JP6381116B2 - 野菜又は果実の剥皮装置 - Google Patents

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本発明が関係するのは、野菜又は果実の剥皮装置である。
一般的に知られる野菜又は果実の剥皮処理は、様々であり、例示すると、酵素処理、蒸気減圧処理、アルカリ処理、乾熱空気処理、湯剥き等である。このうち湯剥きを開示するのは、、非特許文献1及び2である。これらの何れの文献においても、野菜又は果実は、加熱される。次いで、野菜又は果実は、冷却されて、剥皮されている。冷却が行われるのは、水中である。
他方、特許文献1が開示するのは、食材の異物除去装置である。当該装置を構成するのは、水槽、及びバスケットである。バスケットが設けられているのは、水槽の内部である。バスケットに形成されているのは、複数の透孔である。透孔の機能は、浮遊又は沈降した異物を食材から分離することである。当該異物は、比較的小さいものであり、例示すると、毛や虫類等である。付言すると、当該装置が想定している用途は、食材の洗浄及び異物除去であって、剥皮ではない。
特許2872102号公報
クックパッド、「あっという間!トマト湯剥き」、平成26年7月10日検索、インターネット[http://cookpad.com/recipe/2576164] クックパッド、「母直伝 桃の皮の剥き方」、平成26年7月10日検索、インターネット[http://cookpad.com/recipe/2699294]
課題は、剥れた皮が滞留することである。剥れた皮は、軟質であるため、水中で広がり易い。仮に、特許文献1に係る装置を改造し水流を強めて剥皮しようとしても、広がった皮が排出されない。その理由は、透孔の径が小さいことである。つまり、皮の排出は、手作業によらざるを得なかった。そこで、本発明が可能にするのは、剥れた皮を効率的に排出することである。
本発明に係る剥皮装置が剥離するのは、野菜又は果実(以下、「野菜等」という)の皮である。当該野菜等を例示すると、トマト、桃、じゃがいも等である。当該装置を構成するのは、水槽、バスケットである。当該水槽が貯めるのは、水である。バスケットが設置されるのは、当該水槽の内側である。当該バスケットの上端側に形成されているのは、スリットである。すなわち、当該スリットが形成されているのは、満水時の水面近傍である。当該水槽において、貯められた水は、回流しており、それによって、野菜等の皮が剥がれる。水流の回転軸と平行をなすのは、水平面である。剥がれた皮の排出口は、当該スリットである。ここで、水平とは、鉛直方向(重力方向)に対して直交する方向である。当該説明において、「平行」が当然に許容するのは、多少の誤差である。
本発明によれば、スリットが形成されているのは、水面近傍である。他方、剥された皮が浮き上がって至るのは、水面近傍である。したがって、野菜等の皮は、剥された後、効率的に排出される。
本実施の形態に係る剥皮装置の側面破断図 本実施の形態に係る剥皮装置の上面図 本実施の形態に係る横スリット付きバスケットの側面図 本実施の形態に係る縦スリット付きバスケットの側面図 本実施の形態に係る剥皮装置における浴比及び吐出圧の相関図 本実施の形態から一般化された浴比及び吐出圧の相関図
<本実施の形態に係る剥皮装置の構成>
図1が示すのは、本実施の形態に係る剥皮装置10の側面破断図である。剥皮装置10が剥皮するのは、野菜又は果物(以下、野菜等という。)である。剥皮装置10を構成するのは、水槽20、バスケット30、噴射ノズル40である。剥皮装置10を詳説するために、本明細書が取り込むのは、特許2872102号の内容である。
水槽20が貯めるのは、液体である。液体を例示すると、水、水溶液、消毒液等である。以下の説明では、便宜上、液体を水とする。水槽20に形成されているのは、放出口21である。水槽20の材質を例示すると、ステンレス鋼であるが、これに限られない。水槽20が有するのは、底面及び側面である。つまり、水槽20の上面は、開放されている。
バスケット30が配置されているのは、水槽20の内側である。バスケット30の取付け先は、水槽20である。また、バスケット30を回転可能に支持するのは、軸31である。バスケット30の材質を例示すると、アルミニウムであるが、これに限られない。バスケット30に形成されているのは、導入孔32及びスリット33である。
図2が示すのは、本実施の形態に係る剥皮装置10の上面図である。複数の導入孔32a乃至32dの整列方向と平行をなすのは、軸31の設置方向である。導入孔32の形状を決めるのは、噴射ノズルの形状である。導入孔32の形状を例示すると、正円形、楕円形、正方形、長方形や網状等である。導入孔32の数を決めるのは、後述する噴射ノズル40の数である。スリット33の詳細は、後述する。
噴射ノズル40が発生するのは、水流である。噴射ノズル40が設けられているのは、水槽20の内側であり、かつ、バスケット30の外側である。噴射ノズル40が有するのは、噴射口41である。噴射口41a乃至41dの向きと平行をなすのは、側面視及び上面視で水平方向である。
樋50が導くのは、水である。樋50が設けられているのは、水槽20の側方である。樋50は、傾斜しており、それによって排水する。樋50が設けられている方向と平行をなすのは、側面視及び上面視で水平方向である。
<水の流れ>
以上の構成によれば、水の流れは、次のとおりである。バスケット30の内部において、水は、回流している(以下、「水流A」という。)。水流Aの回転方向は、図示のとおりである。つまり、水流Aの回転軸と平行をなすのは、水平面である。言い換えると、水流Aの回転軸と平行をなすのは、静止した水面である。水流Aによって回転するのは、野菜等である。野菜等は、回転することで、剥皮される。剥皮のメカニズムは、次のとおりである。野菜等に作用するのは、水流の力及び野菜等の力である。まず、水流の力が作用する先は、野菜等の裂け目である。この裂け目は、自然に又は人為的に形成されている。つまり、水流の浸入先が野菜等の表皮及び果実の間となり、それによって、表皮が剥がれる。次に、複数の野菜等は、それぞれ回転して、互いに衝突する。そのような摩擦力が働いて、表皮が剥がれる。
他方、バスケット30の外部において、水が流出する先は、樋0であり、それによって、排水される。このとき、水流Bが通過するのは、スリット33及び放出口21である。スリット33が通すのは、水流Bのみならず、野菜等の表皮も同様である。
<浴比、吐出圧、及び剥皮効果の関係>
図5が示すのは、剥皮装置10における浴比及び吐出圧の相関図である。浴比の算出式は、次のとおりである。
浴比=野菜等の投入量(kg)/水槽容積(L) ・・・(式1)
吐出圧とは、圧力であって水を配管に圧送する際のものである。本実施の形態において、配管の内径は、35.7mm(1.5S)であるが、これに限定されない。当該相関図によれば、吐出圧が一定で、浴比が増加すると、投入された野菜等の一部が剥皮されない。つまり、吐出圧及び浴比のバランスが崩れると、水流が回転しにくくなる。
図6が示すのは、本実施の形態から一般化された浴比及び吐出圧の相関図である。当該相関図において、領域Sで期待されるのは、投入された野菜等の全量が剥皮されることである。吐出圧及び浴比のバランスから、浴比が増加すれば、吐出圧も増加する。しかし、吐出圧が強すぎると、野菜等が傷む。そこで、吐出圧の上限値が定まることで、浴比の上限値も定まる。
<本実施の形態に係るスリット33の構成>
スリット33が形成されているのは、バスケット30の両側面である。当該両側面は、対向している。当該側面と垂直をなすのは、軸31の設置方向である。スリット33が形成されているのは、バスケット30の上端34の側である。言い換えると、スリット33が形成されているのは、水槽20の上面の近傍である。さらに言い換えると、スリット33が形成されているのは、満水時の水面の近傍である。当該水面が形成されるのは、バスケット30の上面又はそれよりもやや下側だからである。スリット33において、水は、勢いよく放出される。つまり、スリット33が効率的に吸い込むのは、浮き上がった表皮である。スリット33の短手方向の寸法は、野菜等が通過しないものであれば足りる。スリット33の長手方向は、次の2通りである。
図3が示すのは、本実施の形態に係る横スリット付バスケット30aの側面図である。スリット33aの長手方向と平行をなすのは、水平面である。水平とは、鉛直方向(重力方向)に対して直交する方向である。言い換えると、スリット33aの長手方向と平行をなすのは、静止した水面である。以上の説明において、多少の誤差は、当然に許容される。
図4が示すのは、本実施の形態に係る縦スリット付バスケット30bの側面図である。スリット33bの長手方向と平行をなすのは、鉛直方向である。鉛直方向とは、水平面に対して垂直な方向である。言い換えると、スリット33bの長手方向と垂直をなすのは、静止した水面である。以上の説明において、多少の誤差は、当然に許容される。
表1が示すのは、スリット33の長手方向と表皮の排出効率との関係である。本試験では、まず、表皮を投入し、次いで、水流を発生させた。水流を発生させた時間は、45秒間である。各値の算出式は、次のとおりである。
表皮の残存割合(%)=バスケット内に残存した表皮の重量/投入した表皮の重量 ・・・(式2)
表皮の排出割合(%)=(投入した表皮の重量−バスケット内に残存した表皮の重量)/投入した表皮の重量 ・・・(式3)
この比較結果によれば、望ましい排出条件は、スリット33の長手方向及び水平面(水面)が平行なことである。この結果から推測される原理は、次のとおりである。水流によって剥れた表皮が広がる方向は、水平方向である。スリット33aの長手方向と平行なのは、水平方向である。以上のとおり、表皮が広がる方向及びスリット33aの長手方向が一致するので、表皮がより効率的に排出される。
Figure 0006381116
本実施の形態によれば、スリット33が形成されているのは、水面近傍である。他方、剥れた表皮が浮き上がって至るのは、水面近傍である。つまり、剥れた表皮は、効率的に排出される。
本実施の形態によれば、スリット33aの長手方向と平行をなすのは、静止した水面(水平面)である。他方、剥がれた表皮が浮き上がって広がる方向は、水平方向である。つまり、剥れた表皮は、より効率的に排出される。
本発明が産業上の利用可能な分野は、野菜惣菜事業、野菜調味料事業、野菜加工業、果実加工業等である。
10 剥皮装置
20 水槽
30 バスケット
33 スリット

Claims (2)

  1. 剥皮装置であって、それを構成するのは、少なくとも、以下であり、
    :前記水槽が貯めるのは、水であり、かつ、
    バスケット:前記バスケットが設置されるのは、前記水槽の内側であり、前記バスケットの側面の上端側に形成されているのは、スリットであり、かつ
    噴射口:前記噴射口が設けられているのは、前記水槽の内側であり、
    前記噴射口から噴射されるのは、水であり、
    前記噴射口の向きと略平行をなすのは、水平面かつ前記側面であり、
    それによって、貯められた水は、回流しており、野菜又は果実の皮が剥がれる。
  2. 請求項の剥皮装置であって、
    前記スリットが形成されているのは、満水時の水面近傍である。
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