JP2020082597A - 液体噴射装置および液体噴射装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動信号の周期の短縮と、駆動信号の信号数の削減とを両立する。【解決手段】圧力室内の液体をノズルから噴射させる駆動素子と、前記駆動素子に噴射波形を供給することで液体を前記ノズルから噴射させる動作と、前記噴射波形の一部を前記駆動素子に供給することで、前記ノズルから液体を噴射させずに当該ノズル内の液面を振動させる動作とを実行する駆動部とを具備する液体噴射装置。【選択図】図6
Description
本発明は、インク等の液体を噴射する技術に関する。
液体をノズルから噴射する液体噴射ヘッドが従来から提案されている。特許文献1には、複数のノズルのうち液体を噴射しないノズルについて、液体を噴射させずにノズル内の液面に振動(以下「微振動」という)を付与する構成が開示されている。液体噴射ヘッドを駆動する駆動信号には、微振動用の波形と液体を噴射させるための波形とが個別に含まれる。
しかし、特許文献1の技術では駆動信号の周期が長くなるという問題がある。また、微振動用の波形と液体を噴射させるための波形とを別系統の駆動信号に設定すると、駆動信号の信号数が増加するという問題がある。以上の事情を考慮して、本発明の好適な態様は、駆動信号の周期の短縮と駆動信号の信号数の削減とを両立することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の液体噴射装置は、圧力室内の液体をノズルから噴射させる駆動素子と、前記駆動素子に噴射波形を供給することで液体を前記ノズルから噴射させる動作と、前記噴射波形の一部を前記駆動素子に供給することで、前記ノズルから液体を噴射させずに当該ノズル内の液面を振動させる動作とを実行する駆動部とを具備する。
本発明の好適な態様に係る液体噴射装置の駆動方法は、圧力室内の液体をノズルから噴射させる駆動素子を具備する液体噴射装置の駆動方法であって、前記駆動素子に噴射波形を供給することで液体を前記ノズルから噴射させる動作と、前記噴射波形の一部を前記駆動素子に供給することで、前記ノズルから液体を噴射させずに当該ノズル内の液面を振動させる動作とを実行する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体噴射装置100を例示する構成図である。第1実施形態の液体噴射装置100は、液体の例示であるインクを媒体12に噴射するインクジェット方式の印刷装置である。媒体12は、典型的には印刷用紙であるが、樹脂フィルムまたは布帛等の任意の材質の印刷対象が媒体12として利用される。図1に例示される通り、液体噴射装置100には、インクを貯留する液体容器14が設置される。例えば液体噴射装置100に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、またはインクを補充可能なインクタンクが液体容器14として利用される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体噴射装置100を例示する構成図である。第1実施形態の液体噴射装置100は、液体の例示であるインクを媒体12に噴射するインクジェット方式の印刷装置である。媒体12は、典型的には印刷用紙であるが、樹脂フィルムまたは布帛等の任意の材質の印刷対象が媒体12として利用される。図1に例示される通り、液体噴射装置100には、インクを貯留する液体容器14が設置される。例えば液体噴射装置100に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、またはインクを補充可能なインクタンクが液体容器14として利用される。
図1に例示される通り、液体噴射装置100は、制御ユニット20と搬送機構22と移動機構24と液体噴射ヘッド26とを具備する。制御ユニット20は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路と半導体メモリー等の記憶回路とを含み、液体噴射装置100の各要素を統括的に制御する。搬送機構22は、制御ユニット20による制御のもとで媒体12をY方向に搬送する。
移動機構24は、制御ユニット20による制御のもとで液体噴射ヘッド26をX方向に往復させる。X方向は、媒体12が搬送されるY方向に交差する方向である。具体的には、X方向とY方向とは相互に直交する。第1実施形態の移動機構24は、液体噴射ヘッド26を収容する略箱型の搬送体242と、搬送体242が固定された搬送ベルト244とを具備する。なお、複数の液体噴射ヘッド26を搬送体242に搭載した構成、または、液体容器14を液体噴射ヘッド26とともに搬送体242に搭載した構成も採用され得る。
液体噴射ヘッド26は、液体容器14から供給されるインクを制御ユニット20による制御のもとで複数のノズルから媒体12に噴射する。搬送機構22による媒体12の搬送と搬送体242の反復的な往復とに並行して各液体噴射ヘッド26が媒体12にインクを噴射することで、媒体12の表面に所望の画像が形成される。
図2は、液体噴射装置100の機能に着目した構成図である。搬送機構22および移動機構24の図示は便宜的に省略した。制御ユニット20は、液体噴射ヘッド26が複数のノズルNの各々からインクを噴射する動作を制御する。具体的には、制御ユニット20は、ノズルからインクを噴射させるための各種の信号および電圧を生成して液体噴射ヘッド26に供給する。制御ユニット20が生成する信号および電圧については後述する。
第1実施形態の液体噴射ヘッド26は、相異なるノズルNに対応する複数の圧電素子38と、複数の圧電素子38の各々を駆動する駆動部62とを具備する。圧電素子38は、駆動素子の例示である。複数の圧電素子38の各々は、駆動部62から供給される出力信号Oに応じてインクを噴射する。なお、駆動部62を液体噴射ヘッド26の外部に設置することも可能である。
図3は、液体噴射ヘッド26の分解斜視図であり、図4は、図3におけるa−a線の断面図である。図3および図4に例示される通り、X-Y平面に垂直な方向を以下ではZ方向と表記する。各液体噴射ヘッド26によるインクの噴射方向がZ方向に相当する。X-Y平面は、例えば媒体12の表面に平行な平面である。
図3および図4に例示される通り、液体噴射ヘッド26は、Y方向に長尺な略矩形状の流路基板32を具備する。流路基板32のうちZ方向における負側の面上には、圧力室基板34と振動板36と複数の圧電素子38と筐体部42とが設置される。他方、流路基板32のうちZ方向における正側の面上には、ノズル板46と吸振体48とが設置される。液体噴射ヘッド26の各要素は、概略的には流路基板32と同様にY方向に長尺な板状部材であり、例えば接着剤を利用して相互に接合される。
図3に例示される通り、ノズル板46は、Y方向に配列する複数のノズルNが形成された板状部材である。各ノズルNは、インクが通過する貫通孔である。なお、流路基板32と圧力室基板34とノズル板46とは、例えばシリコン(Si)の単結晶基板をエッチング等の半導体製造技術により加工することで形成される。ただし、液体噴射ヘッド26の各要素の材料や製法は任意である。Y方向は、複数のノズルNが配列する方向とも換言され得る。
流路基板32は、インクの流路を形成するための板状部材である。図3および図4に例示される通り、流路基板32には、開口部322と供給流路324と連通流路326とが形成される。開口部322は、複数のノズルNにわたり連続するようにZ方向からの平面視でY方向に沿う長尺状の貫通孔である。他方、供給流路324および連通流路326は、ノズルN毎に個別に形成された貫通孔である。また、図4に例示される通り、流路基板32のうちZ方向における正側の表面には、複数の供給流路324にわたる中継流路328が形成される。中継流路328は、開口部322と複数の供給流路324とを連通させる流路である。
筐体部42は、例えば樹脂材料の射出成形で製造された構造体であり、流路基板32のうちZ方向における負側の表面に固定される。図4に例示される通り、筐体部42には収容部422と導入口424とが形成される。収容部422は、流路基板32の開口部322に対応した外形の凹部であり、導入口424は、収容部422に連通する貫通孔である。図4から理解される通り、流路基板32の開口部322と筐体部42の収容部422とを相互に連通させた空間が液体貯留室Rとして機能する。液体容器14から供給されて導入口424を通過したインクが液体貯留室Rに貯留される。吸振体48は、液体貯留室Rの壁面を構成する可撓性のフィルムであり、液体貯留室R内のインクの圧力変動を吸収する。
図3および図4に例示される通り、圧力室基板34は、相異なるノズルNに対応する複数の圧力室Cが形成された板状部材である。複数の圧力室Cは、Y方向に沿って配列する。各圧力室Cは、平面視でX方向に沿う長尺状の開口である。X方向の正側における圧力室Cの端部は平面視で流路基板32の1個の供給流路324に重なり、X方向の負側における圧力室Cの端部は平面視で流路基板32の1個の連通流路326に重なる。
圧力室基板34のうち流路基板32とは反対側の表面には振動板36が設置される。振動板36は、弾性的に変形可能な板状部材である。なお、所定の板厚の板状部材のうち圧力室Cに対応する領域について板厚方向の一部を選択的に除去することで、圧力室基板34と振動板36の一部または全部とを一体に形成してもよい。
図4から理解される通り、流路基板32と振動板36とは、各圧力室Cの内側で相互に間隔をあけて対向する。圧力室Cは、流路基板32と振動板36との間に位置し、当該圧力室C内に充填されたインクに圧力を付与するための空間である。液体貯留室Rに貯留されたインクは、中継流路328から各供給流路324に分岐して複数の圧力室Cに並列に供給および充填される。以上の説明から理解される通り、振動板36は、圧力室Cの壁面の一部を構成する。
図3および図4に例示される通り、振動板36のうち圧力室Cとは反対側の表面には、相異なるノズルNに対応する複数の圧電素子38が設置される。各圧電素子38は、振動板36を振動させるアクチュエーターであり、平面視でX方向に沿う長尺状に形成される。複数の圧電素子38は、複数の圧力室Cにそれぞれ対応するようにY方向に配列する。
図5は、任意の1個の圧電素子38の断面図である。図5に例示される通り、圧電素子38は、第1電極381と圧電体層382と第2電極383とが積層された薄膜型の圧電素子である。第1電極381は、圧電素子38毎に相互に離間して振動板36の面上に形成された個別電極である。駆動部62から出力された出力信号Oは第1電極381に供給される。圧電体層382は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛等の強誘電性の圧電材料により第1電極381の面上に形成される。第2電極383は、圧電体層382の面上に形成される。第1実施形態の第2電極383は、複数の圧電素子38にわたり連続する帯状の共通電極である。第2電極383には所定の基準電圧Vbsが印加される。
圧電素子38の変形に連動して振動板36が振動すると、圧力室C内の圧力が変動することで、圧力室Cに充填されたインクが連通流路326とノズルNとを通過して噴射される。図4に例示される通り、振動板36の表面には、例えば配線基板50が接合される。配線基板50は、制御ユニット20と液体噴射ヘッド26とを電気的に接続するための複数の配線が形成された実装部品である。図2の駆動部62は、例えばICチップの形態で配線基板50に実装される。例えばFPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)等の可撓性の配線基板50が好適に採用される。
図6は、制御ユニット20が生成する信号の説明図である。制御ユニット20から駆動部62に供給される駆動信号COMxは、液体噴射ヘッド26によるインクの噴射に利用される電圧信号である。具体的には、駆動部62から各圧電素子38に供給される出力信号Oの生成に駆動信号COMxが利用される。圧力室Cの容積は、駆動部62から供給される出力信号Oの電圧値に応じて変化する。具体的には、駆動部62から供給される電圧が低いほど圧力室Cの容積が増加し、駆動部62から供給される電圧が高いほど圧力室Cの容積が減少するように、圧電素子38は変位する。すなわち、圧電素子38の第1電極381の電圧が低下するほど圧力室C内の圧力は低下し、当該電圧が上昇するほど圧力室C内の圧力は上昇する。第1実施形態の駆動部62は、インクをノズルNから噴射させる噴射時と、インクをノズルNから噴射させない非噴射時とで異なる出力信号Oを圧電素子38に供給する。具体的には、噴射時にはノズルNからインクを噴射させる出力信号Oが圧電素子38に供給され、非噴射時にはノズルN内のインクを微振動させる出力信号Oが圧電素子38に供給される。
図6に例示される通り、第1実施形態の駆動信号COMxは、所定の電圧Vcを基準として電圧が変化する電圧信号であり、所定の周期T毎に噴射波形Wxを含む。噴射波形Wxは、ノズルNからインクを噴射させるパルス波形である。第1実施形態の噴射波形Wxは、第1波形W1と、第1波形W1の後に位置する第2波形W2とを含む。第1波形W1は、圧力室Cを膨張させた後に収縮させる波形である。他方、第2波形W2は、圧力室Cを収縮させた後に膨張させる波形である。
第1実施形態の第1波形W1は、区間Qa1と区間Qa2と区間Qa3とを、前方から後方にかけて以上の順番で包含する台形波である。区間Qa1は、所定の電圧Vcから低位側の電圧値VLまで電圧が経時的に低下する区間である。したがって、区間Qa1の供給により圧電素子38は圧力室Cを膨張させる。区間Qa2は、電圧が電圧値VLに保持される区間である。区間Qa3は、電圧が電圧値VLから電圧Vcまで経時的に上昇する区間である。すなわち、区間Qa1と区間Qa3とでは電圧が逆方向に変化する。したがって、区間Qa3の供給により圧電素子38は圧力室Cを収縮させる。図6に例示される通り、第2電極383に印加される基準電圧Vbsは、第1波形W1における電圧の変動範囲内の電圧(VL<Vbs<Vc)である。
第1実施形態の第2波形W2は、区間Qb1と区間Qb2と区間Qb3とを、前方から後方にかけて以上の順番で包含する台形波である。区間Qb1は、電圧Vcから高位側の電圧値VHまで電圧が経時的に上昇する区間である。したがって、区間Qb1の供給により圧電素子38は圧力室Cを収縮させる。区間Qb1における電圧の変化率は、区間Qa3における電圧の変化率よりも小さい。区間Qb2は、電圧が電圧値VHに保持される区間である。区間Qb3は、電圧が電圧値VHから電圧Vcまで経時的に低下する区間である。すなわち、区間Qb1と区間Qb3とでは電圧が逆方向に変化する。したがって、区間Qb3の供給により圧電素子38は圧力室Cを膨張させる。第1実施形態では、第2波形W2における電圧の変化幅P2(P2=VH−Vc)は、第1波形W1における電圧の変化幅P1(P1=Vc−VL)よりも小さい。なお、第1波形W1と第2波形W2とは、台形波に限定されない。例えば、矩形波を第1波形W1と第2波形W2として利用してもよい。
図6に例示される通り、第1波形W1と第2波形W2との間には電圧Vcに維持される区間(以下「中間区間」という)Wmが存在する。中間区間Wmは、第1波形W1の終点から第2波形W2の始点までの区間である。第1実施形態の噴射波形Wxは、第1波形W1と第2波形W2と中間区間Wmとで構成される。
図2に例示される通り、駆動部62には、駆動信号COMxのほかに、入力データDとクロック信号CKとラッチ信号LATと制御信号CHとが、制御ユニット20から供給される。複数のノズルNにそれぞれ対応する複数の入力データDが時系列に駆動部62に供給される。各ノズルNの入力データDは、当該ノズルNからインクを噴射するか否かを指示するデータである。クロック信号CKは、駆動信号COMxの1周期Tよりも十分に短い周期でレベルが変動する信号である。
図6には、ラッチ信号LATと制御信号CHとが図示されている。ラッチ信号LATは、駆動信号COMxの1周期Tに相当する周期でパルスが設定された信号である。図6に例示される通り、周期Tの始点おいてパルスが立ち上がるように設定される。ラッチ信号LATにおいて相前後する2個のパルスの間の期間が周期Tに相当する。図6に例示される通り、周期Tは第1期間T1と第2期間T2とに区分される。第2期間T2は第1期間T1の直後の期間である。前述の中間区間Wmは第1期間T1と第2期間T2との双方にわたる。制御信号CHは、第1期間T1と第2期間T2との境界点を指定する信号である。図6に例示される通り、制御信号CHが指定する境界点は、噴射波形Wxの中間区間Wmに位置する。具体的には、周期Tのうち第2期間T2の始点において、制御信号CHのパルスが立ち上がることで境界点が指定される。
図7は、駆動部62の構成を例示するブロック図である。図7に例示される通り、駆動部62は、シフトレジスター621とラッチ回路623とデコーダー625とスイッチ627xとを圧電素子38毎に具備する。シフトレジスター621は、クロック信号CKの周期毎に入力データDを後段にシフトすることで、圧電素子38毎に入力データDを分配する。ラッチ回路623は、シフトレジスター621から出力される入力データDを、ラッチ信号LATにより規定されるタイミングで取り込んで出力する。デコーダー625は、ラッチ回路623が出力する入力データDから選択信号Sxを生成する。ラッチ信号LATと制御信号CHとにより規定される時点において選択信号Sxのレベルが決定される。具体的には、各周期T内の第1期間T1および第2期間T2の各々の始点において選択信号Sxのレベルが決定される。
図8は、デコーダー625の動作を表す真理値表である。入力データDがインクの噴射を指示する場合、デコーダー625は第1期間T1および第2期間T2の双方において選択信号Sxをハイレベルに設定する。入力データDがインクの非噴射を指示する場合、デコーダー625は、第1期間T1では選択信号Sxをローレベルに設定し、第2期間T2では選択信号Sxをハイレベルに設定する。
図7に例示される通り、スイッチ627xは、デコーダー625の出力端子と圧電素子38の第1電極381との間に介在する。スイッチ627xの制御端子には、デコーダー625から出力された選択信号Sxが供給される。各スイッチ627xは、例えばトランスファーゲートで構成され、駆動信号COMxを圧電素子38に供給するか否かを選択信号Sxに応じて切替える。選択信号Sxがハイレベルに設定されている場合、スイッチ627xはオン状態に制御され、選択信号Sxがローレベルに設定されている場合、スイッチ627xはオフ状態に制御される。すなわち、選択信号Sxは、スイッチ627xのオン/オフを制御するための信号である。
図9は、噴射状態と非噴射状態との各々における出力信号Oの説明図である。入力データDがインクの噴射を指示する場合、第1期間T1および第2期間T2の双方においてスイッチ627xがオン状態に制御され、圧電素子38に駆動信号COMxが供給される。すなわち、1個の周期T内における第1波形W1と第2波形W2の双方を含む噴射波形Wxが出力信号Oとして圧電素子38に供給される。他方、入力データDがインクの非噴射を指示する場合、第2期間T2においてはスイッチ627xがオン状態に制御されることで圧電素子38に駆動信号COMxが供給され、第1期間T1ではスイッチ627xがオフ状態に制御されることで圧電素子38に対する駆動信号COMxの供給は停止される。したがって、第1期間T1内では電圧Vcに維持され、かつ、第2期間T2に第2波形W2を含む出力信号Oが、圧電素子38に供給される。すなわち、噴射波形Wxの一部である第2波形W2が圧電素子38に供給される。以上の説明から理解される通り、第1実施形態では、噴射波形Wxのうち制御信号CHにより指定される境界点の後方に位置する第2波形W2が圧電素子38に供給される。第1電極381に出力信号Oが供給されることで、圧電素子38が駆動される。
噴射波形Wxが圧電素子38に供給された場合、圧電素子38の変形に連動して圧力室C内の圧力が変動し、圧力室C内のインクが連通流路326を通過してノズルNから噴射される。すなわち、第1波形W1および第2波形W2の双方を含む噴射波形Wxは、ノズルNからインクを噴射させる波形である。他方、圧電素子38に第1波形W1が供給されずに第2波形W2が供給された場合、圧電素子38の変形に連動して圧力室C内の圧力は変動するが、ノズルNからインクは噴射されない。すなわち、第2波形W2は、ノズルNからインクを噴射させずに当該ノズルN内の液面に微振動を付与する。微振動によりインクが攪拌される結果、ノズルNの近傍にあるインクの増粘が低減される。以上の説明から理解される通り、駆動部62は、圧電素子38に噴射波形Wxを供給することでインクをノズルNから噴射させる動作と、噴射波形Wxの一部を圧電素子38に供給することで、ノズルN内の液面を微振動させる動作とを実行する。
第1実施形態では、液体をノズルNから噴射させるために利用される噴射波形Wxの一部を圧電素子38に供給することで、ノズルN内の液面が微振動する。したがって、微振動用の波形と噴射波形Wxとが1系統の駆動信号COMxに個別に設定される構成と比較して、駆動信号COMxの周期Tを短くすることができる。また、微振動用の波形と噴射波形Wxとが別系統の駆動信号に設定される構成と比較して、駆動信号の信号数を削減できる。以上の説明から理解される通り、液体をノズルNから噴射させるために利用される噴射波形Wxの一部を微振動用の波形として利用する第1実施形態の構成によれば、駆動信号の周期Tの短縮と、駆動信号の信号数の削減とを両立できる。
第1実施形態では、圧力室Cを膨張させた後に収縮させる第1波形W1と、当該第1波形W1の後に位置し、圧力室Cを収縮させた後に膨張させる第2波形W2とを噴射波形Wxが含み、当該第2波形W2が微振動のために利用される。すなわち、第2波形W2の前に第1波形W1が位置するから、第2波形W2における電圧の変化幅P2を抑制した場合でも噴射波形Wxの供給によりインクを噴射させることができる。また、第2波形W2における電圧の変化幅P2を抑制することで、微振動において第2波形W2の供給による誤噴射の可能性を低減できる。
第2波形における電圧の変化幅P2が第1波形W1における電圧の変化幅P1よりも小さい第1実施形態の構成によれば、微振動において第2波形W2の供給による誤噴射の可能性を低減できる。また、第2波形W2のうち圧力室Cを収縮させる区間Qb1における電圧の変化率が、第1波形W1のうち圧力室Cを収縮させる区間Qa3における電圧の変化率よりも小さいから、微振動において第2波形W2の供給による誤噴射の可能性を低減できる。
第1実施形態では、第1波形W1と第2波形W2との間に位置する定電圧の中間区間Wm内に、制御信号CHにより指定される境界点が位置するから、中間区間Wm内において境界点の時間軸上の位置に誤差が発生した場合でも、圧電素子38に対して第2波形W2の全体を適切に供給することが可能である。また、第1波形W1における電圧の変動範囲内の基準電圧Vbsが圧電素子38の第2電極383に供給されるから、インクの液面を適切に微振動させるための第2波形W2における電圧の変化幅P2を抑制することができる。したがって、特に微振動が継続する状態において消費電力を低減できる。
<第2実施形態>
第2実施形態について以下に説明する。なお、以下の各例示において機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第2実施形態について以下に説明する。なお、以下の各例示において機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第2実施形態では、2種類の駆動信号COMを利用して、相異なる複数の噴射量の何れかでノズルNからインクを噴射させる動作と、異なる複数の強度の何れかで微振動させる動作とを実行する。
図10は、第2実施形態の制御ユニット20が生成する駆動信号COMxおよび駆動信号COMyの説明図である。駆動信号COMxは第1実施形態と同様の信号である。図10に例示される通り、駆動信号COMyは、電圧Vcを基準として電圧が変化する電圧信号であり、噴射波形Wyを所定の周期T毎に含む。噴射波形Wyは、第3波形W3と中間区間Wmと第4波形W4とを前方から後方にかけて以上の順番で包含する。駆動信号COMyのうち第1期間T1に対応する区間に第3波形W3が含まれ、駆動信号COMyのうち第2期間T2に対応する区間に第4波形W4が含まれる。中間区間Wmは、電圧Vcに維持される区間である。噴射波形Wxの中間区間Wmと噴射波形Wyの中間区間Wmとは時間軸上で一致する。
第3波形W3は、区間Qc1と区間Qc2と区間Qc3とを、前方から後方にかけて以上の順番で包含する。区間Qc1は、電圧Vcから低位側の電圧値VLまで電圧が経時的に低下する区間である。区間Qc2は、電圧が電圧値VLに保持される区間である。区間Qc3は、電圧が電圧値VLから電圧Vcまで経時的に上昇する区間である。第3波形W3の区間Qc1および区間Qc3における電圧の変化率は、噴射波形Wxの第1波形W1の区間Qa1および区間Qa3における電圧の変化率よりも大きい。
第4波形W4は、区間Qd1と区間Qd2と区間Qd3とを、前方から後方にかけて以上の順番で包含する。区間Qd1は、電圧Vcから高位側の電圧値VHまで電圧が経時的に上昇する区間である。区間Qd1における電圧の変化率が区間Qc3における電圧の変化率よりも小さくなるように設定する。区間Qd2は、電圧が電圧値VHに保持される区間である。区間Qd3は、電圧が電圧値VHから電圧Vcまで経時的に低下する区間である。第4波形W4における電圧の変化幅P4(P4=VH−Vc)は、第3波形W3における電圧の変化幅P3(P3=Vc−VL)よりも小さい。第4波形W4は、噴射波形Wxの第2波形W2と同様に、ノズルN内のインクの微振動に利用される。第4波形W4の電圧の変化幅P4は、第2波形W2の電圧の変化幅P2よりも小さい。また、第4波形W4の区間Qd1および区間Qd3における電圧の変化率は、第2波形W2の区間Qb1および区間Qb3における電圧の変化率よりも小さい。
図11は、第2実施形態に係る駆動部62の一部の構成を例示するブロック図であり、図12は、デコーダー625の動作を表す真理値表である。なお、図11においてシフトレジスター621およびラッチ回路623の図示は便宜的に省略した。図11に例示される通り、第2実施形態のデコーダー625は、ラッチ回路623が出力する入力データDから選択信号Sxと選択信号Syとを生成する。選択信号Sxは、スイッチ627xをオン/オフするための信号であり、選択信号Syは、スイッチ627yをオン/オフするための信号である。第2実施形態の駆動部62は、駆動信号COMxを圧電素子38に供給するか否かを選択信号Sxに応じて切り換えるスイッチ627xと、駆動信号COMyを圧電素子38に供給するか否かを選択信号Syに応じて切り換えるスイッチ627yとを具備する。
図12に例示される通り、第2実施形態の入力データDは、噴射または非噴射を指示する。噴射については、相異なる複数の噴射量の何れかが入力データDにより指示される。具体的には、大ドット、中ドットおよび小ドットの何れかが指示される。他方、非噴射については、強度が異なる複数の微振動の何れかが入力データDにより指示される。具体的には、第1微振動と、第1微振動よりも弱い第2微振動との何れかが指示される。
第2実施形態の駆動部62は、入力データDに応じて、第1噴射動作と第2噴射動作と第3噴射動作と第1微振動動作と第2微振動動作との何れかを周期T毎に実行する。第1噴射動作では、駆動部62は、大ドットに相当する第1噴射量のインクをノズルNから噴射させる。具体的には、図12から理解されるように、第1期間T1においては、選択信号Sxがハイレベルに設定され、選択信号Syがローレベルに設定される。また、第2期間T2においては、選択信号Sxがハイレベルに設定され、選択信号Syがローレベルに設定される。したがって、第1期間T1では第1波形W1が圧電素子38に供給され、第2期間T2では第2波形W2が圧電素子38に供給される。
第2噴射動作では、中ドットに相当する第2噴射量のインクをノズルNから噴射させる。具体的には、図12から理解されるように、第1期間T1においては、選択信号Sxがハイレベルに設定され、選択信号Syがローレベルに設定される。また、第2期間T2においては、選択信号Sxがローレベルに設定され、選択信号Syがハイレベルに設定される。したがって、第1期間T1では第1波形W1が圧電素子38に供給され、第2期間T2では第4波形W4が圧電素子38に供給される。
第3噴射動作では、小ドットに相当する第3噴射量のインクをノズルNから噴射させる。具体的には、図12から理解されるように、第1期間T1においては、選択信号Sxがローレベルに設定され、選択信号Syがハイレベルに設定される。また、第2期間T2においては、選択信号Sxがハイレベルに設定され、選択信号Syがローレベルに設定される。したがって、第1期間T1では第3波形W3が圧電素子38に供給され、第2期間T2では第2波形W2が圧電素子38に供給される。
第1微振動動作では、図12から理解される通り、第1期間T1おいては、選択信号Sxおよび選択信号Syの双方がローレベルに設定される。第2期間T2においては、選択信号Sxはハイレベルに設定され、選択信号Syはローレベルに設定される。したがって、第2波形W2が圧電素子38に供給される。第2微振動動作では、図12から理解される通り、第1期間T1おいては、選択信号Sxおよび選択信号Syの双方がローレベルに設定される。第2期間T2においては、選択信号Sxはローレベルに設定され、選択信号Syはハイレベルに設定される。したがって、第4波形W4が圧電素子38に供給される。
以上の説明から理解される通り、第1噴射動作は、第1波形W1または第3波形W3と第2波形W2または第4波形W4との組合せを圧電素子38に供給することで、第1噴射量のインクをノズルNから噴射させる動作である。第2噴射動作は、第1波形W1または第3波形W3と第2波形W2または第4波形W4とについて第1噴射動作とは異なる組合せを圧電素子38に供給することで、第2噴射量のインクをノズルNから噴射させる動作である。第3噴射動作は、第1波形W1または第3波形W3と第2波形W2または第4波形W4とについて第1噴射動作および第2噴射動作とは異なる組合せを圧電素子38に供給することで、第3噴射量のインクをノズルNから噴射させる動作である。また、第1微振動動作は、噴射波形Wxの一部である第2波形W2を圧電素子38に供給することで圧力室C内に微振動を発生させる動作であり、第2微振動動作は、噴射波形Wyの一部である第4波形W4を圧電素子38に供給することで、第1微振動動作とは異なる強度の微振動を圧力室C内に発生させる動作である。
第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。第2実施形態では、2種類の噴射波形Wを利用することで、強度が相違する複数の微振動動作が可能である。
<変形例>
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。前述の各形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。なお、以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。前述の各形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。なお、以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)前述の各形態では、噴射波形Wxの一部である第2波形W2を微振動のために利用したが、噴射波形Wxの一部である第1波形W1を微振動のために利用してもよい。以上の説明から理解される通り、駆動部62は、噴射波形Wxの一部を圧電素子38に供給することでノズルN内の液面を微振動させる動作を実行する。ノズルN内の液面を微振動させることが可能であれば、噴射波形Wxのうち圧電素子38に供給する部分は任意である。なお、噴射波形Wyについても同様に、ノズルN内の液面を微振動させることが可能であれば、噴射波形Wyのうち圧電素子38に供給する部分は任意である。
(2)前述の各形態では、第1波形W1と第2波形W2と中間区間Wmとを噴射波形Wxが含んだが、噴射波形Wxの構成は以上の例示に限定されない。例えば、第1波形W1と第2波形W2と中間区間Wmとは異なる波形を噴射波形Wxが含んでもよい。また、中間区間Wmを省略してもよい。噴射波形Wyについても同様に、第2実施形態で例示した構成には限定されない。
(3)前述の各形態において、第1波形W1は区間Qa1−Qa3で構成されたが、第1波形W1の構成は以上の例示に限定されない。例えば、区間Qa1−Qa3以外の区間を第1波形W1が含んでもよい。同様に、第2波形W2、第3波形W3および第4波形W4についても前述の各形態で例示した構成に限定されない。
(4)圧力室Cの内部に圧力を付与する要素(駆動素子)は、前述の各形態で例示した圧電素子38に限定されない。例えば、加熱により圧力室Cの内部に気泡を発生させて圧力を変動させる発熱素子を駆動素子として利用することも可能である。以上の例示から理解される通り、駆動素子は、液体を噴射するための要素(典型的には圧力室Cの内部に圧力を付与する要素)として包括的に表現され、動作方式(圧電方式/熱方式)や具体的な構成の如何は不問である。
(5)前述の各形態では、圧電素子38に供給される駆動信号COMの電圧が低いほど圧力室Cが膨張する構成を例示したが、駆動信号COMの電圧の高低と圧力室Cの膨張/収縮との関係は以上の例示に限定されない。例えば、圧電素子38に供給される駆動信号COMの電圧が低いほど圧力室Cが収縮するように圧電素子38が変位する構成も採用される。
(6)前述の各形態では、第1電極381が個別電極であり第2電極383が共通電極である構成を例示したが、第1電極381を、複数の圧電素子38にわたり連続する共通電極とし、第2電極383を、圧電素子38毎に独立した個別電極としてもよい。また、第1電極381および第2電極383の双方を個別電極としてもよい。
(7)前述の各形態では、液体噴射ヘッド26を搭載した搬送体242を往復させるシリアル方式の液体噴射装置100を例示したが、複数のノズルNが媒体12の全幅にわたり分布するライン方式の液体噴射装置にも本発明を適用することが可能である。
(8)前述の各形態で例示した液体噴射装置100は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を噴射する液体噴射装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を噴射する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。
100…液体噴射装置、12…媒体、14…液体容器、20…制御ユニット、22…搬送機構、24…移動機構、242…搬送体、244…搬送ベルト、26…液体噴射ヘッド、32…流路基板、322…開口部、324…供給流路、326…連通流路、328…中継流路、34…圧力室基板、36…振動板、38…圧電素子、381…第1電極、382…圧電体層、383…第2電極、42…筐体部、422…収容部、424…導入口、46…ノズル板、48…吸振体、50…配線基板、62…駆動部。
Claims (8)
- 圧力室内の液体をノズルから噴射させる駆動素子と、
前記駆動素子に噴射波形を供給することで液体を前記ノズルから噴射させる動作と、前記噴射波形の一部を前記駆動素子に供給することで、前記ノズルから液体を噴射させずに当該ノズル内の液面を振動させる動作とを実行する駆動部と
を具備する液体噴射装置。 - 前記噴射波形は、前記圧力室を膨張させた後に収縮させる第1波形と、当該第1波形の後に位置し、前記圧力室を収縮させた後に膨張させる第2波形とを含み、
前記第2波形を前記噴射波形の一部として前記駆動素子に供給する
請求項1の液体噴射装置。 - 前記第2波形における電圧の変化幅は、前記第1波形における電圧の変化幅よりも小さい
請求項2の液体噴射装置。 - 前記第2波形のうち前記圧力室を収縮させる区間における電圧の変化率は、前記第1波形のうち前記圧力室を収縮させる区間における電圧の変化率よりも小さい
請求項2または請求項3の液体噴射装置。 - 前記噴射波形は、前記第1波形と前記第2波形との間に位置する定電圧の中間区間を含み、
前記駆動部は、前記噴射波形のうち制御信号により指定される境界点の後方に位置する前記第2波形を前記噴射波形の一部として前記駆動素子に供給し、
前記境界点は、前記中間区間に位置する
請求項2から請求項4の何れかの液体噴射装置。 - 前記噴射波形は、前記圧力室を膨張させた後に収縮させる第1波形と、当該第1波形の後に位置し、前記圧力室を収縮させた後に膨張させる第2波形とを含み、
前記第1波形を前記噴射波形の一部として前記駆動素子に供給する
請求項1の液体噴射装置。 - 前記駆動素子は、前記噴射波形が供給される第1電極と基準電圧が供給される第2電極とを含み、
前記基準電圧は、前記第1波形における電圧の変動範囲内の電圧である
請求項1から請求項6の何れかの液体噴射装置。 - 圧力室内の液体をノズルから噴射させる駆動素子を具備する液体噴射装置の駆動方法であって、
前記駆動素子に噴射波形を供給することで液体を前記ノズルから噴射させる動作と、前記噴射波形の一部を前記駆動素子に供給することで、前記ノズルから液体を噴射させずに当該ノズル内の液面を振動させる動作とを実行する
液体噴射装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
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JP2018223239A JP2020082597A (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 液体噴射装置および液体噴射装置の駆動方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023182036A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | 富士フイルム株式会社 | 吐出ヘッド制御装置、吐出ヘッド制御方法、プログラム及び液体吐出システム |
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2018
- 2018-11-29 JP JP2018223239A patent/JP2020082597A/ja active Pending
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