JP6379589B2 - 空気入りタイヤの加硫装置および方法 - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤの加硫装置および方法に関し、さらに詳しくは、追加のエネルギーを投入することなく加硫ブラダ内部の気体を循環させて、加硫ブラダ内部の気体温度の低下を抑えつつ加硫ブラダの上下温度差を低減させることができる空気入りタイヤの加硫装置および方法に関するものである。
モールド内部に設置されたグリーンタイヤに加硫ブラダを挿入し、この加硫ブラダにスチーム(加熱媒体)および窒素ガス(加圧媒体)を注入してグリーンタイヤを加硫する方法が知られている。スチームを用いる加硫方法では、加硫ブラダ内部に注入したスチームの一部が凝縮して、ドレーンとなって加硫ブラダ内部の下側に流れ落ちる。このドレーンによって加硫ブラダの下側の温度が低下する。
また、スチームと窒素ガスを用いる加硫方法では、スチームに比して窒素ガスの比重が大きいため、膨張した加硫ブラダの中では、上方にスチームが圧縮された状態で存在し、その下方に窒素ガスが存在した状態になる。そのため、加硫中の加硫ブラダでは、上側の温度が下側に比してより高くなって上下温度差が一段と拡大する。これらに起因して、加硫したタイヤでは、加硫した際の上下方向で加硫程度のばらつきが大きくなるという問題がある。
加硫装置としては、加硫ブラダの内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ラインを設け、この循環ラインを通じて加硫ブラダ内部の気体を循環させる構造が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。加硫ブラダ内部の気体を循環させることによって、加硫ブラダ内部には気流が生じるので上下温度差を小さくするには有利である。しかしながら、加硫ブラダ内部の気体をポンプやモータ等の駆動装置を使用して循環ラインに循環させると、駆動装置を駆動させるための追加のエネルギーが必要になるという問題がある。しかも、駆動装置は加熱を防止するためにある程度冷却する必要があるので、循環ラインを流れる気体の熱は、相対的に低温の駆動装置に奪われる。そのため、循環ラインを経て加硫ブラダ内部に流入した気体の温度は奪われた熱量の分だけ低下し、これに伴って加硫時間が増大する等の不具合が生じる。
特開昭62−33611号公報 特開平5−104542号公報
本発明の目的は、追加のエネルギーを投入することなく加硫ブラダ内部の気体を循環させて、加硫ブラダ内部の気体温度の低下を抑えつつ加硫ブラダの上下温度差を低減させることができる空気入りタイヤの加硫装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤの加硫装置は、モールド内部に配置されたグリーンタイヤに挿入される加硫ブラダと、この加硫ブラダの内部にスチームを注入するスチーム注入ラインと、前記モールドを加熱するスチームを流通させるスチーム流通ラインとを備えた空気入りタイヤの加硫装置において、前記加硫ブラダの内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ラインと、この循環ラインの途中に配置される循環ポンプと、前記加硫ブラダに注入されたスチームまたは前記スチーム流通ラインを流通したスチームの少なくとも一方のスチームから生じたドレーンが貯留される貯留部と、この貯留部に貯留されたドレーンを再蒸発させる再蒸発機構とを備え、前記貯留部に貯留されたドレーンを再蒸発させて得られたスチームを駆動源として前記循環ポンプを駆動させることにより、膨張している前記加硫ブラダの内部の気体を、前記循環ラインを通じて循環させる構成にしたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤの加硫方法は、モールド内部に配置されたグリーンタイヤに挿入した加硫ブラダを膨張させてグリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、前記加硫ブラダの内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ラインに循環ポンプを配置し、前記加硫ブラダに注入したスチームまたは前記モールドを加熱させるために流通させたスチームの少なくとも一方のスチームから生じたドレーンを再蒸発させ、この再蒸発により得られたスチームを駆動源として前記循環ポンプを駆動させることにより、膨張している前記加硫ブラダの内部の気体を、前記循環ラインを通じて循環させることを特徴とする。
本発明によれば、膨張している加硫ブラダの内部の気体を、加硫ブラダの内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ラインに配置した循環ポンプを駆動させて循環ラインを通じて循環させることで、加硫ブラダ内部に気流が生じるので上下温度差が低減して内部温度の均一化が促進される。この循環ポンプは、加硫ブラダに注入したスチームまたはモールドを加熱させるために流通させたスチームの少なくとも一方のスチームから生じたドレーンを再蒸発させることで得られたスチームを駆動源とするので、追加のエネルギーを投入する必要がない。また、スチームを駆動源とする循環ポンプなので電気駆動のポンプやモータのように冷却する必要がない。それ故、循環ラインを流れる気体の熱が循環ポンプによって奪われ難くなり、循環ラインを通じて加硫ブラダ内部に流入する気体の温度低下を防止するには有利になる。
本発明の空気入りタイヤの加硫装置の全体概要を例示する説明図である。 図1の循環ラインおよびその周辺を例示する説明図である。
以下、本発明の空気入りタイヤの加硫装置および方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示する本発明の空気入りタイヤの加硫装置1には、モールド13が取付けられる。この実施形態では、モールド13は、周方向に複数に分割された環状のセクタ13aと、上側に配置される環状のサイドプレート13b、下側に配置される環状のサイドプレート13cで構成されている。
この加硫装置1は、ゴム製の筒状の加硫ブラダ2と、加硫ブラダ2の内部にスチームSを注入するスチーム注入ライン6aと、窒素ガスNを注入する窒素ガス注入ライン6bと、モールド13を加熱するスチームSを流通させるスチーム流通ライン6cとを備えている。加硫ブラダ2の上側クランプ部3a、下側クランプ部3bはそれぞれ、中心機構4に取り付けられた円盤状の上側クランプ保持部5a、下側クランプ保持部5bにより保持される。中心機構4のセンターポストには、加硫ブラダ2の内部に加熱媒体となるスチームSおよび加圧媒体となる窒素ガスNを注入する注入口6が形成されている。この実施形態では注入口6は、後述する循環ライン出口7bとしても機能する。
注入口6には、スチーム供給源14に接続されるスチーム注入ライン6aと、窒素ガス供給源15に接続される窒素ガス注入ライン6bとが接続されている。スチーム注入ライン6a、窒素ガス注入ライン6bにはそれぞれ、開閉弁16b、16cが設けられている。それぞれの開閉弁16b、16cは制御装置により弁操作が制御される。図1では加硫ブラダ2の内部にスチームSおよび窒素ガスNが注入されて膨張した状態になっている。スチーム流通ライン6cは、モールド13に隣接する部材の内部に設けられていて、例えばスチーム注入ライン6aとは別系統になっている。
加硫装置1は、さらに加硫ブラダ2の内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ライン7と、循環ライン7の途中に配置される循環ポンプ11と、貯留部8と、この貯留部8に貯留されたドレーンDを再蒸発させる再蒸発機構9とを備えている。中心機構4のセンターポストには循環ライン入口7aが形成されている。この循環ライン入口7aは加硫ブラダ2の内部の下端部側の位置に配置されていて、注入口6(循環ライン出口7b)よりも下方に位置している。この実施形態の循環ライン7は循環ポンプ11を通過してスチーム注入ライン6a(窒素ガス注入ライン6b)と途中で合流している。そのため、循環ライン出口7bと注入口6とが共通になっているが、循環ライン7とスチーム注入ライン6a(窒素ガス注入ライン6b)とを合流させない構成にして循環ライン出口7bと注入口6とを別々にすることもできる。
貯留部8には、循環ライン7から分岐した再蒸発ライン10(10a、10b)が接続され、スチーム流通ライン6cから分岐した再蒸発ライン10cも接続されている。循環ライン7から分岐した再蒸発ライン10aとスチーム流通ライン6cから分岐した再蒸発ライン10cは、貯留部8の上端部(ドレーンDの上面よりも上側位置)に接続されている。貯留部8から循環ポンプ11に向かって延びる再蒸発ライン10bは、貯留部8の下端部(ドレーンDの水面よりも下方位置)に接続されている。再蒸発ライン10bは、貯留部8から循環ポンプ11を連通して延設されている。
貯留部8には、再蒸発ライン10aを通じて、加硫ブラダ2に注入されたスチームSから生じたドレーンDが貯留される。また、再蒸発ライン10cを通じて、モールド13を加熱したスチームSから生じたドレーンDが貯留部8に貯留される。前者のスチームSから生じたドレーンDだけ、或いは、後者のスチームSから生じたドレーンDだけを貯留部8に貯留する構成にすることもできる。即ち、両者のうち少なくとも一方のスチームSから生じたドレーンDが貯留部8に貯留される構成にする。
再蒸発ライン10bの貯留部8と循環ポンプ11との間には、再蒸発ライン10bを開閉する開閉弁16aが設けられている。この実施形態では、開閉弁16aが貯留部8に貯留されているドレーンDを再蒸発させる再蒸発機構9として機能する。
循環ポンプ11は、ハウジングの内部に配置される回転軸12と、回転軸12の両端部にそれぞれ固定された円柱状の回転フィン12a、12bとを有している。回転フィン12a、12bは、周方向に間隔をあけて配置された多数のフィンを備えている。一方の回転フィン12aが収容されている側のハウジングには循環ライン7が挿通している。他方の回転フィン12bが収容されている側のハウジングには再蒸発ライン10bが挿通している。この循環ポンプ11は言わば蒸気タービンであり、貯留部8に貯留されたドレーンDを再蒸発させて得られたスチームSを駆動源として駆動される。
回転軸12、回転フィン12a、12bなどの循環ポンプ11を構成する部材は、スチームSに接触する。そのため、これら部材は耐熱性に優れた材質(セラミックや耐熱金属など)を用いることが望ましい。
次に、本発明の空気入りタイヤの加硫方法の手順を説明する。本発明では、グリーンタイヤGをモールド13の内部に横置き状態で配置する。加硫ブラダ2はグリーンタイヤGの内側に挿入され、モールド13を閉型した状態にする。
次いで、開閉弁16bのみを開弁して、スチーム注入ライン6aを通じてスチーム供給源14から供給されたスチームSを加硫ブラダ2の内部に注入する。注入するスチームSの温度は例えば150℃〜250℃程度である。注入したスチームSにより加硫ブラダ2を所定内圧P1にして、グリーンタイヤGの内壁面に沿ってドーナツ状に膨張させる。
次いで、開閉弁16bを閉弁し開閉弁16cを閉弁して、窒素ガス注入ライン6bを通じて窒素ガスNを加硫ブラダ2の内部に注入して加硫ブラダ2を所定内圧P2に上昇させる。注入する窒素ガスNの温度は常温である。加硫ブラダ2に注入したスチームSの一部は、加硫ブラダ2の内部で凝縮して下方に流れ落ちてドレーンDになる。
次いで、例えば開閉弁16b、16cを閉弁した状態でグリーンタイヤGを加硫する。加硫ブラダ2の内部に生じたドレーンDは、循環ライン入口7aから循環ライン7に流入し、再蒸発ライン10aを通じて貯留部8に貯留される。一方、スチーム流通ライン6cを流通したスチームSから生じたドレーンDは、再蒸発ライン10cを通じて貯留部8に貯留される。
ここで、貯留部8に貯留されたドレーンDを再蒸発させる。この実施形態では、開閉弁16aを開弁して、貯留部8のドレーンDを減圧下(例えば大気圧下)に曝して再蒸発させる。加硫ブラダ2や再蒸発ライン10a、10cの内圧は例えば2MPaである。このドレーンDの再蒸発により得られたスチームSは、再蒸発ライン10bを通じて循環ポンプ11を通過して例えば大気開放される。この通過するスチームSを駆動源として循環ポンプ11を駆動させる。具体的には、再蒸発させたスチームSによって回転フィン12bを回転駆動させ、これに伴い、回転フィン12aを回転駆動させる。
循環ライン7は一方の回転フィン12aが収容されているハウジングを通過して延設されているので、回転フィン12aが回転駆動されることにより、循環ライン7の中の気体(スチームSと窒素ガスNの混合気体)が強制的に循環ライン7内を移動する。これにより、膨張している加硫ブラダ2の内部の気体(スチームSと窒素ガスNの混合気体)は、循環ライン入口7aから循環ライン7に流入し、循環ライン7に流入した気体は、膨張している加硫ブラダ2の内部に流入する。
このようにして、膨張している加硫ブラダ2の内部の気体は循環ライン7を通じて循環する。以後、予め設定された加硫時間が経過するまでこの状態を維持して、膨張している加硫ブラダ2によって、グリーンタイヤGの内周面を押圧してグリーンタイヤGをモールド13に押圧しつつ加熱する。循環ライン7を通じた気体の循環により、加硫ブラダ2の内部には気流が生じるので加硫ブラダ2の上下温度差が低減して内部温度の均一化が促進される。それ故、加硫したタイヤ品質の向上に寄与する。
循環ポンプ11は、加硫ブラダ2に注入したスチームSまたはモールド13を加熱させるために流通させたスチームSの少なくとも一方のスチームSから生じたドレーンDを再蒸発させることで得られたスチームSを駆動源とするので、追加のエネルギーを投入する必要がない。そして、この循環ポンプ11は、電気駆動のポンプやモータのように冷却する必要がない。それ故、循環ライン7を流れる気体の熱が循環ポンプ11に接触することによって奪われるという問題が生じ難くなる。したがって、循環ライン7を通じて加硫ブラダ2の内部に流入する気体の温度低下を防止するには有利になり、加硫時間の増大を回避することができる。
グリーンタイヤGを加硫する度に加硫ブラダ2の内部にはドレーンDが発生する。したがって、連続的に加硫を行なう場合は、前回までの加硫で発生して貯留部8に貯留されたドレーンDも使用して、循環ポンプ11を回転駆動させることができる。
貯留部8に貯留されたドレーンDを再蒸発させるには、上述した方法に限らず、その他の方法を用いることもできる。例えば、このドレーンDを、より高温の飽和水蒸気に直接接触させて再蒸発させることもできる。或いは、このドレーンDを、貯留部8のケーシングを隔てて、より高温の飽和水蒸気に間接的に接触させて再蒸発させることもできる。
循環ライン出口7bを循環ライン入口7aよりも上方の位置に配置すると、循環ライン7を経て加硫ブラダ2の内部に流入する気体によって、加硫ブラダ2の内部にはより広範囲に気流が生じる。それ故、加硫ブラダ2の上下温度差を小さくするには好ましい。循環ライン出口7bと循環ライン入口7aの上下間隔を大きくする程、加硫ブラダ2の内部に広範囲な気流を生じさせることができる。循環ライン出口7bの向き(加硫ブラダ2の内部への気体の流入方向)を水平よりも上向きすることによっても、加硫ブラダ2の内部に広範囲な気流を生じさせることができる。
一般的な乗用車用空気入りタイヤのグリーンタイヤのサンプルを横置き状態で、スチームおよび窒素ガスを用いて加硫する際に、図1に示した加硫装置と同等の装置を用いて、循環ラインの有無、循環装置の仕様を異ならせて同等条件設定にて加硫を行なった。
循環ラインが無い場合が比較例1、循環ラインが有り、循環装置が電気駆動ポンプの場合が比較例2、循環ラインが有り循環装置が図2に例示した循環ポンプの場合が実施例である。比較例1、2および実施例について、加硫終了直前の加硫ブラダ内部の気体温度と加硫ブラダの上下温度差を測定し、その結果を表1に示す。
Figure 0006379589
表1の結果から加硫ブラダ上下温度差については、実施例は比較例2と同性能であり、比較例1に比して優れていることが分かる。また、加硫ブラダ内部の気体の温度については、実施例は比較例1と概ね同等であり、比較例2に比して気体温度が低下しないので、エネルギーロスが小さく、また、加硫時間が増大しないので生産性に優れていることが分かる。また、比較例2は循環装置を駆動するために追加のエネルギーを投入する必要があるので、実施例に比して気体循環に要するエネルギーが多くなる。
1 加硫装置
2 加硫ブラダ
3a 上側クランプ部
3b 下側クランプ部
4 中心機構
5a 上側クランプ保持部
5b 下側クランプ保持部
6 注入口
6a スチーム注入ライン
6b 窒素ガス注入ライン
6c スチーム流通ライン
7 循環ライン
7a 循環ライン入口
7b 循環ライン出口
8 貯留部
9 再蒸発機構
10(10a、10b、10c) 再蒸発ライン
11 循環ポンプ
12 回転軸
12a、12b 回転フィン
13 モールド
13a セクタ
13b、13c サイドプレート
14 スチーム供給源
15 窒素ガス供給源
16a、16b、16c 開閉弁
G グリーンタイヤ

Claims (6)

  1. モールド内部に配置されたグリーンタイヤに挿入される加硫ブラダと、この加硫ブラダの内部にスチームを注入するスチーム注入ラインと、前記モールドを加熱するスチームを流通させるスチーム流通ラインとを備えた空気入りタイヤの加硫装置において、前記加硫ブラダの内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ラインと、この循環ラインの途中に配置される循環ポンプと、前記加硫ブラダに注入されたスチームまたは前記スチーム流通ラインを流通したスチームの少なくとも一方のスチームから生じたドレーンが貯留される貯留部と、この貯留部に貯留されたドレーンを再蒸発させる再蒸発機構とを備え、前記貯留部に貯留されたドレーンを再蒸発させて得られたスチームを駆動源として前記循環ポンプを駆動させることにより、膨張している前記加硫ブラダの内部の気体を、前記循環ラインを通じて循環させる構成にしたことを特徴とする空気入りタイヤの加硫装置。
  2. 膨張している前記加硫ブラダの内部の気体を前記循環ラインに流入させる循環ライン入口が前記加硫ブラダの下側クランプ部を保持する円盤状の下側クランプ保持部の近傍の上方位置で前記加硫ブラダ内部の位置に配置され、前記循環ラインに流入させた気体を循環ラインから前記加硫ブラダの内部に流入させる循環ライン出口が前記循環ライン入口よりも上方の位置に配置される請求項1に記載の空気入りタイヤの加硫装置。
  3. 前記再蒸発機構により、前記貯留部に貯留されたドレーンを減圧下に曝すことにより再蒸発させる構成にした請求項1または2に記載の空気入りタイヤの加硫装置。
  4. モールド内部に配置されたグリーンタイヤに挿入した加硫ブラダを膨張させてグリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、前記加硫ブラダの内部から外部に延設されて再び内部に戻る循環ラインに循環ポンプを配置し、前記加硫ブラダに注入したスチームまたは前記モールドを加熱させるために流通させたスチームの少なくとも一方のスチームから生じたドレーンを再蒸発させ、この再蒸発により得られたスチームを駆動源として前記循環ポンプを駆動させることにより、膨張している前記加硫ブラダの内部の気体を、前記循環ラインを通じて循環させることを特徴とする空気入りタイヤの加硫方法。
  5. 膨張している前記加硫ブラダの内部の気体を、前記加硫ブラダの下側クランプ部を保持する円盤状の下側クランプ保持部の近傍の上方位置で前記加硫ブラダ内部の位置に配置した循環ライン入口から前記循環ラインに流入させ、この循環ラインに流入させた気体を、前記循環ライン入口よりも上方の位置に配置した循環ライン出口から加硫ブラダの内部に流入させる請求項4に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
  6. 前記少なくとも一方のスチームから生じたドレーンを減圧下に曝すことにより再蒸発させる請求項4または5に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
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