机混合动力汽车多模耦合动力传动系统
US11511730B2 (en) 2018-02-15 2022-11-29 Hitachi Astemo, Ltd. Drive device, and vehicle
CN110549836A (zh) * 2018-05-30 2019-12-10 广州汽车集团股份有限公司 混合动力驱动系统
CN109435674B (zh) * 2018-10-24 2021-09-21 大乘汽车有限公司 一种混合动力无极变速装置及其控制方法
JP7424735B2 (ja) 2020-01-31 2024-01-30 ダイハツ工業株式会社 ハイブリッド車用動力伝達装置
CN112829575B (zh) * 2021-02-04 2022-07-15 东风汽车集团股份有限公司 双电机双星齿轮机构混合电驱动系统
CN113415149A (zh) * 2021-06-30 2021-09-21 湖南海博瑞德电智控制技术有限公司 一种适用于四驱汽车混合动力系统
DE102021127266A1 (de) 2021-10-21 2023-04-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Mehrgängiges Hybridgetriebe sowie Kraftfahrzeugantriebsstrang
CN115817143A (zh) * 2022-12-27 2023-03-21 广州汽车集团股份有限公司 混合动力耦合系统、控制方法及车辆

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2866377B2 (ja) * 1986-05-06 1999-03-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 無段変速機
JP2005238898A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド車の駆動装置
JP4226610B2 (ja) * 2006-03-28 2009-02-18 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両
JP2009001120A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 動力伝達装置
JP5838884B2 (ja) * 2012-03-28 2016-01-06 トヨタ自動車株式会社 車両用変速装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016132270A (ja) 2016-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6381127B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP5942228B2 (ja) 自動変速機
JP6121261B2 (ja) 自動車両用ハイブリッド伝動装置
JP5892180B2 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
US9114699B2 (en) Hybrid drive apparatus
JP5832002B2 (ja) 無段変速機
JP5800088B2 (ja) 車両用動力伝達装置
WO2013114595A1 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP5733410B2 (ja) 電気自動車用駆動装置
CN108019480B (zh) 车辆及其无级变速传动系统
JP2016175575A (ja) 車両用駆動装置
US20190315220A1 (en) Power drive system and vehicle
JP2010269717A (ja) 車両の駆動装置
WO2015137124A1 (ja) 自動変速機
JPWO2015045771A1 (ja) 電気自動車用自動変速機
JP2011179668A (ja) 動力伝達装置及びハイブリッド駆動装置
WO2012035834A1 (ja) 無段変速機
JP2009036231A (ja) 変速装置
US10226992B2 (en) Power train for driving a motor vehicle with a variable-speed transmission device having a triple planetary gear set and especially a power train for a hybrid-type vehicle
WO2013077035A1 (ja) 無段変速機
JP2008002550A (ja) 動力伝達装置
WO2018079844A1 (ja) 車両用駆動伝達装置
JP3777965B2 (ja) 変速機
JP2002122207A (ja) 変速機
WO2024128198A1 (ja) 車両用駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6381127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150