JP6379945B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
前記電源制御部は、前記電源装置の立ち上げ時に、前記電源電圧を複数の昇圧ステップを経て、所定の第1電圧まで段階的に昇圧させ、さらに、前記電源電圧の前記第1電圧への昇圧中に、前記スイッチ部に、前記電源装置から前記電源電圧の前記駆動装置への供給を開始させ、
前記駆動制御部は、前記電源電圧の昇圧状態が、前記電源電圧が前記第1電圧に昇圧される最終の昇圧ステップへ移行すると同時、又は、前記最終の昇圧ステップへ移行した直後に、前記電源装置から供給される電圧を前記駆動素子に印加するように、前記駆動装置を制御することを特徴とするものである。
前記電源制御部は、前記電源装置の立ち上げ時に、前記電源電圧を複数の昇圧ステップを経て、所定の第1電圧まで段階的に昇圧させ、さらに、前記電源電圧の前記第1電圧への昇圧中に、前記スイッチ部に、前記電源装置から前記電源電圧の前記駆動装置への供給を開始させ、
前記駆動制御部は、前記電源電圧の昇圧状態が、前記電源電圧が前記第1電圧に昇圧される最終の昇圧ステップよりも、少なくとも1つ前の昇圧ステップにあるときに、前記電源装置から供給される電圧を前記駆動素子に印加するように、前記駆動装置を制御することを特徴とするものである。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、搬送機構5と、電源装置6、制御装置7等を備えている。
次に、インクジェットヘッド4について詳細に説明する。図3は、インクジェットヘッド4の上面図である。図4は、図3のA部拡大図である。図5は、図4のV-V線断面図である。尚、図3では、図面をわかりやすくするために、圧電アクチュエータ42を覆うように配置されているCOF70を二点鎖線で示している。また、図4では、COF70の図示を省略している。
図5に示すように、流路ユニット41は、複数枚のプレート51〜59が積層された構造を有する。複数枚のプレート51〜59は、互いに積層された状態でそれぞれ接着剤によって接合されている。複数枚のプレート51〜59のうちの、最下層のプレート59は、ポリイミド等の合成樹脂からなるノズルプレートである。このノズルプレート59には、複数のノズル40が形成されている。複数のノズル40は、搬送方向に配列されており、また、走査方向に並ぶ4列のノズル列を構成している。4列のノズル列は、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクをそれぞれ吐出するものである。
圧電アクチュエータ42は、上述した流路ユニット41の上面に配置されている。図3〜図5に示すように、圧電アクチュエータ42は、振動板60と、圧電層64,65と、複数の個別電極62と、共通電極66を備えている。
ところで、上記のプリンタ1において、ユーザによって電源スイッチ20(図2参照)がONにされたときには、制御装置7は、電源装置6で生成される電源電圧を、所定の目標電圧V1まで昇圧する処理を行う。ここで、電源電圧を急激に昇圧すると、昇圧途中に電源電圧が不安定になる虞があるため、電源電圧を段階的に昇圧して徐々に電圧を上げていく。
本実施形態では、図6(a)に示すように、制御装置7は、電源電圧を、個々に制御目標値Vt(Vt1,Vt2,Vt3,Vt4(=V1))が設定された4段階の昇圧ステップを経て、電源電圧を目標電圧V1まで段階的に昇圧させる。
(1段目)Vt1へ昇圧、n1回の電圧チェック
→(2段目)Vt2へ昇圧→n2回の電圧チェック
→(3段目)Vt3へ昇圧→n3回の電圧チェック
→(4段目)Vt4へ昇圧→n4回の電圧チェック
4段目の制御目標値のVt4は、電源電圧の最終的な目標電圧であるV1である。4段目の昇圧ステップにおいて、n4回の電圧チェックが完了したときに(時間T4)、制御装置7は、電源電圧が目標電圧V1で安定したと判断する。
ところで、電源投入時には、上記の電源電圧の昇圧の他、プリンタ1の各部について様々な準備動作を行う必要がある。そのような準備動作の1つとして、インクジェットヘッド4の各ノズル40からインクを吐出させるフラッシングがある。プリンタ1の停止状態が続くと、各ノズル40内のインクが乾燥によって増粘する。そこで、プリンタ1の電源投入時には、複数のノズル40のそれぞれについてフラッシングを行って、ノズル40内の増粘したインクを排出させる。
4 インクジェットヘッド
6 電源装置
7 制御装置
40 ノズル
42 圧電アクチュエータ
61 活性部
71 ドライバIC
Claims (4)
- 複数のノズルと、前記複数のノズルからそれぞれ液体を吐出させる複数の駆動素子を有する液体吐出ヘッドと、
前記複数の駆動素子に電圧を印加することにより、前記複数の駆動素子を駆動する駆動装置と、
前記駆動装置を制御する駆動制御部と、
前記駆動装置に、前記複数の駆動素子を駆動するための電圧を生成する電源装置と、
前記電源装置から前記駆動装置への電圧供給を行うためのスイッチ部と、
前記電源装置と前記スイッチ部を制御する電源制御部と、を備え、
前記電源制御部は、
前記電源装置の立ち上げ時に、
前記電源電圧を複数の昇圧ステップを経て、所定の第1電圧まで段階的に昇圧させ、
さらに、前記電源電圧の前記第1電圧への昇圧中に、前記スイッチ部に、前記電源装置から前記電源電圧の前記駆動装置への供給を開始させ、
前記駆動制御部は、
前記電源電圧の昇圧状態が、前記電源電圧が前記第1電圧に昇圧される最終の昇圧ステップへ移行すると同時、又は、前記最終の昇圧ステップへ移行した直後に、前記電源装置から供給される電圧を前記駆動素子に印加するように、前記駆動装置を制御することを特徴とする、液体吐出装置。 - 前記電源電圧の昇圧状態が前記最終の昇圧ステップに移行したときに、前記電源電圧に発生する変動の周期をTとしたときに、
前記電源制御部は、前記電源電圧の昇圧状態が前記最終の昇圧ステップに移行してから、前記周期Tの半分の時間が経過したときに、前記スイッチ部に、前記電源装置から前記駆動装置への電圧供給を開始させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 複数のノズルと、前記複数のノズルからそれぞれ液体を吐出させる複数の駆動素子を有する液体吐出ヘッドと、
前記複数の駆動素子に電圧を印加することにより、前記複数の駆動素子を駆動する駆動装置と、
前記駆動装置を制御する駆動制御部と、
前記駆動装置に、前記複数の駆動素子を駆動するための電圧を生成する電源装置と、
前記電源装置から前記駆動装置への電圧供給を行うためのスイッチ部と、
前記電源装置と前記スイッチ部を制御する電源制御部と、を備え、
前記電源制御部は、
前記電源装置の立ち上げ時に、
前記電源電圧を複数の昇圧ステップを経て、所定の第1電圧まで段階的に昇圧させ、
さらに、前記電源電圧の前記第1電圧への昇圧中に、前記スイッチ部に、前記電源装置から前記電源電圧の前記駆動装置への供給を開始させ、
前記駆動制御部は、
前記電源電圧の昇圧状態が、前記電源電圧が前記第1電圧に昇圧される最終の昇圧ステップよりも、少なくとも1つ前の昇圧ステップにあるときに、前記電源装置から供給される電圧を前記駆動素子に印加するように、前記駆動装置を制御することを特徴とする、液体吐出装置。 - 前記駆動制御部は、前記電源装置から供給される電圧を、全ての前記駆動素子に印加するように、前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置。
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