JP6380464B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転支援装置に関するものである。
最近の車両では運転支援を行うものが多くなっており、例えば車線維持制御、自動ブレーキ制御、追従式の定速走行制御(オートクルーズ制御)等が既に実用化されている。特許文献1には、運転者の緊張状態を緩和するために、周辺環境への注意を低減させるものが開示されている。特許文献2には、制御介入により運転状態での筋緊張を緩和するものが開示されている。
特開平06−255519号公報 特開平07−069233号公報
ところで、最近では、例えばハンドル操作、ブレーキ操作、アクセル操作といった複数種の運転操作について個々に運転技量を評価すると共に、複数種の運転操作を総合した運転技量の評価を行うようにした車両が実用化されている。運転者は、運転技量の評価(評価値)を知ることにより、自分が行っている運転操作についての反省点を見いだして、運転技量を向上させることが可能となる。とりわけ、車両の挙動を不安定化する運転操作を行ってしまったときに、この不安定化の原因となる運転操作を知ることは、車両の挙動安定を確保できる運転操作を知得させることとなって、運転への集中を高める上でも好ましいものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、複数種の運転操作についての個々の運転技量の評価を報知する場合に、運転状況に応じて車両の挙動安定化の上で重要なものから優先して報知できるようにした運転支援装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
運転者による複数種の運転操作について個々に運転技量を評価する運転技量評価手段と、
運転者による運転状況を検出する運転状況検出手段と、
前記運転技量評価手段で評価された複数種の運転操作についての運転技量を順番に報知する報知手段と、
前記報知手段に報知する複数種の運転技量の報知順を、前記運転状況検出手段により検出された運転状況に応じて、前記運転技量評価手段により評価される複数種の運転操作のうち車両の挙動安定に重要なものから順に行うように優先付けする報知順決定手段と、
運転者が漫然状態であるか否かを判定する漫然態判定手段と、
を備え、
前記漫然状態判定手段によって運転者が漫然状態であると判定されたことを条件として、前記報知順決定手段による報知順の順位付けが行われるようにされ、
さらに、
運転者の状態を検出する運転者状態検出手段と、
運転者による運転操作状態を検出する運転状態検出手段と、
運転者による運転操作とは無関係な車載機器の操作状態を検出する機器操作状態検出手段と、
前記各検出手段での検出結果に基づいて、運転者の運転に対する集中度合いと運転に対する余裕度合いとをパラメータとする複数の類型に分類する分類手段と、
を備え、
前記分類手段は、運転に対する集中度合いが低くかつ運転に対する余裕度合いが低くなって運転以外への集中度合いが高くなる第1類型と、運転に対する集中度合いが低くかつ運転に対する余裕度合いが高くて運転に対する余裕が十分にある第2類型と、運転に対する集中度合いが高くかつ運転に対する余裕度合いが低くて外的要因によって運転への外的集中が高くなっている第3類型と、運転に対する集中度合いが高くかつ運転に対する余裕度合いが高くて運転への内的な集中が高くなっている第4類型と、に分類し、
前記漫然状態判定手段は、前記分類手段によって前記第2類型であると分類されたときに運転者が漫然状態であると判定する、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、運転者は、複数種の運転操作に関する運転技量の評価のうち、運転状況に応じて車両の挙動安定に重要な運転技量の評価を優先して知ることができる。これにより、運転者は、運転状況に応じて車両の挙動安定のために必要な運転操作について的確に学習して、効果的に運転技量の向上が図られるのみならず、早期に車両の挙動安定を可能として運転そのものに対する集中を高める上でも好ましいものとなり、さらには運転者に対して車両の挙動を安定させる方向へ運転操作するように促して安全確保の上でも好ましいものとなる。以上に加えて、運転状況に応じて車両の挙動安定に重要な運転操作についての運転技量の評価を優先して知ることにより、漫然状態から運転に対して集中する状態へと運転者状態を移行させる上で好ましいものとなる。また、運転者状態について、運転への集中度合いと運転への余裕度合いとをパラメータとして4種類の類型に分類して、漫然状態であることを精度よく判定することができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
運転技量の評価対象とされる前記複数種の運転操作として、少なくとも、ハンドル操作、ブレーキ操作、アクセル操作を含むものとされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、運転操作として頻繁に行われることが多くしかも車両の挙動に大きな影響を与えるハンドル操作、ブレーキ操作、アクセル操作についての運転技量を高める上で、また急ハンドル、急ブレーキ、急加減速を防止あるいは抑制して車両の挙動安定や安全確保の上で好ましいものとなる。
前記運転状況検出手段によって前方車両との車間距離が小さし過ぎていることが検出されたときに、前記報知順決定手段は、ブレーキ操作に関する運転技量の評価を報知順位の1番目として決定する、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、ブレーキ操作についての運転技量の評価を優先して知ることにより、車間距離を小さくし過ぎてしまう事態を防止あるいは抑制して、安全確保の上で好ましいものとなり、また車両走行時に発生する急減速や急加速を防止あるいは抑制して前後方向における車両の挙動を安定させる上で好ましいものとなる。
前記運転状況検出手段によって急ハンドル操作が検出されたときに、前記報知順決定手段は、ハンドル操作に関する運転技量の評価を報知順位の1番目として決定する、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ハンドル操作についての運転技量の評価を優先して知ることにより、急ハンドルを行ってしまう事態を防止あるいは抑制して、安全確保の上で好ましいものとなり、また横方向における車両の挙動を安定させる上で好ましいものとなる。
前記運転状況検出手段によって急加速が検出されたときに、前記報知順決定手段は、アクセル操作に関する運転技量の評価を報知順位の1番目として決定する、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、アクセル操作についての運転技量の評価を優先して知ることにより、急加速を行ってしまう事態を防止あるいは抑制して、安全確保や前後方向における車両の挙動安定を確保する上で好ましいものとなる。
前記報知手段による前記複数種の運転技量の評価の報知が、運転者によりマニュアル操作されるスイッチ手段による操作に応じて順次変更される、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、1番目に報知される運転操作とは異なる運転操作についての運転技量の評価を、運転者の要望に応じて適宜報知することができる。
前記複数種の運転操作についての運転技量の評価が所定のしきい値以下となる低レベルであることを条件に、前記報知順決定手段による報知順の順位付けが行われる、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、不必要に優先順位付けすることを防止して、制御系の負担軽減等の上で好ましいものとなる。
前記複数種の運転操作についての運転技量の評価が所定のしきい値以下となる低レベルであるときは、直ちに前記報知手段による報知が行われる、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、運転者は、評価が低くなる運転操作について即座に反省して、より効果的に運転技量の向上を図りつつ、すみやかに車両の挙動安定を図る上で好ましいものとなる。
本発明によれば、複数種の運転操作についての個々の運転技量の評価を報知する場合に、運転状況に応じて車両の挙動安定化の上で重要なものから優先して報知して、運転技量の向上の上で、また車両の挙動を安定させて運転に対する集中を高めたり安全確保の上で好ましいものとなる。
本発明の制御系統例を示す図。 4つの類型の内容をまとめて示す図。 4つの類型を判定するための各種パラメータの例を示す図。 本発明の制御例を示す図。 図4におけるドライバ状態を判定するためのフローチャート。 図5の続きを示すフローチャート。 図6の続きを示すフローチャート。 運転スキル判定の制御例を示すフローチャート。 運転スキルを判定するための具体例を示す図。 運転技量の報知の一例を示す図。運転意欲向上のための制御例を図式的に示す図。
図1は、本発明の制御系統例を示すもので、図中Uは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)である。このコントローラUには、各種センサあるいは機器類S1〜S8からの信号が入力される。S1は、アクセル開度を検出するアクセルセンサである。S2は、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキセンサである。S3は、舵角を検出するステアリングセンサである。S4は、運転者の顔部分を撮像する撮像手段としての車室内カメラである。S5は、車両外部の状況、特に自車両の前方の状況を撮像するための車外カメラである。S6は、自車両前方の障害物等までの距離を検出するレーダである。S7は、ナビゲーション装置であり、地図情報と自車両の現在位置情報とが取得される。S8は、運転者によりマニュアル操作されて、複数種ある運転技量の評価について、報知するものを順次変更するためのものとなっている。
コントローラUは、後述する運転支援のために、各種機器類S11〜S16を制御する。S11は、運転席の前方に設けられたヘッドアップディスプレイである。S12は、車室内に向けて音声を発するスピーカである。S13は、追従式の定速走行装置(オートクルーズ装置)であり、実施形態では全車速域(0km/hを超える極低車速から最高車速の範囲)でもって作動されるものとなっている。S14は、パワーステアリング装置であり、特に自動操舵を行うためのものとなっている。S15は、スロットルアクチュエータであり、スロットル特性を変更するためのものとなっている(アクセル開度に対するスロットル開度の特性を変更するためのもの)。S16は、ルームミラーであり、例えば液晶表示方式によって反射率が変更可能となっていて、運転者が目視したときの後方の状況(特に後続車両)の見え方を変更するためのものとなっている。
コントローラUは、後述する各種の運転支援のために、2種類のデータベース(DB)D1、D3を有する。このデータベースD1、D3は、実際には、外部接続された大容量の記憶手段により構成されている。データベースD1は、エキスパート(ベテラン)ドライバが運転したときに行われる模範の運転操作(アクセルペダルの踏み込み具合、ブレーキペダルの踏み込み具合、ステアリングハンドルの操作タイミングや操作量等)を記憶しているもので、各種の走行状況に対応した模範の運転操作が記憶している。データベースD3は、運転者により行われが実際の運転操作を記憶しておくものであり、実施形態ではアクセルペダルおよびブレーキペダルについての操作状況を記憶するものとなっている。なお、図1に示す各出力機器類S1〜S8、S11〜S16の中には、本発明では用いないものも含まれている。
次に、図2を参照しつつ、運転者の状態がどのような状態であるかを、4種類の類型に分類する点について説明する。この類型への分類を行う前提として、運転者の運転に対する集中度合いと余裕度合いの点についてまず説明する。
運転に対する集中としては、その内容に応じて、以下のような第1〜第4の4種類の集中が設定される。すなわち、第1に、運転への外的な(受動的な)集中であり、外的要因によって運転操作を強いられるような状況であり、運転意欲が低い状態となる。第2に、内的な(能動的な)集中であり、運転者自らが積極的な意思をもって運転操作している状態で、運転意欲が高くて好ましい状態となる。第3に、運転以外の集中が設定される(例えば、ナビゲーション装置の画面操作や、電話による対話等への集中)。第4に、集中に対する余裕分で、何に対しても集中していない状態である(運転の集中に対するスペアの余裕分で、図面中の記載においてスペアキャパと称することもある)。
上記4種類の各集中度合いの合計を100%としたとき、運転への集中度合いが、外的な集中と内的な集中との加算値分の割合とされる。また、運転者の運転に対する余裕度合いが、内的な集中とスペアの余裕分との加算値分の割合とされる。
4種類の類型として、第1類型〜第4類型が設定される。第1類型は、運転への集中度合いが低くかつ運転に対する余裕度合いが低い場合であり、具体的には脇見運転しているようなときが想定される。第2類型は、運転への集中度合いが低くかつ運転に対する余裕度合いが高い場合で、具体的には自動運転や漫然状態のときが想定される。第3類型は、運転への集中度合いが高くかつ運転に対する余裕度合いが低い場合とされる。この第3類型に該当するときは、例えば、後続車両に接近されているようなときで、運転者が緊張状態であると判定されるようになっている。第4類型は、運転への集中度合いが高くかつ運転に対する余裕度合いが高い場合であり、理想的な運転状態とされる。
図3は、車内カメラS4によって撮像された画像から得られる運転者状態、つまり運転者の顔表情や視線方向、瞳孔状態等と、アクセルペダル(Aペダル)やブレーキペダル(Bペダル)の操作状況とに基づいて、外的な集中度合い、内的な集中度合い、運転以外への集中度合いおよびスペアの余裕度合いがそれぞれ判定される。そして、各判定結果を総合して、前述した4種類の類型のうち現在どの類型に該当するかが判定される。
コントローラUは、運転者が第2類型に該当する場合、つまり漫然状態にあると判定したときに、複数種の運転操作について個々行われる運転技量の評価を報知する順について優先付けして、運転に対する集中(内的集中)を高められるように制御する。以下、図4〜図7のフローチャートを参照しつつ、コントローラUによる制御例について説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。なお、実施形態では、ハンドル操作、ブレーキ操作、アクセル操作の少なくとも3種類の運転操作について、個々に運転技量の評価を行うようになっている。なお、運転技量の評価の点については後述する。
まず、図4のQ1において、後述するように、ドライバ状態の判定が行われる。このQ1での判定は、4種類の類型のうち運転者が現在どの類型に該当するかを判定するものである。Q2では、運転者が漫然状態であるか否か、つまり前述した第2類型に該当するか否かが判別される。このQ2の判別でNOのときは、運転支援は行わないということで、Q1に戻る。
Q2の判別でYESのときは、Q3において、前方車両の車間距離が近すぎるか否かが判別される。このQ3の判別でYESのときは、Q4において、複数種の運転技量の評価の報知順についての順位付けが、パターンAとして設定される。具体的には、報知する順番として、1番目がブレーキ操作、2番目がアクセル操作、3番目がハンドル操作とされる。
前記Q3の判別でNOのときは、Q5において、急ハンドル操作が行われか否かが判別される。このQ5の判別でYESのときは、Q6において、複数種の運転技量の評価の報知順についての順位付けが、パターンBとして設定される。具体的には、報知する順番として、1番目がハンドル操作、2番目がアクセル操作、3番目がブレーキ操作とされる。
前記Q5の判別でNOのときは、Q7において、急加速が行われたか否かが判別される。このQ7の判別でYESのときは、Q8において、複数種の運転技量の評価の報知順についての順位付けが、パターンCとして設定される。具体的には、報知する順番として、1番目がアクセル操作、2番目がブレーキ操作、3番目がハンドル操作とされる。
前記Q4、Q6あるいはQ8の後は、それぞれ、Q9において、優先順位付けされた順でもって、運転技量の評価がヘッドアップディスプレイS11に行われる。具体的には、Q6で設定された優先順位付けのパターンBのときは、例えば図10に示すように、「ハンドル操作の評価(評価値)が1.5」で、「急ハンドルです」、という報知(表示)が行われる。なお、運転技量は、例えば5点が満点(最良で、お手本のドライバと同程度のレベル)で、2.5点が標準であり、例えば所定のしきい値となる2.0点以下のときが、運転技量が劣るために運転者に対して今後の修正(反省)が要求される運転技量のレベルとなる。
図10においては、急ハンドルを避けるために注意すべき運転操作に対する修正内容として、例えば「カーブのもう少し手前から、ゆっくりとハンドル操作を行いましょう。」のように報知(表示)される。なお、上記修正内容は、例えばナビゲーション装置S7等からの道路状況や車速等に応じて適宜設定される。例えば、カーブの進入前の車速が高すぎることによって急ハンドルとなってしまった場合は、例えば、「カーブの手前では、車速を十分に低下するように心がけましょう。」というような表示が行われる。
上述のように、優先順位パターンBでは、1番目つまり当初はハンドル操作についての運転技量の評価が報知されている状態である。この状態から、運転者がマニュアルスイッチS8を操作することにより、2番目の優先順位となるアクセル操作についての運転技量の評価が報知され、さらにマニュアルスイッチS8を操作することにより3番目の優先順位となるブレーキ操作についての運転技量の評価が報知される。
Q4で設定される優先順位パターンAでは、まずブレーキ操作についての運転技量が報知される(マニュアルスイッチS8の操作によって、順次他の運転操作についての運転技量の評価が報知される)。また、Q8で設定される優先順位パターンCでは、まずアクセル操作についての運転技量が報知される(マニュアルスイッチS8の操作によって、順次他の運転操作についての運転技量の評価が報知される)。ブレーキ操作について運転技量の報知は、例えば、「車間距離を十分にとるようにしましょう」とか「ブレーキの踏み始めはもう少しゆっくりと行いましょう」のように行われる。
前記Q7の判別でNOのとき、あるいはQ9の後は、リターンされる。
図5〜図7は、図4のQ1の詳細を示すものである。すなわち、図5のQ11において、データ入力された後、Q12において、運転者の顔向きオフセット(脇見対応)が大きいか否かが判別される。このQ12の判別でYESのときは、Q13において、運転以外の集中量について加点される(例えば20点)。
Q13の後、あるいはQ12の判別でNOのときは、それぞれQ14において、主運転操作(例えばアクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作等の車両の挙動を変化させるための運転操作)以外の操作頻度が大であるか否か(あらかじめ設定されたしきい値以上であるか否か)が判別される。このQ14の判別でYESのときは、Q15において、運転以外の集中量について加点される(例えば20点)。
Q15の後、あるいはQ14の判別でNOのときは、それぞれQ16において、主運転操作以外の操作時間が大であるか否か(あらかじめ設定されたしきい値以上であるか否か)が判定される。このQ16の判別でYESのときは、Q17において、運転以外の集中量について加点される(例えば20点)。
Q17の後、あるいはQ16の判別でNOのときは、それぞれQ18において、運転者の頭部の揺れが大であるか否か(あらかじめ設定されたしきい値以上であるか否か)が判定される。このQ18の判別でYESのときは、Q19において、スペアの余裕量について加点される(例えば20点)。
Q19の後、あるいはQ18の判別でNOのときは、それぞれQ20において、アクセルペダルとブレーキペダルとの間での踏み替え遅れ時間が大であるか否か(あらかじめ設定されたしきい値以上であるか否か)が判定される。このQ20の判別でYESのときは、Q21において、スペアの余裕量について加点される(例えば20点)。
Q21の後、あるいはQ20の判別でNOのときは、それぞれQ22において、運転者の視線移動速度が低いか否か(あらかじめ設定されたしきい値以下であるか否か)が判定される。このQ22の判別でYESのときは、Q23において、スペアの余裕量について加点される(例えば20点)。
Q23の後、あるいはQ22の判別でNOのときは、それぞれ、図6のQ31において、運転者の顔向き方向と視線方向との一致度が高いか否か(一致度があらかじめ設定されたしきい値範囲内であるか否か)が判定される。このQ31の判別でYESのときは、Q32において、運転に対する能動的な(内的な)集中量について加点される(例えば20点)。
Q32の後、あるいはQ31の判別でNOのときは、それぞれQ33において、アクセル開度の保持時間が大であるか否か(あらかじめ設定されたしきい値以上であるか否か)が判定される。このQ33の判別でYESのときは、Q34において、運転に対する能動的な(内的な)集中量について加点される(例えば20点)。
Q34の後、あるいはQ33の判別でNOのときは、それぞれQ35において、アクセルペダルとブレーキペダルとの間での踏み替え時間のばらつき(標準偏差)が小であるか否か(あらかじめ設定されたしきい値以下であるか否か)が判定される。このQ35の判別でYESのときは、Q36において、運転に対する能動的な(内的な)集中量について加点される(例えば20点)。
Q35の判別でNOのときは、Q37において、受動的な(外的な)運転集中量について加点される(例えば50点)。
Q37の後は、図7におけるQ41において、運転以外の集中量(の合計点)が0よりも大きいか否かが判別される。このQ41の判別でYESのときは、Q42において、運転者が脇見状態、つまり第1類型に該当すると判定される。
Q41の判別でNOのときは、Q43において、スペア余裕量(の合計値)が、受動的運転集中量(の合計値)と能動的運転集中量(の合計値)との加算値よりも大きいか否かが判別される。このQ43の判別でYESのときは、Q44において、運転者が漫然状態、つまり第2類型に該当すると判定される。
Q43の判別でNOのときは、Q45において、能動的集中量(の合計値)が受動的集中量(の合計値)よりも大きいか否かが判別される。このQ45の判別でYESのときは、Q46において、運転者が理想状態(第4類型)であると判定される。一方、Q45の判別でNOのときは、Q47において、運転者が、緊張状態(第3類型)であると判定される。
次に、各運転操作についての運転技量の評価を判定する手法について、図8のフローチャートおよび図9を参照しつつ説明する。なお、運転技量の評価は、図4に示す制御とは独立して(並列に)行われる。まず、図8のQ51において、運転評価の実行指令が行われる(運転評価のためのデータ取得に要する所定時間を設定)。この後、Q52において、一定時間分について、ステアリングハンドルとアクセルペダルとブレーキペダルの操作状況が蓄積される(実操作データベースD3への記憶)。この後Q53において、データベースD1から読み出されたエキスパートドライバによる操作状況と、データベースD3に記憶されている運転者の操作状況とを比較して、運転評価点が算出される。そして、Q54において、運転評価点に基づいて、運転スキルが高いか低いかの判定が行われる(0〜5C点の間での点数付けによる評価)。
上記Q53での運転評価点の算出は、例えば図9に示すように行われる。なお、図9では、簡単化のために、ステアリングハンドルの操作に関しては省略してある。すなわち、アクセルペダルについて開度保持時間と踏み込み遅れ時間、およびアクセルペダルとブレーキペダルとの間での踏み替え時間との3つの要素について、エキスパートドライバとの時間差分(実施形態では3段階の時間差を設定)に応じて評価点が付与される。そして、Q54での運転スキルの判定は、上記3つの要素についての各評価点の合計点が所定のしきい値以上であれば高スキルであると判定され、当該所定のしきい値未満であれば低スキルであると判定される。
図9に示す運転技量の評価は、複数種(アクセル操作とブレーキ操作)の運転操作を総合したものとなる。この図9の場合とは別に、ブレーキ操作とアクセル操作とハンドル操作とについて、個々に、運転技量が評価される。そして、個々の運転技量の評価が所定のしきい値(前述したように、0〜5点の間で評価する場合に2.0)以下の場合に、図4のQ4、Q6あるいはQ8で示すように複数種の運転技量の評価について優先順位付けが行われて、この優先順位付けされた順番でもってQ9での報知が行われる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。図4において、Q2の判別を有しないものであってもよい(運転技量の評価を報知する際の優先順位付けのパターンの設定を、漫然状態であることを条件としない)。運転技量の評価の報知は、複数種の運転操作のうち任意の1つの運転操作について、運転技量の評価が所定のしきい値以下の場合にただちに行うのが好ましいが、車両が安定した状態(例えば直進の定常走行となった時)を待って行うようにしてもよく、あるいはエンジン停止時(アイドルストップによる自動停止時を含む)に行うようにしてもよい。運転技量の評価の報知(特に満点でない運転操作に関する評価の報知)を複数種の運転操作の間において変更するには、運転者によるマニュアルスイッチの操作に応じて順次変更する他、所定時間(例えば5秒)経過毎に、優先順位にしたがって自動的に順次変更するようにしてもよい。運転技量の評価の報知は、ヘッドアップディスプレイS11に限らず、例えばインストルメントパネルの車幅方向略中央部に設けたディスプレイに対して行うようにしてもよく、ナビゲーション装置S7用のディスプレイに対して行うようにしてもよい。運転技量の評価の報知は、ディスプレイによる報知(表示)に限らず、音声による報知とすることもできる.特に、音声による報知は、運転技量が低いと判定された直後に行う場合に効果的であり、ディスプレイによる報知と音声による報知との両方を行うようにしてもよい。音声による報知を行う場合は、報知の優先順位で1番目のものについてのみ行うこともできる。マニュアル変速機を有する車両の場合は、シフト操作についての運転技量の評価を行うようにすることもできる。運転技量の評価の報知についての優先順位付けが行われるときの運転状況としては、図4に示す場合(Q3、Q5、Q7の場合)はあくまで例示であり、この他に種々の場合を設定できる。フローチャートに示す各ステップあるいはステップ群は、コントローラUの有する機能を示すもので、この機能を示す名称に手段あるいは部の文字を付して、コントローラUの有する構成要件として把握することができる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、運転技量の向上を得つつ車両の挙動安定化を図る上で好ましいものとなる。
U:コントローラ
S1:アクセルセンサ
S2:ブレーキセンサ
S3:舵角センサ
S4:車内カメラ(運転集中度合い、楽しさの感情検出等)
S5:車外カメラ(周囲状況検出)
S6:レーダ
S7:ナビゲーション装置
S11:ヘッドアップディスプレイ
S12:スピーカ
S13:オートクルーズ
S14:パワーステアリング装置
S15:スロットルアクチュエータ
D1:第1データベース
D3:第3データベース

Claims (8)

  1. 運転者による複数種の運転操作について個々に運転技量を評価する運転技量評価手段と、
    運転者による運転状況を検出する運転状況検出手段と、
    前記運転技量評価手段で評価された複数種の運転操作についての運転技量を順番に報知する報知手段と、
    前記報知手段に報知する複数種の運転技量の報知順を、前記運転状況検出手段により検出された運転状況に応じて、前記運転技量評価手段により評価される複数種の運転操作のうち車両の挙動安定に重要なものから順に行うように優先付けする報知順決定手段と、
    運転者が漫然状態であるか否かを判定する漫然態判定手段と、
    を備え、
    前記漫然状態判定手段によって運転者が漫然状態であると判定されたことを条件として、前記報知順決定手段による報知順の順位付けが行われるようにされ、
    さらに、
    運転者の状態を検出する運転者状態検出手段と、
    運転者による運転操作状態を検出する運転状態検出手段と、
    運転者による運転操作とは無関係な車載機器の操作状態を検出する機器操作状態検出手段と、
    前記各検出手段での検出結果に基づいて、運転者の運転に対する集中度合いと運転に対する余裕度合いとをパラメータとする複数の類型に分類する分類手段と、
    を備え、
    前記分類手段は、運転に対する集中度合いが低くかつ運転に対する余裕度合いが低くなって運転以外への集中度合いが高くなる第1類型と、運転に対する集中度合いが低くかつ運転に対する余裕度合いが高くて運転に対する余裕が十分にある第2類型と、運転に対する集中度合いが高くかつ運転に対する余裕度合いが低くて外的要因によって運転への外的集中が高くなっている第3類型と、運転に対する集中度合いが高くかつ運転に対する余裕度合いが高くて運転への内的な集中が高くなっている第4類型と、に分類し、
    前記漫然状態判定手段は、前記分類手段によって前記第2類型であると分類されたときに運転者が漫然状態であると判定する、
    ことを特徴とする運転支援装置。
  2. 請求項1において、
    運転技量の評価対象とされる前記複数種の運転操作として、少なくとも、ハンドル操作、ブレーキ操作、アクセル操作を含むものとされている、ことを特徴とする運転支援装置。
  3. 請求項2において、
    前記運転状況検出手段によって前方車両との車間距離が接近し過ぎていることが検出されたときに、前記報知順決定手段は、ブレーキ操作に関する運転技量の評価を報知順位の1番目として決定する、ことを特徴とする運転支援装置。
  4. 請求項2において、
    前記運転状況検出手段によって急ハンドル操作が検出されたときに、前記報知順決定手段は、ハンドル操作に関する運転技量の評価を報知順位の1番目として決定する、ことを特徴とする運転支援装置。
  5. 請求項2において、
    前記運転状況検出手段によって急加速が検出されたときに、前記報知順決定手段は、アクセル操作に関する運転技量の評価を報知順位の1番目として決定する、ことを特徴とする運転支援装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記報知手段による前記複数種の運転技量の評価の報知が、運転者によりマニュアル操作されるスイッチ手段による操作に応じて順次変更される、ことを特徴とする運転支援装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記複数種の運転操作についての運転技量の評価が所定のしきい値以下となる低レベルであることを条件に、前記報知順決定手段による報知順の順位付けが行われる、ことを特徴とする運転支援装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記複数種の運転操作についての運転技量の評価が所定のしきい値以下となる低レベルであるときは、直ちに前記報知手段による報知が行われる、ことを特徴とする運転支援装置。
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